JP2013016028A - 情報支援装置、情報支援システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報支援装置、情報支援システム及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013016028A
JP2013016028A JP2011148387A JP2011148387A JP2013016028A JP 2013016028 A JP2013016028 A JP 2013016028A JP 2011148387 A JP2011148387 A JP 2011148387A JP 2011148387 A JP2011148387 A JP 2011148387A JP 2013016028 A JP2013016028 A JP 2013016028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
support
vehicle
safe driving
application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011148387A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Yamamoto
英典 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2011148387A priority Critical patent/JP2013016028A/ja
Publication of JP2013016028A publication Critical patent/JP2013016028A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】携帯情報処理装置を利用して安全運転支援に関する支援情報を提供することができる情報支援装置、情報支援システム及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】第1インタフェース部12は、情報支援装置10とスマートフォン20との接続を行う。アプリケーション導入部13は、スマートフォン20が接続されたと判定された場合、スマートフォン20に安全運転支援用アプリケーションを導入する。支援情報生成部18は、制御部11の制御のもと、スマートフォン20に安全運転支援用アプリケーションが導入され、スマートフォン20から安全運転支援用アプリケーションを起動した旨の起動情報を受信した場合に、第3インタフェース部17で交通状況に関するデータを取得したときは、取得したデータに応じた支援情報を生成してスマートフォン20へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両等の安全運転や歩行者の安全などを支援する装置に関し、特に、携帯情報処理装置を利用した情報支援装置、該情報支援装置を備える情報支援システム及び前記情報支援装置を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
車両の安全運転支援や歩行者の安全を支援するために、道路を走行する車両の情報や歩行者等の情報を検出し、あるいは交通信号機の信号情報などを用いて、車両の運転者に安全運転に有用な情報を提供する安全運転支援システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)に関する技術が開発されている。
例えば、中央装置、交通信号機、路上装置などを備え、中央装置は、各交差点がサービス交差点か否かを識別するための情報等を含むサービス交差点情報を複数の交通信号機へ送信する。そして、路上装置は、通信回線を介して接続された交通信号機からサービス交差点情報を受信し、車載機へ送信する。車載機は、サービス交差点情報に基づいて、サービス交差点の所在地を道路地図に重畳して報知情報を作成して運転者へ提供することにより、安全運転支援サービスを提供する情報提供システムが開示されている(特許文献1参照)。
特開2008−112255号公報
しかしながら、従来の安全運転支援システム(DSSS)は、DSSS対応の車載機(カーナビゲーション)を用いるものであった。一方で、スマートフォン又はタブレット型情報端末などの携帯型の情報処理装置が急速に普及してきており、ユーザは、様々な情報をこれらの携帯情報処理装置から発信するのみならず、これらの携帯情報処理装置を利用して多くの情報を受信している。このため、利用者の視点に立ってみれば、頻繁に利用しているこれらの携帯情報処理装置を用いた安全運転支援システムへの期待が高まる可能性がある。しかし、従来、携帯情報処理装置を用いた安全運転支援システムについては検討されていない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、携帯情報処理装置を利用して安全運転支援に関する支援情報を提供することができる情報支援装置、該情報支援装置を備える情報支援システム及び前記情報支援装置を実現するためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
第1発明に係る情報支援装置は、安全運転支援に関する支援情報を携帯情報処理装置で提供させるための情報支援装置において、前記携帯情報処理装置に安全運転支援用アプリケーションを導入するための導入手段と、前記携帯情報処理装置で前記安全運転支援用アプリケーションを起動した旨の起動情報を該携帯端末装置から受信する第1受信手段と、交通状況に関するデータを取得するデータ取得手段と、前記第1受信手段で起動情報を受信した場合に、前記データ取得手段でデータを取得したときは、取得したデータに応じた支援情報を前記携帯情報処理装置へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る情報支援装置は、第1発明において、車両に搭載可能にしてあり、前記車両の運転に関連する車両情報を該車両から取得する車両情報取得手段と、該車両情報取得手段で取得した車両情報に基づいて車両の異常の有無を判定する判定手段と、該判定手段で異常があると判定した場合、前記送信手段で送信する支援情報の内容と該支援情報の送信タイミングの少なくとも一方を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
第3発明に係る情報支援装置は、第2発明において、前記送信手段は、運転者への注意を喚起するため所定のレベルの支援情報を送信するようにしてあり、前記判定手段は、車両の減速機構の異常を判定するようにしてあり、前記変更手段は、前記減速機構が異常であると判定された場合、前記所定のレベルより高い警告レベルの警告情報に変更するように構成してあることを特徴とする。
第4発明に係る情報支援装置は、第2発明又は第3発明において、前記変更手段は、前記減速機構が異常であると判定された場合、前記所定のレベルの支援情報の送信タイミングを早くするように構成してあることを特徴とする。
第5発明に係る情報支援装置は、第2発明乃至第4発明のいずれか1つにおいて、前記判定手段は、前照灯が点灯しているか否かを判定するようにしてあり、前記変更手段は、前記判定手段で前照灯が消灯していると判定した場合、その旨の支援情報に変更するように構成してあることを特徴とする。
第6発明に係る情報支援システムは、前述の発明に係る情報支援装置と、該情報支援装置が送信した安全運転支援に関する支援情報を表示又は出力する携帯情報処理装置とを備えることを特徴とする。
第7発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、安全運転支援に関する支援情報を携帯情報処理装置で提供させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記携帯情報処理装置に安全運転支援用アプリケーションを導入するためのステップと、前記携帯情報処理装置で前記安全運転支援用アプリケーションを起動した旨の起動情報を該携帯情報処理装置から受信した場合に、交通状況に関するデータを取得したときは、取得したデータに応じた支援情報を生成するステップとを実行させることを特徴とする。
第8発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、安全運転支援に関する支援情報を提供させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、外部の情報支援装置との接続の有無を判定するステップと、前記情報支援装置との接続ありと判定した場合、安全運転支援用アプリケーションを導入するステップと、前記安全運転支援用アプリケーションを起動するステップと、前記情報支援装置から取得した支援情報を提供するステップとを実行させることを特徴とする。
第1発明及び第7発明にあっては、導入手段は、携帯情報処理装置(例えば、スマートフォンなど)に安全運転支援用アプリケーションを導入する。安全運転支援用アプリケーションは、例えば、交差点で右折する際に反対車線から直進する車両との衝突を防止するための右折時衝突防止サービスのためのアプリケーション、後続車両が前方車両に追突することを防止するための追突防止サービスのためのアプリケーション、交通信号機のない交差道路での出会頭衝突を防止するための出会頭衝突防止サービスなどである。安全運転支援用アプリケーションの導入は、情報支援装置が予め安全運転支援用アプリケーションを記憶しておき、携帯情報処理装置が情報支援装置と接続された場合に、情報支援装置が安全運転支援用アプリケーションを携帯情報処理装置へ送信してもよく、あるいは外部のサーバなどに安全運転支援用アプリケーションを記憶しておき、情報支援装置又は携帯情報処理装置からの要求に応じて、サーバが安全運転支援用アプリケーションを携帯情報処理装置へ送信してもよい。
携帯情報処理装置で安全運転支援用アプリケーションが導入され、安全運転支援用アプリケーションを起動した旨の起動情報を携帯端末装置から受信した場合に、データ取得手段で交通状況に関するデータを取得したときは、取得したデータに応じた支援情報を携帯情報処理装置へ送信する。データは、例えば、光ビーコン又は電波ビーコンなどの路側装置を介して取得することができ、衝突又は追突の対象となり得る車両の位置情報、速度情報などを含み、車両の走行挙動を判定することができるデータである。また、交差点付近に交通信号機が設置されている場合には、データは信号制御装置などから取得することができ、交通信号機の交通信号情報(灯色の表示時間、切替タイミング等)などである。
携帯情報処理装置へ安全運転支援用アプリケーションを導入するとともに、路側装置又は信号制御装置などから取得したデータ(車両の走行挙動、交通信号制御などの情報)に応じた支援情報を携帯情報処理装置へ送信するので、携帯情報処理装置で安全運転支援サービスを行うことができ、従来のDSSS機能を有する車載機が搭載されていない車両でも、ユーザが携帯情報処理装置を携帯していれば、安全運転支援サービスを受けることができ、携帯情報処理装置を利用して安全運転支援に関する支援情報を提供することができる。
第2発明にあっては、情報支援装置は、車両に搭載可能にしてあり、車両情報取得手段は、車両の運転に関連する車両情報を車両(例えば、ECUなど)から取得する。車両情報は、車両の異常又は故障などを診断するための情報であり、例えば、車両の速度、ヘッドライト又はテールライトなどの表示灯の点灯又は消灯状態を示す情報、ブレーキの踏込圧力などである。判定手段は、取得した車両情報に基づいて車両の異常の有無を判定し、変更手段は、車両に異常があると判定した場合、送信する支援情報の内容と支援情報の送信タイミングの少なくとも一方を変更する。例えば、車両の異常又は故障により車両の非常時の危険回避能力が低下している場合には、支援情報の緊急度を高め(例えば、注意喚起に代えて警告にする)、あるいは支援情報の送信タイミングを早めることにより、危険回避をし易くする。これにより、より安全性が高い運転支援サービスを実現することができる。
第3発明にあっては、送信手段は、運転者への注意を喚起するため所定のレベルの支援情報を送信する。判定手段で車両の減速機構(例えば、ブレーキ)の異常があると判定された場合、変更手段は、所定のレベルより高い警告レベルの警告情報に変更する。例えば、車両に異常又は故障がない場合には、注意喚起のレベルの支援情報を送信する。ブレーキパッド等の摩耗度合が所定の閾値を超えた場合などのように、減速機構に異常がある場合には、通常のレベルより高い警告レベルの警告情報に変更する。これにより、車両の異常状態に応じて適切な支援情報を提供することができる。
第4発明にあっては、変更手段は、減速機構が異常であると判定された場合、所定のレベルの支援情報の送信タイミングを早くする。これにより、車両の異常状態に応じて適切なタイミングで支援情報を提供することができる。
第5発明にあっては、判定手段は、前照灯が点灯しているか否かを判定する。変更手段は、前照灯が消灯していると判定された場合、その旨の支援情報に変更する。例えば、左右の前照灯のうち一方が点灯していない場合、その旨の支援情報を携帯情報処理装置へ送信する。これにより、運転者に対して注意喚起を促すことができる。
第6発明にあっては、前述の情報支援装置と、情報支援装置が送信した安全運転支援に関する支援情報を表示又は出力する携帯情報処理装置とを備える。これにより、ユーザは、携帯情報処理装置から支援情報を得ることができる。
第8発明にあっては、外部の情報支援装置との接続の有無を判定し、情報支援装置との接続ありと判定した場合、安全運転支援用アプリケーションを導入する。導入した安全運転支援用アプリケーションを起動し、情報支援装置から取得した支援情報を提供する。これにより、従来のDSSS機能を有する車載機が搭載されていない車両でも、ユーザが携帯情報処理装置を携帯していれば、安全運転支援サービスを受けることができる。
本発明によれば、従来のDSSS機能を有する車載機が搭載されていない車両でも、ユーザが携帯情報処理装置を携帯していれば、安全運転支援サービスを受けることができ、携帯情報処理装置を利用して安全運転支援に関する支援情報を提供することができる。
本実施の形態の情報支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の情報支援装置の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態の情報支援装置の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態のスマートフォンの処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態のスマートフォンの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る情報支援システムの実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の情報支援システムの構成の一例を示すブロック図である。情報支援システムは、情報支援装置10、携帯情報処理装置としてのスマートフォン20などを備える。なお、携帯情報処理装置は、スマートフォンに限定されるものではなく、表示画面又は音声出力部(不図示)を具備するものであれば、タブレット型の携帯端末装置などでもよい。情報支援装置10は、車両に搭載可能な構成を有する。なお、情報支援装置10は、車両から着脱可能に構成してもよい。
情報支援装置10は、制御部11、第1インタフェース部12、アプリケーション導入部13、車両診断部14、記憶部15、第2インタフェース部16、第3インタフェース部17、支援情報生成部18などを備える。
第1インタフェース部12は、情報支援装置10とスマートフォン20との接続を行うとともに、スマートフォン20との間で所定の情報の送受信を行う。スマートフォン20との接続は、所定の接続コネクタ(不図示)を介した接続でもよく、あるいはブルートゥース通信、無線LAN通信などの無線通信手段による接続でもよい。
第1インタフェース部12は、スマートフォン20との接続の有無を判定し、接続ありと判定した場合、接続されたことを示す信号を制御部11へ出力する。
アプリケーション導入部13は、スマートフォン20が接続されたと判定された場合、スマートフォン20に安全運転支援用アプリケーションを導入する導入手段として機能する。安全運転支援用アプリケーションは、例えば、交差点で右折する際に反対車線から直進する車両との衝突を防止するための右折時衝突防止サービスのためのアプリケーション、後続車両が前方車両に追突することを防止するための追突防止サービスのためのアプリケーション、交通信号機のない交差道路での出会頭衝突を防止するための出会頭衝突防止サービスのためのアプリケーションなどである。
安全運転支援用アプリケーションの導入には、主に2通りの方法があり、いずれの方法を用いてもよい。第1の方法は、記憶部15に予め安全運転支援用アプリケーションを記憶しておき、スマートフォン20が情報支援装置10に接続された場合、情報支援装置10が安全運転支援用アプリケーションをスマートフォン20へ送信する。第2の方法は、外部のサーバ(不図示)等に予め安全運転支援用アプリケーションを記憶しておき、スマートフォン20が情報支援装置10に接続された場合、情報支援装置10又はスマートフォン20のいずれかが安全運転支援用アプリケーション導入のための要求信号をサーバへ送信する。そして、サーバが安全運転支援用アプリケーションをスマートフォン20へ送信する。
スマートフォン20は、安全運転支援用アプリケーションの導入処理(インストール)を行い、導入が終了した場合、導入終了の信号を情報支援装置10へ送信する。
第2インタフェース部16は、車両内のECU30(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)などから車両情報を取得する車両情報取得手段として機能する。車両情報は、車両の異常又は故障などを診断するための情報であり、例えば、車両の速度、ヘッドライト又はテールライトなどの表示灯の点灯又は消灯状態を示す情報、ブレーキの踏込圧力などである。なお、車両情報は、これらに限定されるものではない。
第3インタフェース部17は、車両に搭載された光ビーコン受信部40及び電波ビーコン受信部50からデータを取得するデータ取得手段として機能する。光ビーコン受信部40及び電波ビーコン受信部50は、それぞれ光ビーコン及び電波ビーコンなどの路側装置で取得したデータを光ビーコン及び電波ビーコンから受信する。
第3インタフェース部17で取得するデータは、交通状況に関するデータであり、衝突又は追突の対象となり得る車両の位置情報、速度情報などを含み、車両の走行挙動を判定することができるデータである。
また、第3インタフェース部17は、交通状況に関するデータとして、信号制御装置から交通信号情報(例えば、信号灯器の灯色の表示時間、切替タイミング等)のデータを取得する。第3インタフェース部17は、交差点付近に交通信号機(信号灯器)が設置されている場合には、交通信号機の交通信号情報を取得することができる。
記憶部15は、安全運転支援用アプリケーションに含まれるサービス(右折時衝突防止サービス、追突防止サービス、出会頭衝突防止サービスなど)毎に、第3インタフェース部17で取得したデータに応じて提供すべく支援情報を記憶してある。
支援情報生成部18は、制御部11の制御のもと、スマートフォン20に安全運転支援用アプリケーションが導入され、スマートフォン20から安全運転支援用アプリケーションを起動した旨の起動情報(導入終了の信号)を受信した場合に、第3インタフェース部17で交通状況に関するデータを取得したときは、取得したデータに応じた支援情報を生成して(又は記憶部15から読み出して)スマートフォン20へ送信する。
上述のように、スマートフォン20を情報支援装置10に接続するだけで、安全運転支援用アプリケーションがスマートフォン20に導入される。そして、路側装置又は信号制御装置などから取得したデータ(車両の走行挙動、交通信号制御などの情報)に応じた支援情報をスマートフォン20へ送信し、スマートフォン20は、安全運転支援用アプリケーションに基づいた処理を行うことで、スマートフォン20で安全運転支援サービスを行うことができ、従来のDSSS機能を有する車載機が搭載されていない車両でも、ユーザがスマートフォン20を携帯していれば、安全運転支援サービスを受けることができ、スマートフォン20を利用して安全運転支援に関する支援情報を提供することができる。
車両診断部14は、第2インタフェース部16で取得した車両情報に基づいて車両の異常の有無を判定する判定手段として機能する。
支援情報生成部18は、車両診断部14で異常があると判定した場合、スマートフォン20へ送信する支援情報の内容と支援情報の送信タイミングの少なくとも一方を変更する変更手段として機能する。例えば、車両の異常又は故障により車両の非常時の危険回避能力が低下している場合には、支援情報の緊急度を高め(例えば、注意喚起に代えて警告にする)、及び/又は支援情報の送信タイミングを早めることにより、危険回避をし易くする。これにより、より安全性が高い運転支援サービスを実現することができる。
具体的には、支援情報生成部18は、車両診断部14で車両の異常又は故障がないと判定された場合、運転者への注意を喚起するため所定のレベルの支援情報をスマートフォン20へ提供する。
また、支援情報生成部18は、車両診断部14で車両の減速機構(例えば、ブレーキ)の異常があると判定された場合、上述の所定のレベルに支援情報よりも高い警告レベルの警告情報に変更してスマートフォン20へ提供する。例えば、車両に異常又は故障がない場合には、注意喚起のレベルの支援情報をスマートフォン20へ提供する。ブレーキパッド等の摩耗度合が所定の閾値を超えた場合などのように、減速機構に異常がある場合には、通常のレベルより高い警告レベルの警告情報に変更する。これにより、車両の異常状態に応じて適切な支援情報を提供することができる。
なお、ブレーキパッドの摩耗は、第2インタフェース部16で取得した車両の速度、ブレーキの踏み込み圧力から算出することができる。例えば、当初(新車時)、速度を0にするのにブレーキ踏み込み圧力BでN秒必要であったとする。診断時に車両の速度を0にするのにブレーキ踏み込み圧力BでM秒必要であったとすると、ブレーキパッドの摩耗度はM/Nとなる。摩耗度が所定の閾値以上であれば、支援情報の警告レベルを上げた警告情報を提供するか、あるいは支援情報の送信タイミングを早める。
また、支援情報生成部18は、車両診断部14で車両の減速機構が異常であると判定された場合、所定のレベルの支援情報の送信タイミングを早くする。これにより、車両の異常状態に応じて適切なタイミングで支援情報を提供することができる。
また、支援情報生成部18は、車両診断部14で車両の前照灯(ヘッドライト)が点灯することができない状態であると判定された場合、その旨の支援情報に変更してスマートフォン20へ提供する。例えば、左右の前照灯のうち一方が点灯できない状態である場合、その旨の支援情報をスマートフォン20へ提供する。これにより、運転者に対して注意喚起を促すことができる。
なお、前照灯が点灯しているか否かの判定は以下の方法でも可能である。安全運転支援システム(DSSS)は、光ビーコンによるスポットでの情報提供と、電波ビーコンによる所定の領域(通信領域)内での連続的な情報提供とがある。提供される情報は車両感知器などのセンサで取得する車両検出情報が含まれている。光ビーコンの場合は、得られる車両検出情報に自車両の情報は含まれないが、電波ビーコンの場合は、センサの検知領域と通信領域を重複させることにより、自車両の車両検出情報を自車両で得ることができる。具体的には、以下の流れとなる。
(1)車両がセンサからの情報(以下、センサ情報)を受け取れる通信領域に進入する。(2)センサ情報から、センサの検知領域の情報(例えば、停止線の位置と停止線から50mの位置との間の領域)と、当該検知領域内の全ての車両情報を得る。(3)自車両の位置(GPSなどで取得可能)がセンサの検知領域に含まれているか否かをチェックする。(4)自車両の位置が検知領域に含まれている場合、車両情報から、自車両の位置と一致するデータ(自車両に該当するデータ)を抽出する。(5)夜間において自車両データの車種情報を参照し、四輪か否かをチェックする。(6)二輪であれば、ヘッドライトが1つしかないと認識されているため片目になっていると判断する。(7)片目と判定された場合、運転者に対して片目であることの注意喚起又は警告をする。
次に、本実施の形態の情報支援システムの動作について説明する。図2及び図3は本実施の形態の情報支援装置10の処理手順を示すフローチャートである。制御部11は、スマートフォン20が接続されたか否かを判定し(S11)、接続されていない場合(S11でNO)、ステップS11の処理を続ける。
スマートフォン20が接続された場合(S11でYES)、制御部11は、ユーザ認証を行い(S12)、認証できた場合(正規のユーザである場合)、アプリケーション(安全運転支援用アプリケーション)用の空き容量の有無を判定し(S13)、空き容量がない場合(不十分である場合)(S13でNO)、その旨をスマートフォン20へ送出して(S14)、処理を終了する。
アプリケーション(安全運転支援用アプリケーション)用の空き容量がある場合(十分である場合)(S13でYES)、制御部11は、アプリケーションをスマートフォン20へ送出し(S15)、導入終了したか否かを判定する(S16)。
導入終了していない場合(S16でNO)、制御部11は、ステップS16の処理を続け、導入終了した場合(S16でYES)、アプリケーション起動指令をスマートフォン20へ送出し(S17)、アプリケーションが起動したか否かを判定する(S18)。
アプリケーションが起動していない場合(S18でNO)、制御部11は、ステップS18の処理を続け、スマートフォン20でアプリケーションが起動するのを待つ。アプリケーションが起動した場合(S18でYES)、制御部11は、計測データ(交通状況に関するデータ)を第3インタフェース部17で受信(取得)したか否かを判定する(S19)。
計測データ(データ)を受信していない場合(S19でNO)、制御部11は、ステップS19の処理を続け、計測データを受信した場合(S19でYES)、第2インタフェース部16で車両情報を取得する(S20)。
制御部11は、取得した車両情報に基づいて車両の異常又は故障を判定する(S21)。異常又は故障がない場合(S21でNO)、制御部11は、所定のサービス内容(右折時衝突防止サービス、追突防止サービス、出会頭衝突防止サービスなど)及び計測データに基づいて支援情報(例えば、通常のレベルの支援情報など)を生成する(S22)。
異常又は故障がある場合(S21でYES)、制御部11は、所定のサービス内容(右折時衝突防止サービス、追突防止サービス、出会頭衝突防止サービスなど)、計測データ及び診断結果に基づいて支援情報(例えば、警告レベルの支援情報など)を生成する(S23)。
制御部11は、支援情報をスマートフォン20へ送出し(S24)、スマートフォン20が未接続になったか否かを判定する(S25)。未接続でない場合(S25でNO)、すなわちスマートフォン20が情報支援装置10に接続維持されている場合、制御部11は、ステップS19以降の処理を行い、スマートフォン20が未接続になった場合(S25でYES)、処理を終了する。
なお、図2及び図3に例示した処理において、異常又は故障がある場合、所定のサービス内容(右折時衝突防止サービス、追突防止サービス、出会頭衝突防止サービスなど)、計測データ及び診断結果に基づいて支援情報の送信タイミング(提供タイミング)を早くすることもできる。
本実施の形態の情報支援装置10は、CPU、RAMなどを備えた汎用コンピュータを用いて実現することもできる。すなわち、図2及び図3に示すような処理手順を定めたコンピュータプログラムをCD、DVD、USBメモリ等のコンピュータプログラム記録媒体に記録しておき、当該コンピュータプログラムをコンピュータに備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPUで実行することにより、コンピュータ上で情報支援装置10を実現することができる。
図4及び図5は本実施の形態のスマートフォン20の処理手順を示すフローチャートである。スマートフォン20は、情報支援装置10に接続されたか否かを判定し(S41)、接続されていない場合(S41でNO)、ステップS41の処理を続ける。情報支援装置10に接続された場合(S41でYES)、スマートフォン20は、固有情報(ユーザ認証のためのユーザID、スマートフォンの識別番号、メモリの空き容量など)を送信する(S42)。
スマートフォン20は、アプリケーション(安全運転支援用アプリケーション)を情報支援装置10又は外部のサーバから受信し(S43)、アプリケーションを導入(インストール)する(S44)。スマートフォン20は、アプリケーションの導入が終了した場合、導入終了の信号を情報支援装置10へ送信する(S45)。
スマートフォン20は、情報支援装置10からアプリケーション起動指令を受信したか否かを判定し(S46)、アプリケーション起動指令を受信していない場合(S46でNO)、ステップS46の処理を続ける。アプリケーション起動指令を受信した場合(S46でYES)、スマートフォン20は、アプリケーションを起動する(S47)。
スマートフォン20は、情報支援装置10から支援情報を受信したか否かを判定し(S48)、支援情報を受信していない場合(S48でNO)、ステップS48の処理を続ける。支援情報を受信した場合(S48でYES)、スマートフォン20は、支援情報を表示又は出力(例えば、音声出力)する(S49)。
スマートフォン20は、情報支援装置10と未接続になったか否か(例えば、スマートフォン20が情報支援装置10から取り外されたか否か)を判定し(S50)、未接続でない場合(S50でNO)、ステップS48以降の処理を続ける。情報支援装置10と未接続になった場合(S50でYES)、スマートフォン20は、アプリケーション(安全運転支援用アプリケーション)を削除し(S51)、処理を終了する。
なお、スマートフォン20を安全運転支援用に比較的頻繁に使用するユーザである場合(例えば、使用履歴を記録しておくことで判定することができる)、安全運転支援用アプリケーションを削除する処理を実施しなくてもよい。
図4及び図5に示すような処理手順を定めたコンピュータプログラムをマイクロSDカードのような記録媒体に記録しておき、当該コンピュータプログラムをスマートフォン20に備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをスマートフォン20内のCPUで実行することにより、スマートフォン20の処理を実現することができる。
上述のように、外部の情報支援装置10との接続の有無を判定し、情報支援装置10との接続ありと判定した場合、安全運転支援用アプリケーションを導入する。導入した安全運転支援用アプリケーションを起動し、情報支援装置10から取得した支援情報を提供する。これにより、従来のDSSS機能を有する車載機が搭載されていない車両でも、ユーザがスマートフォン20を携帯していれば、安全運転支援サービスを受けることができる。
本実施の形態によれば、DSSS機能を有するカーナビゲーションの需要がなくなった場合でも、スマートフォン20を用いることができ、安全運転支援サービスが受けられない車両が増加することを抑制することができる。
また、スマートフォン20を情報支援装置10に接続するだけで安全運転支援用のアプリケーションが自動的にインストールされるので、ユーザが自らインストール作業を行う必要がなくユーザの利便性を向上させることができる。
上述の実施の形態において、車両診断部14で得られた診断情報をプローブ情報として中央装置へ送信することもできる。中央装置では、受信した診断情報に基づいて様々なアプリケーションに利用することが可能である。例えば、整備不良車両を特定し、プローブ情報を元に整備不良車両を追跡することができる。すなわち、診断情報から燃費や各種電圧等が異常を示す不良車両が存在した場合、スマートフォン20を通して、異常ありのタグを付して送信する。中央装置では異常ありのタグのついた端末番号からの情報に注視し、位置情報等をもとに中央画面の地図上にプロットして不良車両を追跡することができる。
開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 情報支援装置
11 制御部
12 第1インタフェース部
13 アプリケーション導入部
14 車両診断部
15 記憶部
16 第2インタフェース部
17 第3インタフェース部
18 支援情報生成部
20 スマートフォン

Claims (8)

  1. 安全運転支援に関する支援情報を携帯情報処理装置で提供させるための情報支援装置において、
    前記携帯情報処理装置に安全運転支援用アプリケーションを導入するための導入手段と、
    前記携帯情報処理装置で前記安全運転支援用アプリケーションを起動した旨の起動情報を該携帯端末装置から受信する第1受信手段と、
    交通状況に関するデータを取得するデータ取得手段と、
    前記第1受信手段で起動情報を受信した場合に、前記データ取得手段でデータを取得したときは、取得したデータに応じた支援情報を前記携帯情報処理装置へ送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする情報支援装置。
  2. 車両に搭載可能にしてあり、
    前記車両の運転に関連する車両情報を該車両から取得する車両情報取得手段と、
    該車両情報取得手段で取得した車両情報に基づいて車両の異常の有無を判定する判定手段と、
    該判定手段で異常があると判定した場合、前記送信手段で送信する支援情報の内容と該支援情報の送信タイミングの少なくとも一方を変更する変更手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報支援装置。
  3. 前記送信手段は、
    運転者への注意を喚起するため所定のレベルの支援情報を送信するようにしてあり、
    前記判定手段は、
    車両の減速機構の異常を判定するようにしてあり、
    前記変更手段は、
    前記減速機構が異常であると判定された場合、前記所定のレベルより高い警告レベルの警告情報に変更するように構成してあることを特徴とする請求項2に記載の情報支援装置。
  4. 前記変更手段は、
    前記減速機構が異常であると判定された場合、前記所定のレベルの支援情報の送信タイミングを早くするように構成してあることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報支援装置。
  5. 前記判定手段は、
    前照灯が点灯しているか否かを判定するようにしてあり、
    前記変更手段は、
    前記判定手段で前照灯が消灯していると判定した場合、その旨の支援情報に変更するように構成してあることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報支援装置。
  6. 請求項1に記載の情報支援装置と、該情報支援装置が送信した安全運転支援に関する支援情報を表示又は出力する携帯情報処理装置とを備えることを特徴とする情報支援システム。
  7. コンピュータに、安全運転支援に関する支援情報を携帯情報処理装置で提供させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記携帯情報処理装置に安全運転支援用アプリケーションを導入するためのステップと、
    前記携帯情報処理装置で前記安全運転支援用アプリケーションを起動した旨の起動情報を該携帯情報処理装置から受信した場合に、交通状況に関するデータを取得したときは、取得したデータに応じた支援情報を生成するステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. コンピュータに、安全運転支援に関する支援情報を提供させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    外部の情報支援装置との接続の有無を判定するステップと、
    前記情報支援装置との接続ありと判定した場合、安全運転支援用アプリケーションを導入するステップと、
    前記安全運転支援用アプリケーションを起動するステップと、
    前記情報支援装置から取得した支援情報を提供するステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2011148387A 2011-07-04 2011-07-04 情報支援装置、情報支援システム及びコンピュータプログラム Withdrawn JP2013016028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011148387A JP2013016028A (ja) 2011-07-04 2011-07-04 情報支援装置、情報支援システム及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011148387A JP2013016028A (ja) 2011-07-04 2011-07-04 情報支援装置、情報支援システム及びコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013016028A true JP2013016028A (ja) 2013-01-24

Family

ID=47688660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011148387A Withdrawn JP2013016028A (ja) 2011-07-04 2011-07-04 情報支援装置、情報支援システム及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013016028A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015032028A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置及び運転支援方法
WO2018083799A1 (ja) * 2016-11-07 2018-05-11 三菱電機株式会社 自動駐車制御装置および自動駐車制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015032028A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置及び運転支援方法
WO2018083799A1 (ja) * 2016-11-07 2018-05-11 三菱電機株式会社 自動駐車制御装置および自動駐車制御方法
JPWO2018083799A1 (ja) * 2016-11-07 2019-03-22 三菱電機株式会社 自動駐車制御装置および自動駐車制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105185142A (zh) 一种交通事故预警方法、装置及系统
JP5884478B2 (ja) 車載機、車両用報知システム、および携帯端末
JP2013033324A (ja) 周辺車両情報通知装置
JP4985450B2 (ja) 情報提供装置、情報提供システム、車両及び情報提供方法
JP2013142978A (ja) 注意車両報知システム及び車両用報知装置
US20170046952A1 (en) Dangerous Vehicle Warning Method and Dangerous Vehicle Warning System
CN108349495A (zh) 控制方法、控制装置和控制系统
JP2007320536A (ja) 並走車両監視装置
JP5924395B2 (ja) 周辺車両情報通知装置
JP6261812B1 (ja) 車載装置、携帯端末装置、認識支援システム、認識支援方法、及び認識支援プログラム
KR20190061395A (ko) 무선통신을 이용한 신호등 변화 알림 장치 및 방법
CN111186435A (zh) 汽车的防碰撞方法、装置及存储介质
WO2019131388A1 (ja) 運転支援装置、運転支援システム、運転支援方法、及び、運転支援プログラムが格納された記録媒体
JP2013016028A (ja) 情報支援装置、情報支援システム及びコンピュータプログラム
JP2015109003A (ja) 歩行者情報提供システム
WO2022206727A1 (zh) 一种驾驶提醒方法及装置
JP2020119259A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
JP2016110200A (ja) 車両用運転支援装置
JP6238018B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP2018169945A (ja) 運転支援装置、運転支援方法及び運転支援プログラム
JP2003157482A (ja) 車両用自動通報装置
JP5188346B2 (ja) 安全運転支援装置
WO2022130743A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法
JP6115737B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP7417891B2 (ja) 報知制御装置、報知装置、報知制御方法、報知制御プログラム、および、車両情報送信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20141007