JP2013141899A - パーキングロック装置 - Google Patents

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Tadamasa Takei
但全 武井
Kenichi Naka
健一 仲
Akihito Iwata
昭仁 岩田
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Abstract

【課題】アクチュエータを作動させてパーキングロックおよびその解除を実行するパーキングロック装置において、パーキングロックおよびその解除を手動操作により容易かつ確実に実行可能とする。
【解決手段】パーキングロック装置20は、アクチュエータ40により進退移動させられるアクチュエータロッド45と、アクチュエータロッド45に回転自在に連結されると共にアクチュエータロッド45とは異なる位置でパーキングロッド25に回転自在に連結される連結部材50と、アクチュエータロッド45およびパーキングロッド25とは異なる位置で連結部材50に回転自在に連結されると共に、手動操作のみにより進退移動させることができる手動ロッド60とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、変速機の回転軸に取り付けられたパーキングギヤにパーキングポールを押し付けてパーキングロックを実行すると共に、当該パーキングロックを解除することができるパーキングロック装置に関する。
従来、この種のパーキングロック装置として、モータと、モータの駆動力が伝達されるピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛み合うラックを有すると共に当該ピニオンギヤの回転に伴ってスライドするスライド部材と、一端のリングがスライド部材のスリットに挿入されると共に他端のリングがパーキングギヤに噛み合うパーキングポールに接続されたプッシュプルケーブルとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このパーキングロック装置は、モータを作動させてスライド部材をスライドさせることにより、プッシュプルケーブルをスライドさせてパーキングロックおよびその解除を実行する。また、このバーキングロック装置のスライド部材には、先端部を遊嵌させたマニュアルケーブルを介して解除レバーが連結されており、解除レバーを手動操作してマニュアルケーブルをスライド部材から引き出すことにより、スライド部材をスライドさせてパーキングロックを解除することができる。
特開2011−85238号公報
しかしながら、上記従来のパーキングロック装置では、ピニオンギヤを介してモータに連結されたスライド部材にマニュアルケーブルを介して解除レバーが連結されていることから、解除レバーの手動操作に伴ってピニオンギヤやモータも回転する。このため、解除レバーの手動操作に際しては、パーキングロックの解除に要求される力に加えてピニオンギヤやモータを回転させるための力が要求され、例えばモータの回転軸の固着といった不具合が発生した場合には、手動操作によるパーキングロックの解除が不能となってしまうおそれがある。
そこで、本発明は、アクチュエータを作動させてパーキングロックおよびその解除を実行するパーキングロック装置において、パーキングロックおよびその解除を手動操作により容易かつ確実に実行可能とすることを主目的とする。
本発明によるパーキングロック装置は、上記主目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明によるパーキングロック装置は、
変速機の回転軸に固定されるパーキングギヤと、該パーキングギヤと係合可能なパーキングポールと、進退移動可能なパーキングロッドと、該パーキングロッドの進退移動に応じて前記パーキングポールを前記パーキングギヤに押し付けると共に該パーキングギヤに対する該パーキングポールの押付を解除するカム部材と、前記パーキングロッドを進退移動させるためのアクチュエータとを含むパーキングロック装置において、
前記アクチュエータにより進退移動させられるアクチュエータロッドと、
前記アクチュエータロッドに回転自在に連結されると共に該アクチュエータロッドとは異なる位置で前記パーキングロッドに回転自在に連結される連結部材と、
前記アクチュエータロッドおよび前記パーキングロッドとは異なる位置で前記連結部材に回転自在に連結されると共に、手動操作のみにより進退移動させることができる手動ロッドと、
備えることを特徴とする。
このパーキングロック装置では、手動ロッドを進退移動させるための手動操作がなされていなければ、手動ロッドが基本的に静止することから、アクチュエータによりアクチュエータロッドを進退移動させることで、手動ロッドとの連結部を支点として連結部材を回動させ、連結部材の回動に伴ってパーキングロッドを進退移動させることができる。これにより、このパーキングロック装置では、アクチュエータによりアクチュエータロッドを進退移動させることで、パーキングロッドを進退移動させてパーキングロックおよびその解除を実行することができる。これに対して、何らかの不具合等によりアクチュエータによってアクチュエータロッドを進退移動させ得なくなった場合には、アクチュエータロッドが静止することから、手動操作により手動ロッドを進退移動させることで、アクチュエータロッドとの連結部を支点として連結部材を回動させ、連結部材の回動に伴ってパーキングロッドを進退移動させることができる。これにより、このパーキングロック装置では、アクチュエータ等の固着等によってアクチュエータロッドを進退移動させ得なくなっても、手動操作により手動ロッドを進退移動させることで、パーキングロッドを進退移動させてパーキングロックおよびその解除を実行することができる。そして、この際、アクチュエータロッドを進退移動させる必要がないことから、手動操作に際して、手動ロッドに加えるべき力を小さくすることができる。従って、このパーキングロック装置では、アクチュエータによってアクチュエータロッドを進退移動させ得なくなっても、パーキングロックおよびその解除を手動操作により容易かつ確実に実行することが可能となる。
また、前記パーキングロック装置は、前記手動ロッドを前記手動操作のみによって進退移動させることができるように構成されると共に、前記手動操作がなされていないときに前記手動ロッドの移動を抑制するストッパを含む手動操作機構を更に備えてもよい。これにより、アクチュエータによってアクチュエータロッドを進退移動させる際に手動ロッドをより良好に静止状態に維持して、パーキングロックおよびその解除をよりスムースに実行することが可能となる。
更に、前記パーキングロック装置は、前記アクチュエータロッドと前記パーキングロッドとを略平行に維持する平行維持部材を備えてもよい。これにより、アクチュエータロッドの移動量とパーキングロッドの移動量との関係を略一定に保ち、アクチュエータによるパーキングロックおよびその解除をより適正に実行することが可能となる。
また、前記平行維持部材は、前記アクチュエータロッドおよび前記パーキングロッドの一方により該一方の軸方向に摺動自在に支持されると共に、前記アクチュエータロッドおよび前記パーキングロッドの他方に設けられた係合部を前記アクチュエータロッドおよび前記パーキングロッドの一方の軸方向と直交する方向にガイドするものであってもよい。このような平行維持部材を用いることにより、アクチュエータロッドとパーキングロッドとを略平行に維持しながらスムースに移動させることが可能となる。
更に、前記アクチュエータロッドは、前記連結部材の一端に連結されてもよく、前記手動ロッドは、該連結部材の他端に連結されてもよく、前記パーキングロッドは、前記アクチュエータロッドと前記連結部材との連結部と、前記手動ロッドと前記連結部材との連結部との間で前記連結部材に連結されてもよい。これにより、パーキングロックの解除に要するアクチュエータの出力を小さくすることができるので、アクチュエータ自体をコンパクト化することが可能となる。
また、前記パーキングロック装置は、前記パーキングロッドにより支持されると共に、前記パーキングポールを前記パーキングギヤに押し付けるように前記カム部材を付勢するカムスプリングを更に備えてもよく、前記アクチュエータと前記アクチュエータロッドとは、ディテント機構を介して互いに連結されてもよい。これにより、パーキングロックの実行中にパーキングロックを維持するための力(ホールディング力)をディテント機構により受けることができるので、アクチュエータに要求される保持力を大幅に低下させることが可能となる。
本発明の一実施例に係るパーキングロック装置20を示す斜視図である。 パーキングロック装置20を示す概略構成図である。 パーキングロック装置20の要部拡大部分断面図である。 パーキングロック装置20によるパーキングロックが解除された状態を示す概略構成図である。 手動操作によってパーキングロック装置20によるパーキングロックが解除された状態を示す概略構成図である。 手動操作によってパーキングロックが実行された状態を示す概略構成図である。 変形例に係るパーキングロック装置20Bの要部を示す概略構成図である。 他の変形例に係るパーキングロック装置20Cの要部を示す概略構成図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るパーキングロック装置20を示す斜視図であり、図2は、パーキングロック装置20を示す概略構成図である。これらの図面に示すパーキングロック装置20は、車両に搭載される図示しない変速機のトランスミッションケース(図示省略)の内部に配置される。そして、パーキングロック装置20は、複数の歯21aを有すると共に変速機の何れかの回転軸RSに取り付けられるパーキングギヤ21と、パーキングギヤ21と係合可能なパーキングポール22と、進退移動可能なパーキングロッド25と、パーキングロッド25の軸方向に移動可能な筒状のカム部材30と、パーキングロッド25により一端が支持されると共にパーキングポール22をパーキングギヤ21に押し付けるようにカム部材30を付勢するカムスプリング35と、パーキングロッド25を進退移動させるためのアクチュエータ40とを含む。すなわち、パーキングロック装置20は、アクチュエータ40を作動させてパーキングロックおよびその解除を実行するシフトバイワイヤ式パーキングロック装置として構成されている。
図1に示すように、パーキングポール22の基端部には、回転軸RSの軸方向と平行に延びると共に図示しない軸受等を介してトランスミッションケースにより回転自在に支持されるポールシャフト23が固定されている。これにより、パーキングポール22は、ポールシャフト23の軸周りに回動自在となる。また、パーキングポール22は、長手方向中央部から遊端部側に若干寄った位置にパーキングギヤ21に向けて突出するように形成された係合部22aを有する。係合部22aは、パーキングギヤ21の互いに隣り合う歯21a間の凹部と係合可能に形成されている。更に、パーキングポール22の遊端部は、トランスミッションケースに基端部が支持された図示しないスプリングの遊端部と係合しており、パーキングポール22は、当該スプリングにより係合部22aがパーキングギヤ21から離間するように付勢される。
パーキングロッド25は、カムスプリング35の一端(図1および図2における右端)と当接するスプリングストッパ25s(図2参照)を有し、カムスプリング35の一端がスプリングストッパ25sと当接するように当該カムスプリング35に摺動自在に挿通される。また、パーキングロッド25は、カム部材30に摺動自在に挿通され、カム部材30の一端(図1および図2における右端)は、カムスプリング35の他端と当接する。更に、パーキングロッド25には、カム部材30の他端と当接するカムストッパ26が固定される。これにより、カム部材30は、パーキングロッド25によってカムストッパ26とカムスプリング35との間でパーキングロッド25の軸方向に移動可能に支持される。
カム部材30は、図2に示すように、上底の直径が下底の直径よりも若干小さい円錐台状に形成された大径部31と、大径部31の上底側から軸方向に延出された小径部32とを有し、大径部31と小径部32との間には、大径部31から離間するにつれて縮経するようにテーパ面33が形成されている。そして、カム部材30は、図示しないスプリングにより付勢されたパーキングポール22とトランスミッションケースにより回転自在に支持される支持ローラ29とにより狭持される。これにより、カム部材30に挿通されるパーキングロッド25もパーキングポール22と支持ローラ29とにより摺動自在に支持される。
アクチュエータ40は、実施例において、車両の運転者によるシフト操作に応じて図示しない電子制御装置(シフトバイワイヤECU)により制御される図示しないモータや、当該モータの回転軸に接続されたボールネジ、モータの回転に伴ってボールネジの軸方向に進退移動するスライダ等を含む直動アクチュエータとして構成される。アクチュエータ40の図示しないスライダは、ロッド40aに接続されており、当該ロッド40aは、ディテント機構41を介してアクチュエータロッド45に連結される。ディテント機構41は、ディテントレバー42と、当該ディテントレバー42の基端部に固定されると共にトランスミッションケースにより回転自在に支持されるレバーシャフト43と、トランスミッションケースにより支持される基端部を有するディテントスプリング(図示省略)とを含む。
ディテントレバー42は、第1遊端部42aと第2遊端部42bとを有し、第1遊端部42aの外周には、パーキングギヤ21に遠い側から順番に、パーキングレンジ用凹部42pと、非パーキングレンジ用凹部42nとが形成されている。また、ディテントレバー42の第2遊端部42bには、アクチュエータ40のロッド40aが回転自在に連結される。これにより、アクチュエータ40を作動させることにより、ディテントレバー42をレバーシャフト43の軸周りに正逆方向に回動させることができる。そして、ディテントレバー42の回動に伴い、図示しないディテントスプリングの先端に支持されたローラがパーキングレンジ用凹部42pや非パーキングレンジ用凹部42nと順番に係合する。
アクチュエータロッド45の基端は、図1に示すように、ディテントレバー42の第1遊端部42aに回転自在に連結され、アクチュエータロッド45の他端側には、連結部材50の第1端部(一端)51が回転自在に連結される。そして、図1および図2に示すように、連結部材50の第2端部(他端)52には、手動ロッド60の一端が回転自在に連結され、連結部材50の長手方向の略中央部には、パーキングロッド25のカム部材30に挿入されていない側の端部が回転自在に連結される。すなわち、連結部材50には、アクチュエータロッド45、パーキングロッド25および手動ロッド60が、それぞれ異なる位置で回転自在に連結される。
図2に示すように、連結部材50の第1端部51には、連結ピン510aを介して回転ブロック510が回転自在に連結(ピン結合)されており、アクチュエータロッド45は、当該回転ブロック510に固定される。また、連結部材50の第2端部52には、連結孔53が形成されており、当該連結孔53に略直角に折り曲げられた手動ロッド60の一端を挿入することにより手動ロッド60が連結部材50の第2端部52に回転自在に連結(ピン結合)される。更に、連結部材50の長手方向の略中央部には、図3に示すように、連結孔54が形成されており、当該連結孔54に直角に折り曲げられたパーキングロッド25の先端部250を挿入することによりパーキングロッド25が連結部材50に回転自在に連結(ピン結合)される。実施例において、連結孔54は、回転ブロック510を第1端部51に連結するための連結ピン510aの中心と、第2端部の連結孔53の中心とを結ぶ線分の中点を中心とする円孔とされる。そして、パーキングロッド25の先端部250は、図3に示すように、連結部材50の連結孔54を貫通して図中下方に突出し、当該先端部250(連結部材50から突出する部分)には、パーキングロッド25の本体部分(カム部材30やカムスプリング35に挿入される部分)の軸方向と直交する方向に互いに平行に延びる一対の平面251が形成されている。
また、図1および図2に示すように、アクチュエータロッド45は、回転ブロック510からカム部材30側(ディテント機構41から離間する側)に突出しており、回転ブロック510よりもカム部材30側でパーキングロッド25をアクチュエータロッド45と略平行に維持するための平行維持部材55を軸方向に摺動自在に支持している。平行維持部材55は、図2に示すように、アクチュエータロッド45が摺動自在に挿通される支持孔56aを有して当該アクチュエータロッド45により摺動自在に支持される基部56と、基部56からディテント機構41(図1参照)に向けてアクチュエータロッド45の軸方向と略平行に延出された中間部57と、中間部57からアクチュエータロッド45の軸方向と直交する方向に基部56から離間するように延出されたガイド部58とを有する。そして、ガイド部58には、アクチュエータロッド45の軸方向と直交する方向に延びると共に当該ガイド部58の遊端部で開口するスリット59が形成されている。スリット59は、パーキングロッドの先端部250に形成された一対の平面251間の幅(二面幅)よりも若干大きい幅を有しており、当該スリット59には、図3に示すように、連結部材50から突出したパーキングロッドの先端部250が摺動自在に差し込まれる。
更に、パーキングロック装置20は、図1および図2に示すように、手動ロッド60を手動操作のみにより進退移動させることができるように構成された手動操作機構70を含む。手動操作機構70は、図1に示すように、例えばパーキングロック装置20が搭載される車両の車室内等に配置される手動操作レバー71と、手動操作レバー71が手動操作されていないときに手動ロッド60の移動を抑制するストッパ機構72と、パーキングポール22のポールシャフト23により回動自在に支持される基端を有すると共に手動ロッド60とストッパ機構72とに連結されるレバー77とを含む。
ストッパ機構72は、一端がレバー77の遊端部に回転自在に連結されると共に他端が図示しないケーブルあるいはリンク機構を介して手動操作レバー71に連結されるロッド73と、それぞれトランスミッションケースに固定されると共にロッド73を摺動自在に支持する第1支持部材74aおよび第2支持部材74bと、ロッド73が挿入される第1スプリング75aおよび第2スプリング75bとを有する。ロッド73は、中途に第1および第2スプリング75a,75bと当接するスプリング当接部73cを有し、第2支持部材74bは、第1支持部材74aよりもレバー77側に配置される。そして、第1支持部材74aとロッド73のスプリング当接部73cとの間に第1スプリング75aが配置されると共に、第2支持部材74bとロッド73のスプリング当接部73cとの間に第2スプリング75bが配置される。また、レバー77の長手方向の略中央部には、連結孔が形成されており、当該連結孔に直角に折り曲げられた手動ロッド60の他端を挿入することにより手動ロッド60がレバー77に回転自在に連結(ピン結合)される。
このように構成される手動操作機構70によれば、手動操作レバー71が手動操作されていない状態でロッド73が外力により図1におけるロック方向に移動しようとすると、ロッド73のスプリング当接部73cと第1支持部材74aとの間の第1スプリング75aが圧縮されて当該第1スプリング75aからロッド73に図1における解除方向への力が加えられ、それによりロッド73のロック方向への移動、すなわちレバー77を介してロッド73と連結された手動ロッド60の移動が抑制される。また、手動操作レバー71が手動操作されていない状態でロッド73が外力により図1における解除方向に移動しようとすると、ロッド73のスプリング当接部73cと第2支持部材74bとの間の第2スプリング75bが圧縮されて当該第2スプリング75bからロッド73に図1におけるロック方向への力が加えられ、それによりロッド73の解除方向への移動、すなわちレバー77を介してロッド73と連結された手動ロッド60の移動が抑制される。そして、手動操作機構70によれば、何らかの不具合等によりアクチュエータ40によってアクチュエータロッド45を進退移動させ得なくなった場合に、手動操作レバー71を操作して第1または第2スプリング75aまたは75bの付勢力に打ち勝つ力をロッド73に加えることで、当該ロッド73を図1におけるロック方向および解除方向の双方に移動させることができる。
次に、上記パーキングロック装置20の動作について説明する。
パーキングロック装置20が搭載された車両の運転者によりパーキングレンジが選択されると、上述の図示しない電子制御装置は、アクチュエータロッド45が図1に示すロック方向(図2における矢印方向)に移動するようにアクチュエータ40を制御する。この際、手動操作機構70の手動操作レバー71が操作されることは基本的に無く、手動操作機構70に連結された手動ロッド60は基本的に静止し、しかもストッパ機構72(第1および第2スプリング75a,75b)により移動が抑制される。従って、アクチュエータ40によりロッド40aやディテントレバー42を介してアクチュエータロッド45をロック方向に移動させれば、連結部材50が手動ロッド60との連結部(手動ロッド60の一端および連結孔53)を支点として連結孔53の中心軸周りに図2における時計回りに回動し、このような連結部材50の回動に伴って、パーキングロッド25が図2における矢印方向(ロック方向)に移動する。
また、実施例のパーキングロック装置20では、アクチュエータロッド45により平行維持部材55が摺動自在に支持されると共に、パーキングロッド25が平行維持部材55のガイド部58によりアクチュエータロッド45の軸方向と直交する方向にガイドされる。すなわち、平行維持部材55のガイド部58には、アクチュエータロッド45の軸方向と直交する方向に延びるようにスリット59が形成されており、当該スリット59には、それぞれアクチュエータロッド45の軸方向と直交する方向に延びる一対の平面251を有するパーキングロッドの先端部250が摺動自在に差し込まれている。従って、アクチュエータロッド45がロック方向に移動する際、平行維持部材55のスリット59とパーキングロッド25の先端部250に形成された一対の平面251との係合により、パーキングロッド25に対する平行維持部材55の当該パーキングロッド25の軸方向における移動が規制され、平行維持部材55と回転ブロック510とがロック方向に移動する(実施例では、基部56よりも回転ブロック510の移動量が大きく、基部56と回転ブロック510とが接近する)。更に、スリット59とパーキングロッド25の一対の平面251との係合により、パーキングロッド25の平行維持部材55やアクチュエータロッド45に対する回転が規制される。これにより、パーキングロッド25は、アクチュエータロッド45に対して略平行に維持された状態でロック方向に移動することになる。
そして、パーキングロッド25のロック方向への移動に伴い、カム部材30の大径部31が図示しないスプリングにより付勢されたパーキングポール22とトランスミッションケースにより回転自在に支持される支持ローラ29とにより狭持されるようになり、パーキングポール22は、カム部材30によりパーキングギヤ21に押し付けられてポールシャフト23の周りに図1における時計回りに回動する。この結果、パーキングポール22の係合部22aがパーキングギヤ21の互いに隣り合う歯21a間の凹部と係合し、パーキングロックが実行される。また、アクチュエータロッド45やパーキングロッド25のロック方向への移動に伴い、ディテント機構41のディテントスプリングのローラは、パーキングレンジ用凹部42pと係合し、両者が係合した段階でアクチュエータ40の作動が停止させられる。
これに対して、上述のようなパーキングロックが実行された状態で、パーキングロック装置20が搭載された車両の運転者によりパーキングレンジ以外のシフトレンジが選択されると、上述の図示しない電子制御装置は、アクチュエータロッド45が図1に示す解除方向(図4における矢印方向)に移動するようにアクチュエータ40を制御する。この際も、手動操作機構70の手動操作レバー71が操作されることは基本的に無く、手動操作機構70に連結された手動ロッド60は基本的に静止し、しかもストッパ機構72(第1および第2スプリング75a,75b)により移動が抑制される。従って、アクチュエータ40によりロッド40aやディテントレバー42を介してアクチュエータロッド45を解除方向に移動させれば、連結部材50が手動ロッド60との連結部(手動ロッド60の一端および連結孔53)を支点として連結孔53の中心軸周りに図4における反時計回りに回動し、このような連結部材50の回動に伴って、パーキングロッド25が図4における矢印方向(解除方向)に移動する。
また、実施例のパーキングロック装置20では、アクチュエータロッド45が解除方向に移動する際にも、平行維持部材55のスリット59とパーキングロッド25の一対の平面251との係合により、パーキングロッド25に対する平行維持部材55の当該パーキングロッド25の軸方向における移動が規制され、平行維持部材55と回転ブロック510とが解除方向に移動する(実施例では、基部56よりも回転ブロック510の移動量が大きく、基部56と回転ブロック510とが離間する)。更に、スリット59とパーキングロッド25の一対の平面251との係合により、パーキングロッド25の平行維持部材55やアクチュエータロッド45に対する回転が規制される。これにより、パーキングロッド25は、アクチュエータロッド45に対して略平行に維持された状態で解除方向に移動することになる。
そして、パーキングロッド25の解除方向への移動に伴い、カム部材30の小径部32やテーパ面33が図示しないスプリングにより付勢されたパーキングポール22とトランスミッションケースにより回転自在に支持される支持ローラ29とにより狭持されるようになり、パーキングポール22は、カム部材30によるパーキングギヤ21への押し付けが解除されることによりポールシャフト23の周りに図1における反時計回りに回動する。この結果、パーキングポール22の係合部22aとパーキングギヤ21との係合、すなわちパーキングロックが解除される。なお、パーキングロックの解除中、カムスプリング35の付勢力の反力は、スプリングストッパ25sおよびカムストッパ26によって受けられる。また、アクチュエータロッド45やパーキングロッド25の解除方向への移動に伴い、ディテント機構41のディテントスプリングのローラは、パーキングレンジ用凹部42pから離脱し、非パーキングレンジ用凹部41nと係合する。
一方、例えばアクチュエータ40やロッド40aの固着といったような何らかの不具合等によりアクチュエータ40によってアクチュエータロッド45を進退移動させ得なくなった場合には、アクチュエータロッド45が静止することになる。従って、このような場合には、手動操作レバー71を手動操作して手動ロッド60を進退移動させることで、アクチュエータロッド45との連結部(連結ピン510a等)を支点として連結ピン510aの軸周りに連結部材50を回動させ、連結部材50の回動に伴ってパーキングロッド25を進退移動させることができる。
すなわち、パーキングロック装置20によりパーキングロックが実行された状態(図2参照)でアクチュエータ40によってアクチュエータロッド45を進退移動させ得なくなった場合には、手動操作レバー71を手動操作して、ストッパ機構72の第2スプリング75bの付勢力に抗してロッド73を図1における解除方向に移動させる。これにより、レバー77がポールシャフト23の軸周りに図1における時計回りに回動し、当該レバー77の回動に伴って手動ロッド60が図5における矢印方向(解除方向)に移動する。このような手動操作により手動ロッド60を解除方向に移動させれば、図5に示すように、連結部材50がアクチュエータロッド45との連結部(連結ピン510a)を支点として連結ピン510aの軸周りに図5における時計回りに回動し、このような連結部材50の回動に伴って、パーキングロッド25が図5における矢印方向(解除方向)に移動する。
また、実施例のパーキングロック装置20では、手動ロッド60が解除方向に移動する際、平行維持部材55のスリット59とパーキングロッド25の一対の平面251との係合により、パーキングロッド25の平行維持部材55やアクチュエータロッド45に対する回転が規制される一方でパーキングロッド25のスリット59に沿った移動が許容される。これにより、図5からわかるように、パーキングロッド25は、平行維持部材55のスリット59に沿ってアクチュエータロッド45に接近しつつアクチュエータロッド45に対して略平行に維持された状態で解除方向に移動し、平行維持部材55は、アクチュエータロッド45に対して図1における解除方向に移動する(平行維持部材55の基部56と回転ブロック510とが互いに接近する)。
そして、パーキングロッド25の解除方向への移動に伴い、カム部材30の小径部32やテーパ面33が図示しないスプリングにより付勢されたパーキングポール22とトランスミッションケースにより回転自在に支持される支持ローラ29とにより狭持されるようになり、パーキングポール22は、カム部材30によるパーキングギヤ21への押し付けが解除されることによりポールシャフト23の周りに図1における反時計回りに回動する。この結果、パーキングポール22の係合部22aとパーキングギヤ21との係合、すなわちパーキングロックが解除される。
これに対して、パーキングロック装置20によるパーキングロックが解除された状態(図4参照)でアクチュエータ40によってアクチュエータロッド45を進退移動させ得なくなった場合には、手動操作レバー71を手動操作して、ストッパ機構72の第1スプリング75aの付勢力に抗してロッド73を図1におけるロック方向に移動させる。これにより、レバー77がポールシャフト23の軸周りに図1における反時計回りに回動し、当該レバー77の回動に伴って手動ロッド60が図6における矢印方向(ロック方向)に移動する。このような手動操作により手動ロッド60をロック方向に移動させれば、連結部材50がアクチュエータロッド45との連結部(連結ピン510a)を支点として連結ピン510aの軸周りに図6における反時計回りに回動し、このような連結部材50の回動に伴って、パーキングロッド25が図6における矢印方向(ロック方向)に移動する。
また、実施例のパーキングロック装置20では、手動ロッド60がロック方向に移動する際にも、平行維持部材55のスリット59とパーキングロッド25の一対の平面251との係合により、パーキングロッド25の平行維持部材55やアクチュエータロッド45に対する回転が規制される一方でパーキングロッド25のスリット59に沿った移動が許容される。これにより、図6からわかるように、パーキングロッド25は、平行維持部材55のスリット59に沿ってアクチュエータロッド45に接近しつつアクチュエータロッド45に対して略平行に維持された状態でロック方向に移動し、平行維持部材55は、アクチュエータロッド45に対して図1におけるロック方向に移動する(平行維持部材55の基部56と回転ブロック510とが互いに離間する)
そして、パーキングロッド25のロック方向への移動に伴い、カム部材30の大径部31が図示しないスプリングにより付勢されたパーキングポール22とトランスミッションケースにより回転自在に支持される支持ローラ29とにより狭持されるようになり、パーキングポール22は、カム部材30によりパーキングギヤ21に押し付けられてポールシャフト23の周りに図1における時計回りに回動する。この結果、パーキングポール22の係合部22aがパーキングギヤ21の互いに隣り合う歯21a間の凹部と係合し、パーキングロックが実行される。
以上説明したように、実施例のパーキングロック装置20では、手動ロッド60を進退移動させるための手動操作がなされていなければ、手動ロッド60が基本的に静止すると共にストッパ機構72により移動が規制されることから、アクチュエータ40によりアクチュエータロッド45を進退移動させることで、手動ロッド60との連結部(手動ロッド60の一端および連結孔53)を支点として連結部材50を回動させ、連結部材50の回動に伴ってパーキングロッド25を進退移動させることができる。これにより、パーキングロック装置20では、アクチュエータ40によりアクチュエータロッド45を進退移動させることで、パーキングロッド25を進退移動させてパーキングロックおよびその解除を実行することができる。
これに対して、何らかの不具合等によりアクチュエータ40によってアクチュエータロッド45を進退移動させ得なくなった場合には、アクチュエータロッド45が静止することから、手動操作により手動ロッド60を進退移動させることで、アクチュエータロッド45との連結部(連結ピン510a等)を支点として連結部材50を回動させ、連結部材50の回動に伴ってパーキングロッド25を進退移動させることができる。これにより、パーキングロック装置20では、アクチュエータ40等の固着等によってアクチュエータロッド45を進退移動させ得なくなっても、手動操作により手動ロッド60を進退移動させることで、パーキングロッド25を進退移動させてパーキングロックおよびその解除を実行することができる。そして、この際、アクチュエータロッド45を進退移動させる必要がないことから、手動操作に際して、手動ロッド60に加えるべき力を小さくすることができる。従って、実施例のパーキングロック装置20では、アクチュエータ40によってアクチュエータロッド45を進退移動させ得なくなっても、パーキングロックおよびその解除を手動操作により容易かつ確実に実行することが可能となる。
また、パーキングロック装置20の手動操作機構70は、手動操作がなされていないときに手動ロッド60の移動を抑制するストッパ機構72を含む。これにより、アクチュエータ40によってアクチュエータロッド45を進退移動させる際に手動ロッド60をより良好に静止状態に維持して、パーキングロックおよびその解除をよりスムースに実行することが可能となる。
更に、パーキングロック装置20は、アクチュエータロッド45とパーキングロッド25とを略平行に維持する平行維持部材55を含む。これにより、アクチュエータロッド45の移動量とパーキングロッド25の移動量との関係を略一定に保ち、アクチュエータ40によるパーキングロックおよびその解除をより適正に実行することが可能となる。
また、上記実施例において、平行維持部材55は、アクチュエータロッド45により当該アクチュエータロッド45の軸方向に摺動自在に支持されると共に、パーキングロッド25に設けられた係合部としての先端部250(一対の平面251)をアクチュエータロッド45の軸方向と直交する方向にガイドするものである。このような平行維持部材55を用いることにより、アクチュエータロッド45とパーキングロッド25とを略平行に維持しながらスムースに移動させることが可能となる。ただし、平行維持部材55は、パーキングロッド25により当該パーキングロッド25の軸方向に摺動自在に支持されると共に、アクチュエータロッド45に設けられた係合部をパーキングロッド25の軸方向と直交する方向にガイドするものとして構成されてもよい。
更に、上記実施例において、アクチュエータロッド45は、連結部材50の第1端部(一端)51に連結されると共に、手動ロッド60は、連結部材50の第2端部(他端)52に連結され、パーキングロッド25は、アクチュエータロッド45と連結部材50との連結部(連結ピン510a等)と、手動ロッド60と連結部材50との連結部(手動ロッド60の一端および連結孔53)との間で連結部材50に連結される。これにより、パーキングロックの解除に要するアクチュエータ40の出力を小さくすることができるので、アクチュエータ40自体をコンパクト化することが可能となる。
そして、パーキングロック装置20は、パーキングロッド25により支持されると共に、パーキングポール22をパーキングギヤ21に押し付けるようにカム部材30を付勢するカムスプリング35を含み、アクチュエータ40とアクチュエータロッド45とは、ディテント機構41を介して互いに連結される。パーキングロックの実行中にパーキングロックを維持するための力(ホールディング力)をディテント機構41により受けることができるので、アクチュエータ40に要求される保持力を大幅に低下させることが可能となる。
図7は、変形例に係るパーキングロック装置20Bの要部を示す概略構成図である。同図に示すパーキングロック装置20Bでは、連結部材50Bの長手方向の略中央部からロッド連結部54Bがパーキングロッド25に向けて(図中左側に)延出されている。そして、当該ロッド連結部54Bに形成された連結孔に直角に折り曲げられたパーキングロッド25の先端部250を挿入することによりパーキングロッド25が連結部材50Bに回転自在に連結(ピン結合)される。このような構成を採用すれば、平行維持部材55Bの中間部57の長さを短くすることができるので、平行維持部材55Bの剛性を良好に確保することが可能となる。
図8は、他の変形例に係るパーキングロック装置20Cの要部を示す概略構成図である。同図に示すパーキングロック装置20Cでは、パーキングロッド25の先端部250から上記一対の平面251が省略されており、当該先端部250は、連結部材50の長手方向の略中央部に形成された連結孔54に挿入され、それによりパーキングロッド25が連結部材50に回転自在に連結(ピン結合)される。また、パーキングロック装置20Cでは、平行維持部材55Cから中間部57が省略されており、アクチュエータロッド45の軸方向と直交する方向に延びるスリット59を有するガイド部58が、アクチュエータロッド45により摺動自在に支持される基部56から当該アクチュエータロッド45の軸方向と直交する方向に延出されている。そして、パーキングロッド25には、先端部250とは異なる位置に形成されると共に、スリット59に摺動自在に差し込まれる矩形断面あるいは円形断面を有する係合部252が設けられている。このような構成を採用すれば、平行維持部材55Cの剛性をより一層良好に確保しつつ、アクチュエータロッド45とパーキングロッド25とを略平行に維持しながらスムースに移動させることが可能となる。
ここで、上記実施例や変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。すなわち、上記実施例等では、変速機の回転軸RSに固定されるパーキングギヤ21と、パーキングギヤ21と係合可能なパーキングポール22と、進退移動可能なパーキングロッド25と、パーキングロッド25の進退移動に応じてパーキングポール22をパーキングギヤ21に押し付けると共にパーキングギヤ21に対するパーキングポール22の押付を解除するカム部材30と、パーキングロッド25を進退移動させるためのアクチュエータ40とを含むパーキングロック装置20,20B,20Cが「パーキングロック装置」に相当し、アクチュエータ40により進退移動させられるアクチュエータロッド45が「アクチュエータロッド」に相当し、アクチュエータロッド45に回転自在に連結されると共にアクチュエータロッド45とは異なる位置でパーキングロッド25に回転自在に連結される連結部材50,50Bが「連結部材」に相当し、アクチュエータロッド45およびパーキングロッド25とは異なる位置で連結部材50に回転自在に連結される手動ロッド60が「手動ロッド」に相当し、手動ロッド60を手動操作のみにより進退移動させることができるように構成された手動操作機構70が「手動操作機構」に相当する。また、手動操作がなされていないときに手動ロッド60の移動を抑制するストッパ機構72が「ストッパ」に相当し、アクチュエータロッド45とパーキングロッドとを略平行に維持する平行維持部材55,55B,55Cが「平行維持部材」に相当し、パーキングロッド25により支持されると共に、パーキングポール22をパーキングギヤ21に押し付けるようにカム部材30を付勢するカムスプリング35が「カムスプリング」に相当し、アクチュエータ40とアクチュエータロッド45とを連結するディテント機構41が「ディテント機構」に相当する。
ただし、実施例等の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載された発明の主要な要素との対応関係は、実施例等が課題を解決するための手段の欄に記載された発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施例等はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、パーキングロック装置の製造産業において利用可能である。
20,20B,20C パーキングロック装置、21 パーキングギヤ、21a 歯、22 パーキングポール、22a 係合部、23 ポールシャフト、25 パーキングロッド、25s スプリングストッパ、26 カムストッパ、29 支持ローラ、30 カム部材、31 大径部、32 小径部、33 テーパ面、35 カムスプリング、40 アクチュエータ、40a ロッド、41 ディテント機構、42 ディテントレバー、42a 第1遊端部、42b 第2遊端部、42n 非パーキングレンジ用凹部、42p パーキングレンジ用凹部、43 レバーシャフト、45 アクチュエータロッド、50,50B 連結部材、51 第1端部、52 第2端部、53 連結孔、54 連結孔、54B ロッド連結部、55,55B,55C 平行維持部材、56 基部、56a 支持孔、57 中間部、58 ガイド部、59 スリット、60 手動ロッド、70 手動操作機構、71 手動操作レバー、72 ストッパ機構、73 ロッド、73c スプリング当接部、74a 第1支持部材、74b 第2支持部材、75a 第1スプリング、75b 第2スプリング、77 レバー、250 先端部、251 平面、252 係合部、510 回転ブロック、510a 連結ピン。

Claims (6)

  1. 変速機の回転軸に固定されるパーキングギヤと、該パーキングギヤと係合可能なパーキングポールと、進退移動可能なパーキングロッドと、該パーキングロッドの進退移動に応じて前記パーキングポールを前記パーキングギヤに押し付けると共に該パーキングギヤに対する該パーキングポールの押付を解除するカム部材と、前記パーキングロッドを進退移動させるためのアクチュエータとを含むパーキングロック装置において、
    前記アクチュエータにより進退移動させられるアクチュエータロッドと、
    前記アクチュエータロッドに回転自在に連結されると共に該アクチュエータロッドとは異なる位置で前記パーキングロッドに回転自在に連結される連結部材と、
    前記アクチュエータロッドおよび前記パーキングロッドとは異なる位置で前記連結部材に回転自在に連結されると共に、手動操作のみにより進退移動させることができる手動ロッドと、
    備えることを特徴とするパーキングロック装置。
  2. 請求項1に記載のパーキングロック装置において、
    前記手動ロッドを前記手動操作のみによって進退移動させることができるように構成されると共に、前記手動操作がなされていないときに前記手動ロッドの移動を抑制するストッパを含む手動操作機構を更に備えることを特徴とするパーキングロック装置。
  3. 請求項1または2に記載のパーキングロック装置において、
    前記アクチュエータロッドと前記パーキングロッドとを略平行に維持する平行維持部材を更に備えることを特徴とするパーキングロック装置。
  4. 請求項3に記載のパーキングロック装置において、
    前記平行維持部材は、前記アクチュエータロッドおよび前記パーキングロッドの一方により該一方の軸方向に摺動自在に支持されると共に、前記アクチュエータロッドおよび前記パーキングロッドの他方に設けられた係合部を前記アクチュエータロッドおよび前記パーキングロッドの一方の軸方向と直交する方向にガイドすることを特徴とするパーキングロック装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載のパーキングロック装置において、
    前記アクチュエータロッドは、前記連結部材の一端に連結されると共に、前記手動ロッドは、該連結部材の他端に連結され、前記パーキングロッドは、前記アクチュエータロッドと前記連結部材との連結部と、前記手動ロッドと前記連結部材との連結部との間で前記連結部材に連結されることを特徴とするパーキングロック装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のパーキングロック装置において、
    前記パーキングロッドにより支持されると共に、前記パーキングポールを前記パーキングギヤに押し付けるように前記カム部材を付勢するカムスプリングを更に備え、
    前記アクチュエータと前記アクチュエータロッドとは、ディテント機構を介して互いに連結されることを特徴とするパーキングロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017032119A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 トヨタ自動車株式会社 車両用パーキングロック装置の手動解除機構

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