JP2013068030A - 袖壁 - Google Patents

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JP2013068030A JP2011208420A JP2011208420A JP2013068030A JP 2013068030 A JP2013068030 A JP 2013068030A JP 2011208420 A JP2011208420 A JP 2011208420A JP 2011208420 A JP2011208420 A JP 2011208420A JP 2013068030 A JP2013068030 A JP 2013068030A
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Hayato Shinagawa
隼人 品川
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Abstract

【課題】厚さ寸法を自在に変更可能な袖壁を提供することである。
【解決手段】横桟5a、5bと縦桟6a〜6cによって構成される起立姿勢の土台4に対して、四角柱形状の積層ユニット1を水平方向に積層する。そしてこれら土台4及び積層ユニット1の外側を表面部材10a〜10cによって覆い、袖壁11を構成する。袖壁11の厚さ寸法は、積層ユニット1の積層数によって自在に変更可能である。土台4と積層ユニット1の固定や、積層ユニット1同士の固定には、ダボ穴2a〜2d、7〜9とダボ3とを嵌合させて行う。すなわち、土台4のダボ穴7〜9と、積層ユニット1に装着したダボ3とを嵌合させたり、積層ユニット1に装着したダボ3と、別の積層ユニット1に設けたダボ穴2a〜2dとを嵌合させたりすることにより、袖壁11の構造を強固にすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、袖壁に関するものである。
従来、様々な手法によって袖壁が構成されている。袖壁は、同一のフロアを部分的に簡便に仕切り、例えば室内に引戸の控え空間を形成するなどの機能を有する。そしてこの袖壁は、部屋の大きさに応じて縦横寸法が適宜選定される。このように縦横の大きさを任意に設定することができる構成が、特許文献1に開示されている。
特開平6−299649号公報
特許文献1に開示されている内装パネルには、一端面には凸部が設けてあり、他端面には凹部が設けてある。そして、隣接する内装パネル同士が、互いに凸部と凹部とを嵌合させて結合することによって、所望の大きさの袖壁を構成することができる。
ところで、袖壁の設置場所によっては、袖壁の厚さ寸法が自在に変更できると非常に重宝する。しかし、特許文献1に開示されているような従来の構成では、袖壁の縦横の寸法は変更できるが、厚さ寸法を変更することはできない。
そこで本発明は、厚さ寸法を自在に変更可能な袖壁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、縦桟と横桟とを備えた土台と、積層部材と、表面部材を有し、前記積層部材は、土台に対して縦方向及び横方向と直交する方向に装着可能であり、積層部材同士も合体可能であり、土台に対して複数の積層部材が前記直交する方向に積層可能であり、前記表面部材は、土台及び土台に装着された積層部材の一部又は全体を覆うことを特徴とする袖壁である。
請求項1の発明では土台に対して縦方向及び横方向に対して直交する方向に積層部材を装着する。そして、積層部材同士が合体可能であって、複数の積層部材が前記直交する方向に積層可能であるので、積層部材の積層数によって袖壁の厚さを調整することができる。すなわち、積層部材の積層数を可変とすることで、様々な厚さの袖壁を作製することができる。また、表面部材が土台及び土台に装着された積層部材の一部又は全体を覆うので、厚さ寸法が調整された袖壁の見栄えを良好にすることができる。
請求項2の発明は、前記積層部材は四角柱形状であり、積層部材における少なくとも1つの面には凸部が設けられており、当該凸部が設けられた面の裏面には凹部が設けられており、前記土台には凸部又は凹部が設けられており、前記土台と積層部材、及び積層部材同士は、嵌合構造で互いに係合可能であることを特徴とする請求項1に記載の袖壁である。
請求項2の発明では、土台と積層部材、及び積層部材同士が凸部と凹部の嵌合構造で互いに係合可能であるので、互いの位置が固定される。そのため、凸部と凹部とを嵌合させ、土台に対して積層部材を積層させて袖壁を組み立て易い。
請求項3の発明は、前記土台の横桟は四角柱形状であり、前記嵌合構造の凸部を土台の横桟における隣接する2つの面に設けると共に、前記嵌合構造の凹部を横桟における前記凸部が設けられていない面に設けたことを特徴とする請求項2に記載の袖壁である。
請求項3の発明では、四角柱形状の横桟の向きを変更して、横桟における凸部を設けた面の位置を変更することにより、同一形状の横桟を土台の上側にも下側にも配置することができる。すなわち、当該横桟を土台の上側に配置する際には、凸部を設けた面の一つを下方に配置することによって縦桟の上端と嵌合できるようにすることができる。また、当該横桟を土台の下側に配置する際には、凸部を設けた面の一つを上方に配置することによって縦桟の下端と嵌合できるようにすることができる。その結果、請求項3の発明を実施すると、土台の上側の横桟と下側の横桟とで、同一タイプの四角柱形状の部材を共用使用することができる。また、横桟における無用な面に凸部を設けて、凸部が横桟の上面又は下面から突出させてしまうことがなく、袖壁の見栄えが良好になる。
本発明の袖壁では、積層部材の積層数を変えることによって袖壁の厚さを容易に調整することができる。よって、袖壁を設置する場所や用途に応じて、袖壁の厚さを任意に調整することができる。また、土台及び積層数が調整された積層部材の一部又は全体を表面部材が覆うので、袖壁の見栄えは良好である。
(a)は袖壁を構成する積層ユニットの斜視図であり、(b)は(a)のB−B断面図であり、(c)は袖壁を構成する土台の斜視図である。 本発明による袖壁の分解斜視図である。 (a)は本発明を実施した袖壁の側面図であり、(b)は(a)とは別の袖壁の側面図であり、(c)は(a)、(b)とは別の本発明を実施した袖壁の側面図であり、(d)は(a)〜(c)とはさらに別の本発明を実施した袖壁の側面図である。
以下では、本発明の袖壁の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明は、実施形態の理解を容易にするためのものであり、これによって、本発明が制限して理解されるべきではない。
図2に示すように本発明による袖壁11は、積層ユニット1(積層部材)、土台4、表面部材10a〜10cを備えている。以下、各構成ごとに説明する。
図1(a)、(b)に示すように積層ユニット1は、長尺四角柱形状の部材である。積層ユニット1は長手方向に延びる面1a〜1dを有する。各面には嵌合凹部(例えばダボ穴)が3箇所に設けられている。すなわち、面1aの両端付近と中央部には各々ダボ穴2aが設けられており、面1b〜1dの両端付近と中央部にも同様に各々ダボ穴2b〜2dが設けられている。
各ダボ穴2a〜2dの開口及び深さは同じである。そして、これらのダボ穴2a〜2d(嵌合凹部)には、嵌合凸部(例えばダボ3)の一部を圧入固定することができる。すなわち、ダボ穴2a〜2dにダボ3を圧入すると、ダボ3の一部はダボ穴2a〜2dから露出(突出)する。図1(a)及び図1(b)に示す例では、積層ユニット1の面1aのダボ穴2aと面1bのダボ穴2bにのみダボ3が装着されている。
次に、土台4について説明する。
図1(c)に示すように土台4は各々四角柱形状の上側横桟5a、下側横桟5b、縦桟6a〜6cを有する。上側横桟5aの面12aの両端付近と中央部には、各々ダボ穴7が設けられている。各ダボ穴7にはダボ3を圧入固定することができる。上側横桟5aの下面にも図示しないダボ穴が設けてあり、ダボ3が圧入されている。また、上側横桟5aの上面12b及び面12aの裏面(図示せず)にはダボ穴は不要であるが、設けられていてもよい。尚、ダボ穴7、ダボ3は逆の位置関係にあっても良いことは当然である。
下側横桟5bの面13aの両端付近と中央部には、各々ダボ穴8が設けられている。各ダボ穴8にはダボ3が圧入されている。下側横桟5bの上面13bにも図示しないダボ穴が設けられている。
縦桟6a〜6cは、同じ構造を有する。縦桟6aの面14には等間隔に複数(図示の例では4つ)のダボ穴9が設けられている。各ダボ穴9にはダボ3が圧入される。図示していないが、縦桟6aの上端及び下端にもダボ3を圧入できるダボ穴が設けられている。
土台4は、これら上側横桟5a、下側横桟5b、縦桟6a〜6cが組み合わされて構成される。すなわち、各縦桟6a〜6cの上端及び下端のダボ穴(図示せず)にダボ(ダボ3と同じもの)を圧入固定する。そして、各縦桟6a〜6cの下端に設置したダボ(図示せず)の突出部分を、下側横桟5bの上面13bに設けた図示しない3つのダボ穴にそれぞれ圧入する。また、各縦桟6a〜6cの上端に設置したダボ(図示せず)の突出部分を、上側横桟5bの下面に設けた図示しない3つのダボ穴にそれぞれ圧入する。その結果、図1(c)に示すような枠形状を呈する土台4が構成される。
上側横桟5aの面12aには3つのダボ穴7が設けられている。そして、上側横桟5aの下面に縦桟6a〜6cの上端を固定すると、ダボ穴7の下方には各縦桟6a〜6cに設けたダボ穴9が配置される。さらに各縦桟6a〜6cの下端に下側横桟5bの上面13bを接続すると、ダボ穴9の下方にダボ穴8が配置される。これらの各ダボ穴7〜9が、等間隔に配置される。すなわち、各ダボ穴7〜9にダボ3を圧入固定すると、ダボ3が上下及び左右に等間隔に配置される。
次に、図1、図2を参照しながら袖壁11の構造を説明する。
積層ユニット1の面1c(図1(b))に設けた3つ(両端付近と中央部)のダボ穴2cに、土台4の下側横桟5bに装着された3つのダボ3を圧入する。その結果、下側横桟5b(土台4)に積層ユニット1が固定される。図2では、理解を容易にするために、下側横桟5bと積層ユニット1とを離間させて描写している。
下側横桟5b(土台4)に装着された積層ユニット1の面1aには3つのダボ3が固定されている。このダボ3を、別の積層ユニット1の面1cに設けられた3つのダボ穴2cに填め込む。このようにして下側横桟5b(土台4)に対して3つの積層ユニット1が水平方向に連続的に固定される。
下側横桟5bに固定された3つのダボ3の上方には、3つの縦桟6a〜6cに各々装着されたダボ3が上下方向に等間隔に配置されている。そして各縦桟6a〜6cにおける同じ高さに装着された3つのダボ3を、同一の積層ユニット1のダボ穴2cに圧入し、土台4に対して積層ユニット1が水平姿勢で平行に固定される。さらにこの積層ユニット1に対して別の積層ユニット1が順に積層固定される。
そして土台4の上下方向に、水平方向に積層された積層ユニット群が複数段配置される。この土台4及び土台4に固定された複数の積層ユニット1は、平板状の表面部材10a〜10cによって覆われる。各表面部材10a〜10cは、例えば接着によって土台4や各表面部材1に固定される。
表面部材10a,10bは、土台4の正面側と裏面側に各々配置される。また、表面部材10cは、土台4の一方の側面側に配置される。その結果、土台4及び積層ユニット1の三方が覆われる。残る一方は、既設の建造物(部屋)の壁に密着固定され、袖壁11が完成する。
このようにして構成される袖壁11は、厚さ方向の寸法が積層ユニット1の水平方向の積層数を変更することで容易に調整することができる。すなわち、図2に示す例では、水平方向に3つの積層ユニット1を積層させたが、これを例えば2つにすると、積層ユニット1の1つ分の厚みに相当する寸法だけ薄くすることができる。逆に積層ユニット1の積層数を増やすと、容易に袖壁11の厚さを厚くすることができる。さらに、袖壁11の周囲は平板状の表面部材10a〜10cによって覆われており、美観に優れている。
なお、積層ユニット1の各面1a〜1dには、各々ダボ穴2a〜2dが設けられているが、積層又は固定に必要な箇所のダボ穴にのみダボ3を圧入固定する。すなわち、図2に示す各積層ユニット1の上面にはダボ3は装着されていない。これは各積層ユニット1が上下方向には積層又は固定されないためである。
また、図2に示す袖壁11を組み立てて側面視すると図3(a)に示すような形態となる。表面部材10bと接触する積層ユニット1の面1aにもダボ3は装着されていない。これにより、表面部材10bを容易に積層ユニット1に当接し、固定(接着)することができる。図3(a)では、最も左側の積層ユニット1の面1aに設けたダボ穴2aは機能していないので描写を省略している。
以上説明した例では、土台4及び積層ユニット1を、ダボ穴とダボとの嵌合構造によって接合したが、土台4と積層ユニット1や積層ユニット1同士を接着によって固定してもよい。また、土台4及び積層ユニット1自体を、互いに嵌合できるような形態に構成してもよい。
袖壁11は、以上のように構成されるが、図3(b)〜図3(d)のように構成することも可能である。
図3(b)に示す袖壁21では、各積層ユニット1が水平方向のみならず、上下方向にも積層されている。すなわち、積層ユニット1の面1b(上面)のダボ穴2bにもダボ3を圧入固定し、このダボ穴2bに固定されたダボ3が、上方の積層ユニット1の面1d(下面)のダボ穴2dに圧入される。その際、組み立ての手順としては、各積層ユニット1を上下方向に積層固定してから、これらの複数の積層ユニット1を土台4に固定する。また、積層ユニット1の積層は、水平方向よりも上下方向を優先する。その結果、良好に積層することができる。そして、土台4及び積層ユニット1を表面部材10a〜10cで覆う。以上によって袖壁21が完成する。
また図3(c)に示す袖壁22では、図3(a)に示す袖壁11の左側にも土台24が配置されている。土台24の構成は土台4と同様であり、土台24と土台4は、ダボ3を装着した側同士が対向するように配置されている。そして、最も左側に配置された積層ユニット1の面1aのダボ穴2aに、土台24に固定したダボ3を圧入する。これにより、積層ユニット1は、両端支持構造となる。よって袖壁22は、図3(a)の袖壁11よりも強固な構造を呈する。
さらに図3(d)に示す袖壁23では、土台4の上側横桟5aと下側横桟5bには積層ユニット1が水平方向に積層されるが、縦桟6a〜6cには、上下方向に延びた積層ユニット25が水平方向に積層される。また、この袖壁23の積層ユニット1及び積層ユニット25は片持ち支持されているが、図3(c)に示す袖壁22と同様に土台24を設けて両端支持構造にすることも可能である。
各袖壁21〜23についても、積層ユニット1又は積層ユニット25の積層数を変更することにより、袖壁21〜23の厚さ寸法を容易に調整することができる。
1 積層ユニット(積層部材)
1a〜1d 積層ユニットの面
2a〜2d 積層ユニットの各面に設けられたダボ穴
3 ダボ
4 土台
5a 土台を構成する上側横桟
5b 土台を構成する下側横桟
6a〜6c 土台を構成する縦桟
7 上側横桟のダボ穴
8 下側横桟のダボ穴
9 縦桟のダボ穴
10a〜10c 表面部材
11 袖壁

Claims (3)

  1. 縦桟と横桟とを備えた土台と、積層部材と、表面部材とを有し、
    前記積層部材は、土台の縦方向及び横方向に対して直交する方向に装着可能であり、
    積層部材同士も合体可能であり、
    土台に対して複数の積層部材が前記直交する方向に積層可能であり、
    前記表面部材は、土台及び土台に装着された積層部材の一部又は全体を覆うことを特徴とする袖壁。
  2. 前記積層部材は四角柱形状であり、積層部材における少なくとも1つの面には凸部が設けられており、当該凸部が設けられた面の裏面には凹部が設けられており、前記土台には凸部又は凹部が設けられており、前記土台と積層部材、及び積層部材同士は、嵌合構造で互いに係合可能であることを特徴とする請求項1に記載の袖壁。
  3. 前記土台の横桟は四角柱形状であり、前記嵌合構造の凸部を土台の横桟における隣接する2つの面に設けると共に、前記嵌合構造の凹部を横桟における前記凸部が設けられていない面に設けたことを特徴とする請求項2に記載の袖壁。
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