JP2013102772A - ヘアドライヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のヘアドライヤは、空気吐出口とイオンの吐出口が分かれており、イオンの吐出口上側にあるため、ドライヤからの送風が頭に当たることにより頭よりも上側への風の流れができ、髪や頭皮に当たるイオンが少ない。
【解決手段】 筐体2にイオン発生器5、ファン6、空気流路7を有し、空気流路7はヒータ11が配置された上空気流路8と、ヒータ11が配置されていない下空気流路9とを有し、イオン発生器5で発生したイオンは主に下空気流路9から吐き出されることにより、効果的に髪や頭皮にイオンを与えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、温風を送風して髪の乾燥やセットを行うと共に、イオンを含んだ風を送風して髪のトリートメントを行うことができるヘアドライヤに関するものである。
従来より、温風を吐出して髪の乾燥やセットを行うだけでなく、イオンを含んだ風を送風することにより髪のトリートメントも行うことができるヘアドライヤが用いられている。
例えば、特許文献1にはハウジング内に送風用のファン、イオンを発生するイオン発生器、ヒータ等を備えたヘアドライヤが示されている。ヘアドライヤは、ファンから送風された空気をヒータにより温めて、温まった空気をハウジングの空気吐出口より外部へ送り出し髪を乾かす。その際、ブラッシングなどにより髪が帯電することがある。そこで、イオン発生器から発生したイオンを空気吐出口とは別の吐出口から髪に与えるようにして静電気の発生を防止している。イオンの吐出口はヘアドライヤの上側に設けられている。
特開2002−191426号公報
従来のヘアドライヤは、空気吐出口とイオンの吐出口とが分かれており、イオンの吐出口が空気吐出口の上側にあるため、空気吐出口から出る風の流れで頭よりも上側へ送風されてしまうため、髪や頭皮に当たるイオンが少ないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、髪や頭皮に効果的にイオンが届くようにすることを目的とする。
本発明に係るヘアドライヤは、筐体と、筐体内に空気流路、ファン、ヒータ、イオン発生器を有し、空気流路は、ヒータが配置された上空気流路と、下空気流路とを有し、イオン発生器で発生したイオンは主に下空気流路から吐き出されることを特徴とする。
また、ファンよりも上流にイオン発生器が配置されていてもよい。
また、下空気流路内にイオン発生器が配置されていてもよい。
また、イオン発生器がプラスイオンとマイナスイオンとを発生させるイオン発生部を備えてもよい。
また、イオン発生器が水分子と結合したイオンを発生させてもよい。
本発明に係るヘアドライヤによれば、髪や頭皮に効果的にイオンが届くようになる。
本発明の実施例1に係るヘアドライヤの側面透視図である。 イオンの散布イメージ図である。 イオン発生器の外観例を示す斜視図である。 イオン発生器の配置を示す図である。 本発明の実施例2に係るヘアドライヤの正面図である。 ファンの外観例を示す斜視図である。 本発明の実施例4に係るヘアドライヤの側面透視図である。 本発明の実施例5に係るヘアドライヤの斜視図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
(ドライヤの構成)
図1は本発明の実施例1に係るヘアドライヤの内部構成を示す側面透視図である。
ヘアドライヤ1は、筐体2と、筐体2の空気の吸い込み側にある吸気フィルタ3、筐体2に取り付けられたハンドル4と、空気の吐出口側にあるノズル13から外装が構成されている。なお、筐体2、吸気フィルタ3、ハンドル4及びノズル13は一体形成されていてもよい。
筐体2の内部には、イオンを発生させるイオン発生器5、空気を送風するファン6、ファン6を駆動するための図示しないモーターや配線、空気流路7、ヒータ11等が設けられている。
ここで、筐体2内でファン6よりも吸気フィルタ3側(図1の右側)を上流側、ファン6よりも吐出口12側(図1の左側)を本明細書では下流側と呼ぶことがある。なお、本明細書ではある部分を基準として、その位置よりも風の流れが上流に位置するときに上流に位置するなどと呼ぶことがある。例えば、ファン6は空気流路7の上流に位置している、と表示する。
筐体2はプラスチック製である。筐体2は、内部が空洞になっており、空気が流れるようになっている。筐体2は、筐体2の一方端は空気の流入口で吸気フィルタ3が取り付けられ、もう一方端は空気が吐き出される吐出口12となっており、その間に空気流路7がある。空気流路7は、筐体2にマイカフィルムが貼り付けられ耐熱性が高められている。吐出口12には金属製のフィルタがつけられている。
吸気フィルタ3は金属又はプラスチック製であり、網目状や格子状に孔が開いている。吸気フィルタ3は、ほこりなど大きな異物が入らないように、また動作中に誤って指などがファン6に触れないように保護する役割を果たしている。ここでは、吸気フィルタ3は筐体2から着脱できるように筐体2に取り付けられている。
ハンドル4は、プラスチック製であり、複数のスイッチ14が設けられている。ハンドル4にあるスイッチ14を操作しヘアドライヤ1を動作状態にすると、イオン発生器5、ファン6、ヒータ11が動作する。スイッチ14の操作により、例えば髪を乾かすのに適した強温風モード、スタイリングに適した弱温風モード、風のみを送風する送風モードなど用途に応じたモードに切り替えることができる。送風モード時にはヒータ11は動作しない。
イオン発生器5は筐体2の上流側である吸気フィルタ3とファン6の間に配置されている。また、イオン発生器5はファン6の中心線よりも下方に配置されている。イオン発生器5は、イオンを発生させている。発生されるイオンは、イオン単体の場合やイオンと水分子が結合している状態のイオンを発生させる場合もある。イオンやイオンに結合している水分子により髪の除電や髪をしっとりとさせる効果を発揮する。
ファン6は、ポリプロピレン製である。ファン6は、空気を吸気フィルタ3を介して筐体2内に取り込み、筐体2の吐出口12から外へ送りだす。ファン6から送風された空気は、空気流路7を通る。空気流路7は、吐出口12まで延びるマイカ製の仕切板10により上空気流路8と下空気流路9に分かれている。上空気流路8を通る空気は、ヒータ11により温められ温風として外へ送りだされる。下空気流路9にはヒータが設けられておらず、下空気流路9を通る空気は、ファン6から送風された空気がそのまま送りだされる。
このように、温風と通常の空気(冷風)が入り混じって送風されることにより、温風の熱により髪の水素の結合が切れくせ毛を伸ばすことができ、その直後に冷風を当てると再び髪の水素の結合が起こるためくせ毛が伸びた状態で固定させることができ、髪のスタイリング性を向上させることができる。
ファン6としてプロペラファンなど旋回風を送風するものを使った場合、ファン6よりもイオン発生器5を下流に配置するとイオンが発生した直後に旋回風が送られてくるため、プラスイオンとマイナスイオンが中和しヘアドライヤ1の外に出るイオンの量が少なくなる問題があった。しかし、本実施例のようにファン6の上流に配置することで比較的平行風がイオン発生器5に当たるようになりイオン発生直後に中和することがなくなる。一旦、プラスイオンとマイナスイオンで分離された状態で送風されれば、その後旋回風となっても分離した状態が続き中和されにくくなるため、ヘアドライヤ1の外に出るイオンの量を増やすことができる。
イオン発生器5は下空気流路9とファン6を介してほぼ平行に設けられている。これによりイオン発生器5で発生したイオンの多くが下空気流路9を通り送風されることになる。これによりヘアドライヤ1の外へより多くのイオンを送風することができるため効果的である。
図2は、イオンの散布イメージ図である。図2(a)は本発明のヘアドライヤ1によるイオンの散布状態のイメージ図で、図2(b)は比較対象となる従来のヘアドライヤ1によるイオンの散布状態のイメージ図である。
ヘアドライヤ1から送風される空気は吐出口12から拡散するように出ていく。
本発明のヘアドライヤ1は、下空気流路9から主にイオンが送風される。そのため、図2(a)に示すように、送風された空気は、頭に当たり髪の毛先に沿って流れる。その結果、毛先まで除電ができる。また、イオンと水分子が結合している場合は毛先まで水分が行きわたりしっとりとした髪を得ることができる。
従来のヘアドライヤ1は、イオン吐出口が空気吐出口よりも上方にある。そのため、図2(b)に示すように、空気吐出口から拡散しながら送風される風の流れにより、イオンが頭上へ舞いあがってしまうため髪や頭皮に到達しない。その結果、思うような除電や水分の補給ができない。
また、図2(b)に示す従来のヘアドライヤ1は、イオン吐出口から吐き出される風が弱く、イオンの流れは実使用状況では髪に効率的にあたっていない。しかし、本発明によれば風量が多い状況でイオンを送風しているため実使用下において広範囲にかつ効率的にイオンが当たるため従来技術の問題を解決できる。また、使用者が実際にイオンを含んだ風が当たっていることを自身で確認することもできるため、上記のような問題が起こりにくい。
さらに、イオン発生器5をヘアドライヤ1内部の下方に配置すると、回路基板をハンドル周辺にまとめて配置することが可能となり配線の引き回しが行いやすくなる、吸気フィルタ3からファン6までの間を回路基板で遮ることがなくなり吸気量を減らすことがなくなる。また、イオン発生器5はヘアドライヤ1の中では重い部品なので、配置位置によって重心バランスが大きく変ってくるが、下方に配置すると重心のバランスがよくなり重く感じにくい。特に、ハンドル近辺に配置すると重心のバランスがよくなる。ヘアドライヤを長時間使うユーザーである女性にとって重心バランスは重要な問題であり本発明のメリットは大きい。
また、本実施例のようにイオン発生器5をヒータ11から遠い位置に配置することにより、イオン発生器5がヒータ11の熱により誤動作、故障することを防止することができる。
(イオン発生器)
次に、イオン発生器5について詳細に説明する。
図3は、イオン発生器5の斜視図である。イオン発生器5は、針電極15と誘導電極16からなるイオン発生部を2つ有している。各イオン発生部は左右に並ぶように配置されている。針電極15は先端が尖った針形状であり、その周囲を囲むように円形の誘電電極16が配置され、両電極間の間隔は8mmになっている。
例えば、針電極15に実効電圧+2kV以上の電圧と0Vが切り替わる60Hzの交流を印加し、誘電電極16に0Vの直流を印加することによりイオンが発生する。針電極15に実効電圧+2kV以上が印加されているときに誘電電極16との間の電位差によりコロナ放電が起こり、針電極15の先端部近傍で空気中の水分子が電離して水素イオン(H)が生成する。この水素イオンが空気中の水分子と群状態で結合(クラスタリング)し、H(HO)m(mは任意の自然数)から成る正イオンが発生する。
また、針電極15に実効電圧−2kV以下の電圧と0Vが切り替わる60Hzの交流を印加し、誘電電極16に0Vの直流を印加することによりマイナスイオンが発生する。このマイナスイオンは、空気中の酸素分子又は水分子が電離して酸素イオンO が生成する。この酸素イオンが空気中の水分子と結合(クラスタリング)して、O (HO)n(nは任意の自然数)から成る負イオンが発生する。
ここでは、イオン発生器5はイオン発生部を2つ有しており、各イオン発生部はプラスイオン発生部とマイナスイオン発生部となっている。各イオン発生部によって作り出されたイオンは、ファン6により作りだされる空気の気流に乗って下流へと流れる。
図4はイオン発生器の配置図である。
イオン発生器を図4(a)から(c)までの3種類に配置し、ヘアドライヤ1の吐出口12から送風されたイオン量を測定した結果が表1である。ここでは、通常の送風量のときと(NORMAL)、送風量が多い(送風が速い)状態(TURBO)の2つの状態で実験を行った。
図4(a)では、イオン発生器5を風の向きに対して、イオン発生部である電極を直交する方向に配置した。この配置では、表1に示すように95万個/ccから120万個/ccのイオンが測定された。実験によれば、3種類のイオン発生器5の配置の中で測定されたイオン量が一番多い、つまりイオン濃度が一番高かった。
図4(b)では、風の向きに対し風下の方に電極を配置した。この場合でも、90万個/ccから110万個/ccのイオンが出ており実用上問題のないレベルのイオン量が測定された。
図4(c)では、風の向きに対し風上の方に電極を配置した。この場合でも、95万個/ccから105万個/ccのイオンが出ており実用上問題のないレベルのイオン量が測定された。
このように、イオン発生器5について3種類のレイアウトで実験を行った結果、いずれでも十分な量のイオンを得ることができることが判明した。ヘアドライヤでは送風される風の量が少ないと髪を乾かす時間が長くなるため、吸気面積を広く取ることが望ましい。そこで、吸気口3を塞がないようなイオン発生器5の配置である図4(b)または図4(c)のような配置がよい。特に、イオン発生器5の配置は電極にほこりが直接つきにくい図4(b)のような配置が好ましい。そこで、本実施形態では図4(b)のレイアウトを用いた。
送風されるプラスイオンとマイナスイオンはほぼ同数、若しくはマイナスイオンの方が若干多いことが望ましい。プラスイオンとマイナスイオンの数のバランスが取れていた方がると髪OHラジカルが発生する確率が高くなる。バランスしていない場合は、髪はプラスに帯電しているためマイナスイオンが多い方が髪のきしみや傷みを防止することができるため好ましい。
上述したように、従来のイオン発生器が搭載されているヘアドライヤでは、特許文献1のようにイオン発生器は専用通路に設けられ、専用通路は空気の送付量が制限されるような細い通路になっており、風量が弱く髪に届きにくいという欠点があった。これは、特許文献1で用いているイオン発生器はペルチェ素子などを用いて水の膜を作り、その水をミスト状にして利用するため強い風を当てると水の膜が乾燥してできなくなるからである。しかし、本発明のイオン発生器5を用いると分子レベルでイオンと結合しているため上記のような問題は発生しない。
その上、表1を見れば明らかなように本発明のイオン発生器5によれば風量が多くなるほど発生したイオンを効果的にヘアドライヤ1の外に出すことができる。そのため、サロンのような強い風を使って髪を乾かしたときにより効果が発揮されることになり、しっとりとしたきしみや傷みのないサロンのブローをしたような効果を家庭でも得られるようになる。
本発明のイオン発生器5は、プラスイオンとマイナスイオンを発生する。そこで、プラスイオンとマイナスイオンとを利用した場合と、マイナスイオンのみを利用した場合について、髪とブラシの帯電量を調べた結果を表2に示す。なお、温風を使っても送風のみを使っても傾向に大差はなかった。
本実験は、以下のように帯電量を測定した。
(1)ブラッシング直後(表2上段)
長さ60cmの人毛束のサンプル(髪と表に記載、以下髪と呼ぶ)をポリプロピレン製のブラシで10回ブラッシングした直後の髪の帯電量とブラシの帯電量をまず測定した。測定は60cmの髪の上部を縛ってつるし、上から10cmの部分の帯電量(表に上部と記載)、中央部分の帯電量(表に中央と記載)、下から10cmの部分の帯電量(表に下部と記載)を測定し、その平均を求めた(表に平均と記載)。また、ブラシの帯電量もあわせて測定した。
(2)マイナスイオン(表2中段)
上記ブラッシング直後に帯電量を調べた後、髪とブラシに図1に示すようなヘアドライヤ1にマイナスイオンを発生するイオン発生器を搭載したドライヤ1で30秒間送風した後、ブラッシング直後と同じように帯電量を測定した。なお、吐出口12(ノズル13)からのイオン量を調べるとマイナスイオンが210万個以上/cc測定された。
(3)プラスイオン、マイナスイオン(表2下段)
上記ブラッシング直後に帯電量を調べた後、髪とブラシに図1に示すようなヘアドライヤ1に上述したプラスイオン、マイナスイオンを発生するイオン発生器5を搭載したドライヤ1で30秒間送風した後、ブラッシング直後と同じように帯電量を測定した。なお、吐出口12(ノズル13)からのイオン量を調べるとプラスイオン、マイナスイオン共に100万個以上/cc、つまり総量200万個以上/ccのイオンが測定された。
髪はプラスに帯電しやすく、ブラシの素材であるポリプロピレンはマイナスに帯電しやすい性質を持っており、表2上段に示すようにブラッシング直後は、髪は大きくプラスに帯電し、ブラシはマイナスに帯電している。このように帯電した状態でブラッシングを続けると髪にきしみや傷みが生じる。
表2中段に示すように、マイナスイオン単独の場合は髪の帯電量が減少している。しかし、髪の帯電は30秒の送風でもプラス帯電から弱マイナス帯電に変化している。弱マイナスイオンで安定するとドライヤから送風されるマイナスイオンと反発するようになる。そのため、マイナスイオンを含む水分子が髪へ供給されなくなる。つまり、マイナスイオン単独のイオン発生器を用いたドライヤでは髪の帯電防止には効果があっても水分を与えることによるしっとり感を得ることは難しいことが分かる。また、マイナスに帯電しているブラシには除電の効果はない。
それに対し、本発明のようにプラスイオンとマイナスイオンとを髪に与えると、髪はほぼ帯電していない状態になり、きしみや傷みの発生が防止できる。また、髪がほぼ帯電していない状態であるためプラスイオン、マイナスイオンの両イオンが髪に供給され続けるため水分子と結合したイオンにより多くの水分が髪に供給されることになる。また、仮に髪がプラス、マイナスに若干帯電したとしてもプラスイオンにより水分子が供給されるため、問題とならない。
このように、イオン総量が同じ場合であってもプラスイオンとマイナスイオンを供給した方が有利な効果が得られることが判明した。これにより、髪のキューティクルが保湿されて引き締まり、うねりを抑え、しなやかでつやのある髪を得ることができる。また、ブラシの除電もできるため、ブラッシング時の静電気の発生を抑えることができ髪のダメージを軽減することができる。
本発明のイオン発生器5を用いるとプラスイオンとマイナスイオンが髪や頭皮近辺で反応、または髪や頭皮に付着し両者が反応しOHラジカルを作る。OHラジカルおよび両イオンの作用により、シャンプー時に髪に残ったアニオン系界面活性剤を中和分解して髪のごわつきを解消させ、リンス時に髪に付着したカチオン系界面活性剤を中和分解してキューティクルの開きを抑えてしなやかな髪に仕上げることができる。OHラジカルは、育毛のさまたげになっている頭皮に残っている汚れにも作用する。頭皮に付着したシャンプーやリンスの残りかすを中和分解し頭皮の汚れを軽減する。これにより育毛に最適な頭皮な作る手助けをすることができる。また、OHラジカルは除菌消臭効果もある。OHラジカルにより頭皮の汚れの軽減、および頭皮に存在する菌の脂肪酸分解による不快臭の発生を軽減することができる。
なお、OHラジカルは不安定であるためナノ秒単位でしか存在することができない。そのためOHラジカルをイオン発生器5で作りだしても頭皮に届く前に消滅してしまう。しかし、本実施例のようにプラスイオンとマイナスイオンをイオン発生部で作りだし、髪や頭皮近辺で両者を反応させることにより効果的にOHラジカルを作り出すことができる。OHラジカルは水素イオンと酸素イオンを主成分とするイオンを発生させることにより効果的に作り出すことができる。また、イオンも不安定な状態であるが水分子に囲まれて保護されている。
イオン発生器5により発生したイオンは同時にファン6や内部のマイカの帯電を軽減することもできる。これにより部品にほこりが付着するのを軽減することができる。本発明ではプラスイオンとマイナスイオンを用いているため、例えばマイカはプラスに帯電しやすい、ポリプロピレンはマイナスに帯電しやすい等部品により異なる帯電に対応することができる。
マイナスイオンあるいはプラスイオンだけ用いた場合は吐出口12に設けてあるフィルタが帯電してイオンが出にくくなることがあるが、プラスとマイナスのイオンによりそのような現象が防止できる。
イオン発生器5のプラスイオンとマイナスイオンのイオン発生部をファンの直径の1/2程度離れて配置することが望ましい。特に、プラスイオンとマイナスイオンのイオン発生部を風の向きに対して直交する方向に約20mm以上離すとよい。これにより、イオン発生直後にプラスイオンとマイナスイオンが中和を減少することができる。
空気中の水分子を利用するイオン発生器を用いるので、特許文献1のように狭い空気流路に置くよりも、大量の空気を吸気する吸気側(上流側)に設けることにより、効果的に空気中の水分子を利用することができ、イオンや水分子に結合したイオンを多く発生させることができる。そのため、ファン6などの静電気の発生防止、髪の静電気の発生防止の効果が上がる。
図5は本発明の実施例2に係るヘアドライヤの正面図であり、図6はファンの一例を示す斜視図である。
本実施例2では、空気流路7を仕切板10により上空気流路8と下空気流路9とに分けただけでなく、下空気流路9を左下空気流路9aと右下空気流路9bとに分離した。その他は実施例1と同じである。このように、仕切板10の形状を変えるだけでイオン発生器5で発生したプラスイオンとマイナスイオンが空気流路7で混ざることが少なくなりヘアドライヤ1の外へ出るイオンの量を多くすることができる。なお、仕切り板10は上下と左右を分ける部材を一体形成してもよく、別々の部材で形成してもよい。
また、図6に示すような整流機能を持つファン6を用いるとファン6から下流に平行風を送ることができる。図6(a)は吹出側の斜視図、同(b)は吸込側の斜視図である。図からわかるように、ファン6は吹出側に整流板がついた羽6aを有しておりファン6よりも下流に平行風を送ることができる。このようなファン6を用いればプラスイオンとマイナスイオンが下空気流路9に入る前に混合することを減少できる。なお、整流板付きのファン6を実施例1で用いても効果があることは言うまでもない。
このような構成でも、イオン発生器5により発生したイオンの多くは平行風に乗って、下空気流路9を通り、ヒータ11により熱せられることなくイオンを含んだ風が吐出口12から送風される。そのため、イオン及びイオンと結合した水分子が熱せられることによる問題を軽減することが可能となる。また、プラスイオンとマイナスイオンを発生させた場合、両者が中和するのを防止することができる。
本実施例3では、実施例1、2と異なりマイナスイオン発生部のみを有するイオン発生器5を用いた。
イオン発生器5として、大気中の酸素をマイナスイオン化する方法は実施例1で説明した。本実施例では静電霧化方式を用いてマイナスイオンを発生させる方法を説明する。
静電霧化方式とは、水に高電圧をかけ、水の中の電子が集まり一定のバランスが崩れたときに、水がレーリー分裂と呼ばれる超微細な霧状の分裂を起こして粒子となり、帯電ミスト(マイナスイオン)として噴霧されるものをいう。このとき電圧としてマイナス電圧を用いるため、ミストはマイナスに帯電する。この帯電ミストを髪に当てると静電気の発生を防止し、髪にしっとり感を与えることができる。このとき、電極間に電圧をかけると空気中の元素とも反応するため、マイナスイオンも発生することがある。本実施例では、帯電ミストと気体のマイナスイオンをいずれもマイナスイオンとして扱う。
静電霧化方式でイオンを発生させる場合は、イオン発生器5としてペルチェ素子付きのものを用いることが望ましい。ペルチェ素子は、ペルチェ素子の吸熱面側の表面が周囲との温度差により結露が生じ水を効果的に発生させることができる。
また、ファン6としてエンジニアリングプラスチックであるポリアミド=ナイロン製のものを用いた。ポリアミド=ナイロンはプラスに帯電しやすいためイオン発生器5で発生するマイナスイオンにより、ファンの帯電を軽減しほこりの付着を軽減することができる。また、本実施例のように帯電ミストを用いると水分により空気が潤うことにより静電気の発生を抑えることもできる。
図7は本発明の実施例4に係るヘアドライヤの内部構成を示す側面透視図である。
本実施例では、イオン発生器5がファン6よりも下流にある下空気流路9内に配置されている。本実施例では、他の実施例と異なり下空気流路9がイオン専用流路となっている。ヒータ11は上空気流路8に配置され、下空気流路9には配置されていない。そのため、水分子と結合したイオンを用いるので熱で水分子が壊れることを防止することができ有効である。
図8は本発明の実施例5に係るヘアドライヤの斜視図である。
本実施例では、イオン発生器5のメンテナンスのために吸気フィルタ3を筺体2から取り外すための具体的な構成を示した。
まず、図8(a)に示すように、吸気フィルタ3を筐体2から取り外す。吸気フィルタ3と筺体2は、爪により取り付けられていてもよいし、磁石を用いて取り付けられていてもよいし、回転させて取り外しができるようにしてもよく、具体的な構成は特に問わない。
次に、図8(b)に示すように、イオン発生器5を筐体2から取り外す。本実施例では、イオン発生器5をスライドさせることにより筺体2から容易に取り外せるようにした。イオン発生器5の電源は電極側の下にコネクタをつけて、抜き差しするだけで電源とつなぐことができる。なお、スライド機構以外に、ネジ止め、バネを用いたプッシュ機構など様々な形態を用いることができる。
吸気フィルタ3を筺体2から取り外すことにより、イオン発生器5のメンテナンス、交換が容易に行えるようになる。イオン発生器5の針電極15及び誘導電極16、特に針電極15はイオンを発生させていくと徐々に表面に異物が付着し性能を発揮しなくなる。特にヘアスプレを用いると、空気中にその成分が残り、その空気をファンが取り込むことにより電極の表面に異物が付着しやすくなり、比較的早い段階で性能を発揮しなくなることを本願発明者らは実験により確認した。そのため、定期的に電極のメンテナンスを行うか、イオン発生器5の交換を行うことが望ましい。
このようにイオン発生器5をファン6の上流に配置することにより容易にイオン発生器5をメンテナンスすることができるようになる。
以上、本発明の実施例について説明を行ったが、これ以外にも様々な変更を行うことができる。例えば、イオン発生器5として格子状の電極のものを用いることもできるし、ファン6としてプロペラファンだけでなくシロッコファンを用いることも可能である。
本発明は、イオン発生器を搭載したヘアドライヤに関するものである。
1 ヘアドライヤ
2 筐体
3 吸気フィルタ
4 ハンドル
5 イオン発生器
6 ファン
7 空気流路
8 上空気流路
9 下空気流路
10 仕切板
11 ヒータ
12 吐出口
13 ノズル
14 スイッチ
15 針電極
16 誘導電極

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に空気流路、ファン、ヒータ、イオン発生器を有し、
    前記空気流路は、ヒータが配置された上空気流路と、下空気流路とを有し、
    前記イオン発生器で発生したイオンは主に前記下空気流路から吐き出されることを特徴とするヘアドライヤ。
  2. 前記ファンよりも上流にイオン発生器が配置されたことを特徴とする請求項1に記載のヘアドライヤ。
  3. 前記下空気流路内にイオン発生器が配置されたことを特徴とする請求項1に記載のヘアドライヤ。
  4. 前記イオン発生器がプラスイオンとマイナスイオンとを発生させるイオン発生部を備えることを特徴とする請求項1から3に記載のヘアドライヤ。
  5. 前記イオン発生器が水分子と結合したイオンを発生させるものであることを特徴とする請求項1から4に記載のヘアドライヤ。
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