JP2013083384A - 流動焼却炉システムにおける多管式熱交換器の運転方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高温の排ガスにより、焼却炉に供給される空気を予熱する多管式熱交換器を備えたシステムにおいて、多管式熱交換器6が、排ガス導入室6aと、予熱空気導入室6dと、排ガスと空気を熱交換して、排ガスを冷却すると同時に予熱空気を加熱する熱交換室6cと、冷却された排ガスを排出する排ガス排出室6eと、加熱された予熱空気を排出する予熱空気排出室6bから構成され、予熱空気導入室6dに空気を供給する予熱空気送風機7と、予熱空気排出室6bから加熱された予熱空気を焼却炉に供給する予熱空気供給ライン10と、予熱空気送風機7から多管式熱交換器6に供給される予熱空気の一部を、予熱空気供給ライン10を流れる予熱空気に合流せしめるバイパスライン9と、バイパスライン9を流れる予熱空気の流量を制御する流量調整バルブ9aと、から構成される。
【選択図】図1
Description
この種の多管式熱交換器は、焼却炉からの850℃〜900℃の排ガスを利用して、該焼却炉用の予熱空気を650℃〜700℃に予熱するようになっている。このような850℃を超えるような環境で使用される多管式熱交換器には、特開2005−114218公報(特許文献1)に記載されているように、管板の高温化に伴う材料強度の低下による損傷や、熱疲労による割れ等が発生し易い。
このような条件下で使用される場合には、多管式熱交換器を保護するために、前段に輻射型等の熱交換器や水冷ノズル等を設け、流入する排ガスの入口温度を下げて設計されることが多い。
また、多管式熱交換器は、排ガス温度が設計値もしくは最高許容温度を超えた条件だけでなく、空気側の温度が設計値温度(例えば700℃)を超えた場合も同様に損傷が発生し易い。
何らかの要因、例えば焼却炉に投入される汚泥ケーキの成分が計画時と異なる場合など、予熱空気と排ガスの流量バランスが計画値と異なった場合にも、多管式熱交換器の空気出口温度は、その時の運転条件に成り行きの形でしか確保できず、条件によっては、計画された回収温度(例えば700℃)を確保できないことや、逆に、計画値を超えた回収温度となることもあり、多管式熱交換器の耐久性にも大きな影響を与えてしまう。
上記空気冷却器4は、上記多管式熱交換器2により一度昇温して焼却炉1に導入する予熱空気P4を冷却するもので、上記焼却炉1内に必要な熱量が必要以上に大きくなることを防止するようになっている。
また、本発明の流動焼却炉システムにおける多管式熱交換器の運転装置は、焼却炉から排出される高温の排ガスにより、該焼却炉に供給される予熱空気を予熱して排熱回収する多管式熱交換器を備えた流動焼却炉システムにおいて、上記多管式熱交換器が、上記排ガスを導入する排ガス導入室と、予熱空気を導入する予熱空気導入室と、上記排ガスと上記予熱空気を熱交換して、該排ガスを冷却すると同時に該予熱空気を加熱する熱交換室と、冷却された排ガスを排出する排ガス排出室と、加熱された予熱空気を排出する予熱空気排出室から構成され、上記予熱空気導入室に予熱空気を供給する予熱空気送風機と、上記予熱空気排出室から加熱された予熱空気を上記焼却炉に燃焼空気として供給する予熱空気供給ラインと、上記予熱空気送風機から多管式熱交換器に供給される予熱空気の一部を、上記予熱空気供給ラインを流れる予熱空気に合流せしめるバイパスラインと、該バイパスラインを流れる予熱空気の流量を制御する流量調整バルブと、を設けたことを特徴とする。
1)管板冷却装置を備えた多管式熱交換器のみを使用するだけで、焼却炉の運転時に発生する排ガスおよび予熱空気のいずれの温度振幅に対しても安定かつ安全な運転を確保することができる。
2)従来、多管式熱交換器の保護装置として設置されていた輻射型熱交換器や排ガス冷却器の設置が不要となり、経済性が向上する。
3)熱交換器の予熱空気の供給ラインにバイパス配管と制御弁を設けることで、空気予熱器単独での予熱空気の出口温度の制御が可能となり、空気冷却器が設置不要となる。
4)本発明の運転方法および装置は、多管式熱交換器を通過する予熱空気の流量が変動する循環流動焼却炉や多層式流動焼却炉などの焼却炉においても、有効である。
図1および図2において、1は焼却炉であって、上記従来の焼却炉1と同じである。6は多管式熱交換器であって、主として、排ガス導入室6aと、予熱空気排出室6bと、熱交換室6cと、予熱空気導入室6dと、排ガス排出室6eから構成されている。
2 多管式熱交換器
2a 排ガス導入室
2b 予熱空気導入室
2c 排ガス冷却器
2d 排気室
2e 熱交換室
2f 予熱空気導入室
2g 予熱空気排出室
2h 排ガス排出室
3 予熱空気送風機
4 空気冷却器
4a 冷却空気導入室
4b 熱交換室
4c 冷却空気排出室
5 冷却空気送風機
6 多管式熱交換器
6a 排ガス導入室
6b 予熱空気排出室
6c 熱交換室
6d 予熱空気導入室
6e 排ガス排出室
6f 伝熱管
6g 副室
6h リターンパイプ
6j バッフルプレート
6k 上部管板
7 予熱空気送風機
7a 流量調整バルブ
8 冷却空気ライン
8a 昇圧器
9 バイパスライン
9a 流量調整バルブ
10 予熱空気供給ライン
F1 高温排ガス
F2 低温排ガス
P1、P2、P3、P4、P5,P5′、P6、P7 予熱空気
Claims (4)
- 焼却炉から排出される高温の排ガスにより、該焼却炉に供給される予熱空気を予熱して排熱回収する多管式熱交換器を備えた流動焼却炉システムにおいて、該多管式熱交換器から排出されて上記焼却炉に燃焼空気として供給される予熱空気に、上記多管式熱交換器に導入される予熱空気の一部をバイパスさせると共に、その流量(ゼロを含む)制御を行いながら合流せしめることを特徴とする流動焼却炉システムにおける多管式熱交換器の運転方法。
- 上記多管式熱交換器の管板を、該多管式熱交換器に供給される上記予熱空気の一部により冷却することを特徴とする請求項1に記載の流動焼却炉システムにおける多管式熱交換器の運転方法。
- 焼却炉から排出される高温の排ガスにより、該焼却炉に供給される予熱空気を予熱して排熱回収する多管式熱交換器を備えた流動焼却炉システムにおいて、上記多管式熱交換器(6)が、上記排ガスを導入する排ガス導入室(6a)と、予熱空気を導入する予熱空気導入室(6d)と、上記排ガスと上記予熱空気を熱交換して、該排ガスを冷却すると同時に該予熱空気を加熱する熱交換室(6c)と、冷却された排ガスを排出する排ガス排出室(6e)と、加熱された予熱空気を排出する予熱空気排出室(6b)から構成され、上記予熱空気導入室(6d)に予熱空気を供給する予熱空気送風機(7)と、上記予熱空気排出室(6b)から加熱された予熱空気を上記焼却炉に燃焼空気として供給する予熱空気供給ライン(10)と、上記予熱空気送風機(7)から多管式熱交換器(6)に供給される予熱空気の一部を、上記予熱空気供給ライン(10)を流れる予熱空気に合流せしめるバイパスライン(9)と、該バイパスライン(9)を流れる予熱空気の流量を制御する流量調整バルブ(9a)と、を設けたことを特徴とする流動焼却炉システムにおける多管式熱交換器の運転装置。
- 上記多管式熱交換器(6)の上部管板(6k)に副室(6g)を形成して、上記予熱空気送風機(7)から多管式熱交換器(6)に供給される予熱空気の一部を上記副室(6g)に供給する冷却空気ライン(8)を設けたことを特徴とする請求項3に記載の流動焼却炉システムにおける多管式熱交換器の運転装置。
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