JP3752619B2 - スライサーの搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食パンのスライサーのスライス刃に向けて食パンを搬送するスライサーの搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スライサーでブロック状の食パンをスライスする際には、複数の該食パンを搬送方向の前後で相互に接触させた状態(いわゆる押せ押せ状態)で、ベルトコンベヤ等によってスライス刃に向けて送り込んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した搬送方法では、最後のブロック状の食パンは、後から押圧するものがないため、スライス刃に対して充分に送り込まれない難点がある。そこで従来は、作業者が道具等を用いて、最後のブロック状の食パンをスライス刃に向けて押し込む煩雑な作業が必要となっていた。
【0004】
ここで、山型食パンを、その山状になった側を先頭にしてスライス刃に向けて送り込む場合、前述したように搬送方向の前後で食パンを相互に接触させるようにすると、該食パンがスライス刃に対して斜めに送られたり、あるいは振れながら送り込まれることがある。このため、食パンが斜めにスライスされたり、スライス厚が一定にならないおそれが指摘される。
【0005】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、ブロック状の食パンを最後まで確実にスライスすることを可能とし、またスライス刃に対して食パンを正確な姿勢で送り込み得るスライサーの搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るスライサーの搬送装置は、
食パンをスライスするスライス刃が該食パンの搬送方向と直交する方向に離間して複数並列に配設されたスライサーにて、前記複数のスライス刃に向けてブロック状の食パンを搬送するスライサーの搬送装置であって、
前記食パンを所定間隔毎に載置して搬送する搬送コンベヤと、
該搬送コンベヤと前記スライス刃との間で、搬送コンベヤから搬送された食パンの下面を支持する支持部材と、
前記搬送コンベヤの搬送方向の前後に往復移動し、前記支持部材に受け渡した食パンをスライス刃に向けて押送する押送部材と、
前記押送部材に設けられ、前記搬送コンベヤで搬送されてきた食パンを載置可能な載置部とを備え、
前記押送部材により前記支持部材に受け渡された食パンをスライス刃に向けて押送する際に、前記載置部に後続の食パンを前記搬送コンベヤから移載するよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るスライサーの搬送装置につき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下説明する。
【0008】
実施例に係る搬送装置の説明に先立ち、該搬送装置10が配設される食パンのスライサー11における切断部12の概略構成を説明する。このスライサー11の切断部12は、図3に示す如く、上下に延在する複数の帯状スライス刃13を、食パン14の搬送方向と交差する幅方向に離間して配設して構成される。そして、各スライス刃13を図示しない機構により高速で上下動させることで、送り込まれるブロック状の食パン14を所定のスライス厚でスライスするようになっている。また、各スライス刃13の間隔は、食パン14のスライス厚に応じて調整可能に構成される。なお、食パン14のスライス厚に応じてスライス刃13の間隔を変更した場合においても、その最小公倍数と対応する複数の特定位置Sにはスライス刃13が常に存在し、この特定位置Sの夫々に後述する押送部材30の押送体35が対応して位置するよう設定される。
【0009】
図1および図2に示す実施例に係る搬送装置10は、前記切断部12の上流側に、前工程のコンベヤ(図示せず)から移送されてきたブロック状の食パン14を受け取り、下流側の切断部12に向けて該食パン14を搬送する供給コンベヤ15と搬送コンベヤ16とを備える。供給コンベヤ15は、食パン14の搬送方向の前後に離間する複数のローラ17に巻掛けられた無端ベルト18で構成され、図示しない駆動モータによりローラ17を回転駆動することで、無端ベルト18上に載置されている食パン14を下流側に向けて連続的に搬送するよう構成される。なお、供給コンベヤ15上には、食パン14はその長手方向を搬送方向と直交する横向き状態で載置されて搬送されるようになっている。また供給コンベヤ15の終端近傍に、食パン14の前端(搬送方向下流端)を検出する物品センサ19が配設され、該センサ19が食パン14を検出すると供給コンベヤ15が停止制御されると共に、押送部材30が所定のタイミングになったときに、該供給コンベヤ15が始動するよう構成される。
【0010】
前記搬送コンベヤ16は、前記供給コンベヤ15から受け渡された食パン14を切断部12に向けて搬送するコンベヤであって、幅方向に離間して並列に配置した複数の単一コンベヤ20で構成される。すなわち、幅方向に離間する一対の側板21,21間の搬送方向上流端に、図2に示す如く、駆動軸22が回転可能に枢支され、該駆動軸22に、軸方向に離間して複数(実施例では6個)の駆動プーリ23が夫々一体回転可能に配設されている。また各駆動プーリ23の配設位置に対応して、該プーリ23の配設位置から搬送方向下流側に所定長さで延在する支持フレーム24が搬送方向に沿って配設されると共に、各支持フレーム24の下流端に従動プーリ25が夫々回転可能に配設され、搬送方向で対をなす一対のプーリ23,25間に無端状の丸ベルト26からなる無端索体が夫々巻掛けられている。そして、図示しない駆動モータによって駆動軸22を回転駆動することで、複数の丸ベルト26が同一速度で連続走行するよう構成される。すなわち、実施例では駆動プーリ23、従動プーリ25および丸ベルト26から単一コンベヤ20を構成している。また搬送コンベヤ16における食パン14の搬送速度は、前記供給コンベヤ15における食パン14の搬送速度より速く設定され、供給コンベヤ15から搬送コンベヤ16に受け渡された食パン14を後続する食パン14から分離し、当該搬送コンベヤ16上では複数の食パン14が所定の隙間を存して搬送されるようになっている(図1参照)。
【0011】
なお、前記供給コンベヤ15および搬送コンベヤ16の上方には、幅方向に離間する一対のガイド部材27,27が、前記スライス刃13に近接する位置まで延在するよう配設され、両コンベヤ15,16で搬送される食パン14の長手方向両側が、両ガイド部材27,27で案内されて幅方向に位置ずれしないよう構成される。
【0012】
前記搬送コンベヤ16と前記スライス刃13との間に、該搬送コンベヤ16から搬送された食パン14の下面を支持する支持部材28が配設されている。この支持部材28は、図2に示す如く、搬送コンベヤ16における各単一コンベヤ20と対応するよう幅方向に所定間隔離間して配設した複数の支持板29から構成されており、当該支持部材28の食パン14を支持するレベル(支持板29の上面レベル)は、搬送コンベヤ16の食パン14を載置するレベル(丸ベルト26の上側走行部の上端レベル)より低位に設定されている(図1参照)。
【0013】
前記搬送コンベヤ16と対応する位置に、前記支持部材28に受け渡されて下面が支持されている食パン14を、前記スライス刃13を通り過ぎる位置まで押送する押送部材30が、その前端(搬送方向下流端)がスライス刃13を通り過ぎた位置に臨む押送位置(図5(c))と、該前端が搬送コンベヤ16の前端より上流側に臨む待機位置(図5(a))との間を搬送方向の前後に往復移動可能に配設されている。また搬送コンベヤ16の下方に、押送部材30の駆動機構31が配設される。この駆動機構31は、図1に示す如く、食パン14の搬送方向前後に離間して配設された一対のプーリ32,32と、両プーリ32,32間に巻掛けられた無端ベルト33と、該プーリ32を正逆方向に回転駆動するサーボモータ34とから構成され、前記無端ベルト33の所定位置に押送部材30が一体的に移動するよう連結されている。なお、サーボモータ34は、押送部材30が食パン14を押送する前進時は、該押送部材30の速度が搬送コンベヤ16の搬送速度と略同一となるよう回転制御されると共に、押送部材30の後退時は前進時の速度より速くなるよう逆転制御され、押送部材30の1サイクルに要する時間を短縮し得るようになっている。またプーリ32および無端ベルト33は、歯付きタイプが用いられ、正逆回転時にスリップしないよう構成される。
【0014】
前記押送部材30は、図2に示す如く、前記搬送コンベヤ16における各単一コンベヤ20の両側または片側に隣接するよう、幅方向に所定間隔で離間する複数の押送体35から構成される。この押送体35は、搬送方向に沿って延在する所定長さの板材で構成され、その幅方向の中間位置には、搬送方向前端で開口する所定長さのスリット35aが形成されている。スリット35aは、スライス刃13が常に存在する前記特定位置Sに対応すると共に、該スライス刃13と干渉しないよう設定されている。そして、スリット35aを挟んで両側に位置する通過可能部としての各押送片35bの厚みは、前記スライス刃13の間隔が最小に設定された場合の隣接するスライス刃13,13の隙間寸法より小さくなるよう設定される。また、各押送体35の押送片35bは、前記各特定位置Sに存在する各スライス刃13とこれに隣接する両側のフライス刃13,13との間を通過するよう設定されており、スライス刃13の間隔が変更された場合においても、押送部材30の位置調節を行なうことなく、各押送片35bは、隣接するスライス刃13,13の間を通過して前進移動可能に構成される(図1の二点鎖線参照)。なお、前記押送体35(押送片35b)は、スライスされる食パン14に対して複数存在する前記特定位置Sの全てに対応して設けられている。
【0015】
前記押送部材30における押送体35の最上部には、搬送コンベア16における丸ベルト26の上側走行部と略平行に形成された載置部35cが形成され、食パン14が載置可能になっている。この載置部35cのレベルは、図1に示す如く、前記支持部材28の食パン14を支持するレベルと、前記搬送コンベヤ16の食パン14を載置するレベルとの間に設定される。すなわち、搬送コンベヤ16から支持部材28に受け渡されて支持される食パン14の下部を、押送部材30の前端で押送すると共に、後述する如く、食パン14を押送している押送部材30の載置部35cに対して搬送コンベヤ16から後続の食パン14の移載を支障なく行ない得るよう構成される。
【0016】
前記各ガイド部材27における搬送コンベヤ16の下流端近傍に対応する位置に、図2に示す如く、後退規制部材36が夫々水平回動可能に配設され、該規制部材36の前端部は、ガイド部材27の対応する位置に形成された通孔27aを介して内側に出没可能に構成されている。この後退規制部材36は、常にはバネ等の弾性部材37を介して前端部を食パン14に接触可能な内側に突出させた状態に保持され、その前端部は搬送コンベア16より下流側に位置するようになっている。そして、食パン14が通過する際には外側に退避してその通過を許容すると共に、食パン14の通過後には内側に突出して該食パン14の後端に当接して後退を規制するよう構成される(図5(c)参照)。また後退規制部材36と前記スライス刃13との間で該スライス刃13に近接する位置に、前記押送部材30に載置された状態で搬送される食パン14の上部前端に当接し、該食パン14の前進移動を規制する前進規制部材38が配設されている。
【0017】
前記スライス刃13の下流側に、スライスされた食パン14aを受け取って後工程に送る受取りコンベヤ39が配置されている。この受取りコンベヤ39は、図4に示す如く、スライス食パン14aが載置される固定テーブル40と、該固定テーブル40とスライス刃13との間に配設されて搬送方向の前後に移動する可動テーブル41と、幅方向に離間すると共に両テーブル40,41を挟む上下位置を走行する一対の無端チェン42,42と、両無端チェン42,42間に架設されて走行方向に所定間隔で離間する複数の棒状の押し部材43とで構成される。また両テーブル40,41における上面レベルは、前記支持部材28の支持レベルより低位に設定され、前記押送部材30により押送される食パン14の支持部材28から可動テーブル41への受け渡しを円滑に行ない得るようになっている。前記可動テーブル41は、空気圧シリンダやモータ等の駆動手段により、スライス刃13に近接する待機位置と固定テーブル40に近接する作動位置との間を往復移動され、押送部材30で押送されたスライス食パン14aが待機位置の可動テーブル41に移載されたタイミングで、作動位置まで移動されるよう設定される。そして、このときに可動テーブル41とスライス刃13との間に生ずる隙間を介して、前記押し部材43が可動テーブル41の下方から上方に移動し、該押し部材43によりテーブル上のスライス食パン14aを固定テーブル40に向けて押送するよう構成される。
【0018】
【実施例の作用】
次に、前述した実施例に係る搬送装置の作用につき説明する。前工程から前記供給コンベヤ15に移送されるブロック状の食パン14は、該コンベヤ15によって下流側に向けて搬送され、該食パン14の前端が前記物品センサ19で検出されたときに該供給コンベア15の運転が停止される。前記押送部材30は所定の時間間隔で往復移動し、この往復移動における所定タイミングで供給コンベヤ15の運転が開始され、該コンベヤ15上の食パン14は前記搬送コンベヤ16に受け渡されて、該コンベヤ16により引続き下流側に向けて搬送される。搬送コンベヤ16の搬送速度は、供給コンベヤ15の搬送速度より速く設定されているから、該搬送コンベヤ16に受け渡された食パン14は、供給コンベヤ15上の後続する食パン14から分離される。この後続する食パン14の前端が前記物品センサ19で検出されたときに供給コンベア15は停止される。従って搬送コンベヤ16上では、搬送方向前後の食パン14,14が所定間隔離間した状態で搬送される。
【0019】
前記待機位置に臨む押送部材30が押送位置に向けて前進移動され、該押送部材30が前記支持部材28の上方を移動する間に、前記搬送コンベヤ16で搬送される食パン14が該押送部材30の載置部35cに移載されてそのまま下流側に向けて搬送される。押送部材30に載置されて搬送される食パン14は、前記後退規制部材36,36を越えて搬送された後、前記前進規制部材38に上部前端が当接することで前進移動は規制され、該食パン14に対して押送部材30のみが押送位置まで前進移動する。
【0020】
次に、前記押送部材30は待機位置に向けて後退移動を開始するが、該押送部材30上の食パン14は、ガイド部材27,27より内側に突出する前記後退規制部材36,36の前端部に後端が当接してその後退移動は規制され、該食パン14に対して押送部材30のみが待機位置まで後退移動する。そして、押送部材30が待機位置に至る間に、食パン14は該押送部材30から前記支持部材28上に落下して支持される(図5(a)参照)。待機位置まで後退した押送部材30は、再び前進移動を開始し、このときに支持部材28上の食パン14を押送部材30の前端で上流側から押して移送する(図5(b)参照)。なお、この前進時に後続の食パン14が、前述したと同様に搬送コンベヤ16から押送部材30の載置部35cに移載される。
【0021】
前記押送部材30で押送される食パン14は、前記スライス刃13により所定のスライス厚毎にスライスされる。このとき、押送部材30の各押送片35bは、図5(c)に示す如く、特定位置Sに存在するスライス刃13とこれに隣接する両側のスライス刃13,13との間を通過し、食パン14がスライス刃13を通り過ぎる位置まで押送されるので、該食パン14は確実にスライスされる。すなわち、最後にスライス刃13に向けて搬送される食パン14も確実にスライスすることができ、作業者の押込み作業を省略することができる。また食パン14を1つずつスライス刃13に向けて押送するから、山型パンをその山状になった側を先頭にしてスライス刃13に向けて送り込む場合であっても正確な姿勢で送り込むことができ、食パン14が斜めにスライスされることはなく、スライス厚を常に一定とし得る。
【0022】
前記スライス刃13を通過したスライス食パン14aは、前記受取りコンベヤ39の待機位置に臨む可動テーブル41に移載される。この可動テーブル41が作動位置に向けて前進移動すると共に、前記無端チェン42,42が走行し、可動テーブル41とスライス刃13との間の隙間を介して押し部材43が下方から上方に移動し、該押し部材43により可動テーブル41上のスライス食パン14aが固定テーブル40に押送される。
【0023】
前記食パン14のスライス厚を変更する場合は、前記スライス刃13の間隔が対応して変更される。この場合に、間隔が変更されても常にスライス刃13が存在する特定位置Sに対応して、前記押送部材30の押送片35bが位置決めされているから、スライス厚の変更に際して押送部材30の位置調節を行なう必要はなく、調節作業に伴うロスタイムを削減し得る。また押送部材30の調節手段を必要としないから、機械構成を簡略化することができる。
【0024】
【変更例】
本発明は、前述した実施例の構成に限定されるものでなく、例えば以下に示す変更例を適宜に採用し得る。
搬送コンベヤをスライス刃の近傍まで延長し、実施例の押送部材に代えて、搬送コンベヤ上で前後する食パンの間に、押送部材が下方から突出して食パンをスライス刃に向けて押送し、戻るときは後続の食パンの下を通って戻る、いわゆるボックスモーションをする押送部材としてもよい。
複数の単一コンベヤからなる搬送コンベヤ、あるいはこれに代わる平ベルトコンベヤをスライス刃の近傍まで延長し、実施例の押送部材に代えて、搬送コンベヤ上で前後する食パンの間に、押送部材が上方から挿入されて食パンをスライス刃に向けて押送し、戻るときは後続の食パンの上を通って戻る、いわゆるボックスモーションをする押送部材としてもよい。
実施例では、押送部材は前記特定位置に対応して、別体の押送片(通過可能部)を複数設けて構成したが、これらを搬送コンベヤの各単一コンベヤと干渉しない一体のもので形成し、スライス刃と対応する部分に凹部を形成するようにしてもよい。また、通過可能部を前記特定位置の全てに対応させず、例えば一箇所おき等、部分的に対応するようにしたり、特定位置に存在するスライス刃に対して片側のみに対応するよう形成してもよい。
供給コンベヤは、1基でなく複数を直列に配置したものであってもよく、その場合であっても搬送コンベヤを含んで下流側のコンベヤの搬送速度が、上流側のコンベヤの搬送速度より高速となっていればよい。
供給コンベヤを廃止し、搬送コンベヤの搬送終端に食パンを検出する物品センサを設けて、前述した実施例と同様に、押送部材のタイミングに合わせて搬送コンベヤの運転を開始させて食パンを押送部材に移載し、後続の食パンを物品センサが検出したら搬送コンベヤを停止させるようにしてもよい。
食パンは、押送部材のタイミングに対応して、スライスの前工程から所定の間隔をもって一つずつ搬送コンベヤに移載する構成であってもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明の請求項1に係る搬送装置によれば、押送部材により食パンを押送している間に後続の食パンが該押送部材に移載されるようになっているから、食パンの前後離間間隔を小さくすることができ、処理能力を向上し得る。
【0026】
請求項2に係る搬送装置によれば、押送部材が後退する際に、該押送部材の載置部上に移載された食パンが後退するのを後退規制部材で規制するようにしたから、該食パンに対して押送部材のみを後退移動させることができる。
【0027】
請求項3に係る搬送装置によれば、支持部材の食パンを支持するレベルを、搬送コンベヤの食パンを載置するレベルより低位に設定すると共に、押送部材の載置部における食パンの載置レベルを、支持部材の食パンを支持するレベルと搬送コンベヤの食パンを載置するレベルとの間に設定したから、搬送コンベヤから支持部材に移載された食パンを押送している押送部材の載置部に対して搬送コンベヤから後続の食パンの移載を支障なく行なうことができる。また請求項4に係る搬送装置によれば、供給コンベヤの搬送速度より搬送コンベヤの搬送速度を高速に設定したので、供給コンベヤから受け渡される食パンを後続の食パンから分離し、押送部材による食パンの1つずつの押送を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る搬送装置を示す概略側面図である。
【図2】実施例に係る搬送装置を示す概略平面図である。
【図3】実施例に係るスライサーと搬送装置とを示す概略構成図である。
【図4】実施例に係る搬送装置の受取りコンベヤを示す概略構成図である。
【図5】実施例に係る搬送装置による食パンのスライサ刃への送り込み工程を示す説明図である。
【符号の説明】
11 スライサー
13 スライス刃
14 食パン
15 供給コンベヤ
16 搬送コンベヤ
20 単一コンベヤ
28 支持部材
30 押送部材
35c 載置部
36 後退規制部材
Claims (4)
- 食パン(14)をスライスするスライス刃(13)が該食パン(14)の搬送方向と直交する方向に離間して複数並列に配設されたスライサー(11)にて、前記複数のスライス刃(13)に向けてブロック状の食パン(14)を搬送するスライサーの搬送装置であって、
前記食パン (14) を所定間隔毎に載置して搬送する搬送コンベヤ (16) と、
該搬送コンベヤ (16) と前記スライス刃 (13) との間で、搬送コンベヤ (16) から搬送された食パン (14) の下面を支持する支持部材 (28) と、
前記搬送コンベヤ (16) の搬送方向の前後に往復移動し、前記支持部材 (28) に受け渡した食パン (14) をスライス刃 (13) に向けて押送する押送部材 (30) と、
前記押送部材 (30) に設けられ、前記搬送コンベヤ (16) で搬送されてきた食パン (14) を載置可能な載置部 (35c) とを備え、
前記押送部材 (30) により前記支持部材 (28) に受け渡された食パン (14) をスライス刃 (13) に向けて押送する際に、前記載置部 (35c) に後続の食パン (14) を前記搬送コンベヤ (16) から移載するよう構成した
ことを特徴とするスライサーの搬送装置。 - 前記押送部材 (30) が後退する際に、該押送部材 (30) の載置部 (35c) 上に移載された食パン (14) が後退するのを規制する後退規制部材 (36) を有している請求項1記載のスライサーの搬送装置。
- 前記搬送コンベヤ (16) は、食パン (14) の搬送方向と直交する方向に離間して並列に配設された複数の単一コンベヤ (20) で構成され、前記支持部材 (28) の食パン (14) を支持するレベルを、搬送コンベヤ (16) の食パン (14) を載置するレベルより低位に設定し、前記押送部材 (30) の載置部 (35c) は単一コンベヤ (20,20) 間に位置すると共に、この載置部 (35c) の食パン (14) の載置レベルを、前記支持部材 (28) の食パン (14) を支持するレベルと、前記搬送コンベヤ (16) の食パン (14) を載置するレベルとの間に設定した請求項1または2記載のスライサーの搬送装置。
- 前記搬送コンベヤ(16)の上流に、食パン(14)を搬送コンベヤ(16)に供給する供給コンベヤ(15)が設けられ、
前記搬送コンベヤ(16) の搬送速度は、前記供給コンベヤ (15)の速度より速く設定され、供給コンベヤ (15) から搬送コンベヤ(16)への受け渡しに際して食パン(14)を、供給コンベヤ (15) 上の後続する食パン (14) から分離し得るようにした請求項1〜3の何れかに記載のスライサーの搬送装置。
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