JP2013045532A - 電磁誘導加熱装置、および、電磁誘導加熱方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
電磁誘導加熱装置100は、圧力容器200が配置される空間Sを取り巻くように設けられ、空間S内に交流磁界を発生させるための複数の導線10と、複数の導線10に交流電流を流すための交流電源40と、を備える。複数の導線10のそれぞれの両端部10e1,10e2間には、隙間Gが形成されている。これらの隙間Gは、空間Sの内外への圧力容器200の通過経路である。
【選択図】図1
Description
電磁誘導によって被加熱物を加熱する電磁誘導加熱装置であって、
前記被加熱物が配置される空間を取り巻くように設けられ、前記空間内に交流磁界を発生させるための複数の導線と、
前記複数の導線に交流電流を流すための交流電源と、
を備え、
前記複数の導線のそれぞれの両端部間には、隙間が形成されており、
前記隙間は、前記空間の内外への前記被加熱物の通過経路である、
電磁誘導加熱装置。
適用例1記載の電磁誘導加熱装置であって、
前記被加熱物は、熱硬化性樹脂が含浸された導電性を有する繊維をライナーの外表面に巻き付けた層を有するタンクであり、
前記複数の導線は、前記タンクにおける前記繊維の巻き付け方向と同一方向に前記交流電流が流れるように配置されている、
電磁誘導加熱装置。
適用例1または2記載の電磁誘導加熱装置であって、さらに、
前記隙間を変更するための隙間可変機構を備える、
電磁誘導加熱装置。
適用例1ないし3のいずれかに記載の電磁誘導加熱装置であって、
前記複数の導線は、互いに平行に配置されている、
電磁誘導加熱装置。
電磁誘導によって被加熱物を加熱する電磁誘導加熱方法であって、
前記被加熱物が配置される空間を取り巻くように設けられ、前記空間内に交流磁界を発生させるための複数の導線であって、該複数の導線のそれぞれの両端部間に、前記空間の内外への前記被加熱物の通過経路である隙間が形成されている複数の導線を用意する工程と、
前記隙間を通過させて、前記空間内に前記被加熱物を配置する配置工程と、
前記複数の導線に同位相の交流電流を流す工程と、
を備える電磁誘導加熱方法。
A.電磁誘導加熱装置:
図1は、本発明の一実施例としての電磁誘導加熱装置100の概略構成を示す説明図である。この電磁誘導加熱装置100は、被加熱物としての圧力容器200を、電磁誘導によって加熱するための装置である。
図2は、圧力容器200の断面構造の一例を示す説明図である。圧力容器200を軸AXに沿って切断したときの円筒部の断面図を示した。図示するように、圧力容器200は、ライナー210と、炭素繊維強化プラスチック層220と、を備えている。
図3は、電磁誘導加熱装置100による圧力容器200の加熱方法を示す説明図である。圧力容器200の軸AX方向から見た様子を示した。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形が可能である。
上記実施例では、複数の導線10は、それぞれ、アルファベットのU字形の形状を有するものとしたが、本発明は、これに限られない。例えば、複数の導線10が、それぞれ、アルファベットのC字形の形状を有するものとしてもよい。また、複数の導線10と第1の電力線20と第2の電力線30との接続を梯子形とし、すなわち、複数の導線10をストレート形状とし、複数の導線10を変形させて、圧力容器200が配置される空間Sを取り巻くように設けるようにしてもよい。
上記実施例では、図3に示したように、初期状態において、複数の導線10のそれぞれの両端部10e1,10e2間に形成された隙間Gは、圧力容器200の直径Dtよりも広いものとしたが、本発明は、これに限られない。初期状態において、複数の導線10のそれぞれの両端部10e1,10e2間に形成された隙間Gは、圧力容器200の直径Dtよりも狭いものとしてもよい。この場合、圧力容器200のセッティング時に、隙間可変機構により、圧力容器200が通過可能なように、複数の導線10のそれぞれの両端部10e1,10e2間に形成された隙間Gを、圧力容器200の直径Dtよりも広くすればよい。また、絶縁部材によって、複数の導線10のそれぞれの両端部10e1,10e2間の絶縁が確保される場合には、複数の導線10のそれぞれの両端部10e1,10e2間の隙間Gがほとんどない状態としてもよい。
上記実施例では、電磁誘導加熱装置100は、複数の導線10のそれぞれの両端部10e1,10e2間に形成された隙間Gを変更するための隙間可変機構を備えるものとしたが、これを省略するようにしてもよい。また、複数の導線10は、圧力容器200のセッティングを行う作業者が変形させるようにしてもよい。
上記実施例の電磁誘導加熱装置100に、さらに、圧力容器200を、軸AXを中心に回転させる回転機構を備えるようにしてもよい。こうすることによって、圧力容器200の加熱を、より均一に行うことができる。
上記実施例では、複数の導線10は、等間隔に配置されているものとしたが、本発明は、これに限られない。例えば、軸AX方向における複数の導線10の間隔を、部分的に変更する等、不等間隔にしてもよい。
上記実施例では、電磁誘導加熱装置100に圧力容器200をセッティングするときに、圧力容器200を水平に固定した状態で、圧力容器200が空間S内に配置されるように複数の導線10を移動させるものとしたが、本発明は、これに限られない。電磁誘導加熱装置100に圧力容器200をセッティングするときに、複数の導線10を固定した状態で、空間S内に圧力容器200を移動させるようにしてもよい。
上記実施例では、電磁誘導加熱装置100は、圧力容器200を加熱するものとしたが、本発明は、これに限られない。電磁誘導加熱装置100によって、圧力容器200以外の他の被加熱物を加熱するものとしてもよい。
10e1,10e2…端部
20…第1の電力線
30…第2の電力線
40…交流電源
100…電磁誘導加熱装置
200…圧力容器
210…ライナー
220…炭素繊維強化プラスチック層
220a…フープ層
220b…ヘリカル層
AX…軸
G…隙間
S…空間
Claims (5)
- 電磁誘導によって被加熱物を加熱する電磁誘導加熱装置であって、
前記被加熱物が配置される空間を取り巻くように設けられ、前記空間内に交流磁界を発生させるための複数の導線と、
前記複数の導線に交流電流を流すための交流電源と、
を備え、
前記複数の導線のそれぞれの両端部間には、隙間が形成されており、
前記隙間は、前記空間の内外への前記被加熱物の通過経路である、
電磁誘導加熱装置。 - 請求項1記載の電磁誘導加熱装置であって、
前記被加熱物は、熱硬化性樹脂が含浸された導電性を有する繊維をライナーの外表面に巻き付けた層を有するタンクであり、
前記複数の導線は、前記タンクにおける前記繊維の巻き付け方向と同一方向に前記交流電流が流れるように配置されている、
電磁誘導加熱装置。 - 請求項1または2記載の電磁誘導加熱装置であって、さらに、
前記隙間を変更するための隙間可変機構を備える、
電磁誘導加熱装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の電磁誘導加熱装置であって、
前記複数の導線は、互いに平行に配置されている、
電磁誘導加熱装置。 - 電磁誘導によって被加熱物を加熱する電磁誘導加熱方法であって、
前記被加熱物が配置される空間を取り巻くように設けられ、前記空間内に交流磁界を発生させるための複数の導線であって、該複数の導線のそれぞれの両端部間に、前記空間の内外への前記被加熱物の通過経路である隙間が形成されている複数の導線を用意する工程と、
前記隙間を通過させて、前記空間内に前記被加熱物を配置する配置工程と、
前記複数の導線に同位相の交流電流を流す工程と、
を備える電磁誘導加熱方法。
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