JP2013064518A - 製氷機の貯留タンク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タンク本体37には、水位規定壁102を越えた製氷水を排出するオーバーフロー部90と、フロートユニット58とが配設される。また、タンク本体37には、オーバーフロー部90とフロートユニット58との間に延在する仕切板88が配設される。仕切板88は、上端部が排出水位より上方に位置すると共に下端部がタンク本体37の底部60aから離間する部位を有する。更に、タンク本体37には、仕切板88の下端部とタンク本体37の底部60aとの間に画成された流通口98と、仕切板88および水位規定壁102の間に画成された流通路部110とが形成される。流通路部110は、タンク本体37における仕切板88よりフロートユニット58側の空間に較べて狭小な空間に設定される。
【選択図】図4
Description
底部および側壁部を有する箱状に形成され、氷の製造に際して用いられる水を貯留可能なタンク本体と、
前記タンク本体の底部から該タンク本体に設定された排出水位の高さまで立ち上がる水位規定壁を備え、該水位規定壁を越えた水をタンク本体外へ排出するオーバーフロー部と、
前記タンク本体における前記オーバーフロー部側に偏倚して配設され、タンク本体の底部付近に設定した下限水位にフロートが下降すると該下限水位を検知するフロートスイッチと、
前記オーバーフロー部とフロートスイッチとの間に延在するよう前記タンク本体の対向する側壁部間に亘って配設され、上端部が前記排出水位より上方に位置すると共に下端部がタンク本体の底部から離間する部位を有する仕切板と、
前記仕切板の下端部とタンク本体の底部との間に画成されて水が流通可能な流通口と、
前記仕切板および前記水位規定壁の間に形成され、前記流通口に連通して水が流通する流通路部とを備え、
前記流通路部は、前記タンク本体における前記仕切板よりフロートスイッチ側の空間に較べて狭小な空間に設定されていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、タンク本体の側壁部間に亘って仕切板を配設すると共に、仕切板の下部とタンク本体の底部との間に流通口を画成し、更に、仕切板と水位規定壁との間に狭小な流通路部を形成した。従って、狭小な流通路部を水が流通する際の流速が大きくなって流通口から引き込まれる水の流速も大きくなり、タンク本体の底部付近を水が勢いよく流通することになる。このため、フロートスイッチの下方にスケールが堆積するのを好適に抑制して、フロートが下限水位まで到達し得なくなったり、フロートがスケールに引っ掛かって上昇不能に陥るといた事態が生じるのを抑制し得る。
請求項2に係る発明によれば、水位規定壁および仕切板をタンク本体に一体的に形成したから、製造コストを低廉にすることができる。
請求項3に係る発明によれば、仕切板に流通路部を拡開させる拡開部を形成したから、拡開部を形成した部位での流通路部の流通量を多くすることができる。従って、タンク本体内の余剰水を確実に排出することができ、貯留タンクにおけるオーバーフロー部以外の部位から水が溢れ出るのを防止することができる。また、余剰水の排出量が少ないと、排出水位以上に水がタンク本体内に貯留される場合があるが、流通路部に拡開部を設けて排出量を多く確保することで、タンク本体内の水が排出水位以上に貯留されるのを防止し得る。更に、流通路部における拡開部以外の部位は狭小な空間だから、当該部位での水の流速は確保され、タンク本体の底部付近の水の流れは高速に維持される。
前記フロートスイッチを挟んで仕切板とは反対側の前記タンク本体に、該タンク本体の対向する側壁部間に亘って波打ち防止板が配設され、
前記波打ち防止板は、下端部が前記タンク本体の底部から離間すると共に、該下端部および前記タンク本体の底部の離間距離より大きな離間距離で上端部が前記排出水位より下方に離間するよう設定したことを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、波打ち防止板の下端部がタンク本体の底部から離間すると共に、波打ち防止板の高さ寸法を低くしたので、水が波打ち防止板を通過する際に流速の変化が生じるのを抑制し得る。その結果、タンク本体の底部付近を水が勢いよく流れることができ、フロートスイッチの下方にスケールが堆積し難くなる。
次に、前述のように構成された実施例の流下式製氷機30の製氷水タンク36の作用について説明する。
(1)実施例では、波打ち防止板が前後方向に水平に延在する構成としたが、必ずしも波打ち防止板を水平に延在する構成とする必要はない。例えば、図6に示すように、波打ち防止板114を前方から後方(図6では右方から左方)に向けて上方に傾斜するよう延在させてもよい。この場合、波打ち防止板114の下端部の最も低い部位が下限水位以下に位置するよう設定され、該下端部とタンク本体37の底部(第2底部60a)との間に下側通過領域114aが画成される。また、波打ち防止板112の上端部の最も高い部位と排出水位との離間距離L2が、波打ち防止板112の下端部における最も低い部位と下限水位との離間距離L1より大きくなるよう設定される。そして、波打ち防止板112の上端部の上側に、下側通過領域114aより大きな上側通過領域114bが画成される。
(2)実施例の波打ち防止板は、上端部や下端部が直線状に延在する構成としたが、上端部や下端部が湾曲する構成とすることも可能である。更に、実施例の波打ち防止板は、前後に延在する構成としたが、例えば、波打ち防止板を前方から後方に向けて左右の何れか一方へ傾斜する構成としてもよい。
(3)実施例では、拡開部を仕切板に設けた場合を示したが、水位規定壁に拡開部を設けてもよい。例えば、仕切壁基部の前後の側縁部に拡開部を形成し、後側の拡開部を前方から後方に向けて右方に傾斜させると共に、前側の拡開部を後方から前方に向けて右方に傾斜させるようにしてもよい。
(4)実施例では、仕切板を第1〜第3仕切部から構成して平面視で屈曲する形状としたが、仕切板を平面視で前後に直線状に延在する構成としてもよい。また、実施例では、仕切板に前後2つの拡開部を設けた場合を示したが、拡開部を1つとしてもよい。更に、拡開部の形成位置は、平面視で仕切板においてフロートに最近接する部位(図3の囲み線参照)を除く部位であれば、第3仕切部の前後の側縁部以外の部位に設定してもよい。
(5)実施例では、仕切板をタンク本体の側壁部と同一高さに設定したが、仕切板の上端部が排出水位より高くなるよう設定すれば、必ずしも仕切板をタンク本体の側壁部と同一の高さに設定する必要はない。
(6)実施例では、貯留タンクとして第1タンク部および第2タンク部からL字状に構成されたタンク本体を採用したが、貯留タンクとしてはこれに限定されるものではなく、例えば、第1タンク部のみから構成された直方体状の貯留タンクを採用し、該第1タンク部に仕切板、水位規定壁、波打ち防止板等を設ければよい。
(7)実施例では、流下式製氷機の製氷水タンクを例に説明したが、本発明に係る製氷機の貯留タンクとしては、製氷に用いられる製氷水や除氷水等の水を貯留し得るものであれば、いかなる製氷機の貯留タンクであってもよい。
60a 第2底部(底部),78 フロート,88 仕切板,90 オーバーフロー部
98 流通口,100 拡開部,102 水位規定壁,110 流通路部
112,114 波打ち防止板,L1,L2 離間距離
Claims (4)
- 底部(56a,60a)および側壁部(54)を有する箱状に形成され、氷の製造に際して用いられる水を貯留可能なタンク本体(37)と、
前記タンク本体(37)の底部(56a,60a)から該タンク本体(37)に設定された排出水位の高さまで立ち上がる水位規定壁(102)を備え、該水位規定壁(102)を越えた水をタンク本体(37)外へ排出するオーバーフロー部(90)と、
前記タンク本体(37)における前記オーバーフロー部(90)側に偏倚して配設され、タンク本体(37)の底部(56a,60a)付近に設定した下限水位にフロート(78)が下降すると該下限水位を検知するフロートスイッチ(58)と、
前記オーバーフロー部(90)とフロートスイッチ(58)との間に延在するよう前記タンク本体(37)の対向する側壁部(54,54)間に亘って配設され、上端部が前記排出水位より上方に位置すると共に下端部がタンク本体(37)の底部(56a,60a)から離間する部位を有する仕切板(88)と、
前記仕切板(88)の下端部とタンク本体(37)の底部(56a,60a)との間に画成されて水が流通可能な流通口(98)と、
前記仕切板(88)および前記水位規定壁(102)の間に形成され、前記流通口(98)に連通して水が流通する流通路部(110)とを備え、
前記流通路部(110)は、前記タンク本体(37)における前記仕切板(88)よりフロートスイッチ(58)側の空間に較べて狭小な空間に設定されている
ことを特徴とする製氷機の貯留タンク。 - 前記水位規定壁(102)および仕切板(88)は、タンク本体(37)に一体的に形成されている請求項1記載の製氷機の貯留タンク。
- 前記仕切板(88)または水位規定壁(102)に、前記水位規定壁(102)または仕切板(88)との離間距離が増大して前記流通路部(110)を拡開させる拡開部(100,100)が形成されている請求項1または2記載の製氷機の貯留タンク。
- 前記フロートスイッチ(58)を挟んで仕切板(88)とは反対側の前記タンク本体(37)に、該タンク本体(37)の対向する側壁部(54,54)間に亘って波打ち防止板(112)が配設され、
前記波打ち防止板(112,114)は、下端部が前記タンク本体(37)の底部(60a)から離間すると共に、該下端部および前記タンク本体(37)の底部(60a)の離間距離(L1)より大きな離間距離(L2)で上端部が前記排出水位より下方に離間するよう設定した請求項1〜3の何れか一項に記載の製氷機の貯留タンク。
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