JP2013010386A - 自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】より軽量化されたカバー部材を有する車両を提供することを課題とする。
【解決手段】カバー部材50Aは、後輪24の側方を覆う樹脂製のカバー52と、カバー52の後端71を補強する金属部材51とからなる。
【効果】金属部材51には通常鋼を用いる。鋼の比重は7.8で、多くの樹脂の比重は1.5以下である。剛性確保のために樹脂品は鋼製品より厚くするが、それでも樹脂化により30〜50%の重量減を実現できる。カバー52は、後輪24の左側方を覆うため、カバー部材50Aの大半を占める。カバー52が樹脂製であるから、鋼製に比べカバー部材50Aを軽量化できる。また、カバー52の後端71を金属部材51で補強する。金属部材51でカバー52の剛性が確保し易くなり、カバー52を薄肉化できる。薄肉化でカバー52がより軽量になり、カバー部材50Aの軽量化が可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】カバー部材50Aは、後輪24の側方を覆う樹脂製のカバー52と、カバー52の後端71を補強する金属部材51とからなる。
【効果】金属部材51には通常鋼を用いる。鋼の比重は7.8で、多くの樹脂の比重は1.5以下である。剛性確保のために樹脂品は鋼製品より厚くするが、それでも樹脂化により30〜50%の重量減を実現できる。カバー52は、後輪24の左側方を覆うため、カバー部材50Aの大半を占める。カバー52が樹脂製であるから、鋼製に比べカバー部材50Aを軽量化できる。また、カバー52の後端71を金属部材51で補強する。金属部材51でカバー52の剛性が確保し易くなり、カバー52を薄肉化できる。薄肉化でカバー52がより軽量になり、カバー部材50Aの軽量化が可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、後輪の車幅方向側方を覆う後輪カバー部材を備える自動二輪車に関する。
タンデム走行が可能な自動二輪車には、運転者が足を載せる運転者用ステップの他に、同乗者が足を載せる同乗者用ステップが備えられる。
同乗者用ステップは、車体フレームに支持されるが、その支持構造には各種のものが提案されている(例えば、特許文献1(図1、図3)参照。)。
特許文献1の図1に示すように、同乗者用ステップ(42)(括弧付き番号は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ)は、ステップ用ブラケット(41)を用いて車体フレーム(2)に取付けられている。
一方、車体フレーム(2)の立上り上端部(9)から車体側方を覆う後輪カバー部材(43)が垂下され、この後輪カバー部材(43)の下端がステップ用ブラケット(41)に連結されている。
一方、車体フレーム(2)の立上り上端部(9)から車体側方を覆う後輪カバー部材(43)が垂下され、この後輪カバー部材(43)の下端がステップ用ブラケット(41)に連結されている。
ところで、後輪カバー部材(43)は、管製枠(43a)内に多数の丸棒(43b)を掛渡して構成される(特許文献1の段落番号[0016]第5行〜第7行参照)。
特許文献1の図3から、管製枠(43a)は鋼管からなり、丸棒(43b)は丸鋼からなり、丸鋼を鋼管に溶接することにより、後輪カバー部材(43)が製造されると解される。
すなわち、後輪カバー部材(43)は鋼製であって、剛性に富むカバーである。
すなわち、後輪カバー部材(43)は鋼製であって、剛性に富むカバーである。
しかし、鋼製であれば、後輪カバー部材(43)の重量が嵩む。後輪カバー部材(43)の重量が嵩むと、車両全体としての重量バランスを取るために、車幅中心に対して後輪カバー部材(43)と反対側に他の部品を配置させる必要がある。このように車幅中心に対し後輪カバー部材(43)と反対側に他の部品を配置すると、他の部品の配置の自由度が制限されるため、好ましくない。
そこで、後輪カバー部材(43)のより一層の軽量化が求められる。
本発明は、より軽量化された後輪カバー部材を有する車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、後輪の上方にシートを備え、このシートの下方に前記後輪の車幅方向側方を覆うように後輪カバー部材を備えている自動二輪車において、前記後輪カバー部材は、樹脂で構成され前記後輪の車幅方向側方を覆う樹脂カバーと、少なくとも前記樹脂カバーの後端を補強する金属製の骨格部材とからなることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、骨格部材は、更に樹脂カバーの上部を補強するものであることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、車体フレームに骨格部材が取付けられ、この骨格部材に樹脂カバーが取付けられることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、骨格部材は、乗員が足を載せることができる足載せ部を更に備えていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、後輪の車幅方向一側方に排気マフラが配置され、前記後輪の車幅方向他側方に後輪カバー部材が配置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、後輪カバー部材は、樹脂で構成され後輪の車幅方向側方を覆う樹脂カバーと、少なくとも樹脂カバーの後端を補強する金属製の骨格部材とからなる。
骨格部材には、金属の中でも鋼が通常よく使用される。鋼の比重は7.8であり、多くの樹脂の比重は1.5以下である。剛性を確保するために樹脂品は鋼製品より厚くするが、それでも樹脂化することで30〜50%の重量減を実現できる。
そして、樹脂カバーは、後輪の車幅方向側方を覆うように配置されるため、後輪カバー部材の大半を占める。後輪カバー部材の大半を占めるカバーが樹脂製であるから、鋼製に比べて後輪カバー部材を軽量化できる。
骨格部材には、金属の中でも鋼が通常よく使用される。鋼の比重は7.8であり、多くの樹脂の比重は1.5以下である。剛性を確保するために樹脂品は鋼製品より厚くするが、それでも樹脂化することで30〜50%の重量減を実現できる。
そして、樹脂カバーは、後輪の車幅方向側方を覆うように配置されるため、後輪カバー部材の大半を占める。後輪カバー部材の大半を占めるカバーが樹脂製であるから、鋼製に比べて後輪カバー部材を軽量化できる。
また、樹脂カバーの後端は、骨格部材で補強される。この骨格部材により樹脂カバーの剛性が確保し易くなるため、樹脂カバーの薄肉化が可能となる。樹脂カバーが薄肉であると、樹脂カバーがより軽量になるので、後輪カバー部材の軽量化が可能となる。したがって、より軽量化された後輪カバー部材を有する自動二輪車を提供できる。
請求項2に係る発明では、骨格部材は、更に樹脂カバーの上部を補強するものである。
樹脂カバーの上部を、骨格部材により補強するため、樹脂カバーの剛性が更に確保し易くなる。樹脂カバーの剛性が更に確保し易くなると、樹脂カバーの更なる薄肉化が可能となる。したがって、後輪カバー部材の更なる軽量化が可能となる。
樹脂カバーの上部を、骨格部材により補強するため、樹脂カバーの剛性が更に確保し易くなる。樹脂カバーの剛性が更に確保し易くなると、樹脂カバーの更なる薄肉化が可能となる。したがって、後輪カバー部材の更なる軽量化が可能となる。
請求項3に係る発明では、車体フレームに骨格部材が取付けられ、この骨格部材に樹脂カバーが取付けられる。
一部が骨格部材で補強された樹脂カバー自体を、車体フレームに取付けることは差し支えないが、連結部を厚肉にする等樹脂カバーの形状が複雑化する。
その点、本発明のように骨格部材を車体フレームに取付けるようにすれば、樹脂カバーの厚肉化が不要となり、樹脂カバーの形状が単純になって軽量化が図れる。
一部が骨格部材で補強された樹脂カバー自体を、車体フレームに取付けることは差し支えないが、連結部を厚肉にする等樹脂カバーの形状が複雑化する。
その点、本発明のように骨格部材を車体フレームに取付けるようにすれば、樹脂カバーの厚肉化が不要となり、樹脂カバーの形状が単純になって軽量化が図れる。
請求項4に係る発明では、骨格部材は、乗員が足を載せることができる足載せ部を更に備えている。
骨格部材は、金属製で構成されるため、高い剛性を有する。このような骨格部材に足載せ部が備えられることにより、足載せ部の強度を確保できる。
骨格部材は、金属製で構成されるため、高い剛性を有する。このような骨格部材に足載せ部が備えられることにより、足載せ部の強度を確保できる。
請求項5に係る発明では、後輪の車幅方向一側方に排気マフラが配置され、後輪の車幅方向他側方に後輪カバー部材が配置されている。
後輪カバー部材が、排気マフラとは後輪の車幅方向反対側に配置されているため、排気マフラの熱は、後輪カバー部材に伝わり難い。そのため、後輪カバー部材の樹脂カバーを支障なく使用することができる。
加えて、後輪カバー部材を、排気マフラと後輪の車幅方向反対側に配置したので、車幅方向の重量バランスが取り易くなる。
後輪カバー部材が、排気マフラとは後輪の車幅方向反対側に配置されているため、排気マフラの熱は、後輪カバー部材に伝わり難い。そのため、後輪カバー部材の樹脂カバーを支障なく使用することができる。
加えて、後輪カバー部材を、排気マフラと後輪の車幅方向反対側に配置したので、車幅方向の重量バランスが取り易くなる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。以下の説明で用いる前後、左右、上下は乗員シートに座った乗員を基準に定める。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11に転舵自在に取付けられ下端に前輪12を備えるフロントフォーク13と、このフロントフォーク13に連結されているステアリングハンドル14と、ヘッドパイプ11の上部から車両後方の斜め下へ延びるメインフレーム15に取付けられている燃料タンク16と、メインフレーム15の下端に設けるピボットフレーム17とヘッドパイプ11にダウンフレーム18を介して設けるエンジンハンガ19とに支持されているエンジン21と、ピボットフレーム17のプレート部22にピボット軸23で車両上下方向に揺動可能に取付けられ後端に後輪24を備えるリヤスイングアーム25と、このリヤスイングアーム25とメインフレーム15から車両後方へ延びるシートレール26とに渡されているリヤクッションユニット27と、シートレール26に取付けられ後輪24の上方に配置されているシート28と、エンジン21のシリンダヘッド29から車両後方へ延びる排気管31に接続され後輪24の右側方に配置されている排気マフラ32とを有する。
図1に示すように、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11に転舵自在に取付けられ下端に前輪12を備えるフロントフォーク13と、このフロントフォーク13に連結されているステアリングハンドル14と、ヘッドパイプ11の上部から車両後方の斜め下へ延びるメインフレーム15に取付けられている燃料タンク16と、メインフレーム15の下端に設けるピボットフレーム17とヘッドパイプ11にダウンフレーム18を介して設けるエンジンハンガ19とに支持されているエンジン21と、ピボットフレーム17のプレート部22にピボット軸23で車両上下方向に揺動可能に取付けられ後端に後輪24を備えるリヤスイングアーム25と、このリヤスイングアーム25とメインフレーム15から車両後方へ延びるシートレール26とに渡されているリヤクッションユニット27と、シートレール26に取付けられ後輪24の上方に配置されているシート28と、エンジン21のシリンダヘッド29から車両後方へ延びる排気管31に接続され後輪24の右側方に配置されている排気マフラ32とを有する。
リヤスイングアーム25は、エンジン21の動力を後輪24に伝達する動力伝達機構と、この動力伝達機構を覆うケースとで構成されるため、スイングアームと動力伝達機構を兼ねる。
シート28は、運転者が座る運転席33と、この運転席33の後方に設けられ乗員(同乗者)が座る乗員席34とを有する。
シート28は、運転者が座る運転席33と、この運転席33の後方に設けられ乗員(同乗者)が座る乗員席34とを有する。
車体フレーム35は、ヘッドパイプ11と、メインフレーム15と、ヘッドパイプ11の下部から後方の斜め下へ延ばされているダウンフレーム18と、メインフレーム15の下端部に連結され車幅方向水平に延びるクロスフレーム36と、このクロスフレーム36に連結されているピボットフレーム17と、シートレール26と、ピボットフレーム17とシートレール26に渡されているサポートフレーム37とからなる。
フロントフォーク13に、前輪12の上方を覆うフロントフェンダ38が取付けられている。フロントフォーク13の上部にトップブリッジ114とボトムブリッジ115が取付けられている。トップブリッジ114にステアリングハンドル14が取付けられ、ボトムブリッジ115にヘッドパイプ11に挿入するステアリング軸が取付けられている。このステアリング軸がトップブリッジ114に連結されるため、ステアリングハンドル14で前輪12を転舵させることができる。上記のトップブリッジ114とボトムブリッジ115とに、フロントカウル39が取付けられている。
メインフレーム15とシートレール26の前部とサポートフレーム37の上部が、中間サイドカバー41L(Lは左を示す添え字。以下同様)で覆われ、シートレール26の後部が後部サイドカバー42Lで覆われている。
シートレール26の後端に、後輪24の後上方を覆うリヤフェンダ43が取付けられている。
シートレール26の後端に、後輪24の後上方を覆うリヤフェンダ43が取付けられている。
エンジン21の下端に、運転者が足を載せる運転者用ステップ46Lと、シフトペダル47とが設けられている。
ピボットフレーム17及びサポートフレーム37から後方へ延びるピリオンステップステー44に、乗員が足を載せる乗員用ステップ45Lが取付けられている。
シートレール26とピリオンステップステー44とに、後輪24の車幅方向左側方を覆うようにして後輪カバー部材50A(詳細後述)が連結されている。
ピボットフレーム17及びサポートフレーム37から後方へ延びるピリオンステップステー44に、乗員が足を載せる乗員用ステップ45Lが取付けられている。
シートレール26とピリオンステップステー44とに、後輪24の車幅方向左側方を覆うようにして後輪カバー部材50A(詳細後述)が連結されている。
後輪カバー部材50Aの構成を図2に基づいて説明する。
図2に示すように、後輪カバー部材50Aは、側面視でJ字形に形成されている金属製の骨格部材51(詳細後述)と、この骨格部材51に取付けられ樹脂で構成されると共に後輪24の車幅方向左側方を覆う樹脂カバー52(詳細後述)とからなる。
図2に示すように、後輪カバー部材50Aは、側面視でJ字形に形成されている金属製の骨格部材51(詳細後述)と、この骨格部材51に取付けられ樹脂で構成されると共に後輪24の車幅方向左側方を覆う樹脂カバー52(詳細後述)とからなる。
骨格部材51の前端は、ピリオンステップステー44にボルト53で取付けられている。
加えて、骨格部材51の上端前側に、前側接続部54が設けられ、骨格部材51の上端後側に、後側接続部55が設けられている。前側接続部54は、シートレール26に連結されたカバー前側ステー56にボルト57で取付けられている。後側接続部55は、シートレール26に連結されたカバー後側ステー58にボルト59で取付けられている。
加えて、骨格部材51の上端前側に、前側接続部54が設けられ、骨格部材51の上端後側に、後側接続部55が設けられている。前側接続部54は、シートレール26に連結されたカバー前側ステー56にボルト57で取付けられている。後側接続部55は、シートレール26に連結されたカバー後側ステー58にボルト59で取付けられている。
骨格部材51の構造を図3に基づいて説明する。
図3に示すように、骨格部材51は、V字状に形成されV字の屈曲部が後端61となると共に樹脂カバー52の後端71を補強する後端補強部72と、この後端補強部72の上端から車両前方へ延ばされ前側接続部54及び後側接続部55を有すると共に更に樹脂カバー52の上部73を補強する上部補強部74とからなる。
図3に示すように、骨格部材51は、V字状に形成されV字の屈曲部が後端61となると共に樹脂カバー52の後端71を補強する後端補強部72と、この後端補強部72の上端から車両前方へ延ばされ前側接続部54及び後側接続部55を有すると共に更に樹脂カバー52の上部73を補強する上部補強部74とからなる。
加えて、骨格部材51は、車幅方向左側に配置され乗員が足を載せることができる足載せ部75を更に備えている。足載せ部75の前端は、ピリオンステップステー(図2、符号44)に連結され、足載せ部75の後端は、後端補強部72の下端に連結されている。
足載せ部75は、前端に位置しピリオンステップステーにボルト(図2、符号53)で取付けられる円筒状の取付部76と、この取付部76から後方へ真っ直ぐに延ばされている真直部77と、この真直部77の後端に連結され車幅方向内側に開くようにU字状に形成されているフレーム部78と、このフレーム部78の前端と後端とに渡されているフレーム補強部79と、このフレーム補強部79の左方に配置されフレーム部78の前端と後端とに渡されているフレーム連結部81とからなる。フレーム補強部79で樹脂カバー52の下端82が補強される。
後端補強部72と上部補強部74とフレーム補強部79とに、樹脂カバー52が取付けられる。樹脂カバー52の外側面63が意匠面となる。
樹脂カバー52の取付構造を図4に基づいて説明する。
図4に示すように、樹脂カバー52の上部73と上部補強部74に設けた上支持材83とをボルト84で接続する。加えて、樹脂カバー52の後端71の内側面(後述)に設けた後端ポケット部86(詳細後述)を、後端補強部72に設けた後支持材85に差込む。さらに、樹脂カバー52の下端82の内側面(後述)に設けた下端ポケット部88(詳細後述)を、フレーム補強部79に設けた下支持材87に差込む。なお、上支持材83の車幅中心側面にナット89が設けられている。
図4に示すように、樹脂カバー52の上部73と上部補強部74に設けた上支持材83とをボルト84で接続する。加えて、樹脂カバー52の後端71の内側面(後述)に設けた後端ポケット部86(詳細後述)を、後端補強部72に設けた後支持材85に差込む。さらに、樹脂カバー52の下端82の内側面(後述)に設けた下端ポケット部88(詳細後述)を、フレーム補強部79に設けた下支持材87に差込む。なお、上支持材83の車幅中心側面にナット89が設けられている。
樹脂カバー52は、上端の樹脂板を車幅方向中心側に折曲げて形成する上折曲げ部93と、下端の樹脂板を車幅方向中心側に折曲げて形成する下折曲げ部94と、中間上側の開口95に向けて傾斜するように樹脂板を曲げて形成する上曲げ部96と、中間下側の開口97に向けて傾斜するように樹脂板を曲げて形成する下曲げ部98とを有する。
樹脂カバー52は、折曲げ部93、94及び曲げ部96、98を有することにより、樹脂カバー52に単なる樹脂板を適用する場合に比べて、樹脂カバー52の剛性を向上させることができる。
樹脂カバー52は、折曲げ部93、94及び曲げ部96、98を有することにより、樹脂カバー52に単なる樹脂板を適用する場合に比べて、樹脂カバー52の剛性を向上させることができる。
樹脂カバー52の内側の構造を図5に基づいて説明する。
図5に示すように、樹脂カバー52の上側内側面91の前端に、穴部99を備えるボルト取付部90が設けられている。加えて、上側内側面91の後端に、後端ポケット部86が設けられている。さらに、樹脂カバー52の下側内側面92の前端に、下端ポケット部88が設けられている。
図5に示すように、樹脂カバー52の上側内側面91の前端に、穴部99を備えるボルト取付部90が設けられている。加えて、上側内側面91の後端に、後端ポケット部86が設けられている。さらに、樹脂カバー52の下側内側面92の前端に、下端ポケット部88が設けられている。
後端ポケット部86は、C字状に形成される後端壁部116と、この後端壁部116と上側内側面91との間に形成され後支持材(図4、符号85)を抜き差し可能に収納する後端ポケット117とからなる。
下端ポケット部88は、C字状に形成される下端壁部118と、この下端壁部118と下側内側面92から車幅中心側に延びるブロック100との間に形成され下支持材(図4、符号87)を抜き差し可能に収納する下端ポケット119とからなる。
下端ポケット部88は、C字状に形成される下端壁部118と、この下端壁部118と下側内側面92から車幅中心側に延びるブロック100との間に形成され下支持材(図4、符号87)を抜き差し可能に収納する下端ポケット119とからなる。
樹脂カバー52を骨格部材51に取付けるまでの作用を図6に基づいて説明する。
図6(a)に示すように、樹脂カバー52を、矢印(1)のように骨格部材51に向けて移動させる。
図6(a)に示すように、樹脂カバー52を、矢印(1)のように骨格部材51に向けて移動させる。
(b)に示すように、樹脂カバー52が骨格部材51に取付けられている。
このとき(c)に示すように、骨格部材51側の後支持材85が、後端ポケット部86の後端ポケット117に収納される。また、後支持材85は、後端ポケット部86内に設けた2つの後端突起143に接触するため、これら後端突起143は、樹脂カバー52の位置決め機能を発揮する。
このとき(c)に示すように、骨格部材51側の後支持材85が、後端ポケット部86の後端ポケット117に収納される。また、後支持材85は、後端ポケット部86内に設けた2つの後端突起143に接触するため、これら後端突起143は、樹脂カバー52の位置決め機能を発揮する。
同様に、(d)に示すように、骨格部材51側の下支持材87が、下端ポケット部88の下端ポケット119に収納される。また、下支持材87は、下端ポケット部88内に設けた2つの下端突起144に接触するため、これら下端突起144は、樹脂カバー52の位置決め機能を発揮する。
後輪カバー部材50Aの車幅方向の配置を図7に基づいて説明する。
図7に示すように、後輪(図1、符号24)の車幅方向右側方に排気マフラ32が配置され、後輪の車幅方向左側方に後輪カバー部材50Aが配置されている。
なお、排気マフラ32を、後輪の車幅方向左側方に配置した場合には、後輪カバー部材50Aを、後輪の車幅方向右側方に配置してもよい。
図7に示すように、後輪(図1、符号24)の車幅方向右側方に排気マフラ32が配置され、後輪の車幅方向左側方に後輪カバー部材50Aが配置されている。
なお、排気マフラ32を、後輪の車幅方向左側方に配置した場合には、後輪カバー部材50Aを、後輪の車幅方向右側方に配置してもよい。
これまでに説明した樹脂カバー52は、ボルト止めを1ヶ所、差込みを2ヶ所として骨格部材に取付けたが、その他の形式で樹脂カバーを骨格部材に取付けることができる例を次に説明する。
図8において、図3と共通の構造は符号を流用して詳細な説明を省略する。主たる変更点は、樹脂カバーの差込み構造を嵌合式に変更したことである。
後輪カバー部材50Bの樹脂カバー103は、後端71に設けられ骨格部材51の後端補強部72に嵌合する後端嵌合部104(詳細後述)と、下端82に設けられフレーム補強部79に嵌合する下端嵌合部105(詳細後述)とを有する。
後輪カバー部材50Bの樹脂カバー103は、後端71に設けられ骨格部材51の後端補強部72に嵌合する後端嵌合部104(詳細後述)と、下端82に設けられフレーム補強部79に嵌合する下端嵌合部105(詳細後述)とを有する。
後端嵌合部104と下端嵌合部105の構造を図9に基づいて説明する。
図9において、図4と共通の構造は符号を流用して詳細な説明を省略する。
後端嵌合部104は、上から下へ並んでいる順に、第1爪145と、第2爪146と、第3爪147とからなる。
図9において、図4と共通の構造は符号を流用して詳細な説明を省略する。
後端嵌合部104は、上から下へ並んでいる順に、第1爪145と、第2爪146と、第3爪147とからなる。
第1爪145は、外側面63から車幅方向左側に形成され後端補強部72の外周面106に接触する第1凹み129を有する。また、第2爪146は、内側面(図5、符号91)から車幅中心側に形成され後端補強部72の外周面106に接触する第2凹み148を有する。また、第3爪147は、外側面63から車幅方向左側に形成され後端補強部72の外周面106に接触する第3凹み149を有する。
第1爪145、第2爪146、第3爪147が後端補強部72の外周面106に同時に嵌合することにより、後端嵌合部104と後端補強部72が連結される。
第1爪145、第2爪146、第3爪147が後端補強部72の外周面106に同時に嵌合することにより、後端嵌合部104と後端補強部72が連結される。
下端嵌合部105は、車幅中心側に延びてフレーム補強部79の外周面108に嵌合する下爪112を有する。
後端嵌合部104及び下端嵌合部105は、樹脂製であるから、弾性作用を発揮することが可能である。
後端嵌合部104の入口寸法が後端補強部72の外径よりも小さくても、後端嵌合部104を後端補強部72に差込むと、後端嵌合部104の入口寸法は弾性変形により大きくなる。そして、後端嵌合部104が後端補強部72に嵌合すると、後端嵌合部104は弾性作用により元の形状に戻るため、第1爪145の凹み129、第2爪146の凹み148、第3爪147の凹み149を後端補強部72の外周面106に密着させることができる。
後端嵌合部104の入口寸法が後端補強部72の外径よりも小さくても、後端嵌合部104を後端補強部72に差込むと、後端嵌合部104の入口寸法は弾性変形により大きくなる。そして、後端嵌合部104が後端補強部72に嵌合すると、後端嵌合部104は弾性作用により元の形状に戻るため、第1爪145の凹み129、第2爪146の凹み148、第3爪147の凹み149を後端補強部72の外周面106に密着させることができる。
樹脂カバー103を骨格部材51に取付けるまでの作用を図10に基づいて説明する。
図10(a)に示すように、樹脂カバー103の下端嵌合部105を足載せ部75のフレーム補強部79に嵌合させ、樹脂カバー103を矢印(2)のように後方へ移動させる。
図10(a)に示すように、樹脂カバー103の下端嵌合部105を足載せ部75のフレーム補強部79に嵌合させ、樹脂カバー103を矢印(2)のように後方へ移動させる。
(b)に示すように、後端嵌合部104が後端補強部72に嵌合し、樹脂カバー103の穴部99が上支持材83のボルト通過穴113に一致する。樹脂カバー103の上部73をボルト(図9、符号84)で止めると、骨格部材51に樹脂カバー103が取付けられたことになる。
このように、後輪カバー部材50Bでは、下端嵌合部105をフレーム補強部79に嵌合させ、後端嵌合部104を後端補強部72に嵌合させ、上部73をボルトで止めることにより、樹脂カバー103を骨格部材51に取付ける。ボルト止め箇所が1ヶ所であるため、3ヶ所全部をボルト止めにする場合に比べて、より短い時間で樹脂カバー103を骨格部材51に取付けることができる。加えて、樹脂カバー103に備えた後端嵌合部104及び下端嵌合部105は、弾性作用を発揮するため、樹脂カバー103を骨格部材51に確実に取付けることも期待できる。したがって、より短い時間で且つ確実に樹脂カバー103を骨格部材51に取付けることができる後輪カバー部材50Bを提供できる。
実施例1では、後輪カバー部材は、足載せ部を備えていた(図3参照)。ところで、乗員の好みによっては足載せ部が不要な場合もある。そこで、足載せ部を備えない後輪カバー部材を次の実施例2で説明する。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図11に示すように、自動二輪車120は、車体フレーム142のメインフレーム121に取付けられている燃料タンク122と、メインフレーム121に連結され車両後方へ延びているシートレール123と、このシートレール123に取付けられ運転席124及び乗員席125を備えるシート126と、メインフレーム121に連結されたピボットフレーム127で支持されているエンジン128と、ピボットフレーム127にピボット軸131で車両上下方向に揺動可能に取付けられ後端に後輪132を備えるリヤスイングアーム133と、ピボットフレーム127にステップブラケット134を介して設けられている運転者用ステップ135と、シートレール123にピリオンステップステー136を介して設けられている乗員用ステップ137と、シートレール123の後端に取付けられ後輪132の後上方を覆うリヤフェンダ138とを有する。
図11に示すように、自動二輪車120は、車体フレーム142のメインフレーム121に取付けられている燃料タンク122と、メインフレーム121に連結され車両後方へ延びているシートレール123と、このシートレール123に取付けられ運転席124及び乗員席125を備えるシート126と、メインフレーム121に連結されたピボットフレーム127で支持されているエンジン128と、ピボットフレーム127にピボット軸131で車両上下方向に揺動可能に取付けられ後端に後輪132を備えるリヤスイングアーム133と、ピボットフレーム127にステップブラケット134を介して設けられている運転者用ステップ135と、シートレール123にピリオンステップステー136を介して設けられている乗員用ステップ137と、シートレール123の後端に取付けられ後輪132の後上方を覆うリヤフェンダ138とを有する。
シートレール123に、2本のボルト139、141で、後輪132の車幅方向左側方を覆うようにして後輪カバー部材150(詳細後述)が取付けられている。
後輪カバー部材150の構成を図12に基づいて説明する。
図12に示すように、後輪カバー部材150は、枠状に形成されている骨格部材151と、この骨格部材151の車幅方向左側に取付けられている樹脂カバー152とからなる。
図12に示すように、後輪カバー部材150は、枠状に形成されている骨格部材151と、この骨格部材151の車幅方向左側に取付けられている樹脂カバー152とからなる。
骨格部材151は、シートレール(図11、符号123)に連結されるカバーブラケット153が一体に設けられ前後方向に延びると共に樹脂カバー152の上部163(詳細後述)を補強する上部154と、この上部154の前端からV字状に延ばされV字の屈曲部155に連結部156を備えると共に樹脂カバー152の前部164を補強する前部157と、この前部157の後端から後方へ延ばされ樹脂カバー152の下部166(詳細後述)を補強する下部158と、この下部158の後端から上部154の後端までV字状に延ばされ樹脂カバー152の後部168(詳細後述)を補強する後部159とからなる。
樹脂カバー152の構造及び取付方法を図13に基づいて説明する。
図13に示すように、樹脂カバー152の上部163に、ボルト通過用の穴177が開けられている。
図13に示すように、樹脂カバー152の上部163に、ボルト通過用の穴177が開けられている。
加えて、樹脂カバー152の下部166に、上方に向けて凹んでいる係合溝161が形成されている。この係合溝161は、骨格部材151の下部158から上方へ延びる支持板165に係合する。
さらに、樹脂カバー152の後部168に、骨格部材151の後部159に係合する後爪167が設けられている。
さらに、樹脂カバー152の後部168に、骨格部材151の後部159に係合する後爪167が設けられている。
樹脂カバー152を骨格部材151に取付けるには、先ず樹脂カバー152の後爪167を、後部159に係合させる。次に、係合溝161を、支持板165に係合させる。そして、上部163を、上支持材162に設けたナット176にボルト173で取付ける。これで樹脂カバー152と骨格部材151を一体化できる。
樹脂カバー152を骨格部材151に組付けるとき、後爪167を後部159に当てながら、樹脂カバー152を下降させることができる。そのため、樹脂カバー152の組付け作業を円滑に行うことができる。
加えて、樹脂カバー152の下端に、係合溝161が設けられ、骨格部材151の下部158に、係合溝161に係合する支持板165が設けられている。樹脂カバー152を下降させた後、係合溝161を支持板165に係合させることで、樹脂カバー152の位置決めを簡単に行うことができる。
以上に述べた後輪カバー部材50A、150の作用効果を以下に記載する。
図2に示す構成により、骨格部材51には、金属の中でも鋼が通常よく使用される。鋼の比重は7.8であり、多くの樹脂の比重は1.5以下である。剛性を確保するために樹脂品は鋼製品より厚くするが、それでも樹脂化することで30〜50%の重量減を実現できる。
そして、樹脂カバー52は、後輪24の車幅方向左側方を覆うように配置されるため、後輪カバー部材50Aの大半を占める。後輪カバー部材50Aの大半を占めるカバー52が樹脂製であるから、鋼製に比べて後輪カバー部材50Aを軽量化できる。
図2に示す構成により、骨格部材51には、金属の中でも鋼が通常よく使用される。鋼の比重は7.8であり、多くの樹脂の比重は1.5以下である。剛性を確保するために樹脂品は鋼製品より厚くするが、それでも樹脂化することで30〜50%の重量減を実現できる。
そして、樹脂カバー52は、後輪24の車幅方向左側方を覆うように配置されるため、後輪カバー部材50Aの大半を占める。後輪カバー部材50Aの大半を占めるカバー52が樹脂製であるから、鋼製に比べて後輪カバー部材50Aを軽量化できる。
また、樹脂カバー52の後端71は、骨格部材51で補強される。この骨格部材51により樹脂カバー52の剛性が確保し易くなるため、樹脂カバー52の薄肉化が可能となる。樹脂カバー52が薄肉であると、樹脂カバー52がより軽量になるので、後輪カバー部材50Aの軽量化が可能となる。したがって、より軽量化された後輪カバー部材50Aを有する自動二輪車10を提供できる。
図11に示す構成により、骨格部材151には、金属の中でも鋼が通常よく使用される。鋼の比重は7.8であり、多くの樹脂の比重は1.5以下である。剛性を確保するために樹脂品は鋼製品より厚くするが、それでも樹脂化することで30〜50%の重量減を実現できる。
そして、樹脂カバー152は、後輪132の車幅方向左側方を覆うように配置されるため、後輪カバー部材150の大半を占める。後輪カバー部材150の大半を占めるカバー152が樹脂製であるから、鋼製に比べて後輪カバー部材150を軽量化できる。
そして、樹脂カバー152は、後輪132の車幅方向左側方を覆うように配置されるため、後輪カバー部材150の大半を占める。後輪カバー部材150の大半を占めるカバー152が樹脂製であるから、鋼製に比べて後輪カバー部材150を軽量化できる。
また、樹脂カバー152の後端181は、骨格部材151で補強される。この骨格部材151により樹脂カバー152の剛性が確保し易くなるため、樹脂カバー152の薄肉化が可能となる。樹脂カバー152が薄肉であると、樹脂カバー152がより軽量になるので、後輪カバー部材150の軽量化が可能となる。したがって、より軽量化された後輪カバー部材150を有する自動二輪車120を提供できる。
図3に示す構成により、樹脂カバー52の上部73を、骨格部材51により補強するため、樹脂カバー52の剛性が更に確保し易くなる。樹脂カバー52の剛性が更に確保し易くなると、樹脂カバー52の更なる薄肉化が可能となる。したがって、後輪カバー部材50Aの更なる軽量化が可能となる。
図12に示す構成により、樹脂カバー152の上部163を、骨格部材151により補強するため、樹脂カバー152の剛性が更に確保し易くなる。樹脂カバー152の剛性が更に確保し易くなると、樹脂カバー152の更なる薄肉化が可能となる。したがって、後輪カバー部材150の更なる軽量化が可能となる。
加えて、一部が骨格部材で補強された樹脂カバー自体を、車体フレームに取付けることは差し支えないが、連結部を厚肉にする等樹脂カバーの形状が複雑化する。
その点、図2に示す構成により、本発明のように骨格部材51をシートレール26に取付けるようにすれば、樹脂カバー52の厚肉化が不要となり、樹脂カバー52の形状が単純になって軽量化が図れる。
その点、図2に示す構成により、本発明のように骨格部材51をシートレール26に取付けるようにすれば、樹脂カバー52の厚肉化が不要となり、樹脂カバー52の形状が単純になって軽量化が図れる。
同様に、図11に示す構成により、本発明のように骨格部材151をシートレール123に取付けるようにすれば、樹脂カバー152の厚肉化が不要となり、樹脂カバー152の形状が単純になって軽量化が図れる。
図3に示す構成により、骨格部材51は、金属製で構成されるため、高い剛性を有する。このような骨格部材51に足載せ部75が備えられることにより、足載せ部75の強度を確保できる。
図7に示す構成により、後輪カバー部材50Aが、排気マフラ32とは後輪の車幅方向反対側に配置されているため、排気マフラ32の熱は、後輪カバー部材50Aに伝わり難い。そのため、後輪カバー部材50Aの樹脂カバー52を支障なく使用することができる。
加えて、後輪カバー部材50Aを、排気マフラ32と後輪の車幅方向反対側に配置したので、車幅方向の重量バランスが取り易くなる。
加えて、後輪カバー部材50Aを、排気マフラ32と後輪の車幅方向反対側に配置したので、車幅方向の重量バランスが取り易くなる。
なお、図2において、骨格部材51をV字状の後端補強部72のみで構成し、この後端補強部72で樹脂カバー52の後端71を補強するようにしてもよい。
加えて、図11において、骨格部材151をV字状の後部159のみで構成し、この後部159で樹脂カバー152の後端181を補強するようにしてもよい。さらに、樹脂カバー152の後爪167が後部159に係合するため、樹脂カバー152の重量の一部を後部159で支持できる。
加えて、図11において、骨格部材151をV字状の後部159のみで構成し、この後部159で樹脂カバー152の後端181を補強するようにしてもよい。さらに、樹脂カバー152の後爪167が後部159に係合するため、樹脂カバー152の重量の一部を後部159で支持できる。
尚、本発明に係る後輪カバー部材は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明の後輪カバー部材は、自動二輪車に好適である。
10、120…自動二輪車、24、132…後輪、28、126…シート、32…排気マフラ、35、142…車体フレーム、50A、150…後輪カバー部材、51、151…骨格部材、52、152…樹脂カバー、71、181…後端、73、163…上部、75…足載せ部。
Claims (5)
- 後輪(24、132)の上方にシート(28、126)を備え、このシート(28、126)の下方に前記後輪(24、132)の車幅方向側方を覆うように後輪カバー部材(50A、150)を備えている自動二輪車(10、120)において、
前記後輪カバー部材(50A、150)は、樹脂で構成され前記後輪(24、132)の車幅方向側方を覆う樹脂カバー(52、152)と、少なくとも前記樹脂カバー(52、152)の後端(71、181)を補強する金属製の骨格部材(51、151)とからなることを特徴とする自動二輪車。 - 前記骨格部材(51、151)は、更に前記樹脂カバー(52、152)の上部(73、163)を補強するものであることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
- 車体フレーム(35、142)に前記骨格部材(51、151)が取付けられ、この骨格部材(51、151)に前記樹脂カバー(52、152)が取付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。
- 前記骨格部材(51)は、乗員が足を載せることができる足載せ部(75)を更に備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車。
- 前記後輪(24)の車幅方向一側方に排気マフラ(32)が配置され、前記後輪(24)の車幅方向他側方に前記後輪カバー部材(50A)が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011143182A JP2013010386A (ja) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | 自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011143182A JP2013010386A (ja) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | 自動二輪車 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014199930A1 (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | ヤマハ発動機株式会社 | 鞍乗型車両用外装カバー |
-
2011
- 2011-06-28 JP JP2011143182A patent/JP2013010386A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014199930A1 (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | ヤマハ発動機株式会社 | 鞍乗型車両用外装カバー |
CN105283377A (zh) * | 2013-06-10 | 2016-01-27 | 雅马哈发动机株式会社 | 跨骑型车辆用外装罩 |
JP6062049B2 (ja) * | 2013-06-10 | 2017-01-18 | ヤマハ発動機株式会社 | 鞍乗型車両用外装カバー |
CN105283377B (zh) * | 2013-06-10 | 2019-04-30 | 雅马哈发动机株式会社 | 跨骑型车辆用外装罩 |
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Legal Events
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