JP2009201530A - 板材の接合構造および組立式ボックス - Google Patents
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Abstract
【課題】限られた空間内に可及的広い収納部を形成でき、必要に応じて収納部を容易に増減することのできる簡便な組立式ボックスを提供する。
【解決手段】縦板1と横板2とを連結することにより、矩形の収納部3が縦横に配列して形成されるようにした組立式ボックスである。縦板1の相対する両端面11,11には、一対の凸条12,12と凹溝13が形成される。横板2の板面21には、係合溝22と凸部23とを隣り合わせて成る第1結合部24が形成される。横板2は、両端縁に第1結合部24が形成される中間材2Bと、両端縁の一方にのみ第1結合部24が形成されて他方に第2結合部26が形成される端材2Aとにより構成される。第2結合部26は、幅広凸部27を介して平行する溝部28Aと段部28Bとを有する。
【選択図】図1
【解決手段】縦板1と横板2とを連結することにより、矩形の収納部3が縦横に配列して形成されるようにした組立式ボックスである。縦板1の相対する両端面11,11には、一対の凸条12,12と凹溝13が形成される。横板2の板面21には、係合溝22と凸部23とを隣り合わせて成る第1結合部24が形成される。横板2は、両端縁に第1結合部24が形成される中間材2Bと、両端縁の一方にのみ第1結合部24が形成されて他方に第2結合部26が形成される端材2Aとにより構成される。第2結合部26は、幅広凸部27を介して平行する溝部28Aと段部28Bとを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、板材を接合する技術に係り、特に金具や接着剤を使用せずして複数の板材を連結できるようにした接合構造と、その接合構造を有して物品を配置する収納部を容易に形成できるようにした組立式ボックスに関する。
従来、組立式の家具類では、複数の板材にそれぞれ円柱状の突起(ダボ)とダボ穴を設け、そのダボとダボ穴の嵌合により板材同士を連結できるようにしている(例えば、特許文献1)。
しかし、その種の組立方式では、板材を箱型に結合してその内側に矩形の収納部を一つしか形成することができない。尚、一対の長大な板材に仕切りとなる複数の板材を直角に結合して複数の収納部を形成できるようにしたものもあるが、これは長大な板材を対面とする収納部の内部が細分化されるだけで、収納部の全容積は長大な板材に依存して変わりなく、収納物の増加に応じて収納部を後から拡張することはできない。
そこで、複数の箱状体を積み重ねることにより、矩形の収納部が縦横に配列して形成されるようにした木製棚が提案されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、特許文献2の木製棚によれば、箱状体の各面を突き合わせることから、各箱状体内の収納部は、2枚の板材が重なり合った隔壁によって四方を囲まれることになる。このため、木製棚全体の占有体積に対して、各収納部の容積が小さくなるという欠点がある。
又、特許文献2では、横断面十字形等の連結部材を用いて各箱状体を連結するべく、その各コーナ部に対角方向に沿って斜めの溝を形成するようにしているので、当該溝を形成するための加工が難しく、加工コストが高くなることが懸念される。
更に、コーナ部の溝に対する連結部材の抜き差しは容易でなく、しかもコーナ部の集合形態によって連結部材の種類が変えられるので、箱状体を増設したり分解したりする作業が困難になるという欠点がある。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は板材同士の連結、切り離しが容易で、限られた空間内に可及的広い収納部を形成でき、しかも必要に応じて収納部を容易に増減することのできる板材の接合構造と、これを備えた簡便な組立式ボックスを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、
縦板と横板とを具備した板材の接合構造であり、
前記横板の板面には、相対する両端縁に沿って平行する係合溝が形成され、
前記縦板の相対する両端面には、一端面同士を突き合わせた2つの横板の境目を跨いでその両横板の係合溝に嵌合する一対の凸条が形成されていることを特徴とする。
縦板と横板とを具備した板材の接合構造であり、
前記横板の板面には、相対する両端縁に沿って平行する係合溝が形成され、
前記縦板の相対する両端面には、一端面同士を突き合わせた2つの横板の境目を跨いでその両横板の係合溝に嵌合する一対の凸条が形成されていることを特徴とする。
又、縦板と横板とを格子状に連結することにより、前記縦板と横板とで区画された矩形の収納部が縦横に配列して形成されるようにした組立式ボックスであり、
前記横板の両板面には、それぞれ相対する両端縁に沿って平行する係合溝が形成され、
前記縦板の相対する両端面には、一端面同士を突き合わせた2つの横板の境目を跨いでその両横板の係合溝に嵌合する一対の凸条が形成されていることを特徴とする。
前記横板の両板面には、それぞれ相対する両端縁に沿って平行する係合溝が形成され、
前記縦板の相対する両端面には、一端面同士を突き合わせた2つの横板の境目を跨いでその両横板の係合溝に嵌合する一対の凸条が形成されていることを特徴とする。
更に、縦板と横板とを格子状に連結することにより、前記縦板と横板とで区画された矩形の収納部が縦横に配列して形成されるようにした組立式ボックスであり、
前記縦板の相対する両端面には、その長さ方向に沿って一対の凸条とその両凸条で挟まれる凹溝が形成され、
前記横板の板面には、前記縦板の凹溝の幅に対して半分の幅を有する凸部と、その凸部を外縁として前記凸条に対応する係合溝と、を隣り合わせて成る第1結合部が形成されると共に、
前記横板は、同一板面の相対する両端縁に前記第1結合部が形成される中間材と、同一板面の相対する両端縁の一方にのみ前記第1結合部が形成されて他方に第2結合部が形成される端材とにより構成され、
前記第2結合部は、前記縦板の凸条に対応する溝部と、前記縦板の凹溝に嵌合する幅広凸部を介して前記溝部に平行する段部とを有し、その段部は前記縦板の凸条に対応して前記端材の板面と端面との成す稜角を切り欠いて成り、
前記中間材は、前記第1結合部を相対する両板面に形成した内装用中間材を備え、前記端材は、前記第1結合部及び第2結合部を相対する両板面に形成した内装用端材を備えていることを特徴とする。
前記縦板の相対する両端面には、その長さ方向に沿って一対の凸条とその両凸条で挟まれる凹溝が形成され、
前記横板の板面には、前記縦板の凹溝の幅に対して半分の幅を有する凸部と、その凸部を外縁として前記凸条に対応する係合溝と、を隣り合わせて成る第1結合部が形成されると共に、
前記横板は、同一板面の相対する両端縁に前記第1結合部が形成される中間材と、同一板面の相対する両端縁の一方にのみ前記第1結合部が形成されて他方に第2結合部が形成される端材とにより構成され、
前記第2結合部は、前記縦板の凸条に対応する溝部と、前記縦板の凹溝に嵌合する幅広凸部を介して前記溝部に平行する段部とを有し、その段部は前記縦板の凸条に対応して前記端材の板面と端面との成す稜角を切り欠いて成り、
前記中間材は、前記第1結合部を相対する両板面に形成した内装用中間材を備え、前記端材は、前記第1結合部及び第2結合部を相対する両板面に形成した内装用端材を備えていることを特徴とする。
加えて、前記中間材は、前記第1結合部を相対する両板面に形成した内装用中間材と、前記第1結合部を一方の板面にのみ形成した外装用中間材とに分類され、
前記端材は、前記第1結合部及び第2結合部を相対する両板面に形成した内装用端材と、前記第1結合部及び第2結合部を一方の板面にのみ形成した外装用端材とに分類されていることを特徴とする。
前記端材は、前記第1結合部及び第2結合部を相対する両板面に形成した内装用端材と、前記第1結合部及び第2結合部を一方の板面にのみ形成した外装用端材とに分類されていることを特徴とする。
又、縦板に装着される横断面T字形の化粧カバーを備え、その化粧カバーは、前記縦板と同じ幅を有する帯状のカバー本体と、このカバー本体に直交する突片とを有し、
前記縦板には、凸条が形成される端面と直交する端面に前記化粧カバーの突片を差し込むための縦溝が形成されることを特徴とする。
前記縦板には、凸条が形成される端面と直交する端面に前記化粧カバーの突片を差し込むための縦溝が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、縦板と横板とを備え、横板の板面には、相対する両端縁に沿って平行する係合溝が形成され、縦板の相対する両端面には、一端面同士を突き合わせた2つの横板の境目を跨いでその両横板の係合溝に嵌合する一対の凸条が形成されていることから、連結用の金具類や接着剤を使用せずに縦板および横板を容易に連結することができる。
特に、本発明に係る組立式ボックスでは、横板の両板面において、それぞれ相対する両端縁に係合溝が形成されることから、その横板および縦板を縦横に格子状に連結して、それらで区画された矩形の収納部を縦横に配列して形成することができ、しかも縦板および横板を順次継ぎ足して収納部を増設することができる。
又、収納部は4面のそれぞれが一枚の縦板および横板で形成され、隣接する収納部が一枚の縦板あるいは横板により仕切られるようになるので、所定の空間内に容積の大きい複数の収納部を形成することができる。
加えて、横板は、同一板面の相対する両端縁に係合溝を含む第1結合部が形成される中間材と、同一板面の相対する両端縁の一方にのみ第1結合部が形成されて他方に第2結合部が形成される端材とにより構成され、その第2結合部が、縦板の凹溝に嵌合する幅広凸部を介して平行する溝部と段部とを有して成ることから、組み上がったボックスの側面において、縦板同士の間に美観を損なうような隙間が生ずることを防止できる。
又、中間材は第1結合部を相対する両板面に形成した内装用と、第1結合部を一方の板面にのみ形成した外装用とに分類され、端材も第1結合部及び第2結合部を相対する両板面に形成した内装用と、第1結合部及び第2結合部を一方の板面にのみ形成した外装用とに分類されていることから、外装用中間材および端材のそれぞれを結合部が形成されない板面を表向きにして、外表面に凹凸のない美的なボックスを組み上げることができる。
以下、本発明を図面に基づいて詳しく説明する。図1は本発明に係る板材の接合構造を備えた組立式ボックスの使用形態を示した斜視図である。図1において、1は縦板、2は横板であり、その縦板1および横板2は複数枚が格子状に連結されている。特に、横板はその配列方向(水平方向)の両端に配される端材2Aと、その両端材2A,2Aの間に配される中間材2Bとを有して構成される。更に、端材2Aは間仕切りとなる内装用端材2Aaと、外郭を成す外装用端材2Abとに分類され、中間材2Bも間仕切りとなる内装用中間材2Baと外郭を成す外装用中間材2Bbに分類されている。
3は前後方向に開口する矩形の収納部であり、この収納部3は、縦板1と横板2とにより区画されて縦横に配列している。尚、図示例では、縦方向に配列される板材を縦板1とし、横方向に配列される板材を横板2としているが、縦板1を横方向(水平方向)に配列し、横板2を縦方向(鉛直方向)に配列することも可能である。又、本例において、縦板1および横板2は木製(積層板)であるが、それらを合成樹脂板などとすることもできる。
図2は、組立式ボックスを構成する縦板を示す。図2(a)は平面図、図2(b)は側面図であり、図3には同縦板の斜視図を示す。これらの図で明らかなように、縦板1は矩形の輪郭を有する板材で、相対する両端面11,11(使用時における上下両端面)にはその長さ方向に沿って左右一対の相平行する凸条12,12が連続して形成されている。その両凸条12,12は端面11の幅方向両側に位置しており、その両者12,12の間が凹字形の凹溝13とされている。尚、本例において、凸条12の幅W1は2mm、凹溝13の幅W2は6mmに設定されている。一方、端面11と直交する他の両端面14,14には、一端面11から他端面11に亙ってその幅方向(縦板1の厚さ方向)中央に縦溝15が連続して形成されている。
次に、横板を図4および図5に示す。尚、係る横板2は上述のように4種類に分類されるが、図4、図5には、上記収納部3の複数を縦横に配列して形成するに必要な代表的形態(内装用中間材2Ba)を示す。これらの図で明らかなように、横板(中間材2Ba)は矩形の輪郭を有する板材で、その両板面21には、それぞれ相対する両端縁に沿って平行する係合溝22が形成され、その外側に係合溝22と隣り合う薄片状の凸部23が形成される。そして、それら係合溝22は、それぞれ隣接する凸部23を外縁とする第1結合部24を形成している。尚、凸部23の長手方向両端は部分的に切り欠かれて切欠部25とされている。
図6は縦板1と横板(中間材2B)との結合部分を示す。この図で明らかなように、第1結合部24を形成する中間材2Baの凸部23は、その幅が縦板1に形成される凹溝13の幅の半分に設定されている。しかして、第1結合部24側の一端面同士を突き合わせた中間材2Baに対し、縦板1の凹溝13が両中間材2Ba,2Baの凸部23,23と嵌合し、且つ凹溝13を挟む一対の凸条12,12が両中間材2Ba,2Baの境目を跨いで両者の係合溝22,22と嵌合するようになっている。又、図6から明らかなように、中間材2Ba,2Baの切欠部25,25は、互いに向き合って縦板1の縦溝15と同幅の溝となり、これを介して上下の縦板1,1の縦溝15,15が連通するようになっている。
尚、図6に示されるように、内装用中間材2Baに平行する外装用中間材2Bbは、一方の板面21(外面)に第1結合部24を形成せず、他方の板面21(内面)の両端縁(一端側は省略)にのみ第1結合部24を形成したもので、その他は中間材2Baと同じである。
図7は図6のX−X断面を示す。この図で明らかなように、縦溝15が形成される縦板1の端面14には合成樹脂などから成る化粧カバー4が装着される。図7および図8から明らかなように、化粧カバー4は、縦板1の厚さと同じ幅を有して縦板1の端面14を覆う帯状のカバー本体41と、このカバー本体41の片面中央部に直交する突片42とを一体とした横断面T字形の連続構造物であり、その突片42が両側面に襞状の突起42Aを有して縦溝15に圧入されるようになっている。このため、縦板1の端面14が肌荒れした粗面であっても、これを遮蔽して美観を損なわず、しかも縦板1と横板(中間材2Baなど)との継目を遮蔽して全体の美観を向上することができる。尚、化粧カバー4は中間材2Baに対応する位置で突片42を切除してもよく、これによれば中間材2Baの切欠部25を省略することができる。
次に、横板の変形例として、図9および図10に内装用端材2Aaを示してその構造を説明すれば、同端材2Aaは矩形の輪郭を有する板材で、その両板面21には、それぞれ相対する両端縁のうち一端縁に中間材2Bと同じ第1結合部24が形成され、他端縁に第1結合部24とは異なる第2結合部26が形成される。第2結合部26は、幅広凸部27を挟んで溝部28Aと段部28Bとを平行に設けて成り、その段部28Bは端材2Aaの板面21と溝部28Aに平行な端面との成す稜角を切り欠くことにより形成されている。尚、幅広凸部27の長手方向両端には切込み29が設けられる。
図11は縦板1と横板(端材2A)との結合部分を示す。この図で明らかなように、第2結合部26を形成する端材2Aaの幅広凸部27は、その幅が縦板1に形成される凹溝13の幅と同一に設定されている。しかして、その幅広凸部27に縦板1の凹溝13が嵌合し、且つ凹溝13を挟む一対の凸条12,12が溝部28Aと段部28Bとに嵌合するようになっている。又、図11から明らかなように、第2結合部26を以て端材2Aaと縦板1を直角に結合したとき、端材2Aaの切込み29を介して上下の縦板1,1の縦溝15,15が連通して上記した化粧カバー4の装着が可能とされる。
尚、図8に示した化粧カバー4の突片42において、端材2Aaに対応する位置を切除して、端材2Aaの切込み29を省略することができる。又、図11に示されるように、内装用端材2Aaに平行する外装用端材2Abは、一方の板面21(外面)に第1結合部24および第2結合部26を形成せず、他方の板面21(内面)にのみ第1結合部24(図11では省略)および第2結合部26を形成したもので、その他は内装用端材2Aaと同じである。
そして、以上のような縦板1および横板2によれば、これを図1に示されるよう縦横に格子状に連結して、それらで区画される矩形の収納部3を縦横に配列して形成することができ、しかも縦板1および横板2を継ぎ足して収納部3を増設することができる。特に、横板2として、端材2Aを備えていれば、組み上がった構造体(ボックス)の側面に縦板1,1の間で隙間が生ずることを防止でき、しかも片面(一方の板面21)にのみ第1結合部24や第2結合部26が形成される外装用端材2Abおよび中間材2Bbを備えていれば、結合部24,26が形成されない板面を表向きにして、それら結合部24,26が外部にあらわれず、美観を損なわない。
以上、本発明について説明したが、化粧カバー4は縦板1の一端面側(使用時において正面となる側)にだけ装着するようにしてもよい。又、横板2として上記のような4種類を取り揃えることが好ましいが、これを中間材2Baのみとすることもできる。
1 縦板
11 端面
12 凸条
13 凹溝
14 端面
15 縦溝
2 横板
2A 端材
2Aa 内装用端材
2Ab 外装用端材
2Ba 内装用中間材
2Bb 外装用中間材
21 板面
22 係合溝
23 凸部
24 第1結合部
26 第2結合部
27 幅広凸部
28A 溝部
28B 段部
3 収納部
4 化粧カバー
41 カバー本体
42 突片
11 端面
12 凸条
13 凹溝
14 端面
15 縦溝
2 横板
2A 端材
2Aa 内装用端材
2Ab 外装用端材
2Ba 内装用中間材
2Bb 外装用中間材
21 板面
22 係合溝
23 凸部
24 第1結合部
26 第2結合部
27 幅広凸部
28A 溝部
28B 段部
3 収納部
4 化粧カバー
41 カバー本体
42 突片
Claims (5)
- 縦板と横板とを具備した板材の接合構造であり、
前記横板の板面には、相対する両端縁に沿って平行する係合溝が形成され、
前記縦板の相対する両端面には、一端面同士を突き合わせた2つの横板の境目を跨いでその両横板の係合溝に嵌合する一対の凸条が形成されていることを特徴とする板材の接合構造。 - 縦板と横板とを格子状に連結することにより、前記縦板と横板とで区画された矩形の収納部が縦横に配列して形成されるようにした組立式ボックスであり、
前記横板の両板面には、それぞれ相対する両端縁に沿って平行する係合溝が形成され、
前記縦板の相対する両端面には、一端面同士を突き合わせた2つの横板の境目を跨いでその両横板の係合溝に嵌合する一対の凸条が形成されていることを特徴とする組立式ボックス。 - 縦板と横板とを格子状に連結することにより、前記縦板と横板とで区画された矩形の収納部が縦横に配列して形成されるようにした組立式ボックスであり、
前記縦板の相対する両端面には、その長さ方向に沿って一対の凸条とその両凸条で挟まれる凹溝が形成され、
前記横板の板面には、前記縦板の凹溝の幅に対して半分の幅を有する凸部と、その凸部を外縁として前記凸条に対応する係合溝と、を隣り合わせて成る第1結合部が形成されると共に、
前記横板は、同一板面の相対する両端縁に前記第1結合部が形成される中間材と、同一板面の相対する両端縁の一方にのみ前記第1結合部が形成されて他方に第2結合部が形成される端材とにより構成され、
前記第2結合部は、前記縦板の凸条に対応する溝部と、前記縦板の凹溝に嵌合する幅広凸部を介して前記溝部に平行する段部とを有し、その段部は前記縦板の凸条に対応して前記端材の板面と端面との成す稜角を切り欠いて成り、
前記中間材は、前記第1結合部を相対する両板面に形成した内装用中間材を備え、前記端材は、前記第1結合部及び第2結合部を相対する両板面に形成した内装用端材を備えていることを特徴とする組立式ボックス。 - 前記中間材は、前記第1結合部を相対する両板面に形成した内装用中間材と、前記第1結合部を一方の板面にのみ形成した外装用中間材とに分類され、
前記端材は、前記第1結合部及び第2結合部を相対する両板面に形成した内装用端材と、前記第1結合部及び第2結合部を一方の板面にのみ形成した外装用端材とに分類されていることを特徴とする請求項3記載の組立式ボックス。 - 縦板に装着される横断面T字形の化粧カバーを備え、その化粧カバーは、前記縦板の厚さと同じ幅を有する帯状のカバー本体と、このカバー本体に直交する突片とを有し、
前記縦板には、凸条が形成される端面と直交する端面に前記化粧カバーの突片を差し込むための縦溝が形成されることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の組立式ボックス。
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---|---|---|---|
JP2008043680A JP2009201530A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 板材の接合構造および組立式ボックス |
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ID=41144395
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009201530A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014527431A (ja) * | 2011-08-10 | 2014-10-16 | トンタレッリ,セルジオ | プラスチック構造体によって提供されるワードローブを実現するモジュール式装置 |
JP2015520058A (ja) * | 2012-03-28 | 2015-07-16 | ビーイー・エアロスペース・インコーポレーテッド | 航空機ギャレーのモニュメント構造 |
CN112741425A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-05-04 | 浙江三晟家居有限公司 | 一种拼装式高强度原木柜体 |
-
2008
- 2008-02-26 JP JP2008043680A patent/JP2009201530A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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