JP2013021812A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部電源によるバッテリの充電時に車両部品の温度上昇を抑制する
【解決手段】循環管路によりラジエータとモータMG1,MG2とパワーモジュールとを接続し、循環管路内の冷却水をウォーターポンプで循環させることによりモータMG1,MG2とパワーモジュールとを冷却する冷却システムを備えるものにおいて、外部電源によって高圧バッテリを充電するときには、パワーモジュールのうち起動している車両部品が冷却されるようウォーターポンプを駆動し(S110)、冷却水温Tcが閾値Tref以上のときには充電が完了し次回にシステム起動されるまでウォーターポンプの駆動を停止する(S120〜S150)。
【選択図】図3

Description

本発明は、走行用の駆動装置と、バッテリと、前記駆動装置を含む車両部品とラジエータとに接続された循環路と、循環路内の冷却媒体を循環させる循環ポンプと、外部電源によりバッテリを充電可能な充電手段と、を備え、外部電源によるバッテリの充電が指示されたときにバッテリが充電されるよう充電手段を制御すると共に起動している車両部品が冷却されるよう循環ポンプを駆動制御する車両に関する。
従来、この種の車両としては、電動機とラジエータとを冷却水配管(循環路)を介して接続し、冷却水循環ポンプにより配管内の冷却水を循環させることにより電動機を冷却するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、電動機の温度や回転数に基づいて循環ポンプを駆動することにより、電動機を効率良く冷却することができるとしている。
特開2006−174562号公報
ところで、商用電源などの外部電源を用いて車両に搭載されたバッテリを充電するシステムでは、バッテリの充電時に起動している車両部品を、上述した電動機を冷却する循環路を共用して冷却することが考えられる。しかしながら、電動機が発熱していると、循環ポンプを駆動することにより、電動機の熱が冷却水を介してその他の車両部品に伝わり、却って車両部品の温度上昇を招く場合が生じる。
本発明の車両は、外部電源によるバッテリの充電時に車両部品の温度上昇を抑制することを主目的とする。
本発明の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
走行用の駆動装置と、バッテリと、前記駆動装置を含む車両部品とラジエータとに接続された循環路と、前記循環路内の冷却媒体を循環させる循環ポンプと、外部電源により前記バッテリを充電可能な充電手段と、外部電源による前記バッテリの充電が指示されたときに該バッテリが充電されるよう前記充電手段を制御すると共に起動している前記車両部品が冷却されるよう前記循環ポンプを駆動制御する充電時制御手段と、を備える車両において、
前記充電時制御手段は、前記冷却媒体の温度が所定温度以上のときには、前記循環ポンプの駆動を制限する手段である
ことを要旨とする。
この本発明の車両では、バッテリと、駆動装置を含む車両部品とラジエータとに接続された循環路と、循環路内の冷却媒体を循環させる循環ポンプと、外部電源により前記バッテリを充電可能な充電手段と、を備え、外部電源によるバッテリの充電が指示されたときにバッテリが充電されるよう充電手段を制御すると共に起動している車両部品が冷却されるよう循環ポンプを駆動制御する。この際、冷却媒体の温度が所定温度以上のときには、循環ポンプの駆動を制限する。これにより、駆動装置が発熱している状態では循環ポンプの駆動が制限されるため、駆動装置の熱が循環路上の他の車両部品に伝わるのを抑制することができ、バッテリを充電する際に起動している車両部品の温度上昇を抑制することができる。
こうした本発明の車両において、前記ラジエータに送風する送風ファンを備え、前記充電時制御手段は、前記送風ファンを停止した状態で前記循環ポンプを駆動制御する手段であるものとすることもできる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 冷却システム70の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される充電制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 走行直後に高圧バッテリ50を充電する場合の部品温度および冷却水温Tcの時間変化の様子を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例の電気自動車220の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、実施例のハイブリッド自動車20に搭載された冷却システム70の構成の概略を示す構成図である。
実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という。)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸32にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸32に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という。)44と、インバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりする例えばリチウムイオン二次電池として構成されシステムメインリレー55を介して接続された高圧バッテリ50と、高圧バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という。)52と、インバータ41,42と高圧バッテリ50とを接続する電力ライン(以下、「高電圧系電力ライン」という。)54aに取り付けられて高圧バッテリ50からの電力を昇圧してインバータ41,42に供給する昇圧コンバータ56と、各ECUや図示しない補機などが接続された電力ライン(以下、「低電圧系電力ライン」という。)54bに接続された低圧バッテリ58と、高電圧系電力ライン54aからの電力を降圧して低電圧系電力ライン54bに供給するDC/DCコンバータ57と、家庭用電源などの外部電源に接続されて高圧バッテリ50を充電可能な充電器60と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット70と、を備える。ここで、実施例では、モータEUC46とインバータ41,42と昇圧コンバータ56とDC/DCコンバータ57とによりパワーモジュール40を構成する。
また、実施例のハイブリッド自動車20は、モータMG1,MG2やパワーモジュール40を冷却するための冷却システム90が搭載されている。冷却システム90は、図2に示すように、熱交換器としてのラジエータ92と、ラジエータ92に送風するラジエータファン93と、ラジエータ92とモータMG1,MG2とパワーモジュール40とに接続された循環管路94と、循環管路94内の冷却水を循環させるウォーターポンプ(W/P)96と、を備える。この冷却システム90では、ウォーターポンプ96を駆動して循環管路94内の冷却水を循環させることにより、冷却水との熱交換によりモータMG1,MG2の冷却とパワーモジュール40の冷却(インバータ41,42や昇圧コンバータ56,DC/DCコンバータ57の各スイッチング素子の冷却とモータEUC44の冷却)とを行なう。また、ラジエータファン93を駆動すると、ラジエータ92内の冷却水が送風された空気との熱交換により冷却される。
モータEUC46は、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流Iv,Iwなどが入力されており、モータECU46からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU46は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU46は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。また、モータEUC46は、DC/DCコンバータ57を制御するコンバータ制御回路が組み込まれており、低圧バッテリ58の端子間電圧が一定となるようDC/DCコンバータ57を制御している。
バッテリECU52は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、高圧バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、高圧バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの端子間電圧Vb,高圧バッテリ50の出力端子に接続された高電圧系電力ライン54aに取り付けられた電流センサ51bからの充放電電流Ib,高圧バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じて高圧バッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、高圧バッテリ50を管理するために電流センサ51bにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいて蓄電量の全容量(蓄電容量)に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいて高圧バッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、高圧バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、高圧バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
充電器60は、リレー62を介して高電圧系電力ライン54aに接続されており、電源コード68を介して供給される外部電源からの交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ66と、AC/DCコンバータ66からの直流電力の電圧を変換して高電圧系電力ライン54a側に供給するDC/DCコンバータ64と、を備える。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、パワースイッチ80からのプッシュ信号やシフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,電源コード68の外部電源への接続を検出する接続検出センサ69からの接続検知信号,循環管路94に取り付けられた水温センサ98からの冷却水温Tcなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、システムメインリレー55やリレー62への駆動信号やAC/DCコンバータ66へのスイッチング制御信号,DC/DCコンバータ64へのスイッチング制御信号,ラジエータファン93への駆動信号,ウォーターポンプ96への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。このハイブリッド用電子制御ユニット70は、システム停止中にブレーキオンの状態でパワースイッチ80からプッシュ信号を入力したときにシステムメインリレー55をオンとし、システムメインリレー55をオンしている状態でパワースイッチ80からプッシュ信号を入力したときにシステムメインリレー55をオフとする。システムメインリレー55がオンされると、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ハイブリッド用電子制御ユニット70などの各ECUに低圧バッテリ54からの電力が供給されシステム起動される。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、システム停止中に電源コード68が外部電源に接続されてその接続が接続検出センサ69により検出されたときにも、外部電源からの電力により高圧バッテリ50を充電すると共に低圧バッテリ58の状態を監視するためにシステムメインリレー55とリレー62とをオンする。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、基本的には、ハイブリッド用電子制御ユニット70によって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22を運転しながら走行するときには、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに応じて走行のために駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、要求トルクTr*に駆動軸32の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrvを計算する。次に、高圧バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて高圧バッテリ50を充放電するための充放電要求パワーPb*と走行用パワーPdrvと損失Lossとの和としてエンジン22から出力すべき要求パワーPe*を計算すると共にエンジン22を効率よく運転することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)と計算した要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。そして、高圧バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸32に作用するトルクを要求トルクTr*から減じたトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*として設定する。こうして設定したエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。以下、こうした走行をハイブリッド走行という。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22の運転を停止した状態で走行するときには、アクセル開度Accと車速Vとに応じて駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にモータMG2のトルク指令Tm2*に要求トルクTr*を設定する。そして、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。以下、こうした走行を電動走行という。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、自宅や予め設定された充電ポイントで車両をシステム停止した後に電源コード68が外部電源に接続されてその接続が接続検出センサ69によって検出されると、システムメインリレー55とリレー62とをオンとし、充電器60を制御して外部電源からの電力により高圧バッテリ50を充電する。そして、高圧バッテリ50の充電後にシステム起動したときには、高圧バッテリ50の蓄電割合SOCがエンジン22の始動を行なうことができる程度に設定された閾値Shv(例えば、20%や30%など)に至るまで電動走行を優先して走行する電動走行優先モードによって走行し、高圧バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shvに至った以降はハイブリッド走行を優先して走行するハイブリッド走行優先モードによって走行する。
次に、車両がシステムオフの状態で電源コード68が外部電源に接続されたときの動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される充電制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、電源コード68と外部電源との接続が接続検出センサ69によって検出されたときに実行される。前述したように、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、電源コード68と外部電源との接続が接続検出センサ69によって検出されると、システムメインリレー55とリレー62とをオンとする。これにより、モータECU44が起動し、内蔵するコンバータ制御回路によって低圧バッテリ58の端子間電圧が一定となるようDC/DCコンバータ57を制御する。
図3の充電制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、高圧バッテリ50の入力制限Winの範囲内で設定された充電電力Wbによって高圧バッテリ50が充電されるよう充電器60を制御する充電制御の実行を開始する(ステップS100)。ここで、充電制御は、充電器60から高圧バッテリ50に供給される電力が充電電力WbになるようAC/DCコンバータ66とDC/DCコンバータ64のスイッチング素子をスイッチング制御することにより行なわれる。
充電制御を開始すると、充電制御に伴って起動しているDC/DCコンバータ57やモータEUC46を冷却させるために冷却システム90のウォーターポンプ(W/P)96の駆動を開始する(ステップS110)。ここで、外部電源による高圧バッテリ50の充電時には、モータMG1,MG2の冷却は不要であるから、電力消費を抑制するために、ラジエータファン93の駆動は停止するものとした。
続いて、ウォーターポンプ96が駆動中であるか否かを判定する(ステップS120)。充電制御を開始した直後では、ウォーターポンプ96は駆動されているから、ステップS120で肯定的な判定がなされ、水温センサ98からの冷却水温Tcを入力し(ステップS130)、入力した冷却水温Tcと閾値Trefとを比較する(ステップS140)。冷却水温Tcが閾値Tref未満のときには、ウォーターポンプ96の駆動を継続し、冷却水温Tcが閾値Tref以上のときには、ウォーターポンプ96の駆動を停止する(ステップS150)。ここで、ウォーターポンプ96の駆動が停止されると、充電制御が完了して次回にシステム起動されるまでウォーターポンプ96は起動されない。いま、走行直後に高圧バッテリ50を充電する場合を考える。走行直後では、走行時のモータMG1,MG2の駆動によってモータMG1,MG2が発熱しているから、モータMG1,MG2は比較的高温の状態となっている。この状態で、ウォーターポンプ96を駆動すると、モータMG1,MG2の熱により冷却水が加熱されるため、加熱された冷却水が循環管路94内を循環する結果、パワーモジュール40、特に、高圧バッテリ50の充電時に起動しているDC/DCコンバータ57やこれを制御するモータEUC44(コンバータ制御回路)を昇温させてしまう場合がある。実施例では、こうした不都合を抑制するために、冷却水温Tcが閾値Tref以上のときには、ウォーターポンプ96の駆動を停止しているのである。
そして、電圧センサ51aからの高圧バッテリ50の電池電圧Vbを入力し(ステップS160)、電池電圧Vbと充電完了電圧Vrefとを比較する(ステップS170)。電池電圧Vbは充電完了電圧Vref未満と判定されると、ステップS120に戻って、ステップS120〜S170の処理を繰り返す。ステップS120でウォーターポンプ96の駆動が停止されていると判定されると、ステップS130〜S150の処理をスキップし、ステップS160で電池電圧Vbを入力し、ステップS170で電池電圧Vbと充電完了電圧Vrefとを比較する。
ステップS170で電池電圧Vbが充電完了電圧Vref以上と判定されると、AC/DCコンバータ66とDC/DCコンバータ64をシャットダウンして充電制御を終了すると共にウォーターポンプ96が駆動中の場合にはウォーターポンプ96の駆動を停止して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。
図4は、走行直後に高圧バッテリ50を充電する場合の部品温度(DC/DCコンバータ57やモータECU44の温度)および冷却水温Tcの時間変化の様子を示す説明図である。図中の実線がウォーターポンプ96を駆動した場合の部品温度を示し、破線がウォーターポンプ96の駆動を停止した場合の部品温度を示し、一点鎖線がウォーターポンプ96を駆動した場合の冷却水温Tcを示し、二点鎖線がウォーターポンプ96の駆動を停止した場合の冷却水温Tcを示す。図示するように、走行直後でモータMG1,MG2が発熱しているときには、ウォーターポンプ96を駆動すると、冷却水を介してモータMG1,MG2の熱が循環管路94上の他の部品に伝わりやすくなるため、ウォーターポンプ96の駆動を停止する場合に比してピーク温度が高くなり、熱的に不利となることがわかる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、循環管路94によりラジエータ92とモータMG1,MG2とパワーモジュール40とを接続し、循環管路94内の冷却水をウォーターポンプ96で循環させることによりモータMG1,MG2とパワーモジュール40とを冷却する冷却システム90を備えるものにおいて、外部電源によって高圧バッテリ50を充電するときには、パワーモジュール40のうち起動している車両部品(モータECU44やDC/DCコンバータ57など)が冷却されるようウォーターポンプ96を駆動し、冷却水温Tcが閾値Tref以上のときにはウォーターポンプ96の駆動を停止するから、走行直後などでモータMG1,MG2が発熱しているときにモータMG1,MG2の熱がその他の車両部品に伝わって昇温するのを抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、高圧バッテリ50の充電時に冷却水温Tcが閾値Tref以上のときには充電制御が完了し次回にシステム起動されるまでウォーターポンプ96の駆動を停止するものとしたが、充電制御中に冷却水温Tcが閾値Tref(或いはこれよりも若干低い値)を下回ったときにはウォーターポンプ96を再起動するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、高圧バッテリ50の充電時に、冷却水温Tcが閾値Tref以上のときにはウォーターポンプ96の駆動を停止するものとしたが、例えば、ウォーターポンプ96の回転数を低下させて駆動するなど、ウォーターポンプ96の駆動が制限されれば、完全に停止させないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、高圧バッテリ50の充電時に、冷却水温Tcを直接用いてウォーターポンプ96の駆動を停止するか否かを判定するものとしたが、モータMG1,MG2の雰囲気温度に基づいて冷却水温Tcを推定するものとしたり、システム停止時からの経過時間(走行後からの経過時間)に基づいて冷却水温Tcを推定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、インバータ41,42や高圧バッテリ50が接続された高電圧系電力ライン54aに取り付けられて高圧バッテリ50からの電力を昇圧して高電圧系電力ライン54aに供給する昇圧コンバータ56を備えるものとしたが、昇圧コンバータ56を備えないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を駆動軸32に出力するものとしたが、図5の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を駆動軸32が接続された車軸(駆動輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図5における車輪39c,39dに接続された車軸)に出力するハイブリッド自動車に搭載される電源装置としてもよい。
実施例では、駆動軸32にプラネタリギヤ30を介して接続されたエンジン22およびモータMG1と、駆動軸32に接続されたモータMG2と、を備えるハイブリッド自動車20としたが、図6の変形例の電気自動車220に例示するように、走行用の動力を出力するモータMGを備える単純な電気自動車とするものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG1,MG2が「走行用の駆動装置」に相当し、高圧バッテリ50が「バッテリ」に相当し、モータMG1,MG2やインバータ41,42,DC/DCコンバータ57,モータECU44などが「車両部品」に相当し、循環管路94が「循環路」に相当し、ウォーターポンプ96が「循環ポンプ」に相当し、図3の充電制御ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「充電時制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業に利用可能である。
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、32 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、39c,39d 車輪、40 パワーモジュール、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、46 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、50 高圧バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54a 高電圧系電力ライン、54b 低電圧系電力ライン、55 システムメインリレー、56 昇圧コンバータ、57 DC/DCコンバータ、58 低圧バッテリ、60 充電器、62 リレー、64 DC/DCコンバータ、66 AC/DCコンバータ、68 電源コード、69 接続検出センサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 パワースイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、220 電気自動車、MG,MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 走行用の駆動装置と、バッテリと、前記駆動装置を含む車両部品とラジエータとに接続された循環路と、前記循環路内の冷却媒体を循環させる循環ポンプと、外部電源により前記バッテリを充電可能な充電手段と、外部電源による前記バッテリの充電が指示されたときに該バッテリが充電されるよう前記充電手段を制御すると共に起動している前記車両部品が冷却されるよう前記循環ポンプを駆動制御する充電時制御手段と、を備える車両において、
    前記充電時制御手段は、前記冷却媒体の温度が所定温度以上のときには、前記循環ポンプの駆動を制限する手段である
    ことを特徴とする車両。
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