JP2013006788A - 新規化合物およびそれを用いた有機デバイス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記一般式で表される化合物。
[R1〜R3は置換基、n1およびn2は0〜5の整数、n3は0〜4の整数、Xはアルキレン基、スルホン基等の連結基、mは2〜4の整数し、R4は脂肪族環状連結基、R5〜R10は水素原子、アルキル基、アリール基等を表す。]
【選択図】なし
Description
ただし、Xが−O−または−(R7)P(=O)−である場合、一般式(1)のトリフェニルホスフィンオキサイド構造の3,3'位で連結する。また、Xが>PO−である場合、一般式(1)のトリフェニルホスフィンオキサイド構造の3,3',3”位で連結する。]
ただし、Xが−O−または−(R7)P(=O)−である場合、一般式(2)のトリフェニルホスフィンオキサイド構造の3,3'位で連結する。]
[10] 77°Kにおける最低励起三重項エネルギー準位が2.95eV以上であることを特徴とする[1]〜[8]のいずれか一項に記載の化合物。
[12] [1]〜[10]のいずれか1項に記載の化合物を用いた有機デバイス。
[13] [1]〜[10]のいずれか1項に記載の化合物を用いた有機エレクトロルミネッセンス素子。
本発明の化合物は、下記の一般式(1)で表される構造を有する化合物である。
R4が表す脂肪族環状連結基は置換されていてもよい。置換基としては、例えばアルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基を挙げることができ、これらの置換基の説明と好ましい範囲については下記の対応する基の記載を参照することができる。
R5、R6、R7、R8、R9およびR10として採用しうるアルキル基は、直鎖状であっても、分枝状であっても、環状であってもよい。好ましいのは直鎖状または分枝状のアルキル基である。アルキル基の炭素数は、1〜20であることが好ましく、1〜12であることがより好ましく、1〜6であることがさらに好ましく、1〜3であること(すなわちメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基)がさらにより好ましい。環状のアルキル基としては、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基を挙げることができる。
R5、R6、R7、R8、R9およびR10として採用しうるアリール基は、1つの芳香環からなるものであってもよいし、2以上の芳香環が融合した構造を有するものであってもよい。アリール基の炭素数は、6〜22であることが好ましく、6〜18であることがより好ましく、6〜14であることがさらに好ましく、6〜10であること(すなわちフェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基)がさらにより好ましい。
また、上記アリール基は、さらに置換されていてもよいし、置換されていなくてもよい。置換されている場合の置換基としては、例えばアルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基を挙げることができ、アルキル基とアリール基の説明と好ましい範囲については上記アルキル基と上記アリール基の記載を参照することができる。
置換基として採用しうるアルコキシ基は、直鎖状であっても、分枝状であっても、環状であってもよい。好ましいのは直鎖状または分枝状のアルコキシ基である。アルコキシ基の炭素数は、1〜20であることが好ましく、1〜12であることがより好ましく、1〜6であることがさらに好ましく、1〜3であること(すなわちメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基)がさらにより好ましい。環状のアルコキシ基としては、例えばシクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、シクロヘプチルオキシ基を挙げることができる。
置換基として採用しうるアリールオキシ基は、1つの芳香環からなるものであってもよいし、2以上の芳香環が融合した構造を有するものであってもよい。アリールオキシ基の炭素数は、6〜22であることが好ましく、6〜18であることがより好ましく、6〜14であることがさらに好ましく、6〜10であること(すなわちフェニルオキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基)がさらにより好ましい。
R8およびR9の少なくとも一方は、水素原子、または置換もしくは無置換のアルキル基を表す。
置換基として採用しうるアルケニル基は、直鎖状であっても、分枝状であっても、環状であってもよい。好ましいのは直鎖状または分枝状のアルケニル基である。アルケニル基の炭素数は、2〜20であることが好ましく、2〜12であることがより好ましく、2〜6であることがさらに好ましく、2または3であること(すなわちビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基)がさらにより好ましい。環状のアルケニル基としては、例えばシクロペンテニル基、シクロヘキセニル基、シクロヘプテニル基を挙げることができる。アルケニル基はさらに置換されていてもよく、その場合の置換基としてはアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基などを挙げることができる。これらの置換基の説明と好ましい範囲は、上記のR5、R6、R7、R8、R9およびR10が表すアルキル基とアリール基の説明と好ましい範囲、および上記の置換基として採用しうるアルコキシ基とアリールオキシ基の説明と好ましい範囲と同じである。
置換基として採用しうるアミノ基には、無置換のアミノ基と置換アミノ基が含まれる。置換アミノ基の置換基としては、アルキル基、アリール基を挙げることができる。これらの置換基の説明と好ましい範囲は、上記のR5、R6、R7、R8、R9およびR10が表すアルキル基とアリール基の説明と好ましい範囲と同じである。
置換基として採用しうるハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙げることができ、フッ素原子、塩素原子、臭素原子が好ましく、フッ素原子、塩素原子がより好ましく、フッ素原子がさらにより好ましい。
一般式(1)で表される化合物の合成法は特に制限されない。一般式(1)で表される化合物の合成は、既知の合成法や条件を適宜組み合わせることにより行うことができる。
例えば、好ましい合成法として、下記のスキーム1で表される合成法を挙げることができる。すなわち、一般式(21)で表されるトリフェニルフォスフィン2〜4量体を、対応する一般式(1)のトリフェニルフォスフィンオキサイド2〜4量体へ変換する合成法を挙げることができる。この変換に際しては、過酸化水素を用いることが好ましい。反応条件は、トリフェニルフォスフィンをトリフェニルフォスフィンオキサイドに変換する際に採用される公知の反応条件を参考にすることができる。
一般式(1)で表される化合物は、77°Kにおける最低励起三重項エネルギー準位が比較的高く、電荷輸送材料として優れた性質を有しているため、有機エレクトロルミネッセンス素子などの電子デバイスに効果的に用いることができる。77°Kにおける最低励起三重項エネルギー準位は、2.80eV以上であることが好ましく、2.85eV以上であることがより好ましく、2.90eV以上であることがさらに好ましく、3.00eV以上であることがさらにより好ましく、3.03eV以上であることが特に好ましい。本発明における最低励起三重項エネルギー準位は、石英基板上に形成した薄膜の77°KにおけるPLスペクトルを測定し、最も短波側のピーク値のエネルギーを算出することにより決定した値である。したがって、本発明における最低励起三重項エネルギー準位の値は、溶液状態において測定されたものとは数値が異なる。薄膜状態において高い最低励起三重項エネルギー準位を有する材料を提供するためには、分子間の水素結合による会合を防ぐことが重要であり、そのためには一般式(1)で表される構造が有利であることを本発明者らは見出した。
典型的な有機エレクトロルミネッセンス素子は、ガラスなどの透明基板上にITOなどの陽極、有機層、陰極が積層された構造を有する。有機層は、有機化合物を含む層を複数積層した構造であることが一般的であり、その機能に応じて各層は、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などと呼ばれる。本明細書では、有機エレクトロルミネッセンス素子の一般的な構成例として、陽極、主として第1有機材料により構成される第1有機層、主として第2有機材料により構成される第2有機層、陰極をこの順に積層した構造を有する有機エレクトロルミネッセンス素子を例にとって説明する。
第1有機層は主としてホール輸送機能を果たす層であり、第1有機層に発光材料をドープしたときには第1有機層は発光材料へ電子を輸送する機能も果たす。第1有機層は、そのような機能を果たす第1有機材料から主として形成されており、ここでいう「主として」とは第1有機層を構成する有機材料の中で最も含有量が多い有機材料を意味する。通常は50重量%以上、好ましくは60重量%以上、より好ましくは70重量%以上の含有量を示す。
第2有機層は主として電子輸送機能を果たす層であり、第2有機層に発光材料をドープしたときには第2有機層は発光材料へホールを輸送する機能も果たす。第2有機層は、そのような機能を果たす第2有機材料から主として形成されており、ここでいう「主として」とは第2有機層を構成する有機材料の中で最も含有量が多い有機材料を意味する。通常は50重量%以上、好ましくは60重量%以上、より好ましくは70重量%以上の含有量を示す。
また、有機エレクトロルミネッセンス素子を構成する陰極と第2有機層の間にも、他の層が積層されていてもよい。例えば、電子注入機能を有する有機層、電子輸送機能を有する有機層、ホールブロッキング機能を有する有機層が積層されていてもよい。
有機エレクトロルミネッセンス素子の第1有機層のみに発光材料が含まれている場合、第2有機層の厚みを40nm以上にすることが好ましく、50nm以上にすることがより好ましい。また、有機エレクトロルミネッセンス素子の第2有機層にのみ発光材料が含まれている場合に、第1有機層の厚みを30nm以上にすることが好ましく、50nm以上にすることがより好ましい。このような態様を採用することによって、発光材料が添加された有機層で発生したエキシトンの消光が抑えられ、発光効率が大きく増大する。
1.0重量%以上であることがより好ましく、3.0重量%以上であることがさらに好ましい。また、発光材料の含有量は、発光材料が含まれている有機層の30重量%以下であることが好ましく、20重量%以下であることがより好ましく、10重量%以下であることがさらに好ましい。
式(A) T1(第1) − T1(発光) > 0.19eV
式(B) T1(第2) − T1(発光) > 0.24eV
上式において、T1(第1)は第1有機材料の77°Kにおける最低励起三重項エネルギー準位を表し、T1(第2)は第2有機材料の77°Kにおける最低励起三重項エネルギー準位を表し、T1(発光)は発光材料の77°Kにおける最低励起三重項エネルギー準位を表す。
式(A−1) T1(第1) − T1(発光) > 0.21eV
式(A−2) T1(第1) − T1(発光) > 0.23eV
式(A−3) T1(第1) − T1(発光) > 0.25eV
また、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、さらに下記の式(B−1)を満たすものであることが好ましく、式(B−2)を満たすものであることがより好ましく、式(B−3)を満たすものであることがより好ましい。
式(B−1) T1(第2) − T1(発光) > 0.29eV
式(B−2) T1(第2) − T1(発光) > 0.34eV
式(B−3) T1(第2) − T1(発光) > 0.40eV
また、一般式(4)におけるR41およびR42の置換基の説明と好ましい範囲については、上記の一般式(1)のR1およびR2の説明と好ましい範囲の記載を参照することができる。さらに、一般式(4)におけるn41と42の説明と好ましい範囲については、上記の一般式(1)のn3の説明と好ましい範囲の記載を参照することができる。
一般式(5)におけるR51、R52およびR53の置換基およびアリール基の説明と好ましい範囲については、上記の一般式(1)のR1、R2およびR3の説明と好ましい範囲の記載を参照することができる。さらに、一般式(5)におけるn51、n52およびn53は1〜3であることが好ましく、1または2であることがより好ましい。
リン光発光材料としては、従来公知の種々の金属錯体を挙げることができる。本発明では特に深い青色のリン光を発光する材料を好ましく選択することができる。リン光発光材料としては、例えば、Flrpic、FCNIr、Ir(dbfmi)、FIr6、Ir(fbppz)2(dfbdp)、FIrN4などのIr錯体や、後掲の[Cu(dnbp)(DPEPhos)]BF4や、[Cu(dppb)(DPEPhos)]BF4、[Cu(μ−l)dppb]2、[Cu(μ−Cl)DPEphos]2、Cu(2−tzq)(DPEPhos)、[Cu(PNP)]2、compound 1001、Cu(Bpz4)(DPEPhos)などのCu錯体、FPt、Pt−4などのPt錯体を好ましい例として挙げることができる。これらの構造を以下に示す。
また、有機エレクトロルミネッセンス素子を構成する各層や電極を製造する際には、既知の製造方法を適宜選択して採用することができる。また、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子には、公知の技術や公知の技術から容易に想到しうる様々な改変を必要に応じて加えることができる。
一般式(1)で表される化合物は、有機薄膜太陽電池にも効果的に用いることができる。
典型的な有機薄膜太陽電池は、ガラスなどの透明基板上にITOなどの陽極、ホール輸送層、光電変換層、電子輸送層、陰極が積層された構造を有する。光電変換層は陽極側にp型半導体層を有し、陰極側にn型半導体層を有している。一般式(1)で表される化合物は、その物性に応じて、ホール輸送層、p型半導体層、n型半導体層、電子輸送層の材料として用いることが可能である。一般式(1)で表される化合物は、有機薄膜太陽電池においてホール輸送材料や電子輸送材料として機能しうる。
一般式(1)で表される化合物を用いる有機薄膜太陽電池は、上記の他にホールブロック層、電子ブロック層、電子注入層、ホール注入層、平滑化層などを適宜備えていてもよい。一般式(1)で表される化合物を用いる有機薄膜太陽電池には、有機薄膜太陽電池に用いられる既知の材料を適宜選択して組み合わせて用いることができる。また、本発明の化合物を用いる有機薄膜太陽電池には、公知の技術や公知の技術から容易に想到しうる様々な改変を必要に応じて加えることができる。
本合成例において、以下のスキームにしたがって化合物9を合成した。
本合成例において、以下のスキームにしたがって化合物13を合成した。
本合成例において、以下のスキームにしたがって化合物15を合成した。
合成例1〜3と同様にして、化合物1〜8、10〜12、14、16〜18も合成した。
本試験例において、合成例1〜4において合成した化合物1〜18の77°Kにおける最低励起三重項エネルギー準位を測定した。
石英基板上に各化合物を真空蒸着することにより、厚さ100〜200nmの化合物の薄膜を形成した。このサンプルを77°Kに冷却してPLスペクトルを測定した。PLスペクトルの最も短波側のピーク値のエネルギーを算出し、それを化合物の最低励起三重項エネルギー準位とした。
結果を後掲の表1に示す。
本製造例において、種々の化合物を用いて図1に示す構造の有機エレクトロルミネッセンス素子を作製して、その発光効率を評価した。
(1)有機エレクトロルミネッセンス素子の作製
ガラス1上にインジウム・スズ酸化物(ITO)2をおよそ30〜100nmの厚さで製膜し、さらにその上にポリ(エチレンジオキシ)チオフェン(PEDOT)3を30nmの厚さで製膜した。次いで、[Cu(dnbp)(DPEPhos)]BF4、[Cu(μ−l)dppb]2、FlrPicのいずれか1つの発光材料を10重量%ドープしたPYD2(第1有機材料)を有機溶媒に溶解させてスピンコートすることにより、第1有機層4を30nmの厚さで製膜した。さらにその上に、下記の構造を有するBPhen、TPBI、TmPyPB、SPPO1、TSPO1、PO15、化合物2、化合物15のいずれか1つの第2有機材料を真空蒸着することにより第2有機層5を50nmの厚さで製膜した。次いで、フッ化リチウム(LiF)6を0.5nm真空蒸着し、次いでアルミニウム(Al)7を100nmの厚さに蒸着して、図1に示す層構成を有する有機エレクトロルミネッセンス素子とした。
半導体パラメータ−アナライザーおよびパワーメータを用いて、上記(1)で製造した各有機エレクトロルミネッセンス素子の電流−電圧−輝度(J-V-L)特性を測定した。ELスペクトルはマルチチャンネル分光器を用いて測定した。これらの結果より、量子効率の算出を行った。
図2〜4にその結果を示す。リン光材料であるFlrPicを発光材料として用いて、第2有機材料として化合物2や化合物15を用いた場合には、18%という極めて高い量子効率が得られた。また、Cu錯体である[Cu(dnbp)(DPEPhos)]BF4を発光材料として用いて、第2有機材料として化合物2を用いた場合にも、15%を超える高い量子効率が得られた。
また、第1有機材料として用いたPYD2の代わりに、CzSi、PO12、mCP、SimCP、SimCP2、CBPEまたはCBZを用いて、同様にして有機エレクトロルミネッセンス素子を製造して発光効率を評価したところ、第2有機材料として本発明の化合物を用いた場合に同様に高い発光効率が認められた。
本製造例において、発光材料を添加する有機層を変えた有機エレクトロルミネッセンス素子を作製して、その発光効率を評価した。
製造例1の製法にしたがって、ガラス1上、インジウム・スズ酸化物(ITO)2、ポリ(エチレンジオキシ)チオフェン(PEDOT)3、FlrPicをドープしたPYD2の第1有機層4、化合物2の第2有機層5、フッ化リチウム(LiF)6、アルミニウム(Al)7を、製造例1と同じ厚さで製膜し、これをデバイスIとした。
FlrPicをドープする層を第1有機層から第2有機層に変えた点を変更して、その他はデバイスIと同様に製膜して、デバイスIIを作製した。
FlrPicをドープする層を第1有機層と第2有機層の両方に変えた点を変更して、その他はデバイスIと同様に製膜して、デバイスIIIを作製した。
いずれのデバイスにおいても、15%を超える高い量子効率が得られた。特に、第1有機層のみに発光材料をドープしたデバイスIと第2有機層のみに発光材料をドープしたデバイスIIにおいて、一段と高い量子効率が得られた。
本製造例において、合成例で合成した化合物1〜16を用いて有機エレクトロルミネッセンス素子を製造して、量子効率を測定した。
ガラス1上にインジウム・スズ酸化物(ITO)2をおよそ30〜100nmの厚さで製膜し、さらにその上にポリ(エチレンジオキシ)チオフェン(PEDOT)3を40nmの厚さで製膜した。次いで、FlrPicまたは[Cu(dnbp)(DPEPhos)]+のいずれか1つの発光材料を10重量%ドープしたPYD2(第1有機材料)を有機溶媒に溶解させてスピンコートすることにより、第1有機層4を30nmの厚さで製膜した。さらにその上に、表1に記載の第2有機材料を真空蒸着することにより第2有機層5を50nmの厚さで製膜した。次いで、フッ化リチウム(LiF)6を0.7nm真空蒸着し、次いでアルミニウム(Al)7を100nmの厚さに蒸着して、図1に示す層構成を有する有機エレクトロルミネッセンス素子とした。製造例1と同じ方法により量子効率を測定した結果を表1に示す。
2 ITO
3 PEDOT
4 第1有機層
5 第2有機層
6 LiF
7 Al
Claims (13)
- 下記一般式(1)で表される化合物。
ただし、Xが−O−または−(R7)P(=O)−である場合、一般式(1)のトリフェニルホスフィンオキサイド構造の3,3'位で連結する。また、Xが>PO−である場合、一般式(1)のトリフェニルホスフィンオキサイド構造の3,3',3”位で連結する。] - 下記一般式(2)で表される化合物。
ただし、Xが−O−または−(R7)P(=O)−である場合、一般式(2)のトリフェニルホスフィンオキサイド構造の3,3'位で連結する。] - 下記一般式(2−1)で表される化合物。
- 下記一般式(2−2)で表される化合物。
- 下記一般式(2−3)で表される化合物。
- 前記連結基が下記の構造を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
- 前記連結基が下記のいずれかの構造を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
- 前記連結基が下記の構造を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
- 77°Kにおける最低励起三重項エネルギー準位が2.80eV以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
- 77°Kにおける最低励起三重項エネルギー準位が2.95eV以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物からなる電荷輸送材料。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物を用いた有機デバイス。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物を用いた有機エレクトロルミネッセンス素子。
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