JP2007215293A - 車両に搭載された二次電池の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温環境下においても、良好な充放電特性を実現する。
【解決手段】HV_ECUは、バッテリのSOCおよび車速Vを検知するステップと、SOCが50%未満であると放電禁止フラグをONかつ52%よりも高いと放電禁止フラグをOFFにして、SOCが65%より高いと充電禁止フラグをONかつ63%未満であると充電禁止フラグをOFFにするステップと、バッテリ温度が低く車速が0でなくて(S1000にてNO)放電禁止フラグがONでないと(S1300にてNO)充電フラグをOFFにして放電フラグをONにして走行中に優先的に放電するステップと、バッテリ温度が低く車速が0であって(S1000にてYES)充電禁止フラグがONでないと(S1200にてNO)充電フラグをONにして放電フラグをOFFにして停止中に充電するステップとを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載された二次電池(以下、単に、「バッテリ」と記載する場合がある)に関し、特に、低温状態においても優れた充放電特性を実現できる制御装置に関する。
たとえば、エンジンと、エンジンまたは駆動輪の回生制動時に駆動される発電機と走行用のモータとを備えたハイブリッド車両においては、モータの動力源であるバッテリの残存容量を表わすSOC(State Of Charge)を指標として、SOCが所定範囲に保たれるように発電機による発電が制御される。このような車両においてはバッテリからの電力によりモータを駆動しているため、バッテリの入出力可能電力が車両の走行性能に大きく左右する。バッテリの入出力可能電力を低下させる要因としては種々のものがあるが、温度低下に伴って入出力可能電力が低下する現象が特に大きな影響力を持つ。
そこで、寒冷地等ではヒータ装置によりバッテリを昇温し、これによりバッテリの入出力可能電力の低下を抑制して車両の走行性能を確保する対策が実施されている。このような対策は、ヒータ装置等の部品を追加する必要があるため、車両の製造コストのアップや構造の複雑化等の弊害を引き起こす上に、ヒータ装置により発生した熱量の一部がバッテリ以外の部位に逃げるため、エネルギ効率の点でも改善の余地がある。
特開2003−272712号公報は、部品追加による弊害を回避した上で、バッテリを効率的に昇温して、温度低下によるバッテリの入出力可能電力の低下を未然に防止することができるバッテリ制御装置を開示する。このバッテリ制御装置は、バッテリの温度を検知するバッテリ温度検知手段と、バッテリの充電状態を判定する充電状態判定手段と、バッテリの充放電を制御するバッテリ制御手段とを備える。バッテリ制御手段は、バッテリ温度検知手段により検知されたバッテリの温度が所定値以下にあって、充電状態判定手段により判定されたバッテリの充電状態が予め設定されたしきい値以上のときは、しきい値以上の所定領域内でバッテリの充放電を繰り返し、バッテリの充電状態がしきい値未満のときは、しきい値未満の所定領域内でバッテリの充放電を繰り返す。さらに、バッテリ制御手段は、走行中の所定領域内での放電制御時には、エンジンによる発電機の駆動を禁止し、走行中の所定領域内での充電制御時には、エンジンによる発電機の駆動を許可する。さらに、バッテリ制御手段は、車両の停車中、発電機を駆動させる。
このバッテリ制御装置によると、バッテリの温度が所定値以下で、バッテリの充電状態がしきい値以上のときは、しきい値以上の所定領域内でバッテリの充放電が繰り返され、バッテリの充電状態がしきい値未満のときは、しきい値未満の所定領域内でバッテリの充放電を繰り返される。しきい値を境界として2分された領域内では、バッテリの充放電が短い周期で交互に繰り返されることになり、速やかに昇温される。さらに、バッテリ制御手段が、車両の停車中、発電機を駆動させることにより、放電制御時や充電制御時に車両が停車すると、発電機が駆動されて電力がバッテリに供給される。停車状態が継続されるとバッテリの充電、放電が発生しなくなってバッテリの昇温が困難となるが、このように発電機の駆動によりバッテリの充電が実施されることで、バッテリが昇温可能となる。
特開2003−272712号公報
しかしながら、上述した特許文献1のバッテリ制御装置においては、車両の停車時にSOCが上限値に到達している状態では、発電機の駆動によりバッテリを充電することもできないし、放電することもできない。このため、十分な昇温効果を発現することができない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、低温環境下においても、良好な充放電特性を実現できる、車両に搭載された二次電池の制御装置を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、車両を駆動するエンジンと、エンジンの駆動力により発電する回転電機とを備えた車両に搭載された二次電池を制御する。この制御装置は、二次電池の温度を検知するための温度検知手段と、二次電池の充電状態を検知するための充電状態検知手段と、二次電池の充放電を制御するための制御手段とを含む。この制御手段は、二次電池の充電量に応じて充電禁止範囲と放電禁止範囲とがそれぞれ定められ、二次電池の温度が予め定められたしきい値よりも低い場合であって、かつ、二次電池の充電量が充電禁止範囲および放電禁止範囲にない場合において、車両の走行中には放電を優先して車両の停止中は充電するように制御するための手段を含む。
第1の発明によると、二次電池の温度が検知されてその温度が予め定められた温度よりも低いと、二次電池の充放電を積極的に行なうことにより充放電電流によりジュール熱を発生させて二次電池を昇温する。このような低温状態において、停止時にすでに、二次電池の充電状態(SOC)が制御上限SOCに到達していると、充電することができない(走行していないので、走行用電動機に給電することによる放電もできない)。このため、二次電池の温度が予め定められたしきい値よりも低い場合であって、かつ、二次電池の充電量(充電状態:SOC)が充電禁止範囲および放電禁止範囲にない場合においては、車両の走行中において二次電池から優先的に放電するようにして、車両の停止時には回転電機により発電された電力を用いて二次電池を充電できるように制御される。このようにすると、車両の停止時において二次電池が充電される。このために充電電流が二次電池に流れて、二次電池の内部抵抗により発生するジュール熱により二次電池を昇温させることができる。このため、二次電池の温度低下に伴って入出力可能電力が低下することを回避できる。その結果、低温環境下においても、良好な充放電特性を実現できる、車両に搭載された二次電池の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る車両に搭載された二次電池の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、二次電池から放電された電力が走行用電動機に給電されることにより、車両が走行するように制御するための手段を含む。
第2の発明によると、車両の走行中において、二次電池から放電された電力が走行用電動機に給電されて車両が走行されたり(EV走行)、走行用電動機によりエンジンがアシストされたりする。車両の停止前の走行中に二次電池の電力が車両の駆動源として用いられて二次電池のSOCが低下される。このため、車両の停止中において、回転電機により発電された電力を用いて二次電池を充電できる。
第3の発明に係る車両に搭載された二次電池の制御装置においては、第2の発明の構成に加えて、走行用電動機は、回転電機である。
第3の発明によると、走行用の電動機(モータ)として機能するとともに、エンジンにより駆動される発電機(ジェネレータ)として機能する、モータジェネレータが車両に搭載される。車両の走行中にはこのモータジェネレータをモータとして機能させて二次電池から放電した電力を用いて車両を走行させて二次電池のSOCを低下させる。車両の停止中にはこのモータジェネレータをジェネレータとして機能させて発電して二次電池を充電する。このため、二次電池の充放電電流が車両の走行時にも停止時にも流れるので、二次電池を昇温することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の制御ブロック図を説明する。なお、本発明は図1に示すハイブリッド車両に限定されない。本発明は、動力源としての、たとえばガソリンエンジン等の内燃機関(以下、エンジンとして説明する)が、車両を走行させる駆動源であって、かつ、ジェネレータの駆動源であればよい。さらに、駆動源がエンジンおよびモータジェネレータであって、モータジェネレータの動力により走行可能な車両であればよく(エンジンを停止させても停止させなくても)、走行用のバッテリを搭載した他の態様を有するハイブリッド車両であってもよい(いわゆるシリーズ型やパラレル型等のハイブリッド車両に限定されない)。このバッテリは、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などであって、その種類は特に限定されるものではない。
ハイブリッド車両は、エンジン120と、モータジェネレータ(MG)140とを含む。なお、図1においては、説明の便宜上、モータジェネレータ140を、モータ140Aとジェネレータ140B(あるいはモータジェネレータ140B)と表現するが、ハイブリッド車両の走行状態に応じて、モータ140Aがジェネレータとして機能したり、ジェネレータ140Bがモータとして機能したりする。このモータジェネレータがジェネレータとして機能する場合に回生制動が行なわれる。モータジェネレータがジェネレータとして機能するときには、車両の運動エネルギが電気エネルギに変換されて、車両が減速される。なお、駆動源はエンジン120のみであって、モータジェネレータ140はエンジン120により駆動される発電機としてのみ機能するものであってもよい。
ハイブリッド車両は、この他に、エンジン120やモータジェネレータ140で発生した動力を駆動輪160に伝達したり、駆動輪160の駆動をエンジン120やモータジェネレータ140に伝達する減速機180と、エンジン120の発生する動力を駆動輪160とジェネレータ140Bとの2経路に分配する動力分割機構(たとえば、遊星歯車機構)200と、モータジェネレータ140を駆動するための電力を充電する走行用バッテリ220と、走行用バッテリ220の直流とモータ140Aおよびジェネレータ140Bの交流とを変換しながら電流制御を行なうインバータ240と、走行用バッテリ220の充放電状態(たとえば、SOC(State Of Charge))を管理制御するバッテリ制御ユニット(以下、バッテリECU(Electronic Control Unit)という)260と、エンジン120の動作状態を制御するエンジンECU280と、ハイブリッド車両の状態に応じてモータジェネレータ140およびバッテリECU260、インバータ240等を制御するMG_ECU300と、バッテリECU260、エンジンECU280およびMG_ECU300等を相互に管理制御して、ハイブリッド車両が最も効率よく運行できるようにハイブリッドシステム全体を制御するHV_ECU320等を含む。
本実施の形態において、走行用バッテリ220とインバータ240との間には昇圧コンバータ242が設けられている。これは、走行用バッテリ220の定格電圧が、モータ140Aやモータジェネレータ140Bの定格電圧よりも低いので、走行用バッテリ220からモータ140Aやモータジェネレータ140Bに電力を供給するときには、昇圧コンバータ242で電力を昇圧する。
なお、図1においては、各ECUを別構成としているが、2個以上のECUを統合したECUとして構成してもよい(たとえば、図1に、点線で示すように、MG_ECU300とHV_ECU320とを統合したECUとすることがその一例である)。
動力分割機構200は、エンジン120の動力を、駆動輪160とモータジェネレータ140Bとの両方に振り分けるために、遊星歯車機構(プラネタリーギヤ)が使用される。モータジェネレータ140Bの回転数を制御することにより、動力分割機構200は無段変速機としても機能する。エンジン120の回転力はプラネタリーキャリア(C)に入力され、それがサンギヤ(S)によってモータジェネレータ140Bに、リングギヤ(R)によってモータおよび出力軸(駆動輪160側)に伝えられる。回転中のエンジン120を停止させる時には、エンジン120が回転しているので、この回転の運動エネルギをモータジェネレータ140Bで電気エネルギに変換して、エンジン120の回転数を低下させる。
図1に示すようなハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド車両においては、車両の状態について予め定められた条件が成立すると、HV_ECU320は、モータジェネレータ140のモータ140Aのみによりハイブリッド車両の走行を行なうようにモータ140AおよびエンジンECU280を介してエンジン120を制御する。たとえば、予め定められた条件とは、走行用バッテリ220のSOCが予め定められた値以上であるという条件等である。このようにすると、発進時や低速走行時等であってエンジン120の効率が悪い場合に、モータジェネレータ140のモータ140Aのみによりハイブリッド車両の走行を行なうことができる。この結果、走行用バッテリ220のSOCを低下させることができる(その後の車両停止時に走行用バッテリ220を充電することができる)。
また、通常走行時には、たとえば動力分割機構200によりエンジン120の動力を2経路に分け、一方で駆動輪160の直接駆動を行ない、他方でジェネレータ140Bを駆動して発電を行なう。この時、発生する電力でモータ140Aを駆動して駆動輪160の駆動補助を行なう。また、高速走行時には、さらに走行用バッテリ220からの電力をモータ140Aに供給してモータ140Aの出力を増大させて駆動輪160に対して駆動力の追加を行なう。一方、減速時には、駆動輪160により従動するモータ140Aがジェネレータとして機能して回生発電を行ない、回収した電力を走行用バッテリ220に蓄える。なお、走行用バッテリ220の充電量が低下し、充電が特に必要な場合には、エンジン120の出力を増加してジェネレータ140Bによる発電量を増やして走行用バッテリ220に対する充電量を増加する。
また、走行用バッテリ220の目標SOCはいつ回生が行なわれてもエネルギーが回収できるように、通常は60%程度に設定される。また、SOCの上限値と下限値とは、走行用バッテリ220のバッテリの劣化を抑制するために、たとえば、上限値を80%とし、下限値を30%として設定され、HV_ECU320は、MG_ECU300を介してSOCが上限値および下限値を越えないようにモータジェネレータ140による発電や回生、モータ出力を制御している。なお、ここで挙げた値は、一例であって特に限定される値ではない。特に、後述の説明においては、制御SOC上限を65%、制御SOC下限を50%としている。
このようなハイブリッド車両の構成において、本発明は、低温環境において、車両の停止中であってもエンジン120によりモータジェネレータ140を回転させることにより発電する。その発電された電力を走行用バッテリ220に充電することを積極的に実行することにより、走行用バッテリ220の温度を上昇させる。
図2および図3を参照して、本実施の形態に係るバッテリ制御装置であるHV_ECU320で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、このフローチャートで示されるプログラム(サブルーチン)は、予め定められたサイクルタイム(たとえば80msec)で繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、HV_ECU320は、SOCおよび車速Vを検知する。
S200にて、HV_ECU320は、SOCが50%未満であるか否かを判断する。SOCが50%未満であると(S200にてYES)、処理はS300へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS400へ移される。その後、処理はS600へ移される。S300にて、HV_ECU320は、放電禁止フラグをONにする(セットする)。その後、処理はS600へ移される。
S400にて、HV_ECU320は、SOCが52%より高いか否かを判断する。SOCが52%よりも高いと(S400にてYES)、処理はS500へ移される。もしそうでないと(S400にてNO)、処理はS600へ移される。S500にて、HV_ECU320は、放電禁止フラグをOFFにする(リセットする)。その後、処理はS600へ移される。
S600にて、HV_ECU320は、SOCが65%より高いか否かを判断する。SOCが65%よりも高いと(S600にてYES)、処理はS700へ移される。もしそうでないと(S600にてNO)、処理はS800へ移される。S700にて、HV_ECU320は、充電禁止フラグをONにする(セットする)。その後、処理はS1000へ移される。
S800にて、HV_ECU320は、SOCが63%未満であるか否かを判断する。SOCが63%未満であると(S800にてYES)、処理はS900へ移される。もしそうでないと(S800にてNO)、処理はS1000へ移される。S900にて、HV_ECU320は、充電禁止フラグをOFFにする(リセットする)。その後、処理はS
1000へ移される。
なお、S100〜S800におけるSOCのしきい値は一例であって、本発明がこのような値に限定されるわけではない。特に、S400の52%は制御SOC下限値にΔT(1)(ここでは2%)を加算した値であって、S800の63%は制御SOC上限値にΔT(2)(ここでは2%)を減算した値であって、ΔT(1)とΔT(2)とが一致することを前提としなければならないものではない。
S1000にて、HV_ECU320は、車速Vが0であるか否かを判断する。車速Vが0であると(S1000にてYES)、処理はS1100へ移される。もしそうでないと(S1000にてNO)、処理はS1300へ移される。なお、厳密に車速V=0で判断するのではなく、車両が停止中であることを判断できればよい。
S1100にて、HV_ECU320は、充電禁止フラグがON状態であるか否かを判断する。充電禁止フラグがON状態であると(S1100にてYES)、処理はS1600へ移される。もしそうでないと(S1100にてNO)、処理はS1200へ移される。S1200にて、HV_ECU320は、充電フラグをONにして(セットして)、放電フラグをOFFにする(リセットする)。その後、処理はS1600へ移される。
S1300にて、HV_ECU320は、放電禁止フラグがON状態であるか否かを判断する。放電禁止フラグがON状態であると(S1300にてYES)、処理はS1400へ移される。もしそうでないと(S1300にてNO)、処理はS1500へ移される。S1400にて、HV_ECU320は、充電フラグをONにして(セットして)、放電フラグをOFFにする(リセットする)。その後、処理はS1600へ移される。S1500にて、HV_ECU320は、充電フラグをOFFにして(リセットして)、放電フラグをONにする(セットする)。その後、処理はS1600へ移される。
S1600にて、HV_ECU320は、バッテリ温度TBを検知する。
S1700にて、HV_ECU320は、バッテリ温度TBが0℃よりも高いか否かを判断する。バッテリ温度TBが0℃より高いと(S1700にてYES)、処理はS1800へ移される。もしそうでないと(S1700にてNO)、この処理は終了する。S1800にて、HV_ECU320は、充電フラグをOFFにして(リセットして)、放電フラグをOFFにする(リセットする)。
上述した充電フラグがONであると、HV_ECU320は、優先的にモータジェネレータ140を発電機として用いて走行用バッテリ220を充電するように制御して、放電フラグがONであると、HV_ECU320は、優先的にモータジェネレータ140を電動機として用いて走行用バッテリ220から放電するように制御する。これに加えて、放電フラグがONであると、回生制動による充電制御を禁止したり、エンジン120を停止してモータのみで走行したりする。なお、このような制御を行なう前提として、充電禁止フラグがONであると充電は禁止され、放電禁止フラグがONであると放電は禁止される。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係るバッテリ制御装置であるHV_ECU320の動作について、図4を参照しつつ説明する。特に、本発明によるSOCの変化を図4(C)に、従来技術によるSOCの変化を図4(E)に、それぞれ示す。
走行用バッテリ220のSOCと車速Vとが検知され(S100)、SOCが50%未満であると(S200にてYES)、放電禁止フラグがONに(セット)される(S300)。SOCが52%よりも高いと(S400にてYES)、放電禁止フラグがOFFに(リセット)される(S500)。さらに、SOCが65%よりも高いと(S600にてYES)、充電禁止フラグがONに(セット)される(S700)。SOCが63%未満であると(S800にてYES)、充電禁止フラグがOFFに(リセット)される(S900)。
車両が走行中であって(S1000にてNO)放電禁止フラグがON(セット)状態であると(S1300にてYES)、充電フラグがONにされて放電フラグがOFFにされて(S1400)、モータジェネレータ140が発電機として使用されて、走行用バッテリ220が充電されるフラグの状態になる。この結果、S1700にてTB>0でないとき(すなわち、低温時であって、S1700にてNO)にはフラグの状態が変更されないので(S1800の処理が行なわれない)、モータジェネレータ140が発電機として使用されて、走行用バッテリ220が充電されて、走行用バッテリ220の温度が上昇する。
車両が走行中であって(S1000にてNO)放電禁止フラグがOFF(リセット)状態であると(S1300にてNO)、充電フラグがOFFにされて放電フラグがONにされて、モータジェネレータ140が電動機として使用されて、走行用バッテリ220から優先的に放電されてSOCが低下される(図4の時刻t(1)からt(2)まで)。このように車両の走行中に、放電を優先させておくことにより(制御SOC上限に到達しなくても放電を行なうことにより)、以下に示すように、車両の停止中に充電が可能な時間を延ばすことができる。
一方、車両が停止中であって(S1000にてYES)充電禁止フラグがON(セット)状態でないと(S1100にてNO)、充電フラグがONにされて放電フラグがOFFにされて、モータジェネレータ140が発電機として使用されて、走行用バッテリ220が充電されるフラグの状態になる。この結果、S1700にてTB>0でないとき(すなわち、低温時であって、S1700にてNO)にはフラグの状態が変更されないので(S1800の処理が行なわれない)、モータジェネレータ140が発電機として使用されて、走行用バッテリ220が充電されて、走行用バッテリ220の温度が上昇する。
図4(E)に示すように、従来の技術では、走行中に制御SOC上限(たとえば65%)に到達して始めて放電されていた。このため、その後、車両が停止したときには、図4(C)に示すようによりもSOCが高い状態であって、車両の停車中に充電を始めると時刻t(3)よりも早い時刻で、充電できない状態に陥っていた。
本願発明では、図4(C)に示すように、走行中に制御SOC上限に到達しなくても優先的に放電されていた。このため、その後、車両が停止したときには、図4(C)に示すようにSOCが低い状態になり、車両の停車中に充電を始めると時刻t(3)まで充電を行なうことができる。
すなわち、本発明においては、時刻t(3)から時刻t(4)までの時間が、従来に比べて短くなっている。従来は、走行時において優先的に放電しなかったので、走行用バッテリ220のSOCが大きく低下しないで、停止時に充電を始めてまもなく走行用バッテリ220のSOCが制御SOC上限に到達するので、停止時においてすぐに充放電が行なわれないようになっていた。
このように、車両停止中であっても、走行用バッテリ220が充電されるので充電電流が走行用バッテリ220を流れて、内部抵抗によるジュール熱が発生して(さらにこのようなジュール熱に加えて充電に伴うバッテリ内部における化学反応による反応熱が発生して)、走行用バッテリ220の温度を上昇させることができる。特に、車両走行中に(モータ走行を優先させる、回生制動を禁止する等の制御を実行して)、走行用バッテリ220のSOCを低下させておくことにより、放電できない停止中において、走行用バッテリ220のSOCが低下している。このため、従来においては充放電できなかった停止中においても、走行用バッテリ220を充電することができるようになって、走行用バッテリの温度を上昇させることができる。
以上のようにして、本実施の形態に係るバッテリ制御装置によると、車両の停止中に充放電が発生しないためにバッテリの温度が上昇しないことを、停止前の走行中に優先的に放電しておいてSOCを低下せしめておき、車両の停止中にエンジンを用いてモータジェネレータを発電機として使用してバッテリを充電させてバッテリ温度を上昇させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係るバッテリ制御装置が搭載される車両の構成を示す図である。 本実施の形態に係るバッテリ制御装置であるHV_ECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャート(その1)である。 本実施の形態に係るバッテリ制御装置であるHV_ECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャート(その2)である。 本実施の形態に係るバッテリ制御装置であるHV_ECUにより制御された場合の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
120 エンジン、140 モータジェネレータ、160 駆動輪、180 減速機、200 動力分割機構、220 走行用バッテリ、240 インバータ、242 昇圧コンバータ、260 バッテリECU、280 エンジンECU、300 MG_ECU、320 HV_ECU。

Claims (3)

  1. 車両を駆動するエンジンと、前記エンジンの駆動力により発電する回転電機とを備えた車両に搭載された二次電池の制御装置であって、
    前記二次電池の温度を検知するための温度検知手段と、
    前記二次電池の充電状態を検知するための充電状態検知手段と、
    前記二次電池の充放電を制御するための制御手段とを含み、
    前記制御手段は、前記二次電池の充電量に応じて充電禁止範囲と放電禁止範囲とがそれぞれ定められ、前記二次電池の温度が予め定められたしきい値よりも低い場合であって、かつ、前記二次電池の充電量が前記充電禁止範囲および前記放電禁止範囲にない場合において、車両の走行中には放電を優先して前記車両の停止中は充電するように制御するための手段を含む、車両に搭載された二次電池の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記二次電池から放電された電力が走行用電動機に給電されることにより、前記車両が走行するように制御するための手段を含む、請求項1に記載の車両に搭載された二次電池の制御装置。
  3. 前記走行用電動機は、前記回転電機である、請求項2に記載の車両に搭載された二次電池の制御装置。
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