JPH05293589A - 金型鋳造方法 - Google Patents
金型鋳造方法Info
- Publication number
- JPH05293589A JPH05293589A JP4131814A JP13181492A JPH05293589A JP H05293589 A JPH05293589 A JP H05293589A JP 4131814 A JP4131814 A JP 4131814A JP 13181492 A JP13181492 A JP 13181492A JP H05293589 A JPH05293589 A JP H05293589A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- molten metal
- cavity
- inert gas
- pouring
- Prior art date
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- Pending
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶湯の酸化やガス欠陥を生じさせることなく
良好な鋳造品を成形すること。 【構成】 注湯開始に先立って第１の電磁弁１２を開
き、ガス供給源１３からキャビティ７内に導入した不活
性ガスにより残留気体を排出し、ついで注湯開始ととも
に第２の電磁弁１４を開き、真空ポンプ１５により溶湯
内で発生したガスを不活性ガスとともにキャビティ７外
に排出して、湯廻りのよい良好な鋳造品を成形するよう
にしたもの。
良好な鋳造品を成形すること。 【構成】 注湯開始に先立って第１の電磁弁１２を開
き、ガス供給源１３からキャビティ７内に導入した不活
性ガスにより残留気体を排出し、ついで注湯開始ととも
に第２の電磁弁１４を開き、真空ポンプ１５により溶湯
内で発生したガスを不活性ガスとともにキャビティ７外
に排出して、湯廻りのよい良好な鋳造品を成形するよう
にしたもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、注湯に先立ってキャビ
ティ内を不活性気体により置換する型式の金型鋳造方法
に関する。
ティ内を不活性気体により置換する型式の金型鋳造方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】鋳造用金型に溶湯を注入する際には、鋳
造品に鋳巣等ができるのを避けるためキャビティ内に残
留する空気や注湯中に発生したガスを除去してやる必要
がある。このような残留空気等の排出手段としては、注
湯に先立ってキャビティ内に酸素を充填する酸素ガス置
換法があるが、この方法は、注湯時の酸素ガス排出に問
題があるほか、高温の溶湯が酸素ガスに触れて酸化し、
湯廻り不良やガス欠陥あるいは異物カミといった種々の
欠陥が発生する。
造品に鋳巣等ができるのを避けるためキャビティ内に残
留する空気や注湯中に発生したガスを除去してやる必要
がある。このような残留空気等の排出手段としては、注
湯に先立ってキャビティ内に酸素を充填する酸素ガス置
換法があるが、この方法は、注湯時の酸素ガス排出に問
題があるほか、高温の溶湯が酸素ガスに触れて酸化し、
湯廻り不良やガス欠陥あるいは異物カミといった種々の
欠陥が発生する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
注湯中の溶湯の酸化を抑えつつ、湯廻りのよい鋳造を可
能にする新たな金型鋳造方法を提案することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
注湯中の溶湯の酸化を抑えつつ、湯廻りのよい鋳造を可
能にする新たな金型鋳造方法を提案することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明はこのよ
うな課題を達成するための金型鋳造方法として、溶湯注
入に先立ってキャビティ内に不活性ガスを充填する第１
の工程と、溶湯注入とともにキャビティ内の不活性ガス
を強制的に金型外へ排出する第２の工程とからなるもの
である。
うな課題を達成するための金型鋳造方法として、溶湯注
入に先立ってキャビティ内に不活性ガスを充填する第１
の工程と、溶湯注入とともにキャビティ内の不活性ガス
を強制的に金型外へ排出する第２の工程とからなるもの
である。
【０００５】
【実施例】そこで以下に本発明の実施例について説明す
る。図１は本発明方法に使用されるグラビティ鋳造用金
型の一例を示したものである。
る。図１は本発明方法に使用されるグラビティ鋳造用金
型の一例を示したものである。
【０００６】図において符号１で示した金型には、上記
のスプルー３に連通する縦ランナー部４が形成され、さ
らにこの下部からは、多孔質セラミックフィルタ５、５
を介して横ランナー部６、６が分岐形成され、ここから
キャビティ７、７に向けて上向きにゲート８、８が形成
されている。
のスプルー３に連通する縦ランナー部４が形成され、さ
らにこの下部からは、多孔質セラミックフィルタ５、５
を介して横ランナー部６、６が分岐形成され、ここから
キャビティ７、７に向けて上向きにゲート８、８が形成
されている。
【０００７】ところで図中符号１０、１０は、これらの
湯道とは別に金型１内に形成したガス通路で、これらの
ガス通路１０、１０の一端は、スリット１１‥‥を介し
て各キャビティ７、７に連通し、また他端は、一方が第
１の電磁弁１２を介してアルゴンガスあるいはネオンガ
ス等の不活性ガス供給源１３に、また、他方は第２電磁
弁１４を介して真空ポンプ１５に接続している。
湯道とは別に金型１内に形成したガス通路で、これらの
ガス通路１０、１０の一端は、スリット１１‥‥を介し
て各キャビティ７、７に連通し、また他端は、一方が第
１の電磁弁１２を介してアルゴンガスあるいはネオンガ
ス等の不活性ガス供給源１３に、また、他方は第２電磁
弁１４を介して真空ポンプ１５に接続している。
【０００８】つぎにこのような金型１を用いた本発明の
鋳造方法について説明する。可動金型と固定金型が接合
されて注湯可能な状態に入ると、まず、第１の工程とし
て第１電磁弁１２を開き、ガス供給源１３から不活性ガ
スをキャビティ７内に導入して内部をこのガスにより置
換える。
鋳造方法について説明する。可動金型と固定金型が接合
されて注湯可能な状態に入ると、まず、第１の工程とし
て第１電磁弁１２を開き、ガス供給源１３から不活性ガ
スをキャビティ７内に導入して内部をこのガスにより置
換える。
【０００９】ついで注湯に伴なう第２の工程として、第
２の電磁弁１４を開くとともに真空ポンプ１５を作動さ
せると、溶湯中に巻込まれて溶湯とともにキャビティ７
内に流入したガスは、不活性ガスとともに真空ポンプ１
５により吸引されて金型１外へ排出され、ここに湯廻り
の良好な鋳造品が形成される。
２の電磁弁１４を開くとともに真空ポンプ１５を作動さ
せると、溶湯中に巻込まれて溶湯とともにキャビティ７
内に流入したガスは、不活性ガスとともに真空ポンプ１
５により吸引されて金型１外へ排出され、ここに湯廻り
の良好な鋳造品が形成される。
【００１０】図２は本発明方法が適用されるダイカスト
鋳造用金型の一例を示したもので、このものは、可動金
型１及び固定金型２のそれぞれに、スリット２１を介し
てキャビティ７に連通するガス流路２０、２０が形成さ
れ、さらにこれらのガス流路２０、２０は、一端が第１
電磁弁２４を介して不活性ガス供給源２３に連通し、他
端が第２電磁弁２４を介して真空ポンプ２５に連通する
管路２６と接続して、注湯に先立つ第１の工程では、第
１の電磁弁２２を開いてキャビティ７内に不活性ガスを
導入し、注湯に伴なう第２の工程では、第２の電磁弁２
４を開いて、溶湯とともにキャビティ７内に流入したガ
スを不活性ガスとともに金型１、２外へ排出して良好な
鋳造品を得るようにしたものである。
鋳造用金型の一例を示したもので、このものは、可動金
型１及び固定金型２のそれぞれに、スリット２１を介し
てキャビティ７に連通するガス流路２０、２０が形成さ
れ、さらにこれらのガス流路２０、２０は、一端が第１
電磁弁２４を介して不活性ガス供給源２３に連通し、他
端が第２電磁弁２４を介して真空ポンプ２５に連通する
管路２６と接続して、注湯に先立つ第１の工程では、第
１の電磁弁２２を開いてキャビティ７内に不活性ガスを
導入し、注湯に伴なう第２の工程では、第２の電磁弁２
４を開いて、溶湯とともにキャビティ７内に流入したガ
スを不活性ガスとともに金型１、２外へ排出して良好な
鋳造品を得るようにしたものである。
【００１１】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、注湯
に先立ってキャビティ内に不活性ガスを導入するととも
に、注湯とともにこの不活性ガスをキャビティ外へ強制
的に排出するようにしたもので、不活性ガスの導入によ
りキャビティ内に残留する空気を除去し、かつ注湯とと
もにこの不活性ガスを排出することにより、溶湯中で発
生したガスや注溶過程で巻込んだガスをともにキャビテ
ィ外へ排出して、ガス欠陥や異物カミ等のない良好な鋳
造品を成形することができるとともに、不活性ガスを使
用することにより、高温溶湯の酸化をも未然に防止する
ことができる。
に先立ってキャビティ内に不活性ガスを導入するととも
に、注湯とともにこの不活性ガスをキャビティ外へ強制
的に排出するようにしたもので、不活性ガスの導入によ
りキャビティ内に残留する空気を除去し、かつ注湯とと
もにこの不活性ガスを排出することにより、溶湯中で発
生したガスや注溶過程で巻込んだガスをともにキャビテ
ィ外へ排出して、ガス欠陥や異物カミ等のない良好な鋳
造品を成形することができるとともに、不活性ガスを使
用することにより、高温溶湯の酸化をも未然に防止する
ことができる。
【図１】本発明方法に使用される鋳造金型の一例を示し
た図である。
た図である。
【図２】鋳造金型の外の例を示した図である。
１、２ 金型 ７ キャビティ １０、２０ ガス通孔 １１、２１ スリット １２、２２ 第１の電磁弁 １３、２３ 不活性ガス供給源 １４、２４ 第２の電磁弁 １５、２５ 真空ポンプ
Claims (1)
- 【請求項１】 溶湯注入に先立ってキャビティ内に不活
性ガスを充填する第１の工程と、 溶湯注入とともにキャビティ内の不活性ガスを強制的に
金型外へ排出する第２の工程と、 からなる金型鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4131814A JPH05293589A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 金型鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4131814A JPH05293589A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 金型鋳造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05293589A true JPH05293589A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=15066734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4131814A Pending JPH05293589A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 金型鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05293589A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006312193A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 精密鋳造法及び精密鋳造品 |
| CN102274948A (zh) * | 2010-06-10 | 2011-12-14 | 迪尔工程株式会社 | 高品质铸件铸造法 |
| CN102794430A (zh) * | 2011-08-29 | 2012-11-28 | 日本模具贸易株式会社 | 一种压铸模用排气装置 |
| KR20130102817A (ko) * | 2012-03-08 | 2013-09-23 | 주식회사 에스티아이씨앤디 | 금형장치 |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP4131814A patent/JPH05293589A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006312193A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 精密鋳造法及び精密鋳造品 |
| JP4689342B2 (ja) * | 2005-05-09 | 2011-05-25 | 株式会社Ｉｈｉ | 精密鋳造法及び精密鋳造品 |
| CN102274948A (zh) * | 2010-06-10 | 2011-12-14 | 迪尔工程株式会社 | 高品质铸件铸造法 |
| EP2394759A1 (en) * | 2010-06-10 | 2011-12-14 | Dieengineering Corp | Method of high quality die casting |
| JP2011255408A (ja) * | 2010-06-10 | 2011-12-22 | Die Engineering:Kk | 高品質ダイカスト鋳造方法 |
| CN102794430A (zh) * | 2011-08-29 | 2012-11-28 | 日本模具贸易株式会社 | 一种压铸模用排气装置 |
| CN102794430B (zh) * | 2011-08-29 | 2015-11-18 | 日本模具贸易株式会社 | 一种压铸模用排气装置 |
| KR20130102817A (ko) * | 2012-03-08 | 2013-09-23 | 주식회사 에스티아이씨앤디 | 금형장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010523 |