JP2013083947A - レジスト下層膜形成用組成物及びパターン形成方法 - Google Patents
レジスト下層膜形成用組成物及びパターン形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013083947A JP2013083947A JP2012202087A JP2012202087A JP2013083947A JP 2013083947 A JP2013083947 A JP 2013083947A JP 2012202087 A JP2012202087 A JP 2012202087A JP 2012202087 A JP2012202087 A JP 2012202087A JP 2013083947 A JP2013083947 A JP 2013083947A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resist
- underlayer film
- resist underlayer
- structural unit
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- PJMXUSNWBKGQEZ-UHFFFAOYSA-N CC(C(Oc(cc1)ccc1O)=O)=C Chemical compound CC(C(Oc(cc1)ccc1O)=O)=C PJMXUSNWBKGQEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 0 CC*(C)C(C(C)C(N1*)=O)C1=O Chemical compound CC*(C)C(C(C)C(N1*)=O)C1=O 0.000 description 1
- XGQJGMGAMHFMAO-UHFFFAOYSA-N COCN(C(C(N1COC)N2COC)N(COC)C2=O)C1=O Chemical compound COCN(C(C(N1COC)N2COC)N(COC)C2=O)C1=O XGQJGMGAMHFMAO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BNCADMBVWNPPIZ-UHFFFAOYSA-N COCN(COC)c1nc(N(COC)COC)nc(N(COC)COC)n1 Chemical compound COCN(COC)c1nc(N(COC)COC)nc(N(COC)COC)n1 BNCADMBVWNPPIZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
Abstract
Description
[A]下記式(1)で表される化合物に由来する構造単位(I)と、
ラクトン構造を有する構造単位及び環状カーボネート構造を有する構造単位からなる群より選択される少なくとも1種の構造単位(II)とを含む重合体(以下、「[A]重合体」とも称する)
を含有するレジスト下層膜形成用組成物である。
(1)当該レジスト下層膜形成用組成物を用い、基板上にレジスト下層膜を形成する工程、
(2)レジスト組成物を用い、上記レジスト下層膜上にレジスト膜を形成する工程、
(3)マスクを介した放射線の照射により、上記レジスト膜を露光する工程、
(4)上記露光されたレジスト膜の現像により、レジストパターンを形成する工程、並びに
(5)上記レジストパターンをマスクとして、レジスト下層膜及び基板を順次ドライエッチングする工程
を有する。
本発明のレジスト下層膜形成用組成物は、[A]重合体を含有する。また、当該レジスト下層膜形成用組成物は、好適成分として[B]架橋剤、[C]架橋触媒、[D]溶媒及び[E]界面活性剤を含有することができる。さらに当該レジスト下層膜形成用組成物は、本発明の効果を損なわない限りその他の任意成分を含有してもよい。以下、各成分を詳述する。
[A]重合体は、上記式(1)で表される構造単位(I)と、ラクトン構造を有する構造単位及び環状カーボネート構造を有する構造単位からなる群より選択される少なくとも1種の構造単位(II)とを含む重合体である。また、[A]重合体は、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルに由来する構造単位(III)及び/又は電子求引性基を有する芳香族構造を有する構造単位(IV)を含むことが好ましい。さらに、[A]重合体は、本発明の効果を損なわない限り、構造単位(I)、構造単位(II)、構造単位(III)及び構造単位(IV)以外のその他の構造単位(V)を有してもよい。なお、[A]重合体は、各構造単位を2種以上有してもよい。以下、各構造単位を詳述する。
構造単位(I)は、上記式(1)で表される構造単位である。[A]重合体が、上記特定構造を含む構造単位(I)を含むことで、より高い屈折率と高い吸光係数とを有し、耐パターン倒れ性に優れるレジスト下層膜を形成することができる。
構造単位(II)は、ラクトン構造を有する構造単位及び環状カーボネート構造を有する構造単位からなる群より選択される少なくとも1種の構造単位である。[A]重合体が、上記構造単位(II)を含むことで、形成されるレジスト下層膜のレジスト膜に対する密着性を高めることができ、結果として、耐パターン倒れ性に優れるものとすることができる。
構造単位(III)は、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルに由来する構造単位である。[A]重合体が、さらに上記構造単位(III)を含むことで、架橋剤又は架橋性基との反応に優れ、レジスト膜とインターミキシングを起こさないレジスト下層膜を形成できる。
構造単位(IV)は、電子求引性基が結合する芳香族構造を有する構造単位である。[A]重合体が、上記構造単位(IV)をさらに含むことで、レジスト下層膜の屈折率及び吸光係数をより高めることができる。
[A]重合体は、本発明の効果を損なわない限り、構造単位(I)、構造単位(II)、構造単位(III)及び構造単位(IV)以外の、構造単位(V)を有してもよい。
[A]重合体は、例えば所定の各構造単位を与える単量体を、ラジカル重合開始剤を使用し、適当な溶媒中で重合することにより製造できる。
n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン等のアルカン類;
シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、デカリン、ノルボルナン等のシクロアルカン類;
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン等の芳香族炭化水素類;
クロロブタン類、ブロモヘキサン類、ジクロロエタン類、ヘキサメチレンジブロミド、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類;
酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸i−ブチル、プロピオン酸メチル等の飽和カルボン酸エステル類;
アセトン、2−ブタノン、4−メチル−2−ペンタノン、2−ヘプタノン等のケトン類;
テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン類、ジエトキシエタン類等のエーテル類;
メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、4−メチル−2−ペンタノール等のアルコール類等が挙げられる。これらの溶媒は、2種以上を併用できる。
当該レジスト下層膜形成用組成物は、[B]架橋剤をさらに含有することが好ましい。当該レジスト下層膜形成用組成物が[B]架橋剤をさらに含有することで、[B]架橋剤と[A]重合体との架橋反応が起こり、形成されるレジスト下層膜とレジスト組成物とのインターミキシングが抑制される。
当該レジスト下層膜形成用組成物は、[C]架橋触媒を含有することが好ましい。[C]架橋触媒は、[A]重合体の架橋を促進する成分であり、当該組成物が[C]架橋触媒を含有することで、結果として高い屈折率を有するレジスト下層膜を形成できる。
当該レジスト下層膜形成用組成物は[D]溶媒を含有することが好ましい。[D]溶媒は少なくとも上記の[A]重合体、[B]架橋剤、[C]架橋触媒、[E]界面活性剤及び必要に応じて加えられるその他の任意成分を溶解できれば特に限定されない。[D]溶媒としては、例えばアルコール系溶媒、エーテル系溶媒、ケトン系溶媒、アミド系溶媒、エステル系溶媒及びその混合溶媒等が挙げられる。なお、これらの[D]溶媒は、2種以上を併用することができる。
メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、i−ペンタノール、2−メチルブタノール、sec−ペンタノール、tert−ペンタノール、3−メトキシブタノール、n−ヘキサノール、2−メチルペンタノール、sec−ヘキサノール、2−エチルブタノール、sec−ヘプタノール、3−ヘプタノール、n−オクタノール、2−エチルヘキサノール、sec−オクタノール、n−ノニルアルコール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノール、n−デカノール、sec−ウンデシルアルコール、トリメチルノニルアルコール、sec−テトラデシルアルコール、sec−ヘプタデシルアルコール、フルフリルアルコール、フェノール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール、ベンジルアルコール、ジアセトンアルコール等のモノアルコール系溶媒;
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、2,4−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、2,5−ヘキサンジオール、2,4−ヘプタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール等の多価アルコール系溶媒;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル等の多価アルコール部分エーテル系溶媒等が挙げられる。
当該レジスト下層膜形成用組成物は、[E]界面活性剤を含有することが好ましい。[E]界面活性剤は、レジスト下層膜形成用組成物の塗布性、ストリエーション、現像性等を改良する効果を奏する。界面活性剤としては、例えばノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤等が挙げられる。
当該レジスト下層膜形成用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じてその他の任意成分を含有してもよい。その他の任意成分としては、例えば保存安定剤等が挙げられる。
当該レジスト下層膜形成用組成物は、例えば[D]溶媒中で[A]重合体、[B]架橋剤、[C]架橋触媒、[E]界面活性剤及び必要に応じてその他の任意成分を所定の割合で混合することにより調製される。当該レジスト下層膜形成用組成物は、好ましくは適当な溶媒に溶解又は分散させた状態に調製され使用される。
本発明のパターン形成方法は、
(1)当該レジスト下層膜形成用組成物を用い、基板上にレジスト下層膜を形成する工程(以下、「工程(1)」とも称する)、
(2)レジスト組成物を用い、上記レジスト下層膜上にレジスト膜を形成する工程(以下、「工程(2)」とも称する)、
(3)マスクを介した放射線の照射により、上記レジスト膜を露光する工程(以下、「工程(3)」とも称する)、
(4)上記露光されたレジスト膜の現像により、レジストパターンを形成する工程(以下、「工程(4)」とも称する)、並びに
(5)上記レジストパターンをマスクとして、レジスト下層膜及び基板を順次ドライエッチングする工程(以下、「工程(5)」とも称する)
を有する。
本工程では、当該レジスト下層膜形成用組成物を用いて、基板上にレジスト下層膜を形成する。上記基板としては、例えば酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、ポリシロキサン等の絶縁膜、並びに市販品であるブラックダイヤモンド(AMAT製)、シルク(ダウケミカル製)、LKD5109(JSR製)等の低誘電体絶縁膜で被覆したウェハ等の層間絶縁膜等が挙げられる。また、この基板としては、配線講(トレンチ)、プラグ溝(ビア)等パターン化された基板を用いてもよい。
本工程では、レジスト組成物を用いて、工程(1)にて得られたレジスト下層膜上にレジスト膜を形成する。
本工程では、上記レジスト膜に、フォトマスクを介して選択的に放射線を照射して上記レジスト膜を露光する。
本工程では、工程(3)において露光したレジスト膜を現像して、レジストパターンを形成する。
本工程では、上記レジストパターンをマスクとして、レジスト下層膜及び基板をドライエッチングしてパターンを形成する。ドライエッチングは、公知のドライエッチング装置を用いて行うことができる。また、ドライエッチング時のソースガスとしては、被エッチング物の元素組成にもよるが、O2、CO、CO2等の酸素原子を含むガス、He、N2、Ar等の不活性ガス、Cl2、BCl3等の塩素系ガス、CHF3、CF4等のフッ素系ガス、H2、NH3のガス等を使用することができる。なお、これらのガスは混合して用いることもできる。
[A]重合体の合成に用いた各単量体を下記に示す。
構造単位(I)を与える化合物(M−2)6.81g(31モル%)、構造単位(II)を与える化合物(M−4)6.77g(31モル%)、構造単位(III)を与える化合物(M−5)6.43g(38モル%)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)0.54g、及びプロピレングリコールモノメチルエーテル40gを仕込み、窒素下、80℃で5時間攪拌し重合反応を行った。重合反応終了後、重合溶液を水冷して30℃以下に冷却した。300gのメタノール:水(質量比8:2)の溶液中に冷却した重合溶液を投入し、重合体を沈殿させた。上澄みの溶液を除いた後、沈殿した重合体にメタノール60gを加え、重合体を洗浄した。上澄み液を除いた後に、60℃にて12時間真空乾燥して、重合体(A−1)を得た(収量18.1g、収率91%)。この共重合体は、Mwが20,110であり、Mw/Mnが2.01であった。13C−NMR分析の結果、(M−2)、(M−4)、(M−5)に由来する各構造単位の含有率はそれぞれ31.1モル%、30.8モル%、38.1モル%であった。なお、13C−NMR分析は、日本電子製JNM−EX400を使用し、測定溶媒として重クロロホルムを使用した。なお、[A]重合体のMw及びMnは下記の条件によるGPCにより測定した。
移動相:テトラヒドロフラン
カラム温度:40℃
流速:1.0mL/分
試料濃度:1.0質量%
試料注入量:100μL
検出器:示差屈折計
標準物質:単分散ポリスチレン
表1に示す種類及び量の単量体を用いた以外は、合成例1と同様に操作して、各重合体を合成した。合成した各重合体のMw及びMw/Mnを表1にあわせて示す。なお、「−」は、該当する単量体を使用しなかったことを示す。
レジスト組成物に含有される重合体の合成に用いた各単量体を下記に示す。
化合物(M−8)18.60g(15モル%)、化合物(M−9)6.20g(35モル%)、及び化合物(M−11)25.20g(50モル%)を100gの2−ブタノンに溶解し、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)1.86gを添加して単量体溶液を調製した。引き続き、50gの2−ブタノンを入れた500mLの三口フラスコを30分窒素パージした後、攪拌しながら80℃に加熱し、調製した単量体溶液を、滴下漏斗を用いて3時間かけて滴下した。滴下開始を重合開始時間とし、重合反応を6時間実施した。重合反応終了後、重合溶液を水冷して30℃以下に冷却した。1,000gのメタノール中に冷却した重合溶液を投入し、析出した白色粉末をろ別した。ろ別した白色粉末を200gのメタノールで2回洗浄した後、ろ別し、50℃で17時間乾燥させて白色粉末状の重合体(P−1)を合成した(収量39g、収率78%)。重合体(P−1)のMwは6,300であり、Mw/Mnは1.4であった。
化合物(M−8)17.69g(40モル%)、化合物(M−10)5.35g(10モル%)、及び化合物(M−11)26.96g(50モル%)を100gの2−ブタノンに溶解し、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)1.99gを添加して単量体溶液を調製した。引き続き、50gの2−ブタノンを入れた500mLの三口フラスコを30分窒素パージした後、攪拌しながら80℃に加熱し、調製した単量体溶液を、滴下漏斗を用いて3時間かけて滴下した。滴下開始を重合開始時間とし、重合反応を6時間実施した。重合反応終了後、重合溶液を水冷して30℃以下に冷却した。1,000gのメタノール中に冷却した重合溶液を投入し、析出した白色粉末をろ別した。ろ別した白色粉末を200gのメタノールで2回洗浄した後、ろ別し、50℃で17時間乾燥させて白色粉末状の重合体(P−2)を合成した(収量41g、収率82%)。重合体(P−2)のMwは6,100であり、Mw/Mnは1.4であった。
各レジスト下層膜形成用組成物の調製に用いた各成分を下記に示す。
B−1:下記式(B−1)で表される化合物
B−2:下記式(B−2)で表される化合物
C−1:下記式(C−1)で表される化合物
C−2:下記式(C−2)で表される化合物
D−1:プロピレングリコールモノメチルエーテル
D−2:酢酸プロピレングリコールモノメチルエーテル
E−1:FTX−218(ネオス製)
[A]重合体としての(A−1)100質量部、[B]架橋剤としての(B−1)20質量部、[C]架橋触媒としての(C−1)5質量部、並びに[D]溶媒としての(D−1)1,800質量部及び(D−2)1,800質量部を混合してレジスト下層膜形成用組成物を調製した。
表2に示す種類、含有割合の各成分を混合したこと以外は実施例1と同様に操作して各レジスト下層膜形成用組成物を調製した。なお、「−」は、該当する単量体を使用しなかったことを示す。
[合成例11]
重合体(P−1)70質量部、重合体(P−2)30質量部、酸発生剤としてのトリフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート4質量部及び4−ブトキシ−1−ナフチルテトラヒドロチオフェニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート5質量部、酸拡散制御剤としてのN−t−アミロキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン0.9質量部、溶媒としてのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート1,250質量部及びシクロヘキサノン520質量部を混合してレジスト組成物を調製した。
上記実施例及び比較例で調製した各レジスト下層膜形成用組成物を、8インチのシリコンウエハ表面に、スピンコートにより塗布し、ホットプレート上にて205℃で60秒間ベークを行い、膜厚90nmの各レジスト下層膜を形成した。
上記各レジスト下層膜の上にレジスト組成物をスピンコートにより塗布し、ホットプレート上にて120℃で60秒間ベークを行い、膜厚120nmのレジスト膜を形成した。このとき、レジストとレジスト下層膜とのインターミキシングは認められなかった。
各レジスト下層膜形成用組成物及びレジスト組成物を塗布したシリコンウェハをArFエキシマレーザー露光装置(NSRS306C、NIKON製)を用い、マスクパターンを介して露光した。露光後、115℃で60秒間ポストベークを行った。その後、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液により現像し、水で洗浄、乾燥し、ポジ型のレジストパターンを形成した。
形成した各レジスト下層膜及び各レジストパターンを用いて以下の評価を実施した。結果を表3に示す。
形成した各レジスト下層膜について分光エリプソメーターを用い、波長193nmにおける屈折率及び吸光係数を測定した。
パターン設計寸法80nmの1対1ラインアンドスペースが9本並んだレジストパターンを有するマスクを用い、上記手順にて露光を行った。露光量を0.5mJ/cm2ずつ増やしていき、9本並んだレジストパターンのうち4本が倒れた時、残り5本の線幅の平均値を耐パターン倒れ性(nm)とした。レジストパターンの測長には走査型電子顕微鏡(S9380、日立ハイテクノロジーズ製)を用いた。
調製したレジスト下層膜形成用組成物溶液をスピナーを用い、シリコンウェハ上に塗布した。ホットプレート上にて205℃で1分間焼成し、レジスト下層膜を形成した。ドライエッチングガスとしてCF4を用い、ドライエッチング速度を測定した。レジスト組成物のドライエッチング速度を1とした場合のレジスト下層膜形成用組成物のドライエッチング速度をエッチング選択比とした。
Claims (7)
- [A]重合体が、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルに由来する構造単位(III)をさらに含む請求項1又は請求項2に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
- [A]重合体が、電子求引性基が結合する芳香族構造を有する構造単位(IV)をさらに含む請求項1、請求項2又は請求項3に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
- [B]架橋剤をさらに含有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
- [C]架橋触媒をさらに含有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
- (1)請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のレジスト下層膜形成用組成物を用い、基板上にレジスト下層膜を形成する工程、
(2)レジスト組成物を用い、上記レジスト下層膜上にレジスト膜を形成する工程、
(3)マスクを介した放射線の照射により、上記レジスト膜を露光する工程、
(4)上記露光されたレジスト膜の現像により、レジストパターンを形成する工程、並びに
(5)上記レジストパターンをマスクとして、レジスト下層膜及び基板を順次ドライエッチングする工程
を有するパターン形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012202087A JP2013083947A (ja) | 2011-09-28 | 2012-09-13 | レジスト下層膜形成用組成物及びパターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011213583 | 2011-09-28 | ||
JP2011213583 | 2011-09-28 | ||
JP2012202087A JP2013083947A (ja) | 2011-09-28 | 2012-09-13 | レジスト下層膜形成用組成物及びパターン形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013083947A true JP2013083947A (ja) | 2013-05-09 |
Family
ID=48529142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012202087A Pending JP2013083947A (ja) | 2011-09-28 | 2012-09-13 | レジスト下層膜形成用組成物及びパターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013083947A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014041940A1 (ja) | 2012-09-14 | 2014-03-20 | 富士フイルム株式会社 | 硬化性組成物および画像形成方法 |
JP2016027370A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-02-18 | Jsr株式会社 | レジスト下層膜形成用ポリシロキサン組成物及びパターン形成方法 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005514657A (ja) * | 2002-01-09 | 2005-05-19 | クラリアント・インターナシヨナル・リミテッド | ネガ型光像形成性底層反射防止膜本願は2002年1月9日に出願した米国プロビジョナル出願No.60/347,135号の利益を請求するものである。 |
JP2005517972A (ja) * | 2002-01-09 | 2005-06-16 | クラリアント・インターナシヨナル・リミテッド | ポジ型光像形成性底面反射防止膜 |
JP2006323004A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性樹脂組成物、感光性エレメント、レジストパターンの形成方法及びプリント配線板の製造方法 |
JP2009516207A (ja) * | 2005-11-10 | 2009-04-16 | エイゼット・エレクトロニック・マテリアルズ・ユーエスエイ・コーポレイション | 厚いフォトレジスト層のための現像可能なアンダーコート用組成物 |
JP2009534710A (ja) * | 2006-04-18 | 2009-09-24 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 湿式現像可能な底面反射防止膜組成物及びその使用方法 |
JP2010134437A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-06-17 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | フォトレジスト下層膜形成材料及びパターン形成方法 |
JP2010535883A (ja) * | 2007-08-10 | 2010-11-25 | エイゼット・エレクトロニック・マテリアルズ・ユーエスエイ・コーポレイション | 反射防止コーティング組成物 |
JP2011164345A (ja) * | 2010-02-09 | 2011-08-25 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | レジスト下層膜材料、パターン形成方法 |
JP2012093721A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-05-17 | Jsr Corp | レジスト下層膜形成用組成物、重合体、レジスト下層膜、パターン形成方法及び半導体装置の製造方法 |
JP2013073125A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Jsr Corp | レジスト下層膜形成用組成物、パターン形成方法及び重合体 |
-
2012
- 2012-09-13 JP JP2012202087A patent/JP2013083947A/ja active Pending
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005514657A (ja) * | 2002-01-09 | 2005-05-19 | クラリアント・インターナシヨナル・リミテッド | ネガ型光像形成性底層反射防止膜本願は2002年1月9日に出願した米国プロビジョナル出願No.60/347,135号の利益を請求するものである。 |
JP2005517972A (ja) * | 2002-01-09 | 2005-06-16 | クラリアント・インターナシヨナル・リミテッド | ポジ型光像形成性底面反射防止膜 |
JP2006323004A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性樹脂組成物、感光性エレメント、レジストパターンの形成方法及びプリント配線板の製造方法 |
JP2009516207A (ja) * | 2005-11-10 | 2009-04-16 | エイゼット・エレクトロニック・マテリアルズ・ユーエスエイ・コーポレイション | 厚いフォトレジスト層のための現像可能なアンダーコート用組成物 |
JP2009534710A (ja) * | 2006-04-18 | 2009-09-24 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 湿式現像可能な底面反射防止膜組成物及びその使用方法 |
JP2010535883A (ja) * | 2007-08-10 | 2010-11-25 | エイゼット・エレクトロニック・マテリアルズ・ユーエスエイ・コーポレイション | 反射防止コーティング組成物 |
JP2010134437A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-06-17 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | フォトレジスト下層膜形成材料及びパターン形成方法 |
JP2011164345A (ja) * | 2010-02-09 | 2011-08-25 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | レジスト下層膜材料、パターン形成方法 |
JP2012093721A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-05-17 | Jsr Corp | レジスト下層膜形成用組成物、重合体、レジスト下層膜、パターン形成方法及び半導体装置の製造方法 |
JP2013073125A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Jsr Corp | レジスト下層膜形成用組成物、パターン形成方法及び重合体 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014041940A1 (ja) | 2012-09-14 | 2014-03-20 | 富士フイルム株式会社 | 硬化性組成物および画像形成方法 |
JP2016027370A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-02-18 | Jsr株式会社 | レジスト下層膜形成用ポリシロキサン組成物及びパターン形成方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5741340B2 (ja) | レジスト下層膜形成用組成物、重合体、レジスト下層膜、パターン形成方法及び半導体装置の製造方法 | |
JP5652404B2 (ja) | 感放射線性組成物及びレジストパターン形成方法 | |
JP5915452B2 (ja) | レジスト下層膜形成用組成物、レジスト下層膜及びその形成方法、並びにパターン形成方法 | |
TW201009517A (en) | Formed resist patterns-insolubilization resin composition and method for forming resist pattern using the same | |
JP5780091B2 (ja) | レジスト下層膜形成用組成物及びパターン形成方法 | |
TW201107301A (en) | Coating compositions for use with an overcoated photoresist | |
JP6311702B2 (ja) | 多層レジストプロセス用無機膜形成組成物及びパターン形成方法 | |
JP5724791B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物及びレジストパターンの形成方法 | |
CN113632006A (zh) | 厚膜抗蚀剂组合物和使用该厚膜抗蚀剂组合物的抗蚀剂膜的制造方法 | |
JP5093004B2 (ja) | パターン形成方法 | |
JP5725151B2 (ja) | 多層レジストプロセス用シリコン含有膜形成組成物及びパターン形成方法 | |
JP7029070B2 (ja) | レジスト下層膜形成用組成物、レジスト下層膜及びその形成方法並びにパターニングされた基板の製造方法 | |
JP5515584B2 (ja) | レジストパターンコーティング剤及びレジストパターン形成方法 | |
JP2013083947A (ja) | レジスト下層膜形成用組成物及びパターン形成方法 | |
JP6897071B2 (ja) | レジストプロセス用膜形成材料、パターン形成方法及び重合体 | |
WO2011142403A1 (ja) | 液浸露光用感放射線性樹脂組成物、硬化パターン形成方法及び硬化パターン | |
JP2012203393A (ja) | レジスト下層膜形成用組成物、レジスト下層膜及びパターン形成方法 | |
JP5924428B2 (ja) | 重合体 | |
KR20130034617A (ko) | 레지스트 하층막 형성용 조성물, 패턴 형성 방법 및 중합체 | |
JPWO2020008994A1 (ja) | 感放射線性樹脂組成物及びレジストパターンの形成方法 | |
JP2013088763A (ja) | フォトレジスト組成物 | |
US8968586B2 (en) | Pattern-forming method | |
EP4332083A1 (en) | Carboxylate salt, photoresist composition including the same, and method of forming pattern by using the photoresist composition | |
JP7355024B2 (ja) | 多層レジストプロセス用下層膜形成組成物及びパターン形成方法 | |
JP5741210B2 (ja) | ドライ露光用フォトレジスト組成物及びレジストパターン形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151020 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160531 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161206 |