JP2013048236A - GaNLED用高速熱アニール - Google Patents

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Abstract

【課題】出力の増大、起動電圧の低下、直列抵抗の低減を実現するGaN発光ダイオードの製造方法を提供する。
【解決手段】活性層60を挟むn型GaN層40とp型GaN層50とを有するGaN多層構造30を形成する工程を備える。また、レーザーあるいはフラッシュランプを用いてp型GaN層50への10秒あるいはそれよりも短い時間の高速熱アニールを実行する工程を備える。さらに、GaN多層構造30上に透明導電層70を形成する工程と、透明導電層70にp型コンタクト90pを追加するとともにn型GaN層40にn型コンタクト90nを追加する工程とを備える。
【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2009年11月6日に出願された米国出願12/590,360(発明の名称:GaN LED用レーザースパイクアニール)の一部継続出願であり、原出願の内容は本出願に援用される。
本発明は、一般に発光ダイオード(LED)に関し、特に、GaN LED形成時の高速熱アニールの使用に関する。
LED(とりわけ、窒化ガリウム(GaN)LED)は、様々な照明アプリケーション(フルカラーディスプレイ、交通信号機等)に有用であることが証明されており、効率化がさらに進めば、より多くのアプリケーション(バックライト方式のLCDパネル、従来の白熱灯や蛍光灯に代わる半導体照明等)への使用が見込まれている。GaN LEDをさらに効率化するためには、出力の改善、低起動電圧、直列抵抗の低減が必要となる。GaN LEDの直列抵抗は、ドーパント(不純物)の活性化効率、電流波及の均一化、抵抗接点の形成と密接に関係している。
米国特許第6,455,877号 米国特許第7,259,399号 米国特許第7,436,001号 米国特許第6,747,245号 米国特許第7,154,066号 米国特許第7,399,945号
GaNにおいて、n型ドーパントは、1x1021cm−3程度の高活性化濃度でシリコン(Si)を使用することにより、容易に得ることができる。p型GaNは、マグネシウム(Mg)をドーパントとして使用することにより得られる。しかし、マグネシウムは、熱活性化エネルギーが高いため、ドーピング(不純物添加)効率は極めて低い。室温では、導入されたマグネシウムの数パーセントしか自由正孔濃度に寄与しない。有機金属気相成長法(MOCVD)による成長過程では、水素パッシベーションが生じるため、マグネシウムのドーピングはさらに複雑になる。水素パッシベーションが生じる場合、マグネシウムと水素間の結合を切断しドーパントを活性化させる熱アニール工程が必要となる。典型的な熱アニールは、約700℃の窒素雰囲気下で行われる。今日まで、p型GaN中の実際の正孔濃度は約5x1017cm−3程度しか実現されていない。このように活性化レベルが低いと、抵抗接点が脆弱になると共に拡散抵抗が大きくなり、延いてはGaN LEDの性能が制限されることになる。
本発明の一態様は、GaN LEDの形成方法である。この方法は、活性層を挟むn型GaN層とp型GaN層とを有するGaN多層構造を基板上に形成する工程を備える。また、この方法は、約10秒あるいはそれよりも短い時間の、GaN層の高速熱アニールを実行する。この高速熱アニールは、p型GaN層に対してレーザー光を走査させるレーザースパイクアニール(LSA)、あるいは、フラッシュランプからの放射線の閃光によるウエハ全体の露光に包含されるフラッシュランプアニールのいずれかにより実行することができる。また、この方法は、GaN多層構造上に透明導電層を形成する工程を備える。さらに、この方法は、p型コンタクトを透明導電層に加えると共にn型コンタクトをn型GaN層に加える工程を備える。
この方法では、さらに、透明導電層を通して高速熱アニールを実行するのが好適である。
この方法では、さらに、p型コンタクトの高速熱アニールを実行するのが好適である。
この方法において、p型コンタクトは、p型コンタクト抵抗を有するのが好適である。p型コンタクトに高速熱アニールを実行することにより、約4x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲のp型コンタクト抵抗が形成される。
この方法では、さらに、n型コンタクトに高速熱アニールを実施するのが好適である。
この方法では、さらに、n−GaN層を露光するために、GaN多層構造および透明導電層にレッジ(窪み)を形成するのが好適である。また、この方法では、さらに、露光されたGaN層の表面にn型コンタクトを形成するのが好適である。
この方法において、高速熱アニールの最大アニール温度TAMは、約700℃から約1,500℃の範囲にあることが好適である。
この方法において、高速熱アニールは、レーザーあるいはフラッシュランプを使用して実行するのが好適である。
この方法において、高速熱アニールは、1回のフラッシュで全てのp型GaN層を照射するフラッシュランプを用いて実行されるのが好適である。
この方法において、p型GaN層は、高速熱アニールを実施した後に約5x1017cm−3から約5x1019cm−3の範囲で活性化ドーパント濃度を有しているのが好適である。
この方法では、多量子井戸構造を得るために活性層を形成するのが好適である。
本発明の他の態様は、GaN LEDの形成方法である。この方法は、活性層を挟むn型GaN層とp型GaN層とを有するGaN多層構造を形成する工程を備える。この方法は、さらに、p型GaN層に隣接するようにして、p型コンタクト層を形成する工程を備える。この方法は、さらに、n型GaN層上にn型コンタクトを形成する工程を備える。この方法は、さらに、n型コンタクトの高速熱アニールを実行する工程を備えている。高速熱アニールは、約10秒あるいはそれよりも短い時間で、また、レーザーあるいはフラッシュランプを用いて実行してもよい。
この方法において、高速熱アニールは、レーザーあるいはフラッシュランプを用いて実行されるのが好適である。
この方法において、n型コンタクトは、n型コンタクト抵抗を有するのが好適である。n型コンタクトに高速熱アニールを実行することにより、約1x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲のn型コンタクト抵抗が形成される。
この方法において、さらに、高速熱アニールの最大アニール温度TAMは、約700℃から約1,500℃の範囲にあることが好適である。
本発明の他の態様は、基板と、GaN多層構造と、透明導電層と、p型コンタクトと、n型コンタクトとを備えるGaN LEDである。GaN多層構造は、基板の表面上に形成されている。また、GaN多層構造は、活性層を挟むn型GaN層とp型GaN層とを有する。p型GaN層は、高速熱アニールによって、活性化ドーパント濃度が約5x1017cm−3よりも大きく、かつ約5x1019cm−3以下である層を有している。透明導電層は、GaN多層構造の表面上に形成されている。p型コンタクトは、透明導電層の表面上に形成されている。n型コンタクトは、n型GaN層の露出部分上に形成されている。高速熱アニールは、約10秒あるいはそれよりも短い時間で、また、レーザーあるいはフラッシュランプを用いて実行することができる。
このGaN LEDにおいて、p型コンタクトは、約4x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲のオームコンタクト抵抗であることが好適である。
このGaN LEDにおいて、n型コンタクトは、約1x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲のn型コンタクト抵抗であることが好適である。
本発明の他の態様は、基板と、p型コンタクト層と、GaN多層構造と、n型コンタクトとを備えるGaN LEDである。p型コンタクト層は、基板の表面上に形成されている。GaN多層構造は、p型コンタクト層の表面上に形成されている。GaN多層構造は、活性層を挟むn型GaN層およびp型GaN層を備えており、p型GaN層は、p型コンタクト層に隣接している。n型GaN層は、高速熱アニールによって、活性化ドーパント濃度が約3x1019cm−3よりも大きく、かつ約3x1021cm−3以下である層を有している。n型コンタクトは、n型GaN層の表面上に形成されている。高速熱アニールは、約10秒あるいはそれよりも短い時間で、また、レーザーあるいはフラッシュランプを用いて実行することができる。
このGaN LEDにおいて、高速熱アニールを受けた層は、フラッシュランプによる高速熱アニールを受けた層、および、レーザーによる高速熱アニールを受けた層の内のひとつであることが好適である。
このGaN LEDにおいて、n型コンタクトは、約1x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲のn型コンタクト抵抗であることが好適である。
本発明のさらなる特徴及び利点は、下記の詳細な説明(発明を実施するための形態)に明記されている。また、それらの一部は詳細な説明の記載内容から当業者にとって直ちに明白となるか、下記の詳細な説明、特許請求の範囲、添付図面を含む、ここに記載された発明を実施することによって認識される。
上記の背景技術に関する記載と下記の本発明の詳細な説明に関する記載とは、本発明の実施形態を提供するものであり、特許請求の範囲に記載されているように、本発明の本質および特徴を理解するための概略または枠組みを提供するものであることを理解すべきである。添付図面は、本発明のさらなる理解を提供するために含まれており、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する。図面は、本発明の様々な実施形態を図示するものであり、本明細書の記載とともに、本発明の原則及び実施を説明する一助となる。
GaN LEDの一構造例の概略断面図である。 時間(ミリ秒,ms)に対するアニール温度T(℃)のプロット図であり、レーザスパイクアニール(LSA)実行時に走査されたレーザ光の3つの異なる滞留時間に対する各アニール温度プロファイルの一例が示されている。 走査レーザ光を使用したLSA過程を示すp型GaN層の拡大側面図である。 ライン型走査レーザ光の一形状例を示す模式図である。 図1に示す本発明のGaN LEDの形成過程において形成されるGaN LED構造に適用される第1のLSA方法例を示す模式図である。 図5と同様の図であり、透明導電層をさらに備えたGaN LED多層構造を示す図である。 図1と同様の図であり、透明導電層の表面及びその表面上に形成されたp型コンタクトに対するレーザ光の走査によりLSAが実行されるGaN LEDを示す図である。 図5と同様の図であって、n型GaN層が最上層に配置され、且つ、n型コンタクトを有するように、GaN LED多層構造を構成する層が入れ替わったGaN LEDの一例であり、n型GaN層の表面に対するレーザ光の走査によりLSAが実行されるGaN LEDを示す図である。 従来技術の性能(◆)に比べて本発明のGaN LEDの性能(■)が向上したことを示す、電流(ミリアンペア:mA)と電圧(V)の関係を示す曲線をモデル化したグラフであり、LSAを使用して作動電圧での直列抵抗が低減されている。 高速熱アニールの際にフラッシュランプアニールシステムからの照射を受けているLEDウエハの例を示す模式図である。 フラッシュランプからの閃光を用いて高速熱アニールを受けているGaN LEDの例を示す、図7と同様の図である。 フラッシュランプからの閃光を用いて高速熱アニールを受けているGaN LEDの例を示す、図8と同様の図である。 フラッシュランプからの閃光を用いて高速熱アニールを受けている、GaN LEDの製造プロセス中に形成されるGaN LED構造の例を示す、図5と同様の図である。 フラッシュランプからの閃光を用いて高速熱アニールを受けている、GaN LEDの製造プロセス中に形成されるGaN LED構造の例を示す、図6同様の図である。
ここで、本発明の好ましい実施形態を詳細に参照する。なお、実施形態の各例については、添付図面に図示されている。図中、同一または類似箇所を参照する場合、可能な限り同一または類似の番号及び記号を使用する。「上」、「下」等の用語は、本記載を容易にするために使用された相対的用語であり、本記載を厳密に限定することを意図するものではない。
多くの望ましいLEDの性質(高いドーパント濃度、低いコンタクト抵抗等)は、高速熱アニールによって得られることが確認されている。本書では、高速熱アニールは、約10秒あるいはそれよりも短い時間で実行されるアニールと定義される。高速熱アニールは、レーザー(例えば、レーザースパイクアニール)あるいはフラッシュランプを用いて(フラッシュランプアニール)実行することができる。
下記の内容のほとんどは、レーザースパイクアニールに関するものである。しかし、改善点および特許請求の範囲は、ミリ秒アニールに関するすべての態様にまで及んでいる。
図1は、GaN発光ダイオード(LED)10の一構造例を示す概略断面図である。また、GaN LEDの一例は、米国特許第6,455,877号、米国特許第7,259,399号、米国特許第7,436,001号に記載されており、これらの特許は参照することにより本発明に援用される。GaN LED10は、例えばサファイア、SiC、GaN Si等で形成された基板20を有する。基板20上にはGaN多層構造30が配置されている。GaN多層構造30には、n型ドープGaN層(以下、「n型GaN層」と称す)40と、表面52を有するp型ドープGaN層(以下「p型GaN層」と称す)50とが設けられている。n型GaN層40とp型GaN層50とは、活性層60を挟んでいる。また、n型GaN層40は、基板20と隣接している。活性層60は、例えば、未ドープGaInN/GaN超格子等の多重量子井戸(MQW)構造を有する。このように、GaN多層構造30ではpn接合が形成されている。GaN多層構造30上には、表面72を有する透明コンタクト層(TCL)70が配置されている。TCL70の一例としては、インジウム錫酸化物(ITO)が挙げられる。TCL70は、電流を拡散させる役割を果たし、光出力を最適化する反射防止膜として機能する。
GaN LED10は切り欠き80を有する。切り欠き80が形成されることにより、n型GaN層40の表面部42が露出される。この露出部分は、n型コンタクト90nを支持するレッジ(窪み)として機能する。n型コンタクトの材料としては、例えば、Ti/Au、Ni/Au、Ti/Al、またはこれらの組み合せが挙げられる。p型コンタクト90pは、TCL表面72上の一部分に配置される。p型コンタクトの材料としては、例えば、Ni/AuおよびCr/Auが挙げられる。
GaN LED10は、下記(a)から(c)のうち少なくとも一つの点で従来の窒化ガリウムLEDと異なる。
(a)p型GaN層50におけるドーパント活性化の程度が高い。
(b)n型コンタクト90nがレーザスパイクアニール(LSA)の使用により合金化されている。
(c)p型コンタクト90pがLSAの使用により合金化されている。
以下、上記相違点を実現するためのGaN LED10の処理方法を詳細に説明する。
レーザスパイクアニール(LSA)
p型GaN層50における活性化を高めるためには、アニールを高温で短期間実施することが望ましい。従来のアニールを採用した場合、適用可能な最高温度は、GaN材料の特性劣化により制限される。MOCVD成長過程において(例えば、Mgの使用により)ドープされたp型GaN層50が分解されることが、そのような劣化のメカニズムの一つとして挙げられる。Mgを効果的に活性化させるためには比較的高いアニール温度が必要となるが、高温で長期間アニールを実行した場合、窒素の外方拡散によりGaNが分解されると共に、p型GaN中の自由正孔濃度が減少する。従来の非高速熱アニール過程では、基板が窒素雰囲気下700℃で数十秒から数分の間保持される。
他の劣化のメカニズムとしては、p型GaN層50における歪み緩和及び転位の発生が挙げられる。格子不整合により、ヘテロエピタキシャル構造が、歪みを内包した準安定状態となっている。従来の熱アニールでは、熱膨張係数の不一致により過度の歪みが発生し、これにより転位の伝播及び増殖が促進する。
本発明ではレーザスパイクアニール(LSA)が採用されており、当該LSAは、従来の非高速熱アニールと比較して高温且つ短時間で実施される。本発明に係る各方法の実行に適したLSAシステムの一例は、米国特許第6,747,245号、米国特許第7,154,066号、米国特許第7,399,945号に記載されており、当該特許は参照することにより本出願に援用される。本発明に係る各方法におけるLSAの応用例では、従来のRTAと比較してアニール処理時間が1,000〜10,000倍短縮されている。このため、問題のある窒素の外方拡散及び転位発生の影響無しに、より高いアニール温度T(例えば、T>1100℃)でアニール処理を行うことができる。
LSAを使用してドープGaN層におけるドーパント活性化を高めることにより、接触抵抗が改善される。これは、高ドーパント濃度では、トンネル電流が大きくなり、障壁高さが低くなるからである。高ドーパント活性化濃度では、下記のように特定の接触抵抗ρが求められる。
ここで、障壁高さ変化量Δφは下記の数式により求められる。
上記数式において、hはプランク定数であり、mは電子または正孔の有効質量であり、εは窒化物の誘電定数であり、Nは活性化ドーパント濃度であり、qは電気素量であり、kはボルツマン定数であり、Tは絶対温度であり、Vは接触電位である。
活性化ドーパント濃度Nが高くなるとΔΦが大きくなり、数1の指数中の分子が小さくなる。Nが大きくなると、数1の指数中の分母が大きくなり、ρが小さくなる。その結果、ドーパント活性化が高くなるに従って、接触抵抗ρが低下する。本発明に係る各方法に関する実施形態の一例では、p型GaN中の活性化ドーパント濃度が約2.5倍(例えば、約5x1017cm−3から約1.25x1018cm−3)まで高められる。このため、全体の接触抵抗(拡がり抵抗を含む)を約60%小さくさせることになる。
図2は、時間(ms)に対するアニール温度T(℃)のプロット図であり、例えば、図3及び図4に示すように、走査レーザ光120の3つの異なる滞留時間に対する各アニール温度プロファイル(曲線)の一例を示している。図2の曲線は、任意の層の表面上(例えば、p型GaN層50の表面52上)の地点Pにおけるアニール温度プロファイルを示しており、図示しているように、レーザ光120がこの地点に接近し、通過する際のアニール温度プロファイルを示している。計算上、レーザ光120は、(選択した強度閾値で得られるように)表面52において長細い形状を有し、例えば、約10mmの長さL及び約100μmの幅W、若しくは、約100:1のアスペクト比を有する。レーザ光120は、速度Vで表面52上を走査する。滞留時間tは、ビーム幅Wと走査速度Vにより決定される。滞留時間が長い場合、地点Pは、レーザ光120の接近に伴い、接触するまで熱伝導により予熱される。このため、アニール温度は最大値TAMとなる。滞留時間が短い場合、熱伝導によるシリコンの予熱が不十分となり、地点Pは非常に短時間だけ最大アニール温度TAMとなる。このようにしてアニール温度プロファイルを調整することができる。
窒化ガリウムLED構造に対するLSAの一方法例
図5は、GaN LED10の形成過程において形成されるGaN LED構造100に適用されるLSAの第1の方法例に関する模式図である。GaN LED構造100は、基板20及びGaN多層構造30を備えている。走査レーザ光120は、p型GaN層50の表面52上に入射される。レーザ光120の走査は、レーザ光120の走査またはGaN LED構造100の走査、例えば、GaN LED10の形成過程で使用されるウエハ(図示せず)の走査により実現される。滞留時間t=W/Vは、例えば、約10マイクロ秒(μs)から約10ミリ秒(ms)の範囲である。最大アニール温度TAMは、例えば、約700℃から約1500℃の範囲である。最大アニール温度TAMは、GaN LED構造100におけるGaN解離量、格子不整合による歪み緩和及び転位によって決定される。アニールの深さは、滞留時間とレーザ光の強度とに依存する。レーザ光の強度は、例えば、400W/mmである。GaN多層構造30は、例えば、数μmから約10μmの厚みを有し、アニールは、典型的には10μmから100μmに達する(つまり、アニールは、一般的には、GaN多層構造100の全厚みに施され、場合によっては基板20まで達する)。このようにしてp型GaN層50のドーパント活性化が高められるが、実施形態の一例では、下層のn型GaN層40のドーパント活性化も高められるという点でさらに有利である。
GaN LED構造100のアニールが一旦実行されると、p型GaN層の表面52にTCL70が形成される。そして、図1に示されるように、切り欠き80が形成され、n型コンタクト90n及びp型コンタクト90pが形成(例えば、蒸着)され、その結果、GaN LED10が形成される。
図6は、図5と同様であり、さらにTCL70を有するGaN LED構造100を図示している。TCL70の蒸着後にLSAを実行すれば、TCL70がキャップ層として機能してアニール中に窒素のガス抜けが生じないようになり、その結果、アニール温度Tをより高めても材料の分解を防ぐことができる。
図7は、図1と同様であり、TCL表面72(p型コンタクト90pを含む)に対してレーザ光120を走査することによりLSAが実行されるGaN LED10を図示している。従来の非高速熱アニール技術と比較してLSAでは熱量が比較的低いため、p型コンタクト90p中の金属がpn接合に過渡するリスクを伴うことなく、上述のようにアニール温度を高めることができる。
ここで開示されるアニール方法に関する実施形態の一例では、図7のGaN LEDのp型コンタクト90pにおいてオーム抵抗合金を形成するためにLSAが使用される。典型的には、p型抵抗接点は、500℃から800℃で10から20分間、Ni/Auを合金化することにより実現される。合金化温度が高められると、合金化金属がpn接合を介して過拡散するため、形態の劣化や漏洩が生じる。p型濃度が低くなるので、接触抵抗は高い値(例えば、約1x10−3Ωcm)になる。このため、電圧低下が大きくなるだけでなく、局所的加熱も生じ、結果として、高電流レベルでのGaN LED10の寿命が短くなるおそれがある。LSAを使用すれば、凝集を生じさせることなく、アニール温度をより高くすることができる。このため、p型コンタクト90pを形成したり、GaN LED10全体の信頼性を改善したりする新たな契機となる。一実施形態において、p型コンタクトの接触抵抗は、約4x10−4Ωcmから約1x10−6Ωcmの範囲にある。このように、本発明に係る方法に関する実施形態の一例では、p型コンタクトを合金化すると共にp型GaN層50におけるドーパント活性化を高めることにより、結果として得られるGaN LED10の性能をさらに向上させるという相乗効果が得られる。
図8は、図5と同様であり、垂直方向のGaN LED10の一例を示す。ここで、基板20は金属(例えば、銅合金)であり、GaN多層構造30はn型GaN層40及びp型GaN層50を有する。ただし、n型GaN層40及びp型GaN層50は、図5に示す状態とは逆の配置になっている。即ち、表面42を有するn型GaN層40が活性層60上に配置され、p型GaN層50が活性層60の下に配置されている。n型コンタクト90nは、n型GaN層の表面42上に配置される。また、p型コンタクト90pは、p型GaN層50下に配置され、反射層として機能する。また、p型コンタクト90pに隣接して反射層(図示せず)を別途追加してもよい。図8のGaN LED10では、n型GaN層の表面42上(n型コンタクト90n上を含む)に対してレーザ光120が走査され、LSAが実行されている。金属基板20は、GaN多層構造30に接合され、良好な熱伝導性を有し、熱放散を効率的に行う。上述を繰り返すが、アニールはp型GaN層の全厚みに施される。このため、一実施形態では、この層でもドーパント活性が高められ、結果として得られるGaN LED10の性能がさらに高められる。図8における、垂直方向のGaN LED10は、フリップチップ・プロセスによって形成される。
一般的にこの層のドーパント濃度は高いので、通常、n型GaN層40にn型コンタクト90nの抵抗接点が形成されても問題とはならない。特定の接触抵抗ρを1x10−6Ωcm以下にすることができる。しかし、先進のフリップチップLEDでは、n型コンタクトは、他の基板への結合後に形成される。この場合、GaN多層構造30と(金属)基板20との熱膨張係数の不一致により生じるストレス及び転位を回避するため、熱量を制限する必要がある。なお、熱量は、Eを熱活性化エネルギーとし、kをボルツマン定数とし、Tをアニール温度とした場合、熱活性exp{−E/k}とアニール持続時間との積として定義される。この場合、抵抗接点の形成には300℃の低温アニールが採用され、その結果、接触抵抗ρは7x10−4Ωcmとなった。なお、この接触抵抗ρは、LSAにおいてアニール温度を高くし熱量を極めて低くすることにより達成される接触抵抗と比較しても随分高くなっている。一実施形態では、LSAアニールを使用することによりn型GaNにおいて1x10−6Ωcm程度低い接触抵抗ρが達成された。このため、350mAの駆動電流において、レーザアニールを採用しないLEDに比べ、窒化ガリウムLEDの性能が8%まで改善される。
GaN LED10の接触抵抗を低下させることによって性能が改善される。ダイオード電流が大きくなるに伴い、(nkT/qI)(ここで、nは理想因子であり、kはボルツマン定数であり、Tは接合部温度であり、qは素電荷であり、Iはダイオード電流である)で与えられる固有抵抗は、直流抵抗RがGaN LED10の効率に対して支配的になる点まで低下する。
図9は、モデルとなる電流I(ミリアンペア,mA)と電圧(V)の関係を示す曲線を示しており、LSAを使用して窒化ガリウムLED10の性能を向上させ、作動電圧での直列抵抗を低減したことを示す。このグラフは、異なる直列抵抗Rを有するGaN LED10に対するものであり、「ダイヤモンド(◆)」の曲線は従来のGaN LED10をモデル化しており、「正方形(■)」の曲線は、本発明に係るLSAに基づく方法を使用してp型GaNのドーパント活性化を2.5倍高くしたGaN LED10をモデル化している。なお、電圧変化ΔVは、ΔV=IΔRの関係により、直列抵抗における変化と関連性がある。
電流I=350mAにおいて、直列抵抗Rが40%低下すると(接触抵抗は60%の低下)、作動電圧Vが10%低下する。このため、LED効率は、ルーメン/ワット換算で10%増加することになる。直列抵抗は主に接触抵抗に起因している。
将来的に主要なLED製造業者に採用されるであろう高駆動電流型では、さらなる改良が見込まれる。図9の2つの曲線は、駆動電流が高くなるにつれて、電圧の落ち込みが大きくなるように分岐している。このように、本発明に係る方法を使用して形成されたGaN LED10は、駆動電流が700mAの場合、従来のドープGaN LEDに比べて15〜20%効率的であることが予想される。このため、従来の100ルーメン/ワットの出力を有するGaN LEDは、約120ルーメン/ワットの出力を有するように改善される。
フラッシュランプアニール
ここで開示される実施形態の一例では、フラッシュランプからの閃光を用いて高速熱アニールが実行される。図10は、表面202を有するLEDウエハ200の一例を示す模式図である。LEDウエハ200は、ウエハステージ206に支持されている。LEDウエハ200は、図11および図12に示されるようなGaN LED10、または図13および図14に示されるような、GaN LED10を製造する過程で形成されるGaN LED構造100を有している。LEDウエハ200およびウエハステージ206は、チャンバ220のチャンバ内部空間210に収容されている。フラッシュランプ250は、チャンバ内部空間210において、ウエハ表面202の近くに設けられている。フラッシュランプ250は、1つまたは複数のフラッシュランプエレメント252を含んでいてもよい。フラッシュランプ250は、ミリ秒単位の長さ(例えば、0.1から100ミリ秒の間)の閃光260を発するようになっている。閃光260は、ウエハ表面202全体を露光して、フラッシュランプによるLEDウエハ200の高速熱アニールを実行する。フラッシュランプによる高速熱アニールシステムおよび方法の例は、米国特許番号7,015,422および米国特許出願公報US2008/0008460に開示されており、これらに記載された内容は本明細書に援用される。
図11は、TCL表面27(p型コンタクト90pを含む)に照射された閃光260を用いて高速熱アニールを受けているGaN LED10の例を示す、図7と同様の図である。図12は、図8と同様の図であり、垂直方向のGaN LED10の一例を示している。このGaN LED10において、基板20は、金属(例えば、銅合金)であり、GaN多層構造30は、図5に示すものとは逆の順に重ねられた、n型GaN層40およびp型GaN層50を有している。すなわち、表面42を有するn型GaN層40は、活性層60の上にあり、p型GaN層50は、活性層60の下にある。n型コンタクト90nは、n型GaN層の表面42の上に設けられている。また、p型コンタクト90pは、p型GaN層50の下に設けられており、反射層としての役割も果たす。分離した反射層(図示しない)をp型コンタクト90pに隣接して追加してもよい。図12のGaN LED10は、閃光260によってn型GaN層の表面42(n型コンタクト90nを含む)が高速熱アニールされる。
図13は、閃光260を用いた高速熱アニールが、GaN LED10の製造プロセス中に形成されるGaN LED構造100に適用される例を示す、図5と同様の図である。
図14は、閃光260を用いた高速熱アニールが、TCL70を含む一例としてのGaN LED構造100に適用される例を示す、図6同様の図である。
当業者には明白であるが、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、本発明に対して種々の改良を施したり変更を加えたりすることができる。したがって、本発明に対する改良や変更が添付の特許請求の範囲及びその等価物の範囲に含まれるのであれば、その改良や変更は、本発明に包含される。

Claims (21)

  1. 活性層を挟むn型GaN層とp型GaN層とを有するGaN多層構造を基板上に形成する工程と、
    前記p型GaN層に対して、約10秒あるいはそれよりも短い時間で高速熱アニールを実行する工程と、
    前記GaN多層構造上に透明導電層を形成する工程と、
    前記透明導電層にp型コンタクトを追加すると共に前記n型GaN層にn型コンタクトを追加する工程と
    を備える、GaN発光ダイオード(LED)の形成方法。
  2. 前記透明導電層を介して前記高速熱アニールを実行する工程をさらに備える
    請求項1に記載のGaN LEDの形成方法。
  3. 前記p型コンタクトに対して前記高速熱アニールを実行する工程をさらに備える
    請求項1または2に記載のGaN LEDの形成方法。
  4. 前記p型コンタクトは、p型コンタクト抵抗を有し、
    前記p型コンタクト抵抗は、前記p型コンタクトに対する高速熱アニールの実行により約4x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲となる
    請求項3に記載のGaN LEDの形成方法。
  5. 前記n型コンタクトに対して高速熱アニールを実行する工程をさらに備える
    請求項1から3のいずれかに記載のGaN LEDの形成方法。
  6. 前記GaN多層構造と前記透明導電層とを切り欠いて前記n型GaN層を露出させる工程と、
    前記露出されたGaN層上に前記n型コンタクトを形成する工程と
    をさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載のGaN LEDの形成方法。
  7. 前記高速熱アニールは、約700℃から約1500℃の範囲の最大アニール温度TAMを有する
    請求項1から6のいずれかに記載のGaN LEDの形成方法。
  8. 前記高速熱アニールにはレーザーまたはフラッシュランプが使用される
    請求項1から7のいずれかに記載のGaN LEDの形成方法。
  9. 高速熱アニールは、1回で前記p型GaN層の全体を照射するフラッシュランプを用いて実行される
    請求項1から8のいずれかに記載のGaN LEDの形成方法。
  10. 前記p型GaN層は、高速熱アニール実行後において約5x1017cm−3から約5x1019cm−3の範囲の活性化ドーパント濃度を有する
    請求項1から9のいずれかに記載のGaN LEDの形成方法。
  11. 前記活性層を形成して多量子井戸構造を構成する工程をさらに備える
    請求項1からの10のいずれかに記載のGaN LEDの形成方法。
  12. 活性層を挟むn型GaN層とp型GaN層とを有するGaN多層構造を形成する工程と、
    前記p型GaN層に隣接するようにp型コンタクト層を形成する工程と、
    前記n型GaN層上にn型コンタクトを形成する工程と、
    前記n型コンタクトに対して、約10秒あるいはそれよりも短い時間で高速熱アニールを実行する工程と
    を備える、GaN発光ダイオード(LED)の形成方法。
  13. 前記高速熱アニールは、レーザーあるいはフラッシュランプを用いて実行される
    請求項12に記載のGaN LEDの形成方法。
  14. 前記n型コンタクトは、n型コンタクト抵抗を有し、
    前記n型コンタクトに対する高速熱アニールの実行により、前記n型コンタクト抵抗は約1x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲となる
    請求項12または13に記載のGaN LEDの形成方法。
  15. 約700℃から約1500℃の範囲の最大アニール温度TAMを有するように前記高速熱アニールを実行する
    請求項12から14のいずれかに記載のGaN LEDの形成方法。
  16. 基板と、
    活性層を挟むn型GaN層とp型GaN層とを有しており、前記基板上に形成されるGaN多層構造であって、活性化ドーパント濃度が約5x1017cm−3超約5x1019cm−3以下となるように高速熱アニールが実行された層を有するGaN多層構造と、
    前記GaN多層構造上に形成された透明導電層と、
    前記透明導電層上に形成されたp型コンタクトと、
    前記n型GaN層の露出部分上に形成されたn型コンタクトと
    を備えており、
    前記高速熱アニールが実行された層は、10秒あるいはそれよりも短い時間で高速熱アニールされている
    GaN発光ダイオード(LED)。
  17. 前記p型コンタクトは、約4x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲のオーム接点抵抗を有する
    請求項16に記載のGaN LED。
  18. 前記n型コンタクトは、約1x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲のn型コンタクト抵抗を有する
    請求項15または16に記載のGaN LED。
  19. 基板と、
    前記基板上に形成されたp型コンタクト層と、
    前記p型コンタクト層上に形成され、活性層を挟むn型GaN層とp型GaN層とを有するGaN多層構造とを備え、
    前記p型GaN層は、前記p型コンタクト層に隣接し、
    前記n型GaN層は、活性化ドーパント濃度が約3x1019cm−3から約3x1021cm−3である高速熱アニールが実行された層を有し、
    前記n型GaN層上に形成されたn型コンタクトをさらに備えており、
    前記高速熱アニールが実行された層は、10秒あるいはそれよりも短い時間で高速熱アニールされている
    GaN発光ダイオード(LED)。
  20. 前記高速熱アニールが実行された層は、フラッシュランプで高速熱アニールされた層およびレーザーで高速熱アニールされた層の一方である
    請求項19に記載のGaN LED。
  21. 前記n型コンタクトは、約1x10−4Ω-cmから約1x10−6Ω-cmの範囲のn型コンタクト抵抗を有する
    請求項19または20に記載のGaN LED。
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