JP6748751B1 - ユニット家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い開放感を演出できると共に、床面に対して三次元方向までの高い展開性を確保できるユニット家具を提供すること。【解決手段】ユニットモジュールMを構成要素として有するユニット家具UFにおいて、ユニットモジュールMは、直角屈曲形状である一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2と、互いに平行に配置される第1支持板3、第2支持板4及び中間支持板5と、を備える。第1支持板3は、第2長辺1b,2bに沿う対向間隔のうち、第1長辺1a,2aと交わる位置から途中位置まで部分的に連結する。第2支持板4は、第4短辺1f,2fに沿う対向間隔を全長にわたって連結する。中間支持板5は、第2短辺1d,2dに沿う対向間隔を連結する。一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2の支持方向寸法を短辺寸法LSに設定し、長辺寸法LLと短辺寸法LSとの比率を、2:1に設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、多用途に適用されるユニット家具に関する。
従来、底板、天井板及びこれらの端部を連接する左右の側板を有し、該左右の側板には上下に貫通する連通孔をそれぞれ備えた複数の角筒体と、前記連通孔に挿通可能な長尺の第1の連結部材とを有し、前記左右の側板のうち一方の側板の連通孔と他方の側板の連通孔の位置を合わせて上下に互い違いに配置した前記角筒体を、前記連通孔を挿通する前記第1の連結部材で連結したことを特徴とする複合ユニット家具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3136238号公報
先行技術は、上下に互い違いに配置した角筒体に有する連通孔の位置を合わせ、位置を合わせた連通孔に第1の連結部材を挿通して連結する構成としている。このため、複合ユニット家具として床面に設置したとき、開口空間が角筒体を構成する底板、天井板及び左右の側板により囲まれた一方向空間になり、開放感を演出することができない。加えて、複合ユニット家具を構成する角筒体は、床面と垂直な二次元垂直方向に展開することはできるものの、床面と平行な二次元平面方向や床面に対して三次元方向に展開することができない、という課題があった。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、高い開放感を演出できると共に、床面に対して三次元方向までの高い展開性を確保できるユニット家具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のユニット家具は、形状とサイズが規格化されたユニットモジュールを構成要素として有する。
ユニットモジュールは、
直交する第1長辺、第2長辺、及び、互いに直交する第1短辺、第2短辺、第3短辺、第4短辺によって囲まれた直角屈曲形状であり、所定の間隔を介して平行に対向配置される一対の第1モジュール基板及び第2モジュール基板と、
一対の第1モジュール基板及び第2モジュール基板を所定の対向間隔を介して連結支持する支持部材であって、同一方向であって互いに平行に配置される第1支持板、第2支持板及び中間支持部材と、を備える。
第1支持板は、第2長辺に沿う対向間隔のうち、第1長辺と交わる位置から途中位置まで部分的に連結する。
第2支持板は、第4短辺に沿う対向間隔を全長にわたって連結する。
中間支持部材は、第2短辺に沿う対向間隔を連結する。
一対の第1モジュール基板及び第2モジュール基板の支持方向寸法を短辺寸法に設定し、長辺寸法と短辺寸法との比率を、2:1に設定する。
このように、一対のモジュール基板を支持部材により部分的に連結することにより、L字ボックス形状によるユニットモジュールが構成される。
即ち、ユニットモジュールを支持部材による部分的な連結構造としたことで、支持部材を除いた非連結領域による開口部がモジュール基板外周に形成され、高い開放感を演出することができる。そして、ユニットモジュールをL字ボックス形状としたことで、組み合わせ自由度や組み換え自由度が高くなり、床面に対して三次元方向までの高い展開性を確保することができる。
実施例1のユニット家具の構成要素となるユニットモジュールを示す斜視図である。 ユニットモジュールを示す分解斜視図である。 ユニットモジュールを示す横断面図である。 ユニットモジュールを示す正面図である。 ユニット家具のモジュール組み合わせ形態例1での壁に接しない床面へ設置するタワー棚の用途例を示す斜視図である。 モジュール組み合わせ形態例1でのコーナー壁へ設置するタワー棚の用途例を示す平面図である。 モジュール組み合わせ形態例1での柱突出壁へ設置するタワー棚の用途例を示す平面図である。 ユニット家具のモジュール組み合わせ形態例2での方形状テーブル面を確保するローテーブルの用途例を示す斜視図である。 モジュール組み合わせ形態例2での環状テーブル面を確保するローテーブルの用途例を示す平面図である。 ユニット家具のモジュール組み合わせ形態例3での三次元空間棚を構成する第1組み合わせ単位を示す平面図である。 モジュール組み合わせ形態例3での三次元空間棚を構成する第2組み合わせ単位を示す平面図である。 モジュール組み合わせ形態例3での2種類の組み合わせ単位を用いる三次元空間棚の用途例を示す斜視図である。
以下、本発明によるユニット家具を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
実施例1におけるユニット家具は、形状とサイズが規格化されたユニットモジュールを構成要素(=ユニット家具を構成する最小単位)とし、用途に応じてユニットモジュールを適宜組み合わせる多用途ユニット家具の例である。以下、実施例1の構成を、「ユニットモジュールの詳細構成」、「ユニット家具の詳細構成」に分けて説明する。
[ユニットモジュールの詳細構成]
図1〜図4は、実施例1のユニット家具の構成要素となるユニットモジュールMを示す。以下、図1〜図4に基づいて、ユニットモジュールMの詳細構成を説明する。
ユニットモジュールMは、ユニット家具の構成要素であり、形状とサイズの規格化により組み合わせ自由度や交換自由度を持たせたモジュールである。このユニットモジュールMは、図1及び図2に示すように、第1モジュール基板1と、第2モジュール基板2と、第1支持板3と、第2支持板4と、中間支持板5(中間支持部材)と、による構成としている。
第1モジュール基板1は、直交する第1長辺1a、第2長辺1b、及び、互いに直交する第1短辺1c、第2短辺1d、第3短辺1e、第4短辺1fによって囲まれた直角屈曲形状(L字形状)の板である。なお、第1短辺1c、第2短辺1d、第3短辺1e、第4短辺1fは、第1長辺1aの開放端と第2長辺1bの開放端とを互いに直交しながら繋ぐ辺である。
第2モジュール基板2は、直交する第1長辺2a、第2長辺2b、及び、互いに直交する第1短辺2c、第2短辺2d、第3短辺2e、第4短辺2fによって囲まれた直角屈曲形状(L字形状)の板である。この第2モジュール基板2は、第1モジュール基板1と同一形状で、かつ、同一サイズであり、第1モジュール基板1に対して所定の間隔を介して平行に対向配置することで、一対の対向するL字形状板を構成する。
第1支持板3、第2支持板4及び中間支持板5は、一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2を所定の対向間隔を介して連結支持する支持部材であって、同一方向(図2のX軸方向)であって互いに平行に配置される。なお、第1支持板3、第2支持板4及び中間支持板5に平行な方向を「X軸方向」といい、第1支持板3、第2支持板4及び中間支持板5に垂直な方向を「Y軸方向」といい、第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2に垂直な方向を「Z軸方向」という。
第1支持板3は、第2長辺1b,2bに沿う対向間隔のうち、第1長辺1a,2aと交わる位置から途中位置まで部分的に連結している。具体的な第1支持板3のX軸方向長さは、図3に示すように、第1長辺1a,2aと交わる位置から長辺寸法LLの半分、つまり、第2支持板4と同じ短辺寸法LSの長さに設定している。
第2支持板4は、第4短辺1f,2fに沿う対向間隔を全長にわたって連結している。つまり、第2支持板4のX軸方向長さは、第1支持板3と同じ短辺寸法LSの長さに設定している。
中間支持板5は、第1支持板3と第2支持板4との中間位置に両支持板3,4と平行に配置され、第2短辺1d,2dに沿う対向間隔を連結する支持部材である。中間支持板5は、第2短辺1d,2dに沿う対向間隔のうち、第1短辺1c,2cと交わる位置から第3短辺1e,2eと交わる位置を経由して第1長辺1a,2aと交わる位置へと向かう途中位置まで部分的に連結している。具体的な中間支持板5のX軸方向長さは、図3に示すように、第2短辺1d,2dに沿う対向間隔を全長にわたって連結し、さらに、第3短辺1e,2eと交わる位置から第1長辺1a,2aへ延びる長さを、短辺寸法LSの半分の長さによる途中位置までの設定としている。
次に、ユニットモジュールMを支持部材(第1支持板3、第2支持板4及び中間支持板5)による部分的な連結構造としたことで、支持部材を除いた非連結領域によりモジュール基板外周及びモジュール内部に形成される開口部について説明する。
モジュール基板外周には、図3に示すように、第1長辺1a,2aに沿う対向間隔と第1支持板3と第2支持板4の対向配置により第1開口部OP1が形成される。そして、第3短辺1e,2eに沿う対向間隔と第2支持板4と中間支持板5の対向配置により第2開口部OP2が形成される。さらに、第2長辺1b,2bに沿う半分の対向間隔と、第1短辺1c,2cに沿う対向間隔と、第1支持板3と中間支持板5の平行配置によりコーナー開口部OP3が形成される。
第1開口部OP1と第2開口部OP2は、モジュール外部とモジュール内部の正方形スペースS1とをX軸方向に連通開口する。第1開口部OP1とコーナー開口部OP3は、モジュール外部とモジュール内部の長方形スペースS2とをX軸方向とY軸方向との二方向から連通開口する。
モジュール内部には、中間支持板5の端面と一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2に囲まれた内部開口部OP4が形成される。この内部開口部OP4は、モジュール内部の正方形スペースS1と長方形スペースS2とを連通する。
一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2の支持方向寸法(Z軸方向の寸法)は、図4に示すように、第1短辺2c、第2短辺2d、第3短辺2e、第4短辺2fと同じ短辺寸法LSに設定している。この設定によって、ユニットモジュールMの長辺寸法LLと短辺寸法LSとの比率を、2(長辺寸法LL):1(短辺寸法LS)に設定し、ユニットモジュールMの形状とサイズを規格化している。
ユニットモジュールMは、図1及び図2に示すように、第1モジュール基板1と第2モジュール基板2と第1支持板3と第2支持板4と中間支持板5とを互いに接着させた一体構成としている。そして、モジュール組み合わせやモジュール組み換えを行う際、所望位置へ載置するだけで連結固定機能が発揮されるモジュール重量の設定としている。言い換えると、ユニット家具で一般に用いられる連結ブラケットやネジ等の連結具を用いることなく、所望の位置に載置するだけでユニットモジュールMの組み合わせが行える設定としている。また、ユニットモジュールMの組み換えを行う際も、連結具を外したり連結具を取り付けたりする作業を無くす設定としている。
ユニットモジュールMの板素材としては、木材(例えば、ホワイトアッシュ等)、樹脂(例えば、アクリル樹脂等)、軽金属(例えば、アルミ合金系)等が用いられる。「ホワイトアッシュ」は、木質は重く強靭で硬さにすぐれ、衝撃にも強いという特性を備え、加工性に優れている。「アクリル樹脂」は、ガラスの光線透過率を超える透明感を備え、加工性に優れている。「軽金属」は、強度に優れ、加工性にも優れている。
ここで、例えば、ユニットモジュールMの板素材としてアクリル樹脂を選択した場合、板厚を20mm、長辺寸法LLを740mm、短辺寸法LSを370mmに設計し、アクリル系接着剤を用いて重合接着する。これにより、モジュール重量が高重量による設定になり、ユニットモジュールMの単独による自立固定機能や複数個のユニットモジュールMを組み合わせたときの連結固定機能を発揮するようにしている。加えて、板素材としてアクリル樹脂を選択すると、透明感が演出されたユニットモジュールMになり、例えば、ホワイトアッシュ材によるユニットモジュールMとの組み合わせることにより、デザイン性が高くて上質なユニット家具を構成することができる。
[ユニット家具の詳細構成]
ユニットモジュールMを複数個用意し、これらを用途に応じて組み合わせることで構成されるユニット家具UFを、図5〜図12に基づき(タワー棚UF1の用途例)、(ローテーブルUF2の用途例)、(三次元空間棚UF3の用途例)に分けて説明する。
(タワー棚の用途例:図5〜図7)
ユニット家具UFをタワー棚UF1として用いる場合は、ユニットモジュールMを、要求される棚の段数に応じて複数個用意する。そして、第1モジュール基板1と第2モジュール基板2とのL字板形状が床面に対して縦方向に互いに重なり合うように、ユニットモジュールMを床面から縦方向(Z軸方向)に複数個積層して組み合わせる。
タワー棚UF1を壁に接しない床面へ設置するモジュール組み合わせ形態例1では、図5に示すように、ユニットモジュールM1,M2,M3,M4を、床面から縦方向(Z軸方向)に4個積層して組み合わせる。このとき、1段目と3段目のユニットモジュールM1,M3と2段目と4段目のユニットモジュールM1,M3とは、第1モジュール基板1と第2モジュール基板2の上下位置関係を逆にして交互に組み合わせる。
タワー棚UF1をコーナー壁CWへ設置するモジュール組み合わせ形態例2(コーナーシェルフ)では、図6に示すように、例えば、図5に示すタワー棚UF1を1組用いる。そして、第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2の直交する長辺を、コーナー壁CWの直交する壁面Wa,Wbに突き合わせて設置する。
タワー棚UF1を柱突出壁PWへ設置するモジュール組み合わせ形態例3では、図7に示すように、例えば、図5に示すタワー棚UF1を2組用いる。そして、第1モジュール基板1と第2モジュール基板2の直交する短辺を、柱突出壁PWから突出する壁面Wcの2つのコーナー位置にそれぞれ突き合わせて設置する。
(ローテーブルの用途例:図8及び図9)
ユニット家具UFをローテーブルUF2として用いる場合は、ユニットモジュールMを、要求されるテーブル面積やテーブル形状に応じて複数個用意する。そして、第1モジュール基板1又は第2モジュール基板2の板上面が床面に対して平行な同一面になるように、複数個のユニットモジュールMの短辺を互いに突き合わせた状態で床面に沿う横方向(X軸方向、Y軸方向)に組み合わせる。
長方形状テーブル面が確保されるローテーブルUF2-1を床面へ設置するモジュール組み合わせ形態例1では、図8に示すように、ユニットモジュールM1とユニットモジュールM2を用意する。そして、床面に配置したユニットモジュールM1とユニットモジュールM2の互いの短辺(第1短辺1c,2c、第2短辺1d,2d、第3短辺1e,2e)を組み合わせて長方形状テーブル面を確保する。
環状テーブル面が確保されるローテーブルUF2-2を床面へ設置するモジュール組み合わせ形態例2では、図9に示すように、L字形状の4個のユニットモジュールM1,M2,M3,M4を用意する。そして、床面に配置したユニットモジュールM1,M2,M3,M4を、互いの短辺(第1短辺1c,2c、第4短辺1f,2f)を組み合わせて正方形環状テーブル面を確保する。
(三次元空間棚用途例:図10〜図12)
ユニット家具UFを三次元空間棚UF3として用いる場合は、ユニットモジュールMを、要求される棚の段数に応じて複数個用意する。そして、第1モジュール基板1又は第2モジュール基板2の板面が床面に対して平行な同一面になるように、2個のユニットモジュールMの第1長辺1a,2a又は第2長辺1b,2bのうち半分領域を互いに突き合わせた状態で床面に沿う横方向に組み合わせる。
三次元空間棚UF3を床面へ設置するモジュール組み合わせ形態例1では、ユニットモジュールMの組み合わせとして、2種類の第1組み合わせ単位Mu1と第2組み合わせ単位Mu2とを用意する。
第1組み合わせ単位Mu1は、図10に示すように、ユニットモジュールMを2個用意し、第1長辺1a,2aのうち半分領域(第1開口部OP1の半分領域)を突き合わせた状態で床面に沿う横方向に組み合わせる。
第2組み合わせ単位Mu2は、図11に示すように、ユニットモジュールMを2個用意し、第2長辺1b,2bのうち半分領域(コーナー開口部OP3の長辺開口領域)を突き合わせた状態で床面に沿う横方向に組み合わせる。
そして、図12に示すように、第1組み合わせ単位Mu1を1段目と3段目とし、第2組み合わせ単位Mu2を2段目と4段目とし、床面から縦方向に4段積層して組み合わせることで三次元空間棚UF3が構成される。
次に、「背景技術と課題解決対策」を説明する。そして、実施例1の作用を、「タワー棚における作用」、「ローテーブルにおける作用」、「三次元空間棚における作用」に分けて説明する。
[背景技術と課題解決対策]
背景技術のユニット家具として一般的に知られているのは、方形状の板で4方向が囲まれ、1方向に開口空間が形成される方形ボックス形状による角筒体を、1種類、又は、サイズや形状を異ならせて2種類以上用意し、複数個の角筒体を組み合わせることで構成される。
よって、ユニット家具として床面に設置したとき、開口空間が角筒体を構成する底板、天井板及び左右の側板に囲まれた一方向空間になり、開口部が同一面の板端面により囲まれた状態になる。このため、4方向から閉鎖的に囲まれた板により開口部及び開口空間の拡がり感が阻害され、ユニット家具として複数個を組み合わせたとき、開放感を演出することができない。
加えて、角筒体を複数個組み合わせてユニット家具を構成するとき、床面と垂直な二次元垂直方向に展開することはできる。しかし、角筒体を複数個組み合わせてユニット家具を構成するとき、床面と平行な二次元平面方向や床面に対して三次元方向に展開することができない。このため、ユニット家具の用途として、飾り棚や商品陳列棚の用途に限定されてしまうし、外観形状も単調な形状になってしまう。即ち、「多用途に用いることができ、しかも、他の用途への変更に対して互換性を持つのに加え、デザイン性が高くてインテリアに合うユニット家具が欲しい。」というユーザニーズに応えることができない、という課題があった。
本発明者等は、上記課題を解決するため、形状とサイズが規格化されたユニットモジュールを用いてユニット家具を構成することを前提とした。そして、ユニットモジュールを用いる場合、モジュール構造により開放感の演出が可能であり、モジュール形状により三次元方向への展開が可能である点に着目した。この着目点に基づいて、本発明のユニット家具UFは、形状とサイズが規格化されたユニットモジュールMを構成要素として有する。ユニットモジュールMは、直角屈曲形状(L字形状)であり、所定の間隔を介して平行に対向配置される一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2と、一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2を所定の対向間隔を介して連結支持する支持部材であって、同一方向であって互いに平行に配置される第1支持板3、第2支持板4及び中間支持板5と、を備える。第1支持板3は、第2長辺1b,2bに沿う対向間隔のうち、第1長辺1a,2aと交わる位置から途中位置まで部分的に連結する。第2支持板4は、第4短辺1f,2fに沿う対向間隔を全長にわたって連結する。中間支持板5は、第2短辺1d,2dに沿う対向間隔を連結する。一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2の支持方向寸法を短辺寸法LSに設定し、長辺寸法LLと短辺寸法LSとの比率を、2:1に設定するという課題解決対策を採用した。
このように、一対のモジュール基板1,2を支持部材である第1支持板3、第2支持板4及び中間支持板5により部分的に連結することで、L字ボックス形状によるユニットモジュールMが構成される。即ち、ユニットモジュールMを支持部材による部分的な連結構造としたことで、支持部材を除いた非連結領域による開口部(第1開口部OP1と第2開口部OP2とコーナー開口部OP3)がモジュール基板外周に形成される。このため、ユニットモジュールMを組み合わせたとき、高い開放感を演出することができる。特に、コーナー開口部OP3は、斜め方向からの見通しが確保されることで開放感の演出効果を高くしているし、ユニット家具UFの内部に連通する空間を形成するとき、ユニットモジュールMの組み合わせを確保する開口部になっている。
ユニットモジュールMを、方形ボックス形状ではなく二次元形状によるL字ボックス形状としたことで、ユニットモジュールMを組み合わせるときに組み合わせ自由度が高くなるし、ユニットモジュールMを組み換えるときに組み換え自由度が高くなる。このため、床面と平行な二次元平面方向や床面に対して三次元方向にも展開できるというように、床面に対して三次元方向までの高い展開性を確保することができる。
ここで、中間支持板5は、第2短辺1d,2dに沿う対向間隔のうち、第1短辺1c,2cと交わる位置から第3短辺1e,2eと交わる位置を経由して第2長辺1b,2bと交わる位置へと向かう途中位置まで部分的に連結している。よって、長辺寸法LLの3/4の長さを持つ中間支持板5によりユニットモジュールMが補強されるし、長辺寸法LLの1/4の長さを持つモジュール内部に内部開口部OP4が形成される。このため、ユニットモジュールMに加わる外力に対して変形を抑える耐強度が確保される。加えて、ユニットモジュールMには、内部の正方形スペースS1と長方形スペースS2とを連通する連通空間が形成される。
[タワー棚における作用]
ユニット家具UFをタワー棚UF1として用いる形態例は、X軸方向とY軸方向に延びる二次元構成のユニットモジュールMを、縦方向の積層によりZ軸方向に延ばすという三次元展開の例である。
図5に示す壁に接しない床面へ設置するモジュール組み合わせ形態例1でのタワー棚UF1の組み合わせ作用を説明する。まず、ユニットモジュールMを、要求される棚の段数に応じて複数個用意する。そして、1段目は、設置予定の床面位置に、第1モジュール基板1を下側に第2モジュール基板2を上側としたユニットモジュールM1(図3参照)を配置する。2段目は、ユニットモジュールM1の上に、第2モジュール基板2を下側に第1モジュール基板1を上側としたユニットモジュールM2(図1参照)を載置する。3段目は、ユニットモジュールM2の上に、ユニットモジュールM1と同じ形状のユニットモジュールM3を載置する。4段目は、ユニットモジュールM3の上に、ユニットモジュールM2と同じ形状のユニットモジュールM4を載置する。
このとき、外観デザイン性を高めるように、例えば、1段目と3段目のユニットモジュールM1,M3の板素材を木材とし、2段目と4段目のユニットモジュールM2,M4の板素材をアクリル樹脂とするように、交互に板素材を異ならせたユニットモジュールを用いても良い。
このように、ユニットモジュールM1〜M4を順次積み上げていくという簡単な組み合わせ作業だけでタワー棚UF1を完成させることができ、各段の棚へはモジュール全周方向からアプローチすることができる。なお、タワー棚UF1の用途としては、自宅のリビングに設置した場合、インテリアに合う上質な飾り棚とすることができる。また、店舗に使用した場合は、客の目を引く商品陳列棚とすることができる。
図6に示すコーナー壁CWへ設置するモジュール組み合わせ形態例2でのタワー棚UF1の組み合わせ作用を説明する。この場合、例えば、図5に示すタワー棚UF1を1組用意する。そして、第1モジュール基板1と第2モジュール基板2の直交する長辺を、コーナー壁CWの直交する壁面Wa,Wbに突き合わせて設置する。なお、壁面Waに沿う方向と壁面Wbに沿う方向の空きスペースについては、タワー棚UF1の短辺からそれぞれ延長するように、別のユニット家具を設置しても良い。
例えば、既存の二次元垂直展開によるユニット家具の場合、コーナー壁に対して2方向からユニット家具を設置すると、コーナー部分は家具を設置できないデッドスペースになってしまう。これに対し、ユニットモジュールM1〜M4の直交する長辺を用いてコーナー壁CWのコーナー部分にタワー棚UF1を設置することで、デッドスペースを有効活用することができる。言い換えると、タワー棚UF1は、そのままコーナーシェルフとして流用することができる。
図7に示す柱突出壁PWへ設置するモジュール組み合わせ形態例3のタワー棚UF1での組み合わせ作用を説明する。この場合、例えば、図5に示すタワー棚UF1を2組用意する。そして、第1モジュール基板1と第2モジュール基板2の直交する短辺を、柱突出壁PWから突出する壁面Wcの2つのコーナー位置にそれぞれ突き合わせて設置する。なお、方形断面の柱だけが壁から離れて独立している場合は、例えば、図5に示すタワー棚UF1を4組用い、柱の4方向壁面を囲むように配置しても良い。
例えば、既存の二次元垂直展開によるユニット家具の場合、柱部分は家具を設置できないデッドスペースになってしまう。これに対し、ユニットモジュールM1〜M4の直交する短辺を用いて柱突出壁PWの2つのコーナー位置にタワー棚UF1を設置することで、デッドスペースを有効活用することができる。
[ローテーブルにおける作用]
ユニット家具UFをローテーブルUF2として用いる形態例は、X軸方向とY軸方向に延びる二次元構成のユニットモジュールMを、さらに横方向へ展開させる二次元水平展開の例である。
図8に示す床面へ設置するモジュール組み合わせ形態例1での方形状テーブル面が確保されるローテーブルUF2-1の組み合わせ作用を説明する。まず、ユニットモジュールMを2個用意する。そして、ユニットモジュールM1を、設置予定の床面の位置に配置し、ユニットモジュールM2を、ユニットモジュールM1に組み合わせて配置する。このとき、互いの短辺(第1短辺1c,2c、第2短辺1d,2d、第3短辺1e,2e)を突き合わせることで、第1モジュール基板1と第2モジュール基板2により1つのテーブル面になるように組み付ける。この組み合わせにより、テーブル面積が第1モジュール基板1(又は第2モジュール基板2)の板面積の2倍であり、(縦寸法:長辺寸法LL)×(横寸法:長辺寸法LL+短辺寸法LS)の長方形状テーブル面が確保される。
このように、2個のユニットモジュールM1,M2を組み合わせるという簡単な組み合わせ作業だけで、短辺寸法LSをテーブル高さとし、テーブル面として長方形状テーブル面が確保されるローテーブルUF2-1を完成させることができる。
図9に示す床面へ設置するモジュール組み合わせ形態例2での環状テーブル面が確保されるローテーブルUF2-2の組み合わせ作用を説明する。まず、ユニットモジュールMを4個用意する。そして、設置予定の床面の位置に、ユニットモジュールM1,M2,M3,M4を、互いの短辺(第1短辺1c,2c、第4短辺1f,2f)を突き合わせることで正方形状に連なって配置する。この組み合わせにより、テーブル面積が、第1モジュール基板1(又は第2モジュール基板2)の板面積の4倍であり、(縦寸法:2×長辺寸法LL)×(横寸法:2×長辺寸法LL)の正方形環状テーブル面が確保される。
このように、4個のユニットモジュールM1,M2,M3,M4を組み合わせるという簡単な組み合わせ作業だけで、短辺寸法LSをテーブル高さとし、テーブル面として正方形環状テーブル面が確保されるローテーブルUF2-2を完成させることができる。
[三次元空間棚における作用]
ユニット家具UFを三次元空間棚UF3として用いる形態例は、X軸方向とY軸方向に延びる二次元構成による2個のユニットモジュールMの外形形状に凹凸を持たせて横方向に繋いだ拡大二次元構成に展開する。その上で縦方向の積層によりZ軸方向に延ばすという三次元展開の例である。
図12に示す床面へ設置するモジュール組み合わせ形態例1での三次元空間棚UF3の組み合わせ作用を説明する。まず、ユニットモジュールMを、要求される棚の段数に応じて8個用意する。そして、1段目は、設置予定の床面位置に、第1組み合わせ単位Mu1(図10)を設定する。2段目は、1段目の上に、第2組み合わせ単位Mu2(図11)を積み上げる。3段目は、2段目の上に、第1組み合わせ単位Mu1(図10)を積み上げる。4段目は、3段目の上に、第2組み合わせ単位Mu2(図11)を積み上げる。つまり、図12に示すように、第1組み合わせ単位Mu1を1段目と3段目とし、第2組み合わせ単位Mu2を2段目と4段目とし、床面から縦方向に4段積層して組み合わせることで三次元空間棚UF3が構成される。
第1組み合わせ単位Mu1は、図10に示すように、外形形状がジグザグ形状になる。そして、内部空間(長方形スペースS2+正方形スペースS1+正方形スペースS1+長方形スペースS2)は、図10の矢印Aに示すように、2つの内部開口部OP4を介して互いに連通する。同様に、第2組み合わせ単位Mu2は、図11に示すように、外形形状が第1組み合わせ単位Mu1と同じジグザグ形状になる。そして、内部空間(正方形スペースS1+長方形スペースS2+長方形スペースS2+正方形スペースS1)は、図11の矢印Bに示すように、2つの内部開口部OP4を介して互いに連通する。
このように、第1組み合わせ単位Mu1と第2組み合わせ単位Mu2とを交互に4段積層するだけで三次元空間棚UF3を完成させることができ、各段の棚へはモジュール全周方向からアプローチすることができる。なお、三次元空間棚UF3の用途としては、自宅のリビングに設置した場合は、インテリアに合う上質な飾り棚とすることができるし、併せて、開放感を残したままで室内空間を仕切るパーテーション機能も得られる。また、店舗に使用した場合は、見通しが良くて客の目を引く商品陳列棚にすることができる。
そして、組み合わせ単位Mu1,Mu2を4段積層して組み合わせた構成の横位置に、図12に示すように、ユニットモジュールMの第2長辺1b,2bを床面に載置したものを追加して組み合わせる。この場合、三次元空間棚UF3の用途としてキャットタワーの用途にすることができる。即ち、追加したユニットモジュールMの中間支持板5と第2支持板4が猫にとって階段の役割を果たすし、組み合わせ単位Mu1,Mu2の内部連通空間が猫の縦横無尽な移動を許容する。なお、第2長辺1b,2bを床面に載置したユニットモジュールMは、人にとっても階段の役割を果たす。
以上説明したように、実施例1のユニット家具UFにあっては、下記に列挙する効果を奏する。
(1) 形状とサイズが規格化されたユニットモジュールMを構成要素として有するユニット家具UFにおいて、
ユニットモジュールMは、
直交する第1長辺1a,2a、第2長辺1b,2b、及び、互いに直交する第1短辺1c,2c、第2短辺1d,2d、第3短辺1e,2e、第4短辺1f,2fによって囲まれた直角屈曲形状であり、所定の間隔を介して平行に対向配置される一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2と、
一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2を所定の対向間隔を介して連結支持する支持部材であって、同一方向であって互いに平行に配置される第1支持板3、第2支持板4及び中間支持部材(中間支持板5)と、を備え、
第1支持板3は、第2長辺1b,2bに沿う対向間隔のうち、第1長辺1a,2aと交わる位置から途中位置まで部分的に連結し、
第2支持板4は、第4短辺1f,2fに沿う対向間隔を全長にわたって連結し、
中間支持部材(中間支持板5)は、第2短辺1d,2dに沿う対向間隔を連結し、
一対の第1モジュール基板1及び第2モジュール基板2の支持方向寸法を短辺寸法LSに設定し、長辺寸法LLと短辺寸法LSとの比率を、2:1に設定する。
このため、ユニットモジュールMの組み合わせや組み換え自由度により、高い開放感を演出することができると共に、床面に対して三次元方向までの高い展開性を確保することができる。
(2) 中間支持部材を、第1支持板3と第2支持板4と同一方向であって互いに平行に配置される中間支持板5とし、
中間支持板5は、第2短辺1d,2dに沿う対向間隔のうち、第1短辺1c,2cと交わる位置から第3短辺1e,2eと交わる位置を経由して第1長辺1a,2aと交わる位置へと向かう途中位置まで部分的に連結する。
このため、ユニットモジュールMとしての耐強度確保と、ユニットモジュールMの内部に形成される正方形スペースS1と長方形スペースS2とを連通する連通機能確保と、の両立を達成することができる。
(3) ユニットモジュールMを複数個用意し、第1モジュール基板1と第2モジュール基板2との板形状が床面に対して縦方向に互いに重なり合うように、ユニットモジュールMを床面から縦方向に複数個積層して組み合わせる。
このため、装飾品や商品のレイアウト自由度が高い棚機能が達成されるだけでなく、デッドスペースになるコーナー部分や柱部分への適用自由度を持つタワー棚UF1を提供することができる。
(4) ユニットモジュールMを複数個用意し、第1モジュール基板1又は第2モジュール基板2の板上面が床面に対して平行な同一面になるように、複数個のユニットモジュールMの短辺を互いに突き合わせた状態で床面に沿う横方向に組み合わせる。
このため、要求に応じてテーブル面積やテーブル形状を高い自由度により設定でき、かつ、テーブル面積やテーブル形状の要求の変更に対しても容易に対応できるローテーブルUF2を提供することができる。
(5) ユニットモジュールMを2個用意し、第1長辺1a,2aのうち半分領域を突き合わせた状態で床面に沿う横方向に組み合わせて第1組み合わせ単位Mu1とし、
ユニットモジュールMを2個用意し、第2長辺1b,2bのうち半分領域を突き合わせた状態で床面に沿う横方向に組み合わせて第2組み合わせ単位Mu2とし、
第1組み合わせ単位Mu1と第2組み合わせ単位Mu2を、床面から縦方向に複数段積層して組み合わせる。
このため、周囲から見たときに開放感の演出効果が高い棚機能が達成されるだけでなく、空間を仕切るパーテーション機能が違和感なく達成される三次元空間棚UF3を提供することができる。さらに、三次元空間棚UF3の用途として、キャットタワーの用途にまで発展させることが可能である。
(6) ユニットモジュールMは、第1モジュール基板1と第2モジュール基板2と第1支持板3と第2支持板4と中間支持部材(中間支持板5)とを一体構成とし、
モジュール組み合わせやモジュール組み換えを行う際、所望位置へ載置するだけで連結固定機能が発揮されるモジュール重量の設定とする。
このため、ユニットモジュールMの組み合わせや組み換えを行う際、連結部材の取り付け作業や取り外し作業を要さず、ユニットモジュールMを移動させるだけで簡単に組み合わせや組み換えを行うことができる。
以上、本発明のユニット家具を実施例1に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、中間支持部材を、第1支持板3と第2支持板4と同一方向であって互いに平行に配置される中間支持板5とする例を示した。しかし、中間支持部材としては、板部材ではなく、円柱部材や角柱部材等のように補強支持効果を持つ部材であれば、中間支持板に限られない。
実施例1では、中間支持板5として、第2短辺1d,2dに沿う対向間隔のうち、第1短辺1c,2cと交わる位置から第3短辺1e,2eと交わる位置を経由して第1長辺1a,2aと交わる位置へと向かう途中位置まで部分的に連結する例を示した。しかし、中間支持板としては、第1短辺と交わる位置から第1長辺と交わる位置までの板の例であっても良いし、第1短辺と交わる位置から第3短辺と交わる位置までの板の例であっても良く、中間支持板の連結長さの設定は実施例1に限られない。
実施例1にてユニット家具UFとして開示したタワー棚UF1やローテーブルUF2や三次元空間棚UF3は、あくまでユニット家具UFの一例に過ぎない。よって、ユニットモジュールを1個以上用いるユニット家具であれば、実施例1以外のユニット家具であっても本発明に含まれる。例えば、1個のユニットモジュールMを、既存のユニット家具に組み合わせる例であっても良い。
M ユニットモジュール
Mu1 第1組み合わせ単位
Mu2 第2組み合わせ単位
UF ユニット家具
UF1 タワー棚(ユニット家具)
UF2 ローテーブル(ユニット家具)
UF3 三次元空間棚(ユニット家具)
1 第1モジュール基板
1a 第1長辺
1b 第2長辺
1c 第1短辺
1d 第2短辺
1e 第3短辺
1f 第4短辺
2 第2モジュール基板
2a 第1長辺
2b 第2長辺
2c 第1短辺
2d 第2短辺
2e 第3短辺
2f 第4短辺
3 第1支持板
4 第2支持板
5 中間支持板(中間支持部材)
LL 長辺寸法
LS 短辺寸法

Claims (6)

  1. 形状とサイズが規格化されたユニットモジュールを構成要素として有するユニット家具において、
    前記ユニットモジュールは、
    直交する第1長辺、第2長辺、及び、互いに直交する第1短辺、第2短辺、第3短辺、第4短辺によって囲まれた直角屈曲形状であり、所定の間隔を介して平行に対向配置される一対の第1モジュール基板及び第2モジュール基板と、
    前記一対の第1モジュール基板及び第2モジュール基板を所定の対向間隔を介して連結支持する支持部材であって、同一方向であって互いに平行に配置される第1支持板、第2支持板及び中間支持部材と、を備え、
    前記第1支持板は、前記第2長辺に沿う対向間隔のうち、前記第1長辺と交わる位置から途中位置まで部分的に連結し、
    前記第2支持板は、前記第4短辺に沿う対向間隔を全長にわたって連結し、
    前記中間支持部材は、前記第2短辺に沿う対向間隔を連結し、
    前記一対の第1モジュール基板及び第2モジュール基板の支持方向寸法を短辺寸法に設定し、長辺寸法と短辺寸法との比率を、2:1に設定する
    ことを特徴とするユニット家具。
  2. 請求項1に記載されたユニット家具において、
    前記中間支持部材を、前記第1支持板と前記第2支持板と同一方向であって互いに平行に配置される中間支持板とし、
    前記中間支持板は、前記第2短辺に沿う対向間隔のうち、前記第1短辺と交わる位置から前記第3短辺と交わる位置を経由して前記第1長辺と交わる位置へと向かう途中位置まで部分的に連結する
    ことを特徴とするユニット家具。
  3. 請求項1又は2に記載されたユニット家具において、
    前記ユニットモジュールを複数個用意し、前記第1モジュール基板と前記第2モジュール基板との板形状が床面に対して縦方向に互いに重なり合うように、前記ユニットモジュールを床面から縦方向に複数個積層して組み合わせる
    ことを特徴とするユニット家具。
  4. 請求項1又は2に記載されたユニット家具において、
    前記ユニットモジュールを複数個用意し、前記第1モジュール基板又は前記第2モジュール基板の板上面が床面に対して平行な同一面になるように、複数個の前記ユニットモジュールの短辺を互いに突き合わせた状態で床面に沿う横方向に組み合わせる
    ことを特徴とするユニット家具。
  5. 請求項1又は2に記載されたユニット家具において、
    前記ユニットモジュールを2個用意し、前記第1長辺のうち半分領域を突き合わせた状態で床面に沿う横方向に組み合わせて第1組み合わせ単位とし、
    前記ユニットモジュールを2個用意し、前記第2長辺のうち半分領域を突き合わせた状態で床面に沿う横方向に組み合わせて第2組み合わせ単位とし、
    前記第1組み合わせ単位と前記第2組み合わせ単位を、床面から縦方向に複数段積層して組み合わせる
    ことを特徴とするユニット家具。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載されたユニット家具において、
    前記ユニットモジュールは、前記第1モジュール基板と前記第2モジュール基板と前記第1支持板と前記第2支持板と前記中間支持部材とを一体構成とし、
    モジュール組み合わせやモジュール組み換えを行う際、所望位置へ載置するだけで連結固定機能が発揮されるモジュール重量の設定とする
    ことを特徴とするユニット家具。
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