JP2013020719A - 中継コネクタ - Google Patents

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杏奈 西村
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Abstract

【課題】中継端子の装着状態を容易に検知できるようにする。
【解決手段】ハウジング本体20に保持されたバスバー23とモータ側フード部Fに設けられたモータ側バスバーBとを導通可能に接続する中継端子40を内部に保持して、ハウジング本体20に設けられた蓋部22内に嵌合されるホルダ30を備えた中継コネクタ10であって、ホルダ30には、中継端子40を抜け止めする弾性変形可能な弾性片62が設けられており、この弾性片62にはホルダ30の外面から突出して設けられ、弾性片62がホルダ30の外側に向かって弾性変形することにより、ホルダ30の外面から更に突出することで、蓋部22の開口縁部と干渉する干渉位置に配される外部突起64を備えているところに特徴を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、中継コネクタに関する。
例えば、中継端子を内部に保持する中継コネクタとして、特許文献1に記載のコネクタが知られている。このものは、相手側コネクタと嵌合する合成樹脂製のハウジング本体と、ハウジング本体に保持された導電部材と、導電部材と相手側コネクタに保持された相手側導電部材とを導通可能に接続する中継端子と、この中継端子をハウジング本体から抜け止めするホルダとを備えて構成されている。
特開2011−29021号公報
ところで、上記の中継コネクタによると、中継端子は、ハウジング本体内に中継端子の側面が全周に亘って覆われるように収容されて、ハウジング本体の先端部にホルダが装着されることで抜け止めされている。このため、ハウジング本体内において中継端子が正規の位置まで挿入されていない半挿入状態であっても、外観検査によって中継端子が半挿入状態であることを検知することができない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、中継端子の装着状態を容易に検知できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として本発明は、導電部材間を導通可能に接続する中継端子を内部に保持して、ハウジング本体に設けられた収容部内に嵌合されるホルダを備えた中継コネクタであって、前記ホルダには、前記ホルダ内に前記中継端子を挿入する挿入方向と交差する方向に弾性変形可能に設けられ、前記中継端子が前記ホルダに対して正規の位置まで挿入されると、前記中継端子を係止して前記中継端子を抜け止めする弾性片が設けられており、前記弾性片は、前記ホルダの外面から突出して設けられ、前記弾性片が前記中継端子に押圧されて前記ホルダの外側に向かって弾性変形することにより、前記ホルダの外面から離れる方向に更に突出して、前記収容部の開口縁部と干渉する干渉位置に配される外部突起を備えているところに特徴を有する。
このような構成の中継コネクタによると、中継端子がホルダに対して半挿入である半挿入状態でホルダを収容部に嵌合させると、外部突起が収容部の開口縁部と干渉してホルダと収容部とを嵌合させることができず、ホルダに対して中継端子が半挿入状態であることを検知することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
前記外部突起は、前記ホルダを前記収容部内に嵌合する際に、前記収容部の内側に設けられた突起収容溝に嵌合される構成としてもよい。
このような構成によると、半挿入検知機能を有する外部突起を突起収容溝に嵌合させることで、外部突起を収容部とホルダとを嵌合させる際のガイドとして兼用させることができる。
前記外部突起は、前記ホルダが前記収容部に対して嵌合完了位置に至った際に、前記突起収容溝の奥壁と当接する構成としてもよい。
このような構成によると、外部突起を案内溝の奥壁に当接させることで、外部突起を収容部とホルダとが嵌合完了位置に至った際の前止まりとして機能させることができる。これにより、外部突起を、半挿入検知機能とガイド機能と前止まり機能として兼用させることができる。
前記弾性片は、前記ホルダの壁部に同壁部を内外に貫通するスリットを設けることで形成されており、前記ホルダ内に収容された前記中継端子は、前記スリットから視認できる構成としてもよい。
このような構成によると、外観検査によって、スリットからホルダ内を視認することで、ホルダ内に中継端子が挿入されているか否かを容易に確認することができる。
前記弾性片には、前記ホルダ内に突出することで、前記中継端子の挿入経路上に配される内部突起が形成されており、前記内部突起は、前記中継端子を前記ホルダ内に挿入する際に、前記中継端子に押圧されて、前記弾性片が前記ホルダの外側に向かって弾性変形することで前記中継端子の挿入経路から押し出され、前記弾性片が弾性復帰して、前記中継端子を係止することで前記中継端子を前記ホルダから抜け止めするようになっており、前記ホルダの奥壁には、前記内部突起を形成するための型抜き孔が形成されており、前記型抜き孔には、前記中継端子と前記導電部材との導通状態を確認する導通プローブが挿入可能である構成としてもよい。
このような構成によると、内部突起の型抜き孔に導通プローブを挿入することで、中継端子と導電部材との導通状態を確認することができる。すなわち、内部突起の型抜き孔を、導通プローブを挿入する孔として利用することで、ホルダに導通プローブを挿入するための孔を別途形成することなく、中継端子の装着状態を確実に検知することができる。
本発明によれば、中継端子の装着状態を容易に検知することができる。
実施形態に係る中継コネクタの正面図 同平面図 同側面図 同底面図 図2のA-A線断面図 実施形態に係るホルダの正面図 同平面図 同側面図 同背面図 実施形態に係る中継端子の正面図 同平面図 同側面図 図7のB−B線の断面に相当するホルダに図10のC−C線の断面に相当する中継端子を挿入する前の状態を示す断面図 図13のホルダに対して中継端子が正規の位置まで挿入された状態に相当する断面図 図13のホルダに対して中継端子が半挿入された状態に相当する断面図であって、ホルダの外部突起とハウジング本体の蓋部とが干渉している状態を示した断面図 関連技術1に係る中継コネクタの正面図 同平面図 同側面図 図17のD-D線断面図 関連技術1に係るホルダに中継端子が装着された状態を示す正面図 同平面図 同背面図 関連技術1に係るホルダの正面図 同平面図 同背面図 図24のF-F線の断面に相当するホルダに中継端子を挿入する前の状態を示す断面図 図26のホルダに対して中継端子が半挿入された状態に相当する断面図 図21のE−E線断面図 図28のG-G線断面図 関連技術2に係る中継コネクタの正面図 同平面図 同側面図 図31のH-H線断面図 関連技術2に係るハウジング本体の正面図 同側面図 関連技術2に係るホルダの平面図 同側面図 同底面図 図36のI-I線断面図 図36のJ-J線断面図 関連技術2に係る中継端子の側面図 関連技術2に係る中継端子の断面図 図40のホルダに中継端子を装着した状態に相当する断面図
<実施形態>
本発明の実施形態について図1乃至図15を参照して説明する。
本実施形態は、略矩形状の電子制御ユニット(ECU)ケースCに一体に設けられた中継コネクタ10を例示している。この中継コネクタ10は、例えば、モータケースのモータ側ハウジングに設けられたモータ側フード部F内に嵌合可能とされている(図5参照)。なお、以下の説明において、上下方向とは図1における上下方向を基準とし、左右方向とは図1における左右方向を基準とし、前後方向とは図3における左右方向を基準とし、ECUケースにおける中継コネクタ10が設けられた側(図3の左側)を前側とする。
中継コネクタ10は、ECUケースCと一体に形成されたハウジング本体20と、ハウジング本体20に装着されるホルダ30と、このホルダ30内に収容される中継端子40とを備えて構成されている。
ハウジング本体20は合成樹脂製であって、図3に示すように、ECUケースCの前面から前方に向かって突出する本体部21と、本体部21の前面からさらに前方に突出する蓋部22(本発明の「収容部」の一例)とを備えて構成されている。
本体部21の内部には、ECUケースCの壁部を内外(前後)に貫通する複数(本実施形態では2つ)のバスバー23(本発明の「導電部材」の一例)が幅方向である左右方向に横並びに保持されている。
バスバー23は、導電性を有する金属板を打ち抜き形成して、曲げ加工を施すことによって、図5に示すように、クランク状に形成されている。このバスバー23は、クランク状の中央部分が本体部21を前後方向に貫通するように本体部21に保持固定されている。
バスバー23は、本体部21の前面から前方に突出することでECUケースCから外側に露出した後、下方に屈曲して形成されている。また、バスバー23における下方に延びた部分は、中継端子40と導通可能に接続される平板状のタブ部25とされている。
蓋部22は、図3及び図5に示すように、下方に向かって開口したフード状をなし、図1に示すように、本体部21よりも左右方向にやや幅広に形成されている。また、蓋部222の内部空間には、図5に示すように、本体部21から前方に突出するバスバー23が配されており、蓋部22の下端開口からは、タブ部25が下方に向かって突出している。蓋部22には、ホルダ30が下方から装着され、蓋部22の内部には、図3及び図5に示すように、後述するホルダ30のフード部31が嵌合されている。
また、蓋部22の前側に位置する壁部22Aの内面には、図4及び図5に示すように、上下方向に延びる突起収容溝28が左右方向に複数(本実施形態では2つ)並んで形成されている。この突起収容溝28は、前方に向かって凹状に凹んだ形態をなし、蓋部22の下端開口縁部から蓋部22の上下方向略中央部まで延びて形成されている。
ホルダ30は、合成樹脂製であって、上方に向かって開口するフード部31と、フード部31の左右方向両側に設けられた一対の保持片32とを備えて構成されている。
一対の保持片32は、図3及び図8に示すように、フード部31の上下方向略中央部からECUケース側(後方)に突出した後、上方に張り出した形態とされている。また、保持片32は、図7及び図9に示すように、両保持片32間を左右方向に連結する棚板33によって一体に形成されている。また、両保持片32は、上方に張り出した部分がそれぞれ左右方向に弾性変形可能であって、両保持片32には、図8に示すように、左右方向(板厚方向)に貫通する略矩形状の保持孔32Aが形成されている。一方、ハウジング本体20の本体部21における左右方向両側面には、図3に示すように、この保持孔32Aに嵌合可能な一対の保持突起27が突設されている。
両保持片32は、ホルダ30がハウジング本体20に下方から装着される過程で、保持突起27に押圧されることで互いに離れる方向に弾性変形し、保持片32の保持孔32Aに保持突起27が嵌合されることで弾性復帰する。そして、図3に示すように、保持突起27と保持孔32Aの内面とが係止することで、ホルダ30がハウジング本体20に保持固定されている。
フード部31は、図6及び図7に示すように、左右方向に横長に形成されている。また、フード部31は、図5に示すように、フード部31の上部が蓋部22の内部に嵌合可能とされ、フード部の下半分がモータ側フード部F内に嵌合可能とされている。
フード部31の内部には、図7に示すように、隔壁36Aで仕切られた複数(本実施形態では2つ)のキャビティ36が左右方向に並んで形成されている。また、フード部31には、図13に示すように、中継端子40を挿入するための端子挿入口34がキャビティ36毎に形成されている。この端子挿入口34は、フード部31における棚板33が設けられた高さ位置において上方に向かって開口した形態に形成されている。
各キャビティ36には、フード部31の端子挿入口34から中継端子40が個別に収容可能とされており、キャビティ36内には、図14に示すように、中継端子40が適合して嵌合されるようになっている。また、フード部31は、図3及び図5に示すように、ホルダ30がハウジング本体20に装着されると、ハウジング本体20の蓋部22内に嵌合され、フード部31の端子挿入口34が上方から完全に閉止されるようになっている。このため、図2に示すように、中継コネクタ10の上方からフード部31の内部を視認することができないようになっている。
中継端子40は、導電性を有する金属板を打ち抜き形成して、金属板の左右方向両側に位置する両側縁を対向するように曲げ加工を施すことで略角筒状に形成されている。
中継端子40は、図10乃至図12に示すように、略角筒状の接続筒部41と、接続筒部41内に配された弾性接触片42とを備えて構成されている。
接続筒部41は、上下方向両側に開口して形成されており、接続筒部41における上端には、タブ部挿入口43が形成されている。このタブ部挿入口43は、ハウジング本体20に設けられたバスバー23のタブ部25が上方から挿入可能とされている。一方、接続筒部41における下端は、モータ側端子挿入口44が形成されている。このモータ側端子挿入口44は、モータ側フード部Fに装着されたモータ側バスバーB(本発明の「導電部材」の一例)が下方から挿入可能とされている。
弾性接触片42は、図13に示すように、接続筒部41の下縁から後方に折り返すことで弾性変形可能に形成されている。また、弾性接触片42は、接続筒部41の下縁から上方に向かうほど後方に張り出して、最も後方に張り出した部分を頂点に前方に折り返され、その後、上方に向かうほど前方に張り出して、最も前方に張り出し部分を頂点に後方に折り返された形態をなしている。
弾性接触片42における前方に最も張り出した部分は、ハウジング側接点部42Aとされている。このハウジング側接点部42Aは、図5に示すように、接続筒部41のタブ部挿入口43からバスバー23のタブ部25が挿入されて、弾性接触片42のハウジング側接点部42Aと接続筒部41における前側内面との間でタブ部25を弾性的に挟持することで、タブ部25と導通可能に接続されるようになっている。一方、弾性接触片42における後方に最も張り出した部分は、モータ側接点部42Bとされている。このモータ側接点部42Bは、接続筒部41のモータ側端子挿入口44からモータ側バスバーBが挿入されて、弾性接触片42のモータ側接点部42Bと接続筒部41における後側内面との間でモータ側バスバーBを弾性的に挟持することで、モータ側バスバーBと導通可能に接続されるようになっている。
一方、ホルダ30におけるフード部31の底壁31Aには、図7に示すように、複数(本実施形態では2つ)のバスバー挿入口35が左右方向に並んで形成されている。このバスバー挿入口35は、キャビティ36毎に形成されており、バスバー挿入口35には、モータ側フード部Fに設けられたモータ側バスバーBが挿入可能とされている。したがって、図5に示すように、フード部31がモータ側フード部F内に嵌合されると、モータ側バスバーBがバスバー挿入口35から挿入され、フード部31内に収容された中継端子40のモータ側端子挿入口44からモータ側バスバーBが接続筒部41内に挿入されるようになっている。
さて、フード部31の前側に位置する前壁31Eには、図6に示すように、前壁31Eを板厚方向(前後方向)に貫通するU字状のスリット61を複数設けることで、複数(本関連技術では2つ)の弾性片62が形成されている。
このスリット61は、フード部31の下端よりやや上方の位置から上方に延びる二本のスリットの上端部を左右方向に連結することでU字状に形成されており、スリット61に囲まれた部分が弾性片62とされている。このため、フード部31のキャビティ36内に中継端子40が挿入されると、図1に示すように、スリット61からフード部31内を視認することができるようになっている。これにより、ホルダ30がハウジング本体20に装着された後でも、フード部31内に中継端子40が挿入されているか否かを容易に確認することができる。
弾性片62は、フード部31の底壁31A側に位置する基端部を支点に前後方向に弾性変形可能に形成されている。すなわち、弾性片62は、フード部31内に中継端子40を挿入する挿入方向と交差する前後方向に弾性変形可能となっている。
弾性片62の先端部(上端部)には、図7及び図13に示すように、フード部31のキャビティ36内に突出する内部突起63と、フード部31の前面(外面)31Fから前方に突出する外部突起64とが形成されている。
内部突起63は、図13に示すように、弾性片62の上端から下方に延びるほど弾性片62から離れるように傾斜する押圧面63Aを有し、この押圧面63Aから僅かに下方に延びた後、この下端部から前方に向かって延びる係止面63Bを有する形態に形成されている。
また、内部突起63の下方に位置するフード部31の底壁31Aには、内部突起63を形成するための型抜き孔65が設けられている。この型抜き孔65は、図4に示すように、略矩形状をなしている。また、フード部31の底壁31Aにおいて型抜き孔65が設けられた位置は、図5及び図14に示すように、フード部31に中継端子40が装着された状態において、フード部31の前側内面と中継端子40の接続筒部41の前面との間の隙間66と対応する位置とされている。これにより、ホルダ30がハウジング本体20に装着された後に、図示しない導通プローブを型抜き孔65に挿入することで、中継端子40とタブ部25との導通状態を確認することができるようになっている。これにより、内部突起63の型抜き孔65を導通プローブを挿入する孔として利用することで、フード部31に導通プローブを挿入するための孔を別途形成することなく、中継端子40とタブ部25との装着状態を導通プローブによって検知することができるようになっている。
また、内部突起63は、図5及び図14に示すように、中継端子40がフード部31に対して正規の位置まで挿入された状態では、中継端子40の上方に配され、内部突起63の係止面63Bによって、接続筒部41の上端縁を上方から係止して、中継端子40をフード部231から抜け止めしている。
一方、外部突起64は、図5及び図13に示すように、弾性片62の先端から前方に延びる前止め面64Aを有し、この前止め面64Aの前端部から下方に向かうほど弾性片62に近づくように傾斜した形状をなす側面視略三角形状に形成されている。
また、外部突起64は、フード部31がハウジング本体20の蓋部22内に嵌合された際に、図4及び図5に示すように、蓋部22の突起収容溝28内に嵌合されるように形成されている。そして、外部突起64の前止め面64Aは、フード部31が蓋部22に対して嵌合完了位置まで嵌合されると、図5に示すように、突起収容溝28の奥壁28Aと当接するように設定されている。また、突起収容溝28の奥壁28Aと外部突起64の前止め面64Aとが当接した際に、蓋部22の開口縁部と、ホルダ30の棚板33とが当接するように設定されている。
本実施形態の中継コネクタ10は上記のような構造であって、続いて中継端子40をホルダ30に組み付ける際の作用及び効果について説明する。
まず、中継端子40がホルダ30のフード部31に未挿入の未挿入状態では、内部突起63は、図13に示すように、フード部231のキャビティ36内における中継端子40の挿入経路上に配されている。
中継端子40をフード部31のキャビティ36内に挿入すると、中継端子40の接続筒部41によって内部突起63の押圧面63Aが下方に押圧されることで、弾性片62が外側(前方)に向かって弾性変形し、内部突起63がキャビティ36内における中継端子40の挿入経路上から押し出される。そして、中継端子40がフード部31に対して正規の位置まで挿入されると、内部突起63と中継端子40の接続筒部41との当接状態が解除され、弾性片62が弾性復帰することで、図14に示すように、内部突起63が中継端子40の上方に配され、内部突起63の係止面63Bが接続筒部41の上端縁を上方から係止する。これにより、中継端子40をフード部31から抜け止めすることができる。
また、この時、外部突起64は、内部突起63が中継端子40に押圧され、弾性片62が前方に弾性変形することで、図15に示すように、フード部31の前面31Fより更に前方に突出する干渉位置に配される。すなわち、中継端子40がフード部31に対して半挿入である半挿入状態では、外部突起64は、フード部31の前面31Fから更に前方に突出した前記干渉位置に配された状態となる。そして、この状態のまま、フード部31をハウジング本体20の蓋部22内に嵌合させると、図15に示すように、前記干渉位置に配された外部突起64の前止め面64Aと蓋部22の開口縁部とが干渉してフード部31と蓋部22とを嵌合させることができなくなる。すなわち、外部突起64をフード部31に対して中継端子40が半挿入状態であることを検知させる半挿入検知手段として機能させることができる。
また、フード部31に対して中継端子40が正規の位置まで挿入された状態において、外部突起64は、蓋部22の突起収容溝28内に嵌合されるように形成されているので、外部突起64をフード部31と蓋部22とを嵌合させる際のガイドとして機能させることができる。
更に、外部突起64は、フード部31が蓋部22に対して嵌合完了位置まで嵌合されると、図5に示すように、突起収容溝28の奥壁28Aと外部突起64の前止め面64Aとが当接するようになっているので、外部突起64をフード部31と蓋部22とが嵌合完了位置に至った際の前止まりとして機能させることができる。
以上のように、本実施形態の中継コネクタ10によると、外部突起64によって中継端子40がフード部31に対して半挿入状態であるか否かを容易に検知することができる。
また、弾性片62を形成するために形成したスリットからホルダ内を視認することで、ホルダ内に中継端子が挿入されているか否かを容易に確認することができる。
更に、内部突起63を形成するための型抜き孔65に導通プローブを挿入することで、中継端子40とタブ部25との導通状態を確認することができるので、フード部31に対して導通プローブを挿入するための孔を別途形成することなく、中継端子40とタブ部25との導通状態を検知することができる。
そして、本実施形態によると、半挿入検知機能を有する外部突起64をハウジング本体20にホルダ30を組み付ける際のガイド機能や前止まり機能として兼用させることができる。
<関連技術1>
次に、本発明に関連する関連技術1について図16乃至図29を参照して説明する。
関連技術1の中継コネクタ110は、上記実施形態における中継端子40の挿入方向と、ハウジング本体20の蓋部22及びホルダ30におけるフード部31の形状とを変更したものであって、上記実施形態と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、上記実施形態と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
関連技術1における中継端子40は、上記実施形態のフード部31に対する中継端子40の挿入方向と異なり、図19に示すように、中継端子40を前後に反転させた状態で、関連技術1におけるホルダ130のフード部131に装着されている。したがって、中継端子40のハウジング側接点部42Aは、後方に突出した状態となっており、ハウジング側接点部42Aと接続筒部41の後側内面との間で、タブ部25を弾性的に挟持するようになっている。また、中継端子40のモータ側接点部42Bは、前方に突出した状態となっており、モータ側接点部42Bと接続筒部41の前側内面との間でモータ側バスバーBを挟持するようになっている。
関連技術1におけるハウジング本体120の蓋部122は、上記実施形態の蓋部22と異なり、図19に示すように、ハウジング本体20におけるバスバー23の上方に形成されており、本体部21の前縁上端部から前方に突出した形態をなしている。また、蓋部122は、本体部21の幅寸法とほぼ同じ幅寸法の略板状に形成されている。
関連技術1におけるホルダ130のフード部131は、図21及び図23に示すように、左右方向に横長に形成されており、上方に向かって開口した形態をなしている。また、フード部131の下半分は、図19に示すように、モータ側フード部F内に嵌合可能とされている。
フード部131の内部には、図21及び図24に示すように、隔壁136Aで仕切られた複数(本関連技術では2つ)のキャビティ136が左右方向に並んで形成されている。また、フード部131には、中継端子40を挿入するための端子挿入口134がキャビティ136毎に形成されている。この端子挿入口134は、フード部131における棚板33が設けられた高さ位置において上方に向かって開口した形態に形成されている。
各キャビティ136には、フード部131の端子挿入口134から中継端子40が個別に収容可能とされており、キャビティ136内には、図19及び図21に示すように、中継端子40が適合して内嵌されるようになっている。また、フード部131の端子挿入口134は、ホルダ130がハウジング本体120に装着されると、図18乃至図19に示すように、ハウジング本体120の略板状の蓋部122によって、上方から完全に閉止されるようになっている。このため、図17に示すように、中継コネクタ110の上方からフード部131の内部を視認することができない。
一方、ホルダ130におけるフード部131の底壁131Aには、図21及び図24に示すように、複数(本関連技術では2つ)のバスバー挿入口135が左右方向に並んで設けられている。このバスバー挿入口135は、キャビティ136毎に形成されており、バスバー挿入口135には、モータ側フード部Fに設けられたモータ側バスバーBが挿入可能とされている。したがって、図19に示すように、フード部131がモータ側フード部F内に嵌合されると、モータ側バスバーBがバスバー挿入口135から挿入され、フード部131内に収容された中継端子40における接続筒部41のモータ側端子挿入口44からモータ側バスバーBが接続筒部41内に挿入されるようになっている。
また、フード部131の前側に位置する前壁部131Eには、図20及び図23に示すように、前壁部131Eを板厚方向(前後方向)に貫通する貫通孔151が左右方向に複数(本関連技術では2つ)並んで形成されている。この貫通孔151は、略矩形状をなし、フード部131のキャビティ136毎にそれぞれ形成されている。
貫通孔151における上側に位置する内周面には、係止片152が形成されている。係止片152は、図24及び図26に示すように、キャビティ136内に突出するように片持ち状に形成されている。また、係止片152は、係止片152の基端部に設けられたくびれ部153と、くびれ部153よりも先端側に設けられた抜け止め部154とを備えて構成されている。
くびれ部153は、図26に示すように、板厚方向にくびれた形態をなしており、係止片152は、このくびれ部153を支点に前後方向に弾性変形可能とされている。すなわち、係止片152は、中継端子40をフード部131に挿入する挿入方向と交差する前後方向に弾性変形可能とされている。
抜け止め部154は、ブロック状に形成されている。抜け止め部154には、図26に示すように、後述する初期位置において、くびれ部153から後方に延びて上方に臨む押圧面154Aと、押圧面154Aの下方に位置して前方から後方に向かうほど上方に向かって傾斜する係止面154Bとが形成されている。
また、係止片152は、図24及び図26に示すように、中継端子40がホルダ130のフード部131に未挿入の未挿入状態では、フード部131のキャビティ136内における中継端子40の挿入経路上に突出した初期位置に配されている。そして、係止片152は、フード部131のキャビティ136内に中継端子40が挿入されると、抜け止め部154の押圧面154Aが中継端子40の接続筒部41によって下方に向かって押圧され、係止片152が前方に弾性変形して抜け止め部154が接続筒部41に乗り上げることで、図27に示すように、抜け止め部154がフード部131の前面から前方に突出する途中位置に配される。
また、係止片152は、中継端子40がフード部131に対して正規の挿入位置まで挿入された時には、抜け止め部154と接続筒部41との当接状態が解除されることで、前記途中位置からフード部131の内側(後側)に向かって弾性復帰する。そして、係止片152は、図19及び図28に示すように、中継端子40の接続筒部41の上端縁を抜け止め部154の係止面154Bによって上方から係止して、中継端子40をフード部131内に抜け止めする係止位置に配される。
すなわち、係止片152は、中継端子40に上方から押圧されることで、前記初期位置から前記係止位置を経た後に前記途中位置に配され、中継端子40との当接状態が解除されると後方に向かって弾性復帰することで前記係止位置に配されるようになっている。これにより、係止片152の状態を貫通孔151から外観検査することで、中継端子40の装着状態を容易に検知することができる。
また、係止片152は、貫通孔151の内面に片持ち状に形成されているので、係止片が貫通孔の内面に両持ち状に形成される場合に比べて、係止片152をより大きく弾性変形させることができる。これにより、外観検査の際に、係止片152が何れの位置に配されているのかを検知し易くすることができる。
更に、フード部131の下半分は、モータ側フード部F内に嵌合可能とされているので、外観検査において、中継端子40がフード部131に対して半挿入状態であることを見過ごしたとしても、フード部131をモータ側フード部F内に嵌合させる際に、前記途中位置に配された係止片152がモータ側フード部Fの開口縁部と干渉して、フード部131とモータ側フード部Fとを嵌合させることができなくなる。これにより、フード部131に対して中継端子40が半挿入状態で有ることを確実に検知することができる。
また、貫通孔151の内周面における左右方向両側には、図16、図23及び図29に示すように、前後方向に弾性変形可能な一対のロック部155が形成されている。このロック部155は、貫通孔151の内側に向かって張り出した形態をなし、係止片152が前記係止位置から前記途中位置に至る移動軌道上に形成されている。
一方、係止片152における抜け止め部154の左右方向両側面には、図24及び図29に示すように、一対の被ロック部156が形成されている。一対の被ロック部156は、抜け止め部154における左右方向両側面から互いに離れる方向にそれぞれ突出して形成されており、貫通孔151に設けられた一対のロック部155と対応する位置に配されている。また、被ロック部156は、図29に示すように、抜け止め部154の前縁から後方に向かって抜け止め部154の左右方向両側面から離れる方向に傾斜する傾斜面156Aを有し、傾斜面156Aの後端から僅かに後方に延びて、その後端から抜け止め部154に向かって延びる当接面156Bを有する形状に形成されている。
ロック部155は、係止片152が前記係止位置から前記途中位置に至る際に、被ロック部156の傾斜面156Aによって後方から押圧され、前方に向かって弾性変形する。そして、ロック部155は、弾性変形することで、図27に示すように、被ロック部156を乗り越えさせ、被ロック部156との当接状態が解除されることで前記初期位置に向かって弾性復帰する。更に、ロック部155は、係止片152が弾性復帰する際に、ロック部155の前端面155Aにおいて被ロック部156の当接面156Bをフード部131の内側(後方)から係止することで、図28及び図29に示すように、係止片152を前記係止位置に保持するようになっている。
したがって、係止片152が前記初期位置に配された状態では、被ロック部156は、図23乃至図26に示すように、ロック部155よりも後方(キャビティ136内)に配されており、係止片152が前記途中位置及び前記係止位置に配された状態では、被ロック部156は、図16、図20、図27及び図28に示すように、ロック部155よりも前方に配されている。すなわち、ロック部155は、フード部131に中継端子40を挿入する際に、係止片152を前記係止位置から前記途中位置に弾性変形させることを許容し、係止片152が前記途中位置から前記初期位置に向かって弾性復帰する際に、抜け止め部154における被ロック部156の当接面156Bをロック部155の前端面155Aによって後方から確実に係止することができる。これにより、係止片152を前記係止位置に確実に保持することができる。
以上のように、関連技術1によると、係止片152の状態を外観検査することで、中継端子40の装着状態を容易に検知することができる。また、係止片152の被ロック部156がロック部155よりも外側(前方)に位置しているか否かを外観検査することで、中継端子40の装着状態を容易、かつ、確実に検知することができる。
<関連技術2>
次に、本発明に関連する関連技術2について図30乃至図43を参照して説明する。
関連技術2の中継コネクタ210は、上記実施形態におけるハウジング本体20の蓋部22と、バスバー23のタブ部25と、ホルダ30のフード部31と、中継端子40の接続筒部41の形状を変更したものであって、上記実施形態と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、上記実施形態と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
関連技術2におけるハウジング本体220の蓋部222は、上記実施形態の蓋部22と異なり、図32及び図33に示すように、ハウジング本体220におけるバスバー23の上方に形成されており、本体部21の前端部から前方に突出した形態をなしている。また、蓋部222は、図31に示すように、本体部21の左右方向略中央部から前方に突出して左右方向両側に広がったT字状に形成されている。
関連技術2における中継端子240の接続筒部241は、略各筒状に形成されている。接続筒部241は、上記実施形態の接続筒部41と異なり、図41に示すように、左右方向両側面に係止孔245が形成されている。また、中継端子240は、上記実施形態のフード部31に対する中継端子40の挿入方向と異なり、図33に示すように、中継端子240を前後に反転させた状態で、関連技術2におけるホルダ230のフード部231に装着されている。したがって、中継端子240のハウジング側接点部42Aは、後方に突出した状態となっており、ハウジング側接点部42Aと接続筒部241の後側内面との間で、タブ部225を弾性的に挟持するようになっている。また、中継端子240のモータ側接点部42Bは、前方に突出した状態となっており、モータ側接点部42Bと接続筒部241の前側内面との間でモータ側バスバーBを挟持するようになっている。
関連技術2におけるバスバー223のタブ部225は、上記実施形態のタブ部25とは異なり、複数のタブ部225のうち、左右方向両側に配されたタブ部225の外側に位置する側面には、図34に示すように、突出片226がそれぞれ形成されている。この両突出片226は、長細い略矩形の平板状をなし、互いに離れる方向に突出して形成されている。
関連技術2におけるホルダ230のフード部231は、図36及び図40に示すように、左右方向に横長に形成されており、上方に向かって開口した形態をなしている。また、フード部231の下半分は、図33に示すように、モータ側フード部F内に嵌合可能とされている。
フード部231の内部には、図36及び図40に示すように、隔壁236Aで仕切られた複数(本関連技術では2つ)のキャビティ236が左右方向に並んで形成されている。また、フード部231には、中継端子240を挿入するための端子挿入口234がキャビティ236毎に形成されている。この端子挿入口234は、フード部231における棚板33が設けられた高さ位置において上方に向かって開口した形態で形成されている。
各キャビティ236には、フード部231の端子挿入口234から中継端子240が個別に収容可能とされており、キャビティ236内には、図33及び図43に示すように、中継端子240が適合して嵌合されるようになっている。これにより、中継端子240を予めホルダ230のフード部231内に収容しておくことができるようになっている。また、接続筒部241の外周部分である中継端子240の周辺部分は、全周に亘ってフード部231の壁部によってのみ覆われた状態となっている。すなわち、ホルダ230におけるフード部231の下半分は、図33に示すように、中継端子240が内嵌された状態で、モータ側フード部F内に嵌合可能な状態となっている。そして、ホルダ230のフード部231がモータ側フード部F内に嵌合されると、図33に示すように、ホルダ230におけるフード部231の壁部の内面231Cには中継端子240の接続筒部241が近接した状態で配され、ホルダ230におけるフード部231の壁部の外面231Dには、モータ側フード部Fの内面が近接した状態で配されるようになっている。これにより、中継端子240の周辺部分がハウジング本体の壁部とホルダの壁部との2部材の壁部からなる構造のものに比べて、中継端子240の周辺部分が大型化することを抑制することができる。ひいては、中継端子240の周辺部分を内部に嵌合するモータ側フード部Fが大型化することを抑制することができるようになっている。
また、フード部231の端子挿入口234は、図32及び図33に示すように、ホルダ230がハウジング本体220に装着されると、ハウジング本体220の蓋部222によって、上方から閉止されるようになっている。
一方、ホルダ230におけるフード部231の底壁231Aには、図38及び図40に示すように、複数(本関連技術では2つ)のバスバー挿入口235が左右方向に並んで設けられている。このバスバー挿入口235は、キャビティ236毎に形成されており、バスバー挿入口235には、モータ側フード部Fに設けられたモータ側バスバーBが挿入可能とされている。したがって、図33に示すように、フード部231がモータ側フード部F内に嵌合されると、モータ側バスバーBがバスバー挿入口235から挿入され、フード部231内に収容された中継端子240における接続筒部241のモータ側端子挿入口44からモータ側バスバーBが接続筒部241内に挿入されるようになっている。
また、フード部231の左右方向両側に位置する側壁231Bには、図37に示すように、フード部231の上端縁から下方に向かって切り欠かれた第一スリット237と、フード部231の底壁231Aから上方に向かって切り欠かれた二本の第二スリット238とが形成されている。
第一スリット237の内部には、タブ部225の突出片226が嵌合可能とされており、ホルダ230をハウジング本体220に装着する際に、図31及び図32に示すように、突出片226が第一スリット237内に上方から嵌合されるようになっている。また、第一スリット237内には、中継端子240の接続筒部241にハウジング本体220のタブ部225が挿入される前に、タブ部225の突出片226が嵌合されるように設定されている。
したがって、ホルダ230をハウジング本体220に組み付ける際には、第一スリット237内に突出片226が嵌合されることで、ハウジング本体220に対してホルダ230が正規の姿勢に案内され、ホルダ230がハウジング本体220に対して傾いた姿勢で装着されることを規制できるようになっている。すなわち、ホルダ230がハウジング本体220に対して正規の姿勢で装着されることで、接続筒部241に対してタブ部225が正規の姿勢で挿入されるようになっている。これにより、ハウジング本体220のタブ部225に対して中継端子240の接続筒部241が傾いた姿勢で装着され、接続筒部241内の弾性接触片42とタブ部225との間でこじりが生じて、弾性接触片42やタブ部225が損傷することを抑制することができる。
一方、フード部231の側壁231Bにおける二本の第二スリット238の間の部分は、左右方向に弾性変形可能な弾性部238Aとされている。この弾性部238Aの内面には、図36及び図40に示すように、キャビティ236内に突出する仮保持突起239が形成されており、この仮保持突起239は、図43に示すように、中継端子240における接続筒部241の係止孔245に嵌合可能とされている。このため、仮保持突起239は、キャビティ236内に中継端子240が上方から挿入されると、中継端子240の接続筒部241によって押圧され、フード部231の弾性部238Aが弾性変形することで、キャビティ236から押し出される。そして、中継端子240が正規の位置まで挿入されると、仮保持突起239と係止孔245とが嵌合することで弾性部238Aが弾性復帰し、図43に示すように、仮保持突起239と係止孔245の内面とが係止することで、中継端子240がフード部231のキャビティ236内に保持される。これにより、ホルダ230のフード部231の端子挿入口234がハウジング本体220の蓋部222によって閉止されるまで、フード部231のキャビティ236内に中継端子240を仮保持することができるようになっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ホルダ30に中継端子40を2つ収容する構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、ホルダ30に中継端子40を1つや3つ以上内嵌して収容する構成にしてもよい。
(2)上記実施形態では、1つの接続筒部41内にタブ部25とモータ側バスバーBを挿入する構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、中継端子の両端部に接続筒部をそれぞれ形成し、一方の接続筒部にタブ部を挿入し、他方の接続筒部にモータ側バスバーBを挿入するように構成してもよい。
(3)上記実施形態では、弾性片62をフード部31の前壁部31Eに形成した構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、係止片をフード部31の側壁に形成してもよい。
10:中継コネクタ
20:ハウジング本体
22:蓋部(収容部)
23:バスバー(導電部材)
28:突起収容溝
30:ホルダ
40:中継端子
61:スリット
62:弾性片
63:内部突起
64:外部突起
65:型抜き孔
B:モータ側バスバー(導電部材)

Claims (5)

  1. 導電部材間を導通可能に接続する中継端子を内部に保持して、ハウジング本体に設けられた収容部内に嵌合されるホルダを備えた中継コネクタであって、
    前記ホルダには、前記ホルダ内に前記中継端子を挿入する挿入方向と交差する方向に弾性変形可能に設けられ、前記中継端子が前記ホルダに対して正規の位置まで挿入されると、前記中継端子を係止して前記中継端子を抜け止めする弾性片が設けられており、
    前記弾性片は、前記ホルダの外面から突出して設けられ、前記弾性片が前記中継端子に押圧されて前記ホルダの外側に向かって弾性変形することにより、前記ホルダの外面から離れる方向に更に突出して、前記収容部の開口縁部と干渉する干渉位置に配される外部突起を備えていることを特徴とする中継コネクタ。
  2. 前記外部突起は、前記ホルダを前記収容部内に嵌合する際に、前記収容部の内側に設けられた突起収容溝に嵌合されることを特徴とする請求項1記載の中継コネクタ。
  3. 前記外部突起は、前記ホルダが前記収容部に対して嵌合完了位置に至った際に、前記突起収容溝の奥壁と当接することを特徴とする請求項2記載の中継コネクタ。
  4. 前記弾性片は、前記ホルダの壁部に同壁部を内外に貫通するスリットを設けることで形成されており、
    前記ホルダ内に収容された前記中継端子は、前記スリットから視認できることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の中継コネクタ。
  5. 前記弾性片には、前記ホルダ内に突出することで、前記中継端子の挿入経路上に配される内部突起が形成されており、
    前記内部突起は、前記中継端子を前記ホルダ内に挿入する際に、前記中継端子に押圧されて、前記弾性片が前記ホルダの外側に向かって弾性変形することで前記中継端子の挿入経路から押し出され、前記弾性片が弾性復帰して、前記中継端子を係止することで前記中継端子を前記ホルダから抜け止めするようになっており、
    前記ホルダの奥壁には、前記内部突起を形成するための型抜き孔が形成されており、
    前記型抜き孔には、前記中継端子と前記導電部材との導通状態を確認する導通プローブが挿入可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の中継コネクタ。
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