JP2013062918A - 自動車充電制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電ステーションの稼働率を高める自動車充電制御装置を提供する。
【解決手段】自動車充電部108を備える駐車施設に滞在し、かつ駐車施設に滞在中は自動車充電部108に接続されている充電対象の自動車である複数の要充電自動車の充電要求を全て満たすと仮定した場合に、自動車充電部108の設備容量が所定の設備容量を超過するか否かを判定する電力量超過判定部105と、自動車充電部108の設備容量が所定の設備容量を超過すると判定された場合に、自動車充電部108に接続されている自動車の中から、充電が完了してから駐車施設より退出するまでの予定時間である余裕時間が大きいものほど優先して少なくとも1台の自動車を選択する調達余裕時間算出部106と、調達余裕時間算出部106が選択した自動車である選択自動車への充電が抑制されるように、自動車充電部108を制御する電力制御部107とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給部から供給される電力を複数の自動車に同時に充電可能な自動車充電部を制御する自動車充電制御装置に関する。
従来、複数の電気自動車に同時に充電を行う充電ステーションにおいて、充電される電動車両の公共性に応じて、充電電力を制御する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、外部電源の供給可能電力の範囲内で、所定の優先順位に応じて各電動車両への充電電力を設定する。これにより、公共性の高い電動車両に対して、優先的に電力を供給することができる。
特開2010−110173号公報
今後、電気自動車が大容量の車載バッテリを搭載し、外出先の充電ステーションで充電するというニーズが出てくると予想される。
充電ステーションには、例えば、商業施設の駐車場に併設されるような数十台以上の規模の充電ステーションが現れると考えられる。ところが、すべての充電可能な駐車スペースに来訪した電気自動車の充電要求に応えられるだけの大容量の充電設備を整備することは、非常に費用を要する。
したがって、充電ステーションは、一定の設備容量を増やすことなく、できるだけユーザの不利益にならないように、充電要求に応えられるように充電を制御することが望ましい。
しかしながら、前記従来の構成では、外部電源の供給可能電力を超過した場合に、車両ごとに事前に設定された優先順位で充電電力が制御される。このため、ユーザが急いでいるかどうかに関係なく、優先順位が低い車両の充電は後回しになる。急いでいるにもかかわらず後回しにされたユーザは、充電を諦めるか、途中で充電を中断せざるを得ない場合がある。このため、充電ステーションの稼働率が低下するという課題を有している。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、充電ステーションの稼働率を高める自動車充電制御装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のある局面に係る自動車充電制御装置は、電力供給部から供給される電力を複数の自動車に同時に充電可能な自動車充電部を制御する自動車充電制御装置であって、前記自動車充電部を備える駐車施設に滞在し、かつ前記駐車施設に滞在中は前記自動車充電部に接続されている充電対象の自動車である複数の要充電自動車の充電要求を全て満たすと仮定した場合に、前記自動車充電部の設備容量が所定の設備容量を超過するか否かを判定する設備容量超過判定部と、前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、充電が完了してから前記駐車施設より退出するまでの予定時間である余裕時間が大きいものほど優先して少なくとも1台の自動車を選択する自動車選択部と、前記自動車選択部が選択した自動車である選択自動車への充電が抑制されるように、前記自動車充電部を制御する電力制御部とを備える。
この構成によると、充電時間に余裕がある自動車への充電を抑制する制御が行われる。このため、充電時間に余裕の無い自動車への充電を優先させることができる。これにより、充電ステーションの稼働率を高めることが可能となる。
なお、本発明は、このような特徴的な処理部を備える自動車充電制御装置として実現することができるだけでなく、自動車充電制御装置に含まれる特徴的な処理部が実行する処理をステップとする自動車充電制御方法として実現することができる。また、自動車充電制御装置に含まれる特徴的な処理部としてコンピュータを機能させるためのプログラムまたは自動車充電制御方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明に係る自動車充電制御装置によれば、充電時間に余裕がある自動車への充電を抑制する制御が行われる。このため、充電時間に余裕の無い自動車への充電を優先させることができる。これにより、充電ステーションの稼働率を高めることが可能となる。
実施の形態1における自動車充電装置を備える充電ステーションの構成を示す模式図兼機能ブロック図である。 実施の形態1における充電設定メニューの画面表示例を示す図である。 実施の形態1における充電ステーションに逐次来訪した自動車の充電要求の例を示す図である。 実施の形態1における来訪した自動車の充電要求に応える充電電力の合計値を時系列に示したグラフである。 実施の形態1における電力供給部の電力量残量を時系列に示したグラフである。 実施の形態1における自動車充電装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1における電力を調達する自動車の変更を説明する模式図である。 実施の形態1における精算画面の表示例を示す図である。 実施の形態2における自動車充電装置を備える充電ステーションの構成を示す模式図兼機能ブロック図である。 実施の形態2における来訪した自動車の充電要求に応える充電電力の合計値を時系列に示したグラフである。 実施の形態2における自動車充電装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2における電力を調達する自動車の変更を説明する模式図である。 実施の形態2の変形例における電力を調達する自動車の変更を説明する模式図である。 実施の形態1および2に係る自動車充電制御装置を実現するコンピュータシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲だけによって限定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
本発明の他の実施形態に係る自動車充電制御装置は、電力供給部から供給される電力を複数の自動車に同時に充電可能な自動車充電部を制御する自動車充電制御装置であって、前記自動車充電部を備える駐車施設に滞在し、かつ前記駐車施設に滞在中は前記自動車充電部に接続されている充電対象の自動車である複数の要充電自動車の充電要求を全て満たすと仮定した場合に、前記自動車充電部の設備容量が所定の設備容量を超過するか否かを判定する設備容量超過判定部と、前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、充電が完了してから前記駐車施設より退出するまでの予定時間である余裕時間が大きいものほど優先して少なくとも1台の自動車を選択する自動車選択部と、前記自動車選択部が選択した自動車である選択自動車への充電が抑制されるように、前記自動車充電部を制御する電力制御部とを備える。
この構成によると、充電時間に余裕がある自動車への充電を抑制する制御が行われる。このため、充電時間に余裕の無い自動車への充電を優先させることができる。これにより、充電ステーションの稼働率を高めることが可能となる。
好ましくは、前記設備容量超過判定部は、前記複数の要充電自動車の充電要求を全て満たすと仮定した場合に、前記自動車充電部の設備容量としての前記電力供給部の電力供給能力が所定の設備容量を超過するか否かを判定し、前記自動車選択部は、前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、前記余裕時間が大きいものほど優先して少なくとも1台の自動車を選択し、前記電力制御部は、前記選択自動車に、前記選択自動車とは異なる要充電自動車に充電するための電力を放電させるように前記自動車充電部を制御する。
この構成によると、充電時間に余裕がある自動車の電力を調達し、調達した電力で他の自動車を充電する制御が行われる。このため、充電時間に余裕の無い自動車への充電を優先させることができる。これにより、充電ステーションの稼働率を高めることが可能となる。
好ましくは、前記自動車選択部は、前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、一の自動車から他の自動車に電力を充電すれば前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過しなくなるまで、前記一の自動車として、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、前記余裕時間が大きいものほど優先して選択する。
この構成によると、電力供給部の電力供給能力が所定の設備容量を超過しないような充電の制御を行うことができる。
また、前記設備容量超過判定部は、前記電力供給部から自動車に対して供給可能な電力量から、全ての前記複数の要充電自動車に同時に充電を行ったと仮定した場合の充電に必要な電力量を減算した値が、所定の下限値未満となる場合には、前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過すると判定し、前記減算した値が前記所定の下限値以上となる場合には、前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過しないと判定しても良い。
この構成によると、電力供給部から供給可能な電力量が下限値を下回らないように充電の制御を行うことができる。
また、前記電力制御部は、さらに、前記電力供給部から前記選択自動車に充電されるように前記自動車充電部を制御しても良い。
この構成によると、他の自動車の充電のために放電された電力を取り戻すことができる。
また、上述の自動車充電制御装置は、さらに、要充電自動車から、充電要求量および前記駐車施設における滞在予定時間を含む前記充電要求を受け付ける充電要求受付部を備え、前記余裕時間は、前記滞在予定時間から、前記充電要求の充電要求量の電力を充電するのに必要な時間と、要充電自動車に充電するための電力の放電時間と、要充電自動車に充電するために放電したのと同じ電力量の電力の前記電力供給部からの充電時間とを減算した時間であっても良い。
この構成によると、余裕時間を正確に求めることができる。
好ましくは、前記自動車選択部は、前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、ある自動車への充電を抑制すれば前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過しなくなるまで、前記ある自動車として、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、前記余裕時間が大きいものほど優先して選択する。
この構成によると、自動車充電部の設備容量が所定の設備容量を超過しないような充電の制御を行うことができる。
また、前記設備容量超過判定部は、全ての前記複数の要充電自動車に同時に充電を行ったと仮定した場合の、前記自動車充電部を流れる電力の合計値が所定の上限値よりも大きい場合には、前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過すると判定し、前記合計値が前記所定の上限値以下の場合には、前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過しないと判定しても良い。
この構成によると、自動車充電部を流れる電力の合計値が上限値を上回らないように充電の制御を行うことができる。
また、前記電力制御部は、前記選択自動車への充電の抑制として、前記選択自動車への充電が一時的に休止されるように前記自動車充電部を制御しても良い。
この構成によると、充電時間に余裕のある自動車への充電を一時的に休止させるため、充電時間に余裕の無い自動車への充電を早期に完了させることができる。
また、上述の自動車充電制御装置は、さらに、要充電自動車から、充電要求量および前記駐車施設における滞在予定時間を含む前記充電要求を受け付ける充電要求受付部を備え、前記余裕時間は、前記滞在予定時間から、前記充電要求の充電要求量の電力を充電するのに必要な時間と、充電の一時的な休止時間とを減算した時間であっても良い。
この構成によると、余裕時間を正確に求めることができる。
また、前記自動車選択部は、自動車の前記駐車施設への来訪、自動車の前記駐車施設からの退出または自動車への充電が完了することにより前記充電要求が変化した場合に、前記選択自動車を再度選択しても良い。
この構成によると、充電要求が変化した場合には、充電の制御の仕方が変更されるため、充電ステーションを高稼働率で維持することができる。このため、自動車が充電ステーションから自由に出入りしたとしても、各時点において最適な自動車から電力の調達を行うことができる。
好ましくは、上述の自動車充電制御装置は、さらに、充電が抑制された前記選択自動車に対して、所定の取引の優遇措置を示す情報を送信する充電管理部を備えても良い。
この構成によると、充電の抑制を許可する自動車の台数を増やすことができる。よって、効率的に自動車充電部を制御することができるため、充電ステーションの稼働率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、それぞれ図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1では、自動車充電装置を設置した充電ステーションを例として説明する。
図1は、本実施の形態における自動車充電装置を備える充電ステーションの構成を示す模式図兼機能ブロック図である。
自動車充電装置1は、充電ステーション10に配置されている。
自動車充電装置1は、自動車充電制御装置100と、複数の充放電部102と、電力供給部103とを含む。
充放電部102は、自動車3に対して電力の充放電を行う。例えば、充放電部102は、充放電部102が有する電力ケーブルを自動車3と電気的に接続した後に、自動車3に対して電力を充電し、または放電させる充放電処理を行う。
電力供給部103は、自動車3への充電電力を供給する。電力供給部103は、具体的には、電力を蓄積している蓄電部、蓄電部に接続された発電機または電力系統網などを含む。蓄電部は、充放電部102が受電した電力を蓄電する。または、蓄電部は、蓄電している電力を充放電部102へ放電する。蓄電部は、例えば、リチウムイオン電池、鉛蓄電池、ナトリウム・硫黄電池、ニッカド電池等、任意の種類の蓄電池である。蓄電部は、電気事業会社の電力系統網から電力を受電し、蓄積する。また、蓄電部は、発電機で発電された電力を蓄積する。
複数の充放電部102および電力供給部103は、電力供給部103から供給される電力を複数の自動車3に同時に充電可能な自動車充電部108を構成する。各充放電部102は、充電ステーション10に来訪した自動車3の駐車スペースごとに設置されている。自動車3は、駐車スペースに駐車している間は、充放電部102に接続されているものとする。
自動車充電制御装置100は、上述の自動車充電部108を制御する装置であり、充電要求受付部101と、充電管理部104と、電力量超過判定部105と、調達余裕時間算出部106と、電力制御部107とを含む。
充電要求受付部101は、自動車3からの充電要求を受け付ける。充電要求受付部101は、後述する要充電自動車から、充電要求量および充電ステーション10における滞在予定時間を含む充電要求を受け付ける。ここで、要充電自動車とは、自動車充電部108を備える充電ステーション10に滞在し、かつ充電ステーション10に滞在中は自動車充電部108に接続されている充電対象の自動車3のことである。つまり、要充電自動車とは、充電ステーション10の駐車スペースに駐車しており、自動車充電部108からの充電中または充電待ちの自動車3のことである。
充電管理部104は、自動車3の充放電の管理を行う。具体的には、充電管理部104は、充電要求受付部101で受け付けられた充電要求に従い、電力供給部103から電力を受電し、充放電部102を介して、自動車3に供給する。または、充電管理部104は、自動車3から電力を受電し、受電した電力を電力供給部103が備える蓄電部に蓄積する。なお、充電管理部104は、後述するように、充電が抑制された自動車3に対して、所定の取引の優遇措置を示す情報を送信する。
電力量超過判定部105は、複数の要充電自動車の充電要求を全て満たすと仮定した場合に、自動車充電部108の設備容量が所定の設備容量を超過するか否かを判定する。ここで、自動車充電部108の設備容量とは、電力供給部103の電力供給能力のことである。より具体的には、電力量超過判定部105は、電力供給部103から自動車3に対して供給可能な電力量から、全ての複数の要充電自動車に同時に充電を行ったと仮定した場合の充電に必要な電力量を減算した値が、所定の下限値未満となる場合には、電力供給部103の電力供給能力が所定の設備容量を超過すると判定する。また、電力量超過判定部105は、上記減算した値が上記所定の下限値以上となる場合には、電力供給部103の電力供給能力が所定の設備容量を超過しないと判定する。
調達余裕時間算出部106は、充電が完了してから充電ステーション10より退出するまでの予定時間である調達余裕時間(余裕時間)を算出し、算出した調達余裕時間に従って自動車3を選択する。つまり、調達余裕時間算出部106は、自動車充電部108の設備容量が所定の設備容量を超過すると判定された場合、すなわち、電力供給部103の電力供給能力が所定の設備容量を超過すると判定された場合に、自動車充電部に接続されている自動車の中から、調達余裕時間が大きいものほど優先して少なくとも1台の自動車を選択する。選択する要充電自動車の台数は、予め定められていても良い。また、電力供給部103の電力供給能力が所定の設備容量を超過しなくなるまで、要充電自動車を選択するようしても良い。つまり、調達余裕時間算出部106は、電力供給部103の電力供給能力が所定の設備容量を超過すると判定された場合に、一の自動車3から他の自動車3に電力を充電すれば電力供給部103の電力供給能力が所定の設備容量を超過しなくなるまで、一の自動車3として、自動車充電部に接続されている自動車の中から、調達余裕時間が大きいものほど優先して選択するようにしても良い。換言すれば、調達余裕時間算出部106は、電力供給部103の電力供給能力が所定の設備容量を超過すると判定された場合に、一の自動車3として、自動車充電部に接続されている自動車の中から、調達余裕時間が大きいものから優先して順次選択する。調達余裕時間算出部106は、この選択処理を、一の自動車3から他の自動車3に電力を充電すれば電力供給部103の電力供給能力が所定の設備容量を超過しなくなるまで行う。
電力制御部107は、調達余裕時間算出部106が選択した自動車3である選択自動車への充電が抑制されるように、自動車充電部108を制御する。つまり、電力制御部107は、選択自動車に、選択自動車から選択自動車とは異なる要充電自動車に充電するための電力を放電させるように自動車充電部108を制御する。電力制御部107は、さらに、電力供給部103から選択自動車に充電されるように自動車充電部108を制御する。
図2は、充電ステーション10に来訪した自動車3の車載端末の画面に表示される充電設定メニューの一例を示す図である。
車載端末は、自車の電力量情報と充電ステーション10から受信した情報を画面に表示する。例えば、ウィンドウ1101に、現在の車載バッテリ容量が15kWh、現在の充電価格が25円/kWh、充電制御利用時の充電価格が20円/kWhであることが表示されている。充電制御利用時の充電価格とは、後述する本実施の形態の電力制御による電力の貸与を他の自動車3にした場合の充電価格であり、通常の充電価格より安く設定される。
ユーザは表示された情報を参照して、充電に関わる要求を設定する。例えば、ウィンドウ1102で「充電要求量」を設定し、ウィンドウ1103で「滞在予定時間」を設定し、ウィンドウ1104で「充電制御の許可または不許可」を設定する。充電制御の許可または不許可は、後述する本実施の形態の電力制御を受けるか、受けないかを設定する項目である。ユーザは、これらのデータを設定した後、「実行」ボタン1105を押すことにより充電要求を確定する。
充電設定メニューを介して設定された、「充電要求量」、「滞在予定時間」および「充電制御の許可または不許可」を示す充電要求は、充電要求受付部101によって受け付けられる。なお、充電ステーション10に来訪した自動車3は常に充電制御を許可するのであれば、充電要求の中に「充電制御の許可または不許可」は含まれていなくても良い。つまり、充電要求は、「充電要求量」および「滞在予定時間」のみを含むものであっても良い。
なお、図2に示した充電設定メニューは、充電ステーション10に設けられた端末に表示されても良い。この場合には、ユーザは、充電ステーション10への来訪時に、当該端末を用いて車載端末の場合と同様の入力操作を行うことにより、充電要求を行う。
図3は、充電ステーション10に逐次来訪した自動車3の充電要求の例を示す。充電要求は、例えば、「到着時刻」と、「自動車識別子」と、「充電要求量」と、「滞在予定時間」とを含む。「到着時刻」は自動車3が充電ステーション10に到着した時刻である。「到着時刻」は、例えば、図2に示した充電設定メニューにおいて「実行」ボタン1105を押した時刻である。「自動車識別子」は、自動車3を識別するための識別子であり、例えば、充電用の会員識別子であっても良いし、ナンバープレートに記載された番号でも良い。「自動車識別子」は、例えば、自動車3から充電要求受付部101に自動的に送信されるものであっても良いし、ユーザが会員識別子を記録したICカードを所定端末に接触させることにより入力するものであっても良い。「充電要求量」は、当該自動車3が充電ステーション10に要求する充電量であり、例えば、図2を用いて説明したようにユーザが設定する。「滞在予定時間」は、ユーザが充電ステーション10に滞在する予定の時間であり、例えば、図2を用いて説明したようにユーザが設定する。
なお、図3の充電要求には、図2の充電設定メニューで設定した「充電制御の許可または不許可」が含まれていないが、「充電制御の許可または不許可」が含まれていても良い。
図4は、図3のような、充電ステーション10に来訪した自動車3の充電要求に応えるための充電電力(単位kW)の合計値を時系列で示したグラフである。横軸は時刻を示し、縦軸は充電電力の合計値を示す。
自動車3が来訪すると充電電力が増加し、充電が完了すると充電電力が減少する。複数の自動車3の充電電力を積算すると、図4の実線のような折れ線のグラフとなる。
実際には自動車3の充電電力は、車載バッテリの状況に合わせて充電電流を調整するので正確に水平な折れ線にはならないが、ここでは説明のために簡略化している。つまり、各自動車3の充電電力は一定値であるものとする。
図5は、図4に示した充電電力の積算値(合計値)に従って自動車3を充電した場合の、電力供給部103の電力量残量(単位kWh)を示す。横軸は時刻を示し、縦軸は電力供給部103の電力量残量を示す。電力供給部103は、発電機または電力系統網から受電した電力を、蓄電部に一旦蓄電した後、充放電部102に放電する。このため、図5は、特に、電力供給部103に含まれる蓄電部における電力量残量を実線で示している。
破線は、電力供給部103の供給可能電力量の下限値を示す。図5では、充電要求に従って充電を行うと、電力供給部103の電力量残量が、ある時点で電力供給部103の供給可能電力量を超過すること、つまり、電力供給部103の電力量残量が供給可能電力量の下限値を下回ることを示している。
ここで、本実施の形態では、電力供給部103の電力量残量が電力供給部103の供給可能電力量を超過しないようにするために、複数の要充電自動車のうちいずれかの自動車3の電力を調達するように電力制御する。つまり、車載バッテリ残量や充電時間に余裕がある自動車3の電力を一旦調達しながら、要充電自動車に充電を行う。その後、充電の需要が減ったり、電力系統網から蓄電部への電力供給量が増えたりすることなどにより電力供給部103の供給可能電力量を超過しなくなったときに、電力を調達した自動車3に充電する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の自動車充電装置1の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。
自動車充電装置1は、充電ステーション10の営業開始前などに起動され、充電ステーション10の営業終了後などに管理者の終了の入力があるまで終了しない。
(ステップS101)充電要求受付部101は、新規に来訪した自動車3の充電要求を受け付ける。充電管理部104は、当該充電要求を充電要求リストに追加する。充電要求リストは、例えば、図3に示した形式のデータである。
(ステップS102)充電要求受付部101は、充電が完了した自動車3の精算処理を行う。充電管理部104は、当該充電要求を充電要求リストから削除する。精算処理については後述する。
(ステップS103)電力量超過判定部105は、充電管理部104が管理している充電要求リストに従った充電要求の電力の積算を行う。
(ステップS104)電力量超過判定部105は、(ステップS103)で積算した充電電力で充電を行った場合の電力供給部103に蓄積されている電力量残量が、電力供給部103の供給可能電力量を超過しているか否かを判定する。電力供給部103の電力量残量が電力供給部103の供給可能電力量を超過している場合には、(ステップS107)に進む。電力供給部103の電力量残量が電力供給部103の供給可能電力量を超過していない場合には、(ステップS105)に進む。
(ステップS105)充電管理部104は、充放電部102に接続されている自動車3の充電要求に従って、自動車3に単位時間当たりの電力量の電力の充電を行う指示を充放電部102に送信する。ただし、後述する(ステップS108)で電力制御部107から調達制御の指示が出ている場合は、(ステップS105)の処理は行われず、(ステップS108)での指示に従って自動車3の電力を放電させる制御が行われる。
(ステップS106)管理者が自動車充電装置1を終了させる入力が行われている場合(ステップS106でYES)、自動車充電装置1は、処理を終了する。自動車充電装置1を終了させる入力が行われていない場合には(ステップS106でNO)、一定のタイミング(単位時間)で(ステップS101)に戻る。一定のタイミングで(ステップS101)に戻ることにより、自動車3が充電ステーション10から自由に出入りしたとしても、各時点において最適な自動車3から電力の調達を行うことができる。なお、一定のタイミングで(ステップS101)に戻るのではなく、自動車3の充電ステーション10への来訪、自動車3の充電ステーション10からの退出または自動車3への充電が完了することにより充電要求が変化した場合に、(ステップS101)に戻るようにしても良い。
(ステップS107)調達余裕時間算出部106は、接続されている各自動車3について、充電が完了してから退出するまでの予定時間である調達余裕時間を算出し、調達余裕時間の最も大きい自動車3を選択する。調達余裕時間は、滞在予定時間から、充電に必要な時間を引くことによって得られる。充電に必要な時間は、充電要求の充電要求量の電力を充電するのに必要な時間と、要充電自動車に充電するための電力の放電時間と、要充電自動車に充電するために放電したのと同じ電力量の電力の電力供給部103からの充電時間との合計時間である。充電要求の充電要求量の電力を充電するのに必要な時間は、充電要求量を単位時間当たりの充電電力で割ることによって得られる。要充電自動車に充電するための電力の放電時間と、要充電自動車に充電するために放電したのと同じ電力量の電力の電力供給部103からの充電時間とは同じ時間となる。実際には、車載バッテリの状況等に応じて、単位時間当たりの充電電力は変化する。このため、車載バッテリの状況等に応じて、充電に必要な時間を正確に求めても良い。
なお、調達余裕時間算出部106が選択する自動車3の台数は、1台に限定されるものではなく、調達余裕時間が大きいものから所定台数選択するようにしても良い。また、調達余裕時間算出部106は、電力供給部103の電力量残量が下限値を下回らなくなるまで、自動車3を選択するようしても良い。つまり、調達余裕時間算出部106は、一の自動車3から他の自動車3に電力を充電すれば電力供給部103の電力量残量が下限値を下回らなくなるまで、一の自動車3として、自動車充電部に接続されている自動車の中から、調達余裕時間が大きいものほど優先して選択するようにしても良い。
(ステップS108)電力制御部107は、(ステップS107)で選択された自動車3への充電を休止し、該自動車3に電力を放電させて調達する指示を、充電管理部104に出し、(ステップS105)に進む。充電管理部104は、指示に従い、選択された自動車3への充電を休止する。
図6のフローチャートに従って、(ステップS107)と(ステップS108)の処理は繰り返し実行され、新規の自動車3の充電ステーション10への来訪のタイミング、充電ステーション10からの自動車3の退出のタイミング、充放電部102に接続されている自動車3の充電の完了のタイミング、またはフローチャートのループに従ったタイミングで、充電を休止して電力を調達する自動車3が変更される。
図7の模式図を用いて、電力を調達する自動車3の変更について説明する。
図7(a)は、ある時点において、充電ステーション10に3台の自動車D、E、Fが接続されて充電されている状態を表している。各自動車3について、矩形全体が滞在予定時間を、斜め格子の領域701が充電中の時間を、白い領域702が調達余裕時間を、それぞれ表す。この時点においては、自動車3が3台とも充電中であり、電力供給部103の残量は下限値を超過していなかったとする。
図7(b)は、図7(a)の状態に、新たに自動車Gが来訪して、充電ステーション10に4台の自動車3が接続されている状態を表している。各自動車3について、領域703が電力調達中(放電中)の時間を表し、領域704が放電した電力と同じ電力量の電力の電力供給部103からの充電時間を表す。
自動車Gが来訪することで充電要求の電力の合計値が大きくなったことにより、現在時点で、電力供給部103の電力量残量が下限値を下回ったと仮定する。下限値を下回ったことにより、電力の調達制御が実行される。すなわち、調達余裕時間算出部106は、各自動車3について調達余裕時間を算出する。調達余裕時間算出部106は、調達余裕時間が最も長い自動車Fを選択する。電力制御部107は、選択した自動車Fの充電を休止して、自動車Fから電力の調達を開始すると共に、自動車D、EおよびGについて充電を継続して行う。自動車Fから電力の調達を開始すると、電力の調達時間と、調達した電力の再充電時間とが、徐々に調達余裕時間から減算される。このため、自動車Fの調達余裕時間は徐々に小さくなっていく。
時刻t1において、自動車Dの調達余裕時間が自動車Fの調達余裕時間より大きくなったため、電力制御部107は、自動車Dの充電を休止して、自動車Dから電力の調達を開始し、自動車Fの充電を再開する。
時刻t2において、自動車Eの充電が完了したため、電力制御部107は、自動車Dの充電を再開する。
電力の調達先の自動車3は、後に充電が再開されるので、いったん電力を他の自動車3に貸与して、後にそれを返却してもらうというように捉えることができる。
このように、常に調達余裕時間が大きい自動車3の充電を休止して、その自動車3から電力を調達することにより、充電の時間的余裕のあるユーザの自動車3の充電を後回しにし、充電の時間的余裕のないユーザを待たせることなく、全ての自動車3に不利益なく充電することが可能である。
図8は、充電が完了した自動車3についての、充電ステーション10の端末、あるいは、自動車3の車載端末における精算画面の表示例を示す。この精算画面は、図6の(ステップS102)における精算処理において表示される。精算画面には、ウィンドウ1201〜1206が表示される。
ウィンドウ1201には、図2のウィンドウ1101に表示されたのと同じ内容が表示される。つまり、現在の車載バッテリ容量、現在の充電価格、充電制御利用時の充電価格が確認のために表示されている。ただし、車載バッテリ容量は充電された分増大している。
ウィンドウ1202には、ユーザが設定した充電要求量が表示される。
ウィンドウ1203には、実際に充電された電力量が表示される。充電が正しく完了して精算処理を行う場合には、ウィンドウ1202に表示された充電要求量と同じ値となる。
ウィンドウ1204には、他の自動車3に貸与した電力量が表示される。図8では、5kWhの電力量を貸与して、後に充電されたことを表している。
ウィンドウ1205には、ユーザの支払額が表示される。充電要求量10kWhのうち、充電価格が25円/kWhの通常充電が5kWh行われ、充電価格が20円/kWhの電力貸与した分の充電が5kWh行われた。このため、支払額は、
25×5+20×5=125+100=225円
となる。
ユーザは、充電要求量の全てを通常充電で行った場合の支払額(25×10=250円)より、25円安くなることになる。このように、他の自動車3に電力を貸与した自動車3に対しては、充電管理部104から、その対価として安い充電価格に基づいた支払額を示す情報が送信される。
ユーザが、精算ボタン1206を押すことで精算処理が完了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、車載バッテリ残量や充電時間に余裕がある自動車3の電力を調達し、調達した電力で他の自動車3の充電を行うように電力制御を行う。このため、充電時間に余裕の無い自動車3への充電を優先させることができる。これにより、充電ステーション10の稼働率を高めることが可能となる。
なお、(ステップS101)と(ステップS102)の実行順序は逆でもよい。
また、充電制御の許可または不許可は、充電要求の設定時にユーザ入力を受け付けるとして説明したが、電力を調達する時点でユーザ入力を受け付けてもよい。その場合、ユーザが自動車3内にいない場合もあるので、携帯電話などの遠隔通信部によりユーザ入力を受け付けてもよい。
また、調達した電力は充電して返却すると説明したが、充電をせずにそのまま電力を売却してもよい。つまり、充電を要望しておらず、電力を放電することにより売却する自動車3が含まれていても、この発明は成り立つ。
(実施の形態2)
実施の形態1では、自動車から電力を調達して他の自動車に充電する例を説明した。これに対し、本実施の形態では、自動車から電力を調達せずに充電だけを行う簡略な設備で、充電要求が自動車充電装置の電力容量(単位kW)を超過する場合に充電を制御する例を説明する。
図9は、本実施の形態における自動車充電装置が適用された充電ステーションの構成を示す模式図兼機能ブロック図である。図9に示すように、本実施の形態の自動車充電装置2は、実施の形態1の自動車充電装置1の構成において、充放電部102を充電部301に置き換え、自動車充電制御装置100を自動車充電制御装置200に置き換え、自動車充電部108を自動車充電部208に置き換えたものである。
充電部301は、自動車3に対して電力の充電を行う。例えば、充電部301は、充電部301が有する電力ケーブルを自動車3と電気的に接続した後に、自動車3に対して電力を充電する充電処理を行う。
電力供給部103は、実施の形態1に示したものと同じである。
複数の充電部301および電力供給部103は、電力供給部103から供給される電力を複数の自動車3に同時に充電可能な自動車充電部208を構成する。各充電部301は、充電ステーション20に来訪した自動車3の駐車スペースごとに設置されている。自動車3は、駐車スペースに駐車している間は、充電部301に接続されているものとする。
自動車充電制御装置200は、上述の自動車充電部208を制御する装置であり、充電要求受付部101と、充電管理部104と、電力超過判定部201と、休止余裕時間算出部202と、電力制御部207とを含む。
充電要求受付部101および充電管理部104は、実施の形態1の自動車充電制御装置100が備える充電要求受付部101および充電管理部104と同様の処理を行う。このため、その詳細な説明はここでは繰り返さない。
電力超過判定部201は、複数の要充電自動車の充電要求を全て満たすと仮定した場合に、自動車充電部208の設備容量が所定の設備容量を超過するか否かを判定する。具体的には、電力超過判定部201は、全ての複数の要充電自動車に同時に充電を行ったと仮定した場合の、自動車充電部208を流れる電力の合計値が所定の上限値よりも大きい場合には、自動車充電部208の設備容量が所定の設備容量を超過すると判定し、合計値が所定の上限値以下の場合には、自動車充電部208の設備容量が所定の設備容量を超過しないと判定する。
休止余裕時間算出部202は、充電が完了してから充電ステーション20より退出するまでの予定時間である休止余裕時間(余裕時間)を算出し、算出した休止余裕時間に従って自動車3を選択する。つまり、休止余裕時間算出部202は、自動車充電部208の設備容量が所定の設備容量を超過すると判定された場合、自動車充電部に接続されている自動車の中から、休止余裕時間が大きいものほど優先して少なくとも1台の自動車3を選択する。具体的には、休止余裕時間算出部202は、自動車充電部208の設備容量が所定の設備容量を超過すると判定された場合、つまり自動車充電部208を流れる電力の合計値が所定の上限値よりも大きい場合に、ある自動車3への充電を一時的に休止すれば自動車充電部208の設備容量が所定の設備容量を超過しなくなるまで、ある自動車3として、自動車充電部に接続されている自動車の中から、休止余裕時間が大きいものほど優先して選択する。
電力制御部207は、休止余裕時間算出部202が選択した自動車3への充電が一時的に休止されるように自動車充電部208を制御する。
充電ステーション20に来訪した自動車3の車載端末の画面に表示される充電設定メニューは、実施の形態1で図2を用いて説明した通りである。
また、充電ステーション20に逐次来訪した自動車3の充電要求の例は、実施の形態1で図3を用いて説明した通りである。
図10は、来訪した自動車3の充電要求に応えるための充電電力(単位kW)の合計値を時系列に示したグラフである。
図10は、図4の充電電力の合計値を時系列で示したグラフに、自動車充電部208を流れる電力の合計値の上限値(自動車充電装置2の電力容量)を書き加えたものである。図10は、充電要求に従った充電電力を積算すると、ある時点で電力容量を超過する場合があることを示している。
本実施の形態では、説明の簡単化のために、各自動車3の充電電力は等しく、一定値であるものとする。ただし、自動車3ごとに充電電力が異なっていても良い。また、同じ自動車3に対しても充電開始時には徐々に充電電力を大きくし、充電終了時には徐々に充電電力を小さくするなどのように、時間によって充電電力を変化させても良い。
ここで、本実施の形態では、充電電力の合計値が電力容量を超過しないように、充電電力を抑制するように制御する。つまり、充電電力の合計値が電力容量を超過する場合に、全ての自動車3に対して充電電力を均等に抑制するのではなく、自動車3に優先順位を付ける。これにより、優先順位の高い自動車3を先に充電し、優先順位の低い自動車3には、充電要求の電力の合計値が電力容量を超過しなくなるまで充電を休止する。このような制御を行うことにより、図10のグラフにおいて破線1000で示すように、電力合計値が電力容量を超えないように制御されると共に、電力容量を超えていた部分の電力量の電力が後回しされて充電される。このときに、ユーザに不利益が生じないように、休止余裕時間に基づいて、優先順位を決定する。つまり、休止余裕時間が大きいものほど充電が後回しにされるように優先順位を決定する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の自動車充電装置2の動作を図11のフローチャートを用いて説明する。
自動車充電装置2は、充電ステーション20の営業開始前などに起動され、充電ステーション20の営業終了後などに管理者の終了の入力があるまで終了しない。
(ステップS101)から(ステップS103)までと、(ステップS105)および(ステップS106)の処理は、実施の形態2と同様なので説明を省略する。
(ステップS201)電力超過判定部201は、(ステップS103)で算出した充電電力の合計値(積算値)が自動車充電装置2の電力容量を超過しているか否かを判断する。上記合計値が上記電力容量を超過している場合には、(ステップS202)に進み、超過していない場合には、(ステップS105)に進む。
(ステップS202)休止余裕時間算出部202は、接続されている各自動車3について、充電が完了してから退出するまでの予定時間である休止余裕時間を算出し、休止余裕時間の最も大きい自動車3を選択する。休止余裕時間は、滞在予定時間から、充電に必要な時間を引くことによって得られる。充電に必要な時間とは、充電要求の充電量の電力を充電するのに必要な時間と、充電の一時的な休止時間との合計時間である。充電要求の充電量の電力を充電するのに必要な時間は、充電要求量を単位時間当たりの充電電力で割ることによって得られる。
(ステップS203)電力制御部107は、(ステップS202)で選択された自動車3への充電を休止する指示を充電管理部104に出力し、(ステップS105)に進む。充電管理部104は、指示に従い、選択された自動車3への充電を休止する。
図11のフローチャートに従って(ステップS202)と(ステップS203)の処理は繰り返され、新規の自動車3の充電ステーション20への来訪のタイミング、充電ステーション20からの自動車3の退出のタイミング、充電部301に接続されている自動車3の充電の完了のタイミング、またはフローチャートのループに従ったタイミングで、充電を休止する自動車3が変更される。
図12の模式図を用いて、休止する自動車3の変更について説明する。自動車充電装置2は、同時に3台まで自動車3の充電が可能として説明する。
図12(a)は、ある時点において、充電ステーション20に3台の自動車D、E、Fが接続されている状態を表している。各自動車3について、矩形全体が滞在予定時間を、斜め格子の領域1401が充電中の時間を、白い領域1402が休止余裕時間を、それぞれ表す。現時点では3台とも充電中であり、充電電力の合計値は、自動車充電装置2の電力容量を超過していない。
図12(b)を用いて、図12(a)の状態に、新たに自動車Gが来訪した場合について説明する。自動車Gの来訪によって、充電要求を持つ自動車3が4台となり自動車充電装置2の電力容量を超過したため、充電電力の制御が行われる。すなわち、休止余裕時間算出部202は、各自動車3について休止余裕時間を算出する。休止余裕時間算出部202は、休止余裕時間が最も長い自動車Fを選択する。電力制御部207は、選択した自動車Fについて充電を休止し、自動車D、EおよびGについて充電を行う。休止時間は、領域1403で示される。自動車Fの充電を休止させると、自動車Fの充電休止時間が徐々に休止余裕時間から減算される。このため、自動車Fの休止余裕時間は徐々に小さくなっていく。
時刻t1において、自動車Dの休止余裕時間が自動車Fの休止余裕時間より大きくなったため、電力制御部207は、自動車Dの充電を休止し、自動車Fの充電を再開する。
時刻t2において、自動車Eの充電が完了したため、電力制御部207は、自動車Dの充電を再開する。
このように、常に休止余裕時間が大きい自動車3の充電を休止することにより、充電の時間的余裕のあるユーザの自動車3の充電を後回しにし、充電の時間的余裕のないユーザを待たせることなく、全ての自動車3に不利益なく充電することが可能である。
充電が完了した自動車3についての、充電ステーション20の端末、あるいは、自動車3の車載端末における精算画面の表示例は、実施の形態1において図8を用いて説明したのと同様である。
実施と形態2と実施の形態1の差異は、充電ステーション20の電力の運用の方式の差異であるので、ユーザにとっての効果は同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、充電の時間的余裕がある自動車3の優先順位を下げ、充電の時間的余裕のない自動車3の充電を優先して行う。これにより、充電ステーション20の稼働率を高めることが可能となる。
(実施の形態2の変形例)
実施の形態2では、充電を休止させることで充電の抑制を行ったが、充電電力を通常の充電時よりも減らすことにより充電の抑制を行っても良い。
例えば、休止余裕時間算出部202は、充電電力の合計値が電力容量を超過した場合に、休止余裕時間が大きいものから2台の自動車3を選択するようにしても良い。
また、電力制御部207は、休止余裕時間算出部202が選択した2台の自動車3の充電電力を通常時に比べ半分にして充電を行うための制御を行う。これにより、1台分の電力で2台の自動車3に充電を行うことができる。
図13の模式図を用いて、充電電力を半分にする自動車3の変更について説明する。
図13(a)は、図12(a)と同じである。このため、その詳細な説明は繰り返さない。
図13(b)を用いて、図13(a)の状態に、新たに自動車Gが来訪した場合について説明する。自動車Gの来訪によって、充電要求を持つ自動車3が4台となり自動車充電装置2の電力容量を超過したため、充電電力の制御が行われる。すなわち、休止余裕時間算出部202は、各自動車3について休止余裕時間を算出する。休止余裕時間算出部202は、休止余裕時間が大きいものから2台の自動車F、Dを選択する。電力制御部207は、選択した自動車F、Dについて充電電力を半分にし、自動車EおよびGについて充電を行う。充電電力が抑制されている時間は、領域1404で示される。自動車F、Dの充電電力を半分にしていることより、3台分の充電電力で4台の自動車3に充電を行うことができる。このため、充電電力の合計値は自動車充電装置2の電力容量を超過しなくなる。なお、自動車F、Dの充電を抑制すると、自動車F、Dの充電抑制時間が徐々に休止余裕時間から減算される。このため、自動車Fの休止余裕時間は徐々に小さくなっていく。
時刻t1において、自動車Eの充電が完了したため、自動車Fの充電抑制が解除され、通常の電力で自動車G、F、Dに充電が行われる。
このため、本変形例によると、充電の時間的余裕がある自動車3の充電を休止せずに抑制することにより、充電ステーション20の稼働率を高めることが可能となる。
以上、本発明に係る自動車充電制御装置について、実施の形態1および2に基づいて説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、図2に示した充電設定メニューにおいて、「充電要求量」と共に、または「充電要求量」の代わりに、充電のための「支払額」が表示されていても良い。ユーザが「支払額」を設定した場合には、「支払額」を現在の充電価格(例えば、25円/kWh)で除することにより、「支払額」に相当する「充電要求量」を車載端末が計算しても良い。
また、図2に示した充電設定メニューにおいて、「充電要求量」と共に、または「充電要求量」の代わりに、車載バッテリに電力が満杯になるまで充電を行う「満充電」ボタンが表示されていても良い。ユーザが「満充電」ボタンを押した場合には、車載端末が車載バッテリの蓄積可能電力量から現在蓄積されている電力量を減算することにより「充電要求量」を計算しても良い。
なお、上述の実施の形態に係る自動車充電制御装置は、コンピュータにより実現することも可能である。
図14は、自動車充電制御装置を実現するコンピュータシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
自動車充電制御装置は、コンピュータ34と、コンピュータ34に指示を与えるためのキーボード36およびマウス38と、コンピュータ34の演算結果等の情報を提示するためのディスプレイ32と、コンピュータ34で実行されるプログラムを読み取るためのCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)装置40および通信モデム(図示せず)とを含む。
自動車充電制御装置が行う処理であるプログラムは、コンピュータで読取可能な記録媒体であるCD−ROM42に記憶され、CD−ROM装置40で読み取られる。または、コンピュータネットワークを通じて通信モデム52で読み取られる。
コンピュータ34は、CPU(Central Processing Unit)44と、ROM(Read Only Memory)46と、RAM(Random Access Memory)48と、ハードディスク50と、通信モデム52と、バス54とを含む。
CPU44は、CD−ROM装置40または通信モデム52を介して読み取られたプログラムを実行する。ROM46は、コンピュータ34の動作に必要なプログラムやデータを記憶する。RAM48は、プログラム実行時のパラメータなどのデータを記憶する。ハードディスク50は、プログラムやデータなどを記憶する。通信モデム52は、コンピュータネットワークを介して他のコンピュータとの通信を行う。バス54は、CPU44、ROM46、RAM48、ハードディスク50、通信モデム52、ディスプレイ32、キーボード36、マウス38およびCD−ROM装置40を相互に接続する。
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしても良い。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
さらにまた、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしても良い。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしても良い。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしても良い。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしても良い。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしても良いし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしても良い。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc(登録商標))、半導体メモリなどに記録したものとしても良い。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしても良い。
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしても良い。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしても良い。
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、または上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしても良い。
さらに、上記実施の形態および上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る自動車充電制御装置は、充電ステーションの設備容量を超過せずにユーザの利益を損なうことなく複数の自動車の充電を効率的に行う機能を有し、充電ステーション用の自動車充電制御装置等として有用である。
1、2 自動車充電装置
3 自動車
10、20 充電ステーション
101 充電要求受付部
102 充放電部
103 電力供給部
104 充電管理部
105 電力量超過判定部
106 調達余裕時間算出部
107、207 電力制御部
201 電力超過判定部
202 休止余裕時間算出部
301 充電部

Claims (14)

  1. 電力供給部から供給される電力を複数の自動車に同時に充電可能な自動車充電部を制御する自動車充電制御装置であって、
    前記自動車充電部を備える駐車施設に滞在し、かつ前記駐車施設に滞在中は前記自動車充電部に接続されている充電対象の自動車である複数の要充電自動車の充電要求を全て満たすと仮定した場合に、前記自動車充電部の設備容量が所定の設備容量を超過するか否かを判定する設備容量超過判定部と、
    前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、充電が完了してから前記駐車施設より退出するまでの予定時間である余裕時間が大きいものほど優先して少なくとも1台の自動車を選択する自動車選択部と、
    前記自動車選択部が選択した自動車である選択自動車への充電が抑制されるように、前記自動車充電部を制御する電力制御部と
    を備える自動車充電制御装置。
  2. 前記設備容量超過判定部は、前記複数の要充電自動車の充電要求を全て満たすと仮定した場合に、前記自動車充電部の設備容量としての前記電力供給部の電力供給能力が所定の設備容量を超過するか否かを判定し、
    前記自動車選択部は、前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、前記余裕時間が大きいものほど優先して少なくとも1台の自動車を選択し、
    前記電力制御部は、前記選択自動車に、前記選択自動車とは異なる要充電自動車に充電するための電力を放電させるように前記自動車充電部を制御する
    請求項1に記載の自動車充電制御装置。
  3. 前記自動車選択部は、前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、一の自動車から他の自動車に電力を充電すれば前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過しなくなるまで、前記一の自動車として、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、前記余裕時間が大きいものほど優先して選択する
    請求項2に記載に自動車充電制御装置。
  4. 前記設備容量超過判定部は、前記電力供給部から自動車に対して供給可能な電力量から、全ての前記複数の要充電自動車に同時に充電を行ったと仮定した場合の充電に必要な電力量を減算した値が、所定の下限値未満となる場合には、前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過すると判定し、前記減算した値が前記所定の下限値以上となる場合には、前記電力供給部の電力供給能力が前記所定の設備容量を超過しないと判定する
    請求項2または3に記載の自動車充電制御装置。
  5. 前記電力制御部は、さらに、前記電力供給部から前記選択自動車に充電されるように前記自動車充電部を制御する
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の自動車充電制御装置。
  6. さらに、
    要充電自動車から、充電要求量および前記駐車施設における滞在予定時間を含む前記充電要求を受け付ける充電要求受付部を備え、
    前記余裕時間は、前記滞在予定時間から、前記充電要求の充電要求量の電力を充電するのに必要な時間と、要充電自動車に充電するための電力の放電時間と、要充電自動車に充電するために放電したのと同じ電力量の電力の前記電力供給部からの充電時間とを減算した時間である
    請求項5に記載の自動車充電制御装置。
  7. 前記自動車選択部は、前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、ある自動車への充電を抑制すれば前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過しなくなるまで、前記ある自動車として、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、前記余裕時間が大きいものほど優先して選択する
    請求項1に記載に自動車充電制御装置。
  8. 前記設備容量超過判定部は、全ての前記複数の要充電自動車に同時に充電を行ったと仮定した場合の、前記自動車充電部を流れる電力の合計値が所定の上限値よりも大きい場合には、前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過すると判定し、前記合計値が前記所定の上限値以下の場合には、前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過しないと判定する
    請求項1または7に記載の自動車充電制御装置。
  9. 前記電力制御部は、前記選択自動車への充電の抑制として、前記選択自動車への充電が一時的に休止されるように前記自動車充電部を制御する
    請求項1、7および8のいずれか1項に記載の自動車充電制御装置。
  10. さらに、
    要充電自動車から、充電要求量および前記駐車施設における滞在予定時間を含む前記充電要求を受け付ける充電要求受付部を備え、
    前記余裕時間は、前記滞在予定時間から、前記充電要求の充電要求量の電力を充電するのに必要な時間と、充電の一時的な休止時間とを減算した時間である
    請求項9に記載の自動車充電制御装置。
  11. 前記自動車選択部は、自動車の前記駐車施設への来訪、自動車の前記駐車施設からの退出または自動車への充電が完了することにより前記充電要求が変化した場合に、前記選択自動車を再度選択する
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の自動車充電制御装置。
  12. さらに、
    充電が抑制された前記選択自動車に対して、所定の取引の優遇措置を示す情報を送信する充電管理部を備える
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の自動車充電制御装置。
  13. 電力供給部から供給される電力を複数の自動車に同時に充電可能な自動車充電部を制御する自動車充電制御方法であって、
    前記自動車充電部を備える駐車施設に滞在し、かつ前記駐車施設に滞在中は前記自動車充電部に接続されている充電対象の自動車である複数の要充電自動車の充電要求を全て満たすと仮定した場合に、前記自動車充電部の設備容量が所定の設備容量を超過するか否かを判定するステップと、
    前記自動車充電部の設備容量が前記所定の設備容量を超過すると判定された場合に、前記自動車充電部に接続されている自動車の中から、充電が完了してから前記駐車施設より退出するまでの予定時間である余裕時間が大きいものほど優先して少なくとも1台の自動車を選択するステップと、
    前記選択するステップにおいて選択された自動車である選択自動車への充電が抑制されるように、前記自動車充電部を制御するステップと
    を含む自動車充電制御方法。
  14. 請求項13に記載の自動車充電制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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