JP2013038412A - 太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール - Google Patents
太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013038412A JP2013038412A JP2012157928A JP2012157928A JP2013038412A JP 2013038412 A JP2013038412 A JP 2013038412A JP 2012157928 A JP2012157928 A JP 2012157928A JP 2012157928 A JP2012157928 A JP 2012157928A JP 2013038412 A JP2013038412 A JP 2013038412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- resin
- solar cell
- mass
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】ポリマー基材と、ポリマー基材の少なくとも一方の面側に設けられ、オレフィン樹脂を含むと共に120℃、100%RHの環境下で60時間処理したときの破断伸度(%)と破断応力(MPa)との積が50以上である第1の樹脂層とを有している。
【選択図】なし
Description
<1> ポリマー基材と、前記ポリマー基材の少なくとも一方の面側に設けられ、オレフィン樹脂を含むと共に120℃、100%RHの環境下で60時間処理したときの破断伸度(%)と破断応力(MPa)との積が50以上である第1の樹脂層と、を有する太陽電池用バックシートである。
<2> 前記第1の樹脂層は、前記ポリマー基材の表面に接触させて配置されている前記<1>に記載の太陽電池用バックシートである。
<3> 前記第1の樹脂層の破断伸度(%)と破断応力(MPa)との積が100以上である前記<1>又は前記<2>に記載の太陽電池用バックシートである。
<4> 前記第1の樹脂層中におけるオレフィン樹脂の含有量が、第1の樹脂層の全固形分に対して5質量%以上である前記<1>〜前記<3>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<5> 前記第1の樹脂層は、更に、カルボジイミド基及びオキサゾリン基の少なくとも一方を有する化合物を含む前記<1>〜前記<4>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<6> 前記第1の樹脂層は、更に、カルボジイミド基及びオキサゾリン基の少なくとも一方を有する化合物を含み、該化合物の前記第1の樹脂層中における含有量が、第1の樹脂層中の全樹脂成分の合計量に対して3質量%以上50質量%以下である前記<1>〜前記<5>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<7> 前記ポリマー基材は、少なくとも前記第1の樹脂層が設けられる側の表面がコロナ処理、大気圧プラズマ処理、火炎処理、及びシラン化合物を導入した火炎を用いる火炎処理から選ばれる少なくとも1つの方法で表面処理されている前記<1>〜前記<6>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<9> 前記ポリマー基材が、末端カルボキシル基の量(末端COOH量)が35当量/トン以下であるポリエステル基材である前記<1>〜前記<8>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<10> 少なくとも前記第1の樹脂層は、塗布により形成された層である前記<1>〜前記<9>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<11> 前記ポリマー基材の、一方の面側に前記第1の樹脂層を有し、他方の面側にポリマー基材側から順に、シリコーン樹脂を含む第3の樹脂層と、シリコーン樹脂及びフッ素樹脂から選ばれる樹脂を含み、無機微粒子の含有量が全質量の1質量%以下である第4の樹脂層とを有する前記<1>〜前記<10>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<12> 前記顔料の少なくとも一種が、白色顔料である前記<8>〜前記<11>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<13> 前記第1の樹脂層の厚みが、1nm以上500nm以下である前記<1>〜前記<12>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<14> 前記オレフィン樹脂は、炭素数が2〜6のオレフィンの単独重合体又は共重合体である前記<1>〜前記<13>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<15> 前記オレフィン樹脂は、重量平均分子量が10,000〜300,000の範囲である前記<1>〜前記<14>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートである。
<17> 太陽光が入射する透明性の基材と、前記基材上に設けられ、太陽電池素子及び前記太陽電池素子を封止する封止材を有する素子構造部分と、前記素子構造部分の前記基材が位置する側と反対側に配置された前記<1>〜前記<15>のいずれか1つに記載の太陽電池用バックシートと、を備えた太陽電池モジュールである。
本発明によれば、層の密着性により優れた太陽電池用バックシートが製造される太陽電池用バックシートの製造方法が提供される。更に、
本発明によれば、長期に亘って安定した発電性能を発揮する太陽電池モジュールが提供される。
本発明の太陽電池用バックシートは、ポリマー基材と、該ポリマー基材の片面もしくは両面に設けられ、オレフィン樹脂を含むと共に120℃、100%RHの環境下で60時間処理したときの破断伸度(%)と破断応力(MPa)との積が50以上である第1の樹脂層とを設けて構成されている。前記第1の樹脂層は、二層以上設けられてもよく、また本発明の太陽電池用バックシートは、必要に応じて、更に、顔料を含有する第2の樹脂層、及び他の樹脂層としてポリマー基材を保護するための耐候性層などを設けて構成することができる。
本発明においては、ポリマー基材の上(好ましくはポリマー基材の表面)に樹脂層を設け、この樹脂層にオレフィン樹脂を含めることで、温湿度環境が変化する前後での破断伸度及び破断応力の変化が抑制され、所定の温湿度変化に曝されたときの破断伸度と破断応力との積が密着を良好に保つ所定値以上に維持される。これにより、オレフィン樹脂を含まない従来のバックシートに比べて、高温高湿環境や温湿度の高低差の大きい環境に曝される等の環境変化の有無に関わらず、密着性が安定的に保持される。結果として、本発明の太陽電池用バックシートは太陽電池の保護シートとして優れた耐候性能を発揮し、太陽電池モジュールを構成した時には、長期間安定した発電性能が得られる。
本発明の太陽電池用バックシートは、ポリマー基材の片側もしくは両側に少なくとも一層の第1の樹脂層を設けて構成されている。本発明における第1の樹脂層は、少なくともオレフィン樹脂を含み、120℃、100%RHの環境下で60時間処理したときの破断伸度(%)と破断応力(MPa)との積を50以上とする。
第1の樹脂層は、オレフィン樹脂を含むことで、高温高湿環境や温湿度の高低差が比較的大きい環境下で経時されたときの密着性に優れる。本発明における第1の樹脂層は、樹脂成分として、オレフィン樹脂のみを用いて構成されてもよく、オレフィン樹脂と共に他の樹脂成分を混合して構成されてもよい。
なお、水性媒体には、水、あるいは水と該水に溶解性を有する有機溶媒との混合溶媒などが含まれる。
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、下記の条件にて測定される値である。
<条件>
・GPC:HLC−8220 GPC〔東ソー(株)製〕
・カラム:TSLgel SuperHZM−H、TSKgel SuperHZ4000、TSKgel SuperHZ2000〔3本直列;東ソー(株)製〕
・移動相溶媒:テトラヒドロフラン
・標準試料 :標準ポリスチレン
・カラム温度:140℃
中でも、オレフィン樹脂の含有量は、湿熱経時したときの密着性により優れる点で、樹脂層の全固形分に対して、10質量%以上がより好ましく、20質量%以上が更に好ましい。
第1の樹脂層を構成する樹脂成分として、オレフィン樹脂と共に含有される他の樹脂としては、耐久性の観点から、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂が好ましい。中でも、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂がより好ましい。
中でも、オレフィン樹脂の前記比率(a/(a+b))は、湿熱経時したときの密着性に優れる点で、1/10以上がより好ましく、2/10以上が更に好ましい。
第1の樹脂層は、温度120℃、相対湿度100%の環境下で60時間処理したときに、破断伸度(%)と破断応力(MPa)との積が50以上となるように構成されている。すなわち、温度120℃、相対湿度100%の環境下で60時間処理する前後での上記積の値の変化が小さいことが好ましい。この積の値が50未満であるときには、樹脂層を上記環境下で湿熱経時された場合に破断伸度及び破断応力は大きく変化し易く、このような性状では樹脂層は剥離を起こしやすく、樹脂層の密着を所期の状態で保持することができない。
このような観点から、温度120℃、相対湿度100%の環境下で60時間処理する前後での上記積の値の変化量〔=(処理前の値−処理後の値)/(処理前の値)×100〕としては、80%以下であることが好ましく、50%以下であることがより好ましい。
また、より優れた密着性が得られる点から、第1の樹脂層における前記「破断伸度と破断応力との積」の値は、100以上であることが好ましく、200以上であることが特に好ましい。なお、上限値については、特に制限はないが、樹脂膜のハンドリング性の点で、12000以下が望ましい。
前記破断応力は、サンプル片を上記条件で引っ張った際の破断点の荷重(N)から求められる値である。
第1の樹脂層には、オレフィン樹脂及び場合により他の樹脂成分と共に、少なくとも一種の架橋剤が含有され、樹脂との間に架橋構造が形成されていることが好ましい。架橋剤を含有することで、前記「破断伸度と破断応力との積」の値を調節することができ、また密着性の向上効果が高められる。
また、前記オキサゾリン系架橋剤として、上市されている市販品を用いてもよく、例えば、エポクロスK2010E、同K2020E、同K2030E、同WS500、同WS700(いずれも日本触媒化学工業(株)製)等を用いることができる。
架橋剤の含有量は、3質量%以上であることで、良好な密着性が得られると共に、破断伸度及び破断応力の積の値を調節するのに適しており、50質量%以下であると、塗布液のポットライフを長く保てる点で有利である。
第1の樹脂層は、更に、無機酸化物フィラーを含有してもよい。
無機酸化物フィラーとしては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化錫等が挙げられる。中でも、湿熱雰囲気に曝されたときの密着性の低下が小さい点で、酸化錫、シリカの微粒子が好ましく、シリカがより好ましい。
中でも、無機酸化物フィラーの含有量は、50〜300質量%の範囲がより好ましい。
本発明における第1の樹脂層の形成は、ポリマー基材の一方の面側に、オレフィン樹脂(及び好ましくは架橋剤)を含有するポリマーシートを貼合する方法、基材形成時に共押出しする方法、塗布液の塗布による方法、等により行なえる。
前記塗布液の調製に用いる溶媒は、水でもよいし、トルエンやメチルエチルケトン等の有機溶媒でもよい。溶媒は、1種単独で用いるほか、2種以上を混合してもよい。
また、塗布は、2軸延伸した後のポリマー基材に塗布してもよいし、1軸延伸後のポリマー基材に塗布し、塗布後に初めの延伸と異なる方向にさらに延伸するようにしてもよい。また、延伸前のポリマー基材に塗布した後に2方向に延伸してもよい。
第1の樹脂層の密着性をより高める観点からは、第1の樹脂層形成用の塗布液を、フィルム製造工程内で樹脂シートにコーティングする、いわゆるインラインコート法により塗布する態様によって、第1の樹脂層が形成された樹脂フィルムが製造される態様が好ましい。具体的には、例えば、原料樹脂を溶融混練し、樹脂を溶融押出する溶融押出工程と、溶融押出された樹脂を(例えば静電密着法等を併用しつつ冷却ドラム上にキャストすることで)冷却し樹脂シートを製膜する製膜工程と、樹脂シートを第1の方向(例えばシート長手方向(MD:Machine Direction;以下同様)に延伸する第1の延伸工程と、一方向に延伸された樹脂シートの少なくとも一方面に第1の樹脂層を塗布形成する樹脂層形成工程と、第1の樹脂層が塗布形成された樹脂シートを、第1の方向と直交する第2の方向(例えば長手方向と直交する幅方向(TD:Transverse Direction;以下同様)に延伸する第2の延伸工程とを有する方法などにより、第1の樹脂層を有する樹脂フィルムは好適に製造される。
また、コーティング時の乾燥、熱処理の条件は、塗布の厚み、装置の条件にもよるが、コーティング後直ちに直角方向の延伸工程に送入し、延伸工程の予熱ゾーンあるいは延伸ゾーンで乾燥させることが好ましい。このような場合、乾燥、熱処理は、通常50℃〜250℃程度で行なわれる。
なお、第1の樹脂層が形成されるポリマー基材の表面には、コロナ放電処理や他の表面活性化処理が施されてもよい。
また、第1の樹脂層が無機酸化物フィラーを含む場合、その塗布量は0.005〜0.05g/m2が好ましく、0.005〜0.03g/m2がより好ましく、0.005〜0.02g/m2が特に好ましい。
本発明の太陽電池用バックシートは、ポリマー基材上に設けられた前記第1の樹脂層の上に、更に、顔料を含有する第2の樹脂層が設けられていることが好ましい。第2の樹脂層は、顔料を少なくとも含有し、好ましくは顔料とバインダーとを用いて構成される。
本発明における第2の樹脂層は、顔料の少なくとも一種を含有することが好ましい。
前記顔料としては、有機顔料、無機顔料のいずれであってもよく、白色顔料、黒色顔料、その他着色顔料を用いることができる。
前記黒色顔料としては、カーボンブラック等の無機顔料、アニリンブラック等の有機顔料などが挙げられる。
また、前記その他着色顔料として、群青、紺青等の無機顔料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等の有機顔料が挙げられる。
なお、平均粒径は、レーザー解析/散乱式粒子径分布測定装置LA950〔(株)堀場製作所製〕により測定される値である。
本発明における第2の樹脂層は、バインダーの少なくとも一種を含有することが好ましい。
バインダーの例としては、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル樹脂、ポリオレフィン等が挙げられ、耐久性の観点からアクリル樹脂、ポリオレフィンが好ましい。また、アクリル樹脂としては、アクリルとシリコーンとの複合樹脂も好ましい。好ましいバインダーの例としては、前記ポリオレフィンの例として、アローベースSE−1010、同SE−1013N(いずれもユニチカ(株)製)等、ハイテックS-3148、同S-3121(いずれも東邦化学工業(株)製)等、ケミパールS−120、S−75N(いずれも三井化学(株)製)等が、前記アクリル樹脂の例として、ジュリマーET−410、SEK−301(いずれも日本純薬(株)製)等が、前記アクリルとシリコーンとの複合樹脂の例としてセラネートWSA1060、WSA1070(いずれもDIC(株)製)、H7620、H7630、H7650(いずれも旭化成ケミカルズ(株)製)等がそれぞれ挙げられる。
本発明における第2の樹脂層には、バインダー及び顔料のほか、更に架橋剤を含むことが好ましく、また必要に応じて界面活性剤、フィラー等の添加剤を添加してもよい。
架橋剤を含有する場合、その含有量は、第2の樹脂層中の樹脂成分に対して、5〜50質量%が好ましく、より好ましくは10〜40質量%である。架橋剤の含有量は、5質量%以上であることで、第2の樹脂層の強度及び接着性を保ちながら架橋効果が確保でき、また50質量%以下であることで、塗布液のポットライフを長く保てる。
ましくは0.5〜5mg/m2である。界面活性剤の添加量は、0.1mg/m2以上であると、ハジキの発生を抑えて良好な層形成が得られ、15mg/m2以下であると、接着がより良好になる。
第1の樹脂層上に設けられる第2の樹脂層を、顔料として白色顔料を用いて光反射層(白色層)として構成する場合、第2の樹脂層が設けられる側の最表面における550nmの光の反射率が75%以上であることが好ましい。
光の反射率とは、第2の樹脂層(光反射層)の表面から入射した光が光反射層で反射して再び易接着性層から出射した光量の入射光量に対する比率である。
光の反射率が75%以上であると、太陽電池セルを素通りして内部に入射した光を効果的にセルに戻すことができ、発電効率の向上効果が大きい。顔料の含有量を2.5〜8.5g/m2の範囲で制御することにより、光の反射率を75%以上に調整しやすくなる。
第2の樹脂層の形成は、ポリマー基材の(好ましくは前記第1の樹脂層)の上に、顔料を含有するポリマーシートを貼合する方法、基材形成時に白色顔料層を共押出しする方法、塗布による方法等により行なえる。具体的には、ポリマー基材の表面に直にあるいは前記第1の樹脂層を介して、貼合、共押出し、塗布等することにより第2の樹脂層を形成することができる。
上記のうち、塗布による方法は、簡便であると共に、均一性で薄膜での形成が可能であり、具体的には、顔料(光反射層に構成する場合は白色顔料)、バインダー、及びその他必要に応じて含まれる成分を含有する塗布液を塗布することにより形成される。
塗布液は、塗布溶媒として水を用いた水系でもよいし、トルエンやメチルエチルケトン等の有機溶媒を用いた溶剤系でもよい。中でも、環境負荷の観点から、水を溶媒とすることが好ましい。塗布溶媒は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。好ましい塗布溶媒の例として、水、水/メチルアルコール=95/5(質量比)等がある。
第2の樹脂層形成用塗布液の塗布量は、所望とする厚みに応じて変えればよく、具体的には、光反射率及び接着性の維持の観点から、5.0〜10.0g/m2が好ましく、より好ましくは6.0〜9.0g/m2であり、更に好ましくは7〜9g/m2である。
本発明の太陽電池用バックシートには、一方の面側に前記第1の樹脂層が設けられたポリマー基材の他方の面側に、更に、少なくともシリコーン樹脂を含む第3の樹脂層が設けられていることが好ましい。第3の樹脂層が耐候性層として設けられることで、モジュール内部、特にバックシート内部への水分の浸入や石等の接触に起因する傷つき等を防ぎ、耐候性をより向上させることができる。
本発明における第3の樹脂層は、シリコーン樹脂の少なくとも一種を含有する。
前記シリコーン樹脂は、分子鎖中に(ポリ)シロキサン構造を有するポリマーである。このポリマーを含有することにより、第3の樹脂層表面の強度向上を図り、引っ掻きや擦過、小石や砂等の飛来物の衝突等で生じやすい傷付きを軽減すると共に、ポリマー基材などの隣接材料との接着性及び湿熱環境下での耐久性により優れる。
中でも、調製が容易なこと及び耐加水分解性に優れる点から、ビニル系重合体及びポリウレタン系重合体が好ましく、ビニル系重合体が特に好ましい。
なお、非シロキサン系構造単位を構成する重合体は、一種単独でもよいし、2種以上の併用であってもよい。
前記(ii)の方法で用いられるシラン化合物としては、各種シラン化合物が挙げられるが、アルコキシシラン化合物が特に好ましい。
また、前記(ii)の方法によりシリコーン樹脂を調製する場合、例えば、前駆ポリマーとアルコキシシラン化合物の混合物に、水とシラノール縮合触媒を添加して、20〜150℃程度の温度で30分〜30時間程度(好ましくは50〜130℃で1〜20時間)加水分解縮合を行なうことにより調製することができる。
中でも、第3の樹脂層の表面強度の観点から、0.5g/m2〜10.0g/m2が好ましく、1.0g/m2〜5.0g/m2がより好ましい。
第3の樹脂層には、架橋剤を含有することが好ましい。架橋剤としては、エポキシ系、イソシアネート系、メラミン系、カルボジイミド系、オキサゾリン系等の架橋剤を挙げることができる。中でも特に、湿熱経時後の密着性を確保する観点から、カルボジイミド基を有するカルボジイミド系架橋剤、オキサゾリン基を有するオキサゾリン系架橋剤が好ましい。
架橋剤の好ましい態様等の詳細は、前記第1の樹脂層において既述した通りである。
架橋剤を含有する場合、その含有量は、第3の樹脂層中の樹脂成分に対して、5〜50質量%が好ましく、より好ましくは10〜40質量%である。架橋剤の含有量は、5質量%以上であることで、層の強度及び接着性を保ちながら架橋効果が確保でき、50質量%以下であることで、塗布液のポットライフを長く保てる。
第3の樹脂層には、必要に応じて、界面活性剤、フィラー等の他の添加剤を添加してもよい。
前記界面活性剤としては、アニオン系やノニオン系等の公知の界面活性剤が挙げられる。界面活性剤を添加する場合、その添加量は0.1〜15mg/m2が好ましく、より好
ましくは0.5〜5mg/m2である。界面活性剤の添加量は、0.1mg/m2以上であると、ハジキの発生を抑えて良好な層形成が得られ、15mg/m2以下であると、接着がより良好になる。
前記フィラーの詳細については、後述の第4の樹脂層の項で説明する。
本発明の太陽電池用バックシートには、ポリマー基材上に設けられた前記第3の樹脂層の上に、更に、シリコーン樹脂及びフッ素樹脂から選ばれる樹脂を少なくとも含み、無機微粒子の含有量が全質量の1質量%以下である第4の樹脂が設けられていることが好ましい。第4の樹脂層が前記第3の樹脂に加えて耐候性層として設けられることで、モジュール内部、特にバックシート内部への水分の浸入や石等の接触に起因する傷つき等をより十全に防ぎ、耐候性を更に向上させることができる。
第4の樹脂層におけるシリコーン樹脂は、分子鎖中に(ポリ)シロキサン構造を有するポリマーであり、前記第3の樹脂層に使用可能なシリコーン樹脂と同義であってその好ましい態様等の詳細も同様である。
フッ素樹脂の具体例としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化3フッ化エチレン、ポリテトラフルオロプロピレンなどが挙げられる。
これらのポリマーは、単独のモノマーを重合したホモポリマーでもよいし、2種類以上を共重合したものでもよい。さらには、これらのモノマーと他のモノマーを共重合でもよい。
これらのポリマーの例として、テトラフルオロエチレンとテトラフルオロプロピレンの共重合体、テトラフルオロエチレンとフッ化ビニリデンを共重合体、テトラフルオロエチレンとエチレンの共重合体、テトラフルオロエチレンとプロピレンの共重合体、テトラフルオロエチレンとビニルエーテルの共重合体、テトラフルオロエチレンとパーフロロビニルエーテルの共重合体、クロロトリフルオロエチレンとビニルエーテルの共重合体、クロロトリフルオロエチレンとパーフロロビニルエーテルの共重合体等を挙げることができる。フッ素樹脂としては、上市されている市販品を用いてもよく、該市販品の例として、AGCコーテック(株)製のオブリガートSW0011Fなどを挙げることができる。
本発明における第4の樹脂層には、シリコーン樹脂及び/又はフッ素樹脂のほか、更に架橋剤を含むことが好ましく、また必要に応じて界面活性剤、ワックス、フィラー等の添加剤を添加してもよい。
架橋剤を含有する場合、その含有量は、第4の樹脂層中の樹脂成分に対して、5〜50質量%が好ましく、より好ましくは10〜40質量%である。架橋剤の含有量は、5質量%以上であることで、第4の樹脂層の強度及び接着性を保ちながら架橋効果が確保でき、また50質量%以下であることで、塗布液のポットライフを長く保てる。
ましくは0.5〜5mg/m2である。界面活性剤の添加量は、0.1mg/m2以上であると、ハジキの発生を抑えて良好な層形成が得られ、15mg/m2以下であると、接着がより良好になる。
合成ワックスとして、例えば、三井化学(株)製のケミパールシリーズ(例えば、ケミパールW700、同W900,同W950等)、中京油脂(株)製のポリロンP−502、ハイミクロンL−271,ハイドリンL−536などが挙げられ、
天然ワックスとして、例えば、中京油脂(株)製のハイドリンL−703−35,セロゾール524,セロゾールR−586などが挙げられ、また、
界面活性剤系化合物として、例えば、日光ケミカルズ(株)製のNIKKOLシリーズ(例えば、NIKKOL SCS等)、花王(株)製のエマールシリーズ(例えば、エマール40など)が挙げられる。
第3の樹脂層又は第4の樹脂層の1層の厚みとしては、通常は0.3μm〜22μmが好ましく、0.5μm〜15μmがより好ましく、0.8μm〜12μmの範囲が更に好ましく、1.0μm〜8μmの範囲が特に好ましく、2〜6μmの範囲が最も好ましい。厚みが0.3μm以上であることで、湿熱環境下に曝されたときに樹脂層表面から内部に水分が浸透し難く、樹脂層とポリマー基材との界面に水分が到達し難くなり、接着性が顕著に改善される。また、厚みが22μm以下であると、層自身が脆弱になり難く、湿熱環境下に曝されたときに層の破壊が生じ難くなり、接着性が改善される。
本発明の太陽電池用バックシートは、支持体としてポリマー基材を設けて構成されている。
ポリマー基材としては、ポリエステル、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン、又はポリフッ化ビニルなどのフッ素系ポリマー等が挙げられる。これらの中では、コストや機械強度などの点から、ポリエステルが好ましい。
ここで、「末端COOH量」とは、ポリエステル樹脂がその分子構造の末端に有するカルボンキシ基(−COOH)の量を意味する。なお、「当量/t」は、1トンあたりのモル当量を表す。
なお、ポリエステル中の末端COOH量は、重合触媒種、製膜条件(製膜温度や時間)により調整することが可能である。
前記コロナ処理は、出力が0.5〜2.5kw/電極1mであることがより好ましく、0.7〜1.7kw/電極1mであることが特に好ましい。処理強度範囲は160〜450J/m2であることがより好ましく、170〜360J/m2であることが特に好ましい。
熱収縮が前記範囲の上限値以下であると、収縮によりバックシートの剥離が生じにくい。また、熱収縮量が0.05%以上であると、熱処理中の熱膨張による寸法変化(たるみ)に起因する皺がより生じ難くなる。
(ポリマー基材用樹脂の調整)
本発明のシートは、ポリマー基材として上述の樹脂を用いることができる。このようなポリマー基材は合成により入手しても、商業的に入手してもよい。前記ポリマー基材としてポリエステルを用いる場合、合成により入手することが好ましい。以下、ポリマー基材としてポリエステルフィルム、その中でもより好ましいポリエチレンテレフタレート(以下、PETとも言う)を製造する方法について説明する。
本発明においては、エステル化反応及び重縮合反応を設けてポリエステルを生成するエステル化工程を設けることができる。このエステル化工程では、(a)エステル化反応、及び(b)エステル化反応で生成されたエステル化反応生成物を重縮合反応させる重縮合反応を設けることができる。
脂肪族ジオール(好ましくはエチレングリコール)の使用量は、芳香族ジカルボン酸(好ましくはテレフタル酸)及び必要に応じそのエステル誘導体の1モルに対して、1.015〜1.50モルの範囲であるのが好ましい。該使用量は、より好ましくは1.02〜1.30モルの範囲であり、更に好ましくは1.025〜1.10モルの範囲である。該使用量は、1.015以上の範囲であると、エステル化反応が良好に進行し、1.50モル以下の範囲であると、例えばエチレングリコールの2量化によるジエチレングリコールの副生が抑えられ、融点やガラス転移温度、結晶性、耐熱性、耐加水分解性、耐候性など多くの特性を良好に保つことができる。
また、前記PETは後述する触媒によって性質が異なる場合があり、ゲルマニウム(Ge)系触媒、アンチモン(Sb)系触媒、アルミニウム(Al)系触媒、及びチタン(Ti)系触媒から選ばれる1種又は2種以上を用いて重合されるPETが好ましく、より好ましくはTi系触媒を用いたものである。
前記Ti系触媒を使用してエステル化されたポリエステル樹脂を含むフィルムは、耐候性が低下し難く、好ましい。いかなる理論に拘泥するものでもないが、以下の理由と推定される。耐候性ポリエステルフィルムの耐候性の低下は、ポリエステルの加水分解にある程度依存する。前記エステル化反応触媒は、エステル化の逆反応である加水分解反応も促進するが、Ti触媒は逆反応である加水分解反応の作用が低い。そのため、前記エステル化反応触媒が製膜後のフィルム中にある程度残存しても、Ti系触媒を使用してエステル化されたポリエステル樹脂は、他の触媒を使用してエステル化されたポリエステル樹脂よりも比較的耐候性を高くすることができる。
Ti系触媒の例としては、テトラ−n−プロピルチタネート、テトラ−i−プロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネートテトラマー、テトラ−t−ブチルチタネート、テトラシクロヘキシルチタネート、テトラフェニルチタネート、テトラベンジルチタネート等のチタンアルコキシド、チタンアルコキシドの加水分解により得られるチタン酸化物、チタンアルコキシドと珪素アルコキシドもしくはジルコニウムアルコキシドとの混合物の加水分解により得られるチタン−珪素もしくはジルコニウム複合酸化物、酢酸チタン、蓚酸チタン、蓚酸チタンカリウム、蓚酸チタンナトリウム、チタン酸カリウム、チタン酸ナトリウム、チタン酸−水酸化アルミニウム混合物、塩化チタン、塩化チタン−塩化アルミニウム混合物、チタンアセチルアセトナート、有機酸を配位子とする有機キレートチタン錯体、等が挙げられる。
また、一般に、末端カルボキシル基量が多いほど耐加水分解性が悪化することが知られており、本発明の添加方法によって末端カルボキシル基量が少なくなることで、耐加水分解性の向上が期待される。
前記クエン酸キレートチタン錯体としては、例えば、ジョンソン・マッセイ社製のVERTEC AC−420など市販品として容易に入手可能である。
これにより、重合時の着色及びその後の溶融製膜時における着色が少なくなり、従来のアンチモン(Sb)触媒系のポリエステル樹脂に比べて黄色味が軽減され、また、透明性の比較的高いゲルマニウム触媒系のポリエステル樹脂に比べて遜色のない色調、透明性を持ち、しかも耐熱性に優れたポリエステル樹脂を提供できる。また、コバルト化合物や色素などの色調調整材を用いずに高い透明性を有し、黄色味の少ないPET樹脂が得られる。
具体的には、リン酸トリメチル、リン酸トリエチルが特に好ましい。
重縮合は、エステル化反応で生成されたエステル化反応生成物を重縮合反応させて重縮合物を生成する。重縮合反応は、1段階で行なってもよいし、多段階に分けて行なうようにしてもよい。
基材を構成するポリエステルは、重合後に固相重合されていてもよい。これにより、好ましいカルボキシル基含有量を達成することができる。固相重合は、重合後のポリエステルを真空中あるいは窒素ガス中で170℃〜240℃程度の温度で5〜100時間程度加熱して重合度を増大させる手法である。具体的には、固相重合には、特許第2621563号、特許第3121876号、特許第3136774号、特許第3603585号、特許第3616522号、特許第3617340号、特許第3680523号、特許第3717392号、特許第4167159号等に記載の方法を適用することができる。
固相重合は、既述のエステル化反応により重合したポリエステル又は市販のポリエステルをペレット状などの小片形状にし、これを用いて好適に行なえる。
好ましい固相重合温度は、10時間〜80時間、より好ましくは15時間〜50時間、さらに好ましくは20時間〜30時間である。
このような熱処理は低酸素雰囲気下で行うのが好ましく、例えば窒素雰囲気下又は真空中で行うことが好ましい。更に、多価アルコール(エチレングリコール等)を1ppm〜1%混合してもよい。
溶融押出工程では、押出機に投入された原料樹脂をシリンダ内で溶融混練し、樹脂をシート状に溶融押出す。押出機による溶融混練は、溶融樹脂を押し出すためのスクリュを備えた従来公知の押出機(好ましくは二軸スクリュを備えた二軸押出機)を用い、所望とする樹脂(好ましくはポリエステル樹脂)を得るために必要な条件を設定して行なえる。押出機は、一般にスクリュの数により単軸と多軸とに大別される。多軸の押出機としては、二軸押出機(二軸スクリュ押出機)が好適である。また、押出機は、小型ないし大型のいずれの装置でもよい。熱分解による末端COOHの発生をより抑制できる点で、押出し機内を窒素置換して行なうのがより好ましい。
溶融温度は、250℃〜320℃が好ましく、260℃〜310℃がより好ましく、270℃〜300℃がさらに好ましい。
第1の延伸工程では、製膜された樹脂シートを第1の方向に延伸する。第1の方向は、シート長手方向(MD)又は該方向に直交するシート幅方向(TD)のいずれでもよいが、第1の延伸工程では、MDに延伸(いわゆる縦延伸)されることが好ましい。
また、後述の樹脂層形成工程を経た後、さらに第2の延伸工程が設けられる。この第2の延伸工程では、第1の樹脂層が塗布形成された樹脂シートを、第1の方向と直交する第2の方向に延伸する。第2の方向は、シート長手方向(MD)又は該方向に直交するシート幅方向(TD)のいずれでもよいが、第2の延伸工程ではTDに延伸(いわゆる横延伸)されることが好ましい。
樹脂層形成工程では、上記のように、第1の樹脂層用塗布液をポリマー基材に塗布することにより第1の樹脂層を好適に形成することができる。第1の樹脂層形成用の塗布液を塗布するための塗布法や塗布液の調製に用いる溶媒等については、既述の通りである。
本発明においては、上記のように、延伸を2方向に行なうことで、ポリエステル分子が二軸配向された二軸延伸フィルムが形成されることが好ましい。機械強度の点から、2軸延伸したものであることが好ましい。
本発明の太陽電池モジュールは、太陽光が入射する透明性の基材(ガラス基板等のフロント基材)と、基材上に設けられ、太陽電池素子及び該太陽電池素子を封止する封止材を有する素子構造部分と、該素子構造部分の基材が位置する側と反対側に配置された既述の本発明の太陽電池用バックシートとを備えており、透明性の表面(フロント)基材/素子構造部分/バックシート(裏面保護シート)の積層構造を有している。
本発明の太陽電池モジュールは、既述の本発明の太陽電池用バックシートを備えるので、湿熱環境下に曝されたときに長期に亘り安定的な発電性能が得られる。
図1に示されるように、太陽電池モジュール10は、太陽光の光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池素子21を、太陽光が入射する透明性の基板(フロント基材)23と裏面側を保護する保護シートであるバックシート(既述の本発明の太陽電池用バックシート)25との間に配置し、基板23とバックシート25との間をエチレン−ビニルアセテート系封止材27で封止して構成されていてもよい。
−ポリマー基材(ポリエステル基材)の作製−
(1)ポリエステルの合成
高純度テレフタル酸(三井化学(株)製)100kgとエチレングリコール(日本触媒(株)製)45kgのスラリーを、予めビス(ヒドロキシエチル)テレフタレート約123kgが仕込まれ、温度250℃、圧力1.2×105Paに保持されたエステル化反応槽に、4時間かけて順次供給し、供給終了後1時間かけて、エステル化反応を行なった。その後、得られたエステル化反応生成物123kgを重縮合反応槽に移送した。
引き続き、エステル化反応生成物が移送された重縮合反応槽に、エチレングリコールを、得られるポリマーに対して0.3質量%となるように添加した。5分間撹拌した後、酢酸コバルト及び酢酸マンガンのエチレングリコール溶液を、得られるポリマー中においてコバルト元素換算値、マンガン元素換算値がそれぞれ30ppm、15ppmとなるように加えた。更に5分間撹拌した後、チタンアルコキシド化合物の2質量%エチレングリコール溶液を、得られるポリマー中においてチタン元素換算値が5ppmとなるように添加した。前記チタンアルコキシド化合物には、特開2005−340616号公報の段落番号[0083]の実施例1で合成しているチタンアルコキシド化合物(Ti含有量=4.44質量%)を用いた。その5分後、ジエチルホスホノ酢酸エチルの10質量%エチレングリコール溶液を、得られるポリマー中においてリン元素換算値が5ppmとなるように添加した。その後、低重合体を30rpmで攪拌しながら、反応系を250℃から285℃まで徐々に昇温するとともに、圧力を40Paまで下げた。最終温度、最終圧力に到達するまでの時間はともに60分とした。そのまま3時間反応を続けた後、反応系を窒素パージし、常圧に戻し、重縮合反応を停止した。そして、得られたポリマー溶融物を冷水にストランド状に吐出し、直ちにカッティングして、ポリマーのペレット(直径約3mm、長さ約7mm)を作製した。
上記で得られたペレットを、40Paに保たれた真空容器中、220℃の温度で36時間保持して、固相重合を行なった。
以上のようにして固相重合を経た後のペレットを、280℃で溶融して金属ドラムの上にキャストし、厚さ約2.5mmの未延伸ベースを作製した。その後、90℃で縦方向(MD)に3倍に延伸し、更に120℃で横方向(TD)に3.3倍に延伸した。このようにして、厚み250μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート基材S−1(以下、「PET基材S−1」ということがある。)を作製した。PET基材S−1の末端カルボキシ基の量(末端COOH量;AV)は、17当量/トンであった。
(1)第1の樹脂層形成用塗布液の調製
下記組成中の各成分を混合し、第1の樹脂層形成用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・ポリエステル樹脂 ・・・36.0部
(バイロナールMD1245、東洋紡(株)製、固形分30質量%)
・オレフィン樹脂 ・・・17.8部
(アローベースSE−1013N(変性ポリオレフィン樹脂水性分散体(変性ポリエチレン水性分散体))、ユニチカ(株)製、固形分20.2質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・24.5部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・881.7部
PET基材S−1の一方の面に、コロナ処理装置(ピラー社製、ソリッドステートコロナ処理機6KVAモデル)を用いて下記の条件でコロナ処理を行なった。
<処理条件>
・電極と誘電体ロ−ルギャップクリアランス:1.6mm
・処理周波数:9.6kHz
・処理速度:20m/分
・処理強度:0.375kV・A・分/m2
(1)二酸化チタン分散物の調製
下記組成中の成分を混合し、その混合物をダイノミル型分散機により1時間、分散処理を施した。
<二酸化チタン分散物の組成>
・二酸化チタン(TiO2、体積平均粒子径=0.42μm)・・・45.58質量%
(タイペークCR−95、石原産業(株)製、固形分100質量%)
・ポリビニルアルコール ・・・22.79質量%
(PVA−105、(株)クラレ製、固形分:10質量%)
・界面活性剤 ・・・0.55質量%
(デモールEP、花王(株)製、固形分:25質量%)
・蒸留水 ・・・31.08質量%
下記組成中の成分を混合し、第2の樹脂層形成用塗布液として、白色層用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・前記二酸化チタン分散物 ・・・29.85質量%
・オレフィン樹脂 ・・・56.87質量%
(アローベースSE1013N、ユニチカ(株)製、固形分:20.2質量%)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル ・・・2.34質量%
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・5.84質量%
(エポクロスWS−700、日本触媒(株)製、固形分:25質量%)
・蒸留水 ・・・5.10質量%
得られた白色層用塗布液(第2の樹脂層形成用塗布液)を、PET基材S−1の第1の樹脂層Aの上に塗布し、170℃で2分間乾燥させて、二酸化チタン量が5.6g/m2の白色層(第2の樹脂層B)を形成した。
以下の方法で、破断伸度及び破断応力の測定結果をもとに、破断伸度及び破断応力の積を求めると共に、密着性を評価した。算出値、評価の結果を下記表1に示す。
第1の樹脂層形成用塗布液を剥離性を付与したフィルムの表面に塗布し、乾燥させて、厚さ20μmの樹脂膜を形成した。この樹脂膜を温度120℃、相対湿度100%の環境条件下で60時間処理した後、剥離性を付与したフィルムから剥がして幅5mm×長さ20mm×20μmの試験片を切り出し、測定用の試料Aとした。また、未処理の樹脂膜も同様に切り出し、測定用の試料Bとした。この試料A,Bを温度25℃、相対湿度60%の雰囲気で24時間調湿した後、テンシロン(ORIENTEC製、RTC−1210A)によりサンプル片をチャック間2cm、25%/分の条件にて引っ張り試験を行ない、試料A,Bの破断伸度[%]及び破断応力[MPa]をそれぞれ測定した。
得られた測定値から、湿熱経時前後における第1の樹脂層Aの破断伸度と破断応力との積の値を算出した。
紫外光を30分間照射して不純物を分解除去した15cm角のガラスに、上記で作製したバックシートを、EVAシート(三井ファブロ(株)製のSC50B、標準架橋EVA)を介して重ねた。このとき、バックシートの白色層(第2の樹脂層B)がEVAシートと接した状態になっている。このように重ねた状態で真空ラミネータ(日清紡(株)製、真空ラミネート機)を用いて3分間真空引きした後、128℃で2分間加圧処理を施した。続いて、150℃のオーブンで30分間ベーク処理して、密着評価用のラミネート試料を作成した。
このラミネート試料を温度120℃、相対湿度100%の環境条件下で60時間処理した後、ラミネート試料の剥離の有無を目視で確認し、下記の評価基準にしたがって密着性を評価した。
<評価基準>
4:ラミネート試料に剥離は観察されなかった。
3:ラミネート試料の周辺部に極軽微な剥離が観察されたが、実用上問題ない程度であった。
2:ラミネート試料の周辺に軽微な剥離が観察されたが、実用上問題ない程度であった。
1:ラミネート試料に剥離がみられ、実使用上支障を来たす程度であった。
実施例1において、第1の樹脂層形成用塗布液の組成を下記のように変更したこと以外は、実施例1と同様にして、PET基材S−1上に第1の樹脂層Aと第2の樹脂層B(白色層)とがこの順で重層されたバックシートを作製した。
<第1の樹脂層形成用塗布液の組成>
・ポリエステル樹脂 ・・・36.0部
(バイロナールMD1245、東洋紡(株)製、固形分30質量%)
・オレフィン樹脂 ・・・17.8部
(アローベースSE−1013N(変性ポリオレフィン樹脂水性分散体)、ユニチカ(株)製、固形分20.2質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・43.5部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・862.7部
実施例1において、第1の樹脂層形成用塗布液の組成を下記のように変更したこと以外は、実施例1と同様にして、PET基材S−1上に第1の樹脂層Aと第2の樹脂層B(白色層)とがこの順で重層されたバックシートを作製した。
<第1の樹脂層形成用塗布液の組成>
・アクリル樹脂 ・・・38.5部
(AS−563A 、ダイセルファインケム(株)製、固形分28質量%)
・オレフィン樹脂 ・・・17.8部
(アローベースSE−1013N(変性ポリオレフィン樹脂水性分散体)、ユニチカ(株)製、固形分20.2質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・17.3部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・886.4部
実施例1において、第1の樹脂層形成用塗布液の組成を下記のように変更したこと以外は、実施例1と同様にして、PET基材S−1上に第1の樹脂層Aと第2の樹脂層B(白色層)とがこの順で重層されたバックシートを作製した。
<第1の樹脂層形成用塗布液の組成>
・ポリエステル樹脂 ・・・24.0部
(バイロナールMD1245、東洋紡(株)製、固形分30質量%)
・オレフィン樹脂 ・・・35.6部
(アローベースSE−1013N(変性ポリオレフィン樹脂水性分散体)、ユニチカ(株)製、固形分20.2質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・8.6部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・891.8部
実施例1において、第1の樹脂層形成用塗布液の組成を下記のように変更したこと以外は、実施例1と同様にして、PET基材S−1上に第1の樹脂層Aと第2の樹脂層B(白色層)とがこの順で重層されたバックシートを作製した。
<第1の樹脂層形成用塗布液の組成>
・アクリル樹脂 ・・・25.7部
(AS−563A 、ダイセルファインケム(株)製、固形分28質量%)
・オレフィン樹脂 ・・・35.6部
(アローベースSE−1013N(変性ポリオレフィン樹脂水性分散体)、ユニチカ(株)製、固形分20.2質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・17.3部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・881.4部
実施例1において、第1の樹脂層形成用塗布液の組成を下記のように変更すると共に、第2の樹脂層形成用塗布液(白色層用塗布液)を下記の黒色層用塗布液に代え、下記のように黒色層(第2の樹脂層B)を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、PET基材S−1上に第1の樹脂層Aと第2の樹脂層B(黒色層)とがこの順で重層されたバックシートを作製した。
・アクリル樹脂 ・・・25.7部
(AS−563A 、ダイセルファインケム(株)製、固形分28質量%)
・オレフィン樹脂 ・・・35.6部
(アローベースSE−1013N(変性ポリオレフィン樹脂水性分散体)、ユニチカ(株)製、固形分20.2質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・24.5部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・874.2部
下記組成中の成分を混合し、第2の樹脂層形成用塗布液として、黒色層用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・カーボンブラック分散物 ・・・14.93質量%
(MF−5630ブラック、大日精化工業(株)製、固形分:31.5質量%)
・オレフィン樹脂 ・・・56.87質量%
(アローベースSE1013N、ユニチカ(株)製、固形分:20.2質量%)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル ・・・2.34質量%
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・5.84質量%
(エポクロスWS−700、日本触媒(株)製、固形分:25質量%)
・蒸留水 ・・・20.02質量%
得られた黒色層用塗布液(第2の樹脂層形成用塗布液)を、PET基材S−1の第1の樹脂層Aの上に塗布し、170℃で2分間乾燥させて、カーボンブラック量が1.8g/m2の黒色層(第2の樹脂層B)を形成した。
実施例2において、第1の樹脂層形成用塗布液を、未延伸ベースを縦方向(MD)に3倍に延伸した後、バインダー量が塗布量で0.124g/m2になるように塗布し、第1の樹脂層Aを形成した。その後、MDとは直角方向のTDに3.3倍に延伸した。二軸方向に延伸した後の第1の樹脂層の厚みは、0.1μmであった。その後、実施例2と同様にして、第2の樹脂層Bを形成した。
以上のようにして、PET基材S−1上に第1の樹脂層Aと第2の樹脂層B(白色層)とがこの順に重層されたバックシートを作製した。
実施例7において、第1の樹脂層形成用塗布液を下記の組成に変更したこと以外は、実施例7と同様にして、第1の樹脂層A及び第2の樹脂層Bを形成し、PET基材S−1上に第1の樹脂層Aと第2の樹脂層B(白色層)とがこの順に重層されたバックシートを作製した。
<第1の樹脂層形成用塗布液の組成>
・ポリオレフィンバインダー ・・・23.12部
(アローベースSE−1013N、ユニチカ(株)製、濃度:20質量%)
・オキサゾリン系架橋剤 ・・・4.90部
(エポクロスWS−700、日本触媒(株)製、濃度:25質量%)
・フッ素系界面活性剤 ・・・0.29部
(ナトリウム=ビス(3,3,4,4,5,5,6,6−ノナフルオロ)=2−スルホナイトオキシスクシナート、三協化学(株)製、濃度:1質量%)
・蒸留水 ・・・73.80部
実施例8において、ポリオレフィンバインダーを、アローベースSE−1013N(ユニチカ(株)製)からアローベースSB−1013N(ユニチカ(株)製)に変更したこと以外は、実施例8と同様にして、第1の樹脂層A及び第2の樹脂層Bを形成し、PET基材S−1上に第1の樹脂層Aと第2の樹脂層B(白色層)とがこの順に重層されたバックシートを作製した。
−ポリマー基材(ポリエステル基材)の作製−
実施例1と同様にして、厚み250μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート基材S−1(PET基材S−1)を作製した。
(1)第1の樹脂層形成用塗布液の調製
下記組成中の各成分を混合し、第1の樹脂層形成用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・ポリエステル樹脂 ・・・24.0部
(バイロナールMD1245、東洋紡(株)製、固形分30質量%)
・オレフィン樹脂 ・・・35.6部
(アローベースSE−1013N(変性ポリオレフィン樹脂水性分散体)、ユニチカ(株)製、固形分20.2質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・24.5部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・875.9部
PET基材S−1の一方の面に、コロナ処理装置(ピラー社製、ソリッドステートコロナ処理機6KVAモデル)を用いて下記の条件でコロナ処理を行なった。
<処理条件>
・電極と誘電体ロ−ルギャップクリアランス:1.6mm
・処理周波数:9.6kHz
・処理速度:20m/分
・処理強度:0.375kV・A・分/m2
(1)二酸化チタン分散物の調製
下記組成中の成分を混合し、その混合物をダイノミル型分散機により1時間、分散処理を施した。
<二酸化チタン分散物の組成>
・二酸化チタン(TiO2、体積平均粒子径=0.42μm)・・・45.58質量%
(タイペークCR−95、石原産業(株)製、固形分100質量%)
・ポリビニルアルコール ・・・22.79質量%
(PVA−105、(株)クラレ製、固形分:10質量%)
・界面活性剤 ・・・0.55質量%
(デモールEP、花王(株)製、固形分:25質量%)
・蒸留水 ・・・31.08質量%
下記組成中の成分を混合し、第2の樹脂層形成用塗布液として、白色層用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・前記二酸化チタン分散物 ・・・29.85質量%
・オレフィン樹脂 ・・・56.87質量%
(アローベースSE1013N、ユニチカ(株)製、固形分:20.2質量%)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル ・・・2.34質量%
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・5.84質量%
(エポクロスWS−700、日本触媒(株)製、固形分:25質量%)
・蒸留水 ・・・5.10質量%
得られた白色層用塗布液(第2の樹脂層形成用塗布液)を、PET基材S−1の第1の樹脂層Aの上に塗布し、170℃で2分間乾燥させて、二酸化チタン量が5.6g/m2の白色層(第2の樹脂層B)を形成した。
(1)シリコーン耐候性層形成用塗布液の調製
下記組成中の各成分を混合し、シリコーン耐候性層形成用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・アクリル/シリコーン系バインダー(P−1) ・・・396.5部
(セラネートWSA−1070(ポリシロキサン構造単位の含有比率:30質量%、非ポリシロキサン構造単位の含有比率:70質量%)、DIC(株)製、固形分:40質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤、H−1) ・・・49.0部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:20質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・上記で調製した二酸化チタン分散物 ・・・493.9部
・蒸留水 ・・・28.8部
PET基材S−1の前記第1の樹脂層A及び白色層用塗布液(第2の樹脂層B)が形成されている側と反対側の裏面に、コロナ処理装置(ピラー社製、ソリッドステートコロナ処理機6KVAモデル)を用いて前述の条件でコロナ処理を施した。
(1)シリコーン耐候性層形成用塗布液の調製
下記組成中の各成分を混合し、シリコーン耐候性層形成用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・アクリル/シリコーン系バインダー(P−1) ・・・77.8部
(セラネートWSA−1070(ポリシロキサン構造単位の含有比率:30質量%、非ポリシロキサン構造単位の含有比率:70質量%)、DIC(株)製、固形分:40質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・15.6部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:20質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・ポリエチレンワックス分散物 ・・・51.9部
(ケミパールW950、三井化学(株)製、固形分:5質量%)
・コロイダルシリカ ・・・1.0部
(スノーテックスUP、日産化学(株)製、固形分:20質量%)
・アミノシラン化合物 ・・・19.6部
(TSL8340、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアル社製、固形分:1質量%)
・蒸留水 ・・・60.7部
上記で得られたシリコーン耐候性層形成用塗布液を、前記シリコーン耐候性層S1の上に、バインダー塗布量が1.3g/m2になるように塗布し、175℃で2分間乾燥させて、乾燥厚みが約1.3μmのシリコーン耐候性層S2(第4の樹脂層D)を形成した。
−ポリマー基材(ポリエステル基材)の作製−
実施例1と同様にして、厚み250μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート基材S−1(PET基材S−1)を作製した。
(1)第1の樹脂層形成用塗布液の調製
下記組成中の各成分を混合し、第1の樹脂層形成用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・アクリル樹脂 ・・・25.7部
(AS−563A、ダイセルファインケム(株)製、固形分28質量%)
・オレフィン樹脂 ・・・35.6部
(アローベースSE−1013N(変性ポリオレフィン樹脂水性分散体)、ユニチカ(株)製、固形分20.2質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・24.5部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・874.2部
PET基材S−1の一方の面に、コロナ処理装置(ピラー社製、ソリッドステートコロナ処理機6KVAモデル)を用いて下記の条件でコロナ処理を行なった。
<処理条件>
・電極と誘電体ロ−ルギャップクリアランス:1.6mm
・処理周波数:9.6kHz
・処理速度:20m/分
・処理強度:0.375kV・A・分/m2
(1)二酸化チタン分散物の調製
下記組成中の成分を混合し、その混合物をダイノミル型分散機により1時間、分散処理を施した。
<二酸化チタン分散物の組成>
・二酸化チタン(TiO2、体積平均粒子径=0.42μm)・・・45.58質量%
(タイペークCR−95、石原産業(株)製、固形分100質量%)
・ポリビニルアルコール ・・・22.79質量%
(PVA−105、(株)クラレ製、固形分:10質量%)
・界面活性剤 ・・・0.55質量%
(デモールEP、花王(株)製、固形分:25質量%)
・蒸留水 ・・・31.08質量%
下記組成中の成分を混合し、第2の樹脂層形成用塗布液として、白色層用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・前記二酸化チタン分散物 ・・・29.85質量%
・オレフィン樹脂 ・・・56.87質量%
(アローベースSE1013N、ユニチカ(株)製、固形分:20.2質量%)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル ・・・2.34質量%
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・5.84質量%
(エポクロスWS−700、日本触媒(株)製、固形分:25質量%)
・蒸留水 ・・・5.10質量%
得られた白色層用塗布液(第2の樹脂層形成用塗布液)を、PET基材S−1の第1の樹脂層Aの上に塗布し、170℃で2分間乾燥させて、二酸化チタン量が5.6g/m2の白色層(第2の樹脂層B)を形成した。
(1)シリコーン耐候性層形成用塗布液の調製
下記組成中の各成分を混合し、シリコーン耐候性層形成用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・アクリル/シリコーン系バインダー(P−1) ・・・396.5部
(セラネートWSA−1070(ポリシロキサン構造単位の含有比率:30質量%、非ポリシロキサン構造単位の含有比率:70質量%)、DIC(株)製、固形分:40質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤、H−1) ・・・49.0部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:20質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・上記で調製した二酸化チタン分散物 ・・・493.9部
・蒸留水 ・・・28.8部
PET基材S−1の前記第1の樹脂層A及び白色層用塗布液(第2の樹脂層B)が形成されている側と反対側の裏面に、コロナ処理装置(ピラー社製、ソリッドステートコロナ処理機6KVAモデル)を用いて前述の条件でコロナ処理を施した。
(1)フッ素耐候性層形成用塗布液の調製
下記組成中の各成分を混合し、フッ素耐候性層形成用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・フッ素系バインダー(P−2) ・・・86.3部
(オブリガートSW0011F、AGCコーテック(株)製、固形分:36.1質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・15.6部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:20質量%)
・界面活性剤・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・ポリエチレンワックス分散物 ・・・51.9部
(ケミパールW950、三井化学(株)製、固形分:5質量%)
・コロイダルシリカ ・・・1.0部
(スノーテックスUP、日産化学(株)製、固形分:20質量%)
・アミノシラン化合物 ・・・19.6部
(TSL8340、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアル社製、固形分:1質量%)
・蒸留水 ・・・60.7部
上記で得られたフッ素耐候性層形成用塗布液を、前記シリコーン耐候性層S1の上に、バインダー塗布量が1.3g/m2になるように塗布し、175℃で2分間乾燥させて、乾燥厚みが約1.3μmのフッ素耐候性層S3(第4の樹脂層D)を形成した。
実施例8において、第1の樹脂層形成用塗布液の組成を下記のように変更したこと以外は、実施例8と同様にして、第2の樹脂層B(白色層)/第1の樹脂層A/PET基材S−1/シリコーン耐候性層S1(第3の樹脂層C)/フッ素耐候性層S3(第4の樹脂層D)の重層構造を有するバックシートを作製した。
<第1の樹脂層形成用塗布液の組成>
・オレフィン樹脂 ・・・71.2部
(アローベースSE−1013N(変性ポリオレフィン樹脂水性分散体)、ユニチカ(株)製、固形分20.2質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・24.5部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・864.3部
実施例7において、第1の樹脂層形成用塗布液の組成を下記のように変更したこと以外は、実施例7と同様にして、第2の樹脂層B(白色層)/第1の樹脂層A/PET基材S−1/シリコーン耐候性層S1(第3の樹脂層C)/フッ素耐候性層S3(第4の樹脂層D)の重層構造を有するバックシートを作製した。
<第1の樹脂層形成用塗布液の組成>
・ポリエステル樹脂 ・・・48.0部
(バイロナールMD1245、東洋紡(株)製、固形分30質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・24.5部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・887.5部
実施例8において、第1の樹脂層形成用塗布液の組成を下記のように変更したこと以外は、実施例8と同様にして、第2の樹脂層B(白色層)/第1の樹脂層A/PET基材S−1/シリコーン耐候性層S1(第3の樹脂層C)/フッ素耐候性層S3(第4の樹脂層D)の重層構造を有するバックシートを作製した。
<第1の樹脂層形成用塗布液の組成>
・アクリル樹脂 ・・・51.4部
(AS−563A 、ダイセルファインケム(株)製、固形分28質量%)
・カルボジイミド化合物(架橋剤) ・・・24.5部
(カルボジライトV−02−L2、日清紡績(株)製、固形分:10質量%)
・オキサゾリン化合物(架橋剤) ・・・15.0部
(エポクロスWS700、(株)日本触媒(株)製、固形分:5質量%)
・界面活性剤 ・・・15.0部
(ナロアクティーCL95、三洋化成工業(株)製、固形分:1質量%)
・アクリル粒子 ・・・10.0部
(MP−1000、綜研化学(株)製、固形分:5質量%)
・蒸留水 ・・・884.1部
これに対し、ポリオレフィンを含めなかった比較例では、剥離を防止することができなかった。
厚さ3mmの強化ガラスと、EVAシート(三井化学ファブロ(株)製のSC50B)と、結晶系太陽電池セルと、EVAシート(三井化学ファブロ(株)製のSC50B)と、実施例1〜12で作製したバックシートのいずれかとをこの順に重ね合わせ、真空ラミネータ(日清紡(株)製、真空ラミネート機)を用いてホットプレスすることにより、EVAと接着させた。このとき、実施例1〜12で作製したバックシートを、その白色層又は黒色層(第2の樹脂層B)がEVAシートと接触するように配置した。また、接着方法は、以下の通りである。
<接着方法>
真空ラミネータを用いて、128℃で3分間の真空引き後、2分間加圧して仮接着した。その後、ドライオーブンにて150℃で30分間、本接着処理を施した。
以上のようにして、結晶系の太陽電池モジュールを作製した。
作製された太陽電池モジュールの各々を温度120℃、相対湿度100%の環境条件下に60時間放置した後、発電運転させたところ、いずれも太陽電池として良好な発電性能を示した。
11・・・ポリマー基材
13・・・第1の樹脂層
15・・・白色層(第2の樹脂層)
17・・・耐候性層(第3の樹脂層)
19・・・耐候性層(第4の樹脂層)
25・・・バックシート
Claims (17)
- ポリマー基材と、
前記ポリマー基材の少なくとも一方の面側に設けられ、オレフィン樹脂を含むと共に120℃、100%RHの環境下で60時間処理したときの破断伸度(%)と破断応力(MPa)との積が50以上である第1の樹脂層と、
を有する太陽電池用バックシート。 - 前記第1の樹脂層は、前記ポリマー基材の表面に接触させて配置されている請求項1に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記第1の樹脂層の破断伸度(%)と破断応力(MPa)との積が100以上である請求項1又は請求項2に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記第1の樹脂層中におけるオレフィン樹脂の含有量が、第1の樹脂層の全固形分に対して5質量%以上である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記第1の樹脂層は、更に、カルボジイミド基及びオキサゾリン基の少なくとも一方を有する化合物を含む請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記第1の樹脂層は、更に、カルボジイミド基及びオキサゾリン基の少なくとも一方を有する化合物を含み、該化合物の前記第1の樹脂層中における含有量が、第1の樹脂層中の全樹脂成分の合計量に対して3質量%以上50質量%以下である請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記ポリマー基材は、少なくとも前記第1の樹脂層が設けられる側の表面がコロナ処理、大気圧プラズマ処理、火炎処理、及びシラン化合物を導入した火炎を用いる火炎処理から選ばれる少なくとも1つの方法で表面処理されている請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記ポリマー基材上に設けられた前記第1の樹脂層の上に、更に、顔料を含有する第2の樹脂層を有する請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記ポリマー基材が、末端カルボキシル基の量(末端COOH量)が35当量/トン以下であるポリエステル基材である請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 少なくとも前記第1の樹脂層は、塗布により形成された層である請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記ポリマー基材の、一方の面側に前記第1の樹脂層を有し、他方の面側にポリマー基材側から順に、シリコーン樹脂を含む第3の樹脂層と、シリコーン樹脂及びフッ素樹脂から選ばれる樹脂を含み、無機微粒子の含有量が全質量の1質量%以下である第4の樹脂層とを有する請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記顔料の少なくとも一種が、白色顔料である請求項8〜請求項11のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記第1の樹脂層の厚みが、1nm以上500nm以下である請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記オレフィン樹脂は、炭素数が2〜6のオレフィンの単独重合体又は共重合体である請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 前記オレフィン樹脂は、重量平均分子量が10,000〜300,000の範囲である請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシート。
- 原料樹脂を溶融混練し、樹脂を溶融押出する溶融押出工程と、
溶融押出された樹脂を冷却し、樹脂シートを製膜する製膜工程と、
前記樹脂シートを第1の方向に延伸する第1の延伸工程と、
前記第1の方向に延伸された樹脂シートの少なくとも一方面に第1の樹脂層を塗布形成する樹脂層形成工程と、
前記第1の樹脂層が塗布形成された樹脂シートを、前記第1の方向と直交する第2の方向に延伸する第2の延伸工程と、
を有する、請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシートの製造方法。 - 太陽光が入射する透明性の基材と、
前記基材上に設けられ、太陽電池素子及び前記太陽電池素子を封止する封止材を有する素子構造部分と、
前記素子構造部分の前記基材が位置する側と反対側に配置された請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載の太陽電池用バックシートと、
を備えた太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012157928A JP6032981B2 (ja) | 2011-07-14 | 2012-07-13 | 太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011155827 | 2011-07-14 | ||
JP2011155827 | 2011-07-14 | ||
JP2012157928A JP6032981B2 (ja) | 2011-07-14 | 2012-07-13 | 太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013038412A true JP2013038412A (ja) | 2013-02-21 |
JP6032981B2 JP6032981B2 (ja) | 2016-11-30 |
Family
ID=47887668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012157928A Expired - Fee Related JP6032981B2 (ja) | 2011-07-14 | 2012-07-13 | 太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6032981B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015058685A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 富士フイルム株式会社 | 積層フィルム及びその製造方法、太陽電池モジュール用バックシート並びに太陽電池モジュール |
KR20160105780A (ko) * | 2013-12-27 | 2016-09-07 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 수지 조성물 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH071692A (ja) * | 1993-06-17 | 1995-01-06 | Teijin Ltd | ポリエステル積層フイルム |
JP2009135457A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-06-18 | Techno Polymer Co Ltd | 太陽電池用バックシート |
WO2009157449A1 (ja) * | 2008-06-23 | 2009-12-30 | 旭硝子株式会社 | 太陽電池モジュール用バックシートおよび太陽電池モジュール |
WO2010005030A1 (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-14 | 三菱樹脂株式会社 | 太陽電池用バックシート |
JP2011029397A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Fujifilm Corp | 太陽電池用バックシート及びその製造方法 |
JP2011077250A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Nippon Zeon Co Ltd | 太陽電池モジュール用裏面保護シート |
JP2011098282A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Agc Coat-Tech Co Ltd | 基材の被覆方法 |
WO2012073804A1 (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-07 | 富士フイルム株式会社 | 保護フィルム |
-
2012
- 2012-07-13 JP JP2012157928A patent/JP6032981B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH071692A (ja) * | 1993-06-17 | 1995-01-06 | Teijin Ltd | ポリエステル積層フイルム |
JP2009135457A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-06-18 | Techno Polymer Co Ltd | 太陽電池用バックシート |
WO2009157449A1 (ja) * | 2008-06-23 | 2009-12-30 | 旭硝子株式会社 | 太陽電池モジュール用バックシートおよび太陽電池モジュール |
WO2010005030A1 (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-14 | 三菱樹脂株式会社 | 太陽電池用バックシート |
JP2011029397A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Fujifilm Corp | 太陽電池用バックシート及びその製造方法 |
JP2011077250A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Nippon Zeon Co Ltd | 太陽電池モジュール用裏面保護シート |
JP2011098282A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Agc Coat-Tech Co Ltd | 基材の被覆方法 |
WO2012073804A1 (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-07 | 富士フイルム株式会社 | 保護フィルム |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015058685A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 富士フイルム株式会社 | 積層フィルム及びその製造方法、太陽電池モジュール用バックシート並びに太陽電池モジュール |
KR20160105780A (ko) * | 2013-12-27 | 2016-09-07 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 수지 조성물 |
KR102264949B1 (ko) * | 2013-12-27 | 2021-06-14 | 에이지씨 가부시키가이샤 | 수지 조성물 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6032981B2 (ja) | 2016-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5832733B2 (ja) | ポリエステルフィルムの製造方法 | |
JP5283648B2 (ja) | ポリエステルフィルム及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール | |
JP5642746B2 (ja) | 太陽電池用バックシート及び太陽電池モジュール | |
JP2012017456A (ja) | ポリエステルフィルム及びその製造方法、太陽電池用バックシート、並びに太陽電池モジュール | |
JP5914224B2 (ja) | 太陽電池用保護シートとその製造方法、太陽電池用バックシート、太陽電池モジュール | |
JP5518762B2 (ja) | ポリエステルフィルム及びその製造方法、太陽電池用バックシート、並びに太陽電池モジュール | |
JP5702116B2 (ja) | 太陽電池保護シート及びその製造方法、太陽電池用バックシート、並びに太陽電池モジュール | |
JP5722287B2 (ja) | 太陽電池用バックシート及びその製造方法並びに太陽電池モジュール | |
JP2012012578A (ja) | ポリエステル樹脂組成物及びその製造方法、ポリエステルフィルム、並びに太陽電池発電モジュール | |
WO2013024892A1 (ja) | 太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール | |
JP5710140B2 (ja) | ポリエステルフィルム及びその製造方法、太陽電池用バックシート、並びに太陽電池モジュール | |
WO2012077559A1 (ja) | ポリエステルフィルム及びその製造方法、太陽電池用バックシート、及び太陽電池モジュール | |
JP6032981B2 (ja) | 太陽電池用バックシート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール | |
WO2013008945A1 (ja) | 太陽電池用ポリマーシート及び太陽電池モジュール | |
JP5735462B2 (ja) | ポリマーシートとその製造方法、太陽電池用バックシートおよび太陽電池モジュール | |
JP5599339B2 (ja) | 太陽電池裏面保護シート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール | |
JP6215273B2 (ja) | 太陽電池用保護シート及びその製造方法、並びに太陽電池モジュール | |
JP2013045980A (ja) | 太陽電池用ポリマーシート、及び、太陽電池モジュール | |
WO2013024884A1 (ja) | 太陽電池モジュール用ポリマーシートとその製造方法、太陽電池モジュール用バックシート及び太陽電池モジュール | |
JP5694881B2 (ja) | 太陽電池用ポリマーシート、太陽電池用バックシート、及び太陽電池モジュール | |
JP2013042006A (ja) | 太陽電池モジュール用ポリマーシートとその製造方法、太陽電池モジュール用バックシート及び太陽電池モジュール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140909 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141110 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20141202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150302 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150331 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150601 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20150828 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160615 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161025 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6032981 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |