JP2013021465A - ワイヤレスマイク用ofdm送信装置及び受信装置 - Google Patents

ワイヤレスマイク用ofdm送信装置及び受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パイロット信号の挿入比率をワイヤレスマイクシステム用に最適化し、伝送効率を向上させる。
【解決手段】ワイヤレスマイク用OFDM送信装置1は、デジタルの音声信号を、キャリアごとにIQ平面へのマッピングを行ってキャリア変調信号を生成するキャリア変調部142と、前記キャリア変調信号に対してパイロット信号を挿入して配置し、OFDMセグメントフレームを生成するOFDMフレーム構成部143とを備え、OFDMフレーム構成部143は、パイロット信号のシンボル方向の挿入間隔を、パイロット信号のシンボル方向の挿入間隔にOFDM信号の有効シンボル長を乗じた値がフェージング周期の1/100以下となるように設定し、パイロット信号のキャリア方向の挿入間隔を、OFDM信号の有効シンボル長を反射波の最大遅延時間で除した値に前記パイロット信号のシンボル方向の挿入間隔を乗じた値以下となるように設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルの音声信号をOFDM変調方式により送受信するワイヤレスマイク用OFDM送信装置及び受信装置に関するものである。
従来、ワイヤレスマイクの伝送方式として、アナログ方式とデジタル方式がある。非特許文献1には「特定ラジオマイクの陸上移動局の無線設備」について策定された標準規格が記されており、非特許文献2には「特定小電力無線局ラジオマイク用無線設備」について策定された標準規格が記されている。
アナログ方式のワイヤレスマイクは、遅延時間が少なく、現在広く用いられているが、障害物で途切れやすい、伝送距離が短い、干渉しやすいという問題がある。そのため、屋外やコンサートホールなどで高品質の音声を提供するには、デジタル方式のワイヤレスマイクを用いる必要がある。
例えば、特許文献1には、デジタル方式で音声を圧縮符号化して伝送するワイヤレスマイクシステムが開示されている。図7はこのような従来のワイヤレスマイクシステムの構成を示すブロック図である。ワイヤレスマイク送信装置3は、マイク31と、A/D変換部32と、圧縮符号化部33と、インターリーブ・誤り訂正部34と、変調部35と、D/A変換部36と、送信周波数変換部37と、送信アンテナ38とを備える。ワイヤレスマイク送信装置3は、A/D変換部32によりマイク31から入力されるアナログの音声信号をデジタル信号に変換し、圧縮符号化部33によりデジタル信号を圧縮符号化し、インターリーブ・誤り訂正部34によりインターリーブ及び誤り訂正を行う。続いて、ワイヤレスマイク送信装置3は、変調部35により例えばπ/4シフトDQPSK変調方式で変調し、D/A変換部36により変調信号をアナログ信号に変換し、送信周波数変換部37により送信周波数に変換し、送信アンテナ38に出力する。
ワイヤレスマイク受信装置4は、受信アンテナ41と、受信周波数変換部42と、A/D変換部43と、復調部44と、デインターリーブ・誤り訂正部45と、伸張復号部46と、D/A変換部47と、スピーカ48とを備える。ワイヤレスマイク受信装置4は、受信周波数変換部42により受信アンテナ41から入力される信号を周波数変換し、A/D変換部43によりデジタル信号に変換し、復調部44により、送信側で変調された変調信号を復調し、デインターリーブ・誤り訂正部45によりデインターリーブ及び誤り訂正を行う。続いて、ワイヤレスマイク受信装置4は、伸張復号部46により、送信側で圧縮された信号を伸張し、D/A変換部47により伸張信号をアナログ信号に変換し、スピーカ48に出力する。
しかし、従来のデジタル方式のワイヤレスマイクシステムでは、周波数帯域を節約するために、圧縮符号化部33により圧縮処理を行い、伸張復号部46により圧縮処理された信号の伸張処理を行っており、これらの処理による遅延時間が生じている。図7に示した従来のデジタル方式のワイヤレスマイクシステムでは、ワイヤレスマイク送信装置3とワイヤレスマイク受信装置4で合わせて約3msの遅延時間が生じている。そのうち、圧縮符号化部33の圧縮処理及び伸張復号部46の伸張処理による遅延時間は、合計で約1msであると言われている。また、屋外や移動しながらワイヤレスマイクを使用する場合には、マルチパスによるフェージングが発生し、品質が低下する。そのため、デジタルの音声信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調方式により変調して伝送することが考えられる。
特開平10−150692
「特定ラジオマイクの陸上移動局の無線設備」、ARIB RCR STD−22、社団法人電波産業会 「特定小電力無線局ラジオマイク用無線設備」、ARIB RCR STD−15、社団法人電波産業会
OFDM変調方式により信号を伝送する場合、位相及び振幅が既知である基準信号をパイロット信号として特定のキャリアシンボル位置に挿入することができる。図6は、地上デジタルテレビジョン放送の放送方式であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)方式やDVB−T(Digital Video Broadcasting−Terrestrial)方式におけるパイロット信号の配置を示す図である。図中において、Sはスキャッタードパイロット(Scattered Pilot:SP)信号を示し、その他はデータ信号を示している。SP信号は、信号生成時の振幅及び位相が既知であるため、受信側において伝送路特性を推定することができる。pを非負整数、iをシンボル番号、kをSP信号が配置されるキャリアシンボル位置とすると、SP信号は次式(1)を満たすキャリアシンボル位置に配置される。
k=3×(imod4)+12p (1)
ここで、(imod4)は、シンボル番号iを4で除した余りを示す。
すなわち、図6に示すように、あるシンボルにおける信号を注目したとき、SP信号はキャリア方向に12キャリアごとに配置される。そして、1シンボル進むごとに、SP信号は3キャリア分だけキャリア方向にシフトして配置される。このようなISDB−T方式では、SP信号の挿入比率は高く、データの伝送効率は11/12(91.7%)である。なお、実際にはSP信号以外のパイロット信号も挿入されるため、さらに伝送効率は悪くなる。また、地上デジタルテレビジョン放送とワイヤレスマイクシステムとでは使用される環境が異なり、満たすべき各設定条件は異なるものとなる。
本発明の目的は、上記課題を解決するため、パイロット信号の挿入比率をワイヤレスマイクシステム用に最適化し、伝送効率を向上させることが可能なワイヤレスマイク用OFDM送信装置及び受信装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るワイヤレスマイク用OFDM送信装置は、デジタルの音声信号をOFDM変調方式により変調したOFDM信号を送信するワイヤレスマイク用OFDM送信装置であって、デジタルの音声信号を、キャリアごとに所定の変調方式に応じてIQ平面へのマッピングを行い、キャリア変調信号を生成するキャリア変調部と、前記キャリア変調信号に対して、パイロット信号を挿入して配置し、OFDMセグメントフレームを生成するOFDMフレーム構成部と、を備え、前記OFDMフレーム構成部は、パイロット信号のシンボル方向の挿入間隔を、パイロット信号のシンボル方向の挿入間隔にOFDM信号の有効シンボル長を乗じた値が、最大ドップラー周波数の逆数であるフェージング周期の1/100以下となるように設定し、パイロット信号のキャリア方向の挿入間隔を、OFDM信号の有効シンボル長を反射波の最大遅延時間で除した値に、前記パイロット信号のシンボル方向の挿入間隔を乗じた値以下となるように設定することを特徴とする。
さらに、本発明に係るワイヤレスマイク用OFDM送信装置において、前記OFDMフレーム構成部は、OFDM信号の帯域幅を複数のセグメントに分割した各セグメントの1本のキャリアに、TMCC信号及びSP信号を第1のTMCC/SP信号として配置し、さらに、各チャンネルの最も周波数が高いキャリア又は最も周波数が低いキャリアに、TMCC信号及びSP信号を第2のTMCC/SP信号として配置し、前記第1のTMCC/SP信号と前記第2のTMCC/SP信号とは、シンボル方向にTMCC信号及びSP信号の配置が同一であることを特徴とする。
さらに、本発明に係るワイヤレスマイク用OFDM送信装置において、前記OFDMフレーム構成部は、1セグメントあたりのデータキャリア数を、全帯域内のデータキャリア数をセグメント数で除した値とすることを特徴とする。
さらに、本発明に係るワイヤレスマイク用OFDM送信装置において、デジタルの音声信号をブロック単位で入力し、ブロックごとに内符号化して内符号を生成する内符号符号化部と、前記内符号符号化部に入力されるブロック単位のデータのビット数をNo、前記内符号の符号化率をRi、前記OFDM信号の変調多値数をM、前記OFDM信号のデータキャリア数をNdとしたとき、No=Ri×M×Ndとなるように、前記No,前記Ri,前記M,及び前記Ndを設定する送信パラメータ設定部と、を備え、前記キャリア変調部は、前記内符号符号化部により内符号化されたデジタルの音声信号を、キャリアごとに所定の変調方式に応じてIQ平面へのマッピングを行い、キャリア変調信号を生成することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るワイヤレスマイク用OFDM受信装置は、上述のワイヤレスマイク用OFDM送信装置により送信されるOFDM信号を受信し、デジタルの音声信号を生成することを特徴とする。
本発明によれば、パイロット信号の挿入比率をワイヤレスマイクシステム用に最適化し、伝送効率を向上させることができるようになる。
本発明による一実施形態のワイヤレスマイク用OFDM送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態のワイヤレスマイク用OFDM受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態のワイヤレスマイク用OFDM送信装置における第1の信号配置の例を示す図である。 本発明による一実施形態のワイヤレスマイク用OFDM送信装置における第2の信号配置の例を示す図である。 本発明による一実施形態のワイヤレスマイク用OFDM送信装置のパラメータ例を示す図である。 従来の地上デジタルテレビジョン放送のパイロット信号の配置を示す図である。 従来のデジタル方式のワイヤレスマイクシステムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明による実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[ワイヤレスマイク用OFDM送信装置]
図1は、本発明によるワイヤレスマイク用OFDM送信装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、ワイヤレスマイク用OFDM送信装置1は、マイク11と、A/D変換部12と、インターリーブ・誤り訂正部13と、OFDM変調部14と、D/A変換部15と、送信周波数変換部16と、送信アンテナ17と、送信パラメータ設定部18と、水晶発振器19(19−1〜19−n)と、クロック供給部20とを備える。インターリーブ・誤り訂正部13は、外符号符号化部131と、インターリーブ部132と、内符号符号化部133とを備え、OFDM変調部14は、S/P変換部141と、キャリア変調部142と、OFDMフレーム構成部143と、IFFT部144と、GI付加部145とを備える。
A/D変換部12は、マイク11から入力されるアナログの音声信号をデジタル信号に変換し、外符号符号化部131に出力する。
外符号符号化部131は、RS符号、BCH符号、差集合巡回符号、あるいは、CRCを付けてインターリーブ部132に出力する。これは、受信側で誤り訂正を行うため、あるいは誤り検出を行い、誤ったブロックに対してコンシールメントをかけるためである。特に、BCH符号を用いることで、遅延時間を少なくすることができる。例えば、RS(204,188)符号の場合、符号1ブロックに含まれるビット数は、204(バイト)×8(ビット/バイト)=1632ビットであり、符号化及び復号による遅延時間は1310μsとなる。これに対し、BCH(144,128)符号の場合、符号1ブロックに含まれるビット数が144ビットであり、符号化及び復号による遅延時間は115μsである。ブロック符号化により、情報長Koのデータから符号長Noの符号が生成される場合、この符号を(No,Ko)符号と表し、Ro=Ko/Noを符号化率という。符号長Noは、外符号化後のブロック長を意味する。なお、後述する内符号の符号化率と区別するために、外符号の符号化率Roを外符号化率と称する。
インターリーブ部132は、誤り訂正の効率を上げるために、外符号符号化部131から入力される外符号の順序を並び替え、内符号符号化部133に出力する。
内符号符号化部133は、インターリーブ部132から入力される信号を内符号化(例えば、畳み込み符号化)し、S/P変換部141に出力する。一般に、内符号化により、情報長Kiのデータから符号長Niの符号が生成される場合、Ri=Ki/Niを符号化率という。なお、前述した外符号化率(外符号化率)と区別するために、内符号の符号化率Riを内符号化率と称する。
S/P変換部141は、内符号符号化部133から入力される内符号を、内部に備えるメモリなどの記憶領域に一時的に記憶し、所定のデータ数に達した時点でパラレルデータに変換してキャリア変調部142に出力する。例えば、キャリア数がNdで、各キャリアの変調方式の変調多値数がMの場合には、Mビットずつ、Nd本の信号に変換する。
キャリア変調部142は、S/P変換部141からMビットごとにパラレル入力される信号に対し、キャリアごとに所定の変調方式(変調多値数M)に応じてIQ平面へのマッピングを行い、キャリア変調信号を生成し、OFDMフレーム構成部143に出力する。
OFDMフレーム構成部143は、キャリア変調部142から入力されるキャリア変調信号に対して、パイロット信号を挿入して配置することによりOFDMセグメントフレームを生成し、IFFT部144に出力する。ここで、パイロット信号には、SP信号、及びシンボル方向に連続する基準信号であるCP(Continual Pilot)信号が含まれる。さらに、パイロット信号に制御情報を伝送するための信号であるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号や、付加情報を伝送するための信号であるAC(Auxiliary Channel)信号を含めてもよい。パイロット信号の配置例については後述する。
IFFT部144は、OFDMフレーム構成部143から入力されるOFDMセグメントフレームに対して、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)処理を施して有効シンボル信号を生成し、GI付加部145に出力する。
GI付加部145は、IFFT部144から入力される有効シンボル信号の先頭に、有効シンボル信号の後半部分をコピーしたガードインターバルを挿入し、送信レート調整バッファメモリ145に出力する。ガードインターバルは、OFDM信号を受信する際にシンボル間干渉を低減させるために挿入されるものであり、マルチパス遅延波の遅延時間がガードインターバル長を超えないように設定される。
D/A変換部15は、送信レート調整バッファメモリ145から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換する。送信周波数変換部16は、D/A変換部15から入力されるアナログ信号を、送信周波数に変調し、電力増幅して送信アンテナ17に出力し、送信アンテナ17を介して受信側に変調信号を送信する。
送信パラメータ設定部18は、パラメータとして、外符号符号化部131に対して情報長Ko及び符号長Noを設定し、インターリーブ部132に対してインターリーブパラメータを設定し、内符号符号化部133に対して内符号化率Riを設定し、S/P変換部141に対して変調多値数M及びデータキャリア数Ndを設定し、キャリア変調部142に変調方式の種別及びデータキャリア数Ndを設定し、IFFT部144にFFTポイント数、変調多値数M、及びデータキャリア数Ndを設定し、GI付加部145にガードインターバル比を設定する。なお、変調方式の種別ごとに変調多値数Mが異なる場合には、キャリア変調部142に変調多値数Mを設定してもよいのは勿論である。
ここで、外符号符号化部131による外符号の符号長をNoとすると、外符号符号化部131から出力される1ブロックあたりのデータ量aは、No(単位はビット)と等しい。また、内符号符号化部133による内符号化率をRi、キャリア変調部142における変調方式の変調多値数をM、OFDM信号のキャリア数をNdとすると、OFDM信号1シンボルあたりのデータ量bは、Ri×M×Nd(単位はビット)で表される。
a=bの場合、外符号符号化部131、インターリーブ部132からブロック単位で処理するごとに出力される符号長のaビットと、内符号符号化部133、OFDM変調部14にてシンボル単位で処理すべきデータ量のbビットが等しいため、内符号符号化部133、OFDM変調部14は、外符号符号化部131、インターリーブ部132から出力されるaビット(=bビット)のデータをバッファに蓄積後、直ちに内符号符号化処理、OFDM変調処理を実行することができる。そこで、送信パラメータ設定部18は、次式(2)を満たすようにパラメータを制御し、設定する。
No=Ri×M×Nd (2)
なお、外符号化率Ro=1とすることも可能であり、この場合には、外符号符号化部131は不要となり、内符号符号化部133は、デジタルの音声信号をブロック単位で入力し、ブロックごとに内符号化して内符号を生成する。この場合、パラメータは、内符号符号化部に入力されるブロック単位のデータのビット長をNoとして、式(2)を満たすように設定される。
このように、送信パラメータ設定部18が、No=Ri×M×Ndとなるようにパラメータを設定することにより、OFDM信号を連続して生成することができるため、送信レート調整用のバッファメモリは不要となり、外符号符号化部131、インターリーブ部132に入力されるデータに対する、内符号符号化部133、OFDM変調部14から出力されるデータの遅延を少なくすることができる。
クロック供給部20は、OFDM信号のキャリアのシンボルレートに応じて水晶発振器19を選択してクロックを生成し、インターリーブ・誤り訂正部13、及びOFDM変調部14にクロックを供給する。
[ワイヤレスマイク用OFDM受信装置]
次に、本発明によるワイヤレスマイク用OFDM受信装置について説明する。図2は、本発明によるワイヤレスマイク用OFDM受信装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ワイヤレスマイク用OFDM受信装置2は、受信アンテナ21と、受信周波数変換部22と、A/D変換部23と、OFDM復調部24と、デインターリーブ・誤り訂正部25と、D/A変換部26と、スピーカ27と、受信パラメータ設定部28と、水晶発振器29(29−1〜29−n)と、クロック供給部30とを備える。OFDM復調部24はGI除去部241と、FFT部242と、キャリア復調部243と、P/S変換部244とを備え、デインターリーブ・誤り訂正部25は、内符号復号部251と、デインターリーブ部252と、外符号復号部253とを備える。
受信周波数変換部22は、受信アンテナ21で受信した音声信号を電力増幅し、中間周波数のデータに周波数変換し、A/D変換部23に出力する。A/D変換部23は、受信周波数変換部22から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、パラメータ情報を受信パラメータ設定部28に出力し、GI除去部241に出力する。
GI除去部241は、A/D変換部23から入力されるにデジタル信号対して、ガードインターバルを除去して有効シンボルを抽出し、FFT部242に出力する。
FFT部242は、GI除去部241から入力される有効シンボルに対して、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)処理を施し、キャリア復調部243に出力する。
キャリア復調部243は、FFT部242から入力される信号に対して、キャリアごとに復調を行い、P/S変換部244に出力する。復調する際には、SP信号を抽出し、基準値(既知の振幅と位相)と比較することにより、SP信号の存在するキャリアの伝送路特性を算出し、算出した伝送路特性を時間方向および周波数方向に補間し、全てのOFDMキャリアの伝送路特性の推定値を算出する。
P/S変換部244は、キャリア復調部243からパラレル入力される信号を、シリアル信号に変換する。
内符号復号部251は、P/S変換部244から入力される内符号を内符号復号して外符号を生成し、デインターリーブ部252に出力する。なお、送信側で畳み込み符号化により内符号化されている場合には、内符号復号部251は、ビタビ復号を行って誤り訂正し、デインターリーブ部252に出力する。
デインターリーブ部252は、内符号復号部251から入力される外符号に対してデータの順序を並び替え、受信レート調整バッファメモリ254に出力する。
外符号復号部253は、ワイヤレスマイク用OFDM送信装置1の外符号符号化部131にてBCH符号等の外符号を用いて符号化された符号を復号する。なお、ワイヤレスマイク用OFDM送信装置1が、外符号化率Ro=1として外符号符号化部131を設けていない場合には、同様に外符号復号部253も不要となる。
D/A変換部26は、外符号復号部253から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換し、スピーカ27に出力する。
受信パラメータ設定部28は、ワイヤレスマイク用OFDM送信装置1に設定するパラメータと同じパラメータを、各ブロックに設定する。例えば、GI除去部241に対してガードインターバル比を設定し、FFT部242に対してFFTポイント数、変調多値数M、及びデータキャリア数Ndを設定し、キャリア復調部243に対して変調方式の種別(変調多値数M)及びデータキャリア数Ndを設定し、内符号復号部251に対して内符号化率Riを設定し、デインターリーブ部252に対してインターリーブパラメータを設定する。外符号復号部253に対して情報長Ko及び符号長Noを設定する。なお、パラメータはワイヤレスマイク用OFDM送信装置1から受信するようにしてもよいし、TMCC信号からパラメータ情報を取得するようにしてもよい。
ここで、受信パラメータ設定部28が設定するパラメータは、式(2)のNo=Ri×M×Ndという条件を満たしているため、ワイヤレスマイク用OFDM送信装置1と同様に、受信レート調整用のバッファメモリは不要となる。
クロック供給部30は、OFDM信号のキャリアのシンボルレート(パラメータの設定モード)に応じて水晶発振器29を選択してクロックを生成し、OFDM復調部24、及びデインターリーブ・誤り訂正部25にクロックを供給する。
[有効シンボル長]
次に、本発明に係るワイヤレスマイクシステムにおけるOFDM信号のシンボル長について、送受信間の遅延時間、すなわちワイヤレスマイク用OFDM送信装置1のマイク11に入力された音声がワイヤレスマイク用OFDM受信装置2のスピーカ27から出力されるまでの遅延時間、及びマルチパスによる基本波に対する反射波の遅延時間の観点から最適な値を検討する。
まず、送受信間の遅延時間について検討する。主観評価によると、送受信間による遅延時間が2ms程度以下になると、遅延を検知しにくくなり、遅延はほぼ気にならなくなると言われている。そこで、本実施例では、送受信間の遅延時間が2ms以下となるように有効シンボル長Tuを決定する。A/D変換部12による遅延時間は約400μs、D/A変換部26による遅延時間が約400μsである。外符号符号化部131及び外符号復号部253による合計の遅延時間は、BCH符号を用いた場合、約115μsである。インターリーブ部132及びデインターリーブ部252による合計の遅延時間は、約125μsである。内符号符号化部133及び内符号復号部251の遅延時間の合計は、約270μsである。すると、送受信全体での遅延時間を2ms以下とするためには、OFDM変調部14及びOFDM復調部24の遅延時間の合計TOFDMを690μs以下とする必要がある。OFDM変調部14及びOFDM復調部24の処理に、3シンボル長程度の遅延時間が生じるため、有効シンボル長Tuは、次式(3)の条件を満たす必要がある。
Tu≦TOFDM/3 (3)
次に、マルチパスによる最大遅延時間について検討する。伝搬距離差の最大値をLとすると、反射波の最大遅延時間τは、光速cを用いて、τ=L/cで表される。ワイヤレスマイクの使用環境下では、無指向のアンテナを使用した場合でも、直接波と反射波との最大伝搬距離差Lは2000m程度である。マルチパスによるフェージングを防止するためには、有効シンボル長Tuを遅延分散の10倍程度以上にする必要がある。よって、有効シンボル長Tuは、次式(4)の条件を満たす必要がある。なお、有効シンボル長Tuを遅延分散の10倍程度以上にする必要がある点については、例えば、庄納 崇、「インプレス標準教科書シリーズ WiMAX教科書」、インプレスR&D、2008年7月16日、P71の記載を参照されたい。
Tu≧τ×10=10L/c (4)
式(3)においてTOFDM≦690[μs]とし、式(4)においてL=2000[m]とすると、有効シンボル長Tuは、次式(5)を満たす範囲に設定する必要がある。
66.6[μs]≦Tu≦230[μs] (5)
[SP信号の挿入間隔]
次に、SP信号のシンボル方向(時間方向)の挿入間隔について検討する。移動受信をすると、移動のためドップラー効果によりキャリア間の干渉が発生する。このキャリア間の干渉を補償するために、OFDMフレーム構成部143は、時間方向にSP信号を挿入する。
移動受信によるドップラーシフトによる伝送特性の劣化の影響を防ぐには、有効シンボル長Tuは、フェージング周期Tfの1/100程度以下にする必要がある。フェージング周期Tfは、最大ドップラー周波数fdの逆数であり、最大ドップラー周波数fdは、移動速度vと搬送周波数fcと光速cを用いて次式(6)で表される。なお、有効シンボル長Tuをフェージング周期Tfの1/100程度以下にする必要がある点については、例えば、庄納 崇、「インプレス標準教科書シリーズ WiMAX教科書」、インプレスR&D、2008年7月16日や、Young-Cheol YU, M, OKADA and H. YAMAMOTO, “Dipole Array Antenna Assisted Doppler Spread Compensator with MRC Diversity for ISDB-T Receiver.”, Vol.E90-B, No.5, IEICE TRANS. COMMUN, May 2007の記載を参照されたい。
fd=v×fc/c (6)
ただし、受信側では受信したOFDM信号をシンボル方向に零次ホールドすることにより、見かけ上キャリア方向の挿入間隔を狭くし、伝送路応答に用いるSP信号の数を増やすことが可能である。例えば、図6に示した従来のISDB−T方式の場合、0次ホールドにより、見かけ上のSP信号のキャリア方向の挿入間隔を3シンボルおきとしている。このように、受信側で0次ホールドする場合には、SP信号のシンボル方向挿入間隔Itは、次式(7)の条件を満たす必要がある。すなわち、OFDMフレーム構成部143は、SP信号のシンボル方向の挿入間隔Itを、SP信号のシンボル方向の挿入間隔ItにOFDM信号の有効シンボル長Tuを乗じた値が、最大ドップラー周波数fdの逆数であるフェージング周期Tfの1/100以下となるように設定する。
It×Tu≦Tf/100 (7)
次に、SP信号のキャリア方向(周波数方向)の挿入間隔について検討する。SP信号のキャリア方向の挿入間隔Ifは、有効シンボル長Tuを反射波の最大遅延時間τで除したTu/τ以下とする必要がある。ただし、上述したように、受信側ではシンボル方向に0次ホールドすることが可能であり、この場合には、SP信号のキャリア方向挿入間隔Ifは、次式(8)の条件を満たす必要がある。すなわち、OFDMフレーム構成部143は、SP信号のキャリア方向の挿入間隔Ifを、OFDM信号の有効シンボル長Tuを反射波の最大遅延時間τで除した値に、SP信号のシンボル方向の挿入間隔Itを乗じた値以下となるように設定する。
If≦(Tu/τ)×It (8)
マイクを使用して音声を伝送する状況では、携帯電話による受信のように乗物に乗って移動している環境を想定する必要は無く、大人が早歩き又は軽く走る速度で移動する場合を考慮すれば充分である。そこで、具体的に、v=2.5m/sとした場合に必要となるSP信号の挿入間隔を求める。移動速度vを2.5m/sとすると、搬送周波数fが600MHzのときは、fd=2.5×600×10/(3×10)=5[Hz]、搬送周波数fcが1200MHzのときは、fd=2.5×1200×10/(3×10)=10[Hz]となる。よって、フェージング周期Tf=1/fdは、搬送周波数が600MHzのときは200ms、搬送周波数が1200MHzでのときは100msとなる。式(7)のTfに100ms、Tuに66.6μsを代入し、式(8)のTuに66.6μs、τに6.66μsを代入すると、SP信号のシンボル方向挿入間隔It、及びSP信号のキャリア方向挿入間隔Ifは、次式(9)を満たす範囲に設定する必要がある。
It≦15、If≦10×It (9)
このように、OFDMフレーム構成部143は、SP信号のシンボル方向の挿入間隔Itを、SP信号のシンボル方向の挿入間隔ItにOFDM信号の有効シンボル長Tuを乗じた値が、最大ドップラー周波数fdの逆数であるフェージング周期Tfの1/100以下となるように設定し、SP信号のキャリア方向の挿入間隔Ifを、OFDM信号の有効シンボル長Tuを反射波の最大遅延時間τで除した値に、SP信号のシンボル方向の挿入間隔Itを乗じた値以下となるように設定することにより、SP信号の挿入比率をワイヤレスマイクシステム用に最適化し、伝送効率を向上させることができるようになる。
[パイロット信号の配置例]
次に、本発明によるワイヤレスマイクシステムのパイロット信号の配置例を示す。ISDB−T方式と同様に、OFDMフレーム構成部143により、パイロット信号として、SP信号、TMCC信号、及びCP信号を挿入することができる。本実施例では、SP信号をキャリア方向に20キャリアごとに配置する。また、ワイヤレスマイク用に割り当てられたOFDM信号の帯域幅を複数のセグメントに分割してもよい。本実施例では、1セグメントあたりのキャリア数を20本としている。
図3は、ワイヤレスマイク用OFDM送信装置1における各セグメントの第1の信号配置の例を示す図である。図3(a)に示す例では、OFDMフレーム構成部143は次式(10)を満たすキャリアシンボル位置にSP信号を配置しており、図3(b)に示す例では、OFDMフレーム構成部143は次式(11)を満たすキャリアシンボル位置にSP信号を配置している。すなわち、It=5、If=20であり、この値は式(9)の条件を満たしている。
k=4×(imod5)+20p (10)
k=2×(imod10)+20p (11)
また、セグメントごとの制御を可能とするために、OFDMフレーム構成部143は、各セグメントの1本のキャリア(図中ではキャリア番号11のキャリア)にTMCC信号を配置している。つまり、TMCC信号の配置はシンボル方向に固定(各シンボルで同一のキャリア位置)である。このようにパイロット信号を配置した場合、データの伝送効率は18/20(90%)となる。
図3(c)は、OFDM送信装置1が伝送する各チャンネルの全帯域のキャリアを示しており、最も周波数が高いキャリアにCP信号を配置している。なお、セグメントのスペクトルを反転してCP信号を各チャンネルの最も周波数が低いキャリアに配置してもよい。
図4は、本発明によるワイヤレスマイク用OFDM送信装置1における各セグメントの第2の信号配置の例を示す図である。図3と同様に、図4(a)に示す例では、OFDMフレーム構成部143は式(10)を満たすキャリアシンボル位置にSP信号を配置しており、図4(b)に示す例では、OFDMフレーム構成部143は式(11)を満たすキャリアシンボル位置にSP信号を配置している。また、OFDMフレーム構成部143は、各セグメントの1本のキャリア(図中ではキャリア番号10のキャリア)にTMCC/SP信号を配置している。ここで、TMCC/SP信号とは、同一のキャリア番号に配置され、シンボル方向にTMCC信号及びSP信号を含む信号のことをいう。
図4(c)は、OFDM送信装置1が伝送する各チャンネルの全帯域のキャリアを示しており、最も周波数が高いキャリアにTMCC/SP信号を配置している。なお、TMCC/SP信号を各チャンネルの最も周波数が低いキャリアに配置してもよい。ここで、最も周波数が高いキャリア(又は最も周波数が低いキャリア)に配置されたTMCC/SP信号のシンボル方向のTMCC信号及びSP信号の配置は、各セグメントに配置されたTMCC/SP信号と同一の配置とする。例えば、図4に示すように、キャリア番号iを5で除した余りである(imod5)が0であるキャリアシンボル位置にSP信号を配置し、それ以外のキャリアシンボル位置にTMCC信号を配置する。
このように、OFDMフレーム構成部143は、各セグメントの1本のキャリアに、TMCC信号及びSP信号を第1のTMCC/SP信号として配置し、さらに、各チャンネルの最も周波数が高いキャリア又は最も周波数が低いキャリアに、TMCC信号及びSP信号を第2のTMCC/SP信号として配置し、第1のTMCC/SP信号と第2のTMCC/SP信号とを、シンボル方向にTMCC信号及びSP信号の配置を同一とすることにより、TMCC信号用の抽出回路とCP信号用の抽出回路をそれぞれ設ける必要がなくなり、TMCC/SP信号用に共通の抽出回路を設けるだけで済むようになる。また、TMCC信号の代わりにTMCC/SP信号を採用することにより、SP信号が挿入されている分だけTMCC信号の受信特性を向上させることができる。
[パラメータ例]
次に、本発明によるワイヤレスマイクシステムで用いられるパラメータ例を示す。図5は、本発明によるワイヤレスマイクシステムのパラメータ例を示す図である。本実施例では、量子化ビット長を24ビット、サンプリング周波数を48KHzとしている。よって、入力情報レートIは、I=24×48=1152[kbps]となる。また、ワイヤレスマイク用OFDM送信装置1及びワイヤレスマイク用受信装置2は、送受信間の遅延量を少なくするために圧縮伸張処理を行わず、すなわち情報圧縮率を1としている。外符号化率Roは一定となるように、Ro=128/144=8/9としている。外符号化後のレートVoは、Vo=I×1/Ro=1152×9/8=1296[kbps]となる。内符号化率Ri及び変調多値数Mはモードにより異なる値となる。
モード1の場合について説明すると、内符号化率Ri=1/3であり、変調多値数M=2である。よってOFDM信号全体のシンボルレートVsは、Vs=Vo×(1/Ri)×(1/M)=1296×3/2=1944[kHz]となる。
外符号符号化部131は、1ブロックで伝送するビット数だけ情報ビットが入力されるのを待って処理を開始することになる。そのため、1ブロックで伝送する情報ビット数は少ないほど遅延時間を減らすことができる。しかし、伝送するビット数はある程度大きくないと符号化効率が悪くなる、すなわち、符号長Noをある程度大きくしないと外符号化率Roが小さくなる。したがって、遅延時間と符号化率との兼ね合いで、好適な値を符号長Noに設定する必要がある。本実施例では、外符号の符号長Noを144bitとしている。
モード1の場合は、全帯域内のデータキャリア数Ndは、Nd=No×(1/Ri)×(1/M)=144×3/2=216となる。よって、1キャリアのシンボルレートVscは、Vsc=Vs/Nd=1944/216=9[kbps]となる。このとき、シンボル長TsはTs=1/Vsc≒111.1[μs]である。なお、このシンボル長Tsは、式(5)の条件を満たしている。
ここで、ヌルキャリアが発生しないようにするためには、1セグメントあたりのデータキャリア数Ndsegを、全帯域内のデータキャリア数Nd、及びセグメント数Sを用いて、次式(12)を満たすように設定する必要がある。
Ndseg=Nd/S (12)
すなわち、OFDMフレーム構成部143は、1セグメントあたりのデータキャリア数を、全帯域内のデータキャリア数をセグメント数で除した値とするのが好適である。モード1の場合は、Nd=216、S=12であるため、式(12)を満たすためには、Ndseg=216/12=18とする必要がある。モード8とモード11には式(12)を満たさない例を示している。ヌルキャリア数Nnullは、Nnull=S×Ndseg−Ndで表される。モード8の場合は、Nnull=3×18−48=6であり、モード11の場合は、Nnull=2×18−27=9である。
モード1の場合は、セグメント数Sは12であり、各セグメントについて、SP信号数が1、TMCC信号数が1であるため、全帯域内では、SP信号数Nspは12となり、TMCC信号数Ntmccは12となる。また、CP信号数Ncpは全帯域内で1である。よって、全キャリア数Ncarrは、Ncarr=216+12+12+1=241となる。
このように、OFDMフレーム構成部143は、1セグメントあたりのデータキャリア数Ndsegを、全帯域内のデータキャリア数Ndをセグメント数Sで除した値とすることにより、ヌルキャリアの発生を防止することができる。
上述の実施形態は、代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、ワイヤレスマイク用OFDM送信装置1が、インターリーブ部132を備えず、ワイヤレスマイク用OFDM受信装置2がデインターリーブ部252を備えない構成とすることも可能である。
このように、本発明によれば、パイロット信号の挿入比率をワイヤレスマイクシステム用に最適化することができるので、デジタルの音声信号をOFDM変調方式により送受信する任意の用途に有用である。
1 ワイヤレスマイク用OFDM送信装置
2 ワイヤレスマイク用OFDM受信装置
11 マイク
12 A/D変換部
13 インターリーブ・誤り訂正部
14 OFDM変調部
15 D/A変換部
16 送信周波数変換部
17 送信アンテナ
18 送信パラメータ設定部
19 水晶発振器
20 クロック供給部
131 外符号符号化部
132 インターリーブ部
133 内符号符号化部
141 S/P変換部
142 キャリア変調部
143 OFDMフレーム構成部
144 IFFT部
145 GI付加部
21 受信アンテナ
22 受信周波数変換部
23 A/D変換部
24 OFDM復調部
25 デインターリーブ・誤り訂正部
26 D/A変換部
27 スピーカ
28 受信パラメータ設定部
29 水晶発振器
30 クロック供給部
241 GI除去部
242 FFT部
243 キャリア復調部
244 P/S変換部
251 内符号復号部
252 デインターリーブ部
253 外符号復号部

Claims (5)

  1. デジタルの音声信号をOFDM変調方式により変調したOFDM信号を送信するワイヤレスマイク用OFDM送信装置であって、
    デジタルの音声信号を、キャリアごとに所定の変調方式に応じてIQ平面へのマッピングを行い、キャリア変調信号を生成するキャリア変調部と、
    前記キャリア変調信号に対して、パイロット信号を挿入して配置し、OFDMセグメントフレームを生成するOFDMフレーム構成部と、を備え、
    前記OFDMフレーム構成部は、パイロット信号のシンボル方向の挿入間隔を、パイロット信号のシンボル方向の挿入間隔にOFDM信号の有効シンボル長を乗じた値が、最大ドップラー周波数の逆数であるフェージング周期の1/100以下となるように設定し、
    パイロット信号のキャリア方向の挿入間隔を、OFDM信号の有効シンボル長を反射波の最大遅延時間で除した値に、前記パイロット信号のシンボル方向の挿入間隔を乗じた値以下となるように設定することを特徴とするワイヤレスマイク用OFDM送信装置。
  2. 前記OFDMフレーム構成部は、OFDM信号の帯域幅を複数のセグメントに分割した各セグメントの1本のキャリアに、TMCC信号及びSP信号を第1のTMCC/SP信号として配置し、さらに、各チャンネルの最も周波数が高いキャリア又は最も周波数が低いキャリアに、TMCC信号及びSP信号を第2のTMCC/SP信号として配置し、
    前記第1のTMCC/SP信号と前記第2のTMCC/SP信号とは、シンボル方向にTMCC信号及びSP信号の配置が同一であることを特徴とする、請求項1に記載のワイヤレスマイク用OFDM送信装置。
  3. 前記OFDMフレーム構成部は、1セグメントあたりのデータキャリア数を、全帯域内のデータキャリア数をセグメント数で除した値とすることを特徴とする、請求項1又は2に記載のワイヤレスマイク用OFDM送信装置。
  4. デジタルの音声信号をブロック単位で入力し、ブロックごとに内符号化して内符号を生成する内符号符号化部と、
    前記内符号符号化部に入力されるブロック単位のデータのビット数をNo、前記内符号の符号化率をRi、前記OFDM信号の変調多値数をM、前記OFDM信号のデータキャリア数をNdとしたとき、No=Ri×M×Ndとなるように、前記No,前記Ri,前記M,及び前記Ndを設定する送信パラメータ設定部と、を備え、
    前記キャリア変調部は、前記内符号符号化部により内符号化されたデジタルの音声信号を、キャリアごとに所定の変調方式に応じてIQ平面へのマッピングを行い、キャリア変調信号を生成することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のワイヤレスマイク用OFDM送信装置。
  5. 請求項1〜4のいずか一項に記載のワイヤレスマイク用OFDM送信装置により送信されるOFDM信号を受信し、デジタルの音声信号を生成することを特徴とするワイヤレスマイク用OFDM受信装置。
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