JP2013044240A - 作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 移動機体上に配置したエンジンの上部側方にDPFマフラ31が配置され、DPFマフラ31のエンジンとは反対側の側方にエアクリーナが配置され、これらエンジン、DPFマフラ31及びエアクリーナの上方及び側方を覆うボンネットが設けられた作業機であって、DPFマフラ31の上方とエアクリーナ側の側方とを覆う断熱カバー83がDPFマフラ31に取り付けられている。また、断熱カバー83は、DPFマフラ31の上方を覆う上カバー85と、DPFマフラ31のエアクリーナ33側の側方を覆う側カバー86とを別個に備えている。
【選択図】図1
Description
この種の従来の作業機では、DPFマフラの周囲を断熱するものが設けられていなかった。
本発明は上記問題点に鑑み、DPFマフラの熱でエアクリーナやボンネットの上板部が加熱されるのを防止できる作業機を提供することを目的とする。
DPFマフラ31の上方とエアクリーナ33側の側方とを覆う断熱カバー83がDPFマフラ31に取り付けられている点にある。
請求項3においては、請求項2の発明において、旋回台7の後部に前記エンジン20、DPFマフラ31及びエアクリーナ33を配置したエンジンルーム21が設けられ、DPFマフラ31にはテールマフラ34を接続するための接続フランジ44が上方突出されており、前記上カバー85に前記接続フランジ44を回避するための切欠部100が設けられ、前記側カバー86にDPFマフラ31の端面を覆う端面カバー部104が形成され、上カバー85及び側カバー86の外面に断熱材88,89が貼り付けられているものである。
請求項2によれば、上カバーと側カバーとをDPFマフラに別々に取り付けることができ、断熱カバーのDPFマフラへの取り付けが簡単になる。
請求項3によれば、DPFマフラに接続フランジが上方突出されているにも拘わらず、上カバーをDPFマフラに対して上側から配置して簡単に取り付けることができる。側カバーはDPFマフラに対してその端面側から配置して簡単に取り付けることができる。上カバー及び側カバーの取付け後は、外面に貼り付けた断熱材によってDPFマフラの熱でエアクリーナ及びボンネットが熱せられるのを効果的に防ぐことができる。
Fマフラの端面外方に配置した配置部材が加熱されるのを防止することができる。
図9において、作業機として例示するバックホー1は走行装置2と旋回体(移動機体)3と掘削装置4とから主構成されている。
旋回体3は、走行装置2の左右クローラ走行体5間の中央部に設けた軸受体8に上下方向の旋回軸心回りに回動自在に支持された旋回台7と、この旋回台7に搭載された各種機器を覆うボンネット11と、このボンネット11上に設けた座席12やその前の操縦部を覆うキャビン13とを備えている。
旋回台7の後部上面および右側上面は開放状とされ、これらの開放部分は旋回台7の上面から上方に突出した丸みを帯びたボンネット11で覆われている。
DPFマフラ31は円筒形状で、その軸心を前後方向に向けてエンジン20の上部左側方に配置され、フライホイールハウジング38の上部にブラケット40等を介して取り付けられている。DPFマフラ31の後部上面には接続フランジ44が上方突出され、右側面には吸気口45が突設されている。吸気口45はエンジン20の排気マニホールド47に接続されている。
エアクリーナ33は円筒形状で、DPFマフラ31のエンジン20とは反対側の側方(左側方)に略水平に配置されている。エアクリーナ33の排気口49は出側ホース50を介してエンジン20の吸気マニホールド52に接続され、エアクリーナ33の吸気口54は入り側ホース51が接続されており、入り側ホース51は閉塞壁体75の上部を貫通して冷却風吸込室24内に挿入されている。従って、後述する外気取入口63から流入した新鮮な外気は、その一部が入り側ホース51を通してエアクリーナ33に供給されることになる。
なお、エンジンルーム21の左前方にはエンジン20用の燃料タンク53が配置されている。
冷却風吸込室24には、ラジエータ23の他にオイルクーラ55とエンジンオイルクーラ57とコンデンサ58とリザーブタンク59とエンジン20を制御するコントロールユニット(ECU)61とが設けられている。
作動油タンク26に連通するリターンパイプ65がタンク仕切壁29を貫通して冷却風吸込室24側に突出され、冷却風吸込室24側にリターンフィルタ66が設けられている。
作動油タンク26の油量を計測する油量計測ゲージ103が、コントロールユニット61とラジエータ23との間であってコントロールユニット61の前方側に配置されている。
前記風胴73は、ラジエータ23から後方突出した筒状の風胴本体74と、風胴本体74の左右方向中途部から前後方向及び上方に突出した閉塞壁体75とを有し、閉塞壁体75はエンジンルーム21と冷却風吸込室24との間を塞いでいる。これにより、風胴73の風胴本体74内のみをラジエータファン37による冷却風が流れて、エンジンルーム21と冷却風吸込室24との間を冷却風が逆流しないようにしている。
突出されて、リザーブタンク59及びエンジンオイルクーラ57の上前方を経てオイルクーラ55とラジエータ23との上方を通り、平面視でラジエータ23の給水口23aより前方に配線した後、給水口23aより上方で閉塞壁体75の上部をグロメット80を介して挿通して、エンジンルーム21内に挿通されている。そして、第1ワイヤハーネス77はエンジン20の上側を通ってエンジン20に接続され、第2ワイヤハーネス78はシュラウド73の外周を配線されて、ラジエータ23の上方側から後方側を通って燃料フィルタ35に接続されている。
前記断熱カバー83は、DPFマフラ31の上方を覆う上カバー85と、DPFマフラ31のエアクリーナ33側の側方を覆う側カバー86とを別体に備えている。上カバー85の外面及び側カバー86の外面の略全域に亘ってそれぞれ断熱材88,89が貼り付けられている。
左傾斜壁92は右傾斜壁93よりも長く傾斜突出されており、左傾斜壁92には傾斜方向中途部でさらに大きく下方に屈曲するように傾斜された延長傾斜部92aが設けられ、左傾斜壁92はDPFマフラ31の上部の左側面に沿うように配置されている。
前記上カバー85の後部側に前記接続フランジ44を回避するための平面視コの字状の切欠部100が設けられ、上カバー85はDPFマフラ31に対して上側から配置して取り付けることができるようになっている。
端面カバー部104はボルト等の締結具105でDPFマフラ31の後端面に3点で締め付け固定され、端面カバー部104の下部右側に前方突出した突出片107が設けられており、突出片107はDPFマフラ31の熱でフライホイールハウジング38に設けたキャップ等の所要部分が加熱されるの防止している。
しかも、切欠部100があるため、DPFマフラ31に接続フランジ44が上方突出されているにも拘わらず、上カバー85をDPFマフラ31に対して上側から配置して簡単に取り付けることができる。側カバー86はDPFマフラ31に対してその端面側(後側)から配置して簡単に取り付けることができる。
PFマフラ31の熱で出側ホース50が加熱されるのを防止することができる。
また、エンジンルーム21の左側方に、ラジエータ23が設置された冷却風吸込室24が設けられ、その冷却風吸込室24の前側に作動油タンク室27が設けられていてもよい。
7 旋回台(移動機体)
11 ボンネット
20 エンジン
21 エンジンルーム
31 DPFマフラ
33 エアクリーナ
34 テールマフラ
44 接続フランジ
83 断熱カバー
86 側カバー
88 断熱材
89 断熱材
100 切欠部
103 側カバー部
104 端面カバー部
Claims (3)
- 移動機体(7)上に配置したエンジン(20)の上部側方にDPFマフラ(31)が配置され、DPFマフラ(31)のエンジン(20)とは反対側の側方にエアクリーナ(33)が配置され、これらエンジン(20)、DPFマフラ(31)及びエアクリーナ(33)の上方及び側方を覆うボンネット(11)が設けられた作業機であって、
DPFマフラ(31)の上方とエアクリーナ(33)側の側方とを覆う断熱カバー(83)がDPFマフラ(31)に取り付けられていることを特徴とする作業機。 - 前記断熱カバー(83)は、DPFマフラ(31)の上方を覆う上カバー(85)と、DPFマフラ(31)のエアクリーナ(33)側の側方を覆う側カバー(86)とを別個に備えていることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
- 旋回台(7)の後部に前記エンジン(20)、DPFマフラ(31)及びエアクリーナ(33)を配置したエンジンルーム(21)が設けられ、DPFマフラ(31)にはテールマフラ(34)を接続するための接続フランジ(44)が上方突出されており、前記上カバー(85)に前記接続フランジ(44)を回避するための切欠部(100)が設けられ、前記側カバー(86)にDPFマフラ(31)の端面を覆う端面カバー部(104)が形成され、上カバー(85)及び側カバー(86)の外面に断熱材(88,89)が貼り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の作業機。
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