JP2013083109A - 収納式観覧席 - Google Patents

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Abstract

【課題】通路のスペース又は椅子を配置できるスペースを広くすること、または、全体のサイズを小さくすることができる収納式観覧席を提供する。
【解決手段】展開位置と収納位置との間で移動可能な複数段の床台2と、床台2上に配置され、床台2が展開位置に移動するときに起立し、床台2が収納位置に移動するときに倒れる椅子3と、複数段の床台2の少なくとも一つの床台2上に配置され、床台2が展開位置に移動するときに起立し、床台2が収納位置に移動するときに倒れる折り畳み手摺と、折り畳み手摺に接続されたシャフト5と、シャフト5を回転させるための駆動力を発生するモータと、モータとシャフト5とに接続されたウォームギヤ62とを有する駆動部6を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、不使用時に収納可能であると共に、駆動部から伝達された駆動力によって折り畳むことができる折り畳み手摺を備えた収納式観覧席に関する。
従来、モータの駆動力によって自動折たたみ式手すりを折りたたむことができる伸縮式階段状観覧席が知られていた(特許文献1)。この観覧席においては、伸縮式階段状観覧席の階段通路の外方側部位置に、手すりの自動折たたみ機構が収納されたボックスが載置されている。また、ボックスは、手すりの下端部に挟まれた位置に配置されている。そして、ボックス内のほぼ中央には、出力軸を対称状に水平状態で同心状に突設した減速機付きのモータが配置されている。
モータの出力軸の直下位置には、軸部の一端に第1リンクを嵌着した入力軸が、出力軸に平行する態様で回転自在に配置されている。そして、入力軸の軸上には、出力軸に嵌着したギヤと噛み合うギヤが嵌着されている。また、第1リンクの先端部には、第2リンクが揺動可能に連結されている。当該第2リンクの先端部は、手すりの下端部の上端に突設した従動ピンに連結されている。そして、観覧席を収納する場合は、モータの駆動力により第1リンクが入力軸を中心に回動し、直立態様の手すりが水平方向へ自動的に倒れる。観覧席を使用する場合は、モータの逆転駆動力と各要部の逆行操作により、手すりを折りたたみ位置から直立方向へ自動的に起立させる。
実開昭60−150265号公報
上記自動折たたみ式手すりのモータは、減速機を備える必要があり、また観覧席の使用時に手すりが倒れることを防止するためのロック機構を備える必要がある。そのため、モータのサイズが大きくなり、モータを配置することが可能な位置が制限されていた。具体的に特許文献1においては、階段通路の外方側部位置であり且つ手すりの下端部に挟まれた位置に配置されたボックス内にモータが収納されている。このような位置にモータを配置した場合は、通路のスペース又は椅子を配置できるスペースが狭くなってしまう。そして、スペースを広げようとすると、観覧席全体のサイズ及び観覧席の収容が大きくなってしまう。
上記課題を解決するため、本発明の収納式観覧席は、展開位置と収納位置との間で移動可能な複数段の床台と、前記床台上に配置され、前記床台が前記展開位置に移動するときに起立し、前記床台が前記収納位置に移動するときに倒れる椅子と、前記複数段の床台の少なくとも一つの床台上に配置され、前記床台が前記展開位置に移動するときに起立し、前記床台が前記収納位置に移動するときに倒れる折り畳み手摺と、前記折り畳み手摺に接続されたシャフトと、前記シャフトを回転させるための駆動力を発生するモータと、前記モータと前記シャフトとに接続されたウォームギヤとを有する駆動部を備える。
これにより、駆動部のサイズを小さくすることができる。そのため、通路のスペース又は椅子を配置できるスペースを広くすること、または、収納式観覧席全体のサイズを小さくすることができる。また、駆動部を配置する位置の自由度を高めることができる。
本発明のさらなる特徴は、添付図面を参照して例示的に示した以下の実施例の説明から明らかになる。
収納式観覧席が展開位置にある状態を示す概略側面図である。 収納式観覧席が収納位置にある状態を示す概略側面図である。 椅子を揺動させる様子を説明する概略図である。 起立した折り畳み手摺を示す概略正面図である。 倒れた折り畳み手摺を示す概略正面図である。 折り畳み手摺のベースを示す概略三面図である。 貫材の後方に配置した駆動部を示す概略側面図である。 貫材の後方に配置した駆動部を示す概略平面図である。 貫材の前方に配置した駆動部を示す概略側面図である。 貫材の前方に配置した駆動部を示す概略平面図である。 駆動部の固定部材を示す概略三面図である。 第2実施形態の収納式観覧席を示す概略平面図である。 第2実施形態の収納式観覧席を示す概略側面図である。
以下、本発明を実施するための例示的な実施例を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施例で説明する寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に説明される実施例で具体的に記載された形態に限定されるものではない。
[第1実施形態]
収納式観覧席1は、図1に示す展開位置と図2に示す収納位置との間で移動させることができる。そして、収納式観覧席1は、展開位置と収納位置との間で移動可能な複数段の床台2と、床台2上に配置され、床台2が展開位置に移動するときに起立し、床台2が収納位置に移動するときに倒れる椅子3とを備える。そして、展開位置方向を前方とし収納位置方向を後方とした場合、収納式観覧席1を使用する際は、最下段の床台2から順次に前方へ引き出す。これにより、展開位置へ移動した複数段の床台2は、後方に向かうにつれて段階的に高さを増す階段状の態様となる。すなわち、最下段の床台2が最前列に位置し、最上段の床台2が最後列に位置する。収納式観覧席1の利用者は、展開位置にある各床台2上に配置された複数の椅子3に着座する。
収納式観覧席1を収納する際は、最前段の床台2から順次に後方の床台2の下に重なるように後退させる。これにより、最上段の床台2の下方に複数の床台2が重なった状態で、収納式観覧席1を収納庫10内へ収納することができる。各床台2の延在方向、すなわち床台2の長手方向と同じ方向には、貫材22が延在している。また、各床台2は梁材21により支持されており、梁材21は貫材22に固定されている。貫材22は、走行ローラを有する基台11上において、支持部材23によって支持されている。そして、椅子3は貫材22の前方に配置されている。すなわち、椅子3が配置された各床台2は、梁材21、貫材22及び支持部材23によって片持ち状態で支持されている。そして、基台11は、不図示のモータによって、前方及び後方に移動することができる。なお、第1実施形態においては、所定の位置に階段通路が設けられている。そして、当該階段通路には、椅子3と椅子3とに挟まれるようにして不図示のステップが配置されている。
各床台2上には複数の椅子3が並んで配置されており、隣り合う椅子3同士は連結されている。そして、図3に示すように、椅子3は、利用者が着座するための座31と、座31の後方に設けられた背32と、座31の両側に設けられた肘かけ33とを有する。座31は、利用者が着座可能な使用位置と、跳ね上げられた起立位置との間で揺動できるように構成されている。そして、図3においては、起立位置にある座31を点線で示している。また、椅子3は駆動機構200によって起立した位置と倒れた位置との間で揺動することができる。駆動機構200は、不図示のモータの駆動力を椅子3に伝達する伝達機構を有する。そして、床台2が収納位置に移動するときに、駆動機構200は、図3において実線で示された収納位置に椅子3を倒す。一方、床台2が展開位置に移動するときに、駆動機構200は、図3において点線で示された展開位置に椅子3を起立させる。
複数段の床台2の少なくとも一つの床台2上には、床台2が展開位置に移動するときに起立し、床台2が収納位置に移動するときに倒れる折り畳み手摺4が配置されている。折り畳み手摺4は安全柵を兼ねており、床台2の両側端部上に配置されている。各床台2上に配置された折り畳み手摺4は、床台2が展開位置にある場合に図4に示すように起立する。このように起立した折り畳み手摺4は、収納式観覧席1を収納する際に収納庫10の天井に当接して収納を妨害してしまう。そのため、折り畳み手摺4は、当該折り畳み手摺4に接続されたシャフト5を中心にして、起立した位置と倒れた位置との間で揺動させることができる。そして、床台2が収納位置にある場合には図5に示すように折り畳まれている。なお、図4及び図5においては、貫材22を点線で図示している。
折り畳み手摺4の脚部材41は、接続部材である板状の接続金具51を介して、シャフト5に固定されている。そして、接続金具51の端部は、折り畳み手摺4の各脚部材41の下端に溶接されている。また、接続金具51にはシャフト5が貫通する穴が形成されており、接続金具51は当該穴を貫通したシャフト5と溶接されている。さらに、シャフト5は、折り畳み手摺4の下方に配置されたベース52に支持されている。ベース52には、軸受け520として、シャフト5が貫通する穴が形成されている。これにより、後述するモータ61の駆動力によってシャフト5が回転すると、シャフト5を中心として折り畳み手摺4を揺動させることができる。また、脚部材41にはプレート部材411が溶接されている。そして、ベース52は、脚部材41の下が当接する当接部53を有している。当接部53は、ベース52の内面に溶接されたL字状の金具531と、当該金具531に取り付けられたボルト532とを有する。そして、折り畳み手摺4が起立した際には、ボルト532の頭部がプレート部材411に当接する。なお、ベース52は床台2にボルトで固定されており、接続金具51はベース52の内側に位置している。
図6は三方向から見たベース52を示しており、図6の左部分には前方から見たベース52が示され、図6の右上部分には上方から見たベース52が示され、図6の右下部分には側方から見たベース52が示されている。ベース52は、前方から見た場合に略L字状の形状を有する第1の部分521と、側方から見た場合に略U字状の形状を有する第2の部分522とを溶接することによって形成されている。これにより、ベース52の中央部には前後方向に延在すると共に上方に向かって立ち上がる内壁部523が設けられ、ベース52の前端及び後端には上方に向かって立ち上がる外壁部524が設けられている。そして、シャフト5の軸受け520は、外壁部524に形成されている。各外壁部524の近傍であり且つベース52の内側には、折り畳み手摺4の脚部材41が当接する当接部53が配置されている。また、第1の部分521及び第2の部分522には、ベース52を床台2に固定するための2つのボルト穴525が形成されている。すなわち、ベース52は、4か所のボルト穴525を介して床台2にボルトで固定される。
図7に示すように、折り畳み手摺4は、上下方向に延在する角パイプによって構成された2本の脚部材41と、水平方向に延在する角パイプによって構成された上部部材42とを有する。そして、上部部材42の前後方向の両端部は、それぞれ各脚部材41の上端部に溶接されている。また、上部部材42の下方には、略U字状の断面形状を有し水平方向に延在する枠部材44が配置されている。そして、枠部材44の前後方向の両端部は、それぞれ各脚部材41に溶接されている。枠部材44の溝部には板状のパネル45の上端部が差し込まれており、パネル45の下端部はビス止めされている。当該パネル45は、アルミニウム層と樹脂層との複合板によって形成されている。また、パネル45と上部部材42との間には、開口が設けられている。そして、各脚部材41の下端部は、ベース52の内側に配置されている。すなわち、ベース52の外壁部524の内側に接続金具51が位置しており、接続金具51の内側に各脚部材41の下端部が位置している。なお、図7においては複数の床台2のうち2つの床台2を図示しており、説明の便宜のために椅子3を点線で図示している。
また、図7及び図8に示すように、駆動部6は貫材22の後方に配置されている。そして、駆動部6は、シャフト5を回転させるための駆動力を発生させるモータ61と、モータ61とシャフト5とに接続されたウォームギヤ62とを有する。モータ61とウォームギヤ62とは並んで位置しており、モータ61はウォームギヤ62に対して内側に位置している。また、ウォームギヤ62は、歯車状のウォームホイール621と、ウォームホイール621に噛み合うねじ状のウォーム622とを有している。ウォーム622はモータ61の出力軸に接続されており、ウォームホイール621はシャフト5に固定されている。より具体的には、ウォームホイール621がシャフト5の後端に固定されており、ウォーム622がカップリング63を介してモータ61の出力軸に接続されている。そして、ウォームホイール621は、ウォーム622の上方に配置されている。
モータ61の駆動力によりウォーム622が出力軸を中心に回転すると、ウォームに噛み合うウォームホイール621がシャフト5を中心に回転する。そして、ウォームホイール621の回転に伴いシャフト5が回転すると、接続金具51を介してシャフト5に接続された脚部材41がシャフト5を中心に揺動する。これにより、モータ61の駆動力によって、折り畳み手摺4がシャフト5を中心に揺動する。このようにして、収納式観覧席1を収納する際には、モータ61の駆動力によって折り畳み手摺4を倒す。一方、収納式観覧席1を展開する際には、モータ61を逆転させて折り畳み手摺4を起立させる。なお、図8においては、説明の便宜のために椅子3を点線で図示している。
このような駆動部6によれば、高い減速比が得られるため駆動部6に別途の減速機を設ける必要が無い。さらに、ウォームギヤ62はセルフロック機能を有するため、モータ61が停止した状態で折り畳み手摺4に力が加わったとしても、ウォームホイール621がウォーム622を回転させてしまうことを防止できる。これにより、駆動部6に別途のロック機構を設ける必要が無いため、駆動部6のサイズを小さくすることができる。また、別途の減速機及びロック機構を設ける必要が無いため、製造コストを低減することができる。
モータ61とウォームギヤ62とは、貫材22の後方において、貫材22の長手方向と平行な方向に並んで配置されている。また、モータ61は、略9の字状の断面形状を有する固定部材である固定金具64にビス止めされている。当該固定金具64は、上下方向に並んだ二つのボルト640によって貫材22に固定されている。そして、貫材22の前方には、図7及び図8に1点鎖線で示すように、駆動部6を配置することが可能な前方空間71が設けられている。すなわち、前後方向における貫材22から折り畳み手摺4のベース52までの長さは、駆動部6の幅よりも長い。そして、上下方向における床台2から椅子3までの長さは、駆動部6の高さよりも長い。そのため、貫材22の後方に駆動部6を配置することも、貫材22の前方に駆動部6を配置することも可能となる。換言すると、貫材22の前方に駆動部6を配置することが可能な前方空間71が設けられており、貫材22の後方に駆動部6を配置することが可能な後方空間72が設けられている。これにより、収納式観覧席1の設計の自由度を高めることができる。なお、貫材22の前方に駆動部6を配置する場合は、貫材22の後方に駆動部6を配置する場合のシャフト5と比較して、短い長さのシャフト5を使用することができる。
図9及び図10は、貫材22の前方に駆動部6を配置した例を示す。貫材22の後方には、駆動部6を配置することが可能な後方空間72が設けられている。上述したように、モータ61は固定金具64にビス止めされており、固定金具64は上下方向に並んだ二つのボルト640によって貫材22に固定されている。そして、床台2の後部における貫材22の後方には、図9及び図10に1点鎖線で示すように、駆動部6を配置することが可能な後方空間72が設けられている。このような構成により、収納式観覧席1の設計の自由度を高めることができる。特に、貫材22の後方に駆動部6を配置した場合は、床台2の後方から駆動部6の整備又は点検を容易に行うことができる。なお、図9においては複数の床台2のうち一部の床台2を図示している。また、図9及び図10においては、説明の便宜のために椅子3を点線で図示している。
第1実施形態においては、貫材22の後方に駆動部6を配置する場合と貫材22の前方に駆動部6を配置する場合とで、同じ固定金具64を使用することができる。図11は三方向から見た固定金具64を示しており、図11の左部分には前方から見た固定金具64が示され、図11の右上部分には上方から見た固定金具64が示され、図11の右下部分には側方から見た固定金具64が示されている。固定金具64はカップリング63が配置される内側空間65と、ウォームギヤ62が配置される外側空間66とを画定する。内側空間65はカップリング63を四方向から囲む第1の壁部分641、第2の壁部分642、第3の壁部分643及び第4の壁部分644によって画定され、外側空間66はウォームギヤ62を三方向から囲む第4の壁部分644、第5の壁部分645及び第6の壁部分646によって画定される。内側空間65と外側空間66とを区切る第4の壁部分644、すなわち、カップリング63及びウォームギヤ62に面する第4の壁部分644は、内側空間65と外側空間66とで共用されている。
第1の壁部分641には、駆動部6を貫材22の後方に配置した場合に、固定金具64を固定するために用いるボルト穴650が形成されている。また、第2の壁部分642は、第1の壁部分641と対向すると共に、駆動部6を貫材22の前方に配置した場合に、固定金具64を固定するために用いるボルト穴650が形成されている。また、第3の壁部分643は、モータボックスに面すると共に、カップリング63が貫通する穴部651が形成されている。そして、第4の壁部分644は、カップリング63とウォームギヤ62との間に配置されると共に、ウォーム622が貫通する穴部652が形成されている。また、第5の壁部分645は、第4の壁部分644と対向すると共に、ウォーム622が貫通する穴部653が形成されている。そして、第6の壁部分646には、シャフト5が貫通する穴部654が形成されている。
これにより、貫材22の後方に駆動部6を配置する場合と貫材22の前方に駆動部6を配置する場合とで、同じ固定金具64を使用することができる。すなわち、貫材22の後方に駆動部6を配置する場合には、第1の壁部分641に形成されたボルト穴650を用いて、固定金具64が貫材22の後面に固定される。そして、貫材22の前方に駆動部6を配置する場合には、第2の壁部分642に形成されたボルト穴650を用いて、固定金具64が貫材22の前面に固定される。そのため、二種類の固定金具64を用意する必要が無く、部品点数を削減することができる。このような固定金具64は、貫材22からボルトを取り外すことで取り外すことができる。すなわち、固定金具64は、貫材22の前面及び後面のいずれに対しても着脱可能である。これにより、貫材22の後面に固定された固定金具64を取り外し、貫材22の前面に取り付けて固定することができる。
また、貫材22は、第1の壁部分641に形成されたボルト穴650及び第2の壁部分642に形成されたボルト穴650に対応する位置に、後方から前方へ貫通する貫通穴を有している。そして、固定金具64は、当該貫通穴を貫通するボルトによって貫材22に固定される。これにより、固定金具64を貫材22の後方に配置した場合であっても、固定金具64を貫材22の前方に配置した場合であっても、固定金具64を貫材22に固定することができる。
以上説明した第1実施形態によれば、駆動部6のサイズを小さくすることができる。そのため、通路のスペース又は椅子3を配置できるスペースを広くすること、または、収納式観覧席1全体のサイズを小さくすることができる。さらに、貫材22の後方に駆動部6を配置することも、貫材22の前方に駆動部6を配置することも可能である。そのため、収納式観覧席1の設計の自由度を高めることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態においては、椅子3の駆動機構200に伝達される駆動力を発生させるモータを、折り畳み手摺4に伝達される駆動力を発生させるモータとしても用いている点で、第1実施形態とは異なる。また、第2実施形態と第1実施形態とでは、階段通路の位置が異なる。以下、図12及び図13を用いて第2実施形態に付いて説明するが、第1実施形態と同様な構成については同じ参照符号を付し、その説明は省略する。なお、図13においては、説明の便宜のために椅子3の図示を省略している。
第2実施形態の収納式観覧席1は、床台2が展開位置に移動するときに椅子3を起立させ、床台2が収納位置に移動するときに椅子3を倒す駆動機構200と、駆動機構200及びモータ61の出力軸に接続された伝達軸202とを有する。そして、駆動機構200は、伝達部210を介して折り畳み手摺4を揺動するモータ61の出力軸と接続している。より具体的には、駆動部6のモータ61の出力軸には駆動歯車201が固定されており、床台2上に配置された伝達軸202に駆動歯車201と噛み合った従動歯車203が固定されている。また、伝達軸202は、複数の椅子3の配列方向に延在している。駆動機構200は、伝達軸202の回転を椅子3に伝達する不図示の伝達機構を有する。例えば、伝達機構は伝達軸202に固定された歯車及びリンク機構を有し、駆動機構200は、当該歯車及びリンク機構の回転に応じて複数の椅子3を起立した位置と倒れた位置との間で揺動することができる。
モータ61の出力軸は、伝達軸202を介してウォームギヤ62に接続されている。すなわち、伝達軸202の端部には、カップリング63を介してウォームギヤ62のウォーム622が接続されている。そして、ウォーム622の上方には、ウォームギヤ62のウォームホイール621がウォーム622と噛み合うように配置されている。ウォームホイール621はシャフト5の後端に固定されており、シャフト5は接続金具51を介して折り畳み手摺4の脚部材41に接続されている。これにより、椅子3及び折り畳み手摺4は、床台2が展開位置に移動するときに伝達軸202の回転に伴い起立する。そして、椅子3及び折り畳み手摺4は、床台2が収納位置に移動するときに伝達軸202の回転に伴い倒れる。
ウォームギヤ62は、固定金具264を介して貫材22に固定されている。固定金具264は、ウォーム622が貫通する穴部が形成されている一対の壁部と、シャフト5が貫通する穴部が形成されている壁部とを有する。そして、固定金具264は、ウォームギヤ62の側方と後方を囲むように構成されている。また、図12において最も左側に位置する椅子3と、折り畳み手摺4との間には、点線で示したステップ220が配置されている。すなわち、床台2上において最も外側に配置された椅子3の外側には、椅子3よりも高さが低いステップ220が配置されている。これにより、倒れた折り畳み手摺4と重なる位置には、ステップ220が位置することになる。そして、図13に示すように、ステップ220の高さは、折り畳み手摺4の揺動を妨害しないように設定されている。そのため、モータ61の駆動力により、椅子3及び折り畳み手摺4が略同時に起立又は倒れるとしても、折り畳み手摺4の揺動が妨害されることはない。
第2実施形態の収納式観覧席1によれば、第1実施形態と同様の作用効果に加えて、椅子駆動用のモータ61を設ける必要が無い。そのため、通路のスペース又は椅子3を配置できるスペースをより広くすることができる。または、収納式観覧席1全体のサイズをより小さくすることができる。
なお、上記各実施形態においては、シャフト5が貫材22の側方に位置していた。しかし、貫材22に貫通部を形成することによって、シャフト5が貫材22を貫通していてもよい。また、第1実施形態においては、複数の床台2の全てに折り畳み手摺4が配置されていた。しかし、折り畳み手摺4は、複数の床台2の少なくとも一つに配置されていればよい。すなわち、複数の床台2のうち、収納を妨げる手摺、すなわち、高い位置にある床台2の手摺のみを折り畳み手摺4とし、低い位置にある床台2の手摺を折り畳み不能とすることができる。また、上記各実施形態においては、梁材21が貫材22に固定されていた。しかし、梁材21は、支持部材23に固定することもできる。
以上、実施例を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。本発明に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、上述の各実施形態及び変形例は、本発明に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
1:収納式観覧席、2:床台、3:椅子、4:折り畳み手摺、5:シャフト、6:駆動部、10:収納庫、11:基台、21:梁材、22:貫材、23:支持部材、31:座、32:背、33:肘かけ、41:脚部材、411:プレート部材、42:上部部材、44:枠部材、45:パネル、51:接続金具、52:ベース、53:当接部、61:モータ、62:ウォームギヤ、63:カップリング、64:固定金具、65:内側空間、66:外側空間、71:前方空間、72:後方空間、200:駆動機構、201:駆動歯車、202:伝達軸、203:従動歯車、210:伝達部、220:ステップ、264:固定金具、520:軸受け、521:第1の部分、522:第2の部分、523:内壁部、524:外壁部、525:ボルト穴、531:金具、532:ボルト、640:ボルト、621:ウォームホイール、622:ウォーム、641:第1の壁部分、642:第2の壁部分、643:第3の壁部分、644:第4の壁部分、645:第5の壁部分、646:第6の壁部分、650:ボルト穴、651:穴部、652:穴部、653:穴部、654:穴部

Claims (6)

  1. 展開位置と収納位置との間で移動可能な複数段の床台と、
    前記床台上に配置され、前記床台が前記展開位置に移動するときに起立し、前記床台が前記収納位置に移動するときに倒れる椅子と、
    前記複数段の床台の少なくとも一つの床台上に配置され、前記床台が前記展開位置に移動するときに起立し、前記床台が前記収納位置に移動するときに倒れる折り畳み手摺と、
    前記折り畳み手摺に接続されたシャフトと、
    前記シャフトを回転させるための駆動力を発生するモータと、前記モータと前記シャフトとに接続されたウォームギヤとを有する駆動部を備えることを特徴とする、収納式観覧席。
  2. 前記ウォームギヤのウォームは、前記モータの出力軸に接続されており、
    前記ウォームギヤのウォームホイールは、前記シャフトに固定されており、
    前記折り畳み手摺は、前記シャフトに接続部材を介して固定されており、
    前記モータの駆動力により前記ウォームが回転すると、前記ウォームに噛み合う前記ウォームホイールが前記シャフトを中心に回転し、
    前記ウォームホイールの回転に伴い前記シャフトが回転すると、前記折り畳み手摺が前記シャフトを中心に揺動することを特徴とする請求項1に記載の収納式観覧席。
  3. 前記床台と同じ方向に延在する貫材を備え、
    前記椅子は前記貫材の前方に配置されており、前記駆動部は前記貫材の後方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の収納式観覧席。
  4. 前記床台と同じ方向に延在する貫材を備え、
    前記椅子は、前記貫材の前方に配置されており、
    前記貫材の前方及び後方に、前記駆動部を配置することが可能な空間が設けられており、
    前記駆動部は、前記貫材の前面及び後面に着脱可能な固定部材を介して、前記貫材に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の収納式観覧席。
  5. 前記固定部材は、互いに対向する第1の壁部分及び第2の壁部分を有し、
    前記第1の壁部分及び前記第2の壁部分には、ボルト穴が形成されており、
    前記固定部材は、前記ボルト穴に挿入されたボルトを介して前記貫材に固定されることを特徴とする請求項4に記載の収納式観覧席。
  6. 前記床台が前記展開位置に移動するときに前記椅子を起立させ、前記床台が前記収納位置に移動するときに前記椅子を倒す駆動機構と、
    前記駆動機構及び前記モータの出力軸に接続された伝達軸とを有し、
    前記モータの出力軸は、前記伝達軸を介して前記ウォームギヤに接続されており、
    前記椅子及び前記折り畳み手摺は、前記床台が前記展開位置に移動するときに前記伝達軸の回転に伴い起立し、前記床台が前記収納位置に移動するときに前記伝達軸の回転に伴い倒れることを特徴とする請求項1に記載の収納式観覧席。
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