JP2013018423A - パーキングロック機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】パーキングロック機構のパーキングギヤとパーキングポールとの係合を良好に保持可能としつつ、両者の係合を解除するのに必要なトルクを低下させる。
【解決手段】パーキングロック機構10では、パーキングロッド40に固定された固定部材81と当該パーキングロッド40の軸方向に移動可能な移動部材82との間にアシストスプリング83が配置されており、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときには、アシストスプリング83がパーキングロッド40をカムスプリング60によるカム部材50の付勢方向とは逆方向に付勢するように、パーキングポール23により移動部材82のパーキングロッド40に対する移動が規制される。
【選択図】図1
【解決手段】パーキングロック機構10では、パーキングロッド40に固定された固定部材81と当該パーキングロッド40の軸方向に移動可能な移動部材82との間にアシストスプリング83が配置されており、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときには、アシストスプリング83がパーキングロッド40をカムスプリング60によるカム部材50の付勢方向とは逆方向に付勢するように、パーキングポール23により移動部材82のパーキングロッド40に対する移動が規制される。
【選択図】図1
Description
本発明は、変速機の回転軸をロックするためのパーキングロック機構に関する。
従来、この種のパーキングロック機構として、自動変速機のカウンタシャフトに取り付けられたパーキングギヤと、パーキングギヤ(歯間の凹部)と係合可能な係合部を有するパーキングポールと、それぞれ板ばね(ディテントスプリング)の当接子と係合可能な複数のシフトレンジに対応した複数の溝(凹部)を有するシフトプレート(ディテントレバー)と、シフトプレートに連結される進退移動可能なパーキングロッドと、パーキングロッドの軸方向に移動してパーキングポールをパーキングギヤに対して接近させる円筒状のカラー(カム部材)と、パーキングロッドに形成されたリブとカラーとの間に配置されて当該カラーをリブとは反対側に形成されたストッパ側すなわちパーキングポールをパーキングギヤに接近させるように付勢するスプリングとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、パーキングロック機構としては、ディテントレバーを電動アクチュエータにより回転させてパーキングロッドを進退移動させるものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
上述のようなパーキングロック機構を搭載した車両が坂路で停車されると共にパーキングギヤとパーキングポールとが係合している際、パーキングポールは、当該車両が坂路を下るときの回転方向に回転しようとするパーキングギヤからの力によりカム部材を押圧し、それによりパーキングポールとカム部材との間の摩擦力が大きくなる。従って、電動アクチュエータによりパーキングロッドを進退移動させる場合、車両が坂路で停車されたときにパーキングポールとカム部材との間で発生する摩擦力に打ち勝ってカム部材をパーキングポールから離間させることができるように電動アクチュエータの諸元を定めなければならず、電動アクチュエータの小型化が阻害されるおそれがある。一方、パーキングポールと接触するカム部材のカム面の傾斜角度を急峻にすれば、車両が坂路で停車されたときにパーキングポールからカム部材に印加される両者の係合を解除する方向の力が大きくなるので、パーキングギヤとパーキングポールとの係合を解除するのに必要なトルクを低下させることができる。しかしながら、この場合には、パーキングポールからカム部材に印加される力によりパーキングポールとパーキングギヤとの係合を保持する性能が損なわれてしまう。
本発明のパーキングロック機構は、パーキングギヤとパーキングポールとの係合を良好に保持可能としつつ、両者の係合を解除するのに必要なトルクを低下させることを主目的とする。
本発明のパーキングロック機構は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明のパーキングロック機構は、
変速機の回転軸に固定されるパーキングギヤと、該パーキングギヤと係合可能な係合部を有するパーキングポールと、ディテントスプリングと係合可能な複数の凹部を有するディテントレバーと、前記ディテントレバーに連結されると共に該ディテントレバーの回転に伴って移動可能なパーキングロッドと、前記パーキングロッドの移動に伴って前記パーキングポールを前記パーキングギヤに対して接近させるカム部材と、前記パーキングロッドにより支持されると共に前記パーキングギヤと前記パーキングポールとの係合が保持されるように前記カム部材を付勢するカムスプリングと、前記ディテントスプリングと前記複数の凹部との係合位置を切替えるように前記ディテントレバーを回転させるアクチュエータとを含むパーキングロック機構において、
前記パーキングロッドに固定された固定部材と、
前記パーキングロッドの軸方向に移動可能な移動部材と、
前記固定部材と前記移動部材との間に配置されたアシストスプリングとを備え、
前記パーキングギヤと前記パーキングポールとが係合しているときには、前記アシストスプリングが前記パーキングロッドを前記カムスプリングによる前記カム部材の付勢方向と逆方向に付勢するように、前記移動部材の前記パーキングロッドに対する移動が規制されることを特徴とする。
変速機の回転軸に固定されるパーキングギヤと、該パーキングギヤと係合可能な係合部を有するパーキングポールと、ディテントスプリングと係合可能な複数の凹部を有するディテントレバーと、前記ディテントレバーに連結されると共に該ディテントレバーの回転に伴って移動可能なパーキングロッドと、前記パーキングロッドの移動に伴って前記パーキングポールを前記パーキングギヤに対して接近させるカム部材と、前記パーキングロッドにより支持されると共に前記パーキングギヤと前記パーキングポールとの係合が保持されるように前記カム部材を付勢するカムスプリングと、前記ディテントスプリングと前記複数の凹部との係合位置を切替えるように前記ディテントレバーを回転させるアクチュエータとを含むパーキングロック機構において、
前記パーキングロッドに固定された固定部材と、
前記パーキングロッドの軸方向に移動可能な移動部材と、
前記固定部材と前記移動部材との間に配置されたアシストスプリングとを備え、
前記パーキングギヤと前記パーキングポールとが係合しているときには、前記アシストスプリングが前記パーキングロッドを前記カムスプリングによる前記カム部材の付勢方向と逆方向に付勢するように、前記移動部材の前記パーキングロッドに対する移動が規制されることを特徴とする。
このパーキングロック機構では、パーキングギヤとパーキングポールとを係合させる際に、アクチュエータによりディテントレバーを回転させてカム部材がパーキングポールをパーキングギヤに対して接近させるようにパーキングロッドを移動させる。また、カム部材は、パーキングギヤとパーキングポールとの係合が保持されるようにカムスプリングにより付勢される。更に、このパーキングロック機構では、パーキングロッドに固定された固定部材と当該パーキングロッドの軸方向に移動可能な移動部材との間にアシストスプリングが配置されており、パーキングギヤとパーキングポールとが係合しているときには、当該アシストスプリングがパーキングロッドをカムスプリングによるカム部材の付勢方向とは逆方向に付勢するように、移動部材のパーキングロッドに対する移動が規制される。これにより、パーキングギヤとパーキングポールとが係合しているときには、パーキングロッドに対しアシストスプリングから固定部材を介してパーキングギヤとパーキングポールとの係合を解除させる方向の力が印加される。ここで、アシストスプリングからの力は、固定部材を介してパーキングロッドに作用するため、カムスプリングからカム部材に印加される力が打ち消されることはない。また、このパーキングロック機構は、ディテントレバーを介してパーキングロッドに連結されたアクチュエータを含んでおり、当該アクチュエータの静止トルク(静止状態にあるアクチュエータの保持トルク)によりアシストスプリングからパーキングロッドに印加される力を相殺し、パーキングロッドの移動(ディテントレバーの回転)を抑制することができる。従って、パーキングギヤとパーキングポールとの係合を良好に保持することができる。
一方、パーキングギヤとパーキングポールとの係合を解除する際には、アクチュエータによりディテントレバーを回転させてカム部材がパーキングポールをパーキングギヤから離間させるようにパーキングロッドを移動させる。これにより、パーキングロッドには、アクチュエータとアシストスプリングとの双方からパーキングギヤとパーキングポールとの係合を解除させる方向の力が印加される。すなわち、パーキングギヤとパーキングポールとの係合を解除する際には、アシストスプリングによりパーキングギヤとパーキングポールとの係合の解除をアシストすることができる。従って、パーキングギヤとパーキングポールとの係合を解除するのに必要なトルク、すなわち両者の係合を解除する際にアクチュエータに要求されるトルクを低下させることができる。この結果、このパーキングロック機構では、パーキングギヤとパーキングポールとの係合を良好に保持可能としつつ、両者の係合を解除するのに必要なトルクを低下させること可能となり、アクチュエータをより小型化することが可能となる。
また、前記移動部材は、前記パーキングギヤと前記パーキングポールとが係合しているときに、前記パーキングロッドを収容するケースにより支持された部材と当接してもよい。これにより、パーキングギヤとパーキングポールとが係合しているときに、移動部材のパーキングロッドに対する移動を規制することができる。この場合、移動部材と当接する部材は、ケースにより移動自在に支持されるものであってもよく、ケースにより移動不能に支持されるものであってもよい。
更に、前記カムスプリングは、前記カム部材を前記パーキングロッドの遊端側に付勢してもよく、前記固定部材は、前記カム部材よりも前記パーキングロッドの前記遊端側に配置されてもよく、前記移動部材は、前記固定部材よりも前記パーキングロッドの前記遊端側に配置されると共に、前記パーキングギヤと前記パーキングポールとが係合しているときに、前記パーキングポールに形成された当接部と当接してもよい。これにより、移動部材やアシストスプリングをカム部材やカムスプリングと干渉させることなく動作させると共に、移動部材の移動をパーキングポールにより規制することが可能となり、パーキングロック機構の部品点数の増加を抑制することができる。
また、前記固定部材は、前記カム部材と当接して該カム部材の前記付勢方向への移動を規制してもよい。このように、固定部材をカムスプリングに付勢されるカム部材のストッパーとして兼用することで、パーキングロック機構の部品点数の増加を抑制することができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るパーキングロック機構10を示す概略構成図である。同図に示すパーキングロック機構10は、車両に搭載されると共にトランスミッションケース2の内部に配置される図示しないトランスミッション(変速機)の何れかの回転軸RSをロックするためのものであり、複数の歯21を有すると共にトランスミッションの回転軸RSに固定されるパーキングギヤ20と、パーキングギヤ20と係合可能な係合部28を有するパーキングポール23と、ディテント機構30に連結される進退移動可能なパーキングロッド40と、パーキングロッド40の進退移動に伴ってパーキングポール23をパーキングギヤ20に対して接近させるカム部材50と、パーキングロッド40により一端が支持されると共にパーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を保持するようにカム部材50を保持するカムスプリング60と、ディテント機構30を動作させる電動アクチュエータ70と、パーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除する際に電動アクチュエータ70をアシストするアシスト機構80とを含む。パーキングロック機構10の構成要素は、電動アクチュエータ70やディテント機構30の一部等を除いて、トランスミッションケース2の内部に配置される。
図2は、パーキングロック機構10を図1中の矢印方向から見た概略構成図である。パーキングポール23の基端には、図1および図2に示すように、回転軸RSの軸方向と平行に延びると共にトランスミッションケース2に回転自在に支持されるポールシャフト24が固定されている。これにより、パーキングポール23は、ポールシャフト24の軸周りに回転自在となる。また、パーキングポール23は、ポールシャフト24に巻回されると共に一端がトランスミッションケース2に固定されたスプリング25と、ボルトに巻回されると共に当該ボルトによりトランスミッションケース2に固定されたスプリング26との双方によりポールシャフト24の軸周りにパーキングギヤ20から離間する方向(図中反時計方向)に付勢される。更に、パーキングポール23は、長手方向中央部から遊端27側に若干寄った位置にパーキングギヤ20に向けて突出するように形成された係合部28を有する。係合部28は、パーキングギヤ20の互いに隣り合う歯21間の凹部22と係合可能に形成されている。また、パーキングポール23の係合部28が形成される面と反対側の面には、段差状の当接部290が形成されており、当該当接部290の遊端27側には、当接部290よりもパーキングギヤ20側に窪んだ凹部29が形成されている。
ディテント機構30は、ディテントスプリング31と、当該ディテントスプリング31と係合可能なディテントレバー32とを含む。ディテントスプリング31は、トランスミッションケース2に固定される基端部と、ディテントレバー32と係合可能な係合端31aを含む遊端部とを有する。ディテントレバー32の長手方向中央部には、トランスミッションケース2に回転自在に挿通されるレバーシャフト35が固定されている。レバーシャフト35は、直進運動を回転運動に変換可能なリンク機構75を介して電動アクチュエータ70に接続される。ここで、電動アクチュエータ70は、シフトバイワイヤ装置に用いられるアクチュエータとして周知の構成を有するものであり、例えば、リンク機構75に連結される出力軸70aと、図示しないモータと、モータのロータの回転量を軸方向の移動量に変換して出力軸に伝達する図示しないギヤ機構とを含み、トランスミッションケース2の外部に配置される。これにより、ディテントレバー32は、電動アクチュエータ70からの力を受けてトランスミッションケース2に対して回転自在となる。なお、電動アクチュエータ70は、直動式のモータを有するアクチュエータとして構成されてもよく、ディテントレバーを回転可能なものであれば、ギヤ機構やリンク機構75が省略されたもの等、如何なる構成のものであってもよい。また、電動アクチュエータ70に代えて、油圧式のアクチュエータを用いてもよい。
ディテントレバー32の一端部の外周には、パーキングギヤ20に遠い側から順番に、パーキングレンジ用凹部32p,リバースレンジ用凹部32r,ニュートラルレンジ用凹部32nおよびドライブレンジ用凹部32dが形成されている。また、ディテントレバー32の他端部に設けられた連結部32eは、トランスミッションの変速段を切り替えるマニュアルバルブのスプール(何れも図示せず)と連結される。そして、図示しないシフトレバーがパーキングレンジ側からドライブレンジ側へと操作されると、図示しないシフトポジションセンサからのシフトポジション信号を受信した変速用電子制御ユニット3(図1参照)が電動アクチュエータ70へとシフトレンジを切り替える旨の指令信号を送信し、指令信号を受信した電動アクチュエータ70は、ディテントレバー32をレバーシャフト35の中心軸周りに図2中反時計回りに回転させる。これにより、ディテントレバー32の回転に伴ってディテントスプリング31の係合端31aがパーキングレンジ用凹部32p,リバースレンジ用凹部32r,ニュートラルレンジ用凹部32nおよびドライブレンジ用凹部32dと順番に係合する。また、シフトレバーがドライブレンジ側からパーキングレンジ側へと操作されると、電動アクチュエータ70は、変速用電子制御ユニット3からの指令信号に応じて、ディテントレバー32をレバーシャフト35の中心軸周りに図2中時計周りに回転させる。このように、シフトレバーの操作に応じてディテントスプリング31と凹部32d,32n,32rおよび32pとの係合位置を切り替えることにより、ディテントレバー32の連結部32eと連結されたマニュアルシャフトのスプール位置を変化させて図示しないトランスミッションのシフトレンジを切り替えることができる。
パーキングロッド40の基端40aは、ディテントレバー32の一端部に回動自在に連結され、遊端40bは、パーキングポール23の長手方向と概ね平行に延在する。これにより、パーキングロッド40は、ディテントレバー32の回転に応じて進退移動することになる。また、パーキングロッド40の遊端40b側には、カム部材50と、当該カム部材50に一端が当接すると共にパーキングロッド40に形成されたスプリングストッパ41に他端が当接するカムスプリング60とが挿通される。
カム部材50は、筒状に形成されており、図3に示すように、上底の直径が下底の直径よりも若干小さい円錐台状に形成された大径部51と、大径部51の上底側から軸方向に延出される小径部52とを有する。大径部51は、シフトレバーがパーキングレンジに設定されているときにパーキングポール23の遊端27の上面27aと当接可能なテーパ面51aを有する。また、小径部52は、シフトレバーがパーキングレンジ以外のシフトレンジに設定されているときにパーキングポール23の遊端27の曲面27bと当接可能な円錐面状のテーパ面52aを有する(図5参照)。カム部材50は、トランスミッションケース2により回転軸RSの軸方向と平行に延びる軸周りに回転自在に支持されるローラー55と、スプリング25,26によりパーキングギヤ20から離間する方向に付勢されるパーキングポール23と挟持されている。これにより、カム部材50は、ローラー55とパーキングポール23とにより摺動自在に支持され、パーキングロッド40もカム部材50を介してローラー55とパーキングポール23とにより摺動自在に支持される。
アシスト機構80は、パーキングロッド40に固定された環状の固定部材81と、パーキングロッド40の軸方向に移動可能な環状の移動部材82と、固定部材81と移動部材82との間かつパーキングロッド40の外周に配置されるアシストスプリング83とを含む。図3に示すように、固定部材81は、パーキングロッド40のカム部材50よりも遊端40b側に配置され、カム部材50やカムスプリング60がパーキングロッド40に取り付けられた際に(取付状態において)、当該カム部材50の小径部52と当接する。これにより、固定部材81は、カムスプリング60により付勢されるカム部材50の遊端40b側への移動を規制するストッパーとしても機能する。なお、当該固定部材81は、パーキングロッド40と一体の部材として形成されてもよく、中心孔にパーキングロッド40が固定される環状部材として形成されてもよい。
移動部材82は、固定部材81よりもパーキングロッド40の遊端40b側に配置され、中心孔にパーキングロッド40が摺動自在に挿通される環状部材として形成されている。また、移動部材82のパーキングロッド40の遊端40b側の端部82aは、パーキングポール23の当接部290と当接することができるように拡径されている。更に、パーキングロッド40の遊端40bには、アシストスプリング83により付勢される移動部材82がパーキングロッド40から抜け落ちることを規制するストッパー84が設けられている。そして、固定部材81および移動部材82の取付位置やアシストスプリング83の諸元等は、移動部材82がストッパー84に当接しているときにアシストスプリング83が概ね自然長に維持されると共に、シフトレバーがパーキングレンジ以外のシフトレンジに設定されているときに移動部材82の端部82aがパーキングポール23の当接部290と当接することなくパーキングロッド40のストッパー84と当接するように定められる。
次に、上述のように構成されたパーキングロック機構10の動作について説明する。
図4および図5は、シフトレバーがリバースレンジに設定されているときのパーキングロック機構10を示す概略構成図である。図示するように、シフトレバーが例えばリバースレンジといったパーキングレンジ以外のシフトレンジに設定されているときには、パーキングポール23は、スプリング25,26によりパーキングギヤ20から離間するように付勢されてポールシャフト24の周りに図5中反時計方向に押し上げられ、遊端27の曲面27bがカム部材50の小径部52のテーパ面52aと当接する。この際、カム部材50(およびパーキングロッド40)は、パーキングポール23とローラー55とにより挟持され、アシスト機構80の移動部材82は、上述のように、パーキングポール23の当接部290と当接することなくパーキングロッド40の遊端40bに設けられたストッパー84と当接する。従って、シフトレバーがパーキングレンジ以外のシフトレンジに設定されてパーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合されないときには、固定部材81すなわちパーキングロッド40には、アシストスプリング83からの付勢力が実質的に作用しない。
一方、車両が停止され、運転者によりシフトレバーがパーキングレンジに設定されると、シフトレバーの操作に伴ってディテント機構30のディテントレバー32がレバーシャフト35の軸周りに図4中時計回りに回転し、図6に示すように、ディテントスプリング31の係合端31aとディテントレバー32のパーキングレンジ用凹部32pとが係合する。これにより、図7に示すように、ディテントレバー32の回転に伴ってパーキングロッド40がパーキングポール23側へと移動し、カムスプリング60に付勢されるカム部材50がパーキングポール23を押し下げてパーキングギヤ20に接近させ、パーキングポール23の係合部28がパーキングギヤ20の互いに隣り合う歯21間の凹部22と係合する。また、カムスプリング60は、当該係合が保持されるようにカム部材50をパーキングロッド40の遊端40b側に付勢する。更に、カム部材50(およびパーキングロッド40)は、カム部材50の大径部51のテーパ面51aとパーキングポール23の遊端27の上面27aとが当接した状態で当該パーキングポール23とローラー55とに挟持される。
そして、シフトレバーの操作に伴ってパーキングロッド40がパーキングポール23側へと移動することで、移動部材82の端部82aがパーキングポール23の当接部290と当接し、当該移動部材82のパーキングロッド40の遊端40b側への移動が規制される。これにより、アシストスプリング83が固定部材81と移動部材82との間で圧縮され、アシストスプリング83は、パーキングロッド40をカムスプリング60によるカム部材50の付勢方向とは逆方向に付勢する。従って、シフトレバーがパーキングレンジに設定されてパーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときには、パーキングロッド40に対してアシストスプリング83から固定部材81を介してパーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除させる方向の力が印加される。
ここで、アシストスプリング83からの力が固定部材81を介してパーキングロッド40に作用しても、パーキングロッド40の遊端40b側の固定部材81と基端40a側のスプリングストッパ41との間の距離は変化しないため、カムスプリング60が圧縮されることはなく、カムスプリング60からカム部材50に印加される力が打ち消されることはない。また、実施例のパーキングロック機構10は、ディテントレバー32を介してパーキングロッド40に連結された電動アクチュエータ70を含んでおり、当該電動アクチュエータ70の静止トルク(静止状態にある電動アクチュエータの保持力)によりアシストスプリング83からパーキングロッド40に印加される力を相殺し、パーキングロッド40の移動(ディテントレバー32の回転)を抑制することができる。これにより、パーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を良好に保持することができる。
一方、パーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除する際には、電動アクチュエータ70によりディテントレバー32を回転させてカム部材50がパーキングポール23をパーキングギヤ20から離間させるようにパーキングロッド40を移動させる。これにより、パーキングロッド40には、電動アクチュエータ70とアシストスプリング83との双方からパーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除させる方向の力が印加される。すなわち、パーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除する際には、アシストスプリング83によりパーキングギヤ20とパーキングポール23との係合の解除をアシストすることができる。従って、パーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除するのに必要なトルク、すなわち両者の係合を解除する際に電動アクチュエータ70に要求されるトルクを低下させることができる。
以上説明した実施例のパーキングロック機構10では、パーキングロッド40に固定された固定部材81と当該パーキングロッド40の軸方向に移動可能な移動部材82との間にアシストスプリング83が配置されている。そして、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときには、アシストスプリング83がパーキングロッド40をカムスプリング60によるカム部材50の付勢方向とは逆方向に付勢するように、移動部材82のパーキングロッド40に対する移動が規制される。これにより、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときには、パーキングロッド40に対しアシストスプリング83から固定部材81を介してパーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除させる方向の力が印加されるが、アシストスプリング83からの力は、固定部材81を介してパーキングロッド40に作用し、電動アクチュエータ70の静止トルクにより相殺される。従って、パーキングロック機構10では、パーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を良好に保持することができる。
一方、電動アクチュエータ70によりカム部材50がパーキングポール23をパーキングギヤ20から離間させるようにパーキングロッド40を移動させたときには、パーキングロッド40に電動アクチュエータ70とアシストスプリング83との双方からパーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除させる方向の力が印加される。すなわち、パーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除する際には、アシストスプリング83によりパーキングギヤ20とパーキングポール23との係合の解除をアシストすることができる。従って、パーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を解除するのに必要なトルク、すなわち両者の係合を解除する際に電動アクチュエータ70に要求されるトルクを低下させることができる。この結果、実施例のパーキングロック機構10では、パーキングギヤ20とパーキングポール23との係合を良好に保持可能としつつ、両者の係合を解除するのに必要なトルクを低下させることが可能となり、電動アクチュエータ70をより小型化することが可能となる。
また、実施例のパーキングロック機構10において、移動部材82は、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときに、パーキングロッド40を収容するトランスミッションケース2により支持されたパーキングポール23の当接部290と当接する。これにより、パーキングギヤ20と係合しているパーキングポール23によって移動部材82のパーキングロッド40に対する移動をより確実に規制することができる。
更に、実施例のパーキングロック機構10において、カムスプリング60は、カム部材50をパーキングロッド40の遊端40b側に付勢し、固定部材81は、カム部材50よりもパーキングロッド40の遊端40b側に配置される。そして、移動部材82は、固定部材81よりもパーキングロッド40の遊端40b側に配置されると共に、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときに、パーキングポール23に形成された当接部290と当接する。これにより、移動部材82やアシストスプリング83をカム部材50やカムスプリング60と干渉させることなく動作させると共に、移動部材82の移動をパーキングポール23により規制することが可能となり、パーキングロック機構10の部品点数の増加を抑制することができる。
また、実施例のパーキングロック機構10において、固定部材81は、カム部材50と当接して当該カム部材50の付勢方向への移動を規制する。このように、固定部材81をカムスプリング60に付勢されるカム部材50のストッパーとして兼用することで、パーキングロック機構10の部品点数の増加を抑制することができる。
なお、上記実施例では、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときに移動部材82をパーキングポール23に形成された当接部290と当接させて当該に移動部材82の移動を規制しているが、これに限られるものではない。すなわち、図8に示す変形例に係るパーキングロック機構10Bのように、パーキングポール23に当接部290を形成する代わりに、移動部材82の端部82aをトランスミッションケース2により移動自在または移動不能に支持される当接部材90と当接させてもよい。このような構成は、パーキングロッド40の軸方向がパーキングギヤ20(回転軸)の中心軸と概ね平行に延在する場合にも適用することができる。
また、アシスト機構80は、カム部材50よりもパーキングロッド40の遊端40b側に配置されるものに限られない。すなわち、アシスト機構80は、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときにアシストスプリング83がパーキングロッド40をカムスプリング60によるカム部材50の付勢方向と逆方向に付勢するものであれば、カム部材50やカムスプリング60といった周辺の部材と干渉しない範囲でパーキングロッド40の如何なる位置に配置されてもよい。更に、上記実施例のアシスト機構80は、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときに、移動部材82のパーキングロッド40に対する移動を規制して固定部材81と移動部材82との間でアシストスプリング83を圧縮するものであるが、アシスト機構80の構成は、これに限られるものでない。すなわち、アシスト機構80は、パーキングギヤ20とパーキングポール23とが係合しているときに、移動部材82のパーキングロッド40に対する移動を規制して固定部材81と移動部材82との間でアシストスプリング83を伸張させ、それによりアシストスプリング83からパーキングロッド40に力を印加するものとされてもよい。
そして、電動アクチュエータ70は、シフトレバーの操作に応じてディテントスプリング31と凹部32d,32n,32rおよび32pとの係合位置を切り替えるものに限られない。すなわち、電動アクチュエータ70は、ディテントスプリング31とパーキングレンジ用凹部32pおよびパーキングレンジ以外用の凹部との係合位置を切り替えるものとされてもよい。この場合、マニュアルバルブのスプールにディテント機構30を介さず他の電動アクチュエータを別途連結すると共に、当該他の電動アクチュエータによりマニュアルバルブのスプールを動作させてパーキングレンジ以外のシフトレンジを切り替えてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、変速機の回転軸RSに固定されるパーキングギヤ20が「パーキングギヤ」に相当し、パーキングギヤ20と係合可能な係合部28を有するパーキングポール23が「パーキングポール」に相当し、ディテントスプリング31と係合可能な複数の凹部32d,32n,32rおよび32pを有するディテントレバー32が「ディテントレバー」に相当し、ディテントレバー32に連結されると共にディテントレバー32の回転に伴って移動可能なパーキングロッド40が「パーキングロッド」に相当し、パーキングロッド40の移動に伴ってパーキングポール23をパーキングギヤ20に対して接近させるカム部材50が「カム部材」に相当し、パーキングロッド40により支持されると共にパーキングギヤ20とパーキングポール23との係合が保持されるようにカム部材50を付勢するカムスプリング60が「カムスプリング」に相当し、ディテントスプリング31と複数の凹部32d,32n,32pおよび32rとの係合位置を切替えるようにディテントレバー32を回転させる電動アクチュエータ70が「アクチュエータ」に相当し、パーキングロッド40に固定された固定部材81が「固定部材」に相当し、パーキングロッド40の軸方向に移動可能な移動部材82が「移動部材」に相当し、固定部材81と移動部材82との間に配置されたアシストスプリング83が「アシストスプリング」に相当する。
ただし、上記実施例や変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例等が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であって、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施例はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、パーキングロック機構の製造産業に利用可能である。
2 トランスミッションケース、3 変速用電子制御ユニット、10 パーキングロック機構、20 パーキングギヤ、21 歯、22,29 凹部、23 パーキングポール、24 ポールシャフト、25,26 スプリング、27 遊端、27a 上面、27b 曲面、28 係合部、290 当接部、30 ディテント機構、31 ディテントスプリング、31a 係合端、32 ディテントレバー、32d ドライブレンジ用凹部、32e 連結部、32n ニュートラルレンジ用凹部、32p パーキングレンジ用凹部、32r リバースレンジ用凹部、35 レバーシャフト、40 パーキングロッド、40a 基端、40b 遊端、41 スプリングストッパ、50 カム部材、51 大径部、51a テーパ面、52 小径部、52a テーパ面、55 ローラー、60 カムスプリング、70 電動アクチュエータ、75 リンク機構、80 アシスト機構、81 固定部材、82 移動部材、82a 端部、83 アシストスプリング、84 ストッパー。
Claims (4)
- 変速機の回転軸に固定されるパーキングギヤと、該パーキングギヤと係合可能な係合部を有するパーキングポールと、ディテントスプリングと係合可能な複数の凹部を有するディテントレバーと、前記ディテントレバーに連結されると共に該ディテントレバーの回転に伴って移動可能なパーキングロッドと、前記パーキングロッドの移動に伴って前記パーキングポールを前記パーキングギヤに対して接近させるカム部材と、前記パーキングロッドにより支持されると共に前記パーキングギヤと前記パーキングポールとの係合が保持されるように前記カム部材を付勢するカムスプリングと、前記ディテントスプリングと前記複数の凹部との係合位置を切替えるように前記ディテントレバーを回転させるアクチュエータとを含むパーキングロック機構において、
前記パーキングロッドに固定された固定部材と、
前記パーキングロッドの軸方向に移動可能な移動部材と、
前記固定部材と前記移動部材との間に配置されたアシストスプリングとを備え、
前記パーキングギヤと前記パーキングポールとが係合しているときには、前記アシストスプリングが前記パーキングロッドを前記カムスプリングによる前記カム部材の付勢方向と逆方向に付勢するように、前記移動部材の前記パーキングロッドに対する移動が規制されることを特徴とするパーキングロック機構。 - 前記移動部材は、前記パーキングギヤと前記パーキングポールとが係合しているときに、前記パーキングロッドを収容するケースにより支持された部材と当接することを特徴とする請求項1に記載のパーキングロック機構。
- 前記カムスプリングは、前記カム部材を前記パーキングロッドの遊端側に付勢し、
前記固定部材は、前記カム部材よりも前記パーキングロッドの前記遊端側に配置され、
前記移動部材は、前記固定部材よりも前記パーキングロッドの前記遊端側に配置されると共に、前記パーキングギヤと前記パーキングポールとが係合しているときに、前記パーキングポールに形成された当接部と当接することを特徴とする請求項2に記載のパーキングロック機構。 - 前記固定部材は、前記カム部材と当接して該カム部材の前記付勢方向への移動を規制することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のパーキングロック機構。
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Cited By (2)
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DE102014223037A1 (de) * | 2014-11-12 | 2016-05-12 | Zf Friedrichshafen Ag | Parksperrenaktuator für eine Parksperre eines Kraftfahrzeug-Automatgetriebes |
US20170072815A1 (en) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | Hyundai Motor Company | System and method for controlling impact reduction of electric vehicle |
-
2011
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