JP2013036973A5 - 検量線作成方法、検量線作成装置、目的成分検量装置、およびコンピュータープログラム - Google Patents
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Description
[適用例1] 被検体の観測データから、前記被検体についての目的成分の含有量を導くことに用いる検量線をコンピューターを用いて作成する検量線作成方法であって、
前記被検体の複数のサンプルについての前記観測データを取得することと、
前記各サンプルについての前記目的成分の含有量を取得することと、
前記サンプル毎の観測データを複数の独立成分に分離したときの複数の独立成分を推定し、前記複数の独立成分に基づいて、前記サンプル毎に前記目的成分に対応する混合係数を求めることと、
前記複数のサンプルの前記目的成分の含有量と、前記サンプル毎の前記混合係数とに基づいて、前記検量線の回帰式を求めることと、
を含む検量線作成方法。
前記被検体の複数のサンプルについての前記観測データを取得することと、
前記各サンプルについての前記目的成分の含有量を取得することと、
前記サンプル毎の観測データを複数の独立成分に分離したときの複数の独立成分を推定し、前記複数の独立成分に基づいて、前記サンプル毎に前記目的成分に対応する混合係数を求めることと、
前記複数のサンプルの前記目的成分の含有量と、前記サンプル毎の前記混合係数とに基づいて、前記検量線の回帰式を求めることと、
を含む検量線作成方法。
[適用例2] 適用例1に記載の検量線作成方法であって、
前記混合係数を求めることは、
前記各サンプルの前記独立成分を含む独立成分行列を求めることと、
前記独立成分行列から、前記各サンプルにおける前記独立成分毎の独立成分要素の比率を規定するベクトルの集合を示す推定混合行列を求めることと、
前記推定混合行列に含まれる前記ベクトル毎に、前記複数のサンプルの前記目的成分の含有量に対する相関を求め、前記相関が最も高いと判定される前記ベクトルを、前記目的成分に対応する混合係数として選択することと、
を含む、検量線作成方法。
前記混合係数を求めることは、
前記各サンプルの前記独立成分を含む独立成分行列を求めることと、
前記独立成分行列から、前記各サンプルにおける前記独立成分毎の独立成分要素の比率を規定するベクトルの集合を示す推定混合行列を求めることと、
前記推定混合行列に含まれる前記ベクトル毎に、前記複数のサンプルの前記目的成分の含有量に対する相関を求め、前記相関が最も高いと判定される前記ベクトルを、前記目的成分に対応する混合係数として選択することと、
を含む、検量線作成方法。
図3Bは、工程4及び工程5で使用する装置の機能ブロック図である。この装置400は、サンプル観測データ取得部410と、サンプル目的成分量取得部420と、混合係数推定部430と、回帰式算出部440とを有する。混合係数推定部430は、独立成分行列算出部432、推定混合行列算出部434、および混合係数選択部436を含んでいる。なお、サンプル観測データ取得部410およびサンプル目的成分量取得部420は、例えば図3AのCPU10が入力I/F50とメモリー20と協働して実現される。混合係数推定部430、独立成分行列算出部432、推定混合行列算出部434、および混合係数選択部436は、例えば図3AのCPU10がメモリー20と協働して実現される。また、回帰式算出部440は、例えば図3AのCPU10がメモリー20と協働して実現される。なお、これらの各部は、図3Aに示したパーソナルコンピューター以外の他の具体的な装置やハードウェア回路によっても実現可能である。
混合行列Aが既知の場合、未知成分Sの最小二乗解は、Aの擬似逆行列A+を用いてA+・Xと簡単に求めることができるが、本実施例の場合、混合行列Aも未知なので、観測データXのみから、未知成分Sと混合行列Aを推定しなければならない。すなわち、次式(8)に示すように、観測データXのみから、m×nの分離行列Wを用いて、独立成分のスペクトルを示す行列(以下、「独立成分行列」と呼ぶ)Yを算出する。次式(8)における分離行列Wを求めるアルゴリズムとしては、Infomax、FastICA (Fast Independent Component Analysis)、JADE (Joint Approximate Diagonalization of Eigenmatrices) など種々のものを採用することが可能である。
検量処理における推定混合行列∧Aは、次式(15)に示すように、各独立成分に対応した混合係数からなる行ベクトル(1×m行列)である。そこで、ステップS330の実行後、CPU10は、ハードディスクドライブ30から検量用データセットDS2に含まれる目的成分順位kを読み出し、ステップS330で求めた推定混合行列∧Aの中から、目的成分順位kに対応するk番目の成分の混合係数∧αkを抜き出し、当該混合係数∧αkを目的成分であるクロロフィルの混合係数として、メモリー20に一旦保存する(ステップS340)。ステップS320ないしS340の処理において、CPU10は図10の混合係数算出部530として機能することになる。
Claims (9)
- 被検体の観測データから、前記被検体についての目的成分の含有量を導くことに用いる検量線をコンピューターを用いて作成する検量線作成方法であって、
前記被検体の複数のサンプルについての前記観測データを取得することと、
前記各サンプルについての前記目的成分の含有量を取得することと、
前記サンプル毎の観測データを複数の独立成分に分離したときの複数の独立成分を推定し、前記複数の独立成分に基づいて、前記サンプル毎に前記目的成分に対応する混合係数を求めることと、
前記複数のサンプルの前記目的成分の含有量と、前記サンプル毎の前記混合係数とに基づいて、前記検量線の回帰式を求めることと、
を含む検量線作成方法。 - 請求項1に記載の検量線作成方法であって、
前記混合係数を求めることは、
前記各サンプルの前記独立成分を含む独立成分行列を求めることと、
前記独立成分行列から、前記各サンプルにおける前記独立成分毎の独立成分要素の比率を規定するベクトルの集合を示す推定混合行列を求めることと、
前記推定混合行列に含まれる前記ベクトル毎に、前記複数のサンプルの前記目的成分の含有量に対する相関を求め、前記相関が最も高いと判定される前記ベクトルを、前記目的成分に対応する混合係数として選択することと、
を含む、検量線作成方法。 - 被検体の観測データから、前記被検体についての目的成分の含有量を導くことに用いる検量線を作成する検量線作成装置であって、
前記被検体の複数のサンプルについての前記観測データを取得するサンプル観測データ取得部と、
前記各サンプルについての前記目的成分の含有量を取得するサンプル目的成分量取得部と、
前記サンプル毎の観測データを複数の独立成分に分離したときの複数の独立成分を推定し、前記複数の独立成分に基づいて、前記サンプル毎に前記目的成分に対応する混合係数を求める混合係数推定部と、
前記複数のサンプルの前記目的成分の含有量と、前記サンプル毎の前記混合係数とに基づいて、前記検量線の回帰式を求める回帰式算出部と、
を含む検量線作成装置。 - 請求項3に記載の検量線作成装置であって、
前記混合係数推定部は、
前記各サンプルの前記各独立成分を含む独立成分行列を求める独立成分行列算出部と、
前記独立成分行列から、前記各サンプルにおける前記独立成分毎の独立成分要素の比率を規定するベクトルの集合を示す推定混合行列を求める推定混合行列算出部と、
前記推定混合行列に含まれる前記ベクトル毎に、前記複数のサンプルの前記目的成分の含有量に対する相関を求め、前記相関が最も高いと判定される前記ベクトルを、前記目的成分に対応する混合係数として選択する混合係数選択部と、
を含む、検量線作成装置。 - 請求項4に記載の検量線作成装置であって、
前記独立成分行列算出部によって算出された前記独立成分行列と、前記混合係数選択部によって選択された混合係数が前記推定混合行列のいずれの位置にあるかを示す目的成分順位と、前記回帰式算出部によって算出された回帰式とを記憶する記憶部
を含む検量線作成装置。 - 被検体についての目的成分の含有量を求める目的成分検量装置であって、
前記被検体についての観測データを取得する被検体観測データ取得部と、
前記目的成分に対応する独立成分を少なくとも含む検量用データを取得する検量用データ取得部と、
前記被検体についての観測データと前記検量用データとに基づいて、前記被検体についての前記目的成分に対する混合係数を求める混合係数算出部と、
予め用意した、前記目的成分に対応する混合係数と含有量との関係を示す回帰式の定数と、前記混合係数算出部によって求められた混合係数に基づいて、前記目的成分の含有量を算出する目的成分量算出部と、
を含む目的成分検量装置。 - 請求項6に記載の目的成分検量装置であって、
前記検量用データ取得部は、
前記目的成分に対応するものとして予め求められている独立成分を、前記検量用データとして取得し、
前記混合係数算出部は、
前記独立成分と前記被検体についての観測データとの内積を求め、該内積値を前記混合係数とする、目的成分検量装置。 - 請求項6に記載の目的成分検量装置であって、
前記検量用データ取得部は、
複数のサンプルについての各観測データを複数の独立成分に分離したときの複数の独立成分を、前記検量用データとして取得し、
前記混合係数推定部は、
前記被検体についての観測データと前記複数の独立成分とに基づいて前記被検体についての推定混合行列を算出し、前記算出した推定混合行列から前記目的成分に対応する混合係数を抽出する、目的成分検量装置。 - 被検体の観測データから、前記被検体についての目的成分の含有量を導くことに用いる検量線を作成するためのコンピュータープログラムであって、
前記被検体の複数のサンプルについての前記観測データを取得する機能と、
前記各サンプルについての前記目的成分の含有量を取得する機能と、
前記サンプル毎の観測データを複数の独立成分に分離したときの複数の独立成分を推定し、前記複数の独立成分に基づいて、前記サンプル毎に前記目的成分に対応する混合係数を求める機能と、
前記複数のサンプルの前記目的成分の含有量と、前記サンプル毎の前記混合係数とに基づいて、前記検量線の回帰式を求める機能と、
をコンピューターに実現させるコンピュータープログラム。
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