JP2013099107A - ロータ及びモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、部品数を少なくでき、組み付けのための時間と労力を低減することができるとともに、低コストで高出力のモータを実現できるロータを提供する。
【解決手段】第1ロータコア10に形成した各第1爪状磁極11の内側面11b全体に、単一の第1整流磁石18をそれぞれ装着する。また、第2ロータコア20に形成した第2爪状磁極21の内側面21b全体に、単一の第2整流磁石28をそれぞれ装着した。
【選択図】図4

Description

本発明は、ロータ及びモータに関するものである。
モータに使用されるロータとして、周方向に複数の爪状の磁極を有するロータコアと、ロータコア内に配設された永久磁石とによって構成され、永久磁石の磁束により、各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させるいわゆる永久磁石界磁のランデル型構造のロータが知られている(例えば、特許文献1)。
実開平5−43749号公報
とろで、この種の永久磁石界磁のランデル型構造のロータでは、モータの高出力化を図るために、周方向に交互に配置された複数の爪状の磁極間に、磁路を整流するための整流磁石が配設される。この整流磁石は、磁極間磁石とも呼ばれ、各磁極間毎に設けられている。
しかしながら、各爪状の磁極の背面側(径方向の回転軸側の面)には、別の整流磁石を設けなければならなかった。そのため、1つのロータに対して組み付ける整流磁石の個数が多くなり、その分、組み付けに時間と労力を要するとともに、コストアップとなる問題があった。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、部品数を少なくでき、組み付けのための時間と労力を低減することができるとともに、低コストで高出力のモータを実現することができるロータ及びモータを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、回転軸に固着される第1コアベースに、等間隔に複数の第1爪状磁極を軸方向に延出形成した第1ロータコアと、前記回転軸に固着される第2コアベースに、等間隔に複数の第2爪状磁極を軸方向に延出形成し、前記各第2爪状磁極をそれぞれ対応する前記第1ロータコアの各第1爪状磁極間に配置した第2ロータコアと、前記第1ロータコアと第2ロータコアとの間に配置され、前記軸方向に磁化され、前記第1爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石とを備えたロータであって、前記軸方向に延出形成した各第1爪状磁極の内側面に対して、それぞれその内側面全体を囲む単一の第1整流磁石と、前記軸方向に延出形成した各第2爪状磁極の内側面に対して、それぞれその内側面全体を囲む単一の第2整流磁石とを備えた。
請求項1に記載の発明によれば、各第1爪状磁極のそれぞれその内側面全体を単一の第1整流磁石で囲み、各第2爪状磁極のそれぞれその内側面全体を単一の第2整流磁石で囲むことによって、部品数も少なくコストダウンを図ることができるとともに、装着する作業は簡単で短時間で行える。しかも、各第1爪状磁極及び各第2爪状磁極は、内側面全体がそれぞれ第1及び第2整流磁石で囲まれるため、各第1爪状磁極及び各第2爪状磁極に対して、第1及び第2整流磁石の磁束が有効に利用されモータの出力アップを図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロータにおいて、前記第1爪状磁極の内側面は、前記回転軸側に膨出した円弧状の円弧面と、その円弧面の両側から前記回転軸から離間する径方向に延出形成された平面と、前記第1爪状磁極の内側面と当接する前記第1整流磁石の内側面は、前記第1爪状磁極の円弧面と当接する円弧面と、前記第1爪状磁極の平面と当接する平面と、前記第2爪状磁極の内側面は、前記回転軸側に膨出した円弧状の円弧面と、その円弧面の両側から前記回転軸から離間する径方向に延出形成された平面と、前記第2爪状磁極の内側面と当接する前記第2整流磁石の内側面は、前記第2爪状磁極の円弧面と当接する円弧面と、前記第2爪状磁極の平面と当接する平面とを有している。
請求項2に記載の発明によれば、各第1爪状磁極及び各第2爪状磁極は、内側面全体が第1又は第2整流磁石で密接して囲まれるため、各第1爪状磁極及び各第2爪状磁極に対して、第1又は第2整流磁石の磁束が有効に利用されモータの出力アップを図ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のロータにおいて、前記第1整流磁石は、前記界磁磁石によって第1の磁極として機能する前記第1爪状磁極と当接する面に対して垂直に前記第1の磁極が磁化され、前記第2整流磁石は、前記界磁磁石によって第2の磁極として機能する前記第2爪状磁極と当接する面に対して垂直に前記第2の磁極が磁化されている。
請求項3に記載の発明によれば、第1整流磁石の磁化配向を、第1爪状磁石と当接する面に対して垂直に第1爪状磁石と同一の第1の磁極を配向し、第2整流磁石の磁化配向を、第2爪状磁石と当接する面に対して垂直に第2爪状磁石と同一の第2の磁極を配向したので、第1爪状磁極と第2爪状磁極間の磁路の整流が、より効率よく行われ、モータの高出力化を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロータを備えたモータ。
請求項4に記載の発明によれば、低コストで高出力のモータを実現できる。
本発明によれば、部品数を少なくでき、組み付けのための時間と労力を低減することができるとともに、低コストで高出力のモータを実現することができる。
実施形態のブラシレスモータの断面図。 同じくロータの斜視図。 同じくロータの図2のa−a線断面図。 同じくロータの分解斜視図。 同じく第1及び第2整流磁石の磁化方向を説明するための説明斜視図。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ1のモータケース(図示せず)の内側には、ステータSが固定されている。そのステータSのステータコア2は、鋼板よりなるステータコア片2aを複数積層して形成されている。
ステータコア2の内側には、図1に示すように、回転軸3に貫挿固着されたロータRが配設されている。回転軸3は、本実施形態では非磁性体の金属のシャフトであって、モータケースに設けられた軸受け(図示せず)により回転可能に支持されている。回転軸3に固着されたロータRは、ランデル型構造のロータである。
ロータRは、図2〜図4に示すように、第1ロータコア10と、同第1ロータコア10と相対向して配置される第2ロータコア20と、第1ロータコア10と第2ロータコア20との間に配設される環状磁石30(図3及び図4参照)を有している。
(第1ロータコア10)
第1ロータコア10は、図4に示すように、第1コアベース12を有し、回転軸3に固着されている。
第1コアベース12の外周面12aには等間隔に5個の第1アーム部13が径方向に延出形成されている。この第1アーム部13の周方向の幅は、隣り合う第1アーム部13との間隔に比べて小さくなるように形成されている。第1アーム部13の外周面13aは、軸方向から見て回転軸3の中心軸Cを中心とする円弧面である。第1アーム部13の周方向の両側面13bは、平面であって、その平面が回転軸3の中心軸Cと交差するように形成されている。
また、第1コアベース12の外周面12aであって、各第1アーム部13の間には、軸方向から見て円弧状に形成された第1嵌合凹部15がそれぞれ凹設されている。円弧状の第1嵌合凹部15は、その最深部が両側の第1アーム部13の中間に位置するとともにその最深部を通過する法線が回転軸3の中心軸Cと直交するように形成されている。
また、第1嵌合凹部15は、その周方向の開口幅は、隣り合う第1アーム部13間の周方向の幅よりも小さくなるように凹設されている。従って、第1嵌合凹部15の開口部の両側には、第1コアベース12の外周面12aと第1アーム部13に側面13bとで段差面が形成される。
第1アーム部13の第2ロータコア20側の先端部には、軸方向であって第2ロータコア20に向かって第1爪状磁極11が延出形成されている。
つまり、第1ロータコア10は、第1コアベース12に形成した5個の第1アーム部13から第1爪状磁極11が第2ロータコア20に向かって形成されている。そして、第1アーム部13は、第1爪状磁極11の一部を構成し、その第1爪状磁極11の基部を形成している。
この第1爪状磁極11の外側面11aの周方向の幅は、第1アーム部13の外周面13aの周方向と同じ幅である。そして、第1爪状磁極11の外側面11aは、第1アーム部13の外周面13aと面一であって、同じ円弧面にて形成されている。
また、各第1爪状磁極11の内側面11bは、第1アーム部13よりも第1コアベース12の内側まで膨出させている。この各第1爪状磁極11の内側面11bは、第1コアベース12の外周面12aと第1アーム部13に側面13bが交差する交差線の延長線上を境にしてその形状を異にしている。
詳述すると、該延長線を境に中心軸Cより離間した側の面を、第1アーム部13に側面13bと面一となる平面に形成する。反対に、該延長線を境に中心軸C側の面を、軸方向から見て中心軸Cに向かって円弧状の円弧面に形成する。従って、各第1爪状磁極11の内側面11bは、U字状に形成される。
(第2ロータコア20)
第2ロータコア20は、第1ロータコア10と同一形状、同一材質よりなり、図4に示すように、第2コアベース22を有し、回転軸3に固着されている。
第2コアベース22の外周面22aには等間隔に5個の第2アーム部23が径方向に延出形成されている。この第2アーム部23の周方向の幅は、隣り合う第2アーム部23との間隔に比べて小さくなるように形成されている。第2アーム部23の外周面23aは、軸方向から見て回転軸3の中心軸Cを中心とする円弧面である。第2アーム部23の周方向の両側面23bは、平面であって、その平面が回転軸3の中心軸Cと交差するように形成されている。
また、第2コアベース22の外周面22aであって、各第2アーム部23の間には、軸方向から見て円弧状に形成された第2嵌合凹部25がそれぞれ凹設されている。円弧状の第2嵌合凹部25は、その最深部が両側の第2アーム部23の中間に位置するとともにその最深部を通過する法線が回転軸3の中心軸Cと直交するように形成されている。
また、第2嵌合凹部25は、その周方向の開口幅は、隣り合う第2アーム部23間の周方向の幅よりも小さくなるように凹設されている。従って、第2嵌合凹部25の開口部の両側には、第2コアベース22の外周面22aと第2アーム部23の側面23bとで段差面が形成される。
第2アーム部23の第1ロータコア10側の先端部には、軸方向であって第1ロータコア10に向かって第2爪状磁極21が延出形成されている。
つまり、第2ロータコア20は、第2コアベース22に形成した5個の第2アーム部23から第2爪状磁極21が第1ロータコア10に向かって形成されている。そして、第2アーム部23は、第2爪状磁極21の一部を構成し、その第2爪状磁極21の基部を形成している。
この第2爪状磁極21の外側面21aの周方向の幅は、第2アーム部23の外周面23aの周方向と同じ幅である。そして、第2爪状磁極21の外側面21aは、第2アーム部23の外周面23aと面一であって、同じ円弧面にて形成されている。
また、各第2爪状磁極21の内側面21bは、第2アーム部23よりも第2コアベース22の内側まで膨出させている。この各第2爪状磁極21の内側面21bは、第2コアベース22の外周面22aと第2アーム部23の側面23bが交差する交差線の延長線上を境にしてその形状を異にしている。
詳述すると、該延長線を境に中心軸Cより離間した側の面を、第2アーム部23の側面23bと面一となる平面面に形成する。反対に、該延長線を境に中心軸C側の面を、軸方向から見て中心軸Cに向かって円弧状の円弧面に形成する。従って、各第2爪状磁極21の内側面21bは、U字状に形成される。
(第1整流磁石18及び第2整流磁石28)
各第1爪状磁極11の内側面11bには、第1整流磁石18が配置されるとともに、各第2爪状磁極21の内側面21bには、第1整流磁石18と同一形、状同一材質の第2整流磁石28が配置される。
第1整流磁石18は、径方向断面形状がU字状をなすとともに、その内側面18bが第1爪状磁極11の内側面11bと同一形状をなし、第1爪状磁極11の内側面11bと密接できるようになっている。第1整流磁石18の外側面18aは、第2コアベース22の外周面22aに形成した第2嵌合凹部25の凹面と同一形状をなし、第2嵌合凹部25の凹面と密接できるようになっている。
また、第1整流磁石18の径方向の外側面は、第1爪状磁極11の外側面11aと面一となる円弧状にて形成されている。
一方、第2整流磁石28は、径方向断面形状がU字状をなすとともに、その内側面28bが第2爪状磁極21の内側面21bと同一形状をなし、第2爪状磁極21の内側面21bと密接できるようになっている。第2整流磁石28の外側面28aは、第1コアベース12の外周面12aに形成した第1嵌合凹部15の凹面と同一形状をなし、第1嵌合凹部15の凹面と密接できるようになっている。
また、第2整流磁石28の径方向の外側面は、第2爪状磁極21の外側面21aと面一となる円弧状にて形成されている。
第1整流磁石18は、図4において、第1ロータコア10側の両端部であって、第1コアベース12の外周面12aと第1アーム部13の側面13bとで形成された段差面と密接する第1延出部19を突出形成している。
両第1延出部19の径方向の外側面19aは、それぞれ第1アーム部13の外周面13aと面一となるように円弧状にて形成されている。また、両第1延出部19の径方向の内側面19bは、第1コアベース12の外周面12aと面一となるように円弧状にて形成されている。
また、両第1延出部19の周方向の両側面19cは、それぞれ第1アーム部13の側面13bと、第2嵌合凹部25の凹面に嵌合する第1整流磁石18の外側面18aと密接する形状に形成されている。
さらにまた、両第1延出部19の先端面は、平面であって第1整流磁石18を第1爪状磁極11の内側面11bに配置した時、第1コアベース12の反第2ロータコア20側の面22c(図3参照)と面一となるように形成されている。
第2整流磁石28は、図4において、第2ロータコア20側の両端部であって、第2コアベース22の外周面22aと第2アーム部23の側面23bとで形成された段差面と密接する第2延出部29を突出形成している。
両第2延出部29の径方向の外側面29aは、それぞれ第2アーム部23の外周面23aと面一となるように円弧状にて形成されている。また、両第2延出部29の径方向の内側面29bは、第2コアベース22の外周面22aと面一となるように円弧状にて形成されている。
また、両第2延出部29の周方向の両側面29cは、それぞれ第2アーム部23の側面23bと、第2嵌合凹部25の凹面に嵌合する第1整流磁石18の外側面18aと密接する形状に形成されている。
さらにまた、両第2延出部29の先端面は、平面であって第2整流磁石28を第2爪状磁極21の内側面21bに配置した時、第2コアベース22の反第1ロータコア10側の面12c(図3参照)と面一となるように形成されている。
そして、第1爪状磁極11に第1整流磁石18を、第2爪状磁極21に第2整流磁石28をそれぞれ囲むように配置した状態で、第1ロータコア10と第2ロータコア20が、第1爪状磁極11と第2爪状磁極21が周方向に交互に配置されるように重ね合わせる。
第1爪状磁極11と第2爪状磁極21が周方向に交互に配置されたとき、第1整流磁石18の第1延出部19の外側の側面19cと、第2延出部29の外側の側面29cの径方向にのびる第2整流磁石28の平面形状の外側面28aと密接する。同様に、第2整流磁石28の第2延出部29の外側の側面29cと、第1延出部19の外側の側面19cの径方向にのびる第1整流磁石18の平面形状の外側面18aと密接する。
第1延出部19を含む第1整流磁石18は、図5に示すように、第1爪状磁極11側(第1延出部19にあっては第1アーム部13側)に向かって第1整流磁石18の内側面18b(第1延出部19にあっては側面19c)に対して垂直となるように磁化されている。そして、第1整流磁石18は、第1爪状磁極11側(第1延出部19にあっては第1アーム部13側)がN極、反第1爪状磁極11側(第1延出部19にあっては反第1アーム部13)がS極となるように磁化されている。
また、第2延出部29を含む第2整流磁石28は、図5に示すように、反第2爪状磁極21側(第2延出部29にあって第2アーム部23側)に向かって第2整流磁石28の外側面28a(第2延出部29にあっては側面29c)に対して垂直となるように磁化されている。そして、第2整流磁石28は、反第2爪状磁極21側(第2延出部29にあっては反第2アーム部13側)がN極、第2爪状磁極21側(第2延出部29にあっては第2アーム部23)がS極となるように磁化されている。
そして、c第1ロータコア10と第2ロータコア20が、第1爪状磁極11と第2爪状磁極21が周方向に交互に配置されるように重ね合わせる際、第1ロータコア10と第2ロータコア20の間に、環状磁石30を配置する。
(環状磁石30)
環状磁石30は、第1ロータコア10と第2ロータコア20にて挟持固定される。そして、環状磁石30は、軸方向の両側面30a,30bが第1及び第2コアベース12,22の対向面12b,22bにそれぞれ当接される。環状磁石30は、中央部に回転軸3が貫通する貫通穴30cを有している。環状磁石30の外周面30dは、各第1爪状磁極11を囲むように配置した第1整流磁石18及び各第2爪状磁極21を囲むように配置した第2整流磁石28の外周面であって最も中心軸Cに近い部分と当接するように形成されている。
環状磁石30は、軸方向に磁化され、第1コアベース12側をN極、第2コアベース22側をS極となるように磁化されている。従って、この環状磁石30によって、第1ロータコア10の各第1爪状磁極11はN極(第1の磁極)として機能し、第2ロータコア20の各第2爪状磁極21は、S極(第2の磁極)として機能する。
次に、上記のように構成したロータRの作用を記載する。
今、第1ロータコア10の各第1爪状磁極11にU字状の第1整流磁石18をそれぞれ囲むように配置する。このとき、各第1爪状磁極11には、それぞれ単一の第1整流磁石18が装着されるため、各第1爪状磁極11に第1整流磁石18を装着する作業は、部品数も少なく簡単で短時間で行える。
また、第2ロータコア20の各第2爪状磁極21にU字状の第2整流磁石28をそれぞれ囲むように配置する。このとき、同様に、各第2爪状磁極21には、それぞれ単一の第2整流磁石28が装着されるため、各第2爪状磁極21に第2整流磁石28を装着する作業は、部品数も少なく簡単で短時間で行える。
次に、第1ロータコア10と第2ロータコア20が、第1爪状磁極11と第2爪状磁極21が周方向に交互に配置されるように重ね合わせる。この重ね合わせる際、第1ロータコア10と第2ロータコア20の間に、環状磁石30を配置し、その環状磁石30を第1ロータコア10と第2ロータコア20とで挟持する。
環状磁石30を挟持した第1ロータコア10と第2ロータコア20を回転軸3に固着することによってロータRが形成される。
次に、上記のように構成した本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、各第1及び第2爪状磁極11,21に、それぞれ単一の第1及び第2整流磁石18,28をそれぞれ装着したため、各第1及び第2爪状磁極11,21に第1及び第2整流磁石18,28を装着する作業は、部品数も少なく簡単で短時間で行える。その結果、ロータRのコスト低下につながり、モータ1の低コスト化を実現できる。
(2)上記実施形態によれば、第1爪状磁極11の内側面11bが第1整流磁石18の内側面18bにて密接して囲まれるとともに、第2爪状磁極21の内側面21bが第2爪状磁極21の内側面28bにて密接して囲まれるので、第1及び第2整流磁石18,28の磁束が有効に利用されモータの出力アップを図ることができる。
(3)上記実施形態によれば、第1整流磁石18の磁化配向を、第1爪状磁極11の内側面11bに対して垂直になるように第1爪状磁極11と同一のN極に磁化する。また、第2整流磁石28の磁化配向を、第2爪状磁極21の内側面21bに対して垂直になるように第2爪状磁極21と同一のS極を配向した。従って、第1爪状磁極11と第2爪状磁極21間の磁路の整流が、より効率よく行われ、モータの高出力化を図ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2爪状磁極11,21を5個形成したが、これに限定されるものではなく、適宜その数を変更して実施してもよい。
・上記実施形態において、第1及び第2爪状磁極11,21の内側面11b,21bをU字状に形成したが、その内側面11b,21bをコ字状に形成してもよい。この場合、整流磁石の内側面を、これに合わせてコ字状にする必要がある。
1…ブラシレスモータ(モータ)、2…ステータコア、2a…ステータコア片、3…回転軸、10…第1ロータコア、11…第1爪状磁極、11a…外側面、11b…内側面、12…第1コアベース、12a…外周面、12b…対向面、12c…面、13…第1アーム部、13a…外周面、13b…側面、15…第1嵌合凹部、18…第1整流磁石、18a…外側面、18b…内側面、19…第1延出部、19a…外側面、19b…内側面、19c…側面、20…第2ロータコア、21…第2爪状磁極、21a…外側面、21b…内側面、22…第2コアベース、22a…外周面、22b…対向面、22c…面、23…第2アーム部、23a…外周面、23b…側面、25…第2嵌合凹部、28…第2整流磁石、28a…外側面、28b…内側面、29…第2延出部、29a…外側面、29b…内側面、29c…側面、30…環状磁石(界磁磁石)、30a,30b…側面、30c…貫通穴、30d…外周面、C…中心軸、R…ロータ、S…ステータ。

Claims (4)

  1. 回転軸に固着される第1コアベースに、等間隔に複数の第1爪状磁極を軸方向に延出形成した第1ロータコアと、
    前記回転軸に固着される第2コアベースに、等間隔に複数の第2爪状磁極を軸方向に延出形成し、前記各第2爪状磁極をそれぞれ対応する前記第1ロータコアの各第1爪状磁極間に配置した第2ロータコアと、
    前記第1ロータコアと第2ロータコアとの間に配置され、前記軸方向に磁化され、前記第1爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、
    を備えたロータであって、
    前記軸方向に延出形成した各第1爪状磁極の内側面に対して、それぞれその内側面全体を囲む単一の第1整流磁石と、
    前記軸方向に延出形成した各第2爪状磁極の内側面に対して、それぞれその内側面全体を囲む単一の第2整流磁石と
    を備えたことを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記第1爪状磁極の内側面は、前記回転軸側に膨出した円弧状の円弧面と、その円弧面の両側から前記回転軸から離間する径方向に延出形成された平面と、
    前記第1爪状磁極の内側面と当接する前記第1整流磁石の内側面は、前記第1爪状磁極の円弧面と当接する円弧面と、前記第1爪状磁極の平面と当接する平面と、
    前記第2爪状磁極の内側面は、前記回転軸側に膨出した円弧状の円弧面と、その円弧面の両側から前記回転軸から離間する径方向に延出形成された平面と、
    前記第2爪状磁極の内側面と当接する前記第2整流磁石の内側面は、前記第2爪状磁極の円弧面と当接する円弧面と、前記第2爪状磁極の平面と当接する平面と
    を有していることを特徴とするロータ。
  3. 請求項1又は2に記載のロータにおいて、
    前記第1整流磁石は、前記界磁磁石によって第1の磁極として機能する前記第1爪状磁極と当接する面に対して垂直に前記第1の磁極が磁化され、
    前記第2整流磁石は、前記界磁磁石によって第2の磁極として機能する前記第2爪状磁極と当接する面に対して垂直に前記第2の磁極が磁化されていることを特徴とするロータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のロータを備えたことを特徴とするモータ。
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