JP2013008883A - 太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム - Google Patents
太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013008883A JP2013008883A JP2011141289A JP2011141289A JP2013008883A JP 2013008883 A JP2013008883 A JP 2013008883A JP 2011141289 A JP2011141289 A JP 2011141289A JP 2011141289 A JP2011141289 A JP 2011141289A JP 2013008883 A JP2013008883 A JP 2013008883A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester
- film
- layer
- less
- polyester film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】 極限粘度が0.60〜0.65dl/gであり、末端カルボキシル基量が40当量/t以下であるポリエステル層(A)と、極限粘度が0.66dl/g以上であり、末端カルボキシル基量が26当量/t以下であるポリエステル層(B)とを有する積層ポリエステルフィルムであり、ポリエステル層(A)の厚みがポリエステル層(B)の厚みの2〜14倍であることを特徴とする太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム。
【選択図】 なし
Description
本発明において、ポリエステルフィルムに使用するポリエステルは、芳香族ジカルボン酸と脂肪族グリコールとを重縮合させて得られるものを指す。芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、2,6―ナフタレンジカルボン酸などが挙げられ、脂肪族グリコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4―シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。代表的なポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン―2,6―ナフタレンジカルボキシレート(PEN)等が例示される。その中でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。
ポリエステルチップであったら粉砕する。ポリエステルフィルムであったら、ポリエステル(A)層とポリエステル(B)層をポリエステルフィルムからカッターにてスライスし、必要量を採取する。得られたサンプルに対し、熱風乾燥機にて140℃で15分間乾燥させ、デシケーター内で室温まで冷却した試料から、0.1gを精秤して試験管に採取し、ベンジルアルコール3mlを加えて、乾燥窒素ガスを吹き込みながら195℃、3分間で溶解させ、次いで、クロロホルム5mlを徐々に加えて室温まで冷却した。この溶液にフェノールレッド指示薬を1〜2滴加え、乾燥窒素ガスを吹き込みながら攪拌下に、0.1Nの苛性ソーダのベンジルアルコール溶液で滴定し、黄色から赤色に変じた時点で終了とした。また、ブランクとして、ポリエステル樹脂試料抜きで同様の操作を実施し、以下の式によって酸価を算出した。
〔ここで、Aは、滴定に要した0.1Nの苛性ソーダのベンジルアルコール溶液の量(μl)、Bは、ブランクでの滴定に要した0.1Nの苛性ソーダのベンジルアルコール溶液の量(μl)、Wは、ポリエステル樹脂試料の量(g)、fは、0.1Nの苛性ソーダのベンジルアルコール溶液の力価である。〕
なお、0.1Nの苛性ソーダのベンジルアルコール溶液の力価(f)は、試験管にメタノール5mlを採取し、フェノールレッドのエタノール溶液を指示薬として1〜2滴加え、0.1Nの苛性ソーダのベンジルアルコール溶液0.4mlで変色点まで滴定し、次いで、力価既知の0.1Nの塩酸水溶液を標準液として0.2ml採取して加え、再度、0.1Nの苛性ソーダのベンジルアルコール溶液で変色点まで滴定した。以上の操作は、乾燥窒素ガス吹き込み下で行った。以下の式によって力価(f)を算出した。
ポリエステルチップであったら粉砕する。ポリエステルフィルムであったら、ポリエステル層(A)とポリエステル層(B)をポリエステルフィルムからカッターにてスライスし、必要量を採取する。得られたサンプルをフェノール/テトラクロロエタン=50/50(重量比)の混合溶媒中に溶解し、毛細管粘度計を用いて、1.0g/dlの濃度の溶液の流下時間、および、溶媒のみの流下時間を測定し、それらの時間比率から、Hugginsの式を用いて、極限粘度を算出した。その際、Huggins定数を0.33と仮定した。
パーソナルプレッシャークッカー装置(平山製作所社製)を用いて、ポリエステルフィルムを120℃−100%RHの雰囲気にてフィルムを処理する。オートグラフAG−I(島津製作所社製)にて、得られたフィルムの製膜方向とは同方向(MD)に対し、200mm/分の速度で、フィルムの機械的特性として引張破断伸度を測定し、引張破断伸度維持率を求める。なお、引張破断伸度維持率は、下記式、すなわちパーソナルプレッシャークッカー処理前後の引張破断伸度の商から得られる。
引張破断伸度維持率[%]=「パーソナルプレッシャークッカー処理後の引張破断伸度」÷「パーソナルプレッシャークッカー処理前の引張破断伸度」×100
引張破断伸度維持率が10%未満に達した時間から、下記の基準で評価した。
◎:引張破断伸度維持率が10%未満に達した時間:78hr以上
○:引張破断伸度維持率が10%未満に達した時間:72hr以上78hr未満
△:引張破断伸度維持率が10%未満に達した時間:66hr以上72hr未満
×:引張破断伸度維持率が10%未満に達した時間:66hr未満
長手方向がMDとなるように、長さ300mm、幅25mmのポリエステルフィルムの小片を2本切り取った。一方で長さ50mm、幅25mmであるEVAフィルムの1本の小片を切り取り、2本のポリエステルフィルムの小片の塗布層面でEVAフィルムを挟むように重ねた。これをヒートシール装置(テスター産業株式会社製 TP−701−B)を用いてラミネートした。使用したEVAフィルムは、ドイツ Etimex社製 485.00(標準硬化タイプ、厚み0.5mm)で、ヒートシール条件は、温度150℃、圧力0.13MPaで、20分間の条件を用いた。EVAとの接着強度を測定するため、まず25mmの幅のポリエステルフィルム/EVAフィルムラミネート小片から、長さ300mm、幅15mmのサンプルを切り取る。この15mm幅のポリエステルフィルムの小片のラミネートされていない端部を、引張/曲げ試験機(株式会社島津製作所製 EZGraph)の中に取り付ける。引き続き、角度180°、速度100mm/分でこのポリエステルフィルム/EVAフィルムラミネートを分離するために必要な力(接着強度)を10個の試料について測定して、その平均値を下記のように分類にした。
◎:接着強度が50N/15mm幅以上
○:接着強度が30N/15mm幅〜50N/15mm幅未満
△:接着強度が10N/15mm幅〜30N/15mm幅未満
×:接着強度が10N/15mm幅未満
上記で作成したポリエステルフィルム/EVAフィルムラミネートの25mm幅の試験片を用いて、パーソナルプレッシャークッカー装置(平山製作所社製)を用いて、ポリエステルフィルムを120℃−100%RHの雰囲気にてフィルムを48時間の湿熱処理を行った。次いで、23℃×50%RHで24時間調温・調湿した後、サンプルから15mm幅の測定サンプルを切り取り、上記と同様に、ポリエステルフィルム/EVAフィルムラミネートを分離するために必要な力(接着強度)の平均値を求めた。この値と、湿熱処理を行う前の接着強度から、接着強度保持率を次式にて算出し、下記の基準で判断した。 接着強度保持率(%)=(湿熱処理後の接着強度)/(湿熱処理前の接着強度)
◎:保持率が70%以上
○:保持率が50〜70%未満
△:保持率が30〜50%未満
×P:保持率が30%未満で、ポリエステル層の凝集破壊による剥離が観察される
×C:保持率が30%未満で、ポリエステル/コート層もしくは、EVA層/コート層の界面剥離が観察される
欧州の安全規格EN50178に基づき、KIKUSUIのKPD2050にて部分放電圧を測定。下記基準で評価した。
○:1000V以上
×:1000V未満
<ポリエステル(1)の製造法>
1個のスラリー調製槽、およびそれに直列に接続された2段のエステル化反応槽、および2段目のエステル化反応槽に直列に接続された3段の溶融重縮合槽からなる連続式重合装置を用い、スラリー調製槽に、テレフタル酸とエチレングリコールを重量比で100:45の割合で連続的に供給すると共に、エチルアシッドホスフェートのエチレングリコール溶液を、生成ポリエステル樹脂に対してリン原子としての含有量が4重量ppmとなる量で連続的に添加して、攪拌、混合することによりスラリーを調製し、このスラリーを、窒素雰囲気下で267℃、相対圧力100kPa、平均滞留時間4時間に設定され、反応生成物が存在する第1段目のエステル化反応槽に連続的に流量120kg/時で供給し、次いで、第1段目のエステル化反応生成物を、窒素雰囲気下で265℃、相対圧力5kPa、平均滞留時間2時間に設定された第2段目のエステル化反応槽に連続的に移送して、さらにエステル化反応させた。その際、第2段エステル化反応槽に設けた上部配管を通じて、エチレングリコールを生成するポリエステル樹脂に対して322モル/トンになる量を連続的に供給した。この場合、第2段エステル化反応槽におけるエステル化率は97%であった。
管中のエステル化反応生成物に、酢酸マグネシウム4水和物のエチレングリコール0.6 重量%溶液を、生成ポリエステル樹脂に対してマグネシウム原子としての含有量が7重量ppmとなる量で連続的に添加した。添加配管を使用して、テトラ−n−ブチルチタネートのエチレングリコール溶液を生成ポリエステル樹脂に対してチタン原子としての含有量が4重量ppmとなる量だけ連続的に添加した。
ポリエステル(1)を出発原料とし、窒素雰囲気下で約160℃に保持された攪拌結晶化機内に滞留時間が約60分となるようにチップが重ならないようにした状態で連続的に供給して結晶化させた後、塔型の固相重縮合装置に連続的に供給し、窒素雰囲気下215℃で、得られるポリエステル樹脂の極限粘度が0.83dl/gとなるように滞留時間を調整して固相重縮合させ、ポリエステル(2)を得た。末端カルボキシル基量は6当量/tであった。
テレフタル酸ジメチル100重量部とエチレングリコール200重量部とを出発原料とし、エステル交換触媒として、酢酸マグネシウム・4水和物を得られるポリエステル樹脂1tあたりのマグネシウム含有量が46g/樹脂tとなる量で、加えて反応器にとり、反応開始温度を150℃とし、メタノールの留去とともに徐々に反応温度を上昇させ、3時間後に230℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応を終了させた。
テレフタル酸ジメチル100重量部とエチレングリコール60重量部とを出発原料とし、触媒としてテトラ−n−ブチルチタネートを得られるポリエステル樹脂1t当たりのチタン原子としての含有量が5g/樹脂tとなる量で加えて反応器にとり、反応開始温度を150℃とし、メタノールの留去とともに徐々に反応温度を上昇させ、3時間後に230℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応を終了させた。この反応混合物を重縮合槽に移し、4時間重縮合反応を行った。すなわち、温度を230℃から徐々に昇温し280℃とした。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.3mmHgとした。反応開始後、反応槽の攪拌動力の変化により、極限粘度0.55dl/gに相当する時点で反応を停止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させ、ポリエステル(4)のチップを得た。極限粘度は0.55dl/g、末端カルボキシル基量は35当量/tであった。
ポリエステルチップ(4)を真空下220℃で固相重合し、ポリエステル(5)を得た。極限粘度は0.75dl/g、末端カルボキシル基量は25当量/tであった。
テレフタル酸ジメチル100重量部とエチレングリコール60重量部とを出発原料とし、触媒として酢酸マグネシウム四水塩を0.02部加えて反応器にとり、反応開始温度を150℃ とし、メタノールの留去とともに徐々に反応温度を上昇させ、3時間後に230℃とした。4時間後、実質的にエステル交換反応を終了させた。この反応混合物にエチルアシッドホスフェート0.03部を添加した後、重縮合槽に移し、三酸化アンチモンを0.04部加えて、4時間重縮合反応を行った。すなわち、温度を230℃から徐々に昇温し280℃とした。一方、圧力は常圧より徐々に減じ、最終的には0.3mmHgとした。反応開始後、反応槽の攪拌動力の変化により、極限粘度0.64に相当する時点で反応を停止し、窒素加圧下ポリマーを吐出させ、ポリエステル(6)のチップを得た。この、ポリエステルの極限粘度は0.64dl/g、末端カルボキシル基量は45当量/tであった。
ポリエステル(1)の製造法において、エチルアシッドホスフェートを添加しないことを除いて、同様の方法でポリエステルを製造する試みをした。その際、エステル化率が上がらず、重縮合活性が低く、得られたポリエステル樹脂の、極限粘度が上昇せず、フィルム用途には適さないポリエステルとなった。
ポリエステル(1)の製造法において、テトラ−n−ブチルチタネートを添加しないことを除いて、同様の方法でポリエステルを製造する試みをした。その際、極限粘度が上昇せず、フィルム用途には適さないポリエステルとなった。
(化合物例)
・ウレタン
U1:数平均分子量約1000のポリテトラメチレングリコールとジメチロールプロピオン酸とイソホロンジイソシアネートからなるポリウレタン(カルボン酸のカウンターイオンがアンモニア)であるポリウレタン水分散体
U2:ヘキサメチレンジオールのポリカーボネートポリオール(数平均分子量約1000)とジメチロールプロピオン酸と水添ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネートからなるポリウレタン(カルボン酸のカウンターイオンがトリエチルアミン)である水分散体
U3:芳香族ポリエステルと脂肪族ジイソシアネートとのポリエステルポリウレタン水分散体である、DIC株式会社 商品名ハイドラン(登録商標)AP−40F。
E1:芳香族ポリエステルの水分散体である、DIC株式会社 商品名ファインテック(登録商標)ES−670
・オキサゾリン
X1:オキサゾリン系水溶性樹脂架橋剤 株式会社日本触媒 商品名エポクロス(登録商標)WS−500
X2:カルボジイミド系水溶性樹脂架橋剤 日清紡ケミカル株式会社 商品名カルボジライト(登録商標)V−02−L2
X3:水溶性エポキシ系架橋剤 ナガセケムテックス株式会社 商品名デナコール(登録商標)EX−521
・シリカ
D1:シリカ微粒子水分散体(平均粒子径60nm)
塗布層用の塗布液を下記表1のように作成した。
上記ポリエステル(1)、ポリエステル(2)およびポリエステル(3)を90:6:4の比率で混合したポリエステル混合物を、ベント付き二軸押出機A(メイン)に投入するとともに、上記ポリエステル(2)およびポリエステル(3)を96:4の比率で混合したポリエステル混合物を、ベント付き二軸押出機B(メイン)に投入した。なお、ベント付き二軸押出機(A)の内径D_Aは140mm、吐出量Q_Aは1500kg/hr、スクリュー回転数N_Aは120rpm、ベント孔の減圧度は5mmHgとし、ベント付き二軸押出機(B)の内径D_Bは90mm、吐出量Q_Bは300kg/hr、スクリュー回転数N_Bは67rpm、ベント孔の減圧度は5mmHgとした。双方の原料を二軸押出機中、290℃で溶融混練し、得られた溶融体を多層Tダイ内でA/B=5/1の構成比となるように合流させてスリット状に押出しする。静電印加密着法を用いて表面温度を40℃に設定したキャスティングドラム上で急冷固化させて未延伸の2種2層からなる積層シートを得た。得られたシートを縦方向に89℃で3.3倍延伸した後、この縦延伸フィルムの下面に表2に示す塗布液1を塗布し、予熱/横延伸/熱固定1/熱固定2/熱固定3/冷却の各ゾーンにおける温度[℃]を115/135/180/225/180/125℃に設定したテンターに導くことでフィルム製膜を行った。塗布量(乾燥後)が0.03g/m2を有する厚さ300μmのポリエステルフィルムを得た。ポリエステル(A)層/ポリエステル(B)層の厚み(μm)は、250/50であった。得られたフィルムの特性および評価結果を下記表2に示す。
実施例1において、混合物中のポリエステル原料と運転条件に関して、下記表2〜3に示す内容に変更し、必要に応じて厚み調整のため製膜速度を変更することを除いて、実施例1と同様の方法でフィルムを得た。得られたフィルムの特性および評価結果を表2〜3に示す。
上記ポリエステル(1)、ポリエステル(2)およびポリエステル(3)を90:6:4の比率で混合したポリエステル混合物を、ベント付き二軸押出機A(メイン)に投入するとともに、上記ポリエステル(2)およびポリエステル(3)を96:4の比率で混合したポリエステル混合物を、ベント付き二軸押出機B(メイン)に投入した。なお、ベント付き二軸押出機(A)の内径D_Aは140mm、吐出量Q_Aは1500kg/hr、スクリュー回転数N_Aは120rpm、ベント孔の減圧度は5mmHgとし、ベント付き二軸押出機(B)の内径D_Bは90mm、吐出量Q_Bは300kg/hr、スクリュー回転数N_Bは67rpm、ベント孔の減圧度は5mmHgとした。双方の原料を二軸押出機中、290℃で溶融混練し、得られた溶融体を多層Tダイ内でB/A/B=1/10/1の構成比となるように合流させてスリット状に押出しする。静電印加密着法を用いて表面温度を40℃に設定したキャスティングドラム上で急冷固化させて未延伸の2種2層からなる積層シートを得た。得られたシートを縦方向に89℃で3.3倍延伸した後、この縦延伸フィルムの下面に表1に示す塗布液1を塗布し、予熱/横延伸/熱固定1/熱固定2/熱固定3/冷却の各ゾーンにおける温度[℃]を115/135/180/225/180/125℃に設定したテンターに導くことでフィルム製膜を行った。塗布量(乾燥後)が0.03g/m2を有する厚さ300(μm)のポリエステルフィルムを得た。ポリエステル(B)/ポリエステル(A)層/ポリエステル(B)層の厚み(μm)は、25/250/25であった。得られたフィルムの特性および評価結果を表3に示す。
実施例1において、混合物中のポリエステル原料と運転条件に関して、下記表4に示す内容に変更し、必要に応じて厚み調整のため製膜速度を変更することを除いて、実施例1と同様の方法でフィルムを得た。得られたフィルムの特性および評価結果を表4に示す。
実施例1において、混合物中のポリエステル原料と運転条件に関して、表4に示す内容に変更し、必要に応じて厚み調整のため製膜速度を変更することを除いて、実施例1と同様の方法でフィルムを得た。得られたフィルムの特性および評価結果を良好だったが、押出機Bの押出機内圧力が高かったため、機械への負荷が高く長時間運転は厳しかった。
実施例1において、混合物中のポリエステル原料と運転条件に関して、表4に示す内容に変更し、必要に応じて厚み調整のため製膜速度を変更することを除いて、実施例1と同様の方法でフィルムを得た。得られたフィルムの特性および評価結果を良好だったが、押出機Aの押出機内圧力が高かったため、機械への負荷が高く長時間運転は厳しかった。
Claims (3)
- 極限粘度が0.60〜0.65dl/gであり、末端カルボキシル基量が40当量/t以下であるポリエステル層(A)と、極限粘度が0.66dl/g以上であり、末端カルボキシル基量が26当量/t以下であるポリエステル層(B)とを有する積層ポリエステルフィルムであり、ポリエステル層(A)の厚みがポリエステル層(B)の厚みの2〜14倍であることを特徴とする太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム。
- ポリカーボネート骨格またはポリエーテル骨格の少なくとも一種を有するポリウレタンと、オキサゾリン基またはカルボジイミド基を含むポリマーからなる架橋剤とを含有する塗布液を塗布して得られた塗布層を有する請求項1に記載の太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム。
- ポリエステル層(A)の厚みとポリエステル層(B)の厚みとの和が250〜350μmの範囲である請求項1または2に記載の太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011141289A JP2013008883A (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011141289A JP2013008883A (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013008883A true JP2013008883A (ja) | 2013-01-10 |
Family
ID=47675970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011141289A Pending JP2013008883A (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013008883A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098548A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 三菱樹脂株式会社 | ポリエステルフィルムの製造方法 |
JP2015145460A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-13 | 三菱樹脂株式会社 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006270025A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-10-05 | Toray Ind Inc | 太陽電池用熱可塑性樹脂シートおよび太陽電池 |
JP2010018789A (ja) * | 2008-06-09 | 2010-01-28 | Toray Ind Inc | ポリエステルフィルム |
JP2010212272A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Toyobo Co Ltd | 太陽電池用ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
JP2011021180A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-02-03 | Toyobo Co Ltd | 太陽電池用ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
WO2011034024A1 (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-24 | 三菱樹脂株式会社 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
JP2011097013A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-05-12 | Toyobo Co Ltd | 太陽電池裏面保護膜用ポリエステルフィルム |
JP2011097012A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-05-12 | Toyobo Co Ltd | 太陽電池裏面保護膜用ポリエステルフィルム |
WO2011068132A1 (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-09 | 東洋紡績株式会社 | 太陽電池用易接着性ポリエステルフィルム |
-
2011
- 2011-06-27 JP JP2011141289A patent/JP2013008883A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006270025A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-10-05 | Toray Ind Inc | 太陽電池用熱可塑性樹脂シートおよび太陽電池 |
JP2010018789A (ja) * | 2008-06-09 | 2010-01-28 | Toray Ind Inc | ポリエステルフィルム |
JP2010212272A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Toyobo Co Ltd | 太陽電池用ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
JP2011021180A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-02-03 | Toyobo Co Ltd | 太陽電池用ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
WO2011034024A1 (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-24 | 三菱樹脂株式会社 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
JP2011097012A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-05-12 | Toyobo Co Ltd | 太陽電池裏面保護膜用ポリエステルフィルム |
JP2011097013A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-05-12 | Toyobo Co Ltd | 太陽電池裏面保護膜用ポリエステルフィルム |
WO2011068132A1 (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-09 | 東洋紡績株式会社 | 太陽電池用易接着性ポリエステルフィルム |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098548A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 三菱樹脂株式会社 | ポリエステルフィルムの製造方法 |
JP2015145460A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-13 | 三菱樹脂株式会社 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8652642B2 (en) | Biaxially oriented polyester film | |
JP5615130B2 (ja) | 太陽電池裏面保護材用積層ポリエステルフィルム | |
JP5700415B2 (ja) | 太陽電池裏面保護材用ポリエステルフィルム | |
JP5403679B2 (ja) | 太陽電池裏面封止用ポリエステルフィルム | |
WO2012043000A1 (ja) | 太陽電池裏面保護材用ポリエステルフィルム | |
JP5686691B2 (ja) | 太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム | |
JP5793390B2 (ja) | 二軸配向ポリエステルフィルム | |
JP2014207293A (ja) | 太陽電池裏面封止材 | |
JP2013008883A (ja) | 太陽電池裏面封止材用ポリエステルフィルム | |
JP2012227359A (ja) | 太陽電池裏面保護材用ポリエステルフィルム | |
JP2014170914A (ja) | 太陽電池裏面封止用ポリエステルフィルム | |
JP2015216213A (ja) | 太陽電池裏面保護膜用ポリエステルフィルムおよびそれからなる太陽電池裏面保護膜 | |
JP2013041897A (ja) | 太陽電池裏面保護材用ポリエステルフィルム | |
KR20140088984A (ko) | 태양광모듈 백시트용 폴리에스테르필름 및 이의 제조방법 | |
JP2014239128A (ja) | 太陽電池裏面封止用ポリエステルフィルム | |
KR101711065B1 (ko) | 수지 조성물과 그 제조방법, 폴리에틸렌테레프탈레이트 필름, 및 태양전지 모듈용 백시트 | |
JP2012138490A (ja) | 太陽電池裏面保護材用ポリエステルフィルムおよび太陽電池裏面保護材用部材 | |
JP5679021B2 (ja) | 太陽電池裏面保護材用積層ポリエステルフィルム | |
JP2014019007A (ja) | 太陽電池裏面封止材 | |
JP2014089995A (ja) | 太陽電池裏面封止材 | |
JP2013214778A (ja) | 太陽電池裏面保護材用ポリエステルフィルム | |
JP2014239127A (ja) | 太陽電池裏面封止用ポリエステルフィルム | |
JP2013188978A (ja) | 積層ポリエステルフィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150901 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160105 |