JP2013049291A - ケーブル保護装置および自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルがフレームからはみ出るのを防止するとともに、フレームの製作方法や材質等の制限を緩和して設計の自由度を高めることが可能なケーブル保護装置を提供する。
【解決手段】フレーム2に沿って保持されるケーブルの保護装置21であって、フレーム2に設けられてケーブルを保持する保持部材22と、保持部材22と共にケーブルを覆う着脱自在なカバー23とを有し、カバー23は保持部材22に対して係脱自在な係合部45a,45bを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、ケーブル保護装置およびケーブル保護装置を備えた自転車に関する。
従来、図20,図21に示すように、自転車に使用される複数本のケーブル101は保持部材102によってフレーム103に保持されている。保持部材102は、フレーム103に固定された凹形状の受け部材104と、受け部材104に対して着脱自在なキャップ105とを有している。尚、このような保持部材102は下記特許文献1に記載されている。
また、下記特許文献2には、図22で示すように、自転車のフレームのダウンチューブ110がパイプ部111とケーブル保持部112とを一体に有し、ケーブル保持部112はケーブル収納用の凹溝113を有し、凹溝113の開口部分にキャップ114が着脱自在に係合し、凹溝113内に複数本のケーブル115が収納されている構成が開示されている。
特開2004−17785 特開2000−302074
しかしながら上記図20,図21に示した従来形式では、保持部材102はフレーム103に所定間隔をあけて複数設けられているが、各保持部材102間においてはケーブル101が露出しているため、ケーブル101が、保持部材102と保持部材102との間で弛み、フレーム103から離れて外方(外側方又は下方)へはみ出してしまうといった問題がある。このように、ケーブル101がフレーム103からはみ出してしまうと、走行中にケーブル101のはみ出た部分が引っ掛かる虞がある。
また、上記図22に示した従来形式では、複数本のケーブル115を凹溝113内に収納し、キャップ114を凹溝113の開口部分に取り付けることにより、上記のようにケーブル115がフレームからはみ出してしまうといった問題は解消される。しかしながら、ダウンチューブ110はパイプ部111とケーブル保持部112とを一体に有しているため、ダウンチューブ110の断面形状が複雑になり、ダウンチューブ110を押出加工により製作する必要があり、製作方法や材質が大幅に制限されてしまうといった問題がある。
本発明は、ケーブルがフレームからはみ出るのを防止することができるとともに、フレームの製作方法や材質等の制限を緩和して設計の自由度を高めることが可能なケーブル保護装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、自転車のフレームに沿って保持されるケーブルの保護装置であって、
フレームに設けられてケーブルを保持する保持部材と、保持部材と共にケーブルを覆う着脱自在なカバーとを有し、
カバーは保持部材に対して係脱自在な係合部を有しているものである。
これによると、ケーブルは、保持部材より、フレームに沿って保持される。カバーの係合部を保持部材に係合することにより、カバーがフレームに沿って取り付けられ、ケーブルが保持部材と共にカバーで覆われる。
これにより、ケーブルはカバー内に収納され、ケーブルがフレームからから外方へはみ出してしまうのを防止することができる。また、カバーの係合部を保持部材に係合することによって、カバーを取り付けることができるため、保持部材とは別に、カバー取付専用の部材をフレームに特別に設ける必要は無い。したがって、フレームの断面形状を簡素化された形状にすることが可能となり、フレームの製作方法や材質等の制限が緩和されて、設計の自由度が高まる。
本第2発明におけるケーブル保護装置は、カバーを取外し方向へ移動させることによって、係合部が保持部材から離脱し、
カバーを取付け方向へ移動させることによって、係合部が保持部材に係合するものである。
これによると、カバーを取外し方向へ移動させることによって、係合部が保持部材から離脱するため、カバーを容易に取り外すことができる。また、カバーを取付け方向へ移動させることによって、係合部が保持部材に係合するため、カバーを容易に取り付けることができる。
本第3発明におけるケーブル保護装置は、保持部材はフレームの傾斜した下パイプに設けられ、
取付け方向が下パイプに沿った斜め上方向であり、
取外し方向が下パイプに沿った斜め下方向であるものである。
これによると、カバーを斜め下方向へ移動させることによって、カバーを容易に取り外すことができる。また、カバーを斜め上方向へ移動させることによって、カバーを容易に取り付けることができる。
また、利用者等が下パイプを下からつかんで自転車を持ち上げた場合、カバーには斜め上方向すなわち取付け方向の力が作用するため、カバーが不用意に取り外される心配は無い。
本第4発明におけるケーブル保護装置は、保持部材はフレームの傾斜した下パイプに設けられ、
取付け方向が下パイプに沿った斜め下方向であり、
取外し方向が下パイプに沿った斜め上方向であるものである。
これによると、カバーを斜め上方向へ移動させることによって、カバーを容易に取り外すことができる。また、カバーを斜め下方向へ移動させることによって、カバーを容易に取り付けることができる。
本第5発明におけるケーブル保護装置は、係合部を保持部材に係合した状態でカバーを固定する固定装置が設けられているものである。
これによると、カバーを取付けた状態で、固定装置によってカバーを固定することにより、カバーが不用意に取外し方向へ移動するのを防止することができるため、振動等によりカバーが不用意に外れることは無い。
本第6発明におけるケーブル保護装置は、保持部材は、フレームに設けられる第1の部材と、第1の部材に着脱自在な第2の部材とを有し、
第1の部材は相対向する一対の第1の側板を有し、
第2の部材は、両第1の側板間に脱抜自在に差し込まれる一対の第2の側板と、両第2の側板の基端部間に連設されてフレームの外面に対向する第2の保持板とを有し、
保持部材は、第2の部材が第1の部材から脱抜されるのを防止する抜け止め機構を有しているものである。
これによると、ケーブルを第1の部材の一対の第1の側板間に挿入し、第2の部材の一対の第2の側板を両第1の側板間に差し込む。これにより、ケーブルは第1の部材と第2の部材とで囲まれた保持空間内に保持される。この際、抜け止め機構により、第2の部材が第1の部材から不用意に脱抜されるのを防止することができる。
本第7発明におけるケーブル保護装置は、抜け止め機構は、第1の部材の第1の側板に形成された孔部と、第2の部材の第2の側板に形成されて外側方へ突出する爪部とを有し、
爪部は、孔部に対して嵌脱自在であり、第2の部材の両第2の側板が第1の部材の両第1の側板間に差し込まれた状態で、第1の部材の内側から孔部に嵌り込むものである。
これによると、第2の部材の両第2の側板を第1の部材の両第1の側板間に差し込んだ際、爪部が孔部に嵌り込むことにより、第2の部材が第1の部材から不用意に脱抜されるのを防止することができる。
本第8発明におけるケーブル保護装置は、保持部材がフレームに複数設けられ、
カバーは複数の係合部を有し、
カバーを取外し方向へ移動させることによって、全ての係合部が対応する複数の保持部材から一斉に離脱し、
カバーを取付け方向へ移動させることによって、全ての係合部が対応する複数の保持部材に一斉に係合するものである。
これによると、カバーを取外し方向へ移動させることによって、全ての係合部が保持部材から一斉に離脱するため、カバーをワンタッチで容易に取り外すことができる。また、
カバーを取付け方向へ移動させることによって、全ての係合部が保持部材に一斉に係合するため、カバーをワンタッチで容易に取り付けることができる。
本第9発明は、上記第1発明から第8発明のいずれか1項に記載のケーブル保護装置が備えられていることを特徴とする自転車である。
以上のように本発明によると、ケーブルはカバー内に収納されるため、ケーブルがフレームからから外方へはみ出してしまうのを防止することができる。また、保持部材とは別に、カバー取付専用の部材をフレームに特別に設ける必要は無く、したがって、フレームの断面形状を簡素化することが可能となり、フレームの製作方法や材質等の制限が緩和されて、設計の自由度が高まる。
本発明の第1の実施の形態における自転車の図 同、自転車に取り付けられたケーブル保護装置の上部の斜視図 同、ケーブル保護装置の長手方向に沿った断面図 同、ケーブル保護装置の保持部材の斜視図 同、ケーブル保護装置の保持部材の第1の部材の平面図 同、ケーブル保護装置の保持部材の第1の部材の側面図 同、ケーブル保護装置の保持部材の第2の部材の一部切欠き正面図 同、ケーブル保護装置の保持部材の第2の部材の側面図 同、自転車の下パイプに取り付けられたケーブル保護装置の横断面図 同、ケーブル保護装置のカバーの斜視図 同、ケーブル保護装置のカバーの平面図 図10におけるX−X矢視図 同、ケーブル保護装置のカバーの係合部を斜め後方から見た斜視図 図13におけるX−X矢視図 同、ケーブル保護装置のカバーの係合部を斜め前方から見た斜視図 同、ケーブル保護装置の固定具の斜視図 本発明の第2の実施の形態における自転車の図 同、自転車に取り付けられたケーブル保護装置の斜視図 同、ケーブル保護装置のカバーの斜視図 従来の自転車におけるケーブルを保持する保持部材の分解斜視図 同、保持部材を取り付けた自転車のフレームの一部拡大側面図 別の自転車におけるケーブル保持部を有するダウンチューブの横断面図
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態において、図1に示すように、1は電動自転車であり、フレーム2と、前車輪3と、後車輪4と、ハンドル5と、サドル6と、ハブモーターからなる電動機7と、電動機7に電力を供給するバッテリー8と、表示装置9等を備えている。電動機7は、前車輪3のハブ部分に設けられており、前車輪3に補助回転力を付与するものである。
フレーム2は、前ホーク11と、ヘッドパイプ12と、上パイプ13と、下パイプ14と、立パイプ15と、バックホーク16と、チェーンステー17とを有している。下パイプ14は、後部が下方に傾斜した直線状のパイプであり、図2に示すように円形又は楕円形の断面形状を有している。また、下パイプ14と立パイプ15とはV形状をなすように接合されている。
表示装置9は、バッテリー8の残量、電動機7によるアシスト率、走行速度、走行距離等の走行データを表示画面に表示するものであり、ハンドル5に取り付けられている。
図1,図2に示すように、電動機7とバッテリー8と表示装置9とはそれぞれ複数本のケーブル19で電気的に接続されている。これらケーブル19としては、バッテリー8から電動機7に電力を供給する給電用ケーブルや電動機7の電力線、通信用ケーブル等があり、電線や配線、コード、ワイヤー等も含んでいる。これらのケーブル19は、フレーム2の下パイプ14に沿って保持され、ケーブル保護装置21により保護されている。
ケーブル保護装置21は、複数のケーブル19をまとめて保持する複数の保持部材22と、保持部材22と共にケーブル19を覆う着脱自在なカバー23と、カバー23を固定する固定装置24(図3参照)とを有している。
図2〜図4に示すように、各保持部材22はそれぞれ、下パイプ14の長さ方向において所定間隔をあけて配置されており、下パイプ14の外周面に溶接等により下向きに設けられた第1の部材26と、第1の部材26に着脱自在な第2の部材27とを有している。
図4〜図6に示すように、第1の部材26は、左右方向において相対向する一対の第1の側板29a,29bと、両第1の側板29a,29bの上端部(基端部)間に連設された当て板30とを有しており、下方が開放されたチャンネル形状(コの字形状)に形成されている。当て板30は下パイプ14の外周面に当て付けられている。また、両第1の側板29a,29bはそれぞれ、斜め下向きに延びた板状の挿入片32a,32bを有している。
図4,図7,図8に示すように、第2の部材27は、左右方向において相対向する一対の第2の側板35a,35bと、両第2の側板35a,35bの下端部(基端部)間に連設された第2の保持板36とを有しており、上方が開放されたチャンネル形状(コの字形状)に形成されている。図4,図9に示すように、両第2の側板35a,35bは、両第1の側板29a,29b間に、下方から脱抜自在に差し込まれている。また、第2の保持板36は当て板30および下パイプ14の外周面に下方から対向しており、保持部材22は第1の部材26と第2の部材27とで囲まれた保持空間28を有している。
図4〜図9に示すように、各保持部材22は、第2の部材27が第1の部材26から脱抜されるのを防止する抜け止め機構38を有している。抜け止め機構38は、両第1の側板29a,29bに形成された孔部39と、両第2の側板35a,35bに形成された爪部40とを有している。尚、図7に示すように、爪部40は、第2の側板35a,35bの一部を斜めに切り起こして、外側方へ突出させることにより形成されており、脱抜方向Cほど外側方への突出寸法が増大している。
爪部40は、孔部39に対して嵌脱自在であり、図9に示すように、両第2の側板35a,35bが両第1の側板29a,29b間に差し込まれた状態で、第1の部材26の内側から孔部39に嵌り込む。尚、第1の部材26と第2の部材27とはそれぞれ薄い金属製の部材であり、第2の部材27の材質には板ばね材が用いられ、これにより、第2の部材27はある程度の弾性を有している。
図9〜図12に示すように、カバー23は、樹脂製であり、左右方向において相対向する一対の側板部42a,42bと、両方の側板部42a,42bの下端部(基端部)間に連設された覆い板部43とを有しており、上方が開放されたチャンネル形状(コの字形状)に形成されている。
また、カバー23は、各保持部材22の挿入片32a,32bに対して係脱自在な複数の係合部45a,45bを有している。図12〜図15に示すように、係合部45a,45bは、側板部42a,42bの内側に設けられた逆J形状の係合板46と、係合板46の後端部と側板部42a,42bとに設けられている閉止板51とを有している。
係合板46は、側板部42a,42bの内側面に対向する対向片47と、対向片47の上部から側板部42a,42bに連設される連設片48とを有する、逆J形状の部材である。尚、本実施の形態では、係合板46を逆J形状に形成しているが、逆L形状に形成してもよい。
係合板46の対向片47と側板部42a,42bとの間には挿入空間50が形成され、挿入空間50の上方は連設片48で閉止され、挿入空間50の後端部(奥端部)は閉止板51で閉止され、これにより、挿入空間50は前方と下方とが開放されている。
図3,図12の仮想線および図14,図15に示すように、各保持部材22の挿入片32a,32bが各係合部45a,45bの挿入空間50に挿入されることにより、各係合部45a,45bが保持部材22に係合し、図1,図3,図9に示すように、カバー23が各保持部材22に取り付けられる。
図3に示すように、固定装置24は、各係合部45a,45bを保持部材22に係合した状態でカバー23を固定する装置であり、下パイプ14の外周面に設けられた固定具54と、カバー23に形成された固定部55と、固定部55を固定具54に連結する固定用ねじ56(連結部材の一例)とを有している。
図16に示すように、固定具54は、保持部材22の第1の部材26と同様に、第1の側板29a,29bと当て板30とを有しており、さらに、いずれか片方の第1の側板29bの先端から内側へ突出した固定片57を備えている。この固定片57にはねじ孔58が形成されている。
図10,図11に示すように、固定部55は、内側へ入り込む山形状の部位であり、カバー23の覆い板部43の後端部に形成されている。固定部55には、カバー23の内外に貫通する貫通孔59が形成されている。図3に示すように、固定部55が固定片57に当て付けられ、固定用ねじ56が貫通孔59に挿入されてねじ孔58にねじ込まれることにより、固定部55が固定具54に連結され、カバー23が固定具54に固定される。
以下、上記構成における作用を説明する。
図2,図9に示すように、複数本のケーブル19をまとめて保持部材22の第1の部材26の両第1の側板29a,29b間に挿入し、両第1の側板29a,29b間に第2の部材27の両第2の側板35a,35bを差し込むことにより、ケーブル19は、下パイプ14に沿って、複数の保持部材22の保持空間28内に保持される。この際、爪部40が孔部39に嵌り込むことにより、第2の部材27が第1の部材26から不用意に脱抜されるのを防止することができる。また、保持空間28を広く確保することができるため、より多くのケーブル19を保持部材22で保持することができる。
その後、ケーブル19を覆うようにしてカバー23を下パイプ14の外周面に沿わせ、この状態で、カバー23を斜め上方向A(取付け方向の一例)へ移動させる。これにより、図12,図14,図15に示すように、全ての保持部材22の挿入片32a,32bが一斉にカバー23の各係合部45a,45bの挿入空間50に挿入され、全ての係合部45a,45bが各保持部材22に一斉に係合するため、図1,図2,図9に示すように、カバー23をワンタッチで容易に下パイプ14に沿って取り付けることができる。
ケーブル19は保持部材22と共にカバー23で覆われてカバー23内に収納されるため、ケーブル19が下パイプ14から外方(下方および側方)へはみ出してしまうのを防止することができる。
また、カバー23の係合部45a,45bを保持部材22に係合することによって、カバー23を取り付けることができるため、保持部材22とは別に、カバー取付専用の部材を下パイプ14に特別に設ける必要は無い。したがって、図9に示すように、下パイプ14の断面形状を円形状或は楕円形状等の簡素化された形状にすることが可能となり、フレーム2の製作方法や材質等の制限が緩和されて、設計の自由度が高まる。
上記のようにしてカバー23を取り付けた際、図3に示すように、カバー23の固定部55が固定具54の固定片57に当て付けられ、貫通孔59の位置とねじ孔58の位置とが合致する。固定用ねじ56を貫通孔59に挿入してねじ孔58に螺合し締め込むことにより、固定部55が固定具54に連結され、カバー23が固定具54に固定される。これにより、カバー23が不用意に斜め下方向B(取外し方向の一例)へ移動するのを防止することができるため、振動等によりカバー23が不用意に外れることは無い。
尚、カバー23を取り外す場合は、先ず、固定用ねじ56を取り外して、カバー23の固定を解除し、その後、カバー23を斜め下方向Bへ移動させる。これにより、図15に示すように、全ての保持部材22の挿入片32a,32bが一斉にカバー23の各係合部45a,45bの挿入空間50から脱抜され、全ての係合部45a,45bが各保持部材22から一斉に離脱するため、カバー23をワンタッチで容易に取り外すことができる。
尚、図1に示すように、カバー23を取付けた状態で、利用者等が下パイプ14を下からつかんで自転車1を持ち上げた場合、カバー23には斜め上方向Aすなわち取付け方向の力が作用するため、カバー23が不用意に取り外される心配は無い。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図17〜図19に示すように、下パイプ14は、後部が下方に傾斜するとともに後端部がほぼ水平方向に湾曲したパイプであり、図18に示すように円形又は楕円形の断面形状を有している。また、下パイプ14と立パイプ15とはU形状をなすように接合されている。
第1の実施の形態と同様に、ケーブル保護装置21は、複数の保持部材22と、カバー23と、固定装置24とを有している。尚、カバー23の形状は、その下部が下パイプ14の形状に合わせて弓なりに湾曲している。また、カバー23の下部の湾曲している部分の覆い板部43には、内外に貫通する水抜き孔81が形成されている。
これによると、第1の実施の形態と同様な作用・効果が得られる。また、カバー23を取付けた状態で、降雨等によりカバー23内に水が浸入しても、水抜き孔81を通って外部へ排水されるため、水がカバー23の下部湾曲部分の内側に溜まるのを防止することができる。
(第3の実施の形態)
上記第1および第2の実施の形態では、図3,図18に示すように、カバー23を下パイプ14に沿って斜め上方向Aへ移動させて取り付け、カバー23を下パイプ14に沿って斜め下方向Bへ移動させて取り外しているが、本第3の実施の形態では、取付け方向と取外し方向とをそれぞれ反対にし、カバー23を下パイプ14に沿って斜め上方向Aへ移動させて取り外し、カバー23を下パイプ14に沿って斜め下方向Bへ移動させて取付けるように構成している。
すなわち、本第3の実施の形態では、第1および第2の実施の形態とは上下逆向きに保持部材22を下パイプ14に取り付けて、保持部材22の挿入片32a,32bを斜め上向きにする。
また、カバー23の係合部45a,45bを第1および第2の実施の形態とは上下逆向きに形成して、係合部45a,45bの閉止板51を係合板46の前端部に形成し、挿入空間50の前端部を閉止板51で閉止する。
これによると、カバー23を斜め上方向Aへ移動させることによって、各保持部材22の挿入片32a,32bがカバー23の各係合部45a,45bの挿入空間50から脱抜され、各係合部45a,45bが各保持部材22から離脱するため、カバー23をワンタッチで容易に取り外すことができる。
また、カバー23を斜め下方向Bへ移動させることによって、各保持部材22の挿入片32a,32bがカバー23の各係合部45a,45bの挿入空間50に挿入され、各係合部45a,45bが各保持部材22に係合するため、カバー23をワンタッチで容易に取付けることができる。
上記各実施の形態では、カバー23をフレーム2の下パイプ14に取付けているが、下パイプ14に限定されるものではなく、例えば、上パイプ13や前ホーク11等に取り付けてもよい。
上記各実施の形態では、カバー23を電動自転車1のフレーム2に取り付けているが、電動自転車1に限定されるものではなく、電動機7やバッテリー8を備えていない汎用タイプの自転車にカバー23を取り付けてもよい。
本発明は、自転車のフレームに取り付けられるケーブル保護装置を記載しているが、自転車以外の車両のフレームに適用することも可能である。
1 電動自転車
2 フレーム
14 下パイプ
19 ケーブル
21 ケーブル保護装置
22 保持部材
23 カバー
24 固定装置
26 第1の部材
27 第2の部材
29a,29b 第1の側板
35a,35b 第2の側板
36 第2の保持板
38 抜け止め機構
39 孔部
40 爪部
45a,45b 係合部
A 斜め上方向(取付け方向,取外し方向)
B 斜め下方向(取外し方向,取付け方向)

Claims (9)

  1. 自転車のフレームに沿って保持されるケーブルの保護装置であって、
    フレームに設けられてケーブルを保持する保持部材と、保持部材と共にケーブルを覆う着脱自在なカバーとを有し、
    カバーは保持部材に対して係脱自在な係合部を有していることを特徴とするケーブル保護装置。
  2. カバーを取外し方向へ移動させることによって、係合部が保持部材から離脱し、
    カバーを取付け方向へ移動させることによって、係合部が保持部材に係合することを特徴とする請求項1記載のケーブル保護装置。
  3. 保持部材はフレームの傾斜した下パイプに設けられ、
    取付け方向が下パイプに沿った斜め上方向であり、
    取外し方向が下パイプに沿った斜め下方向であることを特徴とする請求項2記載のケーブル保護装置。
  4. 保持部材はフレームの傾斜した下パイプに設けられ、
    取付け方向が下パイプに沿った斜め下方向であり、
    取外し方向が下パイプに沿った斜め上方向であることを特徴とする請求項2記載のケーブル保護装置。
  5. 係合部を保持部材に係合した状態でカバーを固定する固定装置が設けられていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のケーブル保護装置。
  6. 保持部材は、フレームに設けられる第1の部材と、第1の部材に着脱自在な第2の部材とを有し、
    第1の部材は相対向する一対の第1の側板を有し、
    第2の部材は、両第1の側板間に脱抜自在に差し込まれる一対の第2の側板と、両第2の側板の基端部間に連設されてフレームの外面に対向する第2の保持板とを有し、
    保持部材は、第2の部材が第1の部材から脱抜されるのを防止する抜け止め機構を有していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のケーブル保護装置。
  7. 抜け止め機構は、第1の部材の第1の側板に形成された孔部と、第2の部材の第2の側板に形成されて外側方へ突出する爪部とを有し、
    爪部は、孔部に対して嵌脱自在であり、第2の部材の両第2の側板が第1の部材の両第1の側板間に差し込まれた状態で、第1の部材の内側から孔部に嵌り込むことを特徴とする請求項6記載のケーブル保護装置。
  8. 保持部材がフレームに複数設けられ、
    カバーは複数の係合部を有し、
    カバーを取外し方向へ移動させることによって、全ての係合部が対応する複数の保持部材から一斉に離脱し、
    カバーを取付け方向へ移動させることによって、全ての係合部が対応する複数の保持部材に一斉に係合することを特徴とする請求項1記載のケーブル保護装置。
  9. 上記請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のケーブル保護装置が備えられていることを特徴とする自転車。
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