JP2013047012A - 隠蔽はがき - Google Patents
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Abstract
【解決手段】隠蔽はがき10は、はがき部11と、はがき部11に貼り合わされ、記入欄12aを有する記入シート12と、はがき部11に連接され、記入欄12aを隠蔽する隠蔽部13と、隠蔽部13上に設けられ、記入シート12と隠蔽部13とを再剥離再貼付可能に粘着する再粘着再剥離糊14と、再粘着再剥離糊14上に設けられ、再粘着再剥離糊14を保護する剥離シート15とを備え、はがき部11は、記入欄12aに対応する部分に、記入欄12aの透けを防止する第1の透け防止層17を備え、隠蔽部13は、記入欄12aに対応する部分に、記入欄12aの透けを防止する第2の透け防止層18を備え、再剥離再貼付粘着剤層は、第2の透け防止層がある部分だけ粘着力を高めていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、記入欄に記入した文字が透けることを防止するために、地紋印刷などを行うこともある。
しかし、これらの方法では、ある程度は記入内容を隠蔽できるが、記入内容を故意に見ようとすれば、ライトのような強い光を当てるなどして、記入内容が見えてしまう恐れがあった。
請求項1の発明は、はがき部(11)と、前記はがき部(11)に貼り合わされ、記入欄(12a)を有する記入シート(12)と、前記はがき部(11)に連接され、前記記入欄(12a)を隠蔽する隠蔽部(13)と、前記隠蔽部(13)上に設けられ、前記記入シート(12)と前記隠蔽部(13)とを再剥離再貼付可能に粘着する再剥離再貼付粘着剤層(14)と、前記再剥離再貼付粘着剤層(14)上に設けられ、前記再剥離再貼付粘着剤層(14)を保護する剥離シート(15)とを備え、前記はがき部(11)は、前記記入欄(12a)に対応する部分に、前記記入欄(12a)の透けを防止する第1の透け防止層(17)を備え、前記隠蔽部(13)は、前記記入欄(12a)に対応する部分に、前記記入欄(12a)の透けを防止する第2の透け防止層(18)を備え、前記再剥離再貼付粘着剤層は、前記第2の透け防止層がある部分だけ粘着力を高めていること、を特徴とする隠蔽はがき(10,10−2)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の隠蔽はがき(10−2)において、前記記入シート(12)は、前記記入欄(12a)に対応する部分に、前記記入欄(12a)の透けを防止する第3の透け防止層(20)を備えること、を特徴とする隠蔽はがき(10−2)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の隠蔽はがきにおいて、前記再剥離再貼付粘着剤層と前記剥離シートとの間に保護層を備えること、を特徴とする隠蔽はがきである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の隠蔽はがき(10,10−2)において、前記各透け防止層(17,18,20)は、全ベタ印刷層、絵柄印刷層、地紋印刷層のうち少なくとも1つを含む層であること、を特徴とする隠蔽はがき(10,10−2)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の隠蔽はがき(10,10−2)において、前記第1の透け防止層(17)は、前記はがき部(11)と前記記入シート(12)との間に設けられていること、を特徴とする隠蔽はがき(10,10−2)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の隠蔽はがき(10,10−2)において、前記第2の透け防止層(18)は、前記隠蔽部(13)と前記剥離シート(15)との間に設けられていること、を特徴とする隠蔽はがき(10,10−2)である。
請求項7の発明は、請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の隠蔽はがき(10−2)において、前記第3の透け防止層(20)は、前記はがき部(11)と前記記入シート(12)との間に設けられていること、を特徴とする隠蔽はがき(10−2)である。
(1)はがき部の第1の透け防止層と、隠蔽部の第2の透け防止層とによって、記入欄を両側から挟みこんで隠蔽することができ、記入欄に記入した記入内容を確実に隠蔽することができる。
(2)記入シートの第3の透け防止層によって、隠蔽効果をより向上させることができる。
(3)各透け防止層は、全ベタ印刷層、絵柄印刷層、地紋印刷層のうち少なくとも1つを含む層であるので、印刷によって簡単に各透け防止層を形成することができる。
(5)第2の透け防止層は、隠蔽部と剥離シートとの間に設けられているので、使用時までは第2の透け防止層の存在を隠しつつ、隠蔽部や剥離シートの他の領域を有効利用することができる。
(6)第3の透け防止層は、はがき部と記入シートとの間に設けられているので、第3の透け防止層の存在を隠しつつ、はがき部や記入シートの他の領域を有効利用することができる。また、第1の透け防止層と第3の透け防止層とが重なるので、隠蔽効果を向上させることができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明による隠蔽はがきの第1実施形態を示す図であって、図1(A)は、平面図であり、図1(B)は、B−B断面図である。
第1実施形態の隠蔽はがき10は、2つ折りのはがきタイプのものであり、はがき部11と、記入シート12と、隠蔽部13と、再粘着再剥離糊(再剥離再貼付粘着剤層)14と、剥離シート15と、保護層16と、第1の透け防止層17と、第2の透け防止層18と、印刷層19などとを備える。
また、隠蔽はがき10は、3つの用紙から構成されており、記入シート12は、1枚目の用紙であり、剥離シート15は、2枚目の用紙であり、はがき部11と隠蔽部13とは、3枚目の用紙である。
1枚目及び3枚目の用紙は、連量が55Kgの上質紙や、連量が55kg以上のコート紙により形成されている。2枚目の用紙は、連量が45Kgの上質紙や、連量が55kg以上のコート紙により形成されている。
記入シート12は、強接着糊sによってはがき部11に剥離不可能に貼り合わされ、表面側にアンケート,住所,氏名,電話番号などを記入する記入欄12aを備える。
また、はがき部11と記入シート12とによって、はがき本体部を構成しており、この部分は、2〜6gになるように構成してある。
再粘着再剥離糊14は、隠蔽部13上に設けられ、記入シート12と隠蔽部13とを再剥離再貼付可能に粘着する糊である。
再粘着再剥離糊14は、第2の透け防止層18が無い場合と同様の粘着力を持たせるように塗布条件を調整する必要がある。これは、第2の透け防止層18がある分だけ、粘着力が弱まるからである。再粘着再剥離糊14は、主に糊の成分と水の成分とで構成されているので、例えば、水の成分を減らすことによって、粘着力を高めることができる。
保護層16は、再粘着再剥離糊14と剥離シート15との間に設けられ、再粘着再剥離糊14の糊残りを防止するための層である。
第2の透け防止層18は、隠蔽部13と剥離シート15との間であって、記入欄12aの住所欄,氏名欄,電話番号欄に対応する部分に設けられ、記入欄12aの透けを防止する印刷層である。
また、各透け防止層は、全ベタ印刷層、絵柄印刷層、地紋印刷層、濃い色の印刷層のうち少なくとも1つを含む層によって形成されている。
印刷層19は、この隠蔽はがき10の表面と裏面とに設けられ、絵柄や文字などを表示している層である。
まず、記入欄12aに必要事項を記入する。
ついで、剥離シート15を剥がし、再粘着再剥離糊14を表出させる。
さらに、ミシン目mで隠蔽はがき10を2つ折りし、再粘着再剥離糊14によって隠蔽部13を記入シート12上に貼り付け、記入欄12aを隠蔽する。
最後に、はがきとして投函する。
(1)はがき部11の第1の透け防止層17と、隠蔽部13の第2の透け防止層18とによって、記入欄12aを両側から挟みこんで隠蔽することができ、記入欄12aに記入した記入内容を確実に隠蔽することができる。
(2)各透け防止層は、全ベタ印刷層、絵柄印刷層、地紋印刷層、濃い色の印刷層のうち少なくとも1つを含む層であるので、印刷によって簡単に各透け防止層を形成することができる。
(3)第1の透け防止層17は、はがき部11と記入シート12との間に設けられているので、第1の透け防止層17の存在を隠しつつ、はがき部11の裏面や記入シート12の表裏面を有効利用することができる。
(4)第2の透け防止層18は、隠蔽部13と剥離シート15との間に設けられているので、使用時までは第2の透け防止層18の存在を隠しつつ、隠蔽部13の裏面や剥離シート15の表裏面を有効利用することができる。
図2は、本発明による隠蔽はがきの第2実施形態を示す図であって、図2(A)は、平面図であり、図2(B)は、B−B断面図である。
なお、前述した第1実施形態と同様な機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
第2実施形態の隠蔽はがき10−2は、第1及び第2の透け防止層17,18に加えて、第3の透け防止層20が設けられているものである。
第3の透け防止層20は、はがき部11と記入シート12との間であって、記入シート12の記入欄12aに対応する部分に設けられ、記入欄12aの透けを防止する印刷層である。なお、第3の透け防止層20の材質は、第1及び第2の透け防止層17,18と同様である。
また、第3の透け防止層20は、はがき部11と記入シート12との間に設けられているので、第3の透け防止層20の存在を隠しつつ、はがき部11の裏面や記入シート12の表面を有効利用することができる。
さらに、第1の透け防止層17と第3の透け防止層20とが重なるので、隠蔽効果を向上させることができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)第1の透け防止層17は、はがき部11の略全面に設ける例で説明したが、記入欄12aに対応する部分だけに設けてもよい。このようにすれば、製造コストを抑えることができる。
(2)第1の透け防止層17は、記入欄12aの住所欄,氏名欄,電話番号欄に対応する部分に設ける例で説明したが、記入欄12aのアンケート欄に対応する部分に設けてもよい。
(3)第2の透け防止層18は、記入欄12aに対応する部分に設ける例で説明したが、隠蔽部13の略全面に設けてもよい。このようにすれば、隠蔽効果をより向上させることができる。
なお、上述した実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は、以上説明した実施形態や変形形態によって限定されることはない。
11 はがき部
12 記入シート
12a 記入欄
13 隠蔽部
14 再粘着再剥離糊(再剥離再貼付粘着剤層)
15 剥離シート
16 保護層
17 第1の透け防止層
18 第2の透け防止層
19 印刷層
20 第3の透け防止層
m ミシン目
s 強接着糊
Claims (7)
- はがき部と、
前記はがき部に貼り合わされ、記入欄を有する記入シートと、
前記はがき部に連接され、前記記入欄を隠蔽する隠蔽部と、
前記隠蔽部上に設けられ、前記記入シートと前記隠蔽部とを再剥離再貼付可能に粘着する再剥離再貼付粘着剤層と、
前記再剥離再貼付粘着剤層上に設けられ、前記再剥離再貼付粘着剤層を保護する剥離シートとを備え、
前記はがき部は、前記記入欄に対応する部分に、前記記入欄の透けを防止する第1の透け防止層を備え、
前記隠蔽部は、前記記入欄に対応する部分に、前記記入欄の透けを防止する第2の透け防止層を備え、
前記再剥離再貼付粘着剤層は、前記第2の透け防止層がある部分だけ粘着力を高めていること、
を特徴とする隠蔽はがき。 - 請求項1に記載の隠蔽はがきにおいて、
前記記入シートは、前記記入欄に対応する部分に、前記記入欄の透けを防止する第3の透け防止層を備えること、
を特徴とする隠蔽はがき。 - 請求項1又は請求項2に記載の隠蔽はがきにおいて、
前記再剥離再貼付粘着剤層と前記剥離シートとの間に保護層を備えること、
を特徴とする隠蔽はがき。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の隠蔽はがきにおいて、
前記各透け防止層は、全ベタ印刷層、絵柄印刷層、地紋印刷層のうち少なくとも1つを含む層であること、
を特徴とする隠蔽はがき。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の隠蔽はがきにおいて、
前記第1の透け防止層は、前記はがき部と前記記入シートとの間に設けられていること、
を特徴とする隠蔽はがき。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の隠蔽はがきにおいて、
前記第2の透け防止層は、前記隠蔽部と前記剥離シートとの間に設けられていること、
を特徴とする隠蔽はがき。 - 請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の隠蔽はがきにおいて、
前記第3の透け防止層は、前記はがき部と前記記入シートとの間に設けられていること、
を特徴とする隠蔽はがき。
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