JP2013053703A - ファスナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ファスナー10は、座部13と座部13から突出する弾性変形可能な垂下部14とを有するグロメット11と、頭部30と頭部30から突出する軸部33とを有するピン12とを含む。座部13は、軸部33の鍔部32が嵌合される環状段差部17を有し、環状段差部17の内面にはカム面22が形成されており、垂下部14はその周方向において等間隔に配置された複数の脚部26を有し、脚部26は、座部13から下方に延びる基部28と、基部28の下端から内方へ延びる作用部29とを有し、脚部26間に間隙34が形成されている。ピン12は、頭部30の下方に位置し、その下端にはカム面22に倣う係合凸部45が形成された鍔部32と、軸部33の下端には先細部36が形成され、先細部36の下方には複数の突起状のガイド部39が形成されている。
【選択図】図1
Description
前記ピンは、前記頭部の下方に位置し、その下端には前記カム面に倣う形状を有する係合凸部が形成された鍔部と、前記軸部の下端には先細部が形成され、前記先細部の下方には複数の突起状のガイド部が形成されており、前記ピンの前記軸部を前記グロメットの垂下部に挿入し、前記ガイド部を前記脚部間の前記間隙に位置させることによって、前記カム面と前記係合凸部とが離間対向し、前記ピンをそのまま下方へさらに押し込むことによって、前記鍔部と前記環状段差部とが嵌合されるとともに、前記脚部の作用部に前記軸部の先細部が上方から下方へ向かって摺動して前記脚部が押し広げられて前記垂下部が拡径し、前記座部と前記脚部とによって前記第1及び第2板状部材が締結される一方、前記締結状態から前記ピンを回転させることによって前記脚部の前記作用部に前記軸部の先細部が下方から上方へ向かって摺動して前記垂下部が弾性復帰し、前記鍔部が前記環状段差部から離間して、前記締結状態が解除されることを特徴とする。
ピンの鍔部を環状段差部から離脱させることができるので、解除操作を比較的容易に行うことができる。
図1〜図3を参照すると、ファスナー10は、中心軸C−Cに関して対称に形成されており、円筒状のグロメット11と、グロメット11に挿入されるピン12とを含む。
突起27が第1板状部材51の第1取付孔53の内周縁53aに当接している。一方、垂下部14と対向する第2板状部材52の第2取付孔54の内周縁54aは垂下部14と当接しておらず、空隙Sが形成されている。なお、ファスナー10を第1及び第2取付孔51,52に挿入する手順について言えば、ピン12をグロメット11に挿入した状態のままそれらに挿入してもよいし、まずグロメット11のみを第1及び第2取付孔53,54に挿通し、その後に、グロメット11にピン12を挿入してガイド部39を間隙34に位置させることによって、後記の締結を行うこともできる。
(1)前記頭部30は、略十字形を有している。
(2)前記カム面22は第1及び第2傾斜面20,21を有し、前記係合凸部45は前記ファスナー10の締結状態において前記第1及び第2傾斜面20,21に圧接される第1及び第2摺動部46,47を有し、前記ピン11を回転させることによって、前記第1及び第2摺動部20,21が前記第1及び第2傾斜面20,21を上方へ向かって摺動し、前記鍔部32が前記環状段差部17から抜け出て前記締結状態が解除される。
(3)前記第1板状部材51の第1取付孔53は略矩形であって、前記垂下部14の上端には前記締結状態において前記第1取付孔53の内周縁53aに当接する突起27が形成されている。
(4)円筒状のストッパ部42が、前記軸部33の下端の下方に形成されており、前記ピン12が前記グロメット11に挿入された状態において前記ストッパ部42は前記垂下部14の下方に位置し、前記ストッパ部42の外形寸法は前記垂下部14の下端の外形寸法よりも大きい。
11 グロメット
12 ピン
13 座部
14 垂下部
17 環状段差部
22 カム面
20 第1斜面
21 第2斜面
26 脚部
27 突起
28 基部
29 作用部
30 頭部
32 鍔部
33 軸部
34 間隙
36 先細部
39 ガイド部
45 係合凸部
46 第1摺動部
47 第2摺動部
51 第1板状部材
52 第2板状部材
53 第1取付孔
53a 第1取付孔の内周縁
54 第2取付孔
Claims (5)
- 座部と前記座部から突出する弾性変形可能な垂下部とを有するグロメットと、頭部と前記頭部から突出する軸部とを有するピンとを含み、互いに重ねられた第1及び第2板状部材の取付孔に挿入され、それらを締結するためのファスナーにおいて、
前記座部は、環状段差部を有し、前記環状段差部の内面にはカム面が形成されており、前記垂下部はその周方向において等間隔に配置された複数の脚部を有し、前記脚部は、前記座部から下方に延びる基部と、前記基部の下端から内方へ延びる作用部とを有し、前記脚部間には間隙が形成されており、
前記ピンは、前記頭部の下方に位置し、その下端には前記カム面に倣う形状を有する係合凸部が形成された鍔部と、前記軸部の下端には先細部が形成され、前記先細部の下方には複数の突起状のガイド部が形成されており、
前記ピンの前記軸部を前記グロメットの垂下部に挿入し、前記ガイド部を前記脚部間の前記間隙に位置させることによって、前記カム面と前記係合凸部とが離間対向し、前記ピンをそのまま下方へさらに押し込むことによって、前記鍔部と前記環状段差部とが嵌合されるとともに、前記脚部の作用部に前記軸部の先細部が上方から下方へ向かって摺動して前記脚部が押し広げられて前記垂下部が拡径し、前記座部と前記脚部とによって前記第1及び第2板状部材が締結される一方、
前記締結状態から前記ピンを回転させることによって前記脚部の前記作用部に前記軸部の先細部が下方から上方へ向かって摺動して前記垂下部が弾性復帰し、前記鍔部が前記環状段差部から離間して、前記締結状態が解除されることを特徴とする前記ファスナー。 - 前記頭部は、略十字形を有している請求項1に記載のファスナー。
- 前記カム面は第1及び第2傾斜面を有し、前記係合凸部は前記ファスナーの締結状態において前記第1及び第2傾斜面に圧接される第1及び第2摺動部を有し、前記締結前記ピンを回転させることによって、前記第1及び第2摺動部が前記第1及び第2傾斜面を上方へ向かって摺動し、前記鍔部が前記環状段差部から抜け出て前記締結状態が解除される請求項1又は2に記載のファスナー。
- 前記第1板状部材の第1取付孔は略矩形であって、前記垂下部の上端には、前記締結状態において前記第1取付孔の内周縁に当接する突起が形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のファスナー。
- 円筒状のストッパ部が、前記軸部の下端の下方に形成されており、前記ピンが前記グロメットに挿入された状態において前記ストッパ部は前記垂下部の下方に位置し、前記ストッパ部の外形寸法は前記垂下部の下端の外形寸法よりも大きい請求項1〜4のいずれかに記載のファスナー。
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