JP2013018823A - インクジェット用インク組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも、水と、ウレタン(メタ)アクリレートと20℃の水100gへの溶解度が1g以上である第1のラジカル重合性化合物と、20℃の水100gへの溶解度が1g未満である第2のラジカル重合性化合物と、光重合開始剤とを含むインクジェット用インク組成物であって、前記第1のラジカル重合性化合物が、前記インク組成物の総質量に対し、1〜30質量%含む、インクジェット用インク組成物である。
【選択図】なし
Description
インクジェット印刷で使用される水系インクは、インク中に揮発成分を含まず安全性や環境問題の観点から優れているが、上質紙や普通紙に印字した場合に滲みが発生し易く、また、印刷本紙に印字した場合に乾燥が不十分で高速印刷が困難である、さらにインクを吸収しない被記録媒体、例えば、高分子樹脂フィルム、陶器、ガラス基板上では、印字したインクを定着できない、という問題が生じる。このような問題を解決するため、従来、様々な、水系の紫外線硬化型インクが開示されている。
即ち、本発明は下記のとおりである。
少なくとも、水と、ウレタン(メタ)アクリレートと、20℃の水100gへの溶解度が1g以上である第1のラジカル重合性化合物と、20℃の水100gへの溶解度が1g未満である第2のラジカル重合性化合物と、光重合開始剤とを含むインクジェット用インク組成物であって、前記第1のラジカル重合性化合物が、前記インク組成物の総質量に対し、1〜30質量%含む、インクジェット用インク組成物。
前記第1のラジカル重合性化合物が、平均付加モル数が4〜20のエチレンオキサイド付加物である、請求項1に記載のインクジェット用インク組成物。
前記ウレタン(メタ)アクリレートは、重量平均分子量が1,000〜10,000であって、下記一般式(1)〜(4)で表される化合物の少なくとも1種である、請求項1または請求項2に記載のインクジェット用インク組成物。
前記ウレタン(メタ)アクリレートは、前記ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートと、前記ジイソシアネートと、前記炭素数6〜20(拡張)である非環式炭化水素又は環式炭化水素のジオールと、前記ポリオキシアルキレングリコールモノアルキルエーテルと、を反応させて得られるものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
前記ジイソシアネートが、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、及び水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
前記炭素数6〜20である非環式炭化水素又は環式炭化水素のジオールが、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,15−ペンタデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,19−ノナデカンジオール、1,20−エイコサンジオール、ビフェニル−4,4’−ジオール、1,4−ベンゼンジオール、ビスフェノールA、エチレンオキサイド変性ビスフェノールA、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、エチレンオキサイド変性水素添加ビスフェノールA、プロピレンオキサイド変性水素添加ビスフェノールA、1,4−シクロヘキサンジオール、及びトリシクロデカンジメタノールからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
前記ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートが、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、及びジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
前記ポリオキシアルキレングリコールモノアルキルエーテルが、下記一般式(5)で表される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
HO−(CH2CH2O)m−R …(5)
(式(5)中、Rはアルキル基であり、mは9〜90の自然数を表す。)
前記ウレタン(メタ)アクリレートと、前記第2のラジカル重合性化合物と、光重合開始剤と、が、該インクジェット用インク組成物中で乳化分散している、請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
前記第2のラジカル重合性基を有する化合物が、分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
また、本明細書において、「(メタ)アクリレート」は、アクリレート及びそれに対応するメタクリレートのうち少なくともいずれかを意味し、「(メタ)アクリル」はアクリル及びそれに対応するメタクリルのうち少なくともいずれかを意味する。
本発明の一実施形態はインクジェット用インク組成物(以下、単に「インク組成物」ともいう。)に係る。当該インク組成物は、少なくとも、水と、ウレタン(メタ)アクリレートと水に難溶なラジカル重合性化合物と、水に可溶なラジカル重合性化合物と、光重合開始剤とを含むインクジェット用インク組成物であって、前記水に可溶なラジカル重合性化合物が、前記インク組成物の総量に対し、1〜30質量%含むものである。
本実施形態のインク組成物に用いられる水、即ち主溶媒である水としては、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、又は超純水を用いることができる。
本実施形態のインク組成物は、水に可溶な第1のラジカル重合性化合物を含む。本発明における「水に可溶な」とは、20℃の水100gに対する溶解量が、1g以上であるものを指す。この、第1のラジカル重合性化合物は、紫外線照射により発生した後述の開始剤ラジカルの攻撃を受けて、連鎖的に反応する。こうして、インク組成物は被記録媒体上で硬化膜を形成する。一方、紫外線照射される前は、水と溶解した状態で存在するため、ノズル近傍のインクの増粘を防止し、ノズルの目詰まりを抑制する働きがある。
本実施形態のインク組成物は、水に難溶な第2のラジカル重合性化合物を含む。本発明における「水に難溶な」とは、20℃の水100gに対する溶解量が、1g未満であるものを指す。このラジカル重合性化合物は、紫外線照射により発生した後述の開始剤ラジカルの攻撃を受けて連鎖的に反応する。同時に、これらと同じ均一場に存在する上記ウレタン(メタ)アクリレートのアクリロイル基も同様に連鎖的に反応する。こうして、インク組成物は被記録媒体上で硬化膜を形成する。
本実施形態のインク組成物は、所定の構造及び重量平均分子量を有するウレタン(メタ)アクリレートを含む。このウレタン(メタ)アクリレートは、自己乳化能及び乳化性に優れるという特徴を有する。
本実施形態にかかるウレタン(メタ)アクリレートは、特に限定されるものではないが、例えば、重量平均分子量が1,000〜10,000であって、下記一般式(1)〜(4)で表される化合物の少なくとも1種とすることができる。
上記のヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートは、上記一般式(1)〜(4)におけるA1の構造を与える化合物である。ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートは、上記一般式(1)への重合性基の導入のために用いられる。具体的にいえば、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートは、(メタ)アクリロイル基を1個以上有し、かつ、ヒドロキシル基を1個有する化合物であって、このヒドロキシル基がジイソシアネートのうちの一個のイソシアネート基とウレタン化反応することによって(メタ)アクリロイル基がウレタン(メタ)アクリレートの主鎖の片末端に導入される。少なくとも1個の(メタ)アクリロイル基の導入によって光重合(光硬化)が可能となり、さらに、2個以上の(メタ)アクリロイル基の導入によって光重合速度が高まるとともに、硬化物の硬度が高まるという有利な効果が得られる。
上記のジイソシアネートは、上記一般式(1)〜(4)におけるB1の構造を与える化合物である。当該ジイソシアネートは、一分子内に反応性のイソシアネート基を2個有する有機ジイソシアネートを指す。
上記の炭素数6〜20である非環式炭化水素又は環式炭化水素のジオールは、上記一般式(1)〜(2)におけるC1の構造を与える化合物である。当該ジオールは、上記一般式(1)〜(2)で表されるウレタン(メタ)アクリレートの疎水部の疎水性の度合いを調整するために導入される。上記ジオールは良好な疎水性を得られるものが選択される。具体例としては、一分子内に2個のヒドロキシル基を有する脂肪族、脂環族、及び芳香族のジオールからなる群より選ばれる1種以上のジオールが好ましく用いられ、中でも良好な疎水性を示すジオールがより好ましい。
上記のポリオキシアルキレングリコールモノアルキルエーテルは、上記一般式(1)〜(4)におけるD1の構造を与える化合物である。ポリオキシアルキレングリコールモノアルキルエーテルは、ポリオキシアルキレングリコールの1つのヒドロキシル基がアルキル基で封鎖された化合物であって、下記一般式(5)で表される。
HO−(CH2CH2O)m−R …(5)
(式(5)中、Rはアルキル基であり、mは9〜90の自然数を表す。)
以下、上記ウレタン(メタ)アクリレートの製造方法を説明する。ウレタン(メタ)アクリレートは、前記ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートと、前記ジイソシアネートと、前記炭素数6〜20である非環式炭化水素又は環式炭化水素のジオールと、前記ポリオキシアルキレングリコールモノアルキルエーテルと、を反応させることで得られる。より詳細にいえば、ウレタン(メタ)アクリレートの製造方法は、第1の工程と第2の工程と第3の工程とを含む。
本実施形態のインク組成物は、光ラジカル重合開始剤を含む。この光ラジカル重合開始剤は、紫外線等の活性エネルギー線が照射されることによる光開裂や水素引抜き等によって、ラジカル(開始剤ラジカル)が生成し、ラジカル重合性化合物を攻撃することでラジカル重合を引き起こす。
本実施形態のインク組成物中で、光硬化型水性エマルションは、ウレタン(メタ)アクリレートと、ラジカル重合性化合物及び光ラジカル重合開始剤と、から構成され得る。この場合、水や溶媒存在下での紫外線照射による硬化性に優れ、かつ、臭いを効果的に抑制することができる。
この推察は、光硬化性水性エマルションの硬化性を説明するために行ったものであって、本実施形態における光硬化性水性エマルションを限定するものではない。
本実施形態のインク組成物は水溶性有機溶剤を含んでもよい。インク組成物が水溶性有機溶剤を含むことにより、開放状態(室温でインクが空気に触れている状態)で放置しても、流動性と再分散性とを長時間維持できるインクジェット用インクを得ることができる。さらに、このようなインク組成物は、インクジェットプリンターを用いての印字中もしくは印字中断後の再起動時に、インクジェットノズルの目詰まりが生じにくくなるため、インクジェットノズルからの吐出安定性に優れたインク組成物が得られる。
本実施形態のインク組成物は、色材をさらに含んでもよい。色材は、顔料及び染料のうち少なくとも一方を用いることができる。
本実施形態において、色材として顔料を用いることにより、インク組成物の耐光性を向上させることができる。この顔料としては、インクジェット用水性顔料インクに通常用いられているものであれば特に制限無く用いることができる。
本実施形態のインク組成物は、上記した添加剤以外の添加剤を含んでもよい。その他の添加剤として、特に限定されないが、例えば、浸透溶剤、防黴剤、防腐剤、防錆剤、酸化防止剤、増粘剤、pH調整剤、(定着)樹脂、及び界面活性剤が挙げられる。
本実施形態のインク組成物は、少なくとも、水と、ウレタン(メタ)アクリレートと第1のラジカル重合性化合物と、第2のラジカル重合性化合物と、光重合開始剤と、を混合することによって得ることができる。
本発明の一実施形態は、記録物に係る。当該記録物は、上記実施形態のインク組成物が、被記録媒体に記録されたものであり、被記録媒体と、その被記録媒体に記録された上記インク組成物の硬化物とを備える。上記記録物は、耐擦過性及び耐ガス性に優れるという特徴を有する。
本発明の一実施形態は、インクジェット記録方法に係る。当該インクジェット記録方法は、上記実施形態のインク組成物を被記録媒体上に吐出する吐出工程と、上記吐出工程により吐出されたインク組成物に、活性エネルギー線を照射して、当該インク組成物を硬化する硬化工程と、を含むものである。このようにして、被記録媒体上で硬化したインク組成物により、硬化膜(塗膜)が形成される。以下、上記の各工程を詳細に説明する。
上記吐出工程においては、従来公知のインクジェット記録装置を用いることができる。インク組成物の吐出の際は、インク組成物の粘度を、30mPa・s以下とするのが好ましく、2〜20mPa・sとするのがより好ましい。インク組成物の粘度が上記範囲内であると、良好な吐出安定性が実現される。
次に、上記硬化工程においては、被記録媒体上に吐出されたインク組成物が、活性エネルギー線の照射によって硬化する。
〔ウレタンアクリレートの合成材料〕
(A:ヒドロキシル基含有アクリレート)
・重量平均分子量が400のポリプロピレングリコールモノアクリレート(ブレンマーAP400〔商品名〕、日油社製)(以下、「PPGアクリレート」という。)
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(アロニックスM−305〔商品名〕、東亞合成社製)
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(アロニックスM−403〔商品名〕、東亞合成社製;ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとして50〜60質量%)
・イソホロンジイソシアネート(以下、「IPDI」という。)
・1,12−ドデカンジオール
・重量平均分子量が400のポリエチレングリコールモノメチルエーテル(メトキシPEG400〔商品名〕、東邦化学工業社(TOHO Chemical Industry Co.,Ltd.)製)(以下、「メトキシPEG400」という。)
・重量平均分子量が1000のポリエチレングリコールモノメチルエーテル(メトキシPEG1000〔商品名〕、東邦化学工業社製)(以下、「メトキシPEG1000」という。)
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(アロニックスM−403〔商品名〕、東亞合成社製;ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとして50〜60質量%)
・ポリペンタエリスリトールポリアクリレート(ビスコート802〔商品名〕、大阪有機化学工業社製)
・ポリエチレングリコールジアクリレート(〔商品名〕ライトアクリレート9EG−A(EO付加モル数9)、共栄社化学株式会社製、以下、「PEG(9)」という)
・2−ヒドロキシエチルアクリレート(〔商品名〕HEA、大阪有機化学工業株式会社製、以下、「HEA」という。)
・4−ヒドロキシブチルアクリレート(〔商品名〕4−HBA、大阪有機化学工業株式会社製、以下、「4−HBA」という。)
・ポリエチレングリコールジアクリレート(〔商品名〕ビスコート335HP(EO付加モル数4)、大阪有機化学工業株式会社製、以下、「PEG(4)」という。)
・エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート(〔商品名〕SR415(EO付加モル数20)、SARTOMER USA,LLC社製、以下、eTMPTA(4))という。)
・ポリエチレングリコールジアクリレート(〔商品名〕NKエステル A−1000(EO付加モル数23)、新中村化学株式会社製、以下、「PEG(23)」という。)
・アシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤(DAROCUR TPO〔商品名〕、BASF社製、以下、「TPO」ともいう。)
・Cab−o−jet−260M(自己分散顔料分散液、固形分濃度9.96質量%、Cabot Corporation製)
・2−ピロリドン
・トリエチレングリコール(以下、「TEG」ともいう。)
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル(以下、「TEGmBE」ともいう。)
・BYK−348(ビックケミー・ジャパン社(BYK Japan KK)製)
〔ウレタンアクリレートの構造〕
下記の実施例及び比較例において使用したウレタンアクリレートは、その構造が上記一般式(1)〜(4)で各々表されるウレタンアクリレートを使用した。
(合成例1:両親媒性ウレタンアクリレート(a)の合成)
撹拌装置、冷却管、滴下ロート、及び空気導入管を備えた反応容器に、444.6質量部のIPDIと202.3質量部の1,12−ドデカンジオールを仕込み、攪拌を行いながら、0.26質量部のオクチル酸スズを加え、反応容器内の温度を90℃まで昇温し、1.5時間反応させた。その後、200.0質量部のメトキシPEG400と200.0質量部のメトキシPEG1000及び0.42質量部のオクチル酸スズを加え、さらに1.5時間反応させた。次いで、当該反応容器に、634.3質量部のPPGアクリレート、0.84質量部のメトキノン(ヒドロキノンモノメチルエーテル)及び0.67質量部のオクチル酸スズを仕込み、混合し、空気のバブリング下で反応容器内の温度を85℃まで昇温し、3時間反応させた。その後、冷却して、上記一般式(1)で表される両親媒性ウレタンアクリレート(a)を得た。このウレタンアクリレート(a)の重量平均分子量は3,200であった。
合成例1と同様の反応容器に、444.6質量部のIPDI及び202.3質量部の1,12−ドデカンジオールを仕込み、攪拌を行いながら、0.26質量部のオクチル酸スズを加え、反応容器内の温度を90℃まで昇温し、1.5時間反応させた。その後、200.0質量部のメトキシPEG400と200.0質量部のメトキシPEG1000と0.42質量部のオクチル酸スズとを加え、さらに1.5時間反応させた。次いで、当該反応容器に、594.4質量部のペンタエリスリトールトリアクリレート、0.82質量部のメトキノン、及び0.66質量部のオクチル酸スズを仕込み、混合し、空気のバブリング下で反応容器内の温度を85℃まで昇温し、3時間反応させた。その後、冷却して、上記一般式(1)で表される両親媒性ウレタンアクリレート(b)を得た。このウレタンアクリレート(b)の重量平均分子量は3,800であった。
合成例1と同様の反応容器に、444.6質量部のIPDI及び202.3質量部の1,12−ドデカンジオールを仕込み、攪拌を行いながら、0.26質量部のオクチル酸スズを加え、反応容器内の温度を90℃まで昇温し、1.5時間反応させた。その後、200.0質量部のメトキシPEG400と200.0質量部のメトキシPEG1000と0.42質量部のオクチル酸スズとを加え、さらに1.5時間反応させた。次いで、当該反応容器に、1300.0質量部のジペンタエリスリトールペンタアクリレート、1.17質量部のメトキノン、及び0.94質量部のオクチル酸スズを仕込み、混合し、空気のバブリング下で反応容器内の温度を85℃まで昇温し、3時間反応させた。その後、冷却して、上記一般式(1)で表される両親媒性ウレタンアクリレート(c)を得た。このウレタンアクリレート(c)の重量平均分子量は5,300であった。
合成例1と同様の反応容器に、444.6質量部のIPDI及び202.3質量部の1,12−ドデカンジオールを仕込み、攪拌を行いながら、0.26質量部のオクチル酸スズを加え、反応容器内の温度を90℃まで昇温し、1.5時間反応させた。その後、700.0質量部のメトキシPEG1000と0.54質量部のオクチル酸スズとを加え、さらに1.5時間反応させた。次いで、当該反応容器に、1300.0質量部のジペンタエリスリトールペンタアクリレート、1.32質量部のメトキノン、及び1.06質量部のオクチル酸スズを仕込み、混合し、空気のバブリング下で反応容器内の温度を85℃まで昇温し、3時間反応させた後、冷却して、上記一般式(1)で表される両親媒性ウレタンアクリレート(d)を得た。このウレタンアクリレート(d)の重量平均分子量は5,600であった。
合成例1と同様の反応容器に、444.6質量部のIPDI及び1000.0質量部のポリエチレングリコール(PEG1000、日油社製)を仕込み、攪拌を行いながら、0.58質量部のオクチル酸スズを加え、反応容器内の温度を90℃まで昇温し、1.5時間反応させた。次いで、当該反応容器に、2400.0質量部のジペンタエリスリトールペンタアクリレート、1.92質量部のメトキノン、及び1.54質量部のオクチル酸スズを仕込み、混合し、空気のバブリング下で反応容器内の温度を85℃まで昇温し、3時間反応させた後、冷却して、ウレタンアクリレート(p)を得た。なお、このウレタンアクリレート(p)は、両末端がアクリロイル基であるウレタンアクリレートであり、上記一般式(3)で表される。このウレタンアクリレート(p)の重量平均分子量は10,500であった。
合成例1と同様の反応容器に、578.0質量部のHMDI 3量体(コロネートHXR、日本ポリウレタン社製)、200.0質量部のメトキシPEG400、及び200.0質量部のメトキシPEG1000を仕込み、攪拌を行いながら、0.39質量部のオクチル酸スズを加え、反応容器内の温度を75℃まで昇温し、1.5時間反応させた。次いで、当該反応容器に、1051.6質量部のペンタエリスリトールトリアクリレート、1.01質量部のメトキノン、及び0.81質量部のオクチル酸スズを仕込み、混合し、空気のバブリング下で反応容器内の温度を80℃まで昇温し、2時間反応させた後、冷却して、ウレタンアクリレート(q)を得た。なお、このウレタンアクリレート(q)は、片末端がアクリロイル基で、かつ、3官能のイソシアネートを用いたウレタンアクリレートであり、上記一般式(4)で表される。このウレタンアクリレート(q)の重量平均分子量は7,400であった。
合成例1と同様の反応容器に、444.6質量部のIPDI(2モル)と62.1質量部のエチレングリコール(1モル)を仕込み、攪拌を行いながら、0.20質量部のオクチル酸スズを加え、反応容器内の温度を90℃まで昇温し、1.5時間反応させた後、700.0質量部のメトキシPEG1000(1モル)、0.48質量部のオクチル酸スズを加え、さらに1.5時間反応させた。次いで、当該反応容器に、634.3質量部のPPGアクリレート(1.6モル)、0.92質量部のメトキノンおよび0.68質量部のオクチル酸スズを仕込み、混合し、空気のバブリング下で反応容器内の温度を85℃まで昇温し、3時間反応させた後、冷却して、上記一般式(1)で表される構造に類似したウレタンアクリレート(s)を得た。具体的にいえば、このウレタンアクリレート(s)は、上記一般式(1)における「C1」の炭素数が2であるウレタンアクリレートである点で、上記一般式(1)で表される構造に類似しているが一般式(1)で表される構造そのものを有していない。このウレタンアクリレート(s)の重量平均分子量は3,000であった。
合成例1と同様の反応容器に、222.3質量部のIPDI(1モル)と700.0質量部のメトキシPEG1000(0.7モル)を仕込み、攪拌を行いながら、0.48質量部のオクチル酸スズを加え、反応容器内の温度を90℃まで昇温し、1.5時間反応させた。次いで、当該反応容器に、634.3質量部のPPGアクリレート(1.6モル)、0.78質量部のメトキノンおよび0.62質量部のオクチル酸スズを仕込み、混合し、空気のバブリング下で反応容器内の温度を85℃まで昇温し、3時間反応させた後、冷却して、上記一般式(5)で表されるウレタンアクリレート(t)を得た。なお、このウレタンアクリレート(t)は、ジオール残基のないウレタンアクリレートである。このウレタンアクリレート(t)の重量平均分子量は2,300であった。
光硬化型水性エマルションの調製方法を以下に示す。
合成例1と同様の反応容器に、上記で得られた両親媒性ウレタンアクリレート(a)27.5質量部、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート9.2質量部、及び光ラジカル重合開始剤(TPO)3.3質量部を仕込み、攪拌を行いながら容器内の温度を80℃に昇温し、2時間保温した。次に、容器内の温度を50℃まで冷却した後、攪拌しながら60質量部の脱イオン水を加え、40℃で1時間保温することにより、不揮発分(両親媒性ウレタンアクリレート(a)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、光ラジカル重合開始剤(TPO))が40%の光硬化型水性エマルション(a−1)を得た。なお、組成表を下記表1に示す。
合成例1と同様の反応容器に、上記で得られた両親媒性ウレタンアクリレート(b)27.5質量部、ポリペンタエリスリトールポリアクリレート9.2質量部、及び光ラジカル重合開始剤(TPO)3.3質量部を仕込み、攪拌を行いながら容器内の温度を80℃に昇温し、2時間保温した。次に、容器内の温度を50℃まで冷却した後、攪拌しながら60質量部の脱イオン水を加え、40℃で1時間保温することにより、不揮発分(両親媒性ウレタンアクリレート(b)、光ラジカル重合開始剤(TPO))が40%の光硬化型水性エマルション(b−1)を得た。なお、組成表を下記表1に示す。
合成例1と同様の反応容器に、上記で得られた両親媒性ウレタンアクリレート(c)27.5質量部、ポリペンタエリスリトールポリアクリレート9.2質量部、及び光ラジカル重合開始剤(TPO)3.3質量部を仕込み、攪拌を行いながら容器内の温度を80℃に昇温し、2時間保温した。次に、容器内の温度を50℃まで冷却した後、攪拌しながら60質量部の脱イオン水を加え、40℃で1時間保温することにより、不揮発分(両親媒性ウレタンアクリレート(c)、光ラジカル重合開始剤(TPO))が40%の光硬化型水性エマルション(c−1)を得た。なお、組成表を下記表1に示す。
合成例1と同様の反応容器に、上記で得られた両親媒性ウレタンアクリレート(c)36.7質量部、及び光ラジカル重合開始剤(TPO)3.3質量部を仕込み、攪拌を行いながら容器内の温度を80℃に昇温し、2時間保温した。次に、容器内の温度を50℃まで冷却した後、攪拌しながら60質量部の脱イオン水を加え、40℃で1時間保温することにより、不揮発分(両親媒性ウレタンアクリレート(c)、光ラジカル重合開始剤(TPO))が40%の光硬化型水性エマルション(c−2)を得た。なお、組成表を下記表1に示す。
合成例1と同様の反応容器に、上記で得られた両親媒性ウレタンアクリレート(d)27.5質量部、ポリペンタエリスリトールポリアクリレート9.2質量部、及び光ラジカル重合開始剤(TPO)3.3質量部を仕込み、攪拌を行いながら容器内の温度を80℃に昇温し、2時間保温した。次に、容器内の温度を50℃まで冷却した後、攪拌しながら60質量部の脱イオン水を加え、40℃で1時間保温することにより、不揮発分(両親媒性ウレタンアクリレート(d)、光ラジカル重合開始剤(TPO))が40%の光硬化型水性エマルション(d−1)を得た。なお、組成表を下記表1に示す。
合成例1と同様の反応容器に、上記で得られた両親媒性ウレタンアクリレート(p)27.5質量部、ポリペンタエリスリトールポリアクリレート9.2質量部、及び光ラジカル重合開始剤(TPO)3.3質量部を仕込み、攪拌を行いながら容器内の温度を80℃に昇温し、2時間保温した。次に、容器内の温度を50℃まで冷却した後、攪拌しながら60質量部の脱イオン水を加え、40℃で1時間保温することにより、不揮発分(両親媒性ウレタンアクリレート(p)、光ラジカル重合開始剤(TPO))が40%の光硬化型水性エマルション(p−1)を得た。なお、組成表を下記表1に示す。
合成例1と同様の反応容器に、上記で得られた両親媒性ウレタンアクリレート(q)27.5質量部、ポリペンタエリスリトールポリアクリレート9.2質量部、及び光ラジカル重合開始剤(TPO)3.3質量部を仕込み、攪拌を行いながら容器内の温度を80℃に昇温し、2時間保温した。次に、容器内の温度を50℃まで冷却した後、攪拌しながら60質量部の脱イオン水を加え、40℃で1時間保温することにより、不揮発分(両親媒性ウレタンアクリレート(q)、光ラジカル重合開始剤(TPO))が40%の光硬化型水性エマルション(q−1)を得た。なお、組成表を下記表1に示す。
合成例1と同様の反応容器に、上記で得られた両親媒性ウレタンアクリレート(s)27.5質量部、ポリペンタエリスリトールポリアクリレート9.2質量部、及び光ラジカル重合開始剤(TPO)3.3質量部を仕込み、攪拌を行いながら容器内の温度を80℃に昇温し、2時間保温した。次に、容器内の温度を50℃まで冷却した後、攪拌しながら60質量部の脱イオン水を加え、40℃で1時間保温することにより、不揮発分(両親媒性ウレタンアクリレート(s)、光ラジカル重合開始剤(TPO))が40%の光硬化型水性エマルション(s−1)を得た。なお、組成表を下記表1に示す。
合成例1と同様の反応容器に、上記で得られた両親媒性ウレタンアクリレート(t)27.5質量部、ポリペンタエリスリトールポリアクリレート9.2質量部、及び光ラジカル重合開始剤(TPO)3.3質量部を仕込み、攪拌を行いながら容器内の温度を80℃に昇温し、2時間保温した。次に、容器内の温度を50℃まで冷却した後、攪拌しながら60質量部の脱イオン水を加え、40℃で1時間保温することにより、不揮発分(両親媒性ウレタンアクリレート(t)、光ラジカル重合開始剤(TPO))が40%の光硬化型水性エマルション(t−1)を得た。なお、組成表を下記表1に示す。
上記の材料、及び上記合成例9〜17で得られた光硬化型水性エマルションを用いて、下記表2〜3に示す組成(質量部)に従い、各インク組成物を調製した。ここで、表中の「%」は質量%を意味する。
〔インクの吐出安定性〕
インクジェットプリンター EM−930C(セイコーエプソン社製商品名)のブラックインクカートリッジにインクを充填し、キャラクターパターンを連続でA4サイズに100枚印刷した。その際に生じた、ドット抜け及びインクの飛び散りの有無を観察した。
評価基準は以下のとおりである。評価結果を下記表4および5に示す。
A:ドット抜け及びインクの飛び散り回数が30以下であり、ドット抜け及びインクの飛び散りがクリーニングで回復した。
B:ドット抜け及びインクの飛び散り回数が31〜49回であり、ドット抜け及びインクの飛び散りがクリーニングで回復した。
C:ドット抜け及びインクの飛び散り回数が50以上であり、ドット抜け及びインクの飛び散りがクリーニングで回復しなかった。
インクを上述のインクジェット記録装置EM−930Cに充填し、全ノズルよりインク組成物が吐出していることを確認した後、インクカートリッジがない状態で、且つホームポジション外の位置(ヘッドがプリンターに備えたキャップの位置からずれており、ヘッドにキャップがされていない状態)で40℃の環境下に1週間放置した。放置後、再び全ノズルよりインク組成物が吐出し、初期と同等の印字が可能となるまでに必要とされたクリーニングの回数を計測し、結果を以下の基準に基づいて判定した。
A;3回以下のクリーニングで初期と同等の印字が得られる場合。
B;4回以上6回以下のクリーニングで初期と同等の印字が得られる場合。
C;7回以上10回以下のクリーニングで初期と同等の印字が得られる場合。
D;10回以上のクリーニングによっても初期と同等の印字が不可能な場合。
インクを40℃で静置して、状態変化を観察した。観察した結果を、以下の評価基準に分けて評価した。結果を下記表4および5に示す。
A:1週間以上の放置でも、相分離、沈殿物の発生がなく、初期の状態と変わらない。
B:1週間の放置で相分離または沈殿物の発生が認められた。
C:調製直後で相分離または沈殿物の発生があった。
綿棒加重タック性評価を行った。具体的には、まず、PETフィルム上にバーコーターNo,6を用いて、上記で調製したインク組成物をそれぞれ塗布し、60秒後に紫外線照射した。その際、紫外線照射ランプとしてLEDランプを用いた。その後、塗膜表面を綿棒で擦り、着色のない照射エネルギーを硬化エネルギーとして評価した。硬化エネルギーが低いほど硬化性に優れていることを示す。
評価結果を下記表4および表5に示す。なお、表4および表5中の単位は「mJ/cm2」である。
Claims (10)
- 少なくとも、水と、ウレタン(メタ)アクリレートと、20℃の水100gへの溶解度が1g以上である第1のラジカル重合性化合物と、20℃の水100gへの溶解度が1g未満である第2のラジカル重合性化合物と、光重合開始剤とを含むインクジェット用インク組成物であって、前記第1のラジカル重合性化合物が、前記インク組成物の総質量に対し、1〜30質量%含む、インクジェット用インク組成物。
- 前記第1のラジカル重合性化合物が、平均付加モル数が4〜20のエチレンオキサイド付加物である、請求項1に記載のインクジェット用インク組成物。
- 前記ウレタン(メタ)アクリレートは、前記ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートと、前記ジイソシアネートと、前記炭素数6〜20(拡張)である非環式炭化水素又は環式炭化水素のジオールと、前記ポリオキシアルキレングリコールモノアルキルエーテルと、を反応させて得られるものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
- 前記ジイソシアネートが、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、及び水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
- 前記炭素数6〜20である非環式炭化水素又は環式炭化水素のジオールが、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,15−ペンタデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,19−ノナデカンジオール、1,20−エイコサンジオール、ビフェニル−4,4’−ジオール、1,4−ベンゼンジオール、ビスフェノールA、エチレンオキサイド変性ビスフェノールA、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、エチレンオキサイド変性水素添加ビスフェノールA、プロピレンオキサイド変性水素添加ビスフェノールA、1,4−シクロヘキサンジオール、及びトリシクロデカンジメタノールからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
- 前記ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートが、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、及びジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
- 前記ポリオキシアルキレングリコールモノアルキルエーテルが、下記一般式(5)で表される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
HO−(CH2CH2O)m−R …(5)
(式(5)中、Rはアルキル基であり、mは9〜90の自然数を表す。) - 前記ウレタン(メタ)アクリレートと、前記第2のラジカル重合性化合物と、光重合開始剤と、が、該インクジェット用インク組成物中で乳化分散している、請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
- 前記第2のラジカル重合性基を有する化合物が、分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のインクジェット用インク組成物。
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