JP2019118234A - 絶縁型の双方向dc/dcコンバータおよびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】直流電流成分を抑制した絶縁型の双方向DC/DCコンバータを提供する。【解決手段】DABコンバータにおいて、伝送期間(2πm+δ)と休止期間(2πn)を交互に発生させる間欠運転が行われ、パラメータnに応じて電力が調節される。DABコンバータの第1フルブリッジ回路と第2フルブリッジ回路は、それぞれにおいて、ハードスイッチングが経時的に正負でバランスして発生するように制御される。【選択図】図5
Description
本発明は、絶縁型双方向DC/DCコンバータに関する。
電気的絶縁と電圧整合手段として、小型・軽量の高周波トランス(以下、単にトランスという)を使用した絶縁型の双方向DC/DCコンバータが注目されている。双方向DC/DCコンバータは、2台の単相フルブリッジ回路(Hブリッジ回路ともいう)をトランス102を介して接続する回路構成に特徴があり、大電力用途に適している(非特許文献1〜3)。双方向DC/DCコンバータは、その回路構成から、DAB(Dual-Active-Bridge)コンバータとも称される。DABコンバータは、各ブリッジ回路の対角スイッチを同時にスイッチングすることによってデューティ比50%の方形波電圧を、トランスの1次巻線および2次巻線に発生させる。そしてブリッジ回路間の位相差を制御することによって伝送電力を調整できる。この場合、各ブリッジはゼロ電圧スイッチング(ZVS:Zero-Voltage Switching)動作が可能になり、高効率な電力伝送が実現できる。しかし、低出力領域では、不完全ZVS動作に伴うスイッチング損失(スナバ損失)が増加し、変換効率が低下するという問題がある(非特許文献3,4)。
また、DABコンバータにパルス幅変調(PWM: Pulse-Width-Modulation)制御を組み合わせる提案もなされている(非特許文献5,6)これはブリッジ回路のレグ間に位相差を設けることで、電流実効値を低減しつつ伝送電力を調整しようとするものである。これは小容量DABコンバータを対象にしたもので、低出力領域では不完全ZVS動作となり、損失低減よりも制御性を優先させた考え方である。
低出力領域の損失低減を重視した電力調整手法として間欠運転がある。これは電力伝送休止期間を設け、伝送電力を平均的に調整しようとするもので、バーストモード(Burst Mode)とも呼ばれている(非特許文献7〜10)。
DABコンバータは、主として、トランスと、トランスの1次巻線と接続される第1フルフルブリッジ回路、2次巻線と接続される第2フルブリッジ回路を備える。
図1は、従来の間欠運転を説明する波形図である。vac1,vac2は、DABコンバータのトランスの1次側、2次側の電圧波形(フルブリッジ回路の出力電圧)を表す。
間欠運転では、第1フルブリッジ回路、第2フルブリッジ回路をスイッチングする伝送期間と、それらのスイッチングを停止する休止期間を交互に繰り返す。伝送期間と休止期間の長さは、パラメータm,nを用いて以下のように規定される。
伝送期間 δ+2πm
休止期間 2πn
運転周期は、伝送期間と休止期間の合計であるから、2π(m+n)+δとなる。
伝送期間 δ+2πm
休止期間 2πn
運転周期は、伝送期間と休止期間の合計であるから、2π(m+n)+δとなる。
パラメータmは、任意の実数を選ぶことができるが、トランスの磁気飽和を防ぐため0.5の自然数倍(m=0.5,1.0,1.5…)が選択される。mが非整数の場合(m=0.5,1.5,2.5,…)、伝送期間の波形は、半波で区切られることとなる。たとえばm=0.5とすれば、ある伝送期間において、正の半波が、次の伝送期間において負の半波が発生する。
間欠運転では、パラメータnを変化させることにより伝送電力を調整することができ、出力電力は式(1)で与えられる。
VD1…第1フルブリッジ回路の直流電圧
VD2…第2フルブリッジ回路の直流電圧
f…スイッチング周波数
L…1次側換算のインダクタンスとトランスの漏れインダクタンスの合成インダクタンス
N…トランスの巻線比
VD2…第2フルブリッジ回路の直流電圧
f…スイッチング周波数
L…1次側換算のインダクタンスとトランスの漏れインダクタンスの合成インダクタンス
N…トランスの巻線比
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本発明者は、DABコンバータに間欠運転を適用するにあたり、以下の課題を認識するに至った。
図2は、間欠運転で発生する問題を説明する図である。図2は、Pcon=40kW、P=18kWとしたときの実測された波形を示す。このケースでは、トランスの1次電流iacに16Aもの直流電流成分が発生している。このような直流電流成分は、直流偏磁を発生させる要因となる。なおこの問題を当業者の一般的な認識と捉えてはならず、さらに言えば本発明者が独自に認識したものである。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、直流電流成分を抑制した絶縁型の双方向DC/DCコンバータの提供にある。
本発明のある態様は、絶縁型の双方向DC/DCコンバータに関する。双方向DC/DCコンバータは、トランスと、トランスの1次巻線と接続される第1フルブリッジ回路と、トランスの2次巻線と接続される第2フルブリッジ回路と、第1フルブリッジ回路および第2フルブリッジ回路を制御するコントローラと、を備える。コントローラは、伝送期間と休止期間を交互に発生させる間欠運転において、第1フルブリッジ回路と第2フルブリッジ回路それぞれを、ハードスイッチングが経時的に正負でバランスして発生するように制御する。
本発明のある態様によれば、トランスに流れる直流電流成分を抑制できる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また本明細書において、電圧信号、電流信号などの電気信号、あるいは抵抗、キャパシタなどの回路素子に付された符号は、必要に応じてそれぞれの電圧値、電流値、あるいは抵抗値、容量値を表すものとする。
図3は、実施の形態に係る双方向DC/DCコンバータの回路図である。双方向DC/DCコンバータ100は、トランス102、第1フルブリッジ回路104、第2フルブリッジ回路106およびコントローラ110を備える。
トランス102は、1次巻線W1および2次巻線W2を有する。1次巻線W1と2次巻線W2の巻線比はN:1である。第1フルブリッジ回路104の交流端子は、インダクタLa1を介してトランス102の1次巻線W1と接続され、第2フルブリッジ回路106の交流端子は、インダクタLa2を介してトランス102の2次巻線W2と接続される。
第1フルブリッジ回路104は、第1スイッチSW11〜第4スイッチSW14を含む。各スイッチSW1x(x=1,2,3,4)と並列に、スナバコンデンサC1xが設けられる。同様に第2フルブリッジ回路106は、第1スイッチSW21〜第4スイッチSW24を含み、各スイッチSW2xと並列にスナバコンデンサC2xが設けられる。スイッチSWは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのトランジスタを用いることができる。トランジスタ素子の種類は、要求される耐圧や、定格容量にもとづいて選択すればよい。なおスイッチSWと並列に、カソードが高電位側となるように還流ダイオード(フライホイルダイオード)が必要となるが、MOSFETを用いる場合、そのボディダイオードを還流ダイオードとして使用することもできる。
第1フルブリッジ回路104の直流端子側には、キャパシタC1が接続され、第2フルブリッジ回路106の直流端子側には、キャパシタC2が接続される。なお双方向DC/DCコンバータ100は、双方向に電力を伝送可能であるが、以下では説明の便宜のため、第1フルブリッジ回路104側を入力として電源200が接続され、第2フルブリッジ回路106側を出力として負荷202が接続されるものとする。電源200の電圧をVD1、負荷202に生ずる電圧をVD2とする。逆方向で動作させる場合、以下の説明において、入力と出力を入れかえればよい。
コントローラ110は、第1フルブリッジ回路104のスイッチSW11〜SW14および第2フルブリッジ回路106のスイッチSW21〜SW24を制御する。具体的には、第1フルブリッジ回路104に関して、コントローラ110は所定の周波数(スイッチング周波数fsw)で、対角に配置されるペアSW11,SW14がオンの状態と、対角に配置される別のペアSW12,SW13がオンの状態と、をデューティ比50%で交互に繰り返す。このとき、第1フルブリッジ回路104の交流端子の電圧vac1は、スイッチング周波数fSW、デューティ比50%の矩形波となる。第2フルブリッジ回路106に関しても同様であり、コントローラ110はスイッチング周波数fswで、対角に配置されるペアSW21,SW24がオンの状態と、対角に配置される別のペアSW22,SW23がオンの状態と、をデューティ比50%で交互に繰り返す。このとき、第2フルブリッジ回路106の交流端子の電圧vac2もまた、スイッチング周波数fSW、デューティ比50%の矩形波となる。
図4は、図3の双方向DC/DCコンバータ100の1次側換算の等価回路図である。図3において配線抵抗、トランス102の励磁インダクタンス、トランス102と外付けインダクタLa1,La2の鉄損、銅損を無視すると、トランス102およびインダクタLa1,La2は、単一のインダクタLとして表される。このインダクタLは図3のインダクタLa1,La2の1次側換算のインダクタンス(La1+N2La2)と、トランス102の漏れインダクタンスlの合成インダクタンスを表す。
L=(La1+N2La2)+l
言い換えれば、このインダクタンスLの値が適切な値Loptになるように、外付けのインダクタLa1,La2ならびにトランス102が設計される。一般的には、lが小さくなるようにトランス102を設計し、適切なLoptが得られるようにLa1,La2を設計することができる。なお、Lopt=lとなるようにトランス102が設計可能である場合、外付けのインダクタLa1,La2は省略可能である。
L=(La1+N2La2)+l
言い換えれば、このインダクタンスLの値が適切な値Loptになるように、外付けのインダクタLa1,La2ならびにトランス102が設計される。一般的には、lが小さくなるようにトランス102を設計し、適切なLoptが得られるようにLa1,La2を設計することができる。なお、Lopt=lとなるようにトランス102が設計可能である場合、外付けのインダクタLa1,La2は省略可能である。
また図3において、電圧VD1,VD2は一定であり、スイッチSWは理想スイッチとみなし、スイッチングの遅延およびデッドタイムはないものとする。このとき第1フルブリッジ回路104および第2フルブリッジ回路106はそれぞれ、スイッチング周波数fSW、デューティ比50%の矩形波交流電圧を発生する理想電圧源204,206として表される。電圧源204は、インダクタLの一端に、振幅vac1の交流矩形電圧を印加する。電圧源206は、インダクタLの他端に、振幅N×vac2の交流矩形電圧を印加する。Nはトランス102の巻線比である。
図3に戻り、伝送電力の制御について説明する。コントローラ110は、伝送期間と休止期間が交互に発生する間欠運転によって電力を調節可能に構成される。
間欠運転の基本についてはすでに説明した通りであり、第1フルブリッジ回路104、第2フルブリッジ回路106をスイッチングする伝送期間と、それらのスイッチングを停止する休止期間を交互に繰り返す。伝送期間と休止期間の長さは、パラメータm,nを用いて以下のように規定される。
伝送期間 δ+2πm
休止期間 2πn
運転周期は、伝送期間と休止期間の合計であるから、2π(m+n)+δとなる。
伝送期間 δ+2πm
休止期間 2πn
運転周期は、伝送期間と休止期間の合計であるから、2π(m+n)+δとなる。
間欠運転では、パラメータnを変化させることにより伝送電力を調整することができ、出力電力は式(1)で与えられる。
本実施の形態において、コントローラ110は、間欠運転において、第1フルブリッジ回路104と第2フルブリッジ回路106それぞれを、ハードスイッチングが経時的に正負でバランスして発生するように制御する。
たとえばコントローラ110は、第1フルブリッジ回路104と第2フルブリッジ回路106それぞれにおいて、正のハードスイッチングと負のハードスイッチングが交互に発生させる。本明細書において、正のハードスイッチングとは、トランスの巻線の電圧vacが正のときに発生するハードスイッチングを、負のハードスイッチングとは、トランスの巻線の電圧vacが負のときに発生するハードスイッチングをいう。
第1フルブリッジ回路104および第2フルブリッジ回路106の制御パターンにはいくつかのパターンが考えられる。以下、好適ないくつかの制御パターンを説明する。
図5は、第1の制御パターンを示す波形図である。m=1,n=1である。この制御パターンでは、伝送周期ごとに反転した波形パターンが発生する。位相が進んでいるトランスの1次側では、伝送期間の先頭のエッジにおいてハードスイッチングが発生し、位相が送れている2次側では、伝送期間の最後端のエッジにおいてハードスイッチングが発生する。
図中、ハードスイッチングの上向きの矢印は、正のハードスイッチングを、下向きの矢印は負のハードスイッチングを示す。
この波形パターンでは、第1フルブリッジ回路104、第2フルブリッジ回路106それぞれの出力電圧vac1,vac2の1伝送期間の波形は、伝送期間の先端の1/4周期と後端の1/4周期において同じ極性を有し、伝送期間の中間の1/2周期において反対の極性を有している。
第1の波形パターンによれば、トランスの1次側、2次側それぞれにおいて、正と負のハードスイッチングが交互に発生しており、それらを経時的にバランスさせることができる。その結果、トランスの内部磁束の時間平均はゼロとなる。
図6は、第2の制御パターンを示す波形図である。ここでもm=1,n=1である。この波形パターンでは、第1フルブリッジ回路104、第2フルブリッジ回路106それぞれの出力電圧vac1,vac2の1伝送期間の波形は、伝送期間の前半周期と後半周期とで逆極性を有する。
第2の波形パターンによれば、トランスの1次側、2次側それぞれにおいて、正と負のハードスイッチングが交互に発生しており、それらを経時的にバランスさせることができる。
続いて、実験結果を説明する。この実験では、トランスの巻線比を1:1とし、VDC1=VDC2としている。さらに図3の負荷202を取り外し、2次側の第2フルブリッジ回路106の直流出力を、第1フルブリッジ回路104の直流入力に帰還接続して測定を行った。1次側の電源200からは、系の損失に相当するパワーPlossが投入されることとなる。図7は、実験に用いたパラメータを示す図である。
図8(a)は、実施の形態に係る間欠運転において測定された波形図であり、図8(b)は、従来の間欠運転において測定された波形図である。図8(a)、(b)の測定は、Pint=18kW、Pcon=45kW、δ=12°の同一条件で行ったものである。
図8(b)に示すように、従来の制御方法では、1次側、2次側それぞれにおいて同じ極性のハードスイッチングが発生し続ける。これにより、トランスの1次電流iac1には、16.2Aもの直流成分が発生する。
これに対して、実施の形態に係る制御方法を導入することで、図8(a)に示すように、トランスの1次電流の直流成分を−0.35Aと非常に小さくすることができる。直流成分を低減することにより直流偏磁を抑制できる。
実施の形態では、単相フルブリッジ回路104、106を備えるDABを説明したが本発明はそれに限定されず、3相フルブリッジ回路および三相トランスを備えるDABにも本発明は適用可能である。
実施の形態では、伝送期間毎にハードスイッチングの極性を反転させたがその限りでなく、一般化すると、連続するk個(k≧1)の伝送期間において第1極性のハードスイッチングを発生させ、それに続くk個の伝送期間で第2極性のハードスイッチングを発生させてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…双方向DC/DCコンバータ
102…トランス
W1…1次巻線
W2…2次巻線
L1…漏れインダクタンス
104…第1フルブリッジ回路
106…第2フルブリッジ回路
110…コントローラ。
102…トランス
W1…1次巻線
W2…2次巻線
L1…漏れインダクタンス
104…第1フルブリッジ回路
106…第2フルブリッジ回路
110…コントローラ。
Claims (6)
- トランスと、
前記トランスの1次巻線と接続される第1フルブリッジ回路と、
前記トランスの2次巻線と接続される第2フルブリッジ回路と、
前記第1フルブリッジ回路および前記第2フルブリッジ回路を制御するコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、伝送期間と休止期間を交互に発生させる間欠運転において、前記第1フルブリッジ回路と前記第2フルブリッジ回路それぞれを、ハードスイッチングが経時的に正負でバランスして発生するように制御することを特徴とする絶縁型の双方向DC/DCコンバータ。 - 前記第1フルブリッジ回路と前記第2フルブリッジ回路それぞれにおいて、正のハードスイッチングと負のハードスイッチングが交互に発生することを特徴とする請求項1に記載の絶縁型の双方向DC/DCコンバータ。
- 前記第1フルブリッジ回路、前記第2フルブリッジ回路それぞれの出力電圧は、伝送期間ごとに極性が反転した波形を交互に繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の絶縁型の双方向DC/DCコンバータ。
- 前記第1フルブリッジ回路、前記第2フルブリッジ回路それぞれの出力電圧の1伝送期間の波形は、前記伝送期間の先端の1/4周期と後端の1/4周期において同じ極性を有し、前記伝送期間の中間の1/2周期において反対の極性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の絶縁型の双方向DC/DCコンバータ。
- 前記第1フルブリッジ回路、前記第2フルブリッジ回路それぞれの出力電圧の1伝送期間の波形は、前記伝送期間の前半周期と後半周期とで逆極性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の絶縁型の双方向DC/DCコンバータ。
- 絶縁型の双方向DC/DCコンバータの制御方法であって、
前記双方向DC/DCコンバータは、
トランスと、
前記トランスの1次巻線と接続される第1フルブリッジ回路と、
前記トランスの2次巻線と接続される第2フルブリッジ回路と、
を備え、
前記制御方法は、伝送期間と休止期間を交互に発生させ、前記第1フルブリッジ回路と前記第2フルブリッジ回路それぞれにおけるハードスイッチングが経時的に正負でバランスして発生することを特徴とする制御方法。
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