JP2013071747A - 食パンスライサーにおける食パンの搬送方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スライス位置Sの下流側に、第1排出コンベヤ74と第2排出コンベヤ76が直列に配設される。第1排出コンベヤ74は、後工程の包装機の包装タイミングに合わせて食パン12を前後が当接した連なる状態で搬送する。第2排出コンベヤ76は第1排出コンベヤ74より高速で走行し、第1排出コンベヤ74から送り込まれる先頭の食パン12を後続の食パン12から切り離して搬送する。第2排出コンベヤ76の搬送終端に設けた第2の物品センサ82による食パン12の検知タイミングに基づいて第2排出コンベヤ76のモータ81を駆動制御して、包装機の包装タイミングに合わせて食パン12を第2排出コンベヤ76から送りコンベヤ78に送り出す。
【選択図】図1
Description
スライス位置でスライスした食パンを、前記スライス位置まで定速で搬送する食パンの搬送速度と同速で前進し、かつスライス位置に向けて前進する食パンの前進移動量より少ない移動量となるようにスライスされた食パンを前後に連なる状態で搬送し、
前後に連なる食パンの先頭の食パンから順次切り離して後工程の包装タイミングに合わせて送出するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、個々の前後寸法が不揃いな食パンあるいはブレードに押されてスライスした後に個々の変形度合いが異なるような品種の食パンであっても、後工程の包装タイミングに合わせて食パンを1つずつ適切に送り出すことができる。
請求項2に係る発明によれば、連なった状態の食パンを定速で前進移動してスライスするので、食パンのスライスを安定的かつ良好に行なうことができる。
スライス位置まで定速で搬送してスライスした複数の食パンを、前後に連なる状態で搬送する第1排出コンベヤと、
前記第1排出コンベヤの下流側に接続し、第1排出コンベヤの搬送速度より高速で走行され、第1排出コンベヤから送り込まれた食パンを所定間隔毎に切り離して搬送する第2排出コンベヤと、
前記第2排出コンベヤから送出される食パンを検知する物品センサと、を備え、
前記物品センサによる物品検知タイミングに応じて、後工程に接続した袋詰機の包装タイミングに合わせて前記第2排出コンベヤから食パンを順次送出するよう、第2排出コンベヤの搬送動作を制御する構成としたことを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同じ作用効果を奏する。
請求項4に係る発明によれば、食パンを供給手段で一定速で押送してスライスするので、食パンのスライスを安定的かつ良好に行なうことができる。
請求項5に係る発明によれば、スライス位置の前後で食パンの搬送速度を一定速とし、またスライス後に圧縮されてサイズが変化する食パンの性状に対応して排出側を少ない移動量としたので、第1排出コンベヤにおいて隙間が生ずることなく相互に当接状態として連なって食パンを搬送できるので、食パンのより安定したスライスをなし得る。
請求項6に係る発明によれば、スライスされて第1排出コンベヤに送り出されてくる食パンを上下から挟持して搬送するので、安定したスライスをなし得る。
請求項7に係る発明によれば、袋詰機の包装タイミングに合わせて食パンを1つずつ正確に送り込むことができる。
前工程から導入コンベヤ14に送り込まれた食パン12は、前記第1の物品センサ72で検知され、第1速度と第2速度とにより連続走行している第1、第2の無端チェン38,40の夫々に設けた押送部材46(50)と後続の押送部材50(46)との間に送り込み得るタイミングで導入コンベヤ14の走行がON−OFFされて、該導入コンベヤ14から前記切離しコンベヤ16に所定間隔毎に送り込まれ、両コンベヤ14,16の搬送速度差によって切離しコンベヤ16では相互に離間した状態で食パン12が搬送される。これにより、前工程からランダムな間隔となって導入コンベヤ14へ至った食パン12を一定間隔毎に切り離して押送部材46,50の前進位置に合わせて供給コンベヤ18まで搬送することができる。
本発明は実施例の構成に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の形態を採用し得る。本発明は、実施例に記載した形態に代えて、例えば以下のようにも変更可能である。
(1) 実施例では、第2排出コンベヤ76の搬送終端に第2の物品センサ82を配置した場合で説明したが、第1排出コンベヤ74から第2排出コンベヤ76に食パン12が送り込まれる位置から搬送終端までの間、更には、食パン12が搬送終端に至ったことを確認できれば、その配設位置は限定されるものではない。
(2) 実施例では、第2排出コンベヤ76の下流側の搬送コンベヤ83を接続したが、送りコンベヤ78で食パン12を搬送する全領域に亘るテーブル86を配設する構成を採用し得る。
(3) 第2排出コンベヤ76としては、搬送面に載置した食パン12を押送する方式等、送りコンベヤ78の受入部まで食パン12の搬送を良好になし得る各種の搬送方式を採用することができる。
76 第2排出コンベヤ,78 送りコンベヤ,80 上部コンベヤ
82 第2の物品センサ,85 搬送バー(押送部材),S スライス位置
Claims (7)
- スライス位置(S)でスライスした食パン(12)を、前記スライス位置(S)まで定速で搬送する食パン(12)の搬送速度と同速で前進し、かつスライス位置(S)に向けて前進する食パン(S)の前進移動量より少ない移動量となるようにスライスされた食パン(12)を前後に連なる状態で搬送し、
前後に連なる食パン(12)の先頭の食パン(12)から順次切り離して後工程の包装タイミングに合わせて送出するようにした
ことを特徴とする食パンスライサーにおける食パンの搬送方法。 - 前後が当接して連なる複数の食パン(12)を、前記包装タイミングに合わせてスライス位置(S)に向けて前進移動して食パン(12)をスライスするようにしたことを特徴とする請求項1記載の食パンスライサーにおける食パンの搬送方法。
- スライス位置(S)まで定速で搬送してスライスした複数の食パン(12)を、前後に連なる状態で搬送する第1排出コンベヤ(74)と、
前記第1排出コンベヤ(74)の下流側に接続し、第1排出コンベヤ(74)の搬送速度より高速で走行され、第1排出コンベヤ(74)から送り込まれた食パン(12)を所定間隔毎に切り離して搬送する第2排出コンベヤ(76)と、
前記第2排出コンベヤ(76)から送出される食パン(12)を検知する物品センサ(82)と、を備え、
前記物品センサ(82)による物品検知タイミングに応じて、後工程に接続した袋詰機の包装タイミングに合わせて前記第2排出コンベヤ(76)から食パン(12)を順次送出するよう、第2排出コンベヤ(76)の搬送動作を制御する構成とした
ことを特徴とする食パンスライサーにおける食パンの搬送装置。 - 前記袋詰機の包装タイミングに合うよう前記スライス位置(S)に向けて食パン(12)を定速で押送する供給手段(18)を設けたことを特徴とする請求項3記載の食パンスライサーにおける食パンの搬送装置。
- 前記第1排出コンベヤ(74)は、前記スライス位置(S)に向けて食パン(12)を定速で搬送する供給手段(18)の搬送速度と同速で食パン(12)を搬送し、かつ供給手段(18)による食パン(12)のスライス位置(S)に向けた前進移動量より少ない移動量となるように食パン(12)を搬送するよう動作することを特徴とする請求項3または4記載の食パンスライサーにおける食パンの搬送装置。
- 前記第1排出コンベヤ(74)の上方には、食パン(12)を押さえて走行する上部コンベヤ(80)を設けたことを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載の食パンスライサーにおける食パンの搬送装置。
- 前記第2排出コンベヤ(76)から送出された食パン(12)を、前記袋詰機の包装タイミングに合わせて押送する押送部材(85)を所定間隔毎に設けた送りコンベヤ(78)を備えたことを特徴とする請求項3〜6の何れか一項に記載の食パンスライサーにおける食パンの搬送装置。
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