JP2013063464A - ダイキャスト用ガス抜き装置 - Google Patents

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    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear

Abstract

【課題】本発明はガス抜き装置の作動が長期間に渡ってスムーズに行えると共にその維持管理が極めて容易であり、且つ、ダイキャスト品の生産性が向上し、コスト削減が可能となり、更に摺動部分に傷が付いた際の修理が容易であるダイキャスト用ガス抜き装置を提供することを目的とする。
【解決手段】真空吸引装置によるダイキャスト用ガス抜き装置に於いて、受圧バルブ4及び閉鎖バルブ5の両摺動部分41,51に空気溜り部9を形成させ、且つ、前記摺動部分41,51に空気を供給する給気手段10を備えた構造とする。また受圧バルブ4と閉鎖バルブ5を、スリーブとバルブ部とから成し、各バルブ部の摺動部分41,51に空気を供給する給気手段10を備えたものとしても良い。
【選択図】図1

Description

本発明は溶湯がキャビティに入った際に発生するガスが、空気と一緒に真空吸引装置によって吸引され、且つ、その排気通路を経て外部へ排出するダイキャスト用ガス抜き装置に関する。
従来のダイキャスト用ガス抜き装置としては、例えば特開2002−96151,特開2002−144008が提案されている。この構造は図4に示すように、固定ブロック(1)と可動ブロック(2)の間にキャビティに連通する排気通路(3)を備え、固定ブロック(1)に、排気通路(3)の入口側に配置する受圧バルブ(4)と、出口側に配置する閉鎖バルブ(5)と、受圧バルブ(4)の作動を閉鎖バルブ(5)に伝える開閉レバー(6)を備え、閉鎖バルブ(5)の開方向に押圧する開放手段(7)と、金型が冷えている初期運転時に開閉レバー(6)を強制的に閉鎖バルブ(5)の閉方向に押圧する閉鎖手段(8)とを備え、型開き時に排気通路(3)内で凝固したアルミニウムなどの余剰材料を外部に押し出すための図示しない押出ピンなどが備えられたものである。
特開2002−96151,特開2002−144008で鋳造を開始すると、溶湯は図示しないキャビティに入り、ガスが発生する。キャビティの中にあるガスと空気は、真空吸引装置によって吸引されると共に排気通路(3)を経て外部へ排出され[図4(a)参照]、キャビティに溶湯が充填される。この時、溶湯はキャビティと連通するガス抜き装置の入口側から排気通路(3)に入ると、受圧バルブ(4)の上面に溶湯圧が加わる。すると、受圧バルブ(4)は図4(b)の図中の矢印のように下方へ押す力が働き、開閉レバー(6)を介して閉鎖バルブ(5)が閉鎖される。閉鎖される前にガスは排気されるが、ガス以外のアルミニウムなどの細かいダストは排気されずに閉鎖バルブ(5)の前で止められる機構を有したものである。
しかしながら、キャビティと連通するガス抜き装置の入口側から入って来る溶湯の圧を受ける受圧バルブ(4)と、開閉レバー(6)を介して閉鎖する閉鎖バルブ(5)は、両バルブ(4),(5)の両摺動部分(41),(51)の隙間にアルミニウムや細かいダストが入って汚れ易く、両摺動部分(41),(51)の隙間に細かいダストが入ると、両バルブ(4),(5)の動きが悪くなると共に受圧バルブ(4)の動きが遅くなり、閉鎖バルブ(5)の閉鎖機能が低下する結果となっていた。しかも閉鎖バルブ(5)が閉鎖する前に、溶湯が閉鎖バルブ(5)の中に入ってしまうと、故障を生じて鋳造作業が中断されていた。又、溶湯がキャビティを通り、連通するガス抜き装置まで来る間に溶湯が低温になり、低温になった溶湯は金属に焼付き易い性質があるため、受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)は焼付きが生じ易いものであり、焼付いた部分が両摺動部分(41),(51)の隙間に入り込むと、故障を生じるため、その度に鋳造作業を中断して、入り込んだアルミニウムなどを除去しなければならなかった。更に閉鎖バルブ(5)の摺動部分(51)から細かいダストなどが図示しない真空吸引装置の中に入ると、その真空吸引装置自体の故障の原因となると共にそのフィルターが詰まるので、鋳造作業を一時中止しなければならなかった。
このため、鋳造を開始するに当り、毎回必ずガス抜き装置を分解し、その後、両バルブ(4),(5)の外周面と固定ブロック(1)側の穴部分を洗浄するので、手間が掛っていた。更に両バルブ(4),(5)の寿命が短くなり、両バルブ(4),(5)と固定ブロック(1)側などを定期的に交換する必要があり、ダイキャスト品の生産性が低く、且つ、維持管理費が掛かり、コストアップになっているのが現状である。
尚、従来のダイキャスト用ガス抜き装置は通常運転の前、受圧バルブ(4)上面の溶湯圧が低いため、閉鎖バルブ(5)が閉鎖されにくく、閉鎖バルブ(5)を強制的に閉じた状態で必ず初期運転を行うが、この時、キャビティの中のガスや空気が行き場を失い、ガスや空気が溶湯と一緒に金型の外に噴き出すことがあり、また鋳造する製品に細長い形状部分がある場合は、細長い部分が金型に取り残され、鋳造作業を一時中止してアルミニウムなどを取り除かなければならなかった。又、本発明のような受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)に給気する機能を有するものは従来にはなく、且つ、前記両摺動部分(41),(51)の細かい粉塵を自動洗浄する機能を有するものもなかった。
特開2002−96151号公報 特開2002−144008号公報
本発明はガス抜き装置の作動が長期間に渡ってスムーズに行えると共にその維持管理が極めて容易であり、且つ、ダイキャスト品の生産性が向上し、コスト削減が可能となるダイキャスト用ガス抜き装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、摺動部分の傷が受圧スリーブと閉鎖スリーブに付き、バルブ部に傷を付きにくくさせ、且つ、バルブ部やブロック側を交換することなく、スリーブ側を容易に交換可能と成すダイキャスト用ガス抜き装置を提供するにある。
本発明は上記現状に鑑み成されたものであり、つまり、真空吸引装置によるダイキャスト用ガス抜き装置に於いて、受圧バルブ及び閉鎖バルブの両摺動部分に空気溜り部を形成させ、且つ、前記摺動部分に空気を供給する給気手段を備えた構造とする。また受圧バルブと閉鎖バルブを、スリーブとバルブ部とから成し、各バルブ部の摺動部分に空気を供給する給気手段を備えたものとしても良い。又、前記給気手段としては、少なくとも受圧側給気通路と閉鎖側給気通路とを有した給気通路と、該給気通路の出口側に設けた開閉弁とから少なくとも成し、更に前記給気通路の入口側に、潤滑油と空気を混合して噴出させる自動給油装置を設けたものとしても良い。尚、本発明で言う「摺動部分」とは、受圧バルブ又は閉鎖バルブの外周面と、該外周面に接触して摺動する内周面とを含めた部分を指すものとする。
請求項1のように固定ブロック(1)と可動ブロック(2)の間にキャビティに連通する排気通路(3)を備え、入口側に配置する受圧バルブ(4)と、出口側に配置する閉鎖バルブ(5)と、受圧バルブ(4)の作動を閉鎖バルブ(5)に伝える開閉レバー(6)と、閉鎖バルブ(5)を開方向に押圧する開放手段(7)と、開閉レバー(6)で閉鎖バルブ(5)を開方向に押圧する閉鎖手段(8)と、を少なくとも備えたダイキャスト用ガス抜き装置に於いて、受圧バルブ(4)及び閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)に空気を供給する給気手段(10)を備えることにより、鋳造時に、アルミニウムや細かいダストなどが、両摺動部分(41),(51)の隙間に入るのを防止することが可能となるため、両バルブ(4),(5)の摺動が円滑になるので、両摺動部分(41),(51)の故障が原因で発生する事故が殆んど解決でき、従来に発生していた鋳造作業の一時停止,鋳造作業の開始前に行われていたガス抜き装置の分解及び洗浄,各部品の定期的な点検及び部品交換,摺動部分(41),(51)の隙間に入ったアルミニウムや細かいダストの除去,初期運転時に生じた細長い部分の金型に取り残された金属の除去等が不要となると共に高価な真空吸引装置の故障やフィルターの詰まりが殆んどなくなる。又、通常運転の前に閉鎖バルブ(5)を強制的に閉じた状態で必ず行われた初期運転も、両バルブ(4),(5)の摺動が円滑になるので、通常以下の圧力で受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)を閉じることができ、初期運転でもキャビティの中のガスや空気の排気が可能となり、従来に生じていた溶湯の噴き出しがなくなると共に直ぐ通常運転が出来るため、ダイキャスト品の生産性向上とコスト削減が可能となる。
また受圧バルブ(4)及び閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)に空気溜り部(9)を形成させることにより、供給された空気で冷やされて熱膨張を抑えることが出来るものとなるため、摺動部分(41),(51)の摩擦抵抗が激減され、長期間通常運転が可能となり、ダイキャスト品の生産性向上とコスト削減がより一層可能となる。更に両摺動部分(41),(51)に空気溜り部(9)を形成させると共に給気手段(10)を備えることにより、ガス抜き装置の作動が長期間に渡ってスムーズに行えると共にその維持管理が極めて容易で且つ安価となり、ダイキャスト品の生産性が著しく向上し、コスト削減が大幅に行えるものとなる。しかも受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の寿命が長いものとなる。
請求項2のように受圧バルブ(4)を、固定ブロック(1)に着脱可能に取付けた受圧スリーブ(4a)と、該受圧スリーブ(4a)の内部を摺動するバルブ部(4b)とから少なくとも成し、閉鎖バルブ(5)を、固定ブロック(1)に着脱可能に取付けた閉鎖スリーブ(5a)と、該閉鎖スリーブ(5a)の内部を摺動するバルブ部(5b)とから少なくとも成すことにより、摺動部分(41),(51)の傷が受圧スリーブ(4a)と閉鎖スリーブ(5a)に付き易くし、バルブ部(4b),(5b)に傷を付きにくくさせ、且つ、バルブ部(4b),(5b)や固定ブロック(1)側を交換することなく、スリーブ(4a),(5a)側を容易に交換可能と成すことが出来るため、ダイキャスト用ガス抜き装置を長期に渡って使用することが可能なものとなり、ダイキャスト品の生産性向上とコスト削減が可能となる。又、バルブ部(4b)とバルブ部(5b)の両摺動部分(41),(51)に空気溜り部(9)を形成させ、且つ、両摺動部分(41),(51)に空気を供給する給気手段(10)を備えることにより、ガス抜き装置の作動が長期間に渡ってスムーズに行えると共にその維持管理が極めて容易で且つ安価となり、ダイキャスト品の生産性が著しく向上し、コスト削減が大幅に行えるものとなる。前記スリーブ(4a),(5a)の摺動穴の加工精度は、固定ブロック(1)の摺動穴の加工精度と比べ、容易に精度を上げることが可能となるため、空気の供給圧を上げることができ、故障が少なく、長期運転が可能となる。又、摺動部分(41),(51)に傷が付いた際には、スリーブ(4a),(5a)を交換すれば良く、この交換作業は極めて簡単なものとなる。更に受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の寿命が請求項1のものよりも更に長いものとなる。
請求項3に示すように給気手段(10)が、少なくとも受圧側給気通路(101a)と閉鎖側給気通路(101b)とを有した給気通路(101)と、該給気通路(101)の出口側に設けた開閉弁(102)とから少なくとも成されることにより、開閉弁(102)を適宜に締めれば、受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)の隙間に一定以上の空気圧を上げ、受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)の隙間から空気を噴き出すことで、両摺動部分(41),(51)が自動的に空気によって洗浄されるため、その空気が正常に受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の端部から噴出することが確認出来れば、ガス抜き装置の分解と洗浄は不要となり、ダイキャスト品の生産性が向上するものとなる。
請求項4に示すように給気通路(101)の入口側に、潤滑油と空気を混合して噴出させる自動給油装置(11)を設けることにより、受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)の隙間には常時潤滑油が塗布されるものとなるため、受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の摺動が常時極めて良好な状態で長期間に渡って維持できるものとなる。
請求項5のように受圧スリーブ(4a)の外周と閉鎖スリーブ(5a)の外周に、Oリング(4c),(5c)を装着されると共に空気溜り部(9)と連通する穴(4d),(5d)を穿設させることにより、上記摺動部分(41),(51)から若干空気漏れの恐れがあったが、Oリング(4c),(5c)によって空気漏れを防止することが可能となるため、空気溜り部(9)の空気圧を一定に保ち、且つ、その空気圧の調整が正確に出来るものとなる。この結果、ガス抜き装置の作動が長期間に渡って最適条件で行えると共にその維持管理作業は殆ど手間が掛からぬものとなる。
本発明の実施形態の要部を示す説明図である。 本発明の別実施形態の要部を示す説明図である。 本発明の他の実施形態の要部を示す説明図である。 従来品の実施形態の要部及び作用を示す説明図である。
図1は本発明の実施形態を示す図であり、(a)は固定ブロック(1)に後述する給気手段(10)を備えた状態のものを示し、(b)はガス抜き装置の断面を示す。また(a)はガス抜き装置の可動ブロック(2)を外し、固定ブロック(1)の上方から見た図である。(1)はダイキャスト用の固定ブロックであり、(2)は可動ブロックである。(3)は固定ブロック(1)と可動ブロック(2)の間に形成され、且つ、キャビティに連通する排気通路である。(4)は排気通路(3)の入口側に配置した受圧バルブであり、該受圧バルブ(4)は固定ブロック(1)に配置され、上下動可能である。
(5)は排気通路(3)の出口側に配置した閉鎖バルブであり、該閉鎖バルブ(5)は固定ブロック(1)に配置され、上下動可能である。また前記閉鎖バルブ(5)の上部中央から固定ブロック(1)の出口側と連通可能な排出経路が設けられている。尚、前記閉鎖バルブ(5)による排気通路(3)を閉鎖及び開放させる構造は上記のものに限定されるものではなく、他の構造でも良い。(6)は受圧バルブ(4)の作動を閉鎖バルブ(5)に伝えるために備えた揺動可能な開閉レバーである。(7)は開閉レバー(6)を持上げるための開放手段であり、該開放手段(7)としてはコイルバネを用いると良い。この開放手段(7)は開閉レバー(6)が閉鎖バルブ(5)の開方向に押圧され、閉鎖バルブ(5)を開く役目を果すためのものである。尚、前記開放手段(7)はコイルバネに限定されるものではなく、エアーシリンダーなどを用いても良い。(8)は初期運転時に開閉レバー(6)を強制的に閉鎖バルブ(5)の閉方向に押圧する閉鎖手段である。
(9)は受圧バルブ(4)及び閉鎖バルブ(5)の各外周面の一部を切削して形成させた空気溜り部である。(10)は受圧バルブ(4)及び閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)に空気を供給する給気手段であり、該給気手段(10)には、受圧側給気通路(101a)と閉鎖側給気通路(101b)とそれを接続する通路とを有した給気通路(101)と、該給気通路(101)の出口側に設けた開閉弁(102)と、図示しないコンプレッサー等がある。尚、給気圧としては、0.01〜0.3メガパスカルとするのが良い。又、受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の構造として、後述する受圧スリーブ(4a)或いは閉鎖スリーブ(5a)にバルブ部(4b)或いはバルブ部(5b)を挿入し、且つ、受圧スリーブ(4a)と閉鎖スリーブ(5a)の外周にOリング(4c),(5c)を装着したものの場合には、給気圧を0.6メガパスカルまで上げて使用しても良い。(11)は給気通路(101)の入口側に設けた自動給油装置であり、該自動給油装置(11)としては潤滑油と空気を混合して噴出させるものを用いる。
図2は本発明の別実施形態を示す図であり、前記実施形態と比べ、空気溜り部(9)の形成の仕方が、受圧バルブ(4)及び閉鎖バルブ(5)の各外周面の一部を切削するのではなく、固定ブロック(1)側を切削して形成させている。また給気手段(10)の方法が、受圧バルブ(4)から閉鎖バルブ(5)に給気するのではなく、受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)とにそれぞれに給気すると共に開閉弁(102)が2個並設されている。他は同じである。
図3は本発明の他の実施形態を示す図であり、図1の実施形態のものが、前記受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)が固定ブロック(1)の穴に直接挿入するのに対し、スリーブ(4a),(5a)を介在している。つまり、受圧バルブ(4)が、固定ブロック(1)に着脱可能に取付けた受圧スリーブ(4a)と、該受圧スリーブ(4a)の内部を摺動するバルブ部(4b)とから少なくとも成され、閉鎖バルブ(5)が、固定ブロック(1)に着脱可能に取付けた閉鎖スリーブ(5a)と、該閉鎖スリーブ(5a)の内部を摺動するバルブ部(5b)とから少なくとも成され、前記バルブ部(4b)とバルブ部(5b)の両摺動部分(41),(51)に空気溜り部(9)を形成させ、且つ、両摺動部分(41),(51)に空気を供給する給気手段(10)を備えた構造のものである。又、前記受圧スリーブ(4a)には、外周にOリング(4c)が装着されると共に空気溜り部(9)と連通する穴(4d)が穿設され、且つ、前記閉鎖スリーブ(5a)には、外周にOリング(5c)が装着されると共に空気溜り部(9)と連通する穴(5d)が穿設されている。また前記受圧スリーブ(4a)と閉鎖スリーブ(5a)の材質は、前記バルブ部(4b),(5b)よりも硬度が小さく、且つ、耐摩耗性も小さい材質のものを用いるのが好ましい。
尚、前記空気溜り部(9)の形成の仕方は、上記実施形態と同様にバルブ部(4b)とバルブ部(5b)の各外周面の一部を切削するものだけではなく、受圧スリーブ(4a)側と閉鎖スリーブ(5a)側を切削して形成させたものとしても良い。また給気手段(10)の方法も上記同様に、開閉弁(102)が2個並設されたものとしても良い。他は同じである。
次に本発明の作用について説明する。先ず始めに鋳造を開始すると、溶湯は図示しないキャビティに入り、ガスが発生し排気側へ排出されると共にキャビティに溶湯が充填される。その後、溶湯は固定ブロック(1)の入口側から入って来る。入って来た溶湯は図1(b)、図2(b)に示す矢印のように先ず排気通路(3)に入ると共に受圧バルブ(4)の上面には溶湯圧が加わる。すると受圧バルブ(4)は図4と同様に下方へ押す力が働くと共に開閉レバー(6)を介して閉鎖バルブ(5)には下方へ押下げる力が作用する。この時、金型が冷えていてそれが暖まる間の初期運転時は、通常運転時より溶湯が初期でキャビティに充填され、排気通路(3)に達する溶湯圧も低くなっているが、本発明に於いては受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の摺動が円滑で極めて良好であるため、初期運転時であっても、受圧バルブ(4)に加わった溶湯圧が開閉レバー(6)を介して閉鎖バルブ(5)へ確実に伝わって作動するものとなる。この時、受圧バルブ(4)は降下し、開閉レバー(6)を介して閉鎖バルブ(5)が押下げられると、固定ブロック(1)の入口側から入って来た溶湯は、図4と同様に作動した閉鎖バルブ(5)によって、溶湯が出口側へ到達する前に排気通路(3)は閉鎖され、固定ブロック(1)の出口側から溶湯が流出することがなくなるものとなる。
溶湯が凝固後、金型を開くと共に可動ブロック(2)も一緒に開らかれ、ダイキャスト品を取出す。そして金型を閉じると共に可動ブロック(2)も閉じ、上記同様に溶湯を注入させてキャビティが充填され、鋳造作業を繰返せば良い。尚、初期運転時に於いて、本発明はアルミニウムや細かいダストなどが、受圧バルブ(4)と閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)の隙間に入るのを防止することが可能となると共に、両バルブ(4),(5)の摺動が円滑になるため、従来の如きダイキャスト品の生産を一時停止させることがなくなり、生産性の向上が可能となり、ダイキャスト品のコストダウンが可能となる。しかも、本発明は両バルブ(4),(5)の端部から空気が噴出しているのを確認するだけで、鋳造開始の前に行われていたガス抜き装置の分解及び洗浄が不要となる。つまり、両摺動部分(41),(51)の状態が、ガス抜き装置を分解することなく、視認するだけで、良好であることがチェックできるものとなると共に自動洗浄機能を有したものとなるのである。
このように本発明は両摺動部分(41),(51)に空気溜り部(9)を形成させると共に給気手段(10)を備えることにより、ガス抜き装置の作動が長期間に渡ってスムーズに行えると共にその維持管理が極めて容易となった。このため、本発明を用いた方法と従来方法で、同じ形状のダイキャスト品を10000個生産した場合を比べると、従来では鋳造作業の中断が通常1〜2回生じるが、本発明では20000個生産したが鋳造作業の中断はなかった。また生産性としては15〜20%向上したことが確認できた。
1 固定ブロック
2 可動ブロック
3 排気通路
4 受圧バルブ
5 閉鎖バルブ
41,51 摺動部分
4a 受圧スリーブ
5a 閉鎖スリーブ
4b,5b バルブ部
4c,5c Oリング
4d,5d 穴
6 開閉レバー
7 開放手段
8 閉鎖手段
9 空気溜り部
10 給気手段
101 給気通路
101a 受圧側給気通路
101b 閉鎖側給気通路
102 開閉弁
11 自動給油装置

Claims (5)

  1. 固定ブロック(1)と可動ブロック(2)の間にキャビティに連通する排気通路(3)を備え、入口側に配置する受圧バルブ(4)と、出口側に配置する閉鎖バルブ(5)と、前記受圧バルブ(4)の作動を前記閉鎖バルブ(5)に伝える開閉レバー(6)と、前記閉鎖バルブ(5)を開方向に押圧する開放手段(7)と、前記開閉レバー(6)で閉鎖バルブ(5)を閉方向に押圧する閉鎖手段(8)と、を少なくとも備えたダイキャスト用ガス抜き装置に於いて、前記受圧バルブ(4)及び前記閉鎖バルブ(5)の両摺動部分(41),(51)に空気溜り部(9)を形成させ、且つ、前記両摺動部分(41),(51)に空気を供給する給気手段(10)を備えたことを特徴とするダイキャスト用ガス抜き装置。
  2. 固定ブロック(1)と可動ブロック(2)の間にキャビティに連通する排気通路(3)を備え、入口側に配置する受圧バルブ(4)と、出口側に配置する閉鎖バルブ(5)と、前記受圧バルブ(4)の作動を前記閉鎖バルブ(5)に伝える開閉レバー(6)と、前記閉鎖バルブ(5)を開方向に押圧する開放手段(7)と、前記開閉レバー(6)で閉鎖バルブ(5)を閉方向に押圧する閉鎖手段(8)と、を少なくとも備えたダイキャスト用ガス抜き装置に於いて、前記受圧バルブ(4)が、前記固定ブロック(1)に着脱可能に取付けた受圧スリーブ(4a)と、該受圧スリーブ(4a)の内部を摺動するバルブ部(4b)とから少なくとも成され、前記閉鎖バルブ(5)が、前記固定ブロック(1)に着脱可能に取付けた閉鎖スリーブ(5a)と、該閉鎖スリーブ(5a)の内部を摺動するバルブ部(5b)とから少なくとも成され、前記バルブ部(4b)及び前記バルブ部(5b)の両摺動部分(41),(51)に空気溜り部(9)を形成させ、且つ、前記両摺動部分(41),(51)に空気を供給する給気手段(10)を備えたことを特徴とするダイキャスト用ガス抜き装置。
  3. 前記給気手段(10)が、少なくとも受圧側給気通路(101a)と閉鎖側給気通路(101b)とを有した給気通路(101)と、該給気通路(101)の出口側に設けた開閉弁(102)とから少なくとも成された請求項1又は2記載のダイキャスト用ガス抜き装置。
  4. 前記給気通路(101)の入口側に、潤滑油と空気を混合して噴出させる自動給油装置(11)を設けた請求項3記載のダイキャスト用ガス抜き装置。
  5. 前記受圧スリーブ(4a)には、外周にOリング(4c)が装着されると共に前記空気溜り部(9)と連通する穴(4d)が穿設され、且つ、前記閉鎖スリーブ(5a)には、外周にOリング(5c)が装着されると共に前記空気溜り部(9)と連通する穴(5d)が穿設された請求項2記載のダイキャスト用ガス抜き装置。
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