JP7173919B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、ラジエータとエアクリーナとインレットホースとを具備する作業車の技術に関する。
従来、ラジエータとエアクリーナとインレットホースとを具備する作業車の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載のトラクタ(作業車)は、ラジエータと、ラジエータの後方に配置されるコンプレッサと、コンプレッサの後方に配置されるエアクリーナと、エアクリーナから前下方へ延出される吸気パイプ(インレットホース)と、を具備する。吸気パイプは、前下方へ延びた端部が前方へ延出するように折り曲げられ、コンプレッサの下方を通過するように配設される。当該吸気パイプは、ラジエータの側方を通過してラジエータの前方で開口するように設けられる。
特許文献1のようにエアクリーナをラジエータの後方に配置した場合、当該エアクリーナとラジエータとの間に設けられる装置(例えば、コンプレッサ等)と干渉しないように吸気パイプを配設する必要がある。この場合、吸気パイプの配設が複雑になって吸気パイプが長くなる可能性がある。
また、仮に、吸気パイプを短くする(又は配設不要とする)ために、エアクリーナをラジエータの前方に配置する場合、当該エアクリーナを配置するスペースを確保するために、車両の全長及び全高を延ばす必要が生じる可能性がある。この場合、車両が大型化する可能性がある。
特開2004-66995号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、車両の大型化を抑制することができると共に、インレットホースを短くすることが可能な作業車を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、前記ラジエータの後上方に配置され、前記エンジンに供給される空気を浄化するエアクリーナと、前後方向において前記ラジエータ及び前記エアクリーナの間に配置され、前記エンジンのファンを覆うシュラウドと、前記エアクリーナの吸引口から前記ラジエータの上方を跨ぐように配設されるインレットホースと、を具備し、前記エアクリーナの吸引口の少なくとも一部は、前記シュラウドに対して平面視で重複するものである。
請求項2においては、前記エアクリーナは、前記吸引口が前方を向くように配置されるものである。
請求項3においては、前記エアクリーナは、前記ラジエータの後方に配置されたDPFの前方に配置されるものである。
請求項4においては、前記エアクリーナは、前記ラジエータの後方に配置された前記エンジンの前上方に配置されるものである。
請求項5においては、前記エアクリーナの排出口と前記エンジンの吸気口とを接続するアウトレットホースをさらに具備し、前記エアクリーナは、前記排出口が後下方を向くように配置されるものである。
請求項6においては、前記エアクリーナの排出口及び前記エンジンの吸気口よりも低い位置に配置されるオルタネータをさらに具備するものである。
請求項7においては、前記エアクリーナの下方に配置されるコンプレッサをさらに具備するものである。
請求項8においては、前記エアクリーナは、ボンネットの天板に対応するように、左右方向に対して傾斜して配置されるものである。
請求項9においては、前記エアクリーナは、左端面に排出口が形成され、前記ボンネットの前記天板の左右中央部に対して右寄りに配置されると共に、右下がりに傾斜するように配置されるものである。
請求項10においては、前記エアクリーナは、前記シュラウドよりも高い位置に配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、車両の大型化を抑制することができると共に、インレットホースを短くすることができる。
請求項2においては、インレットホースをより短くすることができる。
請求項3においては、インレットホースをより短くすることができる。
請求項4においては、インレットホースをより短くすることができる。
請求項5においては、アウトレットホースを短くすることができる。
請求項6においては、アウトレットホースをより短くすることができる。
請求項7においては、エアクリーナの下方のスペースを有効に活用することができる。
請求項8においては、ボンネットの高さを低くすることができる。
請求項9においては、排出口と接続されるアウトレットホースを配設し易くすることができると共に、ボンネットの高さを低くすることができる。
請求項10においては、ファンからの風の流れがエアクリーナで阻害されるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るトラクタの全体的な構成を示した左側面図。 ボンネット内の構成を示した左側面図。 同じく、右側面図。 同じく、平面図。 ボンネット及びエアクリーナを示した一部正面断面図。 同じく、一部左側面断面図。 ラジエータ及びエアクリーナを示した正面図。
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
トラクタ1は、主として機体フレーム2、エンジン3、ボンネット4、トランスミッションケース5、前輪6、後輪7、フェンダ8、昇降装置9、キャビン10、座席11、ステアリングホイール12等を具備する。
機体フレーム2は、複数の板材を適宜組み合わせて形成される枠状の部材である。機体フレーム2は、平面視略矩形状に形成される。機体フレーム2は、その長手方向を前後方向に向けてトラクタ1の前部に設けられる。エンジン3は、機体フレーム2の後部に配置され、ボンネット4に覆われる。ボンネット4は、エンジン3の上方に配置される天板4aやエンジン3の左右外側方に配置される側板4b等を具備し、開閉可能に設けられる。エンジン3の後部には、トランスミッションケース5が固定される。
機体フレーム2の前部は、フロントアクスル機構(不図示)を介して左右一対の前輪6に支持される。トランスミッションケース5の後部は、リアアクスル機構(不図示)を介して左右一対の後輪7に支持される。左右一対の後輪7は、概ね上方からフェンダ8によって覆われる。
トランスミッションケース5の後部には、昇降装置9が設けられる。昇降装置9には、各種の作業装置(例えば、耕運機等)を装着することができる。昇降装置9は油圧シリンダ等のアクチュエータによって、装着された作業装置を昇降させることができる。当該昇降装置9には、図示せぬPTO軸を介してエンジン3の動力を伝達することができる。
エンジン3の動力は、トランスミッションケース5に収容された変速装置(不図示)で変速された後、前記フロントアクスル機構を経て前輪6に伝達可能とされると共に、前記リアアクスル機構を経て後輪7に伝達可能とされる。エンジン3の動力によって前輪6及び後輪7が回転駆動され、トラクタ1は走行することができる。またエンジン3の動力によって、昇降装置9に装着された作業装置を駆動させることができる。
エンジン3の後方にはキャビン10が設けられる。キャビン10の内部には、作業者が搭乗する居住空間が形成される。キャビン10の略中央には、作業者が着座するための座席11が配置される。キャビン10の前部には、前輪6の切れ角を調節するためのステアリングホイール12が配置される。また、キャビン10には、前記居住空間に空調空気を送るためのエアコンユニット(不図示)が設けられる。
以下では、図2から図4を参照して、ボンネット4内の各部材の配置について説明する。
ボンネット4内には、エンジン3、バッテリ21、整流板22、ラジエータ23、上側ホース24、下側ホース25、仕切部材26、エアクリーナ30、インレットホース31、アウトレットホース32、支持部材41、DPF42、マフラ43、差圧センサ44、オルタネータ45、コンプレッサ46及び燃料タンク47等が配置される。
図2及び図3に示すエンジン3は、ボンネット4の後部に配置され、機体フレーム2に支持される。エンジン3は、シャフト3a、ファン3b、吸気口3c及び排気口3dを具備する。
シャフト3aは、後述するファン3bに動力を伝達するためのものである。シャフト3aは、エンジン3から前方へ突出する。
ファン3bは、後方へと空気を送るものである。ファン3bは、後述するラジエータ23のコア23aの後方において当該コア23aと対向するように配置される。ファン3bは、シャフト3a等を介してエンジン3からの動力が伝達されることで駆動する。
吸気口3cは、外気を吸引するためのものである。また、排気口3dは、排気ガスを排出するためのものである。吸気口3c及び排気口3dは、エンジン3の左側に形成される。
バッテリ21は、トラクタ1の給電対象(例えば、エアコンや作業灯等)へ電力を供給するためのものである。バッテリ21は、ボンネット4の前部に配置される。
整流板22は、ボンネット4内の空気の流れを整えるためのものである。整流板22は、側面視略矩形状に形成される。整流板22は、左右一対設けられる。整流板22は、バッテリ21の後方に配置される。
ラジエータ23は、エンジン3の冷却水を冷却するためのものである。ラジエータ23は、整流板22のすぐ後方に配置される。ラジエータ23は、コア23a及びシュラウド23bを具備する。
コア23aは、エンジン3の冷却水とボンネット4内を流通する空気との間で熱交換を行うためのものである。コア23aは、ラジエータ23の前部に配置される。
シュラウド23bは、ファン3bに空気を導くためのものである。シュラウド23bは、ラジエータ23の後部に配置される。シュラウド23bは、エンジン3のファン3bを外周側から覆うように形成される。
このように構成されるラジエータ23は、エンジン3のファン3bが駆動することで冷却水を冷却する。具体的には、ファン3bの駆動によって、ラジエータ23のコア23aの前方の空気(ボンネット4内を流通する空気)は、吸引されてコア23aを通過する。ラジエータ23は、当該空気と冷却水との間で熱交換を行って冷却水を冷却する。また、ファン3bは、熱交換を行った空気を後方へ送る。
図2に示す上側ホース24は、エンジン3からコア23aへと冷却水を導くものである。上側ホース24は、コア23aの上端部及びエンジン3の前部と接続される。
下側ホース25は、コア23aからエンジン3へと冷却水を導くものである。下側ホース25は、コア23aの下端部及びエンジン3の前部(上側ホース24との接続部分よりも下方)と接続される。
図2から図4に示す仕切部材26は、ボンネット4を前後に仕切るものである。仕切部材26は、長手方向を左右方向に向けた長尺状に形成される。仕切部材26は、後述するインレットホース31の配置を阻害しないように、上面左部が適宜凹むように形成される。仕切部材26は、シュラウド23bの上面に取り付けられる。仕切部材26は、ボンネット4に固定された他の仕切部材(不図示)と共に、ラジエータ23の上方の隙間(ボンネット4とラジエータ23との隙間)を閉塞する。これによって仕切部材26は、ボンネット4内の空間を前後に仕切ることができる。
エアクリーナ30、インレットホース31及びアウトレットホース32は、空気を浄化してエンジン3へと送るためのものである。エアクリーナ30、インレットホース31及びアウトレットホース32については後述する。
支持部材41は、後述するDPF42等を支持するための略板状の部材である。支持部材41は、前端部の上下方向幅(高さ)が後端部の上下方向幅よりも大きな側面視略J字状に形成される。また、支持部材41は、後述するDPF42よりも左右方向幅が大きな平面視略矩形状に形成される。支持部材41は、ラジエータ23及びエアクリーナ30の後方、かつ、エンジン3の上方に配置される。
DPF(Diesel Particulate Filter)42は、エンジン3から排出される排気ガス中のPMを捕集するためのものである。DPF42は、軸線方向を左右方向に向けた略円柱状に形成される。DPF42内には、PMを捕集するフィルタ等が設けられる。DPF42は、支持部材41に支持されて、エンジン3の上方に配置される。DPF42は、導入管42aを介してエンジン3の排気口3dと接続され、当該エンジン3から排気ガスが導入される。
図3に示すマフラ43は、排気ガスを外部に排出するためのものである。マフラ43は、排出管43aを介してDPF42と接続される。マフラ43は、DPF42からの排気ガス(PMを捕集した排気ガス)を前下方へと導いて、右側の整流板22の下方において、当該排気ガスを外部へと排出する。
差圧センサ44は、DPF42の導入側と排出側との差圧を測定するためのものである。差圧センサ44は、支持部材41の前上端部に設けられる。差圧センサ44は、DPF42よりも高い位置に配置される。差圧センサ44の測定結果に基づいて、DPF42内にすす等が詰まっているか否かを判断することができる。
図2及び図4に示すオルタネータ45は、エンジン3からの動力によって発電するもの(発電機)である。オルタネータ45は、ラジエータ23の後方、かつ、エンジン3の左方に配置される。また、オルタネータ45は、エンジン3の前端部と側面視で重複するように配置される。当該オルタネータ45は、下側ホース25よりも高い位置に配置される。また、オルタネータ45は、エンジン3の吸気口3cよりも低い位置(上端部が吸気口3cの中心よりも低い位置)に配置される。
図3及び図4に示すコンプレッサ46は、エンジン3からの動力によって、キャビン10の前記エアコンユニットの冷媒を圧縮するためのものである。コンプレッサ46は、ラジエータ23の後方、かつ、エンジン3の右方に配置される。また、コンプレッサ46は、エンジン3の前端部と側面視で重複すると共に、マフラ43の排出管43aよりも左方に配置される。
燃料タンク47は、燃料を貯溜するための中空状の部材である。燃料タンク47は、エンジン3及びDPF42の後方に配置される。
以下では、図2から図7を参照して、エアクリーナ30、インレットホース31及びアウトレットホース32について詳細に説明する。
図5及び図6に示すエアクリーナ30は、空気を浄化するためのものである。エアクリーナ30は、本体部30a、吸引口30b及び排出口30cを具備する。
本体部30aは、略筒状に形成される。本体部30aは、内部で空気を浄化可能に構成される。本体部30aは、軸線方向Aを右前下方(左後上方)に向けて配置される(図4及び図5参照)。また、本体部30aは、ボンネット4に対して右寄りに(左右中央部がボンネット4の左右中央部よりも右方に)配置される。
吸引口30bは、後述するインレットホース31と接続される部分である。吸引口30bは、本体部30aの外周面の左端部から突出するように形成される。吸引口30bは、軸線方向を前上方(後下方)に向けた略筒状に形成される。
排出口30cは、後述するアウトレットホース32と接続される部分である。排出口30cは、本体部30aの左端面から突出するように形成される。排出口30cは、軸線方向を前上方(後下方)に向けた略筒状に形成される。
このように構成されるエアクリーナ30は、ラジエータ23の後上方に配置される。具体的には、図7に示すように、エアクリーナ30は、本体部30aの下端部がラジエータ23と正面視で重複すると共に、本体部30aの上端部がラジエータ23よりも上方に位置するように配置される。また、図4に示すように、エアクリーナ30は、本体部30aの右前端部(最もラジエータ23に近い部分)がラジエータ23のシュラウド23bと平面視で重複するように配置される。
このようなエアクリーナ30は、エンジン3の前上方に(図2に示すシャフト3aと平面視で重複するように)配置される。これによって、エアクリーナ30を前側(ラジエータ23側)に配置して、エアクリーナ30をラジエータ23に近付けることができる。また、ファン3bとエンジン3との間にエアクリーナ30が介在しないようにして、ファン3bからの風をエンジン3に当て易くすることができる。
また、エアクリーナ30は、図2及び図4に示すように、支持部材41、DPF42及び差圧センサ44よりも前方に配置される。これにより、エンジン3よりも高い位置に配置される部材の中で、エアクリーナ30がなるべく前側に位置するようにしている。これによって、エアクリーナ30をラジエータ23に極力近づけることができる。
図2及び図6に示すインレットホース31は、ラジエータ23の前方の空気(ボンネット4内を流通する空気)をエアクリーナ30へと導くためのものである。インレットホース31の後端部は、エアクリーナ30の吸引口30bと接続される。インレットホース31は、吸引口30bから前上方(吸引口30bの軸線方向)に延びると共に、当該延びた端部が前下方へ延びるような側面視略L字状に形成される。
このようなインレットホース31は、ラジエータ23(シュラウド23b)の上面に取り付けられた仕切部材26を前方へと通過して、前端部がラジエータ23の上方において開口する。こうして、インレットホース31は、ラジエータ23の上方を跨ぐように配設される。当該インレットホース31は、上側ホース24に対して平面視で重複する。また、図7に示すように、インレットホース31の前端部は、ラジエータ23のシュラウド23bと正面視で重複する。
図2及び図6に示すアウトレットホース32は、ラジエータ23で浄化した空気をエンジン3へと導くためのものである。アウトレットホース32は、排出口30cから後下方(排出口30cの軸線方向)に延びると共に、当該延びた端部が後方へ延びるように形成される。これにより、アウトレットホース32は、支持部材41の下方へ潜り込むように配設され、エンジン3の吸気口3cと接続される。このようなアウトレットホース32は、オルタネータ45の上方に配置される。
以上の如く構成されたトラクタ1は、エアクリーナ30をラジエータ23の後上方に配置することで、車両の大型化を抑制することができる。具体的には、本実施形態とは異なり、エアクリーナ30をラジエータ23の前方に配置する場合、当該エアクリーナ30を配置するスペースを確保するために、車両の全長及び全高を延ばす必要が生じる可能性がある。そこで、本実施形態に係るトラクタ1は、エアクリーナ30をラジエータ23の後上方に配置して、ラジエータ23の前方にエアクリーナ30を設置するスペースを設けないようにしている。これによって、車両の大型化を抑制することができる。
ここで、エアクリーナ30をラジエータ23の後上方に配置した場合、ラジエータ23よりも前方の空気(ラジエータ23で冷却水の熱を奪う前の空気)を本体部30aに導入するために、インレットホース31の開口部(前端部)をラジエータ23よりも前方に配置する必要がある。そこで、本実施形態では、エアクリーナ30からラジエータ23の上方を跨ぐようにインレットホース31を配設している。これによれば、エアクリーナ30の吸引口30bからインレットホース31を前に延ばせばインレットホース31を配設可能となる。これによって、インレットホース31の配設を簡素化することができ、インレットホース31を短くすることができる。
また、本実施形態において、エアクリーナ30は、図2及び図3に示すように、上側ホース24、下側ホース25、オルタネータ45及びコンプレッサ46の上方に配置される。また、本実施形態において、エアクリーナ30は、仕切部材26との間に、他の部材が介在しないように配置される。これにより、ラジエータ23の上方をインレットホース31が跨ぎ易くなって、インレットホース31の配設を簡素化することができる。
また、本実施形態では、図4及び図5に示すように、エアクリーナ30の本体部30aの軸線方向Aを右前下方(左後上方)に向けて配置している。これによれば、ボンネット4の高さを低くすることができる。
具体的には、ボンネット4の天板4aは、上に凸の正面視略円弧状に形成される。本体部30aは、当該ボンネット4に対して右寄りに配置されている。この場合、仮に、本体部30aの軸線方向が左右方向を向いていた場合、当該本体部30aの右端部がボンネット4の天板4aに最も近い位置に位置することとなる。そこで、本実施形態においては、本体部30aの軸線方向Aを右下がりに(右方へ向かうにつれて下方に向かうように)形成している。これにより、本体部30aの右端部を天板4aから遠ざけることができる。
また、本体部30aの軸線方向Aを右下がりに形成した場合、本体部30aの左端部が他の部分よりも高い位置に位置することとなる。ここで、当該天板4aは、図6に示すように、前下がりに(前方へ向かうにつれて下方に向かうように)形成されている。そこで、図4に示すように、本実施形態においては、本体部30aの軸線方向Aを平面視で左後方(右前方)に向くようにしている。これにより、本体部30aの左端部(最も高い部分)が天板4aの高い側に位置するようにして、本体部30aの左端部を天板4aから離す(遠ざける)ことができる。
このように、エアクリーナ30は、本体部30aの左端部及び右端部を天板4aから遠ざけるように(天板4aの形状に対応するように)、本体部30aの軸線方向Aの向きを適宜傾斜させている。これによって、本体部30aを天板4aから遠ざけた分だけ天板4aを下げることができる。これによって、ボンネット4の高さを低くすることができる。
以上の如く、本実施形態に係るトラクタ1(作業車)は、エンジン3の冷却水を冷却するラジエータ23と、前記ラジエータ23の後上方に配置され、前記エンジン3に供給される空気を浄化するエアクリーナ30と、前記エアクリーナ30の吸引口30bから前記ラジエータ23の上方を跨ぐように配設されるインレットホース31と、を具備するものである。
このように構成することにより、車両の大型化を抑制することができると共に、インレットホース31を短くすることができる。
また、前記エアクリーナ30は、前記吸引口30bが前方を向くように配置されるものである。
なお、本実施形態において、「吸引口30bが前方を向く」とは、吸引口30bの軸線方向が前後方向を向いた状態(真正面を向いた状態)だけを指すのではなく、吸引口30bの軸線方向が前後方向に対して傾斜した状態(斜め向きの状態)も含むものである。
このように構成することにより、インレットホース31を吸引口30bからラジエータ23の前方まで配設し易くすることができ、インレットホース31をより短くすることができる。
特に、本実施形態のように、吸引口30bの軸線方向の延長線上にラジエータ23が配置されていない場合、吸引口30bの向きに沿ってインレットホース31を延ばせばラジエータ23を跨ぐようにインレットホース31を配設することができる。これにより、インレットホース31の配設をより簡素化することができる。
また、前記エアクリーナ30は、前記ラジエータ23の後方に配置されたDPF42の前方に配置されるものである。
このように構成することにより、エアクリーナ30をDPF42よりもラジエータ23に近付けて、インレットホース31をより短くすることができる。
また、前記エアクリーナ30は、前記ラジエータ23の後方に配置された前記エンジン3の前上方に配置されるものである。
このように構成することにより、エアクリーナ30をラジエータ23に近付けて、インレットホース31をより短くすることができる。
また、前記エアクリーナ30の排出口30cと前記エンジン3の吸気口3cとを接続するアウトレットホース32をさらに具備し、前記エアクリーナ30は、前記排出口30cが後下方を向くように配置されるものである。
このように構成することにより、排出口30cを吸気口3c側に向けることができ、アウトレットホース32の配設を簡素化することができる。このため、アウトレットホース32を短くすることができる。これにより、トラクタ1のスペースを有効に活用することができる。
また、前記エアクリーナ30の排出口30c及び前記エンジン3の吸気口3cよりも低い位置に配置されるオルタネータ45をさらに具備するものである。
このように構成することにより、アウトレットホース32の配設においてオルタネータ45が邪魔になり難くなるため、アウトレットホース32の配設を簡素化し、アウトレットホース32をより短くすることができる。
また、本実施形態においてはオルタネータ45が下側ホース25よりも高い位置に配置されているため、下側ホース25の配設も簡素化することができる。
また、前記エアクリーナ30の下方に配置されるコンプレッサ46をさらに具備するものである。
このように構成することにより、エアクリーナ30の下方のスペースを有効に活用することができる。
また、前記エアクリーナ30は、ボンネット4の天板4aに対応するように、左右方向に対して傾斜して配置されるものである。
このように構成することにより、ボンネット4の高さを低くすることができる。
また、前記エアクリーナ30は、左端面に排出口30cが形成され、前記ボンネット4の前記天板4aの左右中央部に対して右寄りに配置されると共に、右下がりに傾斜するように配置されるものである。
このように構成することにより、エアクリーナ30の左方のスペースを確保して排出口30cと接続されるアウトレットホース32を配設し易くすることができると共に、ボンネット4の高さを低くすることができる。
また、前記エアクリーナ30は、前記エンジン3のファン3bを覆うシュラウド23bよりも高い位置に配置されるものである。
このように構成することにより、ファン3bからの風の流れがエアクリーナ30で阻害されるのを抑制することができる。
なお、本実施形態に係るトラクタ1は、本発明に係る作業車の実施の一形態である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態に係る作業車はトラクタ1であるものとしたが、本発明に係る作業車の種類はこれに限定されるものでない。本発明に係る作業車は、その他の農業車両、建設車両、産業車両等であってもよい。
また、エアクリーナ30の吸引口30bは、前上方(後下方)を向くように配置されるものとしたが、吸引口30bの向きはこれに限定されるものではなく、他の方向を向くように配置されていてもよい。
また、エアクリーナ30の排出口30cは、後下方を向くように配置されるものとしたが、排出口30cの向きはこれに限定されるものではなく、他の方向を向くように配置されていてもよい。
また、エアクリーナ30は、DPF42の前方に配置されるものとしたが、エアクリーナ30とDPF42との位置関係はこれに限定されるものではなく、任意の位置関係にすることができる。例えば、エアクリーナ30は、DPF42の上方等に配置されていてもよい。
また、エアクリーナ30は、エンジン3の前上方に配置されるものとしたが、エアクリーナ30とエンジン3との位置関係はこれに限定されるものではなく、任意の位置関係にすることができる。例えば、エアクリーナ30は、エンジン3の上方等に配置されていてもよい。
また、エアクリーナ30は、ラジエータ23のシュラウド23bよりも高い位置に配置されるものとしたが、エアクリーナ30とシュラウド23bとの位置関係はこれに限定されるものではなく、任意の位置関係にすることができる。
また、オルタネータ45は、エアクリーナ30の排出口30c及びエンジン3の吸気口3cよりも低い位置に配置されるものとしたが、オルタネータ45と排出口30c及び吸引口30bとの位置関係はこれに限定されるものではなく、任意の位置関係にすることができる。例えば、オルタネータ45は、排出口30c及び吸気口3cよりも高い位置に配置されていてもよい。
また、コンプレッサ46は、エアクリーナ30の下方に配置されるものとしたが、コンプレッサ46とエアクリーナ30の位置関係はこれに限定されるものではなく、任意の位置関係にすることができる。例えば、コンプレッサ46は、エアクリーナ30の上方等に配置されていてもよい。
また、エアクリーナ30の本体部30aは、軸線方向Aが左右方向に対して傾斜するものとしたが、これに限定されるものではなく、軸線方向Aが左右方向に対して傾斜していなくてもよい。
1 トラクタ(作業車)
3 エンジン
23 ラジエータ
30 エアクリーナ
30b 吸引口
31 インレットホース

Claims (10)

  1. エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、
    前記ラジエータの後上方に配置され、前記エンジンに供給される空気を浄化するエアクリーナと、
    前後方向において前記ラジエータ及び前記エアクリーナの間に配置され、前記エンジンのファンを覆うシュラウドと、
    前記エアクリーナの吸引口から前記ラジエータの上方を跨ぐように配設されるインレットホースと、
    を具備し、
    前記エアクリーナの吸引口の少なくとも一部は、
    前記シュラウドに対して平面視で重複する、
    作業車。
  2. 前記エアクリーナは、
    前記吸引口が前方を向くように配置される、
    請求項1に記載の作業車。
  3. 前記エアクリーナは、
    前記ラジエータの後方に配置されたDPFの前方に配置される、
    請求項1又は請求項2に記載の作業車。
  4. 前記エアクリーナは、
    前記ラジエータの後方に配置された前記エンジンの前上方に配置される、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の作業車。
  5. 前記エアクリーナの排出口と前記エンジンの吸気口とを接続するアウトレットホースをさらに具備し、
    前記エアクリーナは、
    前記排出口が後下方を向くように配置される、
    請求項4に記載の作業車。
  6. 前記エアクリーナの排出口及び前記エンジンの吸気口よりも低い位置に配置されるオルタネータをさらに具備する、
    請求項5に記載の作業車。
  7. 前記エアクリーナの下方に配置されるコンプレッサをさらに具備する、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の作業車。
  8. 前記エアクリーナは、
    ボンネットの天板に対応するように、左右方向に対して傾斜して配置される、
    請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の作業車。
  9. 前記エアクリーナは、
    左端面に排出口が形成され、前記ボンネットの前記天板の左右中央部に対して右寄りに配置されると共に、右下がりに傾斜するように配置される、
    請求項8に記載の作業車。
  10. 前記エアクリーナは、
    前記シュラウドよりも高い位置に配置される、
    請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の作業車。
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