JP2013024987A - 光ファイバコネクタ - Google Patents

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一昌 小西
Kenichiro Takahashi
健一郎 高橋
Osamu Shimakawa
修 島川
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Abstract

【課題】温度上昇があっても、光ファイバの把持力を十分確保することができる光ファイバコネクタを提供する。
【解決手段】光ファイバコネクタ1は、高パワーのレーザ光を伝送する光ファイバ2と、この光ファイバ2を保持するコネクタ本体3とを備えている。コネクタ本体3は、光ファイバ2の樹脂被覆部5を把持する半割り構造のファイバ把持部材6と、このファイバ把持部材6の外側に配置されたリング部材7とを有している。ファイバ把持部材6の肉厚は、光ファイバ2の軸方向に全体的に等しくなっている。ファイバ把持部材6の熱膨張率は、リング部材7の熱膨張率よりも大きくなっている。また、リング部材7のヤング率は、ファイバ把持部材6のヤング率よりも大きいのが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばレーザ加工用のハイパワーレーザ光を伝送する光ファイバを有する光ファイバコネクタに関するものである。
ハイパワーレーザ光を伝送する光ファイバを有する光ファイバコネクタとしては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載の光ファイバコネクタは、アルミ製のスリーブ本体と、このスリーブ本体の内周に嵌合され、光ファイバの先端部位を固定するスリーブとを備えている。スリーブは、4分割されて拡縮自在な真鍮製のインナースリーブと、このインナースリーブの外周に固定されたアウタースリーブとからなり、アウタースリーブとスリーブ本体との嵌合面は、光ファイバの先端側に向かって小径となるテーパ状となっている。
特開2001−249230号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、例えば光ファイバのガラス部からの僅かな漏れ光によって、ガラス部を保護している樹脂被覆部の温度が上昇し、樹脂被覆部が柔らかくなると、スリーブによる光ファイバの把持力(保持力)が低下してしまう。
本発明の目的は、温度上昇があっても、光ファイバの把持力を十分確保することができる光ファイバコネクタを提供することである。
本発明は、光ファイバを有する光ファイバコネクタにおいて、光ファイバを把持するファイバ把持孔を有するファイバ把持部材と、ファイバ把持部材の外側に配置されたリング部材とを備え、ファイバ把持部材の熱膨張率がリング部材の熱膨張率よりも大きいことを特徴とするものである。
このような本発明の光ファイバコネクタにおいては、温度上昇が発生すると、光ファイバを把持するファイバ把持部材が膨張する。このとき、ファイバ把持部材の外側に配置されたリング部材の熱膨張率はファイバ把持部材の熱膨張率よりも小さいため、ファイバ把持部材の膨張がリング部材に抑えられる。このため、膨張によるファイバ把持部材の形状変動は、ファイバ把持部材の内側(光ファイバ把持方向)に向かうようになる。従って、光ファイバの樹脂被覆部の温度上昇により樹脂被覆部が柔らかくなっても、ファイバ把持部材により光ファイバを強く把持することができる。
好ましくは、リング部材のヤング率がファイバ把持部材のヤング率よりも大きい。この場合には、ファイバ把持部材の膨張によるリング部材の変形が起きにくくなるため、ファイバ把持部材の膨張がリング部材に十分抑えられる。従って、ファイバ把持部材を効果的に光ファイバ把持方向に形状変動させることができる。
また、好ましくは、ファイバ把持部材は、複数のファイバ把持片を含み、ファイバ把持片は、所定の対向面において対向した状態でファイバ把持孔を形成し、リング部材は、ファイバ把持孔が形成された状態でファイバ把持片を内部に収容し、ファイバ把持孔に光ファイバが把持された状態において、リング部材がファイバ把持片の外周に直接または間接に接触している。このように構成すれば、ファイバ把持部材の形状変動がファイバ把持方向と逆方向に向かうことを防止できるため、ファイバ把持部材を効果的に光ファイバ把持方向に形状変動させることができる。なお、「直接」とは、リング部材とファイバ把持部材との間に別の部材を介することなく互いに接触することを指し、「間接」とは、リング部材とファイバ把持部材との間に別の部材を介させて、当該別の部材とリング部材、当該別の部材とファイバ把持部材とが互いに接触することを指す。
また、好ましくは、ファイバ把持片は、対向面に所定の隙間を有した状態で、ファイバ把持孔に光ファイバを把持する。このように構成すれば、ファイバ把持方向へ向かうファイバ把持部材の形状変動による応力が上記の対向面に分散することを防止し、確実に光ファイバの把持力を向上させることができる。
また、好ましくは、ファイバ把持部材は、半割り構造を有している。この場合には、例えば4分割構造のファイバ把持部材に比べて、光ファイバとファイバ把持部材との接触面積が大きくなるため、ファイバ把持部材による光ファイバの把持力を強くすることができる。
さらに、好ましくは、ファイバ把持部材は、光ファイバの樹脂被覆部を把持する被覆把持領域を有し、被覆把持領域の肉厚は、光ファイバの軸方向に等しい。この場合には、温度上昇によるファイバ把持部材の膨張時に、ファイバ把持部材の被覆把持領域が光ファイバ把持方向に形状変動する量が光ファイバの軸方向に均等になるため、ファイバ把持部材による光ファイバの樹脂被覆部の把持力を光ファイバの軸方向に均等にすることができる。
このとき、好ましくは、ファイバ把持部材は、光ファイバの先端部分の樹脂被覆部を除去して露出されたガラス部を把持するガラス把持領域を更に有し、ガラス把持領域は、被覆把持領域よりも肉厚が小さい領域を有している。この場合には、温度上昇によるファイバ把持部材の膨張時に、ファイバ把持部材による光ファイバのガラス部の把持力が強くなり過ぎることが防止される。従って、光ファイバのガラス部に強い力が加わるためにガラス部の屈折率が変化してしまうことを防止できる。
本発明によれば、温度上昇があっても、光ファイバの把持力を十分確保することができる。これにより、光ファイバコネクタによる光ファイバの保持の安定性を向上させることが可能となる。
本発明に係わる光ファイバコネクタの一実施形態を示す断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1及び図2に示したファイバ把持部材が膨張により形状変動する方向を示す断面図である。 本発明に係わる光ファイバコネクタの他の実施形態の要部を示す断面図である。
以下、本発明に係わる光ファイバコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる光ファイバコネクタの一実施形態を示す断面図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。各図において、本実施形態の光ファイバコネクタ1は、レーザ加工を行うための高パワー(1kW以上)のレーザ光を伝送する光ファイバ2と、この光ファイバ2を保持するコネクタ本体3とを備えている。
光ファイバ2は、コア及びコアの外周を包囲するクラッドからなるガラス部4と、このガラス部4の周囲を覆う樹脂被覆部5とを有している。樹脂被覆部5は、フッ素樹脂等の高耐熱性樹脂で形成されている。
コネクタ本体3は、光ファイバ2に接触して光ファイバ2を把持するファイバ把持部材6と、このファイバ把持部材6の外側にファイバ把持部材6に接触するように配置されたリング部材7とを有している。
ファイバ把持部材6は、2つのファイバ把持片6a,6bを含み、各ファイバ把持片6a,6bの対向面6af,6bfが対向することにより、光ファイバ2を保持可能なファイバ把持孔6cを形成することが好ましい。そして、ファイバ把持部材6(ファイバ把持片6a,6b)に光ファイバ2が把持された状態において、当該ファイバ把持片6a,6bの対向面6af,6bfの間には隙間Eが設けられていることが好ましい。本発明の一実施形態において、ファイバ把持部材6は、2つの断面略半円形状の半割り部品である2つのファイバ把持片6a,6bを含む半割り構造をなしている(図2参照)。
本実施形態において、ファイバ把持部材6は、光ファイバ2の樹脂被覆部5のみを把持するように構成されている。つまり、ファイバ把持部材6は、全体が樹脂被覆部5を把持する被覆把持領域となっている。光ファイバ2のガラス部4に局所的に強い力が加わると、ガラス部4のクラッドの屈折率が高くなるため、光ファイバ2の外部に光が漏れ、コネクタ本体3が損傷する原因となる。ファイバ把持部材6が樹脂被覆部5のみを把持することにより、ガラス部4に強い力が加わることが無いため、上記の不具合が発生することが防止される。
また、ファイバ把持部材6の肉厚は、光ファイバ2の軸方向に全体的に等しくなっている。つまり、ファイバ把持部材6の上端及び下端の高さ位置は、光ファイバ2の軸方向に対して平行となっている。
リング部材7は、ファイバ把持部材6の外側に接触するように配置されている。即ち、リング部材7は、内部にファイバ把持部材6を収容し得る筒状に構成されている。ファイバ把持部材6がファイバ把持片6a,6bから構成される場合には、それらが対向面6af,6bfにおいて対向し、ファイバ把持孔6cが形成された状態で、リング部材7の内部に収容される。この場合には、該ファイバ把持孔6cに光ファイバ2が把持され、対向面6af,6bfの間に隙間Eが形成された状態において、リング部材7がファイバ把持片6a,6bの外側に直接接触する。即ち、リング部材7とファイバ把持部材6との間に別の部材を介することなく互いに接触する。なお、リング部材7とファイバ把持部材6との間には、後述するように別の部材を介在させて、間接に互いに接触させても良い。
ファイバ把持部材6の熱膨張率(熱膨張係数)は、リング部材7の熱膨張率よりも大きくなっている。また、リング部材7のヤング率は、ファイバ把持部材6のヤング率よりも大きいのが好ましい。なお、リング部材7は、ファイバ把持部材6を包囲して外側に配置されている部材のうち、熱膨張率がファイバ把持部材6より小さい部材であって、最もファイバ把持部材6の近くに配置されている部材であることは、後述のリング部材7の機能の説明によって理解される。即ち、後述するリング部材7のさらに外周に配置されているリングハウジング8等は、その熱膨張率の如何に関わらず、本発明のリング部材7として機能するものではない。
具体的には、ファイバ把持部材6は、真鍮、銅、アルミ等で形成されている。リング部材7は、ステンレス鋼(SUS)やセラミック等で形成されている。真鍮の熱膨張係数は18×10−6/℃であり、真鍮のヤング率は100GPaである。銅の熱膨張係数は17×10−6/℃であり、銅のヤング率は130GPaである。アルミの熱膨張係数は23.5×10−6/℃であり、アルミのヤング率は70GPaである。SUSの熱膨張係数は10.4×10−6/℃であり、SUSのヤング率は200GPaである。セラミックの熱膨張係数は7.7×10−6/℃であり、セラミックのヤング率は300GPaである。
熱膨張係数の測定方法としては、押棒式やTMA(Thermo-Mechanical Analyzer)、レーザ干渉法、静電容量法等が用いられる。また、熱膨張係数の測定方法としては、他にJIS R 3251:1995に準拠した低膨張ガラスのレーザ干渉法による線膨張率の測定方法、JIS Z 2285:2003に準拠した金属材料の線膨張係数の測定方法、ISO 17562:2001に準拠したファインセラミック(先進セラミック、先進技術セラミック)−押し棒法によるモノリシックセラミックの線形熱膨張試験方法等を用いることもできる。ヤング率の測定方法としては、JIS Z 2280に準拠した金属材料のヤング率、JIS R 1602に準拠したセラミックの室温の弾性定数、JIS R 1605に準拠したセラミックの高温の弾性定数等が用いられる。
リング部材7の内部には、ファイバ把持部材6以外の部材が収容されていても良い。図1において、ファイバ把持部材6の前方にはファイバガイド12が収容されている。また、リング部材7の外側には、リングハウジング8が配置されている。また、ファイバガイド12の前側にはハウジング9が配置され、このハウジング9の外側にはナット10が配置されている。ハウジング9の前部には、光ファイバ2の先端部分の樹脂被覆部5を除去して露出されたガラス部4を保持するフェルール11が取り付けられている。ハウジング9及びファイバガイド12がファイバ把持部材6において把持された光ファイバ2を保持し、フェルール11にうまく収容されるようにガイドする。
ところで、以上のように構成された光ファイバコネクタ1においては、光ファイバ2の樹脂被覆部5の温度が上昇したり、コネクタ本体3の温度が上昇することがある。例えば光ファイバ2を伝搬する光には、コアモード光及びクラッドモード光がある。クラッドモード光は、光ファイバ2へ光が入射したときや光ファイバ2に曲げが加わったときに発生する。樹脂被覆部5はクラッドよりも高屈折率であるため、クラッドモード光は樹脂被覆部5へと出て行きやすく、この時に発生するエネルギーが樹脂被覆部5に吸収されて熱に変わり、樹脂被覆部5の温度が上昇する。
本実施形態の光ファイバコネクタ1においては、光ファイバ2の樹脂被覆部5やコネクタ本体3の温度が上昇すると、ファイバ把持部材6が熱膨張する。このとき、ファイバ把持部材6の外側には、ファイバ把持部材6よりも熱膨張率が小さいリング部材7が配置されている。このため、ファイバ把持部材6の膨張による形状変動は、図3に示すように、ファイバ把持部材6の内側(中心側)つまりファイバ把持方向へ向かうようになる。また、リング部材7のヤング率はファイバ把持部材6のヤング率よりも大きいので、ファイバ把持部材6の膨張によるリング部材7の変形は起こりにくい。従って、ファイバ把持部材6を効果的にファイバ把持方向へ形状変動させることができる。これにより、光ファイバ2の樹脂被覆部5がフッ素樹脂等のような滑りやすい樹脂材料で形成されていても、ファイバ把持部材6により樹脂被覆部5を強く把持することができる。
また、リング部材7は、ファイバ把持部材6(ファイバ把持片6a,6bを含む)がファイバ把持孔6cに光ファイバ2を把持した状態において、ファイバ把持部材6の外周に直接または間接に接触している。よって、ファイバ把持部材6の形状変動がファイバ把持方向と逆方向に向かうことを防止して、ファイバ把持部材6を効果的に光ファイバ把持方向に形状変動させることができる。
さらに、ファイバ把持部材6を構成するファイバ把持片6a,6bは、それらの対向面6af,6bfに所定の隙間Eを有した状態で、ファイバ把持孔6cに光ファイバ2を把持する。よって、ファイバ把持方向へ向かうファイバ把持部材6の形状変動による応力が対向面6af,6bfに分散することを防止し、確実に光ファイバ2の把持力を向上させることができる。
また、ファイバ把持部材6を構成するファイバ把持片6a,6bは半割り部品である。この場合には、例えば4分割構造のファイバ把持部材に比べて、光ファイバ2とファイバ把持部材6との接触面積が大きくなるため、ファイバ把持部材6による光ファイバ2の把持力を強くすることができる。光ファイバ2のコア及びクラッドから漏れた光は樹脂被覆部5に吸収されて発熱することになるが、この熱が効率よくファイバ把持部材6に伝導され、形状変動が促されるからである。
なお、リング部材7とファイバ把持部材6との間には別の部材(以下、中間部材と称する)を介在させて、当該中間部材とリング部材7、当該中間部材とファイバ把持部材6を互いに接触させても良い。例えば、リング部材7とファイバ把持部材6との間に、ファイバ把持部材6及びリング部材7よりも熱膨張率が大きい部材(即ち、リング部材7には該当しない部材)を、リング部材7及びファイバ把持部材6に接触するように配置しても良い。この場合には、温度上昇により大きく形状変動する中間部材は、ファイバ把持方向へ形状変動させることができるから、ファイバ把持部材6の把持力を高めることができる。なお、この観点からすれば、リング部材7のヤング率が中間部材より大きいことが好ましいのは、前述の説明と同様に理解される。
一方、何らかの理由により温度上昇によるファイバ把持部材6の把持力の変動を抑制したい場合には、中間部材のヤング率をファイバ把持部材6のヤング率より小さく設定しても良い。この場合には、温度上昇によるファイバ把持部材6の形状変動により中間部材がファイバ把持方向と逆方向に形状変動する(つぶれてクッションのように作用する)から、ファイバ把持部材6のファイバ把持方向への形状変動が緩和される。
また、ファイバ把持部材6の肉厚は光ファイバ2の軸方向に対して全体的に等しくなっているので、ファイバ把持部材6が光ファイバ把持方向に形状変動する量が光ファイバ2の軸方向に対して均等になる。従って、ファイバ把持部材6により樹脂被覆部5を光ファイバ2の軸方向に対して均等に把持することができる。
図4は、本発明に係わる光ファイバコネクタの他の実施形態の要部を示す断面図である。図中、上述した実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
同図において、本実施形態の光ファイバコネクタ1は、ファイバ把持部材6に代えてファイバ把持部材16を備えている。ファイバ把持部材16も、ファイバ把持部材6と同様に半割り構造をなしている。つまり、ファイバ把持部材16は、2つの断面略半円形状の半割り部品であるファイバ把持片16a,16bから構成されている。
ファイバ把持部材16は、光ファイバ2の樹脂被覆部5及びガラス部4を把持するように構成されている。つまり、ファイバ把持部材16は、光ファイバ2の樹脂被覆部5を把持する被覆把持領域Pと、光ファイバ2のガラス部4を把持するガラス把持領域Qとからなっている。ガラス把持領域Qは、被覆把持領域Pよりもファイバ把持部材16の前側に設けられている。
ガラス把持領域Qは、ファイバ把持部材16の前端に向けて先細りとなるようなテーパ状を有している。つまり、ガラス把持領域Qは、被覆把持領域Pよりも肉厚が小さな領域を有している。ファイバ把持部材16の他の構成は、上記のファイバ把持部材6と同様である。
このようにガラス把持領域Qは、被覆把持領域Pよりも肉厚が小さな領域を有している。従って、ガラス把持領域Qにおいては、ファイバ把持部材16のファイバ把持方向への形状変動が、被覆把持領域Pにおけるそれよりも小さくなるから、ファイバ把持部材16による光ファイバ2のガラス部4の把持力が必要以上に大きくならずに済む。これにより、ファイバ把持部材16により光ファイバ2のガラス部4を把持する構成でも、ガラス部4に局所的に強い力が加わりにくくなるため、ガラス部4のクラッドの屈折率が高くなって光ファイバ2の外部に光が漏れることが防止される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、ファイバ把持部材6,16を半割り構造としたが、ファイバ把持部材としては4分割構造等であっても良い。
また、上記実施形態では、ファイバ把持部材6,16の外側にリング部材7をファイバ把持部材6,16に接触するように配置したが、ファイバ把持部材6,16とリング部材7との間に別の部材を介在させても良い。
また、上記実施形態において、リング部材7がファイバ把持部材6,16の外側に接触するように配置されている例を説明したが、リング部材7にはファイバ把持部材6,16の外側に接触しない領域があっても良い。例えば、リング部材7に貫通孔を設け、ここにボルトを挿入し、リング部材7とファイバ把持部材6,16とを強固に固定しても良い。
1…光ファイバコネクタ、2…光ファイバ、4…ガラス部、5…樹脂被覆部、6…ファイバ把持部材、6a,6b…ファイバ把持片、6af,6bf…対向面、6c…ファイバ把持孔、7…リング部材、16…ファイバ把持部材、16a,16b…ファイバ把持片、P…被覆把持領域、Q…ガラス領域。

Claims (7)

  1. 光ファイバを有する光ファイバコネクタにおいて、
    前記光ファイバを把持するファイバ把持孔を有するファイバ把持部材と、
    前記ファイバ把持部材の外側に配置されたリング部材とを備え、
    前記ファイバ把持部材の熱膨張率が前記リング部材の熱膨張率よりも大きいことを特徴とする光ファイバコネクタ。
  2. 前記リング部材のヤング率が前記ファイバ把持部材のヤング率よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の光ファイバコネクタ。
  3. 前記ファイバ把持部材は、複数のファイバ把持片を含み、
    前記ファイバ把持片は、所定の対向面において対向した状態で前記ファイバ把持孔を形成し、
    前記リング部材は、前記ファイバ把持孔が形成された状態で前記ファイバ把持片を内部に収容し、
    前記ファイバ把持孔に前記光ファイバが把持された状態において、前記リング部材が前記ファイバ把持片の外周に直接または間接に接触していることを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバコネクタ。
  4. 前記ファイバ把持片は、前記対向面に所定の隙間を有した状態で、前記ファイバ把持孔に前記光ファイバを把持することを特徴とする請求項3記載の光ファイバコネクタ。
  5. 前記ファイバ把持部材は、半割り構造を有していることを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバコネクタ。
  6. 前記ファイバ把持部材は、前記光ファイバの樹脂被覆部を把持する被覆把持領域を有し、
    前記被覆把持領域の肉厚は、前記光ファイバの軸方向に等しいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の光ファイバコネクタ。
  7. 前記ファイバ把持部材は、前記光ファイバの先端部分の前記樹脂被覆部を除去して露出されたガラス部を把持するガラス把持領域を更に有し、
    前記ガラス把持領域は、前記被覆把持領域よりも肉厚が小さい領域を有していることを特徴とする請求項6記載の光ファイバコネクタ。
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