JP2016112942A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てやメンテナンスを容易に行うことができる作業車両を提供すること。【解決手段】作業車両としてのトラクタ1は、機体2に開閉自在に取り付けられたボンネットの内部に収容されるエンジン7と、エンジン7の上方に配置されかつエンジン7の排気を処理する排気処理装置30とを備える。排気処理装置30の上方に機体2の前後方向に沿ってホース41を配索する。【選択図】図2

Description

本発明は、作業車両に関する。
エンジンの排気を処理する排気処理装置をエンジンの上方に設ける作業車両が用いられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示された作業車両では、排気処理装置の側方に空間を設け、この側方の空間にライトなどに接続するハーネスやエアーコンディショナのホースなどを配索して、ハーネスやホースなどが排気処理装置からの熱の影響を直接受けないようにしている。
特開2014−65442号公報
しかしながら、特許文献1に示された作業車両では、排気処理装置の一方の側方のみにハーネスやホースなどが集中することになるために、組み立てやメンテナンスを容易に行うことが困難となる傾向であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、組み立てやメンテナンスを容易に行うことができる作業車両を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の作業車両(1)は、機体(2)に開閉自在に取り付けられたボンネット(6)の内部に収容されるエンジン(7)と、前記エンジン(7)の上方に配置され、かつ前記エンジン(7)の排気を処理する排気処理装置(30)とを備える作業車両(1)であって、前記排気処理装置(30)の上方に前記機体(2)の前後方向に沿ってホース(41)とハーネス(43)の少なくとも一方を配索することを特徴とする。
請求項2に記載の作業車両(1)は、請求項1に記載の作業車両(1)において、前記エンジン(7)から上方に立設し、かつ上端部に前記ボンネット(6)を回動自在に設けたボンネット支持部材(35)と、前記ホース(41)と前記ハーネス(43)との少なくとも一方を前記排気処理装置(30)の上方に支持するガイド部材(40)と、を備え、前記ガイド部材(40)は、前記排気処理装置(30)から間隔をあけて前記排気処理装置(30)の上方に位置付けられて前記ボンネット支持部材(35)に固定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の作業車両(1)は、請求項2に記載の作業車両(1)において、前記排気処理装置(30)は、外観が円柱形状に形成され、かつ軸心(P)が機体(2)の左右方向と平行に設けられ、前記ガイド部材(40)は、少なくとも一部が側方からみて前記排気処理装置(30)の前記軸心(P)を中心とした円弧形状に形成されて、前記ホース(41)と前記ハーネス(43)との少なくとも一方を支持するハーネス支持部(45)を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、排気処理装置(30)の上方にホース(41)とハーネス(43)の少なくとも一方を配索するので、ボンネット(6)を開放すると、機体(2)の左右どちら側にいてもホース(41)とハーネス(43)の少なくとも一方に作業員の手が届くことになる。したがって、作業車両(1)は、組み立てやメンテナンスを容易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、ガイド部材(40)が排気処理装置(30)から間隔をあける位置でボンネット支持部材(35)に固定されているために、ホース(41)とハーネス(43)との少なくとも一方を排気処理装置(30)から間隔をあけて配索することができる。したがって、作業車両(1)は、ホース(41)とハーネス(43)との少なくとも一方が排気処理装置(30)の発する熱の影響を受けることを抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、ガイド部材(40)のハーネス支持部(45)の少なくとも一部を側方からみて円弧形状に形成することで、ホース(41)とハーネス(43)との少なくとも一方を屈曲させることなく配索することができる。また、ハーネス支持部(45)の少なくとも一部を排気処理装置(30)の軸心(P)を中心とした円弧形状に形成することで、ホース(41)とハーネス(43)との少なくとも一方の排気処理装置(30)からの距離を一定に保つことができ、ホース(41)とハーネス(43)との少なくとも一方が排気処理装置(30)の発する熱の影響を受けることを抑制することができる。
図1は、実施形態に係るトラクタを表す側面図である。 図2は、実施形態に係るトラクタのボンネット内の搭載機器を示す斜視図である。 図3は、実施形態に係るトラクタのボンネット内の搭載機器を示す平面図である。 図4は、実施形態に係るトラクタのボンネット内の搭載機器を示す側面図である。 図5は、実施形態に係るトラクタのラジエータブラケットとインタークーラなどを示す斜視図である。 図6は、実施形態に係るトラクタのECUが取り付けられたパネルダッシュを後方からみた斜視図である。 図7は、図6に示されたパネルダッシを前方からみた斜視図である。 図8は、実施形態に係るトラクタのパネルダッシュを後方からみた斜視図である。 図9は、図8に示されたパネルダッシを前方からみた斜視図である。 図10は、実施形態に係るトラクタのガイド部材の側面図である。 図11は、実施形態に係るトラクタのガイド部材の正面図である。 図12は、図10に示されたガイド部材にカバーが取り付けられた状態の側面図である。 図13は、図12に示されたガイド部材の正面図である。 図14は、実施形態に係るトラクタのECUに接続するカプラの取付状態を示す側面図である。 図15は、実施形態に係るトラクタの燃料供給系統を示す図である。 図16は、実施形態に係るトラクタの燃料クーラを示す斜視図である。 図17は、実施形態の変形例1に係るトラクタのガイド部材の側面図である。 図18は、実施形態の変形例2に係るトラクタのガイド部材の側面図である。 図19は、実施形態の変形例3に係るトラクタのヒューズボックスを示す側面図である。
以下に、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの或いは実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、適宜組み合わせることができる。
[実施形態]
本発明の実施形態に係る作業車両としてのトラクタ1を図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係るトラクタを表す側面図である。図2は、実施形態に係るトラクタのボンネット内の搭載機器を示す斜視図である。図3は、実施形態に係るトラクタのボンネット内の搭載機器を示す平面図である。図4は、実施形態に係るトラクタのボンネット内の搭載機器を示す側面図である。図5は、実施形態に係るトラクタのラジエータブラケットとインタークーラなどを示す斜視図である。図6は、実施形態に係るトラクタのECUが取り付けられたパネルダッシュを後方からみた斜視図である。図7は、図6に示されたパネルダッシを前方からみた斜視図である。図8は、実施形態に係るトラクタのパネルダッシュを後方からみた斜視図である。図9は、図8に示されたパネルダッシを前方からみた斜視図である。図10は、実施形態に係るトラクタのガイド部材の側面図である。図11は、実施形態に係るトラクタのガイド部材の正面図である。図12は、図10に示されたガイド部材にカバーが取り付けられた状態の側面図である。図13は、図12に示されたガイド部材の正面図である。図14は、実施形態に係るトラクタのECUに接続するカプラの取付状態を示す側面図である。図15は、実施形態に係るトラクタの燃料供給系統を示す図である。図16は、実施形態に係るトラクタの燃料クーラを示す斜視図である。
実施形態に係るトラクタ1は、圃場等で作業を行う作業車両である。なお、以下では、トラクタ1の前進方向を前方側(図1の左側)とし、前進方向の逆向きの方向を後方側(図1の右側)とし、トラクタ1の前後方向に直交する直交方向を左右方向とし、トラクタ1の前後方向に直交する鉛直方向を上下方向としている。
トラクタ1は、図1に示すように、操舵用の車輪として設けられる前輪4と、駆動用の車輪として設けられる後輪5とを有した機体2などを備えている。後輪5には、機体2前部のボンネット6内に搭載されるエンジン7(図1等に示す)で発生した動力が、図示しない主変速装置及び副変速装置で適宜減速して伝達され、後輪5は、この動力によって駆動される。
また、トラクタ1は、エンジン7で発生しかつ主変速装置及び副変速装置で減速した動力を、前輪増速切換機構(図示せず)を介して、前輪4にも伝達可能になっている。トラクタ1は、前輪増速切換機構が動力を伝達すると、エンジン7から伝達されてくる動力によって前輪4と後輪5との四輪が駆動され、前輪増速切換機構が動力の伝達を遮断すると、エンジン7から伝達されてくる動力によって後輪5のみの二輪が駆動される。即ち、トラクタ1は、二輪駆動と四輪駆動との切り換えが可能になっている。また、トラクタ1の機体2後部には、ロータリ(図示省略)等の作業機を装着可能なPTO(Power take−off)出力軸3が配設されている。
機体2は、図1等に示すように、主変速装置、副変速装置、前輪増速切換機構、PTO出力軸3に駆動力を伝達するPTO伝導部などを収容したミッションケース8と、ミッションケース8の前部に取り付けられるパネルダッシュ9と、パネルダッシュ9の前方側に設けられかつエンジン7などを設置した機体フレーム12などで構成されている。機体2を構成するミッションケース8、パネルダッシュ9及び機体フレーム12は、金属で構成されている。
機体2は、パネルダッシュ9の前方側で機体フレーム12上にエンジン7を搭載して、エンジン7をボンネット6にて被覆し、ミッションケース8をパネルダッシュ9から機体2の後部に亘って設け、ミッションケース8の後部上方に運転席10を設け、運転席10の左右両側方に泥除け用のフェンダ11を設けて構成されている。ボンネット6は、後端部を中心に機体2に回動自在に取り付けられて、内側の空間を開閉自在に取り付けられている。ボンネット6は、図1中の二点鎖線で示す位置と実線で示す位置とに亘って後端部を中心に回動自在に機体2に取り付けられている。ボンネット6は、図1中の二点鎖線で示す位置で内側の空間を開放し、図1中の実線で示す位置で内側の空間を閉塞する。
運転席10は、作業員がトラクタ1を操縦する際に座るものであって、ミッションケース8上に配置されたキャビン15内に設けられている。また、運転席10の前方には、図1に示すように、前輪4の操舵に用いるステアリングハンドル13と、作業員に各種の情報を提供する図示しない表示パネルと、作業員が各種の操作を行う図示しない操作パネルが設けられている。ステアリングハンドル13は、当該ステアリングハンドル13を回転可能に支持するハンドルポスト14の上端側に配設されている。また、ハンドルポスト14の下方側、即ち、運転席10に作業員が座った場合における作業員の足元付近には、クラッチペダル20、後輪5をペダル操作に応じて制動するためのブレーキペダル(図示せず)、アクセルペダル(図示せず)が設置されている。
また、運転席10の右側には、トラクタ1の後部に装着したロータリ(図示省略)等の作業機を上下に昇降操作する図示しない作業機昇降レバーが配設され、運転席10の左側には、トラクタ1の走行時における主変速装置の変速に関する操作を行う図示しない主変速レバー、副変速装置の図示しない副変速レバーが配設されている。主変速レバーは、主変速装置の変速である主変速の操作を行うことができ、主変速を自動的に行う自動変速と、作業員の任意で行う手動変速と、を切り換え可能になっている。主変速レバーは、手動変速では、主変速装置の減速比を8段のいずれかに切り換える。副変速レバーは、副変速装置を操作し、走行速度を、超低速、低速、中速、高速及び中立に切り換え可能である。また、キャビン15の下側には、エンジン7に供給される燃料を収容する燃料タンク16が設けられている。
機体2を構成する機体フレーム12上には、図1等に示すように、前から順に各電子機器に電力を供給するためのバッテリ17と、燃料を冷却する燃料クーラ18と、キャビン15内を冷暖房するエアコンディショナの熱交換器19と、エンジン7の吸気を冷却するインタークーラ21と、冷却水を冷却するためのラジエータ22と、エンジン7とが順に配置されている。このために、これらのバッテリ17、燃料クーラ18、熱交換器19、インタークーラ21、ラジエータ22、エンジン7は、機体2に開閉自在に取り付けられたボンネット6の内部に収容される。また、バッテリ17の上方には、図2、図3及び図4に示すように、吸気用のエアクリーナ23が設けられている。なお、インタークーラ21は、図5に示すように、機体フレーム12に設置されたラジエータブラケット28に収まっている。
燃料クーラ18は、エンジン7に燃料を供給する燃料供給系統24に設けられる。燃料供給系統24は、燃料タンク16内の燃料を燃料クーラ18において冷却した後にエンジン7に供給し、エンジン7からの燃料を燃料クーラ18において冷却した後に燃料タンク16に戻すものである。燃料供給系統24は、図15に示すように、燃料を燃料タンク16からエンジン7に送り出す燃料ポンプ25と配管26とフィルタ66などを備えている。
燃料クーラ18は、図15及び図16に示すように、イン側クーラ18aと、アウト側クーラ18bとを備えている。イン側クーラ18aは、燃料ポンプ25と、エンジン7との間に設けられ、燃料タンク16からエンジン7に供給される燃料を冷却するものである。なお、フィルタ66は、イン側クーラ18aとエンジン7との間に設けられている。アウト側クーラ18bは、エンジン7から燃料タンク16に戻される燃料を冷却するものである。このように、トラクタ1は、エンジン7の入口側と出口側との双方にクーラ18a,18bを設けたので、燃料を効率よく冷却することができる。また、クーラ18a,18bは、バッテリ17の後方側の中央部にステー27(図16に示す)を設けて、左右方向に並べて配置している。このように、トラクタ1は、バッテリ17の後方側にクーラ18a,18bを左右方向に並べて配置しているので、組み立て時の誤組み付けを抑制することができる。
また、ラジエータ22は、機体フレーム12に設置されたラジエータブラケット28にも取り付けられており、ラジエータ22にはボンネット6の内部空間を前後に隔て、冷却ファン36の一部を覆うシュラウド37取り付けられている。このシュラウド37の側方に、図2及び図4に示すように、ヒューズボックス29を設けている。ヒューズボックス29は、図4に示すように、スローブローヒューズ29aとリレー29bなどを収容しているとともに、着脱自在な図示しない蓋を設けている。ヒューズボックス29は、蓋を着脱することで、スローブローヒューズ29a及びリレー29bを着脱自在とする。このために、トラクタ1は、スローブローヒューズ29aとリレー29bを整然と配置することができる。また、本実施形態では、ヒューズボックス29は、スローブローヒューズ29aとリレー29bを前後方向に移動させて着脱することができる。
機体フレーム12上に設置されるエンジン7の上方には、図2、図3及び図4に示すように、エンジン7の排気を処理する排気処理装置30が配置されている。排気処理装置30は、排気内の炭化水素や一酸化炭素などを効率的に酸化させる所謂DOC(Diesel Oxidation Catalyst)の機能を有している。即ち、排気処理装置30は、排気内の大気汚染物質を除去するものである。排気処理装置30は、内部に流れる排気ガスが高温でなければ十分に排気ガスを浄化することができないため、運転中は高温になる。なお、排気処理装置30は、この形態に限らず、DOCの下流にエンジン7からの排気内の粒子状物質をフィルターで補足する所謂DPF(Diesel Particulate Filter)が組み合わされたものであってもよい。排気処理装置30は、図2に示すように、外観が円柱形状に形成され、軸心Pが機体2の左右方向と平行に設けられている。
また、ボンネット6内には、エンジン7の左側方に前後方向に沿って配設されかつエアクリーナ23からの吸気をエンジン7に供給する配管31と、配管31と並び前後方向に沿って配設されかつエンジン7のコンプレッサで圧縮された吸気をインタークーラ21に供給する配管32が収容される。ボンネット6内には、インタークーラ21で冷却された吸気をエンジン7の燃焼室に供給する配管33と、エンジン7のタービンを駆動した排気を排気処理装置30に供給する図示しない配管と、排気処理装置30により処理された排気を外部に排出するための配管34とが設けられている。
このために、エアクリーナ23からの吸気は、配管31を通してエンジン7に供給され、エンジン7のコンプレッサにより圧縮された後、配管32を通してインタークーラ21に供給される。そして、吸気は、インタークーラ21により冷却された後、配管33を通してエンジン7の燃焼室に供給され、燃料とともにエンジン7の燃焼室内で燃焼された後、排気がエンジン7のタービンを駆動する。その後、タービンを駆動した排気は、排気処理装置30に供給されて、所定の処理が施された後、配管34を通して外部に排出される。
また、エンジン7の後端には、エンジン7の後端から上方に向かって排気処理装置30の方向に立設し、かつ上端部にボンネット6を回動自在に設けたボンネット支持部材35が取り付けられている。なお、ボンネット6の回動中心は、左右方向と平行である。ボンネット支持部材35の上端の左右方向の中央には、ガイド部材40が取り付けられている。
ガイド部材40は、排気処理装置30の上方に機体2の前後方向に沿って、キャビン15内のエアコンディショナの室内機と、ボンネット6内の熱交換器19とを接続するホース41(図2等に示す)を配索して、排気処理装置30の上方に支持するものである。なお、ガイド部材40は、エンジン7とパネルダッシュ9のキャビン15側に取り付けられるECU42(図1に示す)とを接続するハーネス43(図14に示す)を配索して、排気処理装置30の上方に支持してもよい。このように、ガイド部材40は、排気処理装置30の上方に機体2の前後方向に沿ってホース41とハーネス43の少なくとも一方を配索して、排気処理装置30の上方に支持する。
ガイド部材40は、図10及び図11に示すように、取付部44と、ハーネス支持部45とを備えている。取付部44は、ボンネット支持部材35の上端の左右方向の中央に取り付けられる。取付部44は、左右方向に間隔をあけて配置されかつボンネット支持部材35に取り付けられる一対の固定片46と、一対の固定片46同士を連結する連結板部47とを備える。ハーネス支持部45は、連結板部47に取り付けられて前後方向に延在しているとともに、底板部48と、底板部48の左右両端から立設した一対の側板部49とを備えて、樋状に形成されている。ハーネス支持部45は、取付部44がボンネット支持部材35に取り付けられると、排気処理装置30から間隔をあけて排気処理装置30の上方に位置付けられる。このように、ガイド部材40は、排気処理装置30から間隔をあけて排気処理装置30の上方に位置付けられてボンネット支持部材35に固定されている。ハーネス支持部45は、底板部48上でかつ一対の側板部49間にホース41を位置付けて、ホース41を支持する。
また、ハーネス支持部45は、図10に示すように、側方からみて、取付部44の連結板部47から前方側に直線状に伸びた直線部45aと、直線部45aの先端に連なりかつ排気処理装置30の軸心Pを中心とした円弧形状に形成された円弧形状部45bとを備えている。このように、ガイド部材40は、少なくとも一部が側方からみて排気処理装置30の軸心Pを中心とした円弧形状に形成されて、ホース41とハーネス43との少なくとも一方を支持するハーネス支持部45を備えている。
また、ハーネス支持部45は、一対の側板部49から左右方向の外側に伸びた取付フランジ50が設けられている。ハーネス支持部45は、図12及び図13に示すように、カバー部材51が取り付けられる。カバー部材51は、ハーネス支持部45に取り付けられると、底板部48と間隔をあけて対向する天井板部52と、天井板部52の左右方向の両端に連なりかつ側板部49の外側に重なる外側板部53と、外側板部53から左右方向の外側に伸び且つ取付フランジ50に重ねられるフランジ部54とを備えている。カバー部材51は、取付フランジ50及びフランジ部54を貫通したボルト55にナット56が螺合されることで、ハーネス支持部45に取り付けられる。カバー部材51の天井板部52の後端部は、ハーネス支持部45の後端に重なる位置から下方に折り曲げられて、パネルダッシュ9と干渉しないように形成されている。
パネルダッシュ9は、ミッションケース8の前部から上方に立設し、エンジン7からの運転席10側への熱風を遮断するものである。パネルダッシュ9は、ミッションケース8の前部から上方に立設した板状に形成されている。パネルダッシュ9は、図6、図7、図8及び図9に示すように、側方からみて下端が末広がりに形成されている。
パネルダッシュ9は、下端中央部にハンドルポスト14などを通す孔9aを設けている。孔9aは、ハンドルポスト14の他にステアリングハンドル13と前輪4とを接続するステアリング機構やパワーステアリングユニット、パワーステアリング用のホースを通す。パネルダッシュ9は、下端左右両端部にクラッチペダル20、ブレーキペダル、アクセルペダルに連結したロッド(図示せず)を通す孔9bを設けている。
パネルダッシュ9の運転席10側には、ステアリング機構やパワーステアリングユニット、パワーステアリング用のホースなどを収容して外観を整えるカバー60や、作業員に各種の情報を提供する表示パネルが取り付けられる。また、カバー60は、複数のリレーを収容するリレーボックス61も収容する。このために、トラクタ1は、商品価値を向上することができる。また、パネルダッシュ9の上端部にはECU42を通すためのECU取り付け孔9cが設けられ、ECU取り付け孔9cの下側でかつ右縁部には、ECU42とエンジン7などを接続するハーネス43(図14に示す)を通すハーネス通し孔9dが設けられている。
ECU取り付け孔9cは、トラクタ1の組み立て時に前方側からECU42を後方側に通すための孔である。ECU取り付け孔9cは、図6及び図7に示すように、パネルダッシュ9の後方側に取り付けられるECU取り付け板63により略半分程塞がれる。ECU42は、ECU取り付け板63上に重ねられてECU取り付け孔9cに固定され、後方側がECU覆い板62により覆われて、パネルダッシュ9に取り付けられる。
ハーネス通し孔9dは、トラクタ1の組み立て時に前方側からハーネス43を通すための孔である。ハーネス取り付け孔9cの近傍には、図7に示すように、パネルダッシュ9の後方側に取り付けられる円環状のハーネス固定板64が配置される。ハーネス固定板64の両表面は、上下方向と平行である。ハーネス43は、図14に示すように、ハーネス取り付け孔9c及びハーネス固定板64の内側に通されて、カプラ43aのフランジ43bがハーネス固定板64に重ねられて、ボルト65などによりフランジ43bがハーネス固定板64に固定されて、パネルダッシュ9に取り付けられる。このために、トラクタ1は、ハーネス43をカプラ43aの近傍で折り曲げることなくパネルダッシュ9に固定することができ、品質の安定化を図ることができる。
本実施形態に係るトラクタ1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。トラクタ1の走行時には、主変速レバー及び副変速レバーなどによって、主変速装置と副変速装置との変速指示を行い、アクセルペダル(図示せず)でエンジン7の回転数を調節する。これらの操作は、センサ類で検出してECU42などに入力され、入力された情報に基づいてECU42などがソレノイド等を作動させることにより、エンジン7の運転制御や主変速装置、副変速装置の変速制御を行い、任意の走行状態で走行する。
また、進路の調節はステアリングハンドル13を操作することにより行い、減速はブレーキペダル21を操作することにより行うが、ブレーキペダル21は減速時のみでなく、急旋回時にも使用する。
また、トラクタ1は、圃場で作業を行ったり、路上を走行したりすることが可能になっているが、圃場と路上とでは、走行時における適切な速度領域が異なっている。このため、トラクタ1の走行時には、走行する場所等の走行状態に応じて主変速レバーや副変速レバーを操作することにより、速度領域を切り換える。即ち、主変速レバーや副変速レバーを操作することによって、走行時における速度領域を切り換える。
例えば、圃場で作業を行う場合には、トラクタ1は、作業時の速度に応じて、作業員が主変速レバーを1速〜8速のうちいずれかに切り換えるとともに副変速レバーを低速、中速のうちいずれかに切り換える。
また、路上を走行する場合には、トラクタ1は、主変速レバーを1速〜8速のうちいずれかに切り換えるとともに副変速レバーを高速に切り換えることが望ましい。
以上のように、本実施形態のトラクタ1の構成によれば、排気処理装置30の上方にホース41を配索するので、ボンネット6を開放すると、機体2の左右どちら側にいてもホース41に作業員の手が届くことになる。したがって、トラクタ1は、組み立てやメンテナンスを容易に行うことができる。
また、トラクタ1は、ガイド部材40が排気処理装置30から間隔をあける位置でボンネット支持部材35に固定されているために、ホース41を排気処理装置30から間隔をあけて配索することができる。したがって、トラクタ1は、ホース41が排気処理装置30の発する熱の影響を受けることを抑制することができる。
また、トラクタ1は、ガイド部材40のハーネス支持部45の円弧形状部45bを側方からみて円弧形状に形成することで、ホース41を屈曲させることなく配索することができる。また、ハーネス支持部45の円弧形状部45bを排気処理装置30の軸心Pを中心とした円弧形状に形成することで、ホース41の排気処理装置30からの距離を一定に保つことができ、ホース41が排気処理装置30の発する熱の影響を受けることを抑制することができる。
[変形例1]
本発明の実施形態の変形例1に係る作業車両としてのトラクタ1を図面を参照して説明する。図17は、実施形態の変形例1に係るトラクタのガイド部材の側面図である。図17において、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態の変形例1に係るトラクタ1のガイド部材40は、ハーネス支持部45が側方からみて全長に亘って取付部44から水平方向と平行に前方側に直線状に延びて形成されている。変形例1においても、実施形態と同様に、トラクタ1は、組み立てやメンテナンスを容易に行うことができるとともに、ホース41が排気処理装置30の発する熱の影響を受けることを抑制することができる。
[変形例2]
本発明の実施形態の変形例2に係る作業車両としてのトラクタ1を図面を参照して説明する。図18は、実施形態の変形例2に係るトラクタのガイド部材の側面図である。図18において、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態の変形例2に係るトラクタ1のガイド部材40は、ハーネス支持部45が側方からみて全長に亘って排気処理装置30の軸心Pを中心とした円弧形状に形成されている。変形例2においても、実施形態と同様に、トラクタ1は、組み立てやメンテナンスを容易に行うことができるとともに、ホース41が排気処理装置30の発する熱の影響を受けることを抑制することができる。
[変形例3]
本発明の実施形態の変形例3に係る作業車両としてのトラクタ1を図面を参照して説明する。図19は、実施形態の変形例3に係るトラクタのヒューズボックスを示す側面図である。図19において、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態の変形例3に係るトラクタ1のヒューズボックス29は、図19に示すように、後方に向かうにしたがって徐々に上方に向かうように引っ張ることで、スローブローヒューズ29aとリレー29bなどを取り外すことができる。また、ヒューズボックス29は、前方に向かうにしたがって徐々に下方に向かうように押すことで、スローブローヒューズ29aとリレー29bなどを取り付けることができる。
1 トラクタ(作業車両)
2 機体
6 ボンネット
7 エンジン
30 排気処理装置
35 ボンネット支持部材
40 ガイド部材
41 ホース
43 ハーネス
45 ハーネス支持部
P 軸心

Claims (3)

  1. 機体(2)に開閉自在に取り付けられたボンネット(6)の内部に収容されるエンジン(7)と、
    前記エンジン(7)の上方に配置され、かつ前記エンジン(7)の排気を処理する排気処理装置(30)とを備える作業車両(1)であって、
    前記排気処理装置(30)の上方に前記機体(2)の前後方向に沿ってホース(41)とハーネス(43)の少なくとも一方を配索する
    ことを特徴とする作業車両(1)。
  2. 前記エンジン(7)から上方に立設し、かつ上端部に前記ボンネット(6)を回動自在に設けたボンネット支持部材(35)と、
    前記ホース(41)と前記ハーネス(43)との少なくとも一方を前記排気処理装置(30)の上方に支持するガイド部材(40)と、を備え、
    前記ガイド部材(40)は、前記排気処理装置(30)から間隔をあけて前記排気処理装置(30)の上方に位置付けられて前記ボンネット支持部材(35)に固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両(1)。
  3. 前記排気処理装置(30)は、外観が円柱形状に形成され、かつ軸心(P)が機体(2)の左右方向と平行に設けられ、
    前記ガイド部材(40)は、少なくとも一部が側方からみて前記排気処理装置(30)の前記軸心(P)を中心とした円弧形状に形成されて、前記ホース(41)と前記ハーネス(43)との少なくとも一方を支持するハーネス支持部(45)を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の作業車両(1)。
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