JP3210952U - 光コネクタ及びそれを用いた光ファイバケーブル - Google Patents

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知史 浦松
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Abstract

【課題】コネクタ本体に物理的に取り付けられた保護キャップの緩みが抑制される光コネクタを提供する。【解決手段】光ファイバケーブルCは、光ファイバ心線10と光コネクタ20を含む。光コネクタ20は、筒状部材により構成されたコネクタ本体21と、その先端部に取り付けられた円筒状の金属製の保護キャップ22とを備える。コネクタ本体21は、アルミニウムやステンレス等の金属材料で形成され、保護キャップ22は、アルミニウムやステンレス等の金属材料で形成されている。保護キャップ22は、そのコネクタ本体21側の内周面に設けられた雌ネジが、ブロック収容部26の外周面に設けられた雄ネジに螺合した螺合構造を構成している。光ファイバケーブルCでは、保護キャップ22とは別体に構成されたコイルバネ30が、コネクタ本体21と保護キャップ22との間で圧縮されて保護キャップ22を先端側に付勢するように設けられている。【選択図】図1A

Description

本考案は、光コネクタ及びそれを用いた光ファイバケーブルに関する。
レーザ光伝送用の光ファイバを有する光ファイバ心線の先端部に光コネクタが設けられた光ファイバケーブルが知られている。特許文献1には、かかる光ファイバケーブルにおいて、その先端保護のために、光コネクタのコネクタ本体の先端部に筒状の保護キャップが螺合構造を構成して取り付けられたものが開示されている。
特開2014−063127号公報
ところで、保護キャップがコネクタ本体に物理的に取り付けられた光コネクタでは、使用時の振動により保護キャップが緩み、場合によってコネクタ本体から脱落することが考えられる。
本考案の課題は、コネクタ本体に物理的に取り付けられた保護キャップの緩みが抑制される光コネクタを提供することである。
本考案は、光ファイバ心線の先端部に設けられる光コネクタであって、コネクタ本体と、前記コネクタ本体の先端部に物理的に取り付けられた筒状の保護キャップとを備え、前記保護キャップを先端側に付勢する金属製付勢手段が設けられている。
本考案によれば、保護キャップを先端側に付勢する金属製付勢手段が設けられているので、耐熱性の優れる金属製付勢手段によって保護キャップが先端側に付勢され、その結果、コネクタ本体及び保護キャップ間に作用する摩擦力が高められ、それによってコネクタ本体に物理的に取り付けられた保護キャップの緩みを抑制することができる。
実施形態1に係る光ファイバケーブルの先端部の断面図である。 実施形態1に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の断面図である。 実施形態1に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付方法を示す図である。 実施形態1に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の第1の変形例の側面図である。 実施形態1に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の第2の変形例の側面図である。 実施形態2に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップ取付構造の断面図である。 実施形態2に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップ取付構造の第1の変形例の断面図である。 実施形態2に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップ取付構造の第2の変形例の断面図である。 実施形態3に係る光ファイバケーブルの先端部の断面図である。 実施形態3に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の一部分の側面図である。 実施形態3に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の第1の変形例の一部分の側面図である。 実施形態3に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の第2の変形例の一部分の側面図である。 実施形態3に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の第3の変形例の一部分の側面図である。 実施形態4に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の側面図である。 実施形態4に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の変形例の側面図である。 実施形態5に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の側面図である。 実施形態5に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の第1の変形例の側面図である。 実施形態5に係る光ファイバケーブルにおける保護キャップの取付構造の第2の変形例の側面図である。
以下、実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
図1Aは、実施形態1に係る光ファイバケーブルCを示す。図1Bは、実施形態1に係る光ファイバケーブルCにおける保護キャップ取付構造を示す。この実施形態1に係る光ファイバケーブルCは、例えば、レーザ加工装置等に用いられるものである。
実施形態1に係る光ファイバケーブルCは、光ファイバ心線10と、その入射側及び又は出射側の先端部に設けられた光コネクタ20とを含む。
光ファイバ心線10は、レーザ光伝送用の光ファイバ11とそれを被覆するジャケット12とを有する。光ファイバ心線10の外径は例えば1.3mmである。
光ファイバ11は、相対的に高屈折率なコア11aとそれを被覆する相対的に低屈折率のクラッド11bとを有する。光ファイバ11は、例えば、コア11aが純粋石英で形成されており、クラッド11bが屈折率を低下させるドーパントがドープされた石英で形成されている。光ファイバ11の外径は例えば500μmである。コア11aの直径は例えば100μmである。コア11aの開口数(NA)は例えば0.20である。なお、光ファイバ11は、クラッド11bの外側を更に被覆するサポート層を有していてもよい。
ジャケット12は、紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等で形成された単一層で構成されていてもよく、また、例えばシリコーン樹脂の内側バッファ層とそれを被覆するナイロン樹脂或いはフッ素樹脂の外側被覆層との二層で構成されていてもよい。
光コネクタ20内に位置する光ファイバ心線10の先端部は、先端側のファイバ露出部分10Aと、そのファイバ露出部分10Aの後方側のジャケット12で被覆されたジャケット被覆部分10Bとを有する。
ファイバ露出部分10Aは、ジャケット12で被覆されずに光ファイバ11が突出するように露出しており、その露出した光ファイバ11の外周面にモードストリッパ13が設けられている。ここで、モードストリッパ13とは、光ファイバ11のクラッド11bを伝搬する光を光ファイバ11外に放出するための加工形状を意味する。このモードストリッパ13は、例えば光ファイバ11の外周面にエッチング処理を施すことによって形成することができる。
光コネクタ20は、筒状部材により構成されたコネクタ本体21と、その先端部に取り付けられた円筒状の金属製の保護キャップ22とを備える。
コネクタ本体21は、例えば、アルミニウムやステンレス等の金属材料で形成されている。コネクタ本体21の内部には、中間部に長さ方向に延びるように形成された内径の大きいファイバ収容部23が設けられ、且つその後方に連続して形成された内径の小さい心線嵌入部24が設けられている。また、コネクタ本体21のファイバ収容部23の先端側には、ファイバ収容部23に連続するように、中央に開口を有する仕切壁25を介して、円筒状のブロック収容部26が設けられている。仕切壁25の開口には円筒状のファイバ保持部材27が内嵌めされている。
保護キャップ22は、例えば、アルミニウムやステンレス等の金属材料で形成されている。保護キャップ22は、そのコネクタ本体21側の内周面に設けられた雌ネジ22aが、ブロック収容部26の外周面に設けられた雄ネジ26aに螺合した螺合構造を構成してコネクタ本体21に物理的に取り付けられている。
実施形態1に係る光ファイバケーブルCでは、光ファイバ心線10の先端部が光コネクタ20の後方から挿通され、そして、ファイバ露出部分10Aの先端部がファイバ保持部材27に内嵌めされて保持され、また、ファイバ露出部分10Aの残りの部分がファイバ収容部23を長さ方向に延び、更に、ジャケット被覆部分10Bが心線嵌入部24に内嵌めされて保持されている。一方、ブロック収容部26には円柱状の石英ブロック28が収容されている。そして、ファイバ保持部材27から露出したファイバ露出部分10Aの先端がブロック収容部26に収容された石英ブロック28に融着して結合している。つまり、光ファイバ心線10の光ファイバ11の先端に結合した石英ブロック28が保護キャップ22内に収容された構成となっている。
そして、実施形態1に係る光ファイバケーブルCでは、保護キャップ22とは別体に構成されたコイルバネ30(金属製付勢手段)が、コネクタ本体21と保護キャップ22との間で圧縮されて保護キャップ22を先端側に付勢するように設けられている。具体的には、このコイルバネ30は、図1Cに示すように、コネクタ本体21のブロック収容部26の外側に設けられた後、保護キャップ22が、その内周面の雌ネジ22aがブロック収容部26の外周面の雄ネジ26aに螺合して締められることにより、コネクタ本体21におけるブロック収容部26の基端周面21aと、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面22bとの間に圧縮状態で設けられ、その弾性反力により保護キャップ22を先端側に付勢する。
以上のような実施形態1の構成によれば、耐熱性の優れるコイルバネ30の弾性反力によって保護キャップ22が先端側に付勢され、その結果、ブロック収容部26の雄ネジ26a及び保護キャップ22の雌ネジ22a間に作用する摩擦力が高められ、それによってコネクタ本体21に螺合構造によって物理的に取り付けられた保護キャップ22の緩みを抑制することができる。
実施形態1の変形例として、コイルバネ30は、図1Dに示すように、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に、その端面に開口した螺旋状の切れ込み22cが形成されて保護キャップ22と一体に構成されていてもよく、また、図1Eに示すように、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に両端を含む螺旋状の切れ込み22cが形成されて保護キャップ22と一体に構成されていてもよい。
(実施形態2)
図2Aは、実施形態2に係る光ファイバケーブルCにおける保護キャップ取付構造を示す。
実施形態2に係る光ファイバケーブルCでは、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面22bが、先端側に行くに従って内向きに傾斜するように形成されている。この傾斜した保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面22bは、圧縮状態で設けられたコイルバネ30に接触して内向きに押圧し、それによってコイルバネ30が半径方向に膨出するのを規制する。つまり、この傾斜した保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面22bが、圧縮状態で設けられたコイルバネ30が半径方向に膨出するのを規制するバネ膨出規制部を構成している。
以上のような実施形態2の構成によれば、バネ膨出規制部が設けられているので、コイルバネ30の半径方向への膨出が規制され、それによってコイルバネ30の弾性反力の散逸を抑制し、それをコネクタ本体21と保護キャップ22との間に作用させることができる。その他の構成及び作用効果は実施形態1と同一である。
実施形態2の変形例として、バネ膨出規制部は、図2Bに示すように、外向きに傾斜するように形成されたコネクタ本体21におけるブロック収容部26の基端周面21aで構成されていてもよく、また、図2Cに示すように、先端側に行くに従って内向きに傾斜するように形成された保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面22b及び先端側に行くに従って外向きに傾斜するように形成されたコネクタ本体21におけるブロック収容部26の基端周面21aの両方の傾斜面で構成されていてもよい。
(実施形態3)
図3Aは、実施形態3に係る光ファイバケーブルCを示す。図3Bは、実施形態3に係る光ファイバケーブルCにおける保護キャップ取付構造を示す。
実施形態3に係る光ファイバケーブルCでは、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に複数の板バネ29(金属製付勢手段)が一体に設けられている。具体的には、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に、保護キャップ22の軸方向に延びる複数のコの字状の切れ込み22dが、保護キャップ22の端面の周方向に間隔をおいて形成されており、複数の板バネ29のそれぞれは、それらの切れ込み22dのうちの隣接するものの間に挟まれると共に、コネクタ本体21側に突出し、且つ保護キャップ22の軸方向に延びるように設けられた矩形の舌片で構成されている。従って、複数の板バネ29は、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面の周方向に沿って間隔をおいて設けられている。そして、この板バネ29は、コネクタ本体21のブロック収容部26の基端周面21aに当接して屈して撓むように弾性変形した状態で設けられ、その弾性反力により保護キャップ22を先端側に付勢している。その他の構成は実施形態1と同一である。
以上のような実施形態3の構成によれば、耐熱性の優れる保護キャップ22の端部に構成された板バネ29の弾性反力によって保護キャップ22が先端側に付勢され、その結果、コネクタ本体21の雄ネジ26a及び保護キャップ22の雌ネジ22a間に作用する摩擦力が高められ、それによってコネクタ本体21に螺合構造によって物理的に取り付けられた保護キャップ22の緩みを抑制することができる。
実施形態3の変形例として、図3Cに示すように、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に、保護キャップ22の軸方向に対して傾斜する方向に延びる複数のコの字状の切れ込み22dが、保護キャップ22の端面の周方向に間隔をおいて形成されており、複数の板バネ29のそれぞれが、それらの切れ込み22dのうちの隣接するものの間に挟まれると共に、コネクタ本体21側に突出し、且つ保護キャップ22の軸方向に対して傾斜する方向に延びるように設けられた矩形の舌片で構成されていてもよい。このように板バネ29が保護キャップ22の軸方向に対して傾斜する方向に延びるように設けられていれば、軸方向に作用する力に対する板バネ29の弾性変形が容易化されるので、保護キャップ22を先端側に付勢する弾性反力を高めることができる。
また、図3Dに示すように、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に、複数の円形状の切れ込み22dが、保護キャップ22の端面の周方向に間隔をおいて形成されており、複数の板バネ29のそれぞれが、それらの切れ込み22dのうちの隣接するものの間に挟まれると共に、コネクタ本体21側に突出し、且つ保護キャップ22の軸方向に延びるように設けられた舌片で構成されていてもよい。かかる舌片で構成された板バネ29は、一対の円弧の凸が対向するように設けられたような形状であり、従って、最も薄肉に形成された薄肉部29aを中間部に有する。このように板バネ29が中間部に薄肉部29aを有せば、軸方向に作用する力に対する板バネ29の弾性変形が容易化されるので、保護キャップ22を先端側に付勢する弾性反力を高めることができる。
更に、図3Eに示すように、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に、開口側の幅が狭く且つ奥側の幅が広い複数の台形状の切れ込み22dが、保護キャップ22の端面の周方向に間隔をおいて形成されており、複数の板バネ29のそれぞれは、それらの切れ込み22dのうちの隣接するものの間に挟まれると共に、コネクタ本体21側に突出し、且つ保護キャップ22の軸方向に延びるように設けられた舌片で構成されていてもよい。かかる舌片で構成された板バネ29は、先端側が幅広で且つ基端側が幅狭の台形状であり、従って、最も薄肉に形成された薄肉部29aを基端に有する。このように板バネ29が基端に薄肉部29aを有せば、軸方向に作用する力に対する板バネ29の弾性変形が容易化されるので、保護キャップ22を先端側に付勢する弾性反力を高めることができる。
(実施形態4)
図4Aは、実施形態4に係る光ファイバケーブルCにおける保護キャップ取付構造を示す。
実施形態4に係る光ファイバケーブルCでは、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に板バネ29(金属製付勢手段)が一体に設けられている。具体的には、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に周方向に沿って半周以上に渡って均一幅のスリット状の切れ込み22eが形成されており、板バネ29は、その切れ込み22eと、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面との間における切れ込み22eの両端を両基端とする環状部分で構成されている。そして、この板バネ29は、コネクタ本体21のブロック収容部26の基端周面21aに当接して基端の結合部を支点として撓むように弾性変形した状態で設けられ、その弾性反力により保護キャップ22を先端側に付勢している。その他の構成は実施形態1と同一である。
以上のような実施形態4の構成によれば、耐熱性の優れる保護キャップ22の端部に構成された板バネ29の弾性反力によって保護キャップ22が先端側に付勢され、その結果、コネクタ本体21の雄ネジ26a及び保護キャップ22の雌ネジ22a間に作用する摩擦力が高められ、それによってコネクタ本体21に螺合構造によって物理的に取り付けられた保護キャップ22の緩みを抑制することができる。
実施形態4の変形例として、図4Bに示すように、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に周方向に沿って半周未満に均一幅のスリット状の切れ込み22eが形成されており、板バネ29が、その切れ込み22eと、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面との間における切れ込み22eの両端を両基端とする環状部分で構成されているのに加え、その切れ込み22eと保護キャップ22の軸方向の同一位置に、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に周方向に沿って半周未満に均一幅のスリット状の別の切れ込み22fが、切れ込み22eとは周方向にずれて設けられるように形成されており、その別の切れ込み22fと、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面との間における別の切れ込み22fの両端を両基端とする環状部分で別の板バネ29’が構成されていてもよい。これらの切れ込み22e及び別の切れ込み22fは、幅及び長さが同一構成であり、また、それらの長さ方向の中央が対向して位置付けられており、更に、対称に形成されている。従って、両板バネ29,29もまた、同一形状で且つ対称に形成されている。この変形例では、別の板バネ29’も、コネクタ本体21のブロック収容部26の基端周面21aに当接して基端の結合部を支点として撓むように弾性変形した状態で設けられ、その弾性反力により保護キャップ22を先端側に付勢する。
(実施形態5)
図5Aは、実施形態5に係る光ファイバケーブルCにおける保護キャップ取付構造を示す。
実施形態5に係る光ファイバケーブルCでは、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に板バネ29(金属製付勢手段)が一体に設けられている。具体的には、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に周方向に沿って半周以上に渡って均一幅のスリット状の切れ込み22eが形成されており、板バネ29は、その切れ込み22eと、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面との間における切れ込み22eの両端を両基端とする環状部分で構成されている。また、これに加えて、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部であって、切れ込み22eの位置から保護キャップ22の軸方向の先端側にずれた位置に、幅及び長さが切れ込み22eと同一構成のスリット状の別の切れ込み22fが、切れ込み22eとは周方向に180°ずれて周方向に沿って設けられるように形成されている。これらの切れ込み22e及び別の切れ込み22fは、それらの長さ方向の中央が対向するように位置付けられ、保護キャップ22の端面の正面視においてオーバーラップしている。そして、板バネ29は、コネクタ本体21のブロック収容部26の基端周面21aに当接して基端の結合部を支点として撓むように弾性変形した状態で設けられ、その弾性反力により保護キャップ22を先端側に付勢している。また、切れ込み22eと別の切れ込み22fとの間の板バネ状の部分も撓んで弾性変形した状態となるので、保護キャップ22の先端側への付勢には、その弾性反力も加わることとなる。その他の構成は実施形態1と同一である。
以上のような実施形態5の構成によれば、耐熱性の優れる保護キャップ22の端部に構成された板バネ29及び切れ込み22eと別の切れ込み22fとの間の板バネ状の部分の弾性反力によって保護キャップ22が先端側に付勢され、その結果、コネクタ本体21の雄ネジ26a及び保護キャップ22の雌ネジ22a間に作用する摩擦力が高められ、それによってコネクタ本体21に螺合構造によって物理的に取り付けられた保護キャップ22の緩みを抑制することができる。
実施形態5の変形例として、図5Bに示すように、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に周方向に沿って半周以上に渡って、長さ方向の中央から両端のそれぞれに向かうに従って対称に幅が狭くなるように形成されて両端において合一したV型のスリット状の切れ込み22eが形成されており、板バネ29が、その切れ込み22eと、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面との間における切れ込み22eの両端を両基端とする環状部分で構成されているのに加え、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部であって、切れ込み22eの位置から保護キャップ22の軸方向の先端側にずれた位置に、幅及び長さが切れ込み22eと同一構成のスリット状の別の切れ込み22fが、切れ込み22eとは周方向に180°ずれて周方向に沿って設けられるように形成されていてもよい。この場合、切れ込み22eと別の切れ込み22fとの間の板バネ状の部分が、保護キャップ22の軸方向に対して傾斜する方向に延びるように設けられることにより、軸方向に作用する力に対する弾性変形が容易化されるので、保護キャップ22を先端側に付勢する弾性反力を高めることができる。
また、図5Cに示すように、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部に周方向に沿って半周以上に渡って、長さ方向の中央から両端のそれぞれに向かうに従って対称に幅が狭くなるように形成された台形型のスリット状の切れ込み22eが形成されており、板バネ29が、その切れ込み22eと、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端面との間における切れ込み22eの両端を両基端とする環状部分で構成されているのに加え、保護キャップ22のコネクタ本体21側の端部であって、切れ込み22eの位置から保護キャップ22の軸方向の先端側にずれた位置に、幅及び長さが切れ込み22eと同一構成のスリット状の別の切れ込み22fが、切れ込み22eとは周方向に180°ずれて周方向に沿って設けられるように形成されていてもよい。この場合も、切れ込み22eと別の切れ込み22fとの間の板バネ状の部分が、保護キャップ22の軸方向に対して傾斜する方向に延びるように設けられることにより、軸方向に作用する力に対する弾性変形が容易化されるので、保護キャップ22を先端側に付勢する弾性反力を高めることができる。
(その他の実施形態)
金属製付勢手段は、実施形態1及びその変形例、実施形態2及びその変形例、実施形態3及びその変形例、実施形態4及びその変形例、並びに実施形態5及びその変形例のうちの単一構成だけでなく、2以上を組み合わせた構成であってもよい。
上記実施形態1〜5では、保護チューブ22の内周面に設けられた雌ネジ22aが、コネクタ本体21におけるブロック収容部26の外周面に設けられた雄ネジ26aに螺合することにより保護チューブ22がコネクタ本体21に取り付けられた構造としたが、特にこれに限定されるものではなく、保護チューブ22の外周面に設けられた雄ネジに、コネクタ本体21におけるブロック収容部26の内周面に設けられた雌ネジに螺合することにより保護チューブ22がコネクタ本体21に取り付けられた構造であってもよい。
上記実施形態1〜5では、コネクタ本体21に保護チューブ22を螺合構造により物理的に取り付けた構造としたが、特にこれに限定されるものではなく、係合構造や嵌合構造等の物理的な取り付け構造であってもよい。
本考案は、光コネクタ及びそれを用いた光ファイバケーブルの技術分野について有用である。
C 光ファイバケーブル
10 光ファイバ心線
10A ファイバ露出部分
10B ジャケット被覆部分
11 光ファイバ
11a コア
11b クラッド
12 ジャケット
13 モードストリッパ
20 光コネクタ
21 コネクタ本体
21a 基端周面
22 保護キャップ
22a 雌ネジ
22b 端面
22c〜22f 切れ込み
23 ファイバ収容部
24 心線嵌入部
25 仕切壁
26 ブロック収容部
26a 雄ネジ
27 ファイバ保持部材
28 石英ブロック
29,29’ 板バネ
29a 薄肉部
30 コイルバネ

Claims (20)

  1. 光ファイバ心線の先端部に設けられる光コネクタであって、
    コネクタ本体と
    前記コネクタ本体の先端部に物理的に取り付けられた筒状の保護キャップと、
    を備え、
    前記保護キャップを先端側に付勢する金属製付勢手段が設けられている光コネクタ。
  2. 請求項1に記載された光コネクタにおいて、
    前記金属製付勢手段が、前記コネクタ本体との間で圧縮されて前記保護キャップを先端側に付勢するコイルバネで構成されている光コネクタ。
  3. 請求項2に記載された光コネクタにおいて、
    前記コイルバネが前記保護キャップとは別体に構成されている光コネクタ。
  4. 請求項2に記載された光コネクタにおいて、
    前記コイルバネが、前記保護キャップの前記コネクタ本体側の端部に螺旋状の切れ込みが形成されて前記保護キャップと一体に構成されている光コネクタ。
  5. 請求項3又は4に記載された光コネクタにおいて、
    前記コネクタ本体及び/又は前記保護キャップには、前記コイルバネが圧縮されて半径方向に膨出するのを規制するバネ膨出規制部が設けられている光コネクタ。
  6. 請求項1に記載された光コネクタにおいて、
    前記金属製付勢手段が、前記保護キャップの前記コネクタ本体側の端部に一体に設けられた板バネで構成されている光コネクタ。
  7. 請求項6に記載された光コネクタにおいて、
    前記板バネが、前記コネクタ本体側に突出するように設けられた舌片で構成されている光コネクタ。
  8. 請求項7に記載された光コネクタにおいて、
    前記舌片が、前記保護キャップの前記コネクタ本体側の端面の周方向に沿って間隔をおいて複数設けられている光コネクタ。
  9. 請求項7又は8に記載された光コネクタにおいて、
    前記舌片が、前記保護キャップの軸方向に対して傾斜する方向に延びるように設けられている光コネクタ。
  10. 請求項7乃至9のいずれかに記載された光コネクタにおいて、
    前記舌片が、最も薄肉に形成された薄肉部を中間部又は基端に有する光コネクタ。
  11. 請求項6に記載された光コネクタにおいて、
    前記板バネが、前記保護キャップの前記コネクタ本体側の端部に周方向に沿って形成されたスリット状の切れ込みと、前記保護キャップの前記コネクタ本体側の端面との間における前記切れ込みの両端を両基端とする部分で構成されている光コネクタ。
  12. 請求項11に記載された光コネクタにおいて、
    前記保護キャップの前記コネクタ本体側の端部に、前記切れ込みとは周方向にずれてスリット状の別の切れ込みが周方向に沿って形成されている光コネクタ。
  13. 請求項12に記載された光コネクタにおいて、
    前記切れ込み及び前記別の切れ込みは、幅及び長さが同一構成である光コネクタ。
  14. 請求項12又は13に記載された光コネクタにおいて、
    前記切れ込み及び前記別の切れ込みは、それらの長さ方向の中央が対向して位置付けられるように形成されている光コネクタ。
  15. 請求項12乃至14のいずれかに記載された光コネクタにおいて、
    前記切れ込み及び前記別の切れ込みは、前記保護キャップの軸方向にずれて設けられている光コネクタ。
  16. 請求項15に記載された光コネクタにおいて、
    前記切れ込み及び前記別の切れ込みは、前記保護キャップの端面の正面視においてオーバーラップしている光コネクタ。
  17. 請求項16に記載された光コネクタにおいて、
    前記切れ込み及び前記別の切れ込みのそれぞれは、長さ方向の中央から両端のそれぞれに向かうに従って幅が狭くなるように形成されている光コネクタ。
  18. 請求項1乃至17のいずれかに記載された光コネクタにおいて、
    前記保護キャップ内には、前記光ファイバ心線の先端に結合した石英ブロックが収容される光コネクタ。
  19. 請求項1乃至18のいずれかに記載された光コネクタにおいて、
    前記保護キャップが前記光コネクタに螺合構造を構成して取り付けられている光コネクタ。
  20. 請求項1乃至19のいずれかに記載された光コネクタが光ファイバ心線の先端部に設けられた光ファイバケーブル。
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