JP2013040418A - ニットウエアのvネック分岐部の編成方法 - Google Patents

ニットウエアのvネック分岐部の編成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ニットウエアのVネック分岐部の補強を施すとともに美観を改善させる。
【解決手段】中央編目を分岐部の中心を越えて左右入替えるステップと、前記中央編目に対してウエール方向に連続する新たな編目を一方の針床で形成するとともに対向する他方の針床でこれら中央編目と対をなす増し目を形成するステップと、前記中央編目と形成された増し目を係止する編針に給糸して袋編みを編成するステップと、中央編目と該中央編目に対峙する増し目と重ねて重ね目を形成するステップと、このように形成された分岐部に続けて右前上部、左前上部の続くコースの編成を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、横編機を用いて編まれるVネックを有するニットウエアのVネック分岐部の強度を上げることと美観を改善させる編成方法に関する。
Vネックのベストやセーターなどのニットウエアを編成する場合、編地の分岐部となるVネック尖端部で編地を左右に分岐させて編成する。しかし、このようにして編成されたニットウエアを着用の際に分岐部が引っ張られるため、ここを補強して編糸が破断しないようにしなければならない。本出願人はこのような目的のために特許文献1を提案している。
特許第3967922号公報
上記特許文献1による方法によれば分岐部の強度は増して編糸が容易に破断することを防げることができる。本発明は、特許文献1とは異なる解決手段によって分岐部の補強を施すとともに分岐部の美観を改善させる編成方法を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも前後一対の針床を有する横編機を用いて行われるニットウエアのVネック分岐部の編成方法において、
分岐部中心を挟んで隣接する少なくとも2つの編目からなる中央編目を分岐部の中心を越えて左右入れ替えるステップA(S6〜S8)と、
前記中央編目に対してウエール方向に連続する新たな編目を一方の針床で形成するとともに対向する他方の針床でこれら中央編目と対をなす増し目を形成するステップB(S10〜S17)と、
前記中央編目と形成された増し目を係止する編針に給糸して袋編みを編成するステップC(S22〜S24)と、
中央編目と該中央編目に対峙する増し目を重ねて重ね目を形成するステップD(S25)と、
このように形成された分岐部に続けて右前上部、左前上部の続くコースの編成を行うことを特徴とする。
好ましくは前記ステップAでは中央編目は分岐部の中心を挟んで左右それぞれ2目で構成されることを特徴とする。
好ましくは前記ステップBでは、中央編目の各編目に対して、まず増し目の形成、続いてウエール方向に連続する新たな編目の形成を、一つづつ個別に形成することを特徴とする。
より好ましくは、中央編目は、分岐部の中心を挟んで左右それぞれ2目で構成される場合には、増し目の形成、続いてウエール方向に連続する新たな編目の形成を、分岐部の中心側の一方側の編目に対して行い、次に同じ側で中心から離れた編目に対して行い、次に他方側の分岐部の中心側の編目に対して行い、次に他方側で中心から離れた編目に対して行うことを特徴とする。
本発明によれば、中央編目を分岐部の中心を越えて左右入替え、増し目、および袋編みの各ステップを行うことで分岐部の強度をアップさせるとともに分岐部が前後に割れるのは防ぎ美観を改善することができる。
また本発明によれば、分岐部の中心を挟んで左右それぞれ2目で構成されるので編目の入替も容易で、且つ十分な強度を得ることができる。
さらに本発明によれば、中央編目の各編目と増し目が前後に個別に繋がること分岐部に適度な厚みと強度を得ることができる。
第1実施形態に示すベストの前身頃の概略図である。 第1実施形態に示すVネック尖端部の編成方法についての編成ステップ図である。 図2に続く編成ステップ図である。 図4に続く編成ステップ図である。 図5に続く編成ステップ図である。
本発明の実施の形態を図面と共に説明を行う。前後一対の針床を備え、後針床が前針床に対してラッキング可能で、複数の給糸口を備えた汎用の2枚ベッド横編機を使用して、Vネックベストの前身頃を編成する例とする。勿論4枚ベッド横編機を使用してベストを筒状に編成して後工程での縫製を省略することも可能である。図1は、Vネックのベストの前身頃1を示す図で、図2〜図5は、図1の前身頃におけるVネック分岐部の編成ステップ図である。本実施の形態では説明の便宜上、編成される編地はすべて平編みとし、編成図では針数を実際の編成よりも少なくしている。ベストの前身頃1は、図1に示すように裾から分岐部3までの前身下部2と、分岐部3から左右に分岐して肩に向かって編成される右前上部4と、左前上部6とからなる。前身下部2および左前上部5の編成には給糸口6を使用し、右前上部4には給糸口7を使用する。一点鎖線X−Xは分岐部2における中心を示す。
編成ステップ図2〜図5における、左側の数字は編成ステップ(S)を示し、左右方向の矢印は編成方向を、上下方向の矢印は目移し方向を示す。FBは前針床を、BBは後針床を示す。大文字のA〜OはFBの編針を、小文字のa〜oはBBの編針を示す。また、太線の丸印はその編成ステップで形成される編目を、細線の丸印はその編成ステップの編成に関係せず編針に係止されたままの編目を、2重の丸印は重ね目、V印は掛け目またはタックを示す。
図2のS1は、前身頃1の前身下部2の編成を示し、給糸口6が不図示のキャリッジにより右側に移動され、FBの編針A〜Oで編目を形成する。S2以降から分岐部3の編成が始まる。S2とS3では、FBの編針I〜Oを使用して左前上部5を1往復コース編成する。その際、S3では、編針Iによる編目形成は行わない。続くS4とS5では、FBの編針A〜Hを使用して右前上部4を1往復コース編成する。その際、S5では、編針Hによる編目形成は行わない。
S6〜S8では分岐部3を挟んで隣接する右前上部4の編針G,Hと左前上部5の編針I,Jに係止される編目を交差させて入れ替える。本実施の形態では、これら編針G,H,I,Jに係止される編目を中央編目と定義する。続くS9〜S24は、上記交差に続けて行われる分岐部を補強するための編成を示す。ここでは、給糸口6を使用して右前上部5のコース編成を行う間に同時に行う。まずS9で、給糸口6を左方向に移動させて編針O〜Kで編目を形成するが、分岐部側の編針I,Jでは編目を形成しない。S10で増し目を形成するためにBBの編針iに掛け目を形成し、S11ではFBの編針Iで編目を形成する。続くS12でBBの編針jにも増し目を形成するために掛け目を形成し、S13ではFBの編針Jで編目を形成する。S14でBBの編針hに増し目として掛け目を形成し、S15ではFBの編針Hで編目を形成する。そしてS16でBBの編針iに掛け目に続く編目を形成し、S17ではFBの編針Iで編目を形成する。続いてS18で増し目を形成するためにBBの編針gに掛け目を形成し、S19ではFBの編針Gで編目を形成する。S20でBBの編針hに掛け目に続く編目を形成し、S21ではFBの編針Hで編目を形成する。このようにして分岐部中央に位置する中央編目4つに対して、S10,S12,S14,18の順で増し目とウエール方向に連続する新たな編目の形成を行う。これにより中央編目の各編目とこれに対して対となる増し目が前後に個別に繋がる。
S22〜S24では、分岐部中央の袋編みとそれに続く左前上部のコース編成を示す。中央部の袋編みの前側のコース編成をS23で行い、袋編みの後側のコース編成を、S22とS24で半分づつ行う。S22ではBBの編針g,iで編目を形成し、FBの編針Kでタックする。S23では、FBの編針J〜Gで編目を形成し、編針Fでタックする。S24ではBBの編針h,jで編目を形成するとともにFBの編針K〜Oで編目を形成する。なおS22〜S24では袋編みの後側のコース編成を2つに分けて行ったが、前側のコース編成のように分けずに行うなど適宜変更して行ってもよい。S25では中央部のBBの編針g〜jで係止される編目をFBの編針G〜Jに移して重ね目を形成する。上記編成によって中央部の補強と左前上部5の1往復のコース編成が行われたことになる。続くS26では給糸口7を使って右前上部4のコースの編成を行う。その後図示しないが、分岐部3以降の右前上部4と左前上部5の各コース編成を行えばよい。
なお上記実施例では、分岐部の中心を挟んで左右に2つづつの中央編目を例にしたが、左右各1つ、左右2つと1つ、左右2つと3つなどでも構わない。
1 前身頃
2 前身下部
3 分岐部
4 右前上部
5 左前上部
6,7
給糸口

Claims (4)

  1. 少なくとも前後一対の針床を有する横編機を用いて行われるニットウエアのVネック分岐部の編成方法において、
    分岐部中心を挟んで隣接する少なくとも2つの編目からなる中央編目を分岐部の中心を越えて左右入れ替えるステップA(S6〜S8)と、
    前記中央編目に対してウエール方向に連続する新たな編目を一方の針床で形成するとともに対向する他方の針床でこれら中央編目と対をなす増し目を形成するステップB(S10〜S17)と、
    前記中央編目と形成された増し目を係止する編針に給糸して袋編みを編成するステップC(S22〜S24)と、
    中央編目と該中央編目に対峙する増し目を重ねて重ね目を形成するステップD(S25)と、
    このように形成された分岐部に続けて右前上部、左前上部の続くコースの編成を行うことを特徴とするニットウエアのVネック分岐部の編成方法。
  2. 前記ステップAでは中央編目は、分岐部の中心を挟んで左右それぞれ2目で構成されることを特徴とする請求項1に記載のニットウエアのVネック分岐部の編成方法。
  3. 前記ステップBでは、中央編目の各編目に対して、まず増し目の形成、続いてウエール方向に連続する新たな編目の形成を、一つづつ個別に形成することを特徴とする請求項1または2に記載のニットウエアのVネック分岐部の編成方法。
  4. 中央編目は、分岐部の中心を挟んで左右それぞれ2目で構成される場合には、増し目の形成、続いてウエール方向に連続する新たな編目の形成を、分岐部の中心側の一方側の編目に対して行い、次に同じ側で中心から離れた編目に対して行い、次に他方側の分岐部の中心側の編目に対して行い、次に他方側で中心から離れた編目に対して行うことを特徴とする請求項3に記載のニットウエアのVネック分岐部の編成方法。
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