JP2013056832A - ストリゴラクトン生合成阻害剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】植物の枝分かれなどを制御している植物ホルモンであるストリゴラクトンに対する生合成阻害剤を提供する。
【解決手段】式(I)(R1はアルキル基、アルケニル基、又はアリール基;R2及びR3は水酸基及び水素原子の組み合わせ、又はR2とR3が一緒になってオキソ基;nは2〜6の整数;R4は水素原子、又はハロゲン原子を示す)で表される化合物を含むストリゴラクトン生合成阻害剤。
【選択図】なし
【解決手段】式(I)(R1はアルキル基、アルケニル基、又はアリール基;R2及びR3は水酸基及び水素原子の組み合わせ、又はR2とR3が一緒になってオキソ基;nは2〜6の整数;R4は水素原子、又はハロゲン原子を示す)で表される化合物を含むストリゴラクトン生合成阻害剤。
【選択図】なし
Description
本発明は植物の枝分かれなどを制御している植物ホルモンであるストリゴラクトンに対する生合成阻害剤に関する。
ストリゴラクトン類は、根寄生植物であるStrigaとOrobancheの種子発芽を促進して、作物への寄生雑草の寄生を増大する作用、及び共生菌であるアーバスキュラー菌根菌(AM菌)の菌糸分岐を誘導してリンや水分の吸収を促進する作用を有する植物生理活性物質として知られている。最近、このストリゴラクトン類やその代謝物が植物の枝分かれを制御する植物ホルモンであることが示唆されており、正常な栄養生長とその後の生殖生長を行うための制御を担う物質として注目されている。
ストリゴラクトンはカロテノイド酸化開裂酵素(CCD7及びCCD8)及びシトクロムP450モノオキシゲナーゼにより生合成されること、並びにF-boxタンパク質がそのシグナル伝達に関与することが知られているが(Nature, 455, pp.189-194, 2008; Nature, 455, pp.195-200, 2008; 「植物の枝分かれを制御する新しいホルモンを発見」、2008年8月11日、独立行政法人理化学研究所プレスリリース)、枝分かれを制御する機構についてはほとんど解明されていない。ストリゴラクトンとしては、ストリゴール(strigol)、ソルゴモール(sorgomol)、5-デオキシストリゴール(5-deoxystrigol)、及びオロバンコール(orbanchol)が知られており、合成ストリゴラクトンとしてGR24が知られている(Nature, 455, pp.195-200, 2008)。
ストリゴラクトン類に対して生合成阻害作用を有する物質としては、アバミン(abamine: N-[3-3,4-ジメトキシフェニル]-2-プロペニル)-N-(4-フルオロベンジル)グリシンメチルエステル)がソルガムにおいて5-デオキシストリゴールとソルゴモール分泌量を減少させ、イネにおいても5-デオキシストリゴール分泌量を減少させることが報告されている(植物化学調節学会第44回大会, 演題番号62, 2009年)。また、ブラシノステロイド生合成酵素阻害剤やアブシジン酸生合成酵素阻害剤のなかにはストリゴラクトン生合成阻害作用を有する化合物が含まれている可能性が示唆されており、実際にいくつかの化合物(化学構造は明らかにされていない)においてイネに対する分げつ異常を引き起こすこと、及びその分げつ異常はGR24と共処理することで回復することが報告されている(日本農芸化学会2009年度大会、演題番号2P0196B)。
Nature, 455, pp.189-194, 2008
Nature, 455, pp.195-200, 2008
「植物の枝分かれを制御する新しいホルモンを発見」、2008年8月11日、独立行政法人理化学研究所プレスリリース
植物化学調節学会第44回大会, 演題番号62, 2009年
日本農芸化学会2009年度大会、演題番号2P0196B
本発明の課題は、植物の枝分かれなどを制御している植物ホルモンであるストリゴラクトンに対する生合成阻害剤を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、下記の一般式(I)で表される化合物が植物に対して茎を増やす作用(分げつ作用)を有しており、その作用がストリゴラクトン生合成阻害作用であることを見出した。本発明は上記の知見を基にして完成されたものである。
すなわち、本発明により、下記の一般式(I):
(式中、R1はアルキル基、アルケニル基、又はアリール基を示し;R2及びR3は水酸基及び水素原子の組み合わせを示すか、又はR2とR3が一緒になってオキソ基を示し;nは2〜6の整数を示し;R4は水素原子を示すか、又はベンゼン環上の任意の位置に存在する1個又は2個のハロゲン原子を示す)で表される化合物又はその塩を含むストリゴラクトン生合成阻害剤が提供される。
この発明の好ましい態様によれば、R1がアルキル基又はフェニル基であり、nが3〜5の整数である上記のストリゴラクトン生合成阻害剤;R1が炭素原子数3〜5個の分枝鎖アルキル基又はフェニル基であり、nが3又は4である上記のストリゴラクトン生合成阻害剤;R4が水素原子であるか、又はフッ素原子及び塩素原子からなる群から選ばれる1個又は2個の置換基である上記のストリゴラクトン生合成阻害剤が提供される。
また、本発明により、上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含む植物の枝分かれ増加剤;上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含むイネ科植物の分げつ促進剤;上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含む花数増加剤;上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含む寄生雑草の発芽防止剤が提供される。
さらに別の観点からは、植物においてストリゴラクトンの生合成を阻害する方法であって、上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を植物に適用する工程を含む方法;植物の枝分かれを増加する方法であって、上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を植物に適用する工程を含む方法;イネ科植物において分げつを促進する方法であって、上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩をイネ科植物に適用する工程を含む方法;開花植物の花の数を枝分かれにより増加させる方法であって、上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を植物に適用する工程を含む方法;寄生雑草の発芽を防止する方法であって、上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を植物に適用する工程を含む方法が提供される。
また、本発明により、上記一般式(I)(R1はアルキル基、アルケニル基、又はアリール基を示し;R2及びR3は水酸基及び水素原子の組み合わせを示すか、又はR2とR3が一緒になってオキソ基を示し;nは2〜6の整数を示し;R4は水素原子を示すか、又はベンゼン環上の任意の位置に存在する1個又は2個のハロゲン原子を示すが、R2及びR3は水酸基及び水素原子の組み合わせを示す場合にはR1はアルキル基又はアルケニル基を示す)で表される化合物又はその塩が提供される。
一般式(I)で表される化合物又はその塩は植物におけるストリゴラクトンの生合成を阻害する作用を有しており、例えば植物の枝分かれを増加させ、イネ科植物においては分げつを促進することにより、植物、特にイネやサトウキビにおけるバイオマスを増加させることができる。また、開花植物においては枝分かれを増加させることにより花数を増加させることもできるので園芸分野においても有用である。さらに、寄生雑草に対しては発芽防止作用を有することから、寄生植物の作物への寄生を抑制することができ、作物収量を増大させることができる。
本明細書において、「ストリゴラクトン」の用語はカロテノイド酸化開裂酵素(CCD7及びCCD8)及びシトクロムP450モノオキシゲナーゼにより生合成され、植物の枝分かれを制御する作用を有する植物ホルモンを意味しているが、その詳細についてはNature, 455, pp.189-194, 2008及び Nature, 455, pp.195-200, 2008に説明されている。本発明の阻害剤の対象となるストリゴラクトンとしては天然由来のストリゴラクトン(例えばストリゴール、ソルゴモール、5-デオキシストリゴール、及びオロバンコールなど)のほか、非天然のストリゴラクトン(例えばGR24など)が挙げられるが、これらに限定されることはない。
R1が示すアルキル基は直鎖状、分枝鎖状、環状、又はそれらの組み合わせのいずれでもよいが、好ましくは分枝鎖状アルキルを用いることができる。アルキル基の炭素数は、例えば1〜6個程度であり、好ましくは3〜6個、より好ましくは4又は5個である。アルキル基としては、例えばイソプロピル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基などが好ましい例として挙げられる。これらのうちtert-ブチル基が特に好ましい。
R1が示すアルケニル基は直鎖状、分枝鎖状、環状、又はそれらの組み合わせのいずれでもよいが、好ましくは分枝鎖状アルケニルを用いることができる。アルケニル基の炭素数は、例えば2〜6個程度であり、好ましくは3〜6個、より好ましくは4又は5個である。R1が示すアリール基としては、例えばフェニル基又はナフチル基などが挙げられるが、好ましくはフェニル基を用いることができる。R1が示すアリール基の環上の任意の位置には、例えば、アルキル基、アルコキシ基、水酸基、アミノ基、カルボキシル基などの置換基が1個又は2個以上存在していてもよいが、無置換のアリール基であってもよい。
R2及びR3が水酸基及び水素原子の組み合わせを示す場合には、R1はアルキル基又はアルケニル基であることが好ましく、R1がアルキル基であることがより好ましく、R1が分枝鎖アルキル基であることがさらに好ましく、R1が炭素原子数4又は5の分枝鎖アルキル基であることが特に好ましい。nは2〜6の整数を示すが、好ましくは3又は4である。
R4が示すハロゲン原子はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子のいずれであってもよいが、好ましくはフッ素原子又は塩素原子である。R4がハロゲン原子を示す場合には、フッ素原子及び塩素原子からなる群から選ばれる1個又は2個のハロゲン原子であることが好ましい。ハロゲン原子の置換位置は特に限定されず、任意の位置に置換可能である。R4が2個のハロゲン原子を示す場合には、それらのハロゲン原子は同一でも異なっていてもよい。
上記式(I)で表される化合物は少なくとも1個の不斉炭素を有しており、置換基の種類に応じてさらに1個又は2個以上の不斉炭素を有する場合があるが、これらの不斉炭素に基づく純粋な形態の光学活性体又はジアステレオ異性体のほか、任意の異性体混合物(例えば、2種以上のジアステレオ異性体の混合物)又はラセミ体などを本発明の阻害剤の有効成分として用いてもよい。
また、上記式(I)で表される化合物は酸付加塩を形成することができ、置換基の種類に応じて酸付加塩を形成することもある。塩の種類は特に限定されず、塩酸、硫酸などの鉱酸類との塩、p-トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、酒石酸などの有機酸類との塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩などの金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミンなどの有機アミンとの塩、グリシンなどのアミノ酸との塩を挙げることができる。さらに、上記式(I)で表される化合物又はその塩は水和物又は溶媒和物として存在することもあるが、これらの物質を本発明の阻害剤の有効成分として用いてもよい。
上記一般式(I)で表される化合物において、R2及びR3が水酸基及び水素原子の組み合わせを示す場合にR1はアルキル基又はアルケニル基である化合物は新規化合物である。この化合物の任意の塩のほか、この化合物又はその塩の任意の水和物又は溶媒和物が本発明の範囲に包含されることは言うまでもない。
本発明の阻害剤の有効成分として好ましい化合物としては、例えば、
2,2-ジメチル-7-フェノキシ-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(MA40);
2,2-ジメチル-7-フェノキシ-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(MA39);
5-フェノキシ-1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ペンタン-1-オール(MA32);
7-(4-フルオロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(SI-13);
2,2-ジメチル-8-フェノキシ-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)オクタン-3-オン(SI-14);
7-(4-フルオロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(SI-15);
7-(2,4-ジクロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(SI-16);
7-(2-クロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(SI-17);
2,2-ジメチル-8-フェノキシ-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)オクタン-3-オール(SI-18);
7-(3-クロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(SI-19);
7-(2,4-ジクロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(SI-21);
7-(2-クロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(SI-22);
7-(3-クロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(SI-23);
5-フェノキシ-1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ペンタン-1-オン(SI-24);及び
6-フェノキシ-1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘキサン-1-オン(SI-29);
を挙げることができるが、これらに限定されることはない。これらのうち、MA-32、MA-39、MA-40、SI-15、SI-18、SI-21、SI-22、SI23、及びSI-24がより好ましく、特に好ましいのはMA-39、SI-18、SI-21、SI-23、及びSI-24である。
2,2-ジメチル-7-フェノキシ-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(MA40);
2,2-ジメチル-7-フェノキシ-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(MA39);
5-フェノキシ-1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ペンタン-1-オール(MA32);
7-(4-フルオロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(SI-13);
2,2-ジメチル-8-フェノキシ-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)オクタン-3-オン(SI-14);
7-(4-フルオロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(SI-15);
7-(2,4-ジクロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(SI-16);
7-(2-クロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(SI-17);
2,2-ジメチル-8-フェノキシ-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)オクタン-3-オール(SI-18);
7-(3-クロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オン(SI-19);
7-(2,4-ジクロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(SI-21);
7-(2-クロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(SI-22);
7-(3-クロロフェノキシ)-2,2-ジメチル-4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘプタン-3-オール(SI-23);
5-フェノキシ-1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ペンタン-1-オン(SI-24);及び
6-フェノキシ-1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘキサン-1-オン(SI-29);
を挙げることができるが、これらに限定されることはない。これらのうち、MA-32、MA-39、MA-40、SI-15、SI-18、SI-21、SI-22、SI23、及びSI-24がより好ましく、特に好ましいのはMA-39、SI-18、SI-21、SI-23、及びSI-24である。
一般式(I)で表される化合物又はその塩は植物におけるストリゴラクトンの生合成を阻害する作用を有しており、例えば植物の枝分かれを増加させる目的で植物に適用することができる。また、一般式(I)で表される化合物又はその塩はイネ科植物においては分げつを促進することができる。本明細書において「分げつ」の用語は、イネ科作物において根に近い茎の関節から側枝が発生して成長することを意味するが、この用語をいかなる意味においても限定的に解釈してはならず、最も広義に解釈しなければならない。従って、本発明の阻害剤をイネやサトウキビに適用することにより、枝分かれによるバイオマス増加を達成することができる。
また、一般式(I)で表される化合物又はその塩は開花植物においては枝分かれを増加させることにより花数を増加させることができるので、農園芸用の花数増加剤として適用することが可能である。適用対象である開花植物は特に限定されず、イネや果樹などの農作物のほか、チューリップやバラなどの園芸植物など任意の開花植物に適用することができる。
さらに、ストリゴラクトン類は根寄生植物であるStriga及びOrobancheの種子発芽を促進して作物への寄生雑草の寄生を増大するが、一般式(I)で表される化合物又はその塩を用いてストリゴラクトンの生合成を阻害することにより、寄生雑草、好ましくはStriga及びOrobancheなどの寄生雑草の発芽を防止し、寄生植物の作物への寄生を抑制して作物収量を増大させることができる。
本発明の阻害剤は、例えば、当業界で周知の製剤用添加物を用いて、農薬用組成物として調製することができる。農薬用組成物の形態は特に限定されず、当業界で利用可能な形態であればいかなる形態を採用してもよい。例えば、乳剤、液剤、油剤、水溶剤、水和剤、フロアブル、粉剤、微粒剤、粒剤、エアゾール、くん蒸剤、又はペースト剤などの形態の組成物を用いることができる。農薬用組成物の製造方法も特に限定されず、当業者に利用可能な方法を適宜採用することができる。本発明の阻害剤の有効成分としては、上記式(I)で表される化合物またはその塩の2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、適用目的に応じて、殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤、除草剤などの他の農薬の有効成分を配合してもよい。本発明の阻害剤の適用方法及び適用量は、適用目的、剤型、適用場所などの条件に応じて当業者が適宜選択可能である。例えばイネなどに対しては0.1μM〜50μM程度、好ましくは0.5〜20μM程度を選択することができるが、適用量は上記の特定の範囲に限定されることはない。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定されることはない。
例1:6-フェノキシ-1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘキサン-1-オンの製造
アセトフェノン(6.5 g)をジエチルエーテル(10 mL)に溶解し、塩化アルミニウム(触媒量)を加えた。撹拌しながら氷冷下にて臭素(5.0 g)を徐々に加え、添加後30分間室温で撹拌した。水を加え反応を停止後、酢酸エチルで3回抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、粗2-ブロモ-1-フェニルエタノン混合物(9.5 g)を得た。
例1:6-フェノキシ-1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘキサン-1-オンの製造
アセトフェノン(6.5 g)をジエチルエーテル(10 mL)に溶解し、塩化アルミニウム(触媒量)を加えた。撹拌しながら氷冷下にて臭素(5.0 g)を徐々に加え、添加後30分間室温で撹拌した。水を加え反応を停止後、酢酸エチルで3回抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、粗2-ブロモ-1-フェニルエタノン混合物(9.5 g)を得た。
得られた2-ブロモ-1-フェニルエタノン混合物(8.0 g)をアセトン(20 mL)に溶解し、炭酸カリウム(8.0 g)、1,2,4-トリアゾール(3.5 g)を加えた。室温にて一晩撹拌した後、水を加え反応を停止した。酢酸エチルで3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮液の分離はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2)にて分離し1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)エタノンの白色結晶6.0 g(70.0%)を得た。
1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)エタノン(1.3 g)をジメチルホルムアミド(4 mL)に溶解し、水素化ナトリウム(400 mg)を加え、窒素気流下、室温で30分間撹拌した。(4-クロロブトキシ)ベンゼン(1.85 g)を4 mLのジメチルホルムアミドに溶解して加えた。室温にて一晩撹拌した後、水を加え反応を停止した。酢酸エチルで3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮液の分離はシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて分離し、再結晶を行い6-フェノキシ-1-フェニル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ヘキサン-1-オンの白色結晶294 mg(12.7 %)を得た。
1H NMR (CDCl3) 1.43-1.61 (2H, m), 1.75-1.90 (2H, m), 2.15-2.36 (2H, m), 3.92 (2H, t J=6.3Hz), 6.09 (1H, dd J=4.8, 10.3Hz), 6.83 (2H, d J=9.0Hz), 6.93 (1H, t J=6.8Hz), 7.26 (2H, t J=8.0Hz), 7.51 (2H, t J=6.5Hz), 7.63 (1H, t J=6.5Hz), 7.95 (1H, s), 7.99(2H, d J=8.3Hz), 8.38 (1H, s)
1H NMR (CDCl3) 1.43-1.61 (2H, m), 1.75-1.90 (2H, m), 2.15-2.36 (2H, m), 3.92 (2H, t J=6.3Hz), 6.09 (1H, dd J=4.8, 10.3Hz), 6.83 (2H, d J=9.0Hz), 6.93 (1H, t J=6.8Hz), 7.26 (2H, t J=8.0Hz), 7.51 (2H, t J=6.5Hz), 7.63 (1H, t J=6.5Hz), 7.95 (1H, s), 7.99(2H, d J=8.3Hz), 8.38 (1H, s)
同様にして以下の表1の化合物を製造した。MA32は文献記載の方法で製造した。
例2:ストリゴラクトン阻害作用
(A)方法
(i)イネの生育方法
イネ種子(シオカリ)に滅菌溶液I(2.5 %次亜塩素酸ナトリウム、0.01 % Tween-20) を加え、室温にて15分間震盪した。滅菌溶液Iを捨て、滅菌溶液II(2.5 %次亜塩素酸ナトリウム) を加え、室温にて15分間震盪した。クリーンベンチ内にて滅菌溶液IIを捨て、滅菌水で種子を5回洗浄し、暗所、25℃にて2日間静置した。2日後、イネ水耕用寒天培地に発芽種子を移植し、明期16時間、暗期8時間、25℃で6日間静置した。容量12 mLの褐色バイアル瓶にイネ水耕用培地を12 mL加え、寒天培地よりイネを移植し、明期16時間、暗期8時間、25℃で6日間静置した。途中、4日目にイネ水耕用培地を5 mLずつ補充した。イネ水耕用培地を化合物含有水耕用培地と交換し、24時間25℃で静置した。水耕液はそのまま回収し、根は重量を測定後アセトンに浸した状態で4℃にて保存した。
(ii)イネ水耕液の精製
イネ水耕液10 mLあたり200 pgのd1-2'-epi-5-deoxystrigolを加えた後、3 mLの酢酸エチルにて2回抽出を行った。有機層を窒素ガスにて乾固させ、Sep-pak Silica 1 mL cartridges (Waters) に加え、酢酸エチル:n-ヘキサン (15:85) で洗浄した後、酢酸エチル:n-ヘキサン (35:65) で溶出した。サンプルを乾固して50%アセトニトリルに溶解し、LC/MS-MSによる分析を行った。
(A)方法
(i)イネの生育方法
イネ種子(シオカリ)に滅菌溶液I(2.5 %次亜塩素酸ナトリウム、0.01 % Tween-20) を加え、室温にて15分間震盪した。滅菌溶液Iを捨て、滅菌溶液II(2.5 %次亜塩素酸ナトリウム) を加え、室温にて15分間震盪した。クリーンベンチ内にて滅菌溶液IIを捨て、滅菌水で種子を5回洗浄し、暗所、25℃にて2日間静置した。2日後、イネ水耕用寒天培地に発芽種子を移植し、明期16時間、暗期8時間、25℃で6日間静置した。容量12 mLの褐色バイアル瓶にイネ水耕用培地を12 mL加え、寒天培地よりイネを移植し、明期16時間、暗期8時間、25℃で6日間静置した。途中、4日目にイネ水耕用培地を5 mLずつ補充した。イネ水耕用培地を化合物含有水耕用培地と交換し、24時間25℃で静置した。水耕液はそのまま回収し、根は重量を測定後アセトンに浸した状態で4℃にて保存した。
(ii)イネ水耕液の精製
イネ水耕液10 mLあたり200 pgのd1-2'-epi-5-deoxystrigolを加えた後、3 mLの酢酸エチルにて2回抽出を行った。有機層を窒素ガスにて乾固させ、Sep-pak Silica 1 mL cartridges (Waters) に加え、酢酸エチル:n-ヘキサン (15:85) で洗浄した後、酢酸エチル:n-ヘキサン (35:65) で溶出した。サンプルを乾固して50%アセトニトリルに溶解し、LC/MS-MSによる分析を行った。
(iii)イネ根の精製
アセトンに浸した根に200 pgのd1-2'-epi-5-deoxystrigolを加えた後、破砕した。固形物を濾過し、窒素ガスにて乾固させた後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルにて2回抽出を行った。有機層を乾固して10 %アセトンに溶解し、Oasis HLB 3 mL cartridges (Waters) に加え、脱イオン水で洗浄後、アセトンで溶出を行った。有機層を窒素ガスにて乾固させ、Sep-pak Silica 1 mL cartridges (Waters) に加え、酢酸エチル:n-ヘキサン (15:85) で洗浄した後、酢酸エチル:n-ヘキサン (35:65) で溶出した。サンプルを乾固して50%アセトニトリルに溶解し、LC/MS-MSによる分析を行った。
アセトンに浸した根に200 pgのd1-2'-epi-5-deoxystrigolを加えた後、破砕した。固形物を濾過し、窒素ガスにて乾固させた後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルにて2回抽出を行った。有機層を乾固して10 %アセトンに溶解し、Oasis HLB 3 mL cartridges (Waters) に加え、脱イオン水で洗浄後、アセトンで溶出を行った。有機層を窒素ガスにて乾固させ、Sep-pak Silica 1 mL cartridges (Waters) に加え、酢酸エチル:n-ヘキサン (15:85) で洗浄した後、酢酸エチル:n-ヘキサン (35:65) で溶出した。サンプルを乾固して50%アセトニトリルに溶解し、LC/MS-MSによる分析を行った。
(iv)イネの形態の観察
イネ種子(シオカリ)に滅菌溶液I (2.5 %次亜塩素酸ナトリウム、0.01 % Tween-20) を加え、室温にて15分間震盪した。滅菌溶液Iを捨て、滅菌溶液II(2.5 %次亜塩素酸ナトリウム) を加え、室温にて15分間震盪した。クリーンベンチ内にて滅菌溶液IIを捨て、滅菌水で種子を5回洗浄し、暗所、25℃にて2日間静置した。2日後、化合物含有イネ水耕用寒天培地に発芽種子を移植し、明期16時間、暗期8時間、25℃で6日間静置した。容量12 mLの褐色バイアル瓶に化合物含有イネ水耕用培地を12 mL加え、寒天培地よりイネを移植し、明期16時間、暗期8時間、25℃で6日間静置した。途中、4日目にイネ水耕用培地を5 mLずつ補充した。500 mL容 褐色瓶にイネを移し5日ごとに化合物含有水耕用培地を交換した。
イネ種子(シオカリ)に滅菌溶液I (2.5 %次亜塩素酸ナトリウム、0.01 % Tween-20) を加え、室温にて15分間震盪した。滅菌溶液Iを捨て、滅菌溶液II(2.5 %次亜塩素酸ナトリウム) を加え、室温にて15分間震盪した。クリーンベンチ内にて滅菌溶液IIを捨て、滅菌水で種子を5回洗浄し、暗所、25℃にて2日間静置した。2日後、化合物含有イネ水耕用寒天培地に発芽種子を移植し、明期16時間、暗期8時間、25℃で6日間静置した。容量12 mLの褐色バイアル瓶に化合物含有イネ水耕用培地を12 mL加え、寒天培地よりイネを移植し、明期16時間、暗期8時間、25℃で6日間静置した。途中、4日目にイネ水耕用培地を5 mLずつ補充した。500 mL容 褐色瓶にイネを移し5日ごとに化合物含有水耕用培地を交換した。
(B)結果
表2にイネにおける被検化合物処理時のストリゴラクトン内生量阻害効果を示す。未処理区と比較したときの水耕液中のストリゴラクトン阻害率をパーセントで示し、-は未試験である。表3には未処理区と比較したときの根中のストリゴラクトン阻害率(%)を示した。
表2にイネにおける被検化合物処理時のストリゴラクトン内生量阻害効果を示す。未処理区と比較したときの水耕液中のストリゴラクトン阻害率をパーセントで示し、-は未試験である。表3には未処理区と比較したときの根中のストリゴラクトン阻害率(%)を示した。
図1には土耕イネにおけるMA39処理5週間後の効果を示す。ポット栽培しているイネをMA39を添加した水につけ、1週間に2回の割合でMA39添加水を交換した。MA39により分げつが促進され、枝分かれが増える様子が分かる。図2には経時的な分げつ数の増加を示し、図3にはMA39処理5週間後のバイオマス、図4には最も若い展開葉の葉身幅を示した。図5はSI-24で処理した結果を示し(吸水後40日)、図6には複数のSI-24濃度での経時的な形態変化の結果を示した。これらの結果から、本発明のストリゴラクトン生合成阻害剤が植物に対して枝分かれを促進する作用を有しており、その結果としてバイオマスを増加させることが示された。また少なくともMA39においては葉身幅も増加することが示された。
Claims (6)
- 下記の一般式(I):
- R1が炭素原子数3〜5個の分枝鎖アルキル基又はフェニル基であり、nが3又は4である請求項1に記載のストリゴラクトン生合成阻害剤。
- R4が水素原子であるか、又はフッ素原子及び塩素原子からなる群から選ばれる1個又は2個の置換基である請求項1又は2に記載のストリゴラクトン生合成阻害剤。
- 請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含む植物の枝分かれ増加剤。
- 請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含むイネ科植物の分げつ促進剤。
- 請求項1に記載の一般式(I)(R1はアルキル基、アルケニル基、又はアリール基を示し;R2及びR3は水酸基及び水素原子の組み合わせを示すか、又はR2とR3が一緒になってオキソ基を示し;nは2〜6の整数を示し;R4は水素原子を示すか、又はベンゼン環上の任意の位置に存在する1個又は2個のハロゲン原子を示すが、R2及びR3が水酸基及び水素原子の組み合わせを示す場合にはR1はアルキル基又はアルケニル基を示す)で表される化合物又はその塩。
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