JP2013097361A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 静電荷像現像用トナーは、樹脂を含有するトナー粒子よりなる静電荷像現像用トナーであって、前記樹脂が、メタクリル酸アルキルエステル単量体とアクリル酸アルキルエステル単量体とからアニオン重合により形成された、重量平均分子量(Mw)が5,000以上100,000未満であり、かつ、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnが1.0以上1.5以下である共重合体が含有されてなるものであることを特徴とする。本発明の静電荷像現像用トナーにおいては、前記樹脂に含有される共重合体が、ブロック共重合体であることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
定着温度が低く設計されたトナーを高速大量印刷用の画像形成装置において用いる場合は、実用上、いくつかの問題が生じる。例えば、熱定着時にトナーの粘度が大幅に低下するほどに当該トナーの溶融が進むと、溶融したトナーによる画像が破断してその一部が定着部材に移行する、いわゆるホットオフセット現象が生じ、その結果、画像不良が発生する。また例えば、熱定着されたトナー画像が十分に冷却されない状態でプリント物が積み重ねられることによって、トナー画像を構成するトナーが被接触物に移行してしまう、いわゆるドキュメントオフセット現象が生じ、その結果、画像汚染が発生する。
前記樹脂が、メタクリル酸アルキルエステル単量体とアクリル酸アルキルエステル単量体とからアニオン重合により形成された、重量平均分子量(Mw)が5,000以上100,000未満であり、かつ、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnが1.0以上1.5以下である共重合体が含有されてなるものであることを特徴とする。
本発明のトナーは、結着樹脂を含有するトナー粒子よりなり、結着樹脂が、メタクリル酸アルキルエステル単量体とアクリル酸アルキルエステル単量体とからアニオン重合により形成された、重量平均分子量(Mw)が5,000以上100,000未満であり、かつ、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnが1.0以上1.5以下である共重合体(以下、「特定の共重合体」ともいう。)が含有されてなるものであることを特徴とする。
本発明のトナーによれば、特定の単量体を用いてアニオン重合により形成された、特定の分子量およびシャープな分子量分布を有する共重合体が含有されてなるので、低温定着性が得られながら、高温時における溶融粘度の急激な低下が抑制されて耐ホットオフセット性が得られると共に低分子量成分すなわち低ガラス転移点成分が少ないために耐ドキュメントオフセット性が得られ、その結果、ホットオフセット現象による画像不良の発生が抑制されると共にタッキングなどのドキュメントオフセット現象による画像汚染の発生が抑制され、画像品質が良好な耐熱安定性を有する定着画像を得ることができる。
高温時における溶融粘度の急激な低下が抑制される理由としては、アニオン重合によって形成された共重合体は立体規則性の高いものとなるので、共重合体同士の相互作用が強く得られ、従って分子鎖の切断などが発生し難いからであると考えられる。
結着樹脂に含まれる特定の共重合体は、メタクリル酸アルキルエステル単量体による(共)重合体ブロックAとアクリル酸アルキルエステル単量体による(共)重合体ブロックBとが直列に結合した状態のブロック共重合体であることが好ましい。ブロック共重合体の具体的な構造としては、例えばA−B型、A−B−A型などとすることができる。
特定の共重合体を形成するための各単量体の割合すなわち特定の共重合体における各単量体に由来の構造単位の割合が上記の範囲にあることにより、十分な低温定着性が得られる。特定の共重合体を形成するためのメタクリル酸アルキルエステル単量体の割合が過多である場合は、十分な低温定着性が得られないおそれがあり、また、特定の共重合体を形成するためのメタクリル酸アルキルエステル単量体の割合が過少である場合は、十分な耐ホットオフセット性および/または耐ドキュメントオフセット性を得ることができないおそれがある。
特定の共重合体の重量平均分子量(Mw)および分子量分布(Mw/Mn)が5,000以上100,000未満および1.0以上1.5以下の範囲にあることにより、低温定着性、耐ホットオフセット性および耐ドキュメントオフセット性の3つが両立して得られる。
特定の共重合体の重量平均分子量(Mw)が過大である場合は、十分な低温定着性を得ることができない。また、特定の共重合体の重量平均分子量(Mw)が過小である場合は、十分な耐ホットオフセット性を得ることができない。
また、分子量分布(Mw/Mn)が過大である場合は、低分子量成分すなわち低ガラス転移点成分や残留モノマーの存在によって、十分な耐ドキュメントオフセット性が得られない。
ここに、立体規則性を有するとは、アイソタクチック(mm)、ヘテロタクチック(mr)またはシンジオタクチック(rr)のいずれかであることをいう。
アイソタクチック(mm)であるとは、三連子表示(トライアッド表示)で表されるmmの割合が50%以上であることを意味し、ヘテロタクチック(mr)であるとは、三連子表示(トライアッド表示)で表されるmrの割合が50%以上であることを意味し、シンジオタクチック(rr)であるとは、三連子表示(トライアッド表示)で表されるrrの割合が50%以上であることを意味する。
また、立体規則性の高低とは、三連子表示(トライアッド表示)で表されるmm、mrまたはrrの割合の高低をいう。
本発明においては、三連子表示(トライアッド表示)で表されるmm、mrまたはrrのいずれかの割合が、50%以上であることが好ましく、より好ましくは70%以上である。
測定周波数:100.5MHz
パルス条件:4.0μsDEPT法による
データポイント:32768
遅延時間:25sec
周波数範囲:10500Hz
積算回数:20000回
測定温度:80℃
溶媒:ベンゼン−d6 /o−ジクロロベンゼン−d4 =1/4(v/v)
試料濃度:3wt%
試料管:φ5mm
以上のような特定の共重合体は、メタクリル酸アルキルエステル単量体とアクリル酸アルキルエステル単量体とからアニオン重合により得たものである。
本発明において、アニオン重合とは、陰イオンが媒介して求核的に付加するイオン重合のことをいう。イオン重合は、活性種がイオン化することで重合を繰り返す重合であり、イオンが連鎖的に反応することによって重合体を得ることができる。このようなアニオン重合を経て得られる重合体は、分子量分布(Mw/Mn)が狭いものとなる。
方法(1)〜(4)によればシンジオタクチックである共重合体を合成することができ、方法(5)によれば、アイソタクチックである共重合体を合成することができる。
これらのうちでも、極低温ではなく比較的高い温度でアニオン重合を行うことができ、それにより特定の共重合体を製造する際の環境負荷を抑制することができる点から、(2)有機アルカリ金属化合物を重合開始剤として、有機アルミニウム化合物の存在下でアニオン重合を行う方法を好ましく採用することができる。
これらの有機アルミニウム化合物のうちでも、イソブチルビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシ)アルミニウム、イソブチルビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノキシ)アルミニウム、イソブチル[2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノキシ)]アルミニウムが、アニオン重合中における副反応の抑制、取り扱いの容易さなどの点から好ましく用いられる。
本発明のトナーを構成する結着樹脂には、特定の共重合体と共に当該特定の共重合体と異なるその他の樹脂を含有させることができる。
ここに、特定の共重合体と異なる樹脂とは、アニオン重合ではない重合法によって得られた樹脂のことをいう。
特定の共重合体およびその他の樹脂の組成は、当該特定の共重合体およびその他の樹脂についてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定された分子量分布においてシャープなピークが発現している部分を抽出し、NMRにより測定することによって確認することができる。
結着樹脂中に特定の共重合体が1質量%以上含有されていることにより、低温定着性、耐ホットオフセット性および耐ドキュメントオフセット性の3つが両立して得られる。一方、特定の共重合体の含有量が過少である場合は、耐ホットオフセット性および耐ドキュメントオフセット性を確実に得ることができないおそれがある。
(1)スチレンあるいはスチレン誘導体:スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレンなど。
スチレン系単量体としては、スチレンを用いることが好ましい。
これらは、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
(2)メタクリル酸エステル誘導体:メタクリル酸メチル(MMA)、メタクリル酸エチル(EMA)、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルなど。
(3)アクリル酸エステル誘導体:アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニルなど。
(メタ)アクリル酸系単量体としては、アクリル酸n−ブチルを用いることが好ましい。
これらは、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
(1)オレフィン類:エチレン、プロピレン、イソブチレンなど
(2)ビニルエステル類:プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニルなど
(3)ビニルエーテル類:ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルなど
(4)ビニルケトン類:ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトンなど
(5)N−ビニル化合物:N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドンなど
(6)ビニル化合物類:ビニルナフタレン、ビニルピリジンなど
(7)アクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体:アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなど
のその他の共重合用ラジカル重合性単量体を用いて共重合したものであってもよい。
その他の共重合用ラジカル重合性単量体としては、さらに、カルボキシル基以外のイオン性解離基、例えばスルホン酸基、リン酸基などの置換基を有するラジカル重合性単量体が挙げられる。カルボキシル基以外のイオン性解離基とは、例えばスルホン酸基、リン酸基などである。
カルボキシル基以外のイオン性解離基を有するラジカル重合性単量体としては、例えば、スチレンスルホン酸、アリルスルホコハク酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、アシドホスホオキシエチルメタクリレート、3−クロロ−2−アシドホスホオキシプロピルメタクリレートなどが挙げられる。
またさらに、その他の共重合用ラジカル重合性単量体として多官能性ビニル類を使用してその他の樹脂を架橋構造を有するものとすることもできる。多官能性ビニル類としては、例えば、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレートなどが挙げられる。
また、重量平均分子量(Mw)が上記の範囲にあることにより、低温定着性、耐ホットオフセット性および耐ドキュメントオフセット性を両立して得られる。一方、重量平均分子量(Mw)が過小である場合は十分な耐ホットオフセット性および/または耐ドキュメントオフセット性が得られないおそれがあり、また、重量平均分子量(Mw)が過大である場合は低温定着性を十分に得られないおそれがある。
その他の樹脂の重量平均分子量(Mw)は、測定試料としてその他の樹脂を用いて上述のように測定されるものである。
着色剤としては、一般に知られている染料および顔料を用いることができる。
黒色のトナーを得るための着色剤としては、ファーネスブラック、チャンネルブラックなどのカーボンブラック、マグネタイト、フェライトなどの磁性体、染料、非磁性酸化鉄を含む無機顔料などの公知の種々のものを任意に使用することができる。
カラーのトナーを得るための着色剤としては、染料、有機顔料などの公知のものを任意に使用することができ、具体的には、有機顔料としては例えばC.I.ピグメントレッド5、同48:1、同53:1、同57:1、同81:4、同122、同139、同144、同149、同166、同177、同178、同222、同238、同269、C.I.ピグメントイエロー14、同17、同74、同93、同94、同138、同155、同180、同185、C.I.ピグメントオレンジ31、同43、C.I.ピグメントブルー15;3、同60、同76などを挙げることができ、染料としては例えばC.I.ソルベントレッド1、同49、同52、同58、同68、同11、同122、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同77、同79、同81、同82、同93、同98、同103、同104、同112、同162、C.I.ソルベントブルー25、同36、同69、同70、同93、同95などを挙げることができる。
各色のトナーを得るための着色剤は、各色について、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
ワックスとしては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなどのポリオレフィンワックスや、パラフィンワックス、サゾールワックスなどの長鎖炭化水素系ワックス;トリメチロールプロパントリベヘネート、ペンタエリスリトールテトラミリステート、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ペンタエリスリトールテトラベヘネート、ペンタエリスリトールジアセテートジベヘネート、グリセリントリベヘネート、1,18−オクタデカンジオールジステアレート、トリメリット酸トリステアリル、ジステアリルマレエートなどのエステル系ワックス;エチレンジアミンジベヘニルアミド、トリメリット酸トリステアリルアミドなどのアミド系ワックス;ジステアリルケトンなどのジアルキルケトン系ワックス;カルナウバワックス、モンタンワックスなどを挙げることができる。
ワックスとしては、その融点が通常40〜160℃、好ましくは50〜120℃、より好ましくは60〜90℃であるものを用いることが好ましい。上記の範囲の融点を有するワックスを用いることにより、得られるトナーに耐熱保存性が確保されると共に、低温定着を行う場合にも安定した画像形成を行うことができる。
ワックスの含有割合は、結着樹脂に対して1〜30質量%であることが好ましく、より好ましくは5〜20質量%である。
荷電制御剤としては、公知の種々の化合物を用いることができる。
荷電制御剤の含有割合は、結着樹脂に対して通常0.1〜10質量%とされ、好ましくは0.5〜5質量%とされる。
このトナーの平均粒径は、例えば体積基準のメジアン径で3〜9μmであることが好ましく、更に好ましくは3〜8μmとされる。この粒径は、例えば後述する乳化重合会合法を採用して製造する場合には、使用する凝集剤の濃度や有機溶媒の添加量、融着時間、重合体の組成によって制御することができる。
体積基準のメジアン径が上記の範囲にあることにより、転写効率が高くなってハーフトーンの画質が向上し、細線やドットなどの画質が向上する。
本発明のトナーは、このトナーを構成する個々のトナー粒子について、転写効率の向上の観点から、下記式(T)で示される平均円形度が0.930〜1.000であることが好ましく、より好ましくは0.950〜0.995である。
式(T):平均円形度=円相当径から求めた円の周囲長/粒子投影像の周囲長
さらに、軟化点は80〜110℃であることが好ましく、より好ましくは90〜105℃である。
測定手順としては、トナー3.0mgをアルミニウム製パンに封入し、ホルダーにセットする。リファレンスは空のアルミニウム製パンを使用した。測定条件としては、測定温度0℃〜200℃、昇温速度10℃/分、降温速度10℃/分で、Heat−cool−Heatの温度制御で行い、その2nd.Heatにおけるデータをもとに解析を行い、第1の吸熱ピークの立ち上がり前のベースラインの延長線と、第1のピークの立ち上がり部分からピーク頂点までの間で最大傾斜を示す接線を引き、その交点をガラス転移点として示す。
また、トナーの軟化点は、以下のように測定されるものである。
まず、温度20±1℃、相対湿度50±5%RHの環境下において、トナー1.1gをシャーレに入れ平らにならし、12時間以上放置した後、成型器「SSP−10A」(島津製作所製)によって3820kg/cm2 の力で30秒間加圧し、直径1cmの円柱型の成型サンプルを作成し、次いで、この成型サンプルを、温度24±5℃、相対温度50±20%RHの環境下において、フローテスター「CFT−500D」(島津製作所製)により、荷重196N(20kgf)、開始温度60℃、予熱時間300秒間、昇温速度6℃/分の条件で、円柱型ダイの穴(1mm径×1mm)より、直径1cmのピストンを用いて予熱終了時から押し出し、昇温法の溶融温度測定方法でオフセット値5mmの設定で測定したオフセット法温度Toffsetが、トナーの軟化点とされる。
高温時における溶融粘度の急激な低下が抑制される理由としては、アニオン重合によって形成された共重合体は立体規則性の高いものとなるので、共重合体同士の相互作用が強く得られ、従って分子鎖の切断などが発生し難いからであると考えられる。
本発明のトナーの製造方法としては、特に限定されないが、例えば粉砕法を好ましく挙げることができる。
粉砕法によるトナーの製造方法においては、具体的には、結着樹脂を、必要に応じて着色剤や離型剤、荷電制御剤などのトナー構成成分と共にヘンシェルミキサー、ボールミルなどの混合機により十分混合し、加熱ロール、ニーダー、エクストルーダーなどの熱混練機を用いて溶融混練し、冷却固化後、粉砕および分級することにより、トナー粒子を得ることができる。
本発明のトナーは、そのままトナー粒子として使用することが可能であるが、トナーとしての帯電性能や流動性、あるいはクリーニング性を向上させる観点から、その表面に公知の無機微粒子や有機微粒子などの粒子、滑材を外添剤として添加することが好ましい。
必要に応じてこれらの無機微粒子は疎水化処理されていてもよい。
これらの外添剤の添加量は、その合計の添加量がトナー中に好ましくは0.1〜10.0質量%とされる。
外添剤の添加方法としては、タービュラーミキサー、ヘンシェルミキサ、ナウターミキサー、V型混合機などの公知の種々の混合装置を使用して添加する方法が挙げられる。
本発明のトナーは、磁性または非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。
トナーを二成分現像剤として使用する場合において、当該トナーのキャリアに対する混合量は、2〜10質量%であることが好ましい。
トナーとキャリアを混合する混合装置は、特に限定されるものではなく、ナウターミキサー、WコーンおよびV型混合機などが挙げられる。
キャリアの体積基準のメジアン径は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
また、キャリアの飽和磁化は、「直流磁化特性自動記録装置3257−35」(横河電気株式会社製)により測定されるものである。
本発明のトナーは、一般的な電子写真方式の画像形成方法に用いることができる。
1リットルの三口フラスコに三方コックを付けて内部を脱気し、窒素で置換した後、室温にてトルエン400g、N,N,N’,N’’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン2.0ml、イソブチルビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシ)アルミニウム11mmolを含有するトルエン溶液18mlを加え、さらにsec−ブチルリチウム1.0mmolを含有するシクロヘキサンとn−ヘキサンの混合溶液3.0mlを加えた。これにモノマーA:メタクリル酸メチル(MMA)90gを添加し、室温(25℃)にて1時間撹拌後、重合液の内部温度を−12℃に冷却し、モノマーB:アクリル酸n−ブチル(BA)60gを2時間かけて滴下して反応させた。滴下終了後、3時間撹拌した後、メタノール1gを添加して重合反応を停止させた。重合停止後の反応液を大量のメタノールと水の混合溶液(メタノールの割合は90質量%)中に注ぎ、析出した重合体を回収した。
得られた重合体について上記の方法によってGPC測定および 1H−NMR測定を行ったところ、重量平均分子量(Mw)が40,000、数平均分子量(Mn)が38,000、Mw/Mnが1.05であるブロック共重合体であり、立体規則性はrrの割合が78%であった。これを共重合体〔1〕とする。
共重合体の重合例1において、メタクリル酸メチル90gの代わりにメタクリル酸エチル90gを用いたことの他は同様にして、重合体を回収した。
得られた重合体について上記の方法によってGPC測定および 1H−NMR測定を行ったところ、重量平均分子量(Mw)が41,000、数平均分子量(Mn)が33,000、Mw/Mnが1.24であるブロック共重合体であり、立体規則性はrrの割合が66%であった。これを共重合体〔2〕とする。
共重合体の重合例1において、アクリル酸n−ブチル60gの代わりにアクリル酸2−エチルヘキシル60gを用いたことの他は同様にして、重合体を回収した。
得られた重合体について上記の方法によってGPC測定および 1H−NMR測定を行ったところ、重量平均分子量(Mw)が38,800、数平均分子量(Mn)が31,000、Mw/Mnが1.25であるブロック共重合体であり、立体規則性はrrの割合が58%であった。これを共重合体〔3〕とする。
共重合体の重合例1において、メタクリル酸メチルの使用量を90gから75gに変更すると共にアクリル酸n−ブチルの使用量を60gから75gに変更したことの他は同様にして、重合体を回収した。
得られた重合体について上記の方法によってGPC測定および 1H−NMR測定を行ったところ、重量平均分子量(Mw)が36,000、数平均分子量(Mn)が32,000、Mw/Mnが1.13であるブロック共重合体であり、立体規則性はrrの割合が73%であった。これを共重合体〔4〕とする。
1リットルの三口フラスコに三方コックを付けて内部を脱気し、窒素で置換した後、室温にてトルエン400g、N,N,N’,N’’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン2.0ml、イソブチルビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシ)アルミニウム11mmolを含有するトルエン溶液18mlを加え、さらにsec−ブチルリチウム1.0mmolを含有するシクロヘキサンとn−ヘキサンの混合溶液3.0mlを加えた。これにメタクリル酸メチル90gおよびアクリル酸n−ブチル60gの混合液を6時間かけて滴下して反応させた。滴下終了後、室温(25℃)にて3時間撹拌した後、メタノール1gを添加して重合反応を停止させた。重合停止後の反応液を大量のメタノールと水の混合溶液(メタノールの割合は90質量%)中に注ぎ、析出した重合体を回収した。
得られた重合体について上記の方法によってGPC測定および 1H−NMR測定を行ったところ、重量平均分子量(Mw)が36,000、数平均分子量(Mn)が25,000、Mw/Mnが1.44であり、ブロック共重合体構造並びに立体規則性は観察されなかった。これを共重合体〔5〕とする。
乾燥窒素雰囲気下のフラスコ内にポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム1.0gとイオン交換水600gを仕込み、撹拌しながら内温を80℃に昇温した。昇温後、過硫酸カリウム2.5gをイオン交換水50gに溶解させたものを添加し、次いで、
メチルメタクリレート 120g
n−ブチルアクリレート 80g
n−オクチルメルカプタン 1g
の混合液を1時間かけて滴下した。滴下後、80℃にて3時間加熱、撹拌した後、常温まで冷却し樹脂粒子の分散液を得た。その後、分散液の水を除去し乾燥させることにより重合体を得た。
得られた重合体について上記の方法によってGPC測定および 1H−NMR測定を行ったところ、重量平均分子量(Mw)が40,000、数平均分子量(Mn)が15,000、Mw/Mnが2.67であり、ブロック共重合体構造並びに立体規則性は観察されなかった。これを共重合体〔6〕とする。
乾燥窒素雰囲気下のフラスコ内にポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム1.0gとイオン交換水600gを仕込み、撹拌しながら内温を80℃に昇温した。昇温後、過硫酸カリウム2.5gをイオン交換水50gに溶解させたものを添加し、次いで、
スチレン 140g
n−ブチルアクリレート 60g
n−オクチルメルカプタン 1.5g
の混合液を1時間かけて滴下した。滴下後、80℃にて3時間加熱、撹拌した後、常温まで冷却し樹脂粒子の分散液を得た。その後、分散液の水を除去し乾燥させることにより重合体を得た。
得られた重合体について上記の方法によってGPC測定および 1H−NMR測定を行ったところ、重量平均分子量(Mw)が30,000、数平均分子量(Mn)が9,000、Mw/Mnが3.33であり、ブロック共重合体構造並びに立体規則性は観察されなかった。これを共重合体〔7〕とする。
共重合体〔1〕 30g
共重合体〔7〕 70g
銅フタロシアニン着色剤「KET Blue」(大日本インキ化学工業社製) 5g
ベヘン酸ベヘニル(日油社製) 3g
を「ヘンシェルミキサー」(三井鉱山社製)で混合した後、110℃に設定した2軸混練押出機で溶融混練した。得られた混練物を冷却し、「ハンマーミル」(ホソカワミクロン社製)で粗粉砕した後、機械式粉砕機「ターボミルT−400型」(ターボ工業社製)を用いて微粉砕し、風力分級機で分級することにより、体積平均粒径7.0μmのトナー粒子〔1X〕を得た。
上記で得られたトナー粒子〔1X〕1000質量部に、疎水性シリカ「R805」(日本アエロジル社製)10質量部および酸化チタン「STT−30S」(チタン工業社製)5質量部を添加し、ヘンシェルミキサー(撹拌羽根の回転数を3000rpmに設定)によって混合することによりトナー〔1〕を作製した。
トナーの作製例1において、共重合体〔1〕および共重合体〔7〕の代わりに表2に従った共重合体を用いたことの他は同様にして、トナー〔2〕〜〔7〕を得た。
トナー〔1〕〜〔7〕の各々に対して、シリコーン樹脂を被覆した体積平均粒径35μmのフェライトキャリアをトナー濃度が6%となるよう混合することにより、現像剤〔1〕〜〔7〕を調製した。
現像剤〔1〕〜〔7〕について、以下の評価を行った。
複写機「bizhub PRO C6550」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)において、定着装置を加熱ローラの表面温度(定着温度)を120〜200℃の範囲で変更することができるように改造したものを用い、常温常湿(温度20℃、湿度50%RH)の環境下において、A4サイズの上質紙上に、トナー付着量10mg/cm2 のベタ画像を定着させる定着実験を、設定される定着温度を120℃から5℃刻みで増加させるように変更しながら200℃まで繰り返し行った。
各定着温度に係る定着実験において得られたプリント物を、折り機でベタ画像に荷重をかけるように折り、これに0.35MPaの圧縮空気を吹き付け、限度見本を参照して、折り目を下記の評価基準に示す5段階にランク付けし、評価がランク3となった初めての定着実験の定着温度を下限定着温度とした。結果を表2に示す。なお、下限定着温度が150℃以下であるものを合格と判断する。
−評価基準−
ランク5:全く折れ目なし。
ランク4:一部折れ目に従った剥離あり。
ランク3:折れ目に従った細かい線状の剥離あり。
ランク2:折れ目に従った太い線状の剥離あり。
ランク1:大きな剥離あり。
複写機「bizhab PRO C6550」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)において、定着装置を加熱ローラの表面温度(定着温度)を120〜210℃の範囲で変更することができるように改造したものを用い、A4普通紙を縦送りで搬送し、搬送方向に垂直な方向に伸びる5mm幅のベタ帯画像を定着させた後、搬送方向に対して垂直方向に伸びる5mm幅のベタ帯画像および20mm幅のハーフトーン画像を定着させる定着実験を、高温オフセットによる画像汚れが観察されるまで、設定される定着温度を120℃から5℃刻みで増加させるよう変更しながら繰り返し行い、高温オフセットによる画像汚れが観察された定着実験における定着温度を高温オフセット温度として測定した。結果を表2に示す。なお、高温オフセット温度が200℃以上であるものを合格と判断した。
評価機に専用フィニッシャー「FS−608」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)を装填し、坪量64g紙を用い、1ページ当たりの画素率を50%に設定して、中綴じ印刷20部(1部5枚)の自動製本作成テストを50回繰り返した。印刷物が室温になるまで自然冷却した後、全ページを目視で確認し、最も定着画像の画像欠損度の大きいページについて、以下の評価基準に従って評価した。結果を表2に示す。なお、ランク3またはランク2が合格レベルと判断される。
−評価基準−
ランク3:画像部、非画像部ともに全く画像欠損や画像移行が見られない。
ランク2:紙揃えに乱れが生じ、一部のページの画像が傾いた状態で小口が裁断されている。また、画像部に画像の接着の痕跡に対応する光沢むらが発生している。
ランク1:互いの画像部が接着したため、白ぬけなど画像欠損が激しく、非画像部へ明らかな画像の移行が見られる。
Claims (2)
- 樹脂を含有するトナー粒子よりなる静電荷像現像用トナーであって、
前記樹脂が、メタクリル酸アルキルエステル単量体とアクリル酸アルキルエステル単量体とからアニオン重合により形成された、重量平均分子量(Mw)が5,000以上100,000未満であり、かつ、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnが1.0以上1.5以下である共重合体が含有されてなるものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。 - 前記樹脂に含有される共重合体が、ブロック共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
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