JP2013005655A - Dc−dcコンバータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハーフブリッジ2,3がそれぞれ断続させた電圧を変圧する変圧器T1,T2の各一次側にそれぞれ直列に接続されたコンデンサC1,C2を備え、各二次側の電圧を整流するDC−DCコンバータ。ブリッジ2の高圧側素子Q1を期間Thオンにした後、両素子Q1,Q3を期間Tdオフにし、次に、低圧側素子Q3を期間Tlオンにした後、両素子Q1,Q3を期間Tdオフにするオン/オフ制御を繰り返すオン/オフ手段1(但し、Tc=Th+Tl+2Td)と、ブリッジ3の両素子Q2,Q4を、オン/オフ手段1より期間(Th+Td)/2遅延させて同様にオン/オフ制御する第2オン/オフ手段1とを備え、期間Th,Tlを変化させて出力を可変制御する構成である。
【選択図】図1
Description
変換回路部及びトランス間に、コンデンサを直列に接続することにより、自然転流を実現し、スイッチング損失を無くして変換効率を高める。
特許文献2に記載されたDC−DCコンバータでは、並列に接続されたDC−DCコンバータのパラメータに差を付けてアンバランス状態の構成にすることで、出力電圧の可変制御が可能になるが、自然転流ができないハードスイッチングが生じ、スイッチング損失が大きくなるという問題がある。
オン/オフ手段が、ハーフブリッジの一方の高圧側スイッチング素子を期間Thオンにした後、高圧側及び低圧側の両スイッチング素子を期間Tdオフにし、次に、低圧側スイッチング素子を期間Tlオンにした後、両スイッチング素子を期間Tdオフにする。
これにより、コンデンサが、スイッチング素子による自然転流を促すので、ノイズ及び損失が低減され、また、期間Th,Tlの比を1から遠ざける程、出力を小さくすることができる。
図1は、本発明に係るDC−DCコンバータの実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
このDC−DCコンバータは、直流電源Eに2つのハーフブリッジ2,3が並列に接続され、ハーフブリッジ2がスイッチングした電圧は、変圧器T1により変圧(降圧)され、整流回路4で整流される。ハーフブリッジ3がスイッチングした電圧は、変圧器T2により変圧(降圧)され、整流回路5で整流される。
コンデンサC11の負極端子が、コンデンサC12の正極端子に接続され、コンデンサC12の負極端子は直流電源Eの負極端子に接続されている。
変圧器T1の二次コイルの一方の端子が、NチャネルMOS型FETQ5のドレインに接続され、二次コイルの他方の端子は、NチャネルMOS型FETQ6のドレインに接続されている。FETQ5及びFETQ6の各ソースは相互に接続されている。FETQ5及びFETQ6は、常時オフにされ、それぞれの寄生ダイオードが利用され、整流回路4を構成している。
コンデンサC21の負極端子が、コンデンサC22の正極端子に接続され、コンデンサC22の負極端子は直流電源Eの負極端子に接続されている。
変圧器T2の二次コイルの一方の端子が、NチャネルMOS型FETQ7のドレインに接続され、二次コイルの他方の端子は、NチャネルMOS型FETQ8のドレインに接続されている。FETQ7及びFETQ8の各ソースは相互に接続されている。FETQ7及びFETQ8は、常時オフにされ、それぞれの寄生ダイオードが利用され、整流回路5を構成している。
FETQ1,Q2,Q3,Q4の各ゲートは、制御部1にそれぞれ接続され、制御部1は、図示しない操作部での操作内容に応じて、FETQ1,Q2,Q3,Q4をそれぞれオン/オフ制御する。
制御部1は、同一の周期TcでFETQ1,Q2,Q3,Q4をそれぞれオン/オフ制御する。
制御部1は、ハーフブリッジ2のFETQ1,Q3を交互にオン/オフ制御するが、図2に示すように、オン/オフが反転する際に、両FETQ1,Q3が同時にオフになるデッドタイムTdを設けて、直流電源Eの短絡を防止する。これは、ハーフブリッジ3のFETQ2,Q4についても同様である。
デッドタイムTdは、できる限り小さくし、常に一定にしておく。
平滑コンデンサCの両端子間で得られる出力電力は、FETQ1,Q2のオン期間Thと、FETQ3,Q4のオン期間Tlとが等しいとき最大(100%)となる。
また、このDC−DCコンバータは、ハーフブリッジ2,3の各コンデンサ(自然転流コンデンサ)C1,C2によりハードスイッチングが生じ難く、スイッチング損失が小さいので、ノイズが小さく、変換効率が高い。
また、ここでは、変圧器T1,T2のインダクタンスは200μHとしてあるが、インダクタンスが大き過ぎる場合は、変圧器への入力電流が不連続になり、寄生振動が生じることがあり、小さい場合は、励磁電流が大きくなり損失が増加する。
また、変圧器T1,T2のパラメータと(自然転流)コンデンサC1,C2の容量とを調整して、変圧器T1,T2の一次側の入力電流の電流波形を連続させることにより、回路の寄生振動を抑制することができ、高周波のスイッチングが可能になり、DC−DCコンバータを小型化することができる。
図7C,Dは、従来例の出力電流の波形図(特許文献1及び特許文献2のIdに対応する。)であるが台形波形になっており、自然転流の期間中を除いて導通損失がハーフブリッジ単独運転のコンバータより小さくなっていない。これに対して、このDC−DCコンバータ(図7A,B)では、出力電流の波形が三角波形となっており、ハーフブリッジ単独運転のコンバータより最大25%導通損失を低減することができる。
また、本発明に係るDC−DCコンバータでは、図9(平滑リアクトルL省略)及び図10に示すように、2つのハーフブリッジを直列に接続することにより、並列に接続する場合と同様の作用、効果を得ることができると共に、更に高い降圧比を得ることが可能となる。
2,3 ハーフブリッジ
4,5 整流回路
C 平滑コンデンサ
C1,C2 (自然転流)コンデンサ
C11,C12,C21,C22 コンデンサ
E 直流電源
L 平滑リアクトル
T1,T2 変圧器
Q1〜Q8 FET
Claims (2)
- 1対のスイッチング素子により同一の直流電源からの電圧を同一の周期Tcで断続させる2つのハーフブリッジと、該ハーフブリッジがそれぞれ断続させた電圧を変圧する2つの変圧器と、該変圧器の各一次側にそれぞれ直列に接続されたコンデンサと、前記変圧器の各二次側の電圧を整流する整流回路とを備えたDC−DCコンバータにおいて、
前記ハーフブリッジの一方の高圧側スイッチング素子を期間Thオンにした後、高圧側及び低圧側の両スイッチング素子を期間Td(=固定)オフにし、次に、低圧側スイッチング素子を期間Tlオンにした後、両スイッチング素子を期間Tdオフにするオン/オフ制御を繰り返すオン/オフ手段(但し、Tc=Th+Tl+2Td)と、前記ハーフブリッジの他方の高圧側スイッチング素子及び低圧側スイッチング素子を、前記オン/オフ制御より期間(Th+Td)/2遅延させて、前記オン/オフ手段と同様にオン/オフ制御する第2オン/オフ手段とを備え、期間Th,Tlを変化させることにより出力を可変制御するように構成してあることを特徴とするDC−DCコンバータ。 - 前記整流回路は、前記2つの変圧器の各二次側の中間タップからの電圧を整流するように構成してある請求項1記載のDC−DCコンバータ。
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JP2011136632A JP2013005655A (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | Dc−dcコンバータ |
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JP2002112548A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-12 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 定電力出力直流電源装置 |
JP2010041855A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Tdk-Lambda Corp | Dcdcコンバータ、スイッチング電源および無停電電源装置 |
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2011
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Patent Citations (2)
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