JP2013006580A - 車両のランプ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対をなすランプにおけるランプ制御のタイミングを同期させることを可能にした車両のランプ制御装置を提供する。
【解決手段】対をなすランプLHL,RHLの一方に設けられたマスターECU1と、他方に設けられたスレーブECU2を備え、マスターECU1はランプ制御信号に基づいて一方のランプLHLをランプ制御する手段12と、当該ランプ制御信号をスレーブECU2に送信して他方のランプRHLをランプ制御するように構成し、マスターECUはタイミング制御手段として、送信したランプ制御信号を受信して一方のランプLHLをランプ制御するための手段14を備え、両方のランプLHL,RHLのランプ制御のタイミングを同期させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は自動車等の車両に対をなして配設されるランプの点灯・消灯や配光等の各種制御を行うためのランプ制御装置に関し、特にこれら対をなすランプの制御タイミングを同期させるためのランプ制御装置に関するものである。
近年の車両、特に自動車では、ヘッドランプ等の点灯、消灯、配光、ランプ照射方向等の各種ランプ制御を行うために専用のECU(電子回路ユニット)が設けられており、ECUは車両の走行に伴って順次車両から出力されてくる車速や操舵角等の各種検出信号に基づいてランプ制御を実行し、当該走行の状況に適した点灯状態に制御するために設けられる。このECUは個々のランプにそれぞれ対応して設けられることが好ましいが、ECUは高価であるためにランプ全体のコスト高を招くことになる。そのため、特許文献1では自動車の左右に設けられたヘッドランプの一方にのみ主となる制御を行うためのメイン制御装置を配設し、他方のヘッドランプには簡易な構成のサブ制御装置を配設し、メイン制御装置により主となる処理を行って得られた制御信号に基づいて一方のランプを制御すると同時に、当該得られた制御信号に基づいて動作するサブ制御装置により他方のランプを制御する技術が提案されている。このように一方のヘッドランプにのみメイン制御装置を配設し、他方のヘッドランプにはサブ制御装置のみを配設して左右両方のヘッドランプのランプ制御を行う構成とすることにより高価なメイン制御装置を複数設けることが不要となり、低コスト化に有利なものになる。
特開2000−247178号公報
この特許文献1の技術では、左右のヘッドランプの一方に設けたメイン制御装置で制御信号を生成し、得られた制御信号により当該一方のヘッドランプを直接制御し、当該制御信号に基づいてサブ制御装置により他方のヘッドランプを制御するが、その際に左右のヘッドランプにおける制御タイミングのずれが問題になる。すなわち、一方のヘッドランプはメイン制御装置からの制御信号によって直接的に制御されるが、他方のヘッドランプはメイン制御装置とサブ制御装置との間で送信・受信処理された制御信号により制御が行われるため、これら送信・受信処理に必要とされる時間だけ他方のヘッドランプの制御が遅れることになる。特許文献1ではランプ制御として左右のヘッドランプの照射円錐体の傾斜を制御することを行っているが、前記した制御信号の遅れを考慮したときには、メイン制御装置から出力された同じ制御信号で左右のヘッドランプの照射円錐体の傾斜を制御しても、他方のヘッドランプの照射円錐体の傾斜の制御は一方のヘッドランプに対して時間的な遅れが生じることになる。これにより左右のヘッドランプにおける制御タイミングにずれが生じ、このずれが自車両や対向車の乗員に違和感を生じさせる要因となり、さらには当該自動車のランプシステムの品質評価に影響を与えることになる。このような問題は、左右のヘッドランプの他にも車両において対をなす各種ランプを制御する場合に生じることになる。
本発明の目的は対をなすランプの一方に設けた制御装置により両方のランプを制御するように構成した制御装置において、両方のランプにおける制御タイミングのずれを解消ないし低減して両ランプの制御のタイミングを同期させることを可能にした車両のランプ制御装置を提供するものである。
本発明は、対をなすランプの一方に設けられたメイン制御装置であるマスター制御ユニットと、他方に設けられたサブ制御装置であるスレーブ制御ユニットを備え、マスター制御ユニットはランプ制御信号に基づいて一方のランプを制御する手段と、当該ランプ制御信号をスレーブ制御ユニットに送信する手段とを備え、スレーブ制御ユニットは送信されたランプ制御信号に基づいて他方のランプを制御するように構成された車両のランプ制御装置であって、マスター制御ユニットは一方のランプの制御を他方のランプの制御に同期させるためのタイミング制御手段を備えることを特徴とする。
本発明の第1の発明におけるタイミング制御手段は、マスター制御ユニットからスレーブ制御ユニットに送信したランプ制御信号を受信する手段を備え、一方のランプを点灯制御する手段は当該受信する手段で受信したランプ制御信号に基づいて当該一方のランプを制御する構成とする。
本発明の第2の発明におけるタイミング制御手段は、マスター制御ユニットからスレーブ制御ユニットに送信したランプ制御信号の送信完了を判定する手段を備え、一方のランプをランプ制御する手段は当該送信完了の判定タイミングに基づいて一方のランプをランプ制御する構成とする。
さらに、本発明の第3の発明におけるタイミング制御手段は、ランプ制御信号の送信タイミング及び制御タイミングを含むスケジュールテーブルを設定し、当該スケジュールテーブルにおけるランプ制御信号が送信する手段に入力された入力タイミングを判定し、この判定に基づいて一方のランプの制御タイミングをスケジュールテーブルの所定周期だけ遅延させる構成とする。
本発明によれば、マスター制御ユニットに設けたタイミング制御手段により、一方のランプにおけるランプ制御信号に基づくランプ制御を遅延させて、他方のランプにおけるランプ制御信号に基づくランプ制御に同期させ、あるいは両者のずれ時間を低減することができる。これにより、対をなすランプの制御タイミングのずれを解消し、自車や他車の乗員が違和感を生じることを防止し、品質の高いヘッドランプとして評価されることが可能になる。
本発明の実施形態1の制御装置の概略構成図。 実施形態1のマスター及びスレーブの各制御装置のブロック構成図。 実施形態1のランプ制御を説明するタイミング図。 実施形態2のマスター及びスレーブの各制御装置のブロック構成図。 実施形態2のランプ制御を説明するタイミング図。 実施形態3のマスター制御装置のブロック構成図。 実施形態3のランプ制御のタイミング図。 実施形態3のランプ制御におけるタイミング設定図。
(実施形態1)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を自動車のヘッドランプの点灯、消灯、配光、照射方向等のランプ制御を行うランプ制御装置に適用した実施形態1の概念構成図であり、自動車の前部の左右に右ヘッドランプRHLと左ヘッドランプLHLが配設されている。一方のヘッドランプ、ここでは左ヘッドランプLHLには左ランプユニットLHL−Uとともにメイン制御装置としてのマスターECU1が配設されている。他方のヘッドランプ、すなわち右ヘッドランプRHLには右ランプユニットRHL−Uとともにサブ制御装置としてのスレーブECU2が配設されている。前記マスターECU1は自動車に設けた各種スイッチや各種センサ、ここでは撮像カメラCAMで撮像した映像に基づいて他車等を検出する検出部Dで処理した検出信号、車速センサSVからの車速信号、操舵角センサSθからの操舵角信号等の走行状況に伴う制御情報信号CSに基づいて所要の演算を行い、当該走行状況に好適な点灯制御信号を生成し、さらにこの点灯制御信号に基づいて左ランプユニットLHL−U、すなわち左ヘッドランプLHLのランプ制御を行う電子回路装置として構成されている。そのため、このマスターECU1は構成が複雑でかつ比較的に高コストなものとなる。前記スレーブECU2は前記マスターECU1に信号ラインSLで接続され、マスターECU1で生成されたランプ制御信号に基づいて右ランプユニットRHL−U、すなわち右ヘッドランプRHLのランプ制御を行う電子回路装置として構成されている。このスレーブECU2は後述するような前記マスターECU1を構成する電子回路のうちランプ制御信号を生成するための回路やランプ制御信号を送信するための送信回路等が不要であるので低コストに構成することができる。
このように左ヘッドランプLHLにのみマスターECU1を配設し、右ヘッドランプRHLにはスレーブECU2のみを設けており、マスターECU1で生成されたランプ制御信号に基づいて左ヘッドランプLHLはもとより右ヘッドランプRHLをランプ制御することでヘッドランプ全体として1つのメインECUと1つのスレーブECUを備えるだけでよく、ヘッドランプ全体の構成を簡略化し、低コスト化が実現できることは前述したとおりである。しかし、マスターECU1から出力されるランプ制御信号が信号ラインを介してスレーブECU2に伝達される際に必要とされる時間により左ランプユニットLHL−Uのランプ制御に対して右ランプユニットRHL−Uのランプ制御に遅れが生じてしまうことは前述したとおりである。
このようなランプ制御の遅れを低減して左右ヘッドランプのランプ制御の同期を図るために、実施形態1ではマスターECU1に本発明にかかる遅延手段を備えている。図2は実施形態1のマスターECU1とスレーブECU2のブロック構成図である。マスターECU1はランプ制御信号を生成する制御信号生成手段11と、生成したランプ制御信号に基づいて自側ランプである左ヘッドランプLHLを制御するランプ制御手段12と、生成したランプ制御信号をスレーブECU2に向けて送信する信号送信手段13と、この信号送信手段13からスレーブECUに向けて送信したランプ制御信号を受信する信号受信手段14を備えている。
前記制御信号生成手段11は、前記したように自動車から出力されてくる制御情報信号CSを入力するとともにこの制御情報信号CSに含まれる制御情報を取得する情報取得部111と、この取得した制御情報に基づいて左右のヘッドランプをランプ制御するためのランプ制御信号を生成する演算を行う演算部112と、演算部112で生成されたランプ制御信号を出力するタイミングを指示する出力指示部113を備えている。例えば、情報取得部111が取得した制御情報信号CSから左右ヘッドランプを点灯する点灯制御であると認識したときには、演算部112は左右ヘッドランプを点灯させるためのランプ制御信号を生成し、このランプ制御信号を出力指示部113での指示によって所定のタイミングで出力するように構成されている。
前記ランプ制御手段12はランプ制御信号が入力されたときに当該ランプ制御信号を解析する信号解析部121と、ランプ制御信号を解析した結果に基づいてランプ制御の個々の内容を判定する信号判定部122と、判定した制御内容に基づいて自側の左ヘッドランプLHLを制御する駆動部123を備えている。例えば、左右ヘッドランプを点灯させるためのランプ制御信号が入力されたときには、駆動部123は自側である左ランプユニットLHL−Uの光源に点灯用の電流を給電するための左側電流駆動回路(図示せず)を駆動して左ヘッドランプLHLを点灯させることが可能である。あるいは、ここでは説明は省略したが左ランプユニットLHL−Uのランプ照射方向を制御するためのスイブルアクチュエータやレベリングアクチュエータを制御することも可能である。
前記信号送信手段13は、前記制御信号生成手段11で生成したランプ制御信号を出力指示部113で指示されるタイミングでスレーブECU2に向けて送信する信号送信部131を備えている。また、この信号送信手段13にはランプ制御信号を送信するのとは異なるタイミングで各種の信号をスレーブECU2に向けて送信する他信号送信部を備えている。ここでは制御信号として前記ランプ制御信号を送信するが、これとは異なる2つの他制御信号をそれぞれ送信する第1、第2の他信号送信部132,133を備えた例を示している。この信号送信手段13から出力されるランプ制御信号や他制御信号は前記信号ラインSLを介してスレーブECU2に送信される。
前記信号受信手段14は前記信号ラインSLに出力したランプ制御信号や他制御信号を受信する信号受信部141と、受信したランプ制御信号や制御信号を保存し、その上で保存したランプ制御信号の出力タイミングを指示する出力指示部142を備えている。ここで前記信号受信手段14は前記マスターECU1で生成してスレーブECU2に向けて送信すべく信号ラインSLに出力したランプ制御信号を自側で受信し、このランプ制御信号を所要のタイミングで前記ランプ制御手段12に出力するように構成されている。
一方、前記スレーブECU2は、前記信号ラインSLに出力されたランプ制御信号を受信する信号受信手段21と、受信したランプ制御信号に基づいて自側ランプである右ヘッドランプRHLを制御するランプ制御手段22とを備えている。このスレーブECU2の信号受信手段21とランプ制御手段22はマスターECU1のそれぞれの手段とほぼ同じ構成になっている。換言すれば、スレーブECU2はマスターECU1から制御信号生成手段11と制御信号送信手段13を除去したECUと言えるものであり、そのためにマスターECU1に比較して小型でかつ低コストに製造されている。
スレーブECU2の信号受信手段21は前記マスターECU1から前記信号ラインSLを介して送信されてくるランプ制御信号や他制御信号を受信する信号受信部211と、受信したランプ制御信号や他制御信号を保存し、保存したランプ制御信号を出力するタイミングを指示する出力指示部212を備えていることはマスターECU1の信号受信手段14とほぼ同じである。
また、スレーブECU2のランプ制御手段22は、入力されるランプ制御信号を解析する信号解析部221と、ランプ制御信号を解析した結果に基づいてランプ制御の個々の内容を判定する信号判定部222と、判定した制御内容に基づいて右ヘッドランプRHLを制御する駆動部223を備えており、これはマスターECU1のランプ制御手段12とほぼ同じである。しかし、このスレーブECU2のランプ制御手段22では、左右ヘッドランプを点灯させるためのランプ制御信号が入力されたときには、駆動部は自側である右ヘッドランプRHLの右ランプユニットRHL−Uの光源に点灯用の電流を給電するための右側電流駆動回路(図示せず)を駆動して右ヘッドランプRHLを点灯させることになる。このスレーブECU2においても、説明は省略したが右ランプユニットRHL−Uのランプ照射方向を制御するためのスイブルアクチュエータやレベリングアクチュエータを制御することも可能である。
次に実施形態1におけるヘッドランプのランプ制御を説明する。図3はランプを点灯する例のタイミング図であり、横軸を時間軸とし、上側にマスターECU1の動作を下側にスレーブECUの動作をそれぞれ示している。図3を参照すると、自動車から制御情報信号CSがマスターECU1に入力されると、制御信号生成手段11では情報取得部111において当該制御情報信号を取得して認識し、演算部112は取得した制御情報に基づいて左右のヘッドランプを点灯するためのランプ制御信号を生成する演算を行う。そして、演算部112で生成したランプ制御信号を信号送信手段13に出力する(S1)。
信号送信手段13では信号送信部131において入力されたランプ制御信号を出力指示部113で指示されるタイミングで信号ラインSLに出力し、この信号ラインSLを介してスレーブECU2に向けて送信する(S2)。また、この信号送信手段13では第1,第2の他信号送信部132,133においてランプ制御信号を送信するのとは異なるタイミングで他制御信号を送信するが、これら他制御信号は本発明と直接の関連が少ないのでここでは説明を省略する。
信号ラインSLにランプ制御信号が出力されると、このランプ制御信号はスレーブECU2の信号受信手段21において受信されるが、これと同時に自側、すなわちマスターECU1の信号受信手段14においても受信される。マスターECU1の信号受信手段14では信号受信部141において信号ラインSLに出力されたランプ制御信号を受信し、出力指示部142において受信したランプ制御信号を保存した上で、当該保存したランプ制御信号を所要のタイミングでランプ制御手段12に出力する(S3)。ランプ制御手段12においては信号受信手段14からのランプ制御信号が入力されると信号解析部121は当該ランプ制御信号を解析し、さらに信号判定部122はランプ制御の個々の内容を判定する。駆動部123は判定した制御内容に基づいて左ヘッドランプLHLを点灯させるべくランプ制御を実行する(S4)。
一方、スレーブECU2においては、信号受信手段21の信号受信部211において信号ラインSLに出力されたランプ制御信号を受信し、出力指示部212において受信したランプ制御信号を保存し、保存したランプ制御信号を所要のタイミングでランプ制御手段22に出力する(S5)。そして、ランプ制御手段22においては信号受信手段21からのランプ制御信号が入力されると信号解析部221は当該ランプ制御信号を解析し、さらに信号判定部222はランプ制御の個々の内容を判定する。駆動部223は判定した制御内容に基づいて右ヘッドランプRHLを点灯させるための制御を実行する(S6)。
このように実施形態1では、マスターECU1において生成されたランプ制御信号を信号ラインSLに出力し、マスターECU1とスレーブECU2のいずれも当該信号ラインSLに出力されたランプ制御信号をそれぞれの信号受信手段14,21において受信処理し、かつそれぞれのランプ制御手段12,22によってランプ制御を実行している。このとき、制御情報信号CSが入力された後の時間経過を考慮すると、マスターECU1でランプ制御信号が生成されて信号ラインSLに出力されるまでの時間は両ECU1,2において共通である。また、信号ラインSLに出力されたランプ制御信号を信号受信手段14,21で受信し、受信したランプ制御信号に基づいてランプ制御手段12,22により各ランプを点灯制御する際の時間もマスターECU1とスレーブECU2とで同じである。したがって、マスターECU1においてランプ制御信号が生成されてからマスターECU1が左ヘッドランプLHLを点灯制御するまでの時間と、スレーブECU2が右ヘッドランプRHLを点灯制御するまでの時間は等しくなり、両ヘッドランプLHL,RHLの点灯制御を同期させることが可能になる。これにより、左右のヘッドランプLHL,RHLにおける点灯タイミングのずれを解消し、自車や他車の乗員が違和感を生じることを防止し、品質の高いヘッドランプとして評価されることになる。
以上の説明では、マスターECU1とスレーブECU2を構成している各手段をそれぞれ所要の機能を有する機能ブロックとして説明し、各手段における処理時間はそれぞれ特定の時間であるとして説明した。しかし、実際には各手段における処理に際しては、信号が入力されるタイミングの違いによって処理時間が変化されることがある。例えば、各手段が信号をソフトウェア処理する処理ステップとして構成された場合には、各手段における処理ステップをルーティンとして繰り返し実行する構成とされるため、信号が当該ルーティンのいずれのタイミングで入力されるかによってソフト処理時間が相違し、信号が出力されるまでの時間が変化される。
具体的には、制御信号生成手段11では最大で数msの範囲で、ランプ制御手段12では最大で10msの範囲で、信号送信手段13では最大50msの範囲で、信号受信手段14では最大で数msの範囲でそれぞれ信号が出力されるタイミングの時間が変化される。しかし、この実施形態1ではランプ制御信号が信号ラインSLに出力されてからそれぞれの信号受信手段14,21で受信されるまでの時間はマスターECU1とスレーブECU2で共通であるので制御信号生成手段11と信号送信手段13での時間変化は無視される。したがって、マスターECU1とスレーブECU2の各信号受信手段14,21とランプ制御手段12,22のそれぞれにおける時間変化が影響を受けることになるが、信号受信手段14,21とランプ制御手段12,22の各時間変化を加算しても最大で10数msの範囲のずれであるので、左右のヘッドランプLHL,RHLの点灯タイミングのずれもこの範囲に収めることができ、この程度のずれは人間が視覚的に区別することはできない。
因みに、図3を再度参照すると、マスターECU1に信号受信手段14を設けていない従前の構成では、同図に仮想線で示すように、マスターECU1では制御信号生成手段で生成したランプ制御信号をそのまま自身のランプ制御手段12に入力させてランプ制御を行っている(S4A)。そのため、マスターECU1ではランプ制御信号が生成されてから左ヘッドランプLHLがランプ制御されるまでの時間変化は最大で10msであるのに対し、スレーブECU2では信号送信手段での最大で50ms、ランプ制御信号が信号ラインSLを伝送されるのに必要な時間の約10ms、信号受信手段21での最大で数ms、ランプ制御手段22での最大で10msの時間変化となり、両者の差はほぼ60数msのずれ時間となる。このような左右のヘッドランプのランプ制御のずれ時間は人間が視覚的に感じることが可能であるため、乗員に違和感を生じさせてしまうことになっていた。
(実施形態2)
図4は実施形態2のマスターECU1とスレーブECU2のブロック構成図であり、実施形態1と等価な部分には同一符号を付している。マスターECU1はランプ制御信号を生成する制御信号生成手段11と、生成したランプ制御信号に基づいて自側ランプである左ヘッドランプLHLを制御するランプ制御手段12と、生成したランプ制御信号をスレーブECU2に向けて送信する信号送信手段13を備えており、これらの制御信号生成手段11、ランプ制御手段12、信号送信手段13は実施形態1と同じである。その一方で、当該マスターECU1は、実施形態1の信号受信手段14は備えておらず、代わりに送信完了判定手段16を備えている。また、スレーブECU2は実施形態1と同様に信号受信手段21とランプ制御手段22を備えている。
前記マスターECU1の前記送信完了判定手段16は、前記信号送信手段13においてスレーブECU2に向けて送信するランプ制御信号の送信状態を常時監視しており、ランプ制御信号がスレーブECU2に向けて送信され、かつその送信が完了したときに送信完了判定信号を出力する送信完了判定部161と、この送信完了判定部161から送信完了判定信号が出力されたときに前記制御信号生成手段11から出力されているランプ制御信号を前記ランプ制御手段12に入力させる指示を出す出力指示部162を備えている。
実施形態2におけるヘッドランプのランプ制御を図5のタイミング図を参照して説明する。図5は実施形態1での図3と同様の図であり、横軸を時間軸とし、上側にマスターECU1の動作を下側にスレーブECU2の動作をそれぞれ示している。また、図5における工程S1〜S6(S3は無し)は実施形態1の各工程と同じ工程を示している。図5を参照すると、自動車から制御情報信号CSがマスターECU1に入力されると、制御信号生成手段11は生成したランプ制御信号を信号送信手段13に出力する(S1)。信号送信手段13は入力されたランプ制御信号を所定のタイミングで信号ラインSLに出力し、この信号ラインSLを介してスレーブECU2に向けて送信する(S2)。信号ラインSLにランプ制御信号が出力されると、このランプ制御信号はスレーブECU2の信号受信手段21において受信され、さらに受信されたランプ制御信号はランプ制御手段22に出力される(S5)。そして、ランプ制御手段22においてランプ制御信号に基づいて右ヘッドランプRHLを点灯させるための制御を実行する(S6)。
一方、マスターECU1では、送信完了判定手段16の送信完了判定部161において信号送信手段13から送信するランプ制御信号を監視し、一連のランプ制御信号、すなわち所定のランプ制御を実行するのに必要な1つのバッチ構成あるいはフレーム構成のランプ制御信号の送信が完了されたことを判定したときに、送信完了判定部161から送信完了信号を出力する(S7)。そして、送信完了判定手段16の出力指示部162は、この送信完了判定部161からの送信完了信号が入力されたタイミングで制御信号生成手段11から出力されている当該ランプ制御信号をランプ制御手段12に入力させる。これにより、ランプ制御手段12においては入力されたランプ制御信号に基づいて左ヘッドランプLHLを点灯させるべくランプ制御を実行する(S4)。
このように実施形態2では、マスターECU1において生成されたランプ制御信号を信号ラインSLに出力してスレーブECU2に送信するが、この送信が完了したことを送信完了判定手段16において判定したときのタイミングはスレーブECU2が信号ラインSLを通してランプ制御信号を受信したタイミングと殆ど同じである。したがって、マスターECU1においてランプ制御信号の送信完了を判定した時点で当該ランプ制御信号に基づいてランプ制御を実行するタイミングは、スレーブECU2において受信したランプ制御信号に基づいてランプ制御を実行するタイミングと同じになり、マスターECU1とスレーブECU2におけるランプ制御S4,S6が同期されることになる。これにより、両ヘッドランプLHL,RHLの点灯制御を同期させ、左右のヘッドランプLHL,RHLにおける点灯タイミングのずれを解消し、自車や他車の乗員が違和感を生じることを防止し、品質の高いヘッドランプとして評価されることになる。
以上の説明では、送信完了判定手段16は送信の完了を判定した時点でランプ制御信号をランプ制御手段12に入力してランプ制御を開始させているが、実施形態1で説明したようにスレーブECU2において信号受信手段21が受信したランプ制御信号を保存し、保存したランプ制御信号を所要のタイミングでランプ制御手段22に出力している構成の場合には、スレーブECU2側とのタイミング同期を容易にするために、送信完了判定手段16の出力指示部162においてランプ制御信号を保存するようにし、保存したランプ制御信号を送信完了判定のタイミングでランプ制御部12に出力するように構成してもよい。
(実施形態3)
図6は実施形態3のマスターECU1とスレーブECU2のブロック構成図であり、基本的には実施形態1,2と同じであり、マスターECU1は制御信号生成手段11、ランプ制御手段12、信号送信手段13、信号受信手段14を備えている。また、スレーブECU2は信号受信手段21、ランプ制御手段22を備えている。ただし、マスターECU1の信号受信手段は、ここでは実施形態1のように信号ラインSLに出力されたランプ制御信号を受信することによってランプ制御手段12による左ヘッドランプLHLの点灯制御を遅延させるためのものではなく、信号ラインSLに出力される異常監視用の監視信号を受信する構成とされている。マスターECU1はこの監視信号に基づいてスレーブECU2の異常を検出することが可能であり、異常を検出したときには所定のフェールセーフを実行するように構成されているが、この点については本発明との関連が少ないのでここでは説明は省略する。
そして、実施形態3ではマスターECU1とスレーブECU2は信号ラインSLを介してLIN(Local Interconnect Network )通信で接続されているとともに、マスターECU1は制御信号生成手段11で生成されたランプ制御信号を信号送信手段12から送信する際に、当該信号送信手段12にランプ制御信号が入力された入力タイミングを判定し、この判定に基づいて前記ランプ制御信号をランプ制御手段12に出力するタイミングである出力タイミングを設定するタイミング制御手段15を備えている。このタイミング制御手段15は、信号送信手段13におけるLIN通信のスケジュールテーブルを参照して前記したランプ制御信号の送信タイミングを判定し、かつ同じくスケジュールテーブルを参照して前記したランプ制御信号の出力タイミングを設定するものである。
図7は実施形態3におけるスケジュールテーブルの一例であり、ここでは、20msを1つのスケジュールテーブル周期とし、前期の10msを信号送信手段13からランプ制御信号を送信する送信割当とし、後期の10msを信号受信手段14において監視信号を受信する受信割当とする。ここでランプ制御信号の送信に際しては送信フレームとして送信するが、このランプ制御信号自体を送信してスレーブECU2で受信が完了されるのに必要とされる時間はほぼ10msになる。そして、タイミング制御手段15は、このスケジュールテーブル周期において5ms毎に第1から第4の基準タイミングt1,t2,t3,t4(ここでは、第1周期の基準タイミングをt1(1),t2(1),t3(1),t4(1)、第2周期の基準タイミングをt1(2),t2(2),t3(2)・・で示している)を設定しており、信号送信手段13に入力されたランプ制御信号が第1から第4の基準タイミングt1〜t4のいずれのタイミングで入力されてきたかを判定する。また、タイミング制御手段15は予めランプ制御信号をランプ制御手段12に出力する出力タイミングを所定タイミング、ここでは第3基準タイミングt3に設定している。一方、スレーブECU2は、マスターECU1から送信されてきたランプ制御信号を信号受信手段21において受信した時点でランプ制御手段22においてランプ制御を実行する。したがって、前記スケジュールテーブルに照らすと、前記送信割当が終了する第3基準タイミングt3の近傍時点においてランプ制御を実行することになる。
例えば、図7に示したタイミング制御手段15でのタイミング設定動作では、タイミング制御手段15はLIN通信のスケジュールテーブル周期において、制御信号生成手段11で生成されたランプ制御信号が信号送信手段13に入力された入力タイミングが第1から第4の基準タイミングt1〜t4のいずれで入力されてきたかを判定する。ここでは第1周期の第1基準タイミングt1(1)で入力されたと判定しているので、このときにはマスターECU1の出力タイミング、すなわちランプ制御信号をランプ制御手段12に出力する出力タイミングを第1周期の第3基準タイミングt3(1)に設定する。これはランプ制御信号が第1周期の第1基準タイミングt1(1)以前に入力されたときには、その第1基準タイミングt1(1)においてスレーブECU2に向けてランプ制御信号の送信が開始される送信タイミングであると判定されるため、当該ランプ制御信号がスレーブECU2で受信完了されるタイミングは第3基準タイミングt3(1)よりも前時点であるので、スレーブECU2においては第1周期の第3基準タイミングt3(1)の近傍時点でランプ制御信号をランプ制御手段22に出力して点灯制御を行うことが可能だからである。したがって、マスターECU1において第1周期の第3基準タイミングt3(1)でランプ制御信号をランプ制御手段12に出力して点灯制御を行うことによりマスターとスレーブの両ECU1,2での点灯制御のタイミングを同期させることが可能になる。
一方、図8(a)に示すように、ランプ制御信号が信号送信手段13に入力された入力タイミングが第1周期の第2基準タイミングt2(1)であると判定したときには、ランプ制御手段12に出力するランプ制御信号の出力タイミングを直後の第3基準タイミングt3(1)ではなく次の第2周期の第3基準タイミングt3(2)に設定する。すなわち、ランプ制御信号をランプ制御手段12に出力するタイミングをスケジュールテーブルの1周期だけ遅延させている。この理由は次のとおりである。
すなわち、ランプ制御信号の送信タイミングは第1基準タイミングt1に固定されているため、ランプ制御信号が第2基準タイミングt2(1)で入力されたと判定された場合は、図8(b)に示すように、そのときに送信されているランプ制御信号は前回(前周期)のものであり、今回(今周期)のランプ制御信号の送信タイミングは次の第2周期の第1基準タイミングt1(2)であると判定される。そのため、このランプ制御信号を受信したスレーブECU2でのランプ制御は第2周期の第3基準タイミングt3(2)の近傍時点になる。しかし、マスターECU1では第1周期の第2基準タイミングt2(1)で入力タイミングを判定しているため、当該第1周期の第3基準タイミングt3(1)で既にランプ制御信号がランプ制御手段12に出力され、ランプ制御が開始されている。この結果、スレーブECU2との間にずれ時間が生じ、両ECU1,2の点灯タイミングの同期がとれなくなってしまう。
このように、マスターECU1においてランプ制御信号が第2基準タイミングt2(1)で入力されたと判定された場合は、今回のランプ制御信号の送信タイミングは次の第2周期の第1基準タイミングt1(2)であり、スレーブECU2でのランプ制御は第2周期の第3基準タイミングt3(2)の近傍時点になる。そこで、図8(a)に示したように、マスターECU1においては、ランプ制御信号をランプ制御手段12に出力する出力タイミングを1周期だけ遅延させて次の第2周期の第3基準タイミングt3(2)に設定することで、マスターECU1でのランプ制御も次周期まで遅延されることになる。したがって、マスターECU1とスレーブECU2のいずれも次の第2周期の第3基準タイミングt3(2)の近傍時点で点灯が行われることになり両ECU1,2での点灯タイミングを同期させることが可能になる。
また、図8(a)に破線で示すように、ランプ制御信号の入力タイミングを第3基準タイミングt3(1)で検出したときにもランプ制御信号の出力タイミングを次の第2周期の第3基準タイミングt3(2)に設定する。この場合には既にランプ制御信号を送信すべきスケジュールテーブルの送信割当を過ぎており、次の周期の第1基準タイミングt1(2)においてランプ制御信号を送信することになるためである。したがって、当然にマスターECU1とスレーブECU2のいずれも次の第2周期の第3基準タイミングt3(2)においてランプ制御が行われることになり両ECU1,2での点灯タイミングを同期させることが可能になる。これは、同図に同じく破線で示すように入力タイミングを第4基準タイミングt4(1)で検出したときも同じである。
このように、実施形態3ではマスターECU1とスレーブECU2がLIN通信で接続されている場合に、マスターECU1においてランプ制御信号をスレーブECU2に向けて送信するタイミングに遅れが生じたときには、スケジュールテーブルにおいてランプ制御信号をランプ制御手段12に出力するタイミングを次の周期の第3基準タイミングt3にまで遅延させることにより、マスターECU1とスレーブECU2の点灯タイミングを同期させることが可能になる。これにより、左右のヘッドランプLHL,RHLにおける点灯タイミングのずれを解消ないしは抑制し、自車や他車の乗員が違和感を生じることを防止し、品質の高いヘッドランプとして評価されることになることは実施形態1と同じである。
この実施形態3においては、マスターECU1におけるランプ制御信号の出力タイミングをスケジュールテーブルの1周期だけ遅延させた例について説明したが、状況に応じて複数周期だけ遅延させてランプ制御信号を出力するように構成してもよい。
前記各実施形態ではランプ制御の例として一対のヘッドランプの点灯と消灯を制御する例について説明したが、前記したようにランプ制御の対象は両ヘッドランプの光度や配光パターンを変化させる制御であってもよい。また、ヘッドランプに設けられてランプの照射方向を偏向制御するためのスイブル機構やレベリング機構を制御するための制御であってもよい。さらに、本発明の対象はヘッドランプに限られるものではなく同期してランプ制御することが要求される対をなす車両用のランプであれば適用可能である。
本発明は対をなすランプの一方にマスターECUを備え、他方にスレーブECUを備え、一方のランプにおいてランプ制御するためのランプ制御信号をマスターECUからスレーブECUに送信して他方のランプをランプ制御する車両のランプに採用することが可能である。
1 マスターECU(マスター制御ユニット)
2 スレーブECU(スレーブ制御ユニット)
11 制御信号生成手段
12 ランプ制御手段
13 信号送信手段
14 信号受信手段(タイミング制御手段)
15 タイミング制御手段
16 送信完了判定手段(タイミング制御手段)
21 信号受信手段
22 ランプ制御手段
LHL,RHL 左右ヘッドランプ(対をなすランプ)

Claims (7)

  1. 対をなすランプの一方に設けられたマスター制御ユニットと、他方に設けられたスレーブ制御ユニットを備え、前記マスター制御ユニットはランプ制御信号に基づいて前記一方のランプをランプ制御する手段と、当該ランプ制御信号を前記スレーブ制御ユニットに送信する手段とを備え、前記スレーブ制御ユニットは送信されたランプ制御信号に基づいて前記他方のランプをランプ制御するように構成された車両のランプ制御装置であって、前記マスター制御ユニットは前記一方のランプのランプ制御を他方のランプのランプ制御に同期させるためのタイミング制御手段を備えることを特徴とする車両のランプ制御装置。
  2. 前記タイミング制御手段は、前記マスター制御ユニットから前記スレーブ制御ユニットに送信した前記ランプ制御信号を受信する手段を備え、前記一方のランプをランプ制御する手段は当該受信する手段で受信したランプ制御信号に基づいて前記一方のランプをランプ制御することを備えることを特徴とする請求項1に記載の車両のランプ制御装置。
  3. 前記タイミング制御手段は、前記マスター制御ユニットから前記スレーブ制御ユニットに送信した前記ランプ制御信号の送信完了を判定する手段を備え、前記一方のランプをランプ制御する手段は当該送信完了の判定タイミングに基づいて前記一方のランプをランプ制御することを備えることを特徴とする請求項1に記載の車両のランプ制御装置。
  4. 前記タイミング制御手段は、前記ランプ制御信号の送信タイミング及びランプ制御タイミングを含むスケジュールテーブルを設定し、当該スケジュールテーブルにおける前記ランプ制御信号が前記送信する手段に入力された入力タイミングを判定し、この判定に基づいて前記一方のランプの点灯制御タイミングを前記スケジュールテーブルの所定周期だけ遅延させることを特徴とする請求項1に記載の車両のランプ制御装置。
  5. 対をなすランプの一方に設けられたマスター制御ユニットと、他方に設けられたスレーブ制御ユニットを備え、前記マスター制御ユニットはランプ制御信号に基づいて前記一方のランプをランプ制御し、前記スレーブ制御ユニットは前記マスター制御ユニットから送信された前記ランプ制御信号に基づいて前記他方のランプをランプ制御するように構成された車両のランプ制御装置であって、前記マスター制御ユニットは、車両から入力される各種情報に基づいて前記ランプ制御信号を生成するランプ制御信号生成手段と、前記ランプ制御信号に基づいて前記一方のランプをランプ制御するランプ制御手段と、前記ランプ制御信号を前記スレーブ制御ユニットに送信する信号送信手段と、前記送信したランプ制御信号を受信し、受信したランプ制御信号を前記ランプ制御手段に出力する信号受信手段を備えることを特徴とする車両のランプ制御装置。
  6. 対をなすランプの一方に設けられたマスター制御ユニットと、他方に設けられたスレーブ制御ユニットを備え、前記マスター制御ユニットはランプ制御信号に基づいて前記一方のランプをランプ制御し、前記スレーブ制御ユニットは前記マスター制御ユニットから送信された前記ランプ制御信号に基づいて前記他方のランプをランプ制御するように構成された車両のランプ制御装置であって、前記マスター制御ユニットは、車両から入力される各種情報に基づいて前記ランプ制御信号を生成するランプ制御信号生成手段と、前記ランプ制御信号に基づいて前記一方のランプをランプ制御するランプ制御手段と、前記ランプ制御信号を前記スレーブ制御ユニットに送信する信号送信手段と、前記信号送信手段における信号送信の完了を判定し、判定したときに前記ランプ制御手段でのランプ制御を実行させる送信完了判定手段を備えることを特徴とする車両のランプ制御装置。
  7. 対をなすランプの一方に設けられたマスター制御ユニットと、他方に設けられたスレーブ制御ユニットを備え、前記マスター制御ユニットはランプ制御信号に基づいて前記一方のランプをランプ制御し、前記スレーブ制御ユニットは前記マスター制御ユニットから送信された前記ランプ制御信号に基づいて前記他方のランプをランプ制御するように構成された車両のランプ制御装置であって、前記マスター制御ユニットは、車両から入力される各種情報に基づいて前記ランプ制御信号を生成するランプ制御信号生成手段と、前記ランプ制御信号に基づいて前記各ランプをランプ制御するランプ制御手段と、前記ランプ制御信号を前記スレーブ制御ユニットに送信する信号送信手段と、前記ランプ制御信号を受信する信号受信手段と、前記ランプ制御信号が前記信号送信手段に入力された入力タイミングを判定し、判定した入力タイミングが所定のタイミングよりも遅いときに前記一方のランプのランプ制御手段に出力するランプ制御信号の出力タイミングを前記スケジュールテーブルにおける後の周期のタイミングまで遅延するタイミング制御手段を備えることを特徴とする車両のランプ制御装置。

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