JP2013103071A - 遊技者管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の動向を遊技場にて好適に管理し易くする。
【解決手段】管理装置8は、位置センサ13が検出した遊技者の歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者がそれまで遊技を行っていた移動元遊技機を特定すれば、その歩行軌跡情報に基づいて遊技者の個人データを更新し、歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者の移動元遊技機を特定し得ず顔データに基づいて既に個人データが登録済の遊技者のうち何れの遊技者が遊技を開始したかを特定すれば、今回遊技を開始した遊技データを対応付けて遊技者の個人データを更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の遊技機が設置された遊技場に来場した遊技者を管理する遊技者管理装置に関する。
従来より、例えば各遊技機に対応してカメラを設け、そのカメラにより撮像した顔画像と遊技データとを対応付け、遊技者毎の遊技データを管理する技術が知られている(例えば特許文献1)。これにより、遊技者の動向を遊技場にて管理することができる。
特開2001−162011号公報
しかしながら、撮像した顔画像が不鮮明であると、遊技者を特定することができなかったり、似た顔の遊技者を別人であるにも関わらず同一人物と判定してしまったりすることがある。したがって、遊技者の動向を遊技場にて管理する上で未だ改善の余地がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者の動向を遊技場にて好適に管理し易くすることができる遊技者管理装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明は、複数の遊技機が設置された遊技場において、当該遊技機にて遊技を行っている遊技者を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像結果から抽出した遊技者を識別可能な情報である識別情報と、その遊技者が遊技を行った遊技機とを対応付けた個人データを記憶する個人データ記憶手段と、遊技者の歩行軌跡の情報である歩行軌跡情報を特定する軌跡情報特定手段と、前記歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者がそれまで遊技を行っていた遊技機である移動元遊技機を特定した場合、その移動元遊技機から今回遊技を開始した遊技機に当該遊技者が移動してきたものとして前記個人データを更新する第1個人データ更新手段と、前記歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者の前記移動元遊技機を特定し得なかった状況下において、前記識別情報に基づいて既に前記個人データが登録済の遊技者のうち何れの遊技者が遊技を開始したかを特定した場合、今回遊技を開始した遊技機の情報を対応付けて当該遊技者の前記個人データを更新する第2個人データ更新手段と、前記歩行軌跡情報及び前記識別情報の何れに基づいても今回遊技を開始した遊技者の前記移動元遊技機を特定し得なかった場合、その遊技者の個人データを新たに前記個人データ記憶手段に登録する個人データ新規登録手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記撮像手段は、各遊技機に対応して設けられており、対応する遊技機にて遊技を行う遊技者を撮像するものであり、前記複数の遊技機のうち一部の遊技機に対応して設けられた前記撮像手段は、遊技者を第1方向から撮像するものである一方、残りの遊技機のうち少なくとも一部の遊技機に対応して設けられた前記撮像手段は、遊技者を前記第1方向とは異なる第2方向から撮像するものであり、前記第1個人データ更新手段は、前記歩行軌跡情報に基づいて、前記第1方向から撮像する前記撮像手段が対応する遊技機から前記第2方向から撮像する前記撮像手段が対応する遊技機に、既に前記第1方向から撮像した撮像結果から抽出した識別情報を対応付けた個人データが登録済の遊技者が移動してきたことを特定した場合、その個人データに、前記第1方向から撮像した撮像結果から抽出した識別情報を削除することなく前記第2方向から撮像した撮像結果から抽出した識別情報を対応付けることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記個人データ新規登録手段は、遊技者が遊技を開始した場合に前記歩行軌跡情報に基づいて前記移動元遊技機を特定し得ず、且つ前記撮像手段の撮像結果から前記識別情報を抽出し得なかった場合、前記識別情報が対応付いていない状態にて前記個人データを作成するものであり、前記第1個人データ更新手段は、前記歩行軌跡情報に基づいて前記識別情報が対応付いていない個人データの遊技者が移動してきたことを特定した状況下において、前記撮像手段の撮像結果から前記識別情報を抽出し得た場合、その識別情報を対応付けて当該個人データを更新することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記軌跡情報特定手段は、レーザー光を照射すると共に、反射して戻ってきたレーザー光を検出することで遊技者の位置及び前記歩行軌跡情報を特定することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、遊技者が移動した場合に、歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者がそれまで遊技を行っていた遊技機である移動元遊技機を特定すれば、その移動元遊技機から今回遊技を開始した遊技機に当該遊技者が移動してきたものとして個人データを更新し、歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者の移動元遊技機を特定し得ず識別情報に基づいて既に個人データが登録済の遊技者のうち何れの遊技者が遊技を開始したかを特定すれば、今回遊技を開始した遊技機の情報を対応付けて当該遊技者の個人データを更新し、歩行軌跡情報及び識別情報の何れに基づいても今回遊技を開始した遊技者の移動元遊技機を特定し得なければ、その遊技者の個人データを新たに登録するようにし、即ち、歩行軌跡情報及び識別情報のうち歩行軌跡情報に基づく個人データの更新を優先するようにした。
即ち、撮像手段の撮像結果から抽出した遊技者を識別可能な情報である識別情報に基づいて遊技者を特定した場合でも、遊技者の表情や姿勢により、同一人物を別人であると判定してしまったり別人を同一人物であると判定したりする虞があるが、歩行軌跡情報を特定することができていれば、遊技者の移動(何れの遊技機から移動してきた遊技者であるか)を正確に特定することができ、遊技者の移動を歩行軌跡情報に基づいて管理することで正確な遊技データを得ることができる。その一方で、何らかの要因で(例えば玉箱が置かれていたりする等)、歩行軌跡情報を特定し得ないことも想定されるが、この場合には識別情報に基づいて遊技者を特定することで、遊技者の移動を歩行軌跡情報に基づいて特定することができなかった場合でも、遊技者の移動を識別情報に基づいて特定することができる。このように遊技者の移動を歩行軌跡情報に基づいて特定することを優先し、歩行軌跡情報に基づいて特定することができなかった場合の保険として遊技者の移動を識別情報に基づいて特定することで、遊技者の移動を特定することができない頻度を低減することができ、遊技者の動向を遊技場にて好適に管理し易くすることができる。
請求項2に記載した発明によれば、撮像手段の設置位置が遊技機により異なると遊技者の撮像角度が異なり、遊技者の撮像角度が異なると撮像結果が異なり易く、同一人物を別人と判定する頻度が高くなる虞があるが、歩行軌跡情報に基づいて何れの遊技機から移動してきたかを特定した場合、第1方向から撮像した撮像結果に基づく識別情報と、第2方向から撮像した撮像結果に基づく識別情報とをそれぞれ同一の個人データに対応付けることができ、同一人物であるにも関わらず撮像方向が異なるために別人として特定してしまうことを未然に回避することができ、顔認証の精度を高めることができる。
請求項3に記載した発明によれば、識別情報を特定していない個人データを登録したとしても、歩行軌跡により個人データを更新することができ、その後に識別情報を特定すれば、それまで更新した個人データに識別情報を対応付けることができる。例えば遊技者の姿勢や撮像手段の不具合等により識別情報を特定し得ないことが想定されるが、歩行軌跡により個人データを更新した後に、その更新した個人データに識別情報を後から対応付けることができ、遊技者の動向を遊技場にてより好適に管理し易くすることができる。
請求項4に記載した発明によれば、レーザー光を用いて、遊技者の位置及び歩行軌跡情報を特定することができる。
本発明の一実施形態による管理装置を含む全体を概略的に示す図 管理装置の機能ブロック図 遊技者レコード管理処理を示すフローチャート 遊技者の位置を位置センサにより特定する態様を示す図 遊技者の移動を位置センサにより特定する態様を示す図 遊技者の個人データを示す図(その1) 遊技者の個人データを示す図(その2) 遊技者の個人データを示す図(その3)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、遊技者管理システム1(遊技者管理装置に相当)の全体構成を概略的に示している。遊技場内には複数台のパチンコ機2及び複数台のスロットマシン3が設置されており、各パチンコ機2に1対1に対応して貸出装置4が設置されており、各スロットマシン3に1対1に対応して貸出装置5が設置されている。パチンコ機2及びスロットマシン3は遊技機に相当する。パチンコ機2及び貸出装置4は、2台ずつ中継装置6に接続されており、スロットマシン3及び貸出装置5は、2台ずつ中継装置7に接続されている。
パチンコ機2や貸出装置4等から出力される遊技信号は、中継装置6を介して管理装置8に送信され、スロットマシン3や貸出装置5から出力される遊技信号は、中継装置7を介して管理装置8に送信される。管理装置8は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、LAN9を介して中継装置6及び中継装置7に接続されていると共に、遊技場の管理者が操作するマウス10やキーボード11が接続されていると共に、モニタ12や図示しないプリンタ等が接続されている。又、遊技場内には、遊技場内における遊技者の位置及び遊技者の移動を検出するための複数の位置センサ13(軌跡情報特定手段に相当)が設置されている。位置センサ13は、LAN9を介して管理装置8に接続されている。尚、図1では図示を省略したが、遊技場内には計数装置やPOS端末も設置されており、それら計数装置やPOS端末も、LAN9を介して管理装置8に接続されている。
パチンコ機2は、玉を盤面に発射するためのハンドル2a、玉を入賞させるための普図入賞口2b及び始動口2c、玉の入賞に応じて表示図柄(役物)が変動する液晶表示部2d、大当たり時に開放する大入賞口2e、受皿2f、保留数表示部2g、受皿2fから溢れた玉を一時的に貯留する下玉受皿2h、下玉受皿2hからの玉を受ける可動玉受皿2i及び案内腕2j等を備えている。
パチンコ機2は、始動口2cへの玉の入賞(始動入賞)に応じて予め設定されている当選確率(大当たり確率)で大当たり抽選を行い、その抽選結果に基づき所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部2dにて実行し、液晶表示部2dに停止表示された図柄が大当たり図柄の場合に大当たり状態を発生させる。尚、始動口2cは、普図入賞口2bへの入賞に伴って行われる普図抽選の抽選結果により入賞率が変動する所謂電チュータイプの入賞口である。
又、パチンコ機2は、図柄変動中に発生した始動入賞に対応する図柄変動を、予め設定された上限値(例えば4個)まで保留可能に構成されている。保留された図柄変動は、その保留数が保留数表示部2gに表示されると共に、実行中の図柄変動の終了後に順次実行される。パチンコ機2は、大当たりに当選して大当たり状態が発生すると、対応するラウンド数に応じた回数分だけ大入賞口2eを開放する。この場合、大当たり状態の終了後に所謂確率変動状態や時短状態となる構成であっても良い。大当たり時に払出された玉は、受皿2fから溢れると下玉受皿2hに一旦貯留され、遊技者の操作により可動玉受皿2iに導かれる。可動玉受皿2iに導かれた玉は、案内腕2jを経由して貸出装置4に送られる。尚、案内腕2jは、旋回可能に設けられている。
貸出装置4は、遊技データ等を表示するタッチパネル式の液晶表示部4a、パチンコ機2に玉を払出す玉払出口4b、遊技者が貨幣(対価)を投入する貨幣投入口4c、顔認証カメラ4d(撮像手段に相当)、カード挿入口4e、計数部4f及び発行釦4g等を備えている。液晶表示部4aには、遊技者による遊技の進行に伴って、図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の周知の遊技データが表示される。遊技者が貨幣投入口4cに貨幣を投入すると、投入した貨幣に応じた数の玉が玉払出口4bからパチンコ機2の受皿2fに払出される。
このように構成されたパチンコ機2、貸出装置4及び周辺機器は、以下に示す遊技信号を出力する。
「アウト信号」:使用玉を回収する図示しないアウトBOXから出力される使用遊技価値(使用媒体数、アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、パチンコ機2から直接出力される信号であっても良い。
「セーフ信号」:パチンコ機2から出力される払出遊技価値(払出媒体数、セーフ)を特定可能な信号である。払出玉数10玉に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。尚、補給装置(図示省略)から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
「始動入賞信号」:パチンコ機2から出力される始動口2cへの入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。始動口2cへの入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の入力に応じて始動入賞を特定する。
「図柄変動信号」:パチンコ機2から出力される始動口2cへの始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、信号入力に応じて図柄変動(スタート)を特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であっても良い。
「大当たり信号」:パチンコ機2から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号受信中を大当たり状態中として特定する。
「売上信号」:貸出装置4から出力される売上額を特定可能な信号である。遊技者に対する貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、売上信号数×25を貸出玉数として特定し、その貸出玉数に貸出単価(例えば4円)を乗じた値を売上額として特定する。
「再遊技信号」:貸出装置4から出力される再遊技玉数を特定可能な信号である。遊技者が遊技により獲得した玉のうち貸出装置4の計数部4fにて計数した計数玉(獲得玉)を対価として払出される玉1玉に対して1パルスが出力されるので、再遊技信号数×1を再遊技玉数として特定する。
スロットマシン3は、遊技者がリールを視認可能な表示窓3a、有効化された入賞ラインを示す有効ライン表示部3b、表示パネル3c、クレジットメダルの投入を行うクレジットボタン3d、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン3e、メダルを投入するメダル投入口3f、スタートレバー3g及び左ストップボタン3h、中ストップボタン3i、右ストップボタン3j、受皿3k等を備えている。
スロットマシン3は、メダルが投入された状態でスタートレバー3gが操作されると(ゲーム開始操作が行われると)、各リールを始動(回転)させ、発生する乱数の中から1つの乱数を抽出して内部抽選を実行すると共に、内部当選役がある場合には当該内部当選役に対応するフラグを成立させ、この状態で各ストップボタン3h〜3jが操作されると、対応するリールの回転を停止させる。続いて、内部当選役のフラグに応じて各リールの停止位置を決定するための図示しない停止テーブルに基づいて、所謂引込制御(すべり制御)を含む停止制御(各リールを内部当選役フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止表示させる制御)を実行する。引込制御は、各ストップボタン3h〜3jの操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(最大で4図柄まで)にある図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。尚、内部当選役フラグに対応する図柄が引込範囲内に存在しないときは、その図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させることができないので、入賞が発生せず、所謂取りこぼしとなる。
貸出装置5は、動作状態を示す動作ランプ5a、遊技者が貨幣(対価)を投入する貨幣投入口5b、メダルを払出す払出口5c、顔認証カメラ5d等を備えている。遊技者が貨幣投入口5bに貨幣を投入すると、投入した貨幣に応じた数のメダルがメダル払出口5cから払出される。
このように構成されたスロットマシン3及び貸出装置5は、以下に示す遊技信号を出力する。
「アウト信号」:スロットマシン3から出力される使用遊技価値(使用媒体数、アウト)を特定可能な信号である。ゲームの開始操作に応じてBET状態のメダル数(3枚又は1枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1をアウトとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも対応分が出力される。
「セーフ信号」:スロットマシン3から出力される払出遊技価値(払出媒体数、セーフ)を特定可能な信号である。メダルが1枚払出される毎に1パルスが出力されるので、セーフ信号数×1をセーフとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分が出力される。
「BB信号」:スロットマシン3から出力されるBB(ビッグボーナス)状態を特定可能な信号である。BB状態中にレベル出力されるので、BB信号受信中をBB状態中として特定する。
「RB信号」:スロットマシン3から出力されるRB(レギュラーボーナス)状態を特定可能な信号である。RB状態中にレベル出力されるので、RB信号受信中をRB状態中として特定する。
「売上信号」:貸出装置5から出力される売上額を特定可能な信号である。遊技者に対する貸出メダル5枚毎に1パルスが出力されるので、売上信号数×5を貸出メダル数として特定し、その貸出メダル数に貸出単価(例えば20円)を乗じた値を売上額として特定する。
上記した構成において、パチンコ機2に対応して設けられている貸出装置4の顔認証カメラ4dは、例えば周知のCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を有しており、対応するパチンコ機2に着席した遊技者の顔を所定周期毎に(4秒毎に)撮像する。即ち、顔認証カメラ4dは、対応するパチンコ機2にて遊技を行う遊技者を撮像して顔画像(撮像結果に相当)を取得し、その取得した顔画像を中継装置6を介して管理装置8に送信する。尚、顔認証カメラ4dは、遊技者の顔を所定周期毎に撮像するものに限らず、遊技者の顔を連続して撮像する(撮像し続ける)ものであっても良い。
スロットマシン3に対応して設けられている貸出装置5の顔認証カメラ5dは、貸出装置4の顔認証カメラ4dと同様に例えば周知のCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を有しており、対応するスロットマシン3に着席した遊技者の顔を所定周期毎に(4秒毎に)撮像する。即ち、顔認証カメラ5dは、対応するスロットマシン3にて遊技を行う遊技者を撮像して顔画像(撮像結果に相当)を取得し、その取得した顔画像を中継装置7を介して管理装置8に送信する。尚、顔認証カメラ5dも、遊技者の顔を所定周期毎に撮像するものに限らず、遊技者の顔を連続して撮像する(撮像し続ける)ものであっても良い。
パチンコ機2に対応して設けられている顔認証カメラ4dとスロットマシン3に対応して設けられている顔認証カメラ5dとでは、遊技を行う遊技者に対する設置位置が異なる。顔認証カメラ4dは、パチンコ機2にて遊技を行う遊技者から見て左側で、顔と略同じ高さに設置されているので、パチンコ機2にて遊技を行う遊技者を左前方から撮像し、遊技者を左前方から見た顔画像を取得することになる。一方、顔認証カメラ5dは、スロットマシン3にて遊技を行う遊技者から見て右側で、顔よりも高い部位に設置されているので、スロットマシン3にて遊技を行う遊技者を右前上方から撮像し、遊技者を右前上方から見た顔画像を取得することになる。即ち、顔認証カメラ4dがパチンコ機2にて遊技を行う遊技者を撮像する方向と、顔認証カメラ5dがスロットマシン3にて遊技を行う遊技者を撮像する方向とは、複数の遊技機のうち一部の遊技機に対応して設けられた撮像手段が遊技者を撮像する第1方向と、残りの遊技機のうち少なくとも一部の遊技機に対応して設けられた撮像手段が遊技者を撮像する第2方向との関係にある。
複数の位置センサ13は、遊技場内における遊技者の位置及び遊技者の移動を広範囲で検出可能となるように、図4及び図5に示すように、遊技者が移動する範囲である遊技島同士の間の通路や壁面と遊技島との間の通路を見通せる位置に設置されている。各位置センサ13は、レーザー光を照射する照射部と、照射したレーザー光が物体に当たって反射して戻ってきたレーザー光を検出する検出部とを有する。各位置センサ13は、遊技場内を移動する遊技者の足にレーザー光が当たるように床から約10[cm]の高さの水平面にレーザー光を照射するように設置されており、遊技者の足に当たって反射して戻ってきたレーザー光を検出すると、反射時刻と反射された点群の位置情報とに基づいて点群のクラスタリングを行って遊技者を抽出し、一組の足と見做し得る点クラスタの連続した空間座標を一人の遊技者の歩行軌跡(移動軌跡)として特定する。そして、各位置センサ13は、特定した遊技者の歩行軌跡を歩行軌跡情報として管理装置8に送信する。尚、位置センサ13は、遊技島の同じ側を移動する遊技者の移動を検出するのみでなく、自身を除く他の位置センサ13と連携して歩行軌跡情報を送受信する(遊技者の位置情報を授受する)ことで、遊技島の一方側から他方側へ移動する遊技者の移動や、遊技島を移動する遊技者の移動をも検出する。
図2は、管理装置8の構成を示す機能ブロック図である。管理装置8は、CPU8a、ROM8b、RAM8c、上記した遊技信号、顔認証カメラ4dが取得した顔画像、顔認証カメラ5dが取得した顔画像、位置センサ13が特定した遊技者の歩行軌跡を示す歩行軌跡情報等の各種の情報の送受信を行う入力手段である入出力部8d、顔画像に対応する顔データやコンピュータプログラム等を記憶するための大容量の記憶装置であるHDD8e等を備えたコンピュータで構成されている。又、管理装置8は、本発明に関連して、個人データ記憶部8f(個人データ記憶手段に相当)、第1個人データ更新部8g(第1個人データ更新手段に相当)、第2個人データ更新部8h(第2個人データ更新手段に相当)、個人データ新規登録部8i(個人データ新規登録手段に相当)を備えている。これら個人データ記憶部8f、第1個人データ更新部8g、第2個人データ更新部8h、個人データ新規登録部8iは、何れもCPU8aにより実行されるコンピュータプログラムによりソフトウェア的に実現されている。
管理装置8は、例えばHDD8eに記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、入出力部8dに入力されるパチンコ機2、貸出装置4、スロットマシンン3、貸出装置5等からの遊技信号に基づいて、パチンコ機2やスロットマシンン3の稼動状態を特定すると共に、パチンコ機2毎の遊技データ、スロットマシンン3毎の遊技データ、パチンコ機2が属する機種毎の遊技データ、スロットマシンン3が属する機種毎の遊技データを算出して管理する。
管理装置8は、顔認証する機能として以下に示す処理を行う。即ち、管理装置8は、顔認証カメラ4dや顔認証カメラ5dが撮像した顔画像から遊技者を識別可能な顔データ(識別情報に相当)を抽出し、その抽出した遊技者を識別可能な顔データと、その遊技者が遊技を行ったパチンコ機2やスロットマシン3における遊技データとを対応付けて個人データとして記憶する。そして、管理装置8は、顔認証カメラ4dや顔認証カメラ5dが遊技者を撮像したことに応じて個人データを検索し、例えば輪郭抽出や特徴点の抽出(例えば目や鼻の形、皺の位置の抽出)等の画像処理を行うことで、顔認証カメラ4dや顔認証カメラ5dが撮像した遊技者の顔データと既に個人データとして記憶している顔データとを照合し、それらの顔データが同一人物のものであるか否かを一致率に基づいて判定し、その遊技者の顔データが既に個人データとして記憶しているか否かを判定する。
管理装置8は、顔認証カメラ4dや顔認証カメラ5dが撮像した遊技者の顔データと既に個人データとして記憶している顔データとの一致率が所定値以上であれば、遊技者の顔データが既に個人データとして記憶している顔データと一致すると判定し、個人データが記憶済である記憶済遊技者に対応していると特定し、その記憶済遊技者が今回遊技を行ったパチンコ機2やスロットマシン3の遊技データを対応付けて、その記憶済遊技者の個人データを更新する。一方、管理装置8は、顔認証カメラ4dや顔認証カメラ5dが撮像した遊技者の顔データと既に個人データとして記憶している顔データとの一致率が所定値未満であれば、遊技者の顔データが既に個人データとして記憶している顔データと一致しないと判定し、個人データが未記憶である未記憶遊技者に対応していると特定し、その未記憶遊技者に対応した個人データを新たに登録する。
第1個人データ更新部8gは、位置センサ13から受信した歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者がそれまで遊技を行っていた遊技機である移動元遊技機を特定した場合に、その移動元遊技機から今回遊技を開始した遊技機に当該遊技者が移動してきたものとして個人データを更新する。第2個人データ更新部8hは、位置センサ13から受信した歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者の移動元遊技機を特定し得なかった状況下において、顔データに基づいて既に個人データが登録済の遊技者のうち何れの遊技者が遊技を開始したかを特定した場合に、今回遊技を開始した遊技機の遊技データを対応付けて当該遊技者の個人データを更新する。個人データ新規登録部8iは、歩行軌跡情報及び顔データの何れに基づいても今回遊技を開始した遊技者の移動元遊技機を特定し得なかった場合に、その遊技者の個人データを新たに登録する。
次に、上記した構成の作用について、図3乃至図8をも参照して説明する。
管理装置8は、上記した遊技データの集計等に加えて、図3に示す遊技者レコード管理処理を行う。尚、これらの処理は上記した個人データ記憶部8f、第1個人データ更新部8g、第2個人データ更新部8h、個人データ新規登録部8i等が行う処理であるが、説明を簡略化するために以下では主体を管理装置8とし、管理装置8が行う処理であるとして説明する。
管理装置8は、遊技者レコード管理処理を開始すると、遊技者の遊技開始を特定したか否かを判定する(S1)。具体的には、管理装置8は、例えば顔認証カメラ4dや顔認証カメラ5dが遊技者の撮像を開始したこと、アウト信号等のパチンコ機2やスロットマシン3の稼動状態を特定可能な稼動信号の入力を開始したこと、会員カード又は金額情報が記憶されたカード等のカード挿入口4eへの挿入状態の検出を開始したこと等に基づいて、遊技者の遊技開始を特定したか否かを判定する。
管理装置8は、遊技者の遊技開始を特定したと判定すると(S1:YES)、遊技を開始した遊技者が歩行軌跡特定遊技者であるか否かを判定する(S2)。歩行軌跡特定遊技者とは、位置センサ13からの歩行軌跡情報に基づいて移動元遊技機を特定し得る遊技者である。管理装置8は、遊技を開始した遊技者が当日に最初に遊技を行った遊技者又は歩行軌跡情報に基づいて移動元遊技機を特定し得なかった遊技者であり、遊技を開始した遊技者が歩行軌跡特定遊技者でないと判定すると(ステップS2:NO)、顔認証による遊技者特定を行い(ステップS3)、個人レコード登録済の遊技者であるか否かを判定する(ステップS4)。管理装置8は、遊技を開始した遊技者が当日に最初に遊技を行った遊技者であり、個人レコード登録済の遊技者でないと判定すると(ステップS4:NO)、個人レコードを新たに作成し(ステップS5)、遊技者レコード管理処理を終了する。
具体的に説明すると、図4に示すように、遊技者が当日に最初にパチンコ機Aの5番台にて遊技を開始すると、管理装置8は、例えばパチンコ機Aの5番台にて遊技を開始した遊技者のID(遊技者ID)に「777」を割振り、そのID「777」と対応付けた遊技者の個人データ画面21の履歴表示領域22にて遊技機種の欄に「パチンコ機A」を記録し、台番の欄に「5」を記録し、時刻の欄に遊技開始を特定した時刻(図6では「10:00」を例示している)を記録する。
そして、管理装置8は、遊技者のパチンコ機Aの5番台での遊技終了を特定すると、遊技者の個人データ画面21の履歴表示領域22にて時刻の欄に遊技終了を特定した時刻(図6では「10:30」を例示している)を記録し、その遊技にて発生した差数(セーフ−アウト、図6では「−2500」を例示している)を確定し、差の欄に当該確定した差数を記録する。尚、具体的には、管理装置8は、顔認証カメラ4dによる遊技者の撮像を終了してから新たな遊技者の撮像を開始することなく所定時間(例えば20秒)が経過したこと、アウト信号等のパチンコ機2の稼動状態を特定可能な稼動信号の入力を終了してから新たな稼動信号を入力することなく所定時間が経過したこと、会員カード又は金額情報が記憶されたカード等のカード挿入口4eへの挿入状態の検出を終了してから新たなカードの挿入状態の検出を開始することなく所定時間が経過したこと等に基づいて、遊技者の遊技終了を特定したか否かを判定する。
一方、管理装置8は、遊技者の遊技開始を特定したと判定し(S1:YES)、位置センサ13からの歩行軌跡情報に基づいて移動元遊技機を特定し得た遊技者であり、遊技を開始した遊技者が歩行軌跡特定遊技者であると判定すると(ステップS2:YES)、その歩行軌跡により個人レコードを特定する(ステップS6)。
次いで、管理装置8は、今回遊技を開始した遊技機に対応した撮像方向の顔画像が登録済みであるか否かを判定し(ステップS7)、今回遊技を開始した遊技機に対応した撮像方向の顔画像が登録済みでないと判定すると(ステップS7:NO)、今回撮像した顔画像を対応付けて個人データを更新し(ステップS8)、今回遊技を開始した遊技データを対応付けて個人レコードを更新し(ステップS9)、遊技者レコード管理処理を終了する。一方、今回遊技を開始した遊技機に対応した撮像方向の顔画像が登録済みであると判定すると(ステップS7:YES)、今回撮像した顔画像を対応付けることなく、今回遊技を開始した遊技データを対応付けて個人レコードを更新し(ステップS9)、遊技者レコード管理処理を終了する。
具体的に説明すると、管理装置8は、図5に示すように、遊技者がパチンコ機Aの5番台からパチンコ機Aの10番台へ移動したことに応じて、位置センサ13からの歩行軌跡情報に基づいてID「777」の遊技者の移動元遊技機がパチンコ機Aの5番台であると特定すると、図7に示すように、ID「777」と対応付けた遊技者の個人データ画面21の履歴表示領域22にて遊技機種の欄に「パチンコ機A」を記録し、台番の欄に「10」を記録し、時刻の欄に遊技開始を特定した時刻(図7では「10:40」を例示している)を記録し、個人データを更新する。又、管理装置8は、今回の遊技にて顔認証カメラ4dが撮像した顔画像をパチンコ機撮像表示領域23に表示する。即ち、管理装置8は、遊技者が移動元遊技機であるパチンコ機Aの5番台にて遊技機を行っていたときには顔画像を取得し得なかったが、遊技者が移動先遊技機であるパチンコ機Aの10番台にて遊技機を行っていたときには顔画像を取得し得れば、今回の遊技にて顔認証カメラ4dが撮像した顔画像をパチンコ機撮像表示領域23に表示する。つまり、遊技者の姿勢や顔認証カメラ4dの不具合等により遊技中に顔画像を取得することができなかったとしても、その後に歩行軌跡情報により他の遊技機にて遊技を開始した場合に顔画像を取得することができれば、個人データに顔画像を登録することができ、顔画像を登録する機会を増やすことができる。
又、管理装置8は、遊技者のパチンコ機Aの10番台での遊技終了を特定すると、図8に示すように、ID「777」と対応付けた遊技者の個人データ画面21の履歴表示領域22にて時刻の欄に遊技終了を特定した時刻(図8では「13:15」を例示している)を記録し、その遊技にて発生した差数(セーフ−アウト、図8では「3000」を例示している)を確定し、差の欄に当該確定した差数を記録する。
次いで、管理装置8は、遊技者が更にパチンコ機Aの10番台からパチンコ機Bの12番台へ移動したことに応じて、位置センサ13からの歩行軌跡情報に基づいてID「777」の遊技者の移動元遊技機がパチンコ機Aの10番台であると特定すると、ID「777」の遊技者と対応付けた遊技者の個人データ画面21の履歴表示領域22にて遊技機種の欄に「パチンコ機B」を記録し、台番の欄に「12」を記録し、時刻の欄に遊技開始を特定した時刻(図8では「13:21」を例示している)を記録し、個人データを更新する。
又、管理装置8は、遊技者のパチンコ機Bの12番台での遊技終了を特定すると、図8に示すように、ID「777」と対応付けた遊技者の個人データ画面21の履歴表示領域22にて時刻の欄に遊技終了を特定した時刻(図8では「14:20」を例示している)を記録し、その遊技にて発生した差数(セーフ−アウト、図8では「−1500」を例示している)を確定し、差の欄に当該確定した差数を記録する。
次いで、管理装置8は、遊技者が更にパチンコ機Bの12番台からスロットマシンDの77番台へ移動したことに応じて、位置センサ13からの歩行軌跡情報に基づいてID「777」の遊技者の移動元遊技機がパチンコ機Bの12番台であると特定すると、ID「777」の遊技者と対応付けた遊技者の個人データ画面21の履歴表示領域22にて遊技機種の欄に「スロットマシンD」を記録し、台番の欄に「77」を記録し、時刻の欄に遊技開始を特定した時刻(図8では「14:45」を例示している)を記録し、個人データを更新する。この場合、管理装置8は、今回の遊技にて顔認証カメラ5dが撮像した顔画像をパチンコ機撮像表示領域23とは別のスロットマシン撮像表示領域24に表示する。
即ち、ID「777」の遊技者(同一人物)について、これまでのパチンコ機2にて遊技を行っていたときの顔画像と今回のスロットマシン3にて遊技を行っているときの顔画像とを並べて表示する。
尚、管理装置8は、歩行軌跡情報に基づいて移動元遊技機を特定し得なかったと判定し(ステップS2:NO)、顔認証による遊技者特定を行い(ステップS3)、個人レコード登録済の遊技者であると判定すると(ステップS4:NO)、この場合は、今回遊技を開始した遊技データを対応付けて個人レコードを更新し(ステップS9)、遊技者レコード管理処理を終了する。
以上に説明したように本実施形態によれば、管理装置8において、位置センサ13が検出した遊技者の歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者がそれまで遊技を行っていた移動元遊技機を特定すれば、その歩行軌跡情報に基づいて個人データを更新し、歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者の移動元遊技機を特定し得ず顔データに基づいて既に個人データが登録済の遊技者のうち何れの遊技者が遊技を開始したかを特定すれば、今回遊技を開始した遊技データを対応付けて個人データを更新するようにしたので、このように遊技者の移動を歩行軌跡情報に基づいて特定することを優先し、歩行軌跡情報に基づいて特定することができなかった場合の保険として遊技者の移動を顔データに基づいて特定することで、遊技者の移動を特定することができない頻度を低減することができ、遊技者の動向を遊技場にて好適に管理し易くすることができる。
又、パチンコ機2に設けられた顔認証カメラ4dがパチンコ機2にて遊技を行う遊技者を撮像する方向と、スロットマシン3に設けられた顔認証カメラ5dがスロットマシン3にて遊技を行う遊技者を撮像する方向とが異なる構成であるが、顔認証カメラ4dが撮像した顔画像と顔認証カメラ5dが撮像した顔画像とを同一の個人データに対応付けるようにしたので、同一人物であるにも関わらず撮像方向が異なるために別人として特定してしまうことを未然に回避することができ、顔認証の精度を高めることができる。
又、歩行軌跡情報に基づいて顔データが対応付いていない個人データの遊技者が移動してきたことを特定した状況下において顔データを抽出すると、その顔データを対応付けて個人データを更新するようにしたので、例えば遊技者の姿勢や顔認証カメラ4d、5dの不具合等により顔データを特定し得ないことが想定されるが、歩行軌跡により個人データを更新した後に、その更新した個人データに顔データを後から対応付けることができ、遊技者の動向を遊技場にてより好適に管理し易くすることができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
入口カメラを設置し、入口から遊技を開始するまでの歩行軌跡を特定するようにしても良い。そのように構成すれば、入口から遊技機に移動した遊技者を新規の遊技者であるとしてレコードを新規登録しても良いし、一旦退場した後に再来場した遊技者の可能性を考慮し、顔認証にてレコード登録済の遊技者であるか否かを判定するようにしても良い。
本実施形態では、レーザー光を照射する位置センサを用いて遊技者の歩行軌跡を特定する構成であるが、何れかの方法で遊技者の歩行軌跡を特定しても良い。例えば遊技場内を上方から撮像するカメラを複数設置し、そのカメラで撮像した画像を画像処理することで、遊技者の歩行軌跡を特定し、移動元遊技機を特定するようにしても良い。又、例えば微弱電波を発信するタグを遊技場から遊技者に配布し、遊技場内では遊技者にタグを携行してもらうと共に、タグから発信される電波を受信する受信機を遊技場内に複数設置し、タグから発信される電波の受信履歴を解析する(タグの位置を追跡する)ことで、遊技者の歩行軌跡を特定し、移動元遊技機を特定するようにしても良い。
本実施形態では、同一人物の顔画像をパチンコ機撮像表示領域23とスロットマシン撮像表示領域24の双方に表示するようにしたが、必ずしも同一人物について複数の顔画像を表示しなくても良い。
本実施形態では、遊技者の顔を撮像する顔認証カメラ4d、5dを設ける構成であるが、遊技者全身(顔を含む)を撮像するカメラを設ける構成であれば、遊技者の顔を撮像する顔認証カメラ4d、5dを設けなくても良い。又、顔認証カメラ4d、5dと遊技者全身を撮像するカメラとを併用しても良い。
対象となる遊技機は、点数による遊技を可能とする所謂封入式やクレジット式の遊技機であっても良い。この点を考慮し、遊技媒体と点数とを包含して遊技価値と表現する。
遊技機のスペックや設定した値等、例示した全ての数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。勿論、その他の遊技データも、直接的、間接的を問わず適宜最適な特定方法にて特定すれば良い。
管理装置が行う情報処理の一部を中継装置等の他の装置にて行っても良い。即ち、遊技者管理装置としては管理装置や中継装置等を含む広義の遊技者管理装置の概念も含む。
図面中、1は遊技者管理システム(遊技者管理装置)、2はパチンコ機(遊技機)、3はスロットマシン(遊技機)、4dは顔認証カメラ(撮像手段)、5dは顔認証カメラ(撮像手段)、8fは個人データ記憶部(個人データ記憶手段)、8gは第1個人データ更新部(第1個人データ更新手段)、8hは第2個人データ更新部(第2個人データ更新手段)、8iは個人データ新規登録部(個人データ新規登録手段)、13は位置センサ(軌跡情報特定手段)である。

Claims (4)

  1. 複数の遊技機が設置された遊技場において、当該遊技機にて遊技を行っている遊技者を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像結果から抽出した遊技者を識別可能な情報である識別情報と、その遊技者が遊技を行った遊技機とを対応付けた個人データを記憶する個人データ記憶手段と、
    遊技者の歩行軌跡の情報である歩行軌跡情報を特定する軌跡情報特定手段と、
    前記歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者がそれまで遊技を行っていた遊技機である移動元遊技機を特定した場合、その移動元遊技機から今回遊技を開始した遊技機に当該遊技者が移動してきたものとして前記個人データを更新する第1個人データ更新手段と、
    前記歩行軌跡情報に基づいて今回遊技を開始した遊技者の前記移動元遊技機を特定し得なかった状況下において、前記識別情報に基づいて既に前記個人データが登録済の遊技者のうち何れの遊技者が遊技を開始したかを特定した場合、今回遊技を開始した遊技機の情報を対応付けて当該遊技者の前記個人データを更新する第2個人データ更新手段と、
    前記歩行軌跡情報及び前記識別情報の何れに基づいても今回遊技を開始した遊技者の前記移動元遊技機を特定し得なかった場合、その遊技者の個人データを新たに前記個人データ記憶手段に登録する個人データ新規登録手段と、を備えたことを特徴とする遊技者管理装置。
  2. 前記撮像手段は、各遊技機に対応して設けられており、対応する遊技機にて遊技を行う遊技者を撮像するものであり、前記複数の遊技機のうち一部の遊技機に対応して設けられた前記撮像手段は、遊技者を第1方向から撮像するものである一方、残りの遊技機のうち少なくとも一部の遊技機に対応して設けられた前記撮像手段は、遊技者を前記第1方向とは異なる第2方向から撮像するものであり、
    前記第1個人データ更新手段は、前記歩行軌跡情報に基づいて、前記第1方向から撮像する前記撮像手段が対応する遊技機から前記第2方向から撮像する前記撮像手段が対応する遊技機に、既に前記第1方向から撮像した撮像結果から抽出した識別情報を対応付けた個人データが登録済の遊技者が移動してきたことを特定した場合、その個人データに、前記第1方向から撮像した撮像結果から抽出した識別情報を削除することなく前記第2方向から撮像した撮像結果から抽出した識別情報を対応付けることを特徴とする請求項1に記載した遊技者管理装置。
  3. 前記個人データ新規登録手段は、遊技者が遊技を開始した場合に前記歩行軌跡情報に基づいて前記移動元遊技機を特定し得ず、且つ前記撮像手段の撮像結果から前記識別情報を抽出し得なかった場合、前記識別情報が対応付いていない状態にて前記個人データを作成するものであり、
    前記第1個人データ更新手段は、前記歩行軌跡情報に基づいて前記識別情報が対応付いていない個人データの遊技者が移動してきたことを特定した状況下において、前記撮像手段の撮像結果から前記識別情報を抽出し得た場合、その識別情報を対応付けて当該個人データを更新することを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技者管理装置。
  4. 前記軌跡情報特定手段は、レーザー光を照射すると共に、反射して戻ってきたレーザー光を検出することで遊技者の位置及び前記歩行軌跡情報を特定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1に記載の遊技者管理装置。
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