JP5653967B2 - ケーブルホルダー - Google Patents

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本発明は、各種インタフェースケーブルを整線、保持するケーブルホルダーに関する。
従来、通信機器は専用のラックに搭載され、機器に接続される各種インタフェースケーブル(以下「ケーブル」という)は、ラックに取り付くケーブルホルダーにほう縛されて機器のコネクタに接続されている(特許文献1)。
従来のケーブルホルダーは、線材を略環状に形成したもの等、ケーブルをほう縛することを目的とし、整線を目的とするものではなかった。
ところで、近年のルータ機能やスイッチ機能を持った通信機器は、ケーブルを接続するコネクタが機器の前面に数多く装着されていることから、機器に接続されるケーブルは従来に比べ多量となっている。このため、ケーブルは、ケーブルホルダーから束状に機器の前面を塞いで各コネクタに接続されているのが実情である。
特開2001−223484号公報
しかし、今日、通信機器の前面にはコネクタに加え、機器の動作状態を表示する部品やLED(Light Emitting Diode)を用いた発光部品が設けられ、また、機器を操作する部品も設けられている。
このため、上述の如くケーブルが束状になって機器の前面を塞いでしまうと、動作状態を表示する部品やLEDを用いた発光部品がケーブルで隠れて見えなくなり、また、機器を操作する部品がケーブルで遮られて操作がし難くなる等の虞があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、機器に接続されるケーブルの整線、保持を図ったケーブルホルダーを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、一つの観点によるケーブルホルダーは、機器を搭載するラックに取り付く第1のホルダーと、前記第1のホルダーの上面に固定手段を介して固定される第2のホルダーとを含み、前記第1のホルダーは、その上面に複数並列して形成され、機器に接続するインタフェースケーブルを一本ずつ収容する第1の溝と、当該各第1の溝に対応して第1の溝と内周面を面一にして形成され、両上縁部に第1の突片が設けられた半割筒状のケーブル把持部とを備え、前記第2のホルダーは、前記各第1の溝に対応して下面に複数形成され、第1の溝とでインタフェースケーブルを保持する第2の溝を備え、前記ケーブル把持部は、当該ケーブル把持部の長さ寸法を調整する切込み部が設けられていることを特徴とする。
また、一つの観点によるケーブルホルダーは、器を搭載するラックに取り付く第1のホルダーと、前記第1のホルダーの上面に第1の固定手段を介して固定される第2のホルダーと、前記第1のホルダーの上面に着脱自在に取り付き、機器に接続するインタフェースケーブルを一本ずつ把持可能で、両上縁部に第1の突片が設けられた複数の半割筒状のケーブル把持部とを含み、前記第1のホルダーは、その上面に複数並列して形成され、前記ケーブル把持部を第2の固定手段を介して着脱自在に取付可能な第1の溝を備え、前記第2のホルダーは、前記第1の溝に対応して下面に複数形成され、前記ケーブル把持部とでインタフェースケーブルを保持する第2の溝を備え、前記ケーブル把持部は、把持するインタフェースケーブルの径に応じて肉厚を異にし、前記第2のホルダーは、保持するインタフェースケーブルの径に応じてスペーサが前記第2の溝内に装着されることを特徴とする。
更に、一つの観点によるケーブルホルダーは、機器を搭載するラックに取り付く第1のホルダーと、前記第1のホルダーの上面に第1の固定手段を介して固定される第2のホルダーと、前記第1のホルダーの上面に着脱自在に取り付き、機器に接続するインタフェースケーブルを一本ずつ把持可能で、両上縁部に第1の突片が設けられた複数の半割筒状のケーブル把持部とを含み、前記第1のホルダーは、その上面に複数並列して形成され、前記ケーブル把持部を第2の固定手段を介して着脱自在に取付可能な第1の溝を備え、前記第2のホルダーは、前記第1の溝に対応して下面に複数形成され、前記ケーブル把持部とでインタフェースケーブルを保持する第2の溝を備え、前記ケーブル把持部は、長さ寸法を異にする複数種で形成されていることを特徴とする。
本件開示のケーブルホルダーによれば、機器の前面に接続されるケーブルが水平かつ互いに一列に整線、保持される。
この結果、機器の前面がケーブルで塞がれることがなく、機器の前面に設けられる表示部品等が容易に視認可能となる。
また、機器の前面の操作部品がケーブルで遮られることがなくなるため、操作部品も容易に操作でき、ケーブルを誤って抜き差しする等の誤操作も防止できる利点を有する。
更に、本件開示のケーブルホルダーによれば、第1のホルダーに対してケーブル把持部を着脱自在な構成とすることで、ケーブルを配線する施工時に、適正長のケーブル把持部を選択することができる。
また、ラックの左右からケーブルを振り分けて機器に接続する際にも、ケーブル把持部の取付方向を変えるだけでよく、仕様に応じた対応が容易に行える。
一実施形態に係るケーブルホルダーを用いたケーブルの整線構造の全体斜視図である。 ラックに取り付く取付ブラケットの全体斜視図である。 ケーブルホルダーの分解斜視図である。 整線側ホルダーと押さえ側ホルダーの要部拡大図である。 切込み部の要部拡大図である。 ケーブル把持部とこれに把持されたケーブルの全体斜視図である。 整線側ホルダーと押さえ側ホルダーの連結部分の拡大断面図である。 整線側ホルダーと押さえ側ホルダーの固定手段の拡大断面図である。 他の実施形態に係るケーブルホルダーの整線側ホルダーとケーブル把持部の要部拡大図である。 ケーブルホルダーを用いたケーブルの整線構造の平面図である。 更に他の実施形態に係るケーブルホルダーの整線側ホルダーとケーブル把持部の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るケーブルホルダーを用いたケーブルの整線構造を示し、図2に示すラック11に機器13が搭載され、ラック11の支柱15に機器13が取付ブラケット17を介して固定されている。例えば、ケーブルはLAN(Local Area Network)ケーブルである。
そして、支柱15に例えば樹脂製のケーブルホルダー19が取り付き、ケーブルホルダー19を介して複数本のケーブル21が整線、保持されて、機器13の正面のコネクタ22に接続されている。
図3の如くケーブルホルダー19は、図2に示した支柱15に取り付く棒状の整線側ホルダー23と、整線側ホルダー23の上面25に固着される棒状の押さえ側ホルダー27とを有し、整線側ホルダー23と押さえ側ホルダー27は断面矩形状に形成されている。
整線側ホルダー23は第1のホルダーの一例であり、押さえ側ホルダー27は第2のホルダーの一例である。
整線側ホルダー23の上面25には、機器13(コネクタ22)に接続する各ケーブル21を一本ずつ収容可能な断面半円弧状の収容溝29が、整線側ホルダー23の長手方向に複数並列して形成されている。収容溝29は第1の溝の一例で、その内径はケーブル21の外径と略同一寸法とされている。そして、図3及び図4(a)、(b)に示すように収容溝29の内周には、例えば鋸歯状の突片31が周方向に沿って複数突設されており、各突片31は、押さえ側ホルダー27側の後述する突片33とでケーブル21の外被シース21aを挟持するようになっている。突片31、33は第2の突片の一例である。
また、整線側ホルダー23の一側面34には、各収容溝29に対応して一側面34の直交方向に延びる半割筒状のケーブル把持部35が一体形成されており、ケーブル把持部35の内周面は収容溝29の内周面と面一に連設されている。
ケーブル把持部35は、収容溝29に収容されるケーブル21を把持して、機器13への接続方向に各ケーブル21を水平かつ互いに一列に整線、保持するもので、任意の長さで形成されている。そして、機器13へケーブル21が配線施工される時に、ケーブル把持部35の長さ寸法を適正な長さに調整するため、各ケーブル把持部35には切込み部37が前後2箇所に設けられている。
図5(a)、(b)は切込み部37の詳細を示し、ケーブル把持部35の周方向にスリット39を入れて切込み部37が形成されているが、ケーブル把持部35の底部と左右の側部に連結部41を残して、ケーブル把持部35全体の水平状態の維持と強度を確保している。
また、図3及び図6に示すようにケーブル把持部35の両上縁部43には、ケーブル把持部35の外形形状に沿って突片45が円弧状に形成されており、突片45は両上縁部43に交互に一定の間隔で設けられている。これらの突片45は、ケーブル把持部35に把持されたケーブル21の外周に当接して、ケーブル把持部35からのケーブル21の脱落を防止するものである。
ケーブル把持部35へのケーブル21の取付けは、ケーブル把持部35の上方から各突片45に沿ってケーブル21を曲げ乍ら、ケーブル21をケーブル把持部35内に押し込むことによって行われる。
そして、図3に示すように整線側ホルダー23の後端側には、平板状の固定片47が例えば一体形成されている。
一方、図2において、49は整線側ホルダー23(ケーブルホルダー19)を支柱15に取り付ける取付ブラケットで、その上下の突片51にネジ挿入穴53が設けられている。そして、上下のネジ挿入穴53を支柱15のネジ穴55に一致させて突片51を支柱15にネジ止めすることで、取付ブラケット49が支柱15に固定される。
また、取付ブラケット49の左右には内方へ断面L字状に折曲した取付片57が互いに対向して設けられており、両取付片57の内側に形成される間隙59に固定片47が上方から挿入されて、整線側ホルダー23が取付ブラケット49に取り付くようになっている。
尚、図2中、61は左右の取付片57間の下方に形成されたストッパで、ストッパ61が間隙59に挿入された固定片47を下から保持して、固定片47(整線側ホルダー23)の脱落を防止している。
更に、図3及び図7に示すように固定片47近傍の整線側ホルダー23の上面25に、頂部が円形状に形成された突起63が整線側ホルダーの長手方向の直交方向に設けられている。そして、突起63の中央に、押さえ側ホルダー27の後端側に設けられた後述する断面C字状のフック65が係脱自在なヒンジ軸67が形成されている。
更にまた、図3及び図8に示すように整線側ホルダー23の先端側の下面には、押さえ側ホルダー27の先端側に設けた後述する断面三角形状の係止爪69を係止する断面三角形状の係止溝71が、収容溝29と同一方向に設けられている。
一方、図3に示すように押さえ側ホルダー27は、整線側ホルダー23と同一幅で形成されると共に、整線側ホルダー23よりも短寸とされている。そして、押さえ側ホルダー27の後端には、ヒンジ軸67に係脱自在な断面C字状のヒンジ構造のフック65が一体形成されている。
前記上面25に対向する押さえ側ホルダー27の下面には、収容溝29とでケーブル21を保持する断面半円弧状の保持溝73が各収容溝29に対応して長手方向に複数形成されている。保持溝73は第2の溝の一例である。そして、図3及び図4(a)、(b)に示すように保持溝73の内周には、既述したように突片31とでケーブル21の外被シース21aを挟持する突片33が周方向に形成されており、突片33は突片31と位置をずらして設けられている。
そして、図3及び図8に示すように押さえ側ホルダー27の先端に、薄肉なストッパ片75が一体に連設されている。ストッパ片75は、図8の如く押さえ側ホルダー27を整線側ホルダー23の上面25に当接させて閉じた際に、押さえ側ホルダー27が開放しないようにこれを押さえ込むものである。
即ち、図7の如くフック65をヒンジ軸67に係止すると、ヒンジ軸67を中心に回動できるように押さえ側ホルダー27は整線側ホルダー23に取り付く。そして、図8の如く押さえ側ホルダー27を整線側ホルダー23側へ閉じると、収容溝29に収容されたケーブル21が収容溝29と保持溝73とで保持されるが、ストッパ片75は斯様に閉じられた押さえ側ホルダー27が開放しないように押さえ込むものである。
ストッパ片75は、押さえ側ホルダー27と整線側ホルダー23の厚みを持った第一ストッパ片77と、折曲部79を介してこれに連設される第二ストッパ片81とを有しており、第二ストッパ片81の先端に、係止溝71に係止する係止爪69が設けられている。そして、押さえ側ホルダー27を閉じた後、押さえ側ホルダー27と整線側ホルダー23の先端側にストッパ片75を沿わせて係止爪69を係止溝71に係止させれば、押さえ側ホルダー27がストッパ片75で整線側ホルダー23側に押さえ込まれることとなる。
このストッパ片75と係止溝71は、押さえ側ホルダー27を整線側ホルダー23に固定する固定手段の一例である。その他、図8において、83は第二ストッパ片79の先端から外方へ折曲して形成された取っ手である。
ケーブルホルダー19はこのような構造を有しており、作業者は、ラック11に搭載された機器13にラック11内の側方から導入された多量のケーブル21を接続するに当たり、先ず、図2に示す取付ブラケット49を機器13毎に支柱15にネジ止めする。そして、取付ブラケット49の取付片57で形成される間隙59に整線側ホルダー23の固定片47を上方から挿入すれば、整線側ホルダー23が支柱15に取り付くこととなる。尚、整線側ホルダー23のケーブル把持部35は機器13の正面側に突出される。
そして、フック65をヒンジ軸67に係止して押さえ側ホルダー27を整線側ホルダー23に取り付け、ヒンジ軸67を中心に押さえ側ホルダー27を上方へ展開して整線側ホルダー23の上面25を開放する。この後、機器13との位置関係から各ケーブル把持部35を切込み部37で適宜切断して、ケーブル把持部35の長さ寸法を適正長に調整する。
次いで、整線側ホルダー23の各収容溝29にケーブル21を一本ずつ収容し、各該収容溝29に連設されるケーブル把持部35の上方から、各突片45の形状に沿って、即ち、各突片を避けてケーブル21を曲げ乍らケーブル21をケーブル把持部35内に押し込む。斯様に突片45に沿ってケーブル21を曲げ乍らケーブル把持部35内に押し込む取付方法は、突片45の上方から突片45を変形させ乍らケーブル21をケーブル把持部35内に圧入させる取付方法に比し、ケーブル把持部35全体に曲げ応力がかかり難い。このため、ケーブル21の取付けに当たり、ケーブル把持部35が変形、破損する虞がない。
そして、各収容溝29にケーブル21を一本ずつ収容し、各ケーブル把持部35にケーブルを一本ずつ把持させた後、押さえ側ホルダー27を閉じて図8の如くストッパ片75の係止爪69を係止溝71に係止させればよい。
これにより、押さえ側ホルダー27がストッパ片75で押さえ込まれ、各ケーブル21は収容溝29と保持溝73の突片31、33で挟持、固定される。そして、図1に示すようにケーブル21は図3の各ケーブル把持部35によって水平かつ互いに一列に整線、保持され、この後、各ケーブル21は機器13の前面のコネクタ22に接続される。
このようにケーブルホルダー19を用いることで、図1に示すように機器13のコネクタ22に接続されるケーブル21が水平かつ互いに一列に整線、保持される。この結果、機器13の前面がケーブル21で塞がれることがなく、機器13の前面に設けられた表示部品等が容易に視認可能となる。
また、機器13の前面の操作部品がケーブル21で遮られることがなくなるため、操作部品も容易に操作でき、ケーブル21を誤って抜き差しする等の誤操作も防止できる利点を有する。
そして、斯様にケーブル21が水平かつ互いに一列に整線されることから、機器13の実装領域(高さ方向)内にケーブル21が収容され、この結果、上下に隣接実装された機器へのケーブル21の飛び出し等りの弊害が発生することがない。
また、本実施形態は、ケーブル把持部35に切込み部37を設けたため、ケーブル把持部35の長さ寸法を適正長に調整することができる。
更に、収容溝29と保持溝73の内周に鋸歯状の突片31、33を設けたため、整線側ホルダー23と押さえ側ホルダー27とで挟持したケーブル21のズレを防止することができる。
更にまた、ケーブル把持部35内にケーブル21を取り付けるに当たり、ケーブル把持部35の上方から、各突片45に沿ってケーブル21を曲げ乍らケーブル21をケーブル把持部35内に押し込む構造上、ケーブル把持部35全体に曲げ応力がかかり難くなる。この結果、本実施形態によれば、ケーブル21をケーブル把持部35内に取り付ける際に、ケーブル把持部35全体が変形、破損する虞がない。
尚、図1から図8に示した実施形態では、フック65とヒンジ軸67を介して押さえ側ホルダー27を整線側ホルダー23に連結したが、押さえ側ホルダー27を回動できるようにストッパ片75と反対側の端部を整線側ホルダーに一体形成してもよい。また、ストッパ片75と係止溝71とで押さえ側ホルダー27を整線側ホルダー23に押さえ込んだが、固定手段は斯かる構造に限定されるものではない。
更に、図1から図8に示した実施形態では、図3に示すように整線側ホルダー23の一側面34側にのみ半割筒状のケーブル把持部35を一体形成したが、一側面34と反対側の側面にも複数のケーブル把持部を設けてもよい。而して、このケーブルホルダーによれば、ラックの左右からケーブルを振り分けて機器に接続する際に、一種類のケーブルホルダーを用意するだけで足りる利点を有する。
図9及び図10は本発明の他の実施形態を示し、図1から図8に示した実施形態では、ケーブル把持部35を整線側ホルダー23に一体形成したが、本実施形態は、ケーブル把持部を整線側ホルダーに着脱自在にしたものである。
以下、本実施形態を図面に基づいて説明する。尚、発明部分を除くその他の構成は実施形態と同様または同一であるため、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
図9中、85は図3に示した整線側ホルダー23と同様、取付ブラケット49を介して支柱15に取り付く棒状の整線側ホルダーで、その上面87に断面半円弧状の取付溝89が長手方向に複数並列して形成され、各取付溝89の底部に取付穴91が設けられている。
図9では、複数の取付溝89の一つを示している。整線側ホルダー85は第1のホルダーの一例であり、取付溝89は第1の溝の一例である。
また、図中、93は取付穴91に係脱可能な係合突起95が一端側の外周に突設された半円筒状のケーブル把持部で、その両上縁部97には、図3に示した突片45と同一または同様の形状の突片(図示せず)が交互に一定の間隔で設けられている。
そして、係合突起95を取付穴91に係合して取付溝89にケーブル把持部93の一端側が取り付き、このとき、ケーブル把持部93の上縁部97が整線側ホルダー85の上面87と面一になるように構成されている。
このケーブル把持部93も、図3に示したケーブル把持部35と同様に、ケーブル21を把持して機器13への接続方向に各ケーブル21を水平かつ互いに一列に整線、保持するものである。図10に示すようにケーブル把持部93は、図3に示したケーブル把持部35と異なり、長さ寸法を異にする複数種で形成されている。
このため、図3に示したケーブル把持部35と異なりケーブル把持部93に切込み部37はない。図10の如くケーブル21の配線施工の時に、図9に示した整線側ホルダー85への取付位置に応じ適正長のケーブル把持部93を選択して、各取付溝89に取り付けるようになっている。尚、本実施形態では、ケーブル把持部93の内周は同一径である。
また、図示しないが係合突起95に対応するケーブル把持部93の内周には、突片31と同様な突片が周方向に形成され、整線側ホルダー85の先端側の下部には、図3に示した係止溝71と同一または同様の形状の係止溝が形成されている。ケーブル把持部93に設けた突片は第2の突片の一例であり、係止溝は第1の溝の一例である。
更に、整線側ホルダー85の上面87には、ヒンジ軸67が形成された突起63が形成されており、ヒンジ軸67に図7に示した押さえ側ホルダー27のフック65を係止させて、図9の整線側ホルダー85に押さえ側ホルダー27が連結されるようになっている。
このように本実施形態に係るケーブルホルダー99は、整線側ホルダー85とケーブル把持部93、押さえ側ホルダー27を有している。
そして、係合突起95を取付穴91に係合して取付溝89にケーブル把持部93の一端側を取り付けた後、ケーブル把持部93内にケーブル21を収容して押さえ側ホルダー27を閉じればよい。これにより、図10の如くケーブル21が各ケーブル把持部93によって水平かつ互いに一列に整線、保持され、各ケーブル21が機器13の前面のコネクタ22に接続される。そして、ケーブルホルダー99を用いることにより、実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、機器13に接続するケーブル21を水平かつ互いに一列に整線、保持することが可能となる。
また、本実施形態は、ケーブル把持部93を整線側ホルダー85に着脱自在な構成としたので、切込み部37が不要となり、複数種のケーブル把持部93を用意し、ケーブル21の配線施工の時に適正長のケーブル把持部93を選択して取り付ければよい。
このため、ケーブル配線施工時に切込み部37での切断作業が不要となり、ケーブルホルダー19に比し作業性に優れた利点を有すると共に、仕様に応じた適正長のケーブル把持部93を使用することができる。
また、ケーブル把持部93を整線側ホルダー85に着脱自在な構成としたため、ラックの左右からケーブルを振り分けて機器に接続する場合にも、ケーブル把持部85の取付方向を変えるだけでよく、容易に対応が可能である。
そして、係合突起95と取付穴91とでケーブル把持部93の固定手段を形成したため、ケーブル把持部93の着脱が容易であると共に、固定手段の構造が簡単で成形コストが高くつくこともない。
尚、本発明はLANケーブルだけを対象としているのではなく、例えば機器に接続される光ファイバーケーブル等も対象とする。しかし、LANケーブルと光ファイバーケーブルは径が異なる。
そこで、一つの機器に接続するケーブルの径が異なり、例えば図9の整線側ホルダー85と図3の押さえ側ホルダー27とでケーブルを整線、保持する場合には、図9の構成に加え、ケーブルの径に応じてケーブル把持部の肉厚を変えてスペーサを用いればよい。
即ち、図4のケーブル21より小径なケーブルを整線側ホルダー85と押さえ側ホルダー27とで整線、保持する際には、図11の如く図9のケーブル把持部93よりも厚肉な半割筒状のケーブル把持部101を形成して、これを取付溝89に取り付ければよい。そして、これと共に、ケーブルの径に応じて押さえ側ホルダー27の保持溝73内に断面半円弧状のスペーサ103を装着すればよい。
尚、ケーブル把持部101の外周には、図9の係合突起95と同様の係合突起が形成され、スペーサ103の内周には、その周方向に沿って複数の例えば鋸歯状の突片が形成される。そして、この突片は第3の突片の一例である。
而して、この実施形態によれば、機器に接続する径の異なる多量のケーブルを機器13の前面に水平かつ互いに一列に整線、保持することが可能となる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点及び利点が明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神及び権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点及び利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良及び変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良及び均等物に拠ることも可能である。
11・・ラック;13・・機器;15・・支柱;19、99・・ケーブルホルダー;21・・ケーブル;23、85・・整線側ホルダー;27・・押さえ側ホルダー;29・・収容溝;31、33・・突片;35、93、101・・ケーブル把持部;37・・切込み部;41・・接続部;45・・突片;47・・固定片;49・・取付ブラケット;63・・突起;65・・フック;67・・ヒンジ軸;69・・係止爪;71・・係止溝;73・・保持溝;75・・ストッパ片;79・・折曲部;89・・取付溝;91・・取付穴;95・・係合突起;103・・スペーサ

Claims (9)

  1. 機器を搭載するラックに取り付く第1のホルダーと、
    前記第1のホルダーの上面に固定手段を介して固定される第2のホルダーとを含み、
    前記第1のホルダーは、その上面に複数並列して形成され、機器に接続するインタフェースケーブルを一本ずつ収容する第1の溝と、当該各第1の溝に対応して第1の溝と内周面を面一にして形成され、両上縁部に第1の突片が設けられた半割筒状のケーブル把持部とを備え、
    前記第2のホルダーは、前記各第1の溝に対応して下面に複数形成され、第1の溝とでインタフェースケーブルを保持する第2の溝を備え
    前記ケーブル把持部は、当該ケーブル把持部の長さ寸法を調整する切込み部が設けられていることを特徴とするケーブルホルダー。
  2. 前記第1の溝と第2の溝の内周に、第2の突片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルホルダー。
  3. 前記第1の突片は、ケーブル把持部の両上縁部に交互に円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルホルダー。
  4. 機器を搭載するラックに取り付く第1のホルダーと、
    前記第1のホルダーの上面に第1の固定手段を介して固定される第2のホルダーと、
    前記第1のホルダーの上面に着脱自在に取り付き、機器に接続するインタフェースケーブルを一本ずつ把持可能で、両上縁部に第1の突片が設けられた複数の半割筒状のケーブル把持部とを含み、
    前記第1のホルダーは、その上面に複数並列して形成され、前記ケーブル把持部を第2の固定手段を介して着脱自在に取付可能な第1の溝を備え、
    前記第2のホルダーは、前記第1の溝に対応して下面に複数形成され、前記ケーブル把持部とでインタフェースケーブルを保持する第2の溝を備え、
    前記ケーブル把持部は、把持するインタフェースケーブルの径に応じて肉厚を異にし、
    前記第2のホルダーは、保持するインタフェースケーブルの径に応じてスペーサが前記第2の溝内に装着されることを特徴とするケーブルホルダー。
  5. 機器を搭載するラックに取り付く第1のホルダーと、
    前記第1のホルダーの上面に第1の固定手段を介して固定される第2のホルダーと、
    前記第1のホルダーの上面に着脱自在に取り付き、機器に接続するインタフェースケーブルを一本ずつ把持可能で、両上縁部に第1の突片が設けられた複数の半割筒状のケーブル把持部とを含み、
    前記第1のホルダーは、その上面に複数並列して形成され、前記ケーブル把持部を第2の固定手段を介して着脱自在に取付可能な第1の溝を備え、
    前記第2のホルダーは、前記第1の溝に対応して下面に複数形成され、前記ケーブル把持部とでインタフェースケーブルを保持する第2の溝を備え
    前記ケーブル把持部は、長さ寸法を異にする複数種で形成されていることを特徴とするケーブルホルダー。
  6. 前記ケーブル把持部と第2の溝との内周に、第2の突片が設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のケーブルホルダー。
  7. 前記スペーサは第2の溝に沿った断面形状からなり、その内周に第3の突片が設けられていることを特徴とする請求項に記載のケーブルホルダー。
  8. 前記第1の突片は、ケーブル把持部の両上縁部に交互に円弧状に形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のケーブルホルダー。
  9. 前記第2の固定手段は、前記第1の溝の底部に形成された取付孔と、前記ケーブル把持部の外周に形成され、当該取付孔に係脱可能な突起であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のケーブルホルダー。
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