JP2013044852A - プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プロジェクター1の複数の設定項目21aを予め決められた手順で符号化した設定コードP1を生成し、生成された設定コードP1を他のプロジェクターに入力すると、入力された設定コードP1を復号して設定項目21aの設定内容を変更する。これにより複数のプロジェクターに同じ設定コードを入力することで設定項目の内容を揃えることが可能となる。
【選択図】図3
Description
図1は本実施形態のプロジェクター1の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像投写手段10、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、入力操作手段23、光源制御手段25、電源端子30、電源部31、通信手段41等で構成されており、これらは図示しないプロジェクター1の筐体の内部に収容されている。
設定コード出力手段20bは、設定コード生成手段20aで生成された、設定コードP1を、記録媒体M、有線または無線で接続された他のプロジェクター、またはネットワークに接続されたサーバーに出力する。
設定コード入力手段20cは、(a)入力操作手段23からの入力操作、(b)記録媒体Mからの読み取り、(c)有線または無線で接続された他のプロジェクターからの受信、(d)ネットワークに接続されたサーバーからの受信、のいずれかの方法で設定コードP1の入力を受け付ける。
設定コード復号手段20dは、設定コード入力手段20cにより入力された設定コードP1を復号し、各設定項目の内容を設定する。
入力操作手段23が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを交互に切り替えるための電源キーや、画像信号入力手段18に入力される複数の画像入力端子を切り替えるための入力切替キー、各種設定を行うための設定メニューを重畳表示させるメニューキー、メニューからユーザーが設定項目を選択するカーソルキー、決定キー、エスケープキー、また、プロジェクター1に設定コードP1を入力するための文字・数字キー等がある。
制御手段20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理手段16は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理手段17から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。
なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
通信手段41はまた、ネットワーク通信手段として動作し、ネットワーク上に接続されたサーバーに設定コードP1を保存したり、サーバーより設定コードP1を取得したりするための通信を行う。
図2において、設定内容B1は13種類の設定項目の内容をビット列化したものであり、設定項目(1)〜(3)はそれぞれ2ビット(ビットデータ0〜3)、設定項目(4)は3ビット(ビットデータ0〜7)、設定項目(5)は1ビット(ビットデータ0、1)、のように設定内容B1のビットを結合して並べている。
図2の例では13種類の設定項目で、設定内容B1は計30ビットのビット列になる。このビット列を5ビット列のブロックBA1〜BA6に分割し、それぞれのブロック内の5ビットのビットデータ(0〜31)を合計する。そして、合計した数値を変換テーブルTB1に従って文字に変換したもの(図2の例では「LJEGN9」)が設定コードP1となる。
図2の例では設定内容B1のビット列を文字列に変換しているが、これにチェックサムを付加してもよい。
図3に示すように、プロジェクター1が入力操作手段23から設定コードP1の出力操作を受け付けると(ステップS101)、制御手段20は複数の設定項目21aの各設定内容を記憶手段21より取得し(ステップS102)、ステップS103に遷移する。
このステップS103が、設定コード生成ステップに相当する。
このステップS104が、設定コード出力ステップに相当する。
応答操作が記録媒体Mに設定コードP1を保存する操作の場合(ステップS105:Y)、設定コード出力手段20bは、設定コードP1を記録媒体Mに保存し(ステップS109)、ステップS111に遷移する。
一方、応答操作が、記録媒体Mに設定コードP1を保存する操作ではない場合(ステップS105:N)、ステップS106に遷移する。
応答操作が他のプロジェクターに設定コードP1を送信する操作の場合(ステップS106:Y)、設定コード出力手段20bは、有線または無線で接続された他のプロジェクターに設定コードP1を送信し(ステップS110)、ステップS111に遷移する。
一方、応答操作が他のプロジェクターに設定コードP1を送信する操作ではない場合(ステップS106:N)、ステップS107に遷移する。
応答操作がネットワークサーバーに設定コードP1を保存する操作の場合(ステップS107:Y)、設定コード出力手段20bは、ネットワーク上に接続されたサーバーに設定コードP1を送信して、保存し(ステップS108)、ステップS111に遷移する。
一方、応答操作がネットワークサーバーに設定コードP1を保存する操作でない場合(ステップS107:N)、ステップS111に遷移する。
図4に示すように、プロジェクター1が入力操作手段23から設定コードP1の入力操作を受け付けると(ステップS201)、制御手段20は設定コード入力メニュー画面M2を画像投写手段10に投写させ(ステップS202)、ステップS203に遷移する。このときの設定コード入力メニュー画面M2の一例を図5(b)に示す。
応答操作が、入力操作手段23から設定コードP1を入力する操作の場合(ステップS203:Y)、設定コード入力手段20cは、入力操作手段23より、設定コードP1の入力を受け付け、(ステップS210)、ステップS215に遷移する。このときの設定コード入力画面M3の一例を図5(c)に示す。
一方、応答操作が、入力操作手段23から設定コードP1を入力する操作ではない場合(ステップS203:N)、ステップS204に遷移する。
応答操作が、記録媒体Mから設定コードP1を読み込む操作の場合(ステップS204:Y)、設定コード入力手段20cは、設定コードP1を記録媒体Mから読み込み(ステップS211)、ステップS215に遷移する。
一方、応答操作が、記録媒体Mから設定コードP1を読み込む操作ではない場合(ステップS204:N)、ステップS205に遷移する。
応答操作が、他のプロジェクターから設定コードP1を受信する操作の場合(ステップS205:Y)、設定コード入力手段20cは、有線または無線で接続された他のプロジェクターから設定コードP1を受信し(ステップS212)、ステップS215に遷移する。
一方、応答操作が、他のプロジェクターから設定コードP1を受信する操作ではない場合(ステップS205:N)、ステップS206に遷移する。
応答操作が、ネットワークサーバーから設定コードP1を取得する操作の場合(ステップS206:Y)、設定コード入力手段20cは、ネットワークに接続されたサーバーから設定コードP1を取得し(ステップS207)、ステップS215に遷移する。
一方、応答操作が、ネットワークサーバーから設定コードP1を取得する操作ではない場合(ステップS206:N)、ステップS217に遷移する。
このステップS216が、設定コード復号ステップに相当する。
(変形例1)
上記実施形態のプロジェクター1では複数の設定項目21aの内容を符号化した設定コードP1を生成しているが、符号化する設定項目を選択できるようにしてもよい。これにより、複数のプロジェクターでそれぞれが独自に設定する項目と、全てのプロジェクターで同じ内容に設定し、揃える項目とを選択することが可能となる。
Claims (5)
- 光源から射出された光を画像情報に応じて変調して画像投写手段により投写するプロジェクターであって、
前記プロジェクターの複数の設定項目と、当該複数の設定項目の各設定項目の内容とを記憶する記憶手段と、
前記各設定項目の内容を予め決められた手順に従って符号化した設定コードを生成する設定コード生成手段と、
前記設定コードを前記画像投写手段により投写する設定コード出力手段と、
前記各設定項目の内容を設定するための前記設定コードの入力を受け付ける設定コード入力手段と、
前記設定コード入力手段によって受け付けられた前記設定コードより、前記各設定項目の内容を復号し、前記複数の設定項目にそれぞれ設定する設定コード復号手段と、
入力操作を受け付ける入力操作手段と、
を備え、
前記設定コード入力手段は、前記入力操作手段に入力された前記設定コードを受け付けることを特徴とする、プロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記設定コード出力手段は、前記設定コードを記録媒体に保存し、
前記設定コード入力手段は、前記記録媒体に保存された前記設定コードを読み取り、受け付けることを特徴とする、プロジェクター。 - 請求項1または2に記載のプロジェクターであって、
前記プロジェクターと、有線または無線で前記プロジェクターに接続された他のプロジェクターと、の間で通信を行う通信手段をさらに備え、
前記設定コード出力手段は、前記通信手段により、前記他のプロジェクターに前記設定コードを送信し、
前記設定コード入力手段は、前記通信手段により、前記他のプロジェクターより、前記設定コードを受信することで入力を受け付けることを特徴とする、プロジェクター。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
ネットワークを介してサーバーと通信するネットワーク通信手段をさらに備え、
前記設定コード出力手段は、前記ネットワークに接続されている前記サーバーに前記設定コードを送信し、
前記設定コード入力手段は、前記ネットワークに接続されている前記サーバーより、前記設定コードを取得し、入力を受け付けることを特徴とする、プロジェクター。 - 光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写するプロジェクターの制御方法であって、
前記プロジェクターの複数の各設定項目の内容を、予め決められた手順に従って符号化した設定コードを生成する設定コード生成ステップと、
前記設定コードを画像投写手段により投写する設定コード出力ステップと、
前記各設定項目の内容を変更するための前記設定コードの入力を受け付ける設定コード入力ステップと、
前記設定コード入力ステップによって受け付けられた前記設定コードより、前記各設定項目の内容を復号し、複数の設定項目にそれぞれ設定する設定コード復号ステップと、
を有することを特徴とする、プロジェクターの制御方法。
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