JP2013049494A - ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】ラックの棚用フレームを構成する前後一対のビーム材間からのサブビーム材の不測の脱落を確実に防止する。
【解決手段】ビーム材2aには、中間水平板部9aと垂直板部11とにわたって、サブビーム材3の突出部16aのL形先端部17aが下向きに嵌合可能な切欠き部20aが設けられ、この切欠き部20aの底辺で支持されているL形先端部17aの水平張出板部15aとビーム材2aの中間水平板部9aとの間に入り込むストッパー部24aを備えたサブビーム材浮上り制限部材22が、ビーム材2aの中間水平板部9aの下側に隣接する状態で当該ビーム材2aに対して係脱自在に取り付けられた構成。
【選択図】図11

Description

本発明は、前後一対のビーム材間に、当該ビーム材の長さ方向適当間隔おきにサブビーム材を架設して成る棚用フレームを備えたラックに関するものである。
ラックの棚用フレームとして、特許文献1に記載されるように、前後一対のビーム材間に、当該ビーム材の長さ方向適当間隔おきにサブビーム材を架設して成るものが知られている。而して、この種の従来のラックの棚用フレームは、特許文献1にも示されるように、サブビーム材の長さ方向の両端に形成された突出部をビーム材の内側に挿入した状態で、当該サブビーム材を下げることにより、このサブビーム材の突出部に形成した係止片を、ビーム材の水平板部に設けた係止孔に嵌合させることにより、ビーム材に対してサブビーム材を位置決めする構成であった。
特開平11−290140号公報
上記構成のラックの棚用フレームでは、サブビーム材に上向きの外力が作用したとき、当該サブビーム材の突出部の前記係止片がビーム材側の前記係止孔から上方に脱出してしまうので、この状態でサブビーム材に水平方向の外力が作用すると、前記係止片が前記係止孔から横側方に外れてしまい、サブビーム材が元の定位置に復帰できなくなり、外れ落ちる恐れがあった。又、持ち上げられたサブビーム材に水平方向の外力が働かない状況であったとしても、サブビーム材が上下に大きくがたつくことになるので不安定であり、安全に使用することが出来ない。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできるラックを提案するものであって、請求項1に記載の本発明に係るラックの棚用フレームは、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、前後一対のビーム材(2a,2b)間に、当該ビーム材(2a,2b)の長さ方向適当間隔おきにサブビーム材(3)を架設して成る棚用フレーム(1)を備えたラックにおいて、前記ビーム材(2a,2b)は、上下一対の外側水平板部(7a,7b)間に配置された中間水平板部(9a)と、この中間水平板部(9a)の内側辺から直角下向きに連なる垂直板部(11)とを有し、前記サブビーム材(3)の長さ方向両端には、前記ビーム材(2a,2b)の上側の外側水平板部(7a)と中間水平板部(9a)との間に挿入可能な突出部(16a)が設けられ、この突出部(16a)には、垂直側板部(14a)と当該垂直側板部(14a)の下側辺から折曲連設された水平張出板部(15a)とから成るL形先端部(17a)が設けられ、前記ビーム材(2a,2b)には、前記中間水平板部(9a)と垂直板部(11)とにわたって、前記サブビーム材(3)の突出部(16a)のL形先端部(17a)が下向きに嵌合可能な切欠き部(20a)が設けられ、この切欠き部(20a)の底辺で支持されている前記L形先端部(17a)の水平張出板部(15a)とビーム材(2a,2b)の前記中間水平板部(9a)との間に入り込むストッパー部(24a)を備えたサブビーム材浮上り制限部材(22)が、ビーム材(2a,2b)の前記中間水平板部(9a)の下側に隣接する状態で当該ビーム材(2a,2b)に対して係脱自在に取り付けられた構成となっている。
上記本発明を実施する場合、具体的には請求項2に記載のように、前記サブビーム材(3)の突出部(16a,16b)は左右一対設け、両突出部(16a,16b)のL形先端部(17a,17b)は、その水平張出板部(15a,15b)が互いに接近する内向きに設けて左右対称形に構成し、前記ビーム材(2a,2b)の切欠き部(20a,20b)は、前記左右一対のL形先端部(17a,17b)が同時に嵌合出来るように左右一対、左右対称形に設け、前記サブビーム材浮上り制限部材(22)には、前記左右一対のL形先端部(17a,17b)に対応して前記ストッパー部(24a,24b)を左右両側に突設することが出来る。
上記請求項2に記載の構成を採用する場合、請求項3に記載のように、前記サブビーム材浮上り制限部材(22)は、前記左右一対のL形先端部(17a,17b)間でビーム材(2a,2b)の前記中間水平板部(9a)の下側に位置する本体部(23)と、当該本体部(23)の左右両側に突設された前記ストッパー部(24a,24b)と、前記本体部(23)から上向きに突設された左右一対の係止片部(25a,25b)とから構成し、左右一対の前記係止片部(25a,25b)が、ビーム材(2a,2b)の前記中間水平板部(9a)における左右一対の前記切欠き部(20a,20b)の内側辺に係脱自在に係合するように構成することが出来る。更にこの場合、請求項4に記載のように、前記サブビーム材浮上り制限部材(22)の本体部(23)は、取付け状態での底面が、サブビーム材(3)の左右一対のL形先端部(17a,17b)の前記水平張出板部(15a,15b)の底面とほぼ同一レベルに位置するように構成することが出来る。
更に、請求項5に記載のように、前記サブビーム材浮上り制限部材(22)は、左右一対の前記係止片部(25a,25b)の中間位置に形成された切欠き溝部(26)によって前記本体部(23)をU字形に形成し、前記切欠き溝部(26)に挿入した棒状部材(28)によりU字形の前記本体部(23)を拡げて左右一対の前記係止片部(25a,25b)を、ビーム材(2a,2b)の前記中間水平板部(9a)における左右一対の前記切欠き部(20a,20b)の内側辺から離脱させ得るように構成することが出来る。
請求項1に記載の本発明の構成によれば、サブビーム材を前後一対のビーム材間に架設する場合、従来周知のようにサブビーム材を水平に回転させることにより、サブビーム材の両端の突出部を、ビーム材の上側の外側水平板部と中間水平板部との間に挿入し、当該突出部のL形先端部を、ビーム材側の前記中間水平板部と垂直板部とにわたって形成されている切欠き部の真上に位置させた状態で、サブビーム材を下げることにより、このサブビーム材の両端突出部のL形先端部をビーム材側の前記切欠き部に嵌合させ、当該サブビーム材を定位置に位置決めした状態で、当該サブビーム材を、その突出部におけるL形先端部の水平張出板部を介してビーム材側の切欠き部の底辺で支持することが出来る。
上記のようにサブビーム材を水平に回転させた後に下げるだけの簡単な操作により、当該サブビーム材の両端突出部を前後一対のビーム材間に架設することが出来るのであるが、このサブビーム材の架設状態において、サブビーム材浮上り制限部材を、そのストッパー部が前記L形先端部の水平張出板部とビーム材の前記中間水平板部との間に入り込むように、ビーム材の前記中間水平板部の下側に隣接する状態に前記ビーム材に対して係合させることにより、ビーム材の定位置に支持されたサブビーム材が上動して、前記突出部のL形先端部がビーム材側の前記切欠き部から上方に外れるのを、前記L形先端部の水平張出板部と前記サブビーム材浮上り制限部材のストッパー部との当接により防止することが出来る。従って、サブビーム材の不測の外れ落ちや上下に大きくがたつくことを未然に防止出来、安全に使用することが出来る。
尚、請求項2に記載の構成によれば、ビーム材側の左右一対の切欠き部にサブビーム材側の左右一対のL形先端部を嵌合させるのであるから、サブビーム材を安定的に支持することが出来る。しかも1つのサブビーム材浮上り制限部材を使用して、左右一対の前記L形先端部に対する浮上り防止を確実に行うことが出来る。又、請求項3に記載の構成によれば、サブビーム材浮上り制限部材の本体部を上向きに押し上げるだけで簡単容易に且つ安定的に取り付けることが出来る。更に、請求項4に記載の構成によれば、サブビーム材浮上り制限部材の本体部を指先で上向きに押し上げる際に、当該本体部の左右両側に位置するサブビーム材側の左右一対のL形先端部の水平張出板部間に指先を挿入しないで済むので、サブビーム材浮上り制限部材の取付けを容易且つ安全に行うことが出来る。
又、請求項5に記載の構成によれば、マイナスドライバーなどの身近にある棒状部材をサブビーム材浮上り制限部材の本体部の切欠き溝部に挿入して、U字形の当該本体部を拡げることにより、当該本体部から上向きに突設されている左右一対の前記係止片部を、ビーム材の前記中間水平板部における左右一対の前記切欠き部の内側辺から離脱させることが出来るので、そのまま前記棒状部材(マイナスドライバーなど)を利用してサブビーム材浮上り制限部材を下向きに引き下すだけで、当該サブビーム材浮上り制限部材を取り外すことが出来る。即ち、サブビーム材をビーム材から取り外す場合のサブビーム材浮上り制限部材の取外し作業を、ビーム材の外側から簡単容易に行うことが出来る。
図1は、棚用フレームの使用状態を示す概略斜視図である。 図2は、中間を省略した棚用フレームの縦断側面図である。 図3は、ビーム材の要部を示す斜視図である。 図4は、ビーム材の要部を示す一部横断平面図である。 図5は、サブビーム材の一端の突出部を示す一部切欠き斜視図である。 図6は、ビーム材間へのサブビーム材の架設手順の第一段階を説明する要部の横断平面図である。 図7は、同上架設手順の第二段階を説明する要部の縦断側面図である。 図8は、図7の一部横断平面図である。 図9は、サブビーム材の架設が完了した状態での要部の縦断側面図である。 図10は、図9のX−X線断面図である。 図11Aは、サブビーム材浮上り制限部材を取り付けた状態での要部の縦断側面図、図11Bは、図11AのY-Y線断面図である。 図12は、図11AのZ-Z線断面図である。 図13は、サブビーム材浮上り制限部材の斜視図である。 図14は、サブビーム材浮上り制限部材の取付け時の第一段階を示す要部の縦断側面図である。 図15は、サブビーム材浮上り制限部材の取付け時の第二段階を示す要部の縦断側面図である。 図16は、図15に示す状態での要部の縦断正面図である。 図17は、サブビーム材浮上り制限部材を取り外すときの第一段階を示す要部の縦断側面図である。 図18は、図17に示す状態での要部の縦断正面図である。
図1において、1は棚用フレームであって、間口方向と平行な前後一対のビーム材2a,2bと、このビーム材2a,2b間で当該ビーム材2a,2bの長さ方向適当間隔おきに奥行き方向と平行に架設された複数本のサブビーム材3とで構成されている。この棚用フレーム1は、前後一対の支柱部材4a,4bと両支柱部材4a,4b間に配設された連結部材5によって構成された左右一対の棚支持フレーム6a,6b間に、その前後一対のビーム材2a,2bの両端が各支柱部材4a,4bに係止される状態で水平に支持される。図では、左右一対の棚支持フレーム6a,6b間に上下複数段に架設される棚用フレーム1の1つを例示している。
以下、上記のように使用される棚用フレーム1に適用した本発明の構成を具体的に説明すると、図2〜図6に示すように、ビーム材2a,2bは、上下一対の外側水平板部7a,7bと、この上下一対の外側水平板部7a,7b間に配置され且つ凹溝部が外向きに開放された溝形板部8と、前記上下一対の外側水平板部7a,7bの外側辺と前記溝形板部8の上下両水平板部9a,9bの外側辺とをつなぐ上下一対の傾斜板部10a,10bとから成る上下対称形の型材で構成されている。尚、溝形板部8の上下両水平板部9a,9bの内側辺どうしを連結する垂直板部11は、上下一対の外側水平板部7a,7bで囲まれた縦長矩形の空間の巾方向のほぼ中央に配置され、上下一対の外側水平板部7a,7bの内側辺には、直角内向きに垂直張出板部12a,12bが折曲連設されている。
サブビーム材3は、水平天板部13とこの水平天板部13の左右両側辺から下向きに折曲連設された左右両垂直側板部14a,14b、及びこの左右両垂直側板部14a,14bの下側辺から内向きに折曲連設された水平張出板部15a,15bを有する左右対称形の型材から構成され、長さ方向の両端には、左右一対の突出部16a,16bを備えている。これら左右一対の突出部16a,16bは、前記左右両垂直側板部14a,14bの下半部と水平張出板部15a,15bをこのサブビーム材3の長さ方向に延出させて構成したもので、それぞれの上側辺は、先端側ほど下がるように傾斜させている。そして両突出部16a,16bの、左右両垂直側板部14a,14bと水平張出板部15a,15bとで形成されたL形先端部17a,17bには、その水平張出板部15a,15bの内側辺に矩形状の凹入部18a,18bが形成されている。
上記構成のサブビーム材3の突出部16a,16bを除く本体部分の長さ、即ち、水平天板部13の長さは、図2に示すように前後一対のビーム材2a,2b間の間隔(垂直張出板部12a/12b間の間隔)より少し短い長さであり、その両端の突出部16a,16bは、ビーム材2a,2bの上側の垂直張出板部12aよりも下側で且つ溝形板部8の上側の水平板部9aの上側に、L形先端部17a,17bを挿入できる長さと高さを有するものである。一方、ビーム材2a,2bには、サブビーム材支持部19が当該ビーム材長さ方向等間隔Dおきに設けられている。このサブビーム材支持部19は、溝形板部8の上側の水平板部9aから垂直板部11にわたってL形に形成された左右一対の切欠き部20a,20bによって構成されている。この左右一対の切欠き部20a,20bは、サブビーム材3の左右一対の突出部16a,16bにおけるL形先端部17a,17bが下向きに嵌合出来る間隔で形成されたものであり、溝形板部8の垂直板部11には、前記切欠き部20a,20bの垂直部の互いに隣り合う内側辺から切欠き部20a,20b内に突出する突出板部21が形成されている。
上記構成において、前後一対のビーム材2a,2b間にサブビーム材3を架設する手順について説明すると、図6に示すようにサブビーム材3をビーム材2a,2bに対して斜めの姿勢でビーム材2a,2b間に下した後、サブビーム材3を、ビーム材2a,2bに対して直角向きの姿勢まで水平に回転させ、図7及び図8に示すように、その両端の突出部16a,16bをビーム材2a,2bの上側の垂直張出板部12aと溝形板部8の上側の水平板部9aとの間に挿入させる。このとき、図示のように、当該サブビーム材3の両端の突出部16a,16bにおけるL形先端部17a,17bがビーム材2a,2b側の選択された1つのサブビーム材支持部19における左右一対の切欠き部20a,20bの水平部の真上に位置することになる。係る状態では、サブビーム材3の突出部16a,16bを除く本体部分の両端部3a,3b(水平天板部13の両端と左右両垂直側板部14a,14bの突出部16a,16bに連なる両端垂直縁部)がビーム材2a,2bの垂直張出板部12aに当接するまでの範囲内で、サブビーム材3はその長さ方向に移動できるが、この移動範囲の中央位置にサブビーム材3が位置しているとき、平面視において、ビーム材2a,2bの溝形板部8の垂直板部11(突出板部21)が両突出部16a,16bにおけるL形先端部17a,17bの凹入部18a,18bの巾(ビーム材2a,2bの長さ方向の巾)の中央位置に位置するように構成されている。
上記のようにサブビーム材3を位置させたならば、そのままサブビーム材3を下げて、両端の突出部16a,16bにおけるL形先端部17a,17bをビーム材2a,2bの左右一対の切欠き部20a,20b内に落とし込む。この結果、図9及び図10に示すように、サブビーム材3は、両端の左右一対の突出部16a,16bにおけるL形先端部17a,17bの水平張出板部15a,15bにおいて、ビーム材2a,2bの左右一対の切欠き部20a,20bの垂直部の底辺で支持されると共に、L形先端部17a,17bが備える凹入部18a,18b内に切欠き部20a,20bの垂直部の突出板部21が嵌合している。従って、前後一対のビーム材2a,2b間で水平に支持されたサブビーム材3をその長さ方向前後に移動させたとき、サブビーム材3側の前記凹入部18a,18bの一側辺とビーム材2a,2b側の前記突出板部21とが当接するか又は、当該凹入部18a,18bの巾が広いときは、前記凹入部18a,18bの一側辺とビーム材2a,2b側の前記突出板部21とが当接する前に、サブビーム材3の前記本体部分の両端部3a,3bの一方がビーム材2a又は2bの垂直張出板部12aに当接することになる。しかし、図示のように、サブビーム材3の前記本体部分の両端部3a,3bの一方がビーム材2a又は2bの垂直張出板部12aに当接する以前に、前記凹入部18a,18bの一側辺とビーム材2a,2b側の前記突出板部21とが当接してサブビーム材3の長さ方向の移動が制限されるように、前記凹入部18a,18bの巾を設定しておくのが望ましい。
次に、図11及び図12に示すように、サブビーム材浮上り制限部材22を組み付ける。このサブビーム材浮上り制限部材22は、図13に示すように、中央の本体部23、この本体部23の上端から左右両側に水平翼状に突設させた左右一対のストッパー部24a,24b、及び両ストッパー部24a,24bの基部で本体部23の上端から上向きに突設させた左右一対の係止片部25a,25bから構成されている。前記本体部23は、その上側面の中央位置、即ち、左右一対の係止片部25a,25b間の中央位置から下向きに形成した切欠き溝部26によってU字形に形成されたもので、当該切欠き溝部26の上端開口部は、左右両側から狭められて狭巾部26aを形成している。又、左右一対のストッパー部24a,24bは、下側面が先端側ほど上がるように傾斜して、先端側ほど厚さが薄くなるように形成され、左右一対の係止片部25a,25bは、その先端(上端)が突曲面に形成されると共に、当該先端(上端)の内側には、下がるほど内側に張り出す傾斜面を備えた抜け止め用爪部27が形成されている。
上記構成のサブビーム材浮上り制限部材22は、例えば、上記各部23〜27を備えた断面形状の長尺棒状の合成樹脂成形品を、前記ビーム材2a,2bの各サブビーム材支持部19に設けられた左右一対の切欠き部20a,20bの水平部の奥行き長さ(奥行き=ビーム材2a,2bの横断方向)より少し短い長さに裁断することにより構成することが出来るが、サブビーム材浮上り制限部材22の厚さ方向(切欠き溝部26が貫通する方向)に分割できる金型を使用して一つずつを金型成形することも可能である。この場合は、サブビーム材浮上り制限部材22の各部23〜27の表面に厚さ方向の適当な抜き勾配の傾斜を付けて成形すれば良い。そして各部23〜27は、以下に説明する如く使用出来るように大きさや形状が設定されるものである。
即ち、図14〜図16に示すように、指先で本体23を摘まんだサブビーム材浮上り制限部材22を、ビーム材2a,2bの外側(サブビーム材3のある側とは反対側)で溝形板部8の内側に持って行き、ビーム材2a,2b側の溝形板部8の垂直板部11から突出しているサブビーム材3の左右一対のL形先端部17a,17b間に本体部23を位置させると共に、その左右一対のストッパー部24a,24bを、前記左右一対のL形先端部17a,17bの水平張出板部15a,15bとその上方に位置する前記溝形板部8の上側の水平板部9aとの間に位置させた状態で、本体部23の側面を溝形板部8の垂直板部11に隣接させ、係る状態のサブビーム材浮上り制限部材22の本体部23の底面を真上に押し上げて、左右一対の係止片部25a,25bの先端の抜け止め用爪部27を、当該係止片部25a,25bの外側への弾性変形を伴わせて、左右一対の切欠き部20a,20bの水平部(溝形板部8の上側の水平板部9aに形成された部分)を経由させて溝形板部8の上側の水平板部9aの上方に突出させ、当該係止片部25a,25bの弾性復帰により先端の抜け止め用爪部27を、前記切欠き部20a,20bの水平部の内側辺に係合させる。
上記の左右一対の係止片部25a,25bにおける抜け止め用爪部27を切欠き部20a,20bの水平部の内側辺に係合させるときの当該係止片部25a,25bの外側への弾性変形は、本体部23に対する当該係止片部25a,25bの外側への弾性変形、又はU字形の本体部23の弾性に抗する外側への拡がり変形、若しくはその両方の組み合わせによって行われる。
以上のようにしてサブビーム材浮上り制限部材22をビーム材2a,2bのサブビーム材支持部19に、左右一対の切欠き部20a,20bを利用して取り付けることにより、図11B及び図12に示すように、本体部23の上側面及び左右一対のストッパー部24a,24bの上側面がビーム材2a,2b側の溝形板部8の上側の水平板部9aの下側に隣接すると共に本体部23の一側面が前記溝形板部8の垂直板部11の外側面に隣接した状態で、左右一対のストッパー部24a,24bが前記切欠き部20a,20bの水平部を下側から蓋をする状態になる。即ち、左右一対の切欠き部20a,20bの水平部から下方に嵌合したサブビーム材3側の左右一対のL形先端部17a,17bの水平張出板部15a,15bが上動して、当該切欠き部20a,20bの水平部から上方に抜け出るのを、サブビーム材浮上り制限部材22の左右一対のストッパー部24a,24bが阻止することになる。このとき当該ストッパー部24a,24bを介してサブビーム材浮上り制限部材22に上向きの外力が作用することになるが、当該外力は、サブビーム材浮上り制限部材22の本体部23の上側面を介して溝形板部8の上側の水平板部9aで受け止められ、このサブビーム材浮上り制限部材22を外す方向には作用しない。
即ち、サブビーム材浮上り制限部材22が取り付けられている限り、サブビーム材3をビーム材2a,2b間から取り外すことが出来ない。換言すれば、前後一対のビーム材2a,2b間に水平に架設されたサブビーム材3は、ビーム材2a,2b側の切欠き部20a,20bとサブビーム材3側の突出部16a,16bにおけるL形先端部17a,17bとの嵌合により、ビーム材2a,2bに対して直角向きで定位置に確実に保持されている。又、サブビーム材3側の前記凹入部18a,18bの巾を上記のように設定して構成するときは、サブビーム材3にその長さ方向の外力が作用しても、当該サブビーム材3の前記本体部分の両端部3a,3bの一方がビーム材2a又は2bの垂直張出板部12aに当接することを避けられ、この当接に起因する塗装やメッキの剥げ落ちが防止出来る。
ビーム材2a,2b間からサブビーム材3を取り外すときは、サブビーム材浮上り制限部材22を取り外す必要があるが、この場合、図17及び図18に示すように、ビーム材2a,2bの外側(サブビーム材3のある側とは反対側)から棒状部材28を、サブビーム材浮上り制限部材22の本体部23の切欠き溝部26における狭巾部26a内に圧入させ、U字形の本体部23を弾性に抗して左右に拡げるのである。換言すれば、この狭巾部26a内への棒状部材28の圧入によりU字形の本体部23を弾性に抗して左右に拡げることが出来るように、先端部が長方形断面で且つ先細り楔状に形成された棒状部材28を使用することになるが、一般的にマイナスドライバーの先端部はそのような形状に形成されているので、専用の棒状部材28ではなく、汎用のマイナスドライバーを前記棒状部材28として利用出来るように、前記本体部23の狭巾部26aを含む切欠き溝部26を形成しておくのが望ましい。又、棒状部材28の長方形断面の先端部をサブビーム材浮上り制限部材22の本体部23の切欠き溝部26に差し込んだ状態で回転させることにより、当該棒状部材28の長方形断面の先端部によって前記本体部23の切欠き溝部26を左右に拡げることが出来るように、本体部23を構成することも出来る。
上記のように棒状部材28の先端部の圧入又は回転によりU字形の本体部23を弾性に抗して左右に拡げることにより、左右一対の係止片部25a,25bも左右に開動することになり、その先端の抜け止め用爪部27が切欠き部20a,20bの水平部の内側辺から外側に外れることになるので、係る状態で棒状部材28(マイナスドライバー)を下げることにより、本体部23を左右に拡がった状態のまま引き下げて、左右一対の係止片部25a,25bを切欠き部20a,20bの水平部から下方に引き出すことが出来る。左右一対の係止片部25a,25bが切欠き部20a,20bの水平部から下方に外れたならば、左右一対のストッパー部24a,24bがサブビーム材3側の左右一対のL形先端部17a,17bの水平張出板部15a,15b上に位置する状態で、本体部23を指先で摘まむなどしてサブビーム材浮上り制限部材22を外に引き出して取り外すことが出来る。
サブビーム材浮上り制限部材22を取り外したならば、サブビーム材3を、その突出部16a,16bの付け根部がビーム材2a,2bの垂直張出板部12aに当接する高さまで平行に持上げた後に水平に回転させて、その両端の突出部16a,16bをビーム材2a,2bから内側へ離脱させることにより、ビーム材2a,2b間からサブビーム材3を取り外すことが出来る。
尚、上記のように前後一対のビーム材2a,2b間に水平に架設されたサブビーム材3の上に直接荷を載置するときは、当該サブビーム材3の上面、即ち、水平天板部13の上面は、ビーム材2a,2bの上面、即ち、上側の外側水平板部7aの上面とほぼ面一か又は若干低くなるように、サブビーム材3の高さを設定して構成することになるが、前後一対のビーム材2a,2b間でサブビーム材3上に荷を支持する棚板材を載置するときは、サブビーム材3の上面がビーム材2a,2bの上面より棚板材の厚さ分だけ低くなるように構成することが出来る。又、図11及び図14〜図18に示すように、ビーム材2a,2bの溝形板部8における垂直板部11の、各サブビーム材支持部19の左右一対の切欠き部20a,20b間の中央位置下方に貫通孔29を設けることが出来る。この貫通孔29は、例えば図15に示すように、指先でサブビーム材浮上り制限部材22の本体部23を垂直板部11に沿って押し上げる際の指先による操作空間を広げるのに役立たせることが出来る。
本発明のラックの棚用フレームは、型材を利用して構成される組み立て式の各種ラックに活用出来るものである。
1 棚用フレーム
2a,2b ビーム材
3 サブビーム材
3a,3b サブビーム材本体部分の両端部
7a,7b ビーム材の外側水平板部
8 ビーム材の溝形板部
9a,9b 溝形板部の上下両水平板部
10a,10b ビーム材の傾斜板部
11 溝形板部の垂直板部
12a,12b ビーム材の垂直張出板部12a,12b
13 サブビーム材の水平天板部
14a,14b サブビーム材の左右両垂直側板部
15a,15b サブビーム材の水平張出板部
16a,16b サブビーム材両端の突出部
17a,17b 突出部のL形先端部
18a,18b L形先端部の凹入部
19 サブビーム材支持部
20a,20b 切欠き部
21 突出板部
22 サブビーム材浮上り制限部材
23 本体部
24a,24b ストッパー部
25a,25b 係止片部
26 切欠き溝部
26a 狭巾部
27 抜け止め用爪部
28 棒状部材(マイナスドライバーなど)
29 貫通孔

Claims (5)

  1. 前後一対のビーム材間に、当該ビーム材の長さ方向適当間隔おきにサブビーム材を架設して成る棚用フレームを備えたラックにおいて、前記ビーム材は、上下一対の外側水平板部間に配置された中間水平板部と、この中間水平板部の内側辺から直角下向きに連なる垂直板部とを有し、前記サブビーム材の長さ方向両端には、前記ビーム材の上側の外側水平板部と中間水平板部との間に挿入可能な突出部が設けられ、この突出部には、垂直側板部と当該垂直側板部の下側辺から折曲連設された水平張出板部とから成るL形先端部が設けられ、前記ビーム材には、前記中間水平板部と垂直板部とにわたって、前記サブビーム材の突出部のL形先端部が下向きに嵌合可能な切欠き部が設けられ、この切欠き部の底辺で支持されている前記L形先端部の水平張出板部とビーム材の前記中間水平板部との間に入り込むストッパー部を備えたサブビーム材浮上り制限部材が、ビーム材の前記中間水平板部の下側に隣接する状態で当該ビーム材に対して係脱自在に取り付けられている、ラック。
  2. 前記サブビーム材の突出部は左右一対設けられ、両突出部のL形先端部は、その水平張出板部が互いに接近する内向きに設けられて左右対称形に構成され、前記ビーム材の切欠き部は、前記左右一対のL形先端部が同時に嵌合出来るように左右一対、左右対称形に設けられ、前記サブビーム材浮上り制限部材には、前記左右一対のL形先端部に対応して前記ストッパー部が左右両側に突設されている、請求項1に記載のラック。
  3. 前記サブビーム材浮上り制限部材は、前記左右一対のL形先端部間でビーム材の前記中間水平板部の下側に位置する本体部と、当該本体部の左右両側に突設された前記ストッパー部と、前記本体部から上向きに突設された左右一対の係止片部とから構成され、左右一対の前記係止片部が、ビーム材の前記中間水平板部における左右一対の前記切欠き部の内側辺に係脱自在に係合するように構成された、請求項2に記載のラック。
  4. 前記サブビーム材浮上り制限部材の本体部は、取付け状態での底面が、サブビーム材の左右一対のL形先端部の前記水平張出板部の底面とほぼ同一レベルに位置するように構成された、請求項3に記載のラック。
  5. 前記サブビーム材浮上り制限部材は、左右一対の前記係止片部の中間位置に形成された切欠き溝部によって前記本体部がU字形に形成され、前記切欠き溝部に挿入した棒状部材によりU字形の前記本体部を拡げて左右一対の前記係止片部を、ビーム材の前記中間水平板部における左右一対の前記切欠き部の内側辺から離脱させ得るように構成された、請求項3又は4に記載のラック。
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