JP2013072276A - 建築物および玩具の組み立て構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の課題は、柱も筋交いもない強固な構造躯体を提供することと多角形構造を容易に組み立てられる部材を提供することである。
【解決手段】 筋交いを施す目的は、骨組み構造において垂直の柱と水平の梁との接合部に梁の方向と同方向に加わる力により垂直の柱が傾くことを防ぐことである。しかし、その防止効果は不十分であることが問題であった。その問題点の解決手段として、本発明は横架材として円柱または角柱の1本を他の2本の横架材に、互いに施した溝に差し込み交差することにより、1個の3角形または4角形を形成し、その3角形または4角形を形成している横架材が、その3角形または4角形を形成していない他の横架材と互いに施した溝に差し込み交差して他の多角形を形成しながら積み上げることにより躯体を形成する構造を特徴とする建築物および玩具。
【選択図】図2
【解決手段】 筋交いを施す目的は、骨組み構造において垂直の柱と水平の梁との接合部に梁の方向と同方向に加わる力により垂直の柱が傾くことを防ぐことである。しかし、その防止効果は不十分であることが問題であった。その問題点の解決手段として、本発明は横架材として円柱または角柱の1本を他の2本の横架材に、互いに施した溝に差し込み交差することにより、1個の3角形または4角形を形成し、その3角形または4角形を形成している横架材が、その3角形または4角形を形成していない他の横架材と互いに施した溝に差し込み交差して他の多角形を形成しながら積み上げることにより躯体を形成する構造を特徴とする建築物および玩具。
【選択図】図2
Description
本発明は、柱も筋交いもない強固な構造躯体と多角形構造を容易に組み立てられる建築物および玩具の組み立て構造に関する。
従来、多くの建造物は筋交いを用いた骨組み構造である。
また、柱も筋交いも用いない代表的な構造として、ログを水平に積み重ねたログハウス構造があるが、横架材として円柱または角柱の1本を他の2本の横架材に、互いに施した溝に差し込み交差することにより、1個の3角形または4角形を形成し、その3角形または4角形を形成している横架材が、その3角形または4角形を形成していない他の横架材と互いに施した溝に差し込み交差して他の多角形を形成しながら積み上げることにより躯体を形成する構造はない。
多くの建造物で多く用いられている筋交いの目的は、骨組み構造において垂直の柱と水平の梁との接合部に梁の方向と同方向に加わる力により垂直の柱が傾くことを防ぐことである。しかし、阪神大震災での戸建住宅の崩壊で、その防止効果が不十分であることが露呈した。
柱も筋交いも用いないログハウス構造では、ログを水平に積み重ねるため強固な構造躯体となるが、4角形以外の躯体構造を形成するための部材はない。
そこで、本発明の課題は、柱も筋交いもない強固な構造躯体を提供することと多角形構造を容易に組み立てられる部材を提供することである。
本発明は、横架材として円柱または角柱の1本を他の2本の横架材に、互いに施した溝に差し込み交差することにより、1個の3角形または4角形を形成し、その3角形または4角形を形成している横架材が、その3角形または4角形を形成していない他の横架材と互いに施した溝に差し込み交差して他の多角形を形成しながら積み上げることにより躯体を形成する構造とした。
本発明は、横架材として円柱または角柱の長軸と平行な外側面から、横架材の内側へ向かい垂直に、溝の深さが基準となる横架材の短軸の長さの4分の1の深さの溝または3分の1の深さの溝を横架材に施した横架材であり、溝は横架材の同側面上かつ長軸と平行な直線上に2箇所以上施し、溝の幅は他の交差する横架材の幅と等しい溝をもつ横架材を組み合わせながら積み上げて多角形の躯体構造を形成する部材とした。
本発明は、横架材として円柱または角柱の1本を他の2本の横架材に、互いに施した溝に差し込み交差することにより、1個の3角形または4角形を形成し、その3角形または4角形を形成している横架材が、その3角形または4角形を形成していない他の横架材と互いに施した溝に差し込み交差して他の多角形を形成しながら積み上げることにより躯体を形成する構造としたことにより、躯体構造中に仮想の柱が形成されるとともに組み上げられた横架材同士がお互いにずれを防いでいるため、柱や筋交いのない強固な躯体構造となった。
本発明は、横架材として円柱または角柱の長軸と平行な外側面から、横架材の内側へ向かい垂直に、溝の深さが基準となる横架材の短軸の長さの4分の1の深さの溝または3分の1の深さの溝を横架材に施した横架材であり、溝は横架材の同側面上かつ長軸と平行な直線上に2箇所以上施し、溝の幅は他の交差する横架材の幅と等しい溝をもつ横架材を図2の部材と図6の部材を基準部材として、図3および図4の部材を図2の基準部材の補助部材として、図8および図9の部材を図6の基準部材の補助部材として、組み合わせながら積み上げて多角形の躯体構造を形成する部材としたことにより、図10〜図12の基本構造の組み立てを隙間無く組み上げることができた。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図20に基づいて説明する。
図1〜図4は、横架材として円柱または角柱の1本を他の2本の横架材に、互いに施した溝に差し込み交差することにより1個の4角形を形成し、その4角形を形成している横架材がその4角形を形成していない他の横架材と互いに施した溝に差し込み交差して値の多角形を形成しながら積み上げるための部材である。
図2は基準部材の側面正面図であり、図1〜図4の部材の溝の幅(a)は図1〜図4の部材の幅(a)と等しく、図1〜図4の部材の溝の深さ(b)は図2の部材の高さ(4b)の4分の1である。
図1は、図2の基準部材を上方および下方からみた溝の正面図である。
図3は補助部材の側面正面図であり、図3の部材の高さ(4b)は図2の部材の高さ(4b)と等しく、部材の溝は上部のみに施してある。
図4は補助部材の側面正面図であり、図4の部材の高さ(2b)は図2の部材の高さ(4b)の2分の1であり、部材の溝は上部のみに施してある。
図18は、図1〜図4の部材を組み立てた基本構造である。
図19は、図1〜図4の溝間(L)の長さを0として組み立てた基本構造である。
図1は、図2の基準部材を上方および下方からみた溝の正面図である。
図3は補助部材の側面正面図であり、図3の部材の高さ(4b)は図2の部材の高さ(4b)と等しく、部材の溝は上部のみに施してある。
図4は補助部材の側面正面図であり、図4の部材の高さ(2b)は図2の部材の高さ(4b)の2分の1であり、部材の溝は上部のみに施してある。
図18は、図1〜図4の部材を組み立てた基本構造である。
図19は、図1〜図4の溝間(L)の長さを0として組み立てた基本構造である。
図5〜図9は、横架材として円柱または角柱の1本を他の2本の横架材に、互いに施した溝に差し込み交差することにより1個の3角形を形成し、その3角形を形成している横架材がその3角形を形成していない他の横架材と互いに施した溝に差し込み交差して他の多角形を形成しながら積み上げるための部材である。
図6は基準部材の側面平面図であり、図5〜図9の部材の溝の幅(c)は図5〜図9の部材の幅(c)と等しく、図5〜図9の部材の溝の深さ(d)は図6の部材の高さ(3d)の3分の1である。
図5は、図6の基準部材を上方からみた溝の正面図である。
図7は、図6の基準部材を下方からみた溝の正面図である。
図8は補助部材の側面平面図であり、図8の部材の高さ(2d)は図6の部材の高さ(3d)の3分の2であり、部材の溝は上部では部材の長軸の中央寄りに施し、下部では部材の長軸の端寄りに施してある。
図9は補助部材の側面平面図であり、図9の部材の高さ(d)は図6の部材の高さ(3d)の3分の1であり、部材に溝はない。
図20は、図5〜図9の部材を組み立てた基本構造である。
図5は、図6の基準部材を上方からみた溝の正面図である。
図7は、図6の基準部材を下方からみた溝の正面図である。
図8は補助部材の側面平面図であり、図8の部材の高さ(2d)は図6の部材の高さ(3d)の3分の2であり、部材の溝は上部では部材の長軸の中央寄りに施し、下部では部材の長軸の端寄りに施してある。
図9は補助部材の側面平面図であり、図9の部材の高さ(d)は図6の部材の高さ(3d)の3分の1であり、部材に溝はない。
図20は、図5〜図9の部材を組み立てた基本構造である。
図10〜17は、様々な基準横架材を組み立てられるようにパーツを分けた部材の図である。
図10〜12は、4角形を形成するためのパーツであり、側面に接続ネジを挿入するためのネジ穴を施してある。
図14〜17は、3角形を形成するためのパーツであり、側面に接続ネジを挿入するためのネジ穴を施してある。
図13は、図10〜12の4角形を形成するためのパーツ同士を接続したり、図14〜17の3角形を形成するためのパーツ同士を接続したり、図10〜12のパーツの高さ(4b)と図14〜17のパーツの高さ(3d)とを同じにすることで図10〜12の4角形を形成するためのパーツと図14〜17の3角形を形成するためのパーツとを接続するための中継ぎパーツである。
図10〜17のパーツをそれぞれ継ぎ合わせる方法は蟻継ぎや鎌継ぎなどがあるが、当図面ではネジにより継ぎ合わせる方法を示した。
同様に、図3および図4と図8および図9の補助横架材についても、補助横架材を組み立てられるように分けたパーツと中継ぎパーツとを組み合わせながら積み上げる。
図10〜12は、4角形を形成するためのパーツであり、側面に接続ネジを挿入するためのネジ穴を施してある。
図14〜17は、3角形を形成するためのパーツであり、側面に接続ネジを挿入するためのネジ穴を施してある。
図13は、図10〜12の4角形を形成するためのパーツ同士を接続したり、図14〜17の3角形を形成するためのパーツ同士を接続したり、図10〜12のパーツの高さ(4b)と図14〜17のパーツの高さ(3d)とを同じにすることで図10〜12の4角形を形成するためのパーツと図14〜17の3角形を形成するためのパーツとを接続するための中継ぎパーツである。
図10〜17のパーツをそれぞれ継ぎ合わせる方法は蟻継ぎや鎌継ぎなどがあるが、当図面ではネジにより継ぎ合わせる方法を示した。
同様に、図3および図4と図8および図9の補助横架材についても、補助横架材を組み立てられるように分けたパーツと中継ぎパーツとを組み合わせながら積み上げる。
a 部材の幅と溝の幅
b 溝の深さ
c 部材の幅と溝の幅
d 溝の深さ
e 接続穴
f 接続棒
L 溝間の長さ
b 溝の深さ
c 部材の幅と溝の幅
d 溝の深さ
e 接続穴
f 接続棒
L 溝間の長さ
Claims (3)
- 円柱または角柱の1本を他の2本の円柱または角柱に、互いに施した溝に差し込み交差することにより、1個の3角形または4角形を形成し、その3角形または4角形を形成している円柱または角柱が、その3角形または4角形を形成していない他の円柱または角柱と互いに施した溝に差し込み交差することにより、他の多角形を形成する構造を特徴とする建築物および玩具。
- 円柱または角柱の長軸と平行な外側面から、円柱または角柱の内側へ向かい垂直に、溝の深さが基準となる円柱または角柱の短軸の長さの4分の1の深さの溝または3分の1の深さの溝を円柱または角柱に施した円柱または角柱であり、溝は円柱または角柱の同側面上かつ長軸と平行な直線上に2箇所以上施し、溝の幅は他の交差する円柱または角柱の幅と等しい溝をもつ円柱または角柱。
- 請求項2の構造を持つ円柱または角柱を部材とし、互いの溝に部材をはめ込みながら請求項1の構造物を形成し、積み上げた構造を特徴とする建築物および玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011227351A JP2013072276A (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | 建築物および玩具の組み立て構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011227351A JP2013072276A (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | 建築物および玩具の組み立て構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013072276A true JP2013072276A (ja) | 2013-04-22 |
Family
ID=48477008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011227351A Withdrawn JP2013072276A (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | 建築物および玩具の組み立て構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013072276A (ja) |
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2011
- 2011-09-28 JP JP2011227351A patent/JP2013072276A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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