JP2013004945A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】キャン型パッケージを用いた光モジュールにおいても、高周波特性を向上する。
【解決手段】グランドに接続されたステム1のステムマウント1cには、LD素子5が搭載されており、リード端子2a,2bを介してLD素子5に高周波電気信号が供給される。ステムマウント1cにはチップコンデンサ10a,10bの下面が接続されている。リード端子2aは、チップコンデンサ10aを介して、LD素子5のカソードに接続されており、リード端子2bは、チップコンデンサ10bを介して、LD素子5のアノードに接続されている。チップコンデンサ10a,10bを接続して伝送線路13a,13bの特性インピーダンスを下げ、伝送線路12a,12b−13a,13bの界面での反射を低減して高周波特性を向上している。
【選択図】図1

Description

本発明は、光モジュール全般、特に高周波特性に優れた光半導体素子用モジュールに関するものである。
近年、光アクセス回線の普及に伴い、光信号源としてレーザダイオード(LD)を搭載した光モジュール(LDモジュール)の低コスト化が求められている。また、光アクセス回線網における映像コンテンツなどの流通増によるトラヒック増に対応するために、伝送速度が10Gbit/s級に対応可能なLDモジュールが求められている。
LDモジュールの低コスト化のためには、DVD用LDパッケージや低速(1Gbit/s以下)光通信用LDパッケージなどの安価なキャンパッケージ(例えば特許文献1,2参照)の使用が有利であるが、DVD用及び低速光通信用LDパッケージは、10Mbit/s〜1Gbit/s級と低い伝送速度での使用が前提となっているため、ステム上面に突出したリードが1mm程度と長く、これに起因するインダクタンスの影響で高周波特性を確保することが困難であり、10Gbit/s級で駆動することはLDモジュールが出力する光信号波形に大きな歪みをもたらすため、このようなLDパッケージを10Gbit/s級にそのまま適用するのは現実的でない。
一方、リードの短尺化や、リードとLD素子とを電気的に接続するためのワイヤを配線基板で置換する技術を導入することにより上記問題を回避できるが、DVD用LDパッケージとは全く異なった実装形態となるため、量産効果による低コスト化の恩恵を享受できないという問題があった。
図7を用いて従来技術の詳細を説明する。
図7(a),(b)には、それぞれ従来のキャン型LDパッケージの側面図と上面図が記載されている。また、図示はしないが通常、LDパッケージは、LD出射光の取り出し用窓またはレンズを具備するキャップにより封止される。つまり、ステム1のステム上面1a及びステム上面1a側に配置されている各部材(LD素子5やモニタPD7やステムマウント1cやリード端子2a,2b,2cのうちステム上面1aから突出した部分など)が、キャップにより封止される。
図7(a),(b)に示すように、導電材(金属材)からなるステム1は、貫通孔3a,3b,3cを備え、各貫通孔3a,3b,3cはリード端子2a,2b,2cを備えている。ここで、リード端子2a,2b,2cは、貫通孔3a,3b,3cに具備されるガラス材等の絶縁体(誘電体)3dを介して固定されステム1を貫通しているため、リード端子2a,2b,2cとステム1とは電気的に絶縁されている。なお、リード端子2a,2bは、それぞれ、ステム1の一部であるステムマウント1cに搭載されるLD素子5のカソード、アノードに駆動電気信号を供給するために設けられている。一方、リード端子2dはステム1を貫通せず、ステム下面1bとろう付け等により接続されているため、ステム1と電気的に接続されており、グランドピンの役割を果たす。したがって、リード端子2dがグランドに接続されることにより、ステム1及びその一部であるステムマウント1cがグランドに接続されることになる。
なお、LD素子5は、熱伝導率が高くかつ熱膨張係数がLD素子5の材料と近い値を有する誘電体(例えばInP系材料からなるLD素子の場合はAlNなど)をヒートシンク6aとして用いている。ヒートシンク6aは、ステムマウント1cとハンダ等で固定され、ヒートシンク6aの上面にはワイヤ配線用の配線パタン6bを備えている。また、LD素子5下面に設けられたカソード(図示せず)は配線パタン6bとハンダ等で固定される。
LD素子5から出射するLD信号のほとんどはステム上面方向とは逆方向(+z軸方向)に出射される。一方、僅かに出射されるステム上面方向(−z軸方向)の信号光をモニタPD7で受光することにより、LD素子5の光出力強度をモニタすることが可能である。このようなモニタPD7は、一般にモニタPD7の受光電流が一定になるようにLD素子5の駆動電流値を制御することで一定の光出力強度を得ることができるAPC(Auto Power Co ntrol)機能を実現するために導入される。なお、モニタPD7は、ステム凹部1dに配置されたPDキャリア8に搭載される。モニタPD7のカソードはリード端子2cのステム上面側の一端にワイヤ9aを介して電気的に接続される。また、アノードはステム上面1aにワイヤ9bを介して電気的に接続されるため、ステム1と同位のグランドになる。
次に、LD駆動電気信号の伝送線路、即ち、LD素子5への給電系統の詳細を説明する。カソード側においては、LDパッケージ外部からの高速駆動電気信号は、リード端子2aのステム下面側の一端から、ステム上面側の一端に至り、ワイヤ4a、ヒートシンク6aの配線パタン6bを経由してLD素子5の下面(図示せず)に設けたカソードに給電される。また、アノード側においては、LDパッケージ外部からの高速駆動電気信号は、リード端子2bのステム下面側の一端から、ステム上面側の一端に至り、ワイヤ4bを経由してLD素子5の上面のアノードに給電される。
ここで、カソード側の電気信号線路を、伝送線路11a,12a,13aに分割しておく。伝送線路11aはリード端子2aのステム下面側の一端からステム下面1bまで、伝送線路12aはリード端子2aのステム1を貫通する部分を、伝送線路13aはステム上面1aからリード端子2aのステム上面側の一端までを指す。なお、アノード側も同様に、伝送線路11bはリード端子2bのステム下面側の一端からステム下面1bまで、伝送線路12bはリード端子2bのステム1を貫通する部分を、伝送線路13bはステム上面1aからリード端子2bのステム上面側の一端までを指す。
次に、伝送線路12a(12b),13a(13b)の10GHz付近における特性インピーダンスを見積もる。伝送線路12a(12b)の長さを1.2 mm、貫通孔3a,3bの直径を約1 mm、貫通孔3a,3bに具備されるガラス材(誘電体である絶縁材3d)の誘電率を4〜7とすると、伝送線路12a(12b)の10GHz付近における特性インピーダンスは、15〜30Ω程度となる。一方、伝送線路13a(13b)は、伝送線路12a(12b)とは異なり、リード端子2a(2b)の周囲にガラス等の誘電体はなく、しかも長さが1mm程度と長くインダクタンス成分が大きいため、伝送線路13a(13b)の10GHz付近における特性インピーダンスは前記伝送線路12a(12b)の値(15〜30Ω)よりも大きくなる。よって、伝送線路11a(11b)から入力された電気信号は、伝送線路12a(12b)を経由した後、伝送線路12a(12b)と伝送線路13a(13b)の界面で反射を受け、伝送線路12a〜13a(12b〜13b)のS11特性10GHzにおいて−3dB程度と非常に高周波特性が悪くなってしまう(図2,図4,図6に従来例の高周波特性を示す)。
特開2008-170636号公報 特開2004-363242号公報
上述したように従来技術では、入力された高周波電気信号は、伝送線路12a(12b)を経由した後、伝送線路12a(12b)と伝送線路13a(13b)の界面で反射を受けるため、伝送線路12a〜13a(12b〜13b)の高周波特性が悪くなってしまうという問題があった。
本発明は、上記従来技術に鑑み、従来の安価なキャン型パッケージを用いても、10Gbit/s級の高速信号で駆動できる、高周波特性に優れた光モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の構成は、
導電材からなると共にグランドに接続されるステムと、
前記ステムを貫通して前記ステムに取り付けられると共に、前記ステムを貫通する部分に絶縁材が介在することにより前記ステムとは電気的に絶縁されたリード端子と、
前記ステムに搭載された光素子を有する光モジュールにおいて、
一端が前記ステムに電気的に接続されたキャパシタを備え、前記キャパシタの他端を前記リード端子及び前記光素子に電気的に接続したことを特徴とする。
また本発明の構成は、
導電材からなると共にグランドに接続されるステムと、
前記ステムを貫通して前記ステムに取り付けられると共に、前記ステムを貫通する部分に絶縁材が介在することにより前記ステムとは電気的に絶縁された第1のリード端子と、
前記ステムを貫通して前記ステムに取り付けられると共に、前記ステムを貫通する部分に絶縁材が介在することにより前記ステムとは電気的に絶縁された第2のリード端子と、
前記ステムに搭載された光素子を有する光モジュールにおいて、
一端が前記ステムに電気的に接続された第1のキャパシタと、一端が前記ステムに電気的に接続された第2のキャパシタを備え、
前記第1のキャパシタの他端を、前記光素子の一端及び前記第1のリード端子に電気的に接続し、
前記第2のキャパシタの他端を、前記光素子の他端及び前記第2のリード端子に電気的に接続したことを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記キャパシタは、チップコンデンサまたはMIMキャパシタであることを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記光素子はレーザダイオードであり、
前記第1のキャパシタはチップコンデンサであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端が前記第1のリード端子及び前記レーザダイオードのカソードまたはアノードに接続されており、
前記第2のキャパシタはチップコンデンサであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端が前記第2のリード端子及び前記レーザダイオードのアノードまたはカソードに接続されていることを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記レーザダイオードと前記ステムとの間に、第1の誘電体基板を具備し、
かつ前記第1の誘電体基板の下面は全面にメタライズが形成され、前記ステムと電気的に接続され、
かつ前記第1の誘電体基板の上面は前記第1のリード端子もしくは第2のリード端子と前記レーザダイオードとを電気的に接続するための第2の配線パタンを有し、
かつ前記レーザダイオードのカソードまたはアノードが前記第2の配線パタンと電気的に接続され、
前記第1のキャパシタであるチップコンデンサは、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端がワイヤを介して前記第1のリード端子に接続され且つワイヤ及び第2の配線パタンを介して前記レーザダイオードのカソードまたはアノードに接続されており、
前記第2のキャパシタはチップコンデンサであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端がワイヤを介して前記第2のリード端子に接続され且つワイヤを介して前記レーザダイオードのアノードまたはカソードに接続されていることを特徴とする。
また本発明の構成は、
さらに1個以上の第3のキャパシタであるチップコンデンサと1個以上の第4のキャパシタであるチップコンデンサを備え、
前記第3のチップコンデンサは、一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、他端がワイヤを介して前記第1のリード端子の、前記第1のチップコンデンサと接続されている箇所とは互いに別の箇所に接続され、かつ前記第1のリード端子と第1のチップコンデンサ及び第3のチップコンデンサの他端とを接続する各ワイヤの長さが互いに等しくなるように配置され、
前記第4のチップコンデンサは、一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、他端がワイヤを介して前記第2のリード端子の、前記第2のチップコンデンサと接続されている箇所とは互いに別の箇所に接続され、かつ前記第2のリード端子と第2のチップコンデンサ及び第4のチップコンデンサの他端とを接続する各ワイヤの長さが互いに等しくなるように配置されていることを特徴とする。
また本発明の構成は、
第1のチップコンデンサ及び第3のチップコンデンサが全て同一の容量値を有し、
かつ第1のチップコンデンサ及び第3のチップコンデンサと、前記第1のリード端子とを接続する各接続点が等間隔であり、
かつ、第2のチップコンデンサ及び第4のチップコンデンサが全て同一の容量値を有し、
かつ第2のチップコンデンサ及び第4のチップコンデンサと、前記第2のリード端子とを接続する各接続点が等間隔であることを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記光素子はレーザダイオードであり、
前記第1のキャパシタは前記第1の誘電体基板もしくは前記第1の誘電体基板とは別の第2の誘電体基板上に形成されたMIMキャパシタであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端が前記第1のリード端子及び前記レーザダイオードのカソードまたはアノードに接続されており、
前記第2のキャパシタは前記第1の誘電体基板もしくは前記第2の誘電体基板上に形成されたMIMキャパシタであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端が前記第2のリード端子及び前記レーザダイオードのアノードまたはカソードに接続されていることを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記第1のキャパシタであるMIMキャパシタは、その一端が配線パタンを介して前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端がワイヤを介して前記第1のリード端子に接続され且つエアブリッジ及び配線パタンを介して前記レーザダイオードのカソードまたはアノードに電気的に接続されており、
前記第2のキャパシタであるMIMキャパシタは、その一端が配線パタンを介して前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端がワイヤを介して前記第2のリード端子に接続され且つエアブリッジ及び配線パタンならびにワイヤを介して前記レーザダイオードのアノードまたはカソードに電気的に接続されていることを特徴とする。
また本発明の構成は、
さらに1個以上の第3のキャパシタであるMIMキャパシタと1個以上の第4のキャパシタであるMIMキャパシタを備え、
前記第3のMIMキャパシタは、一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、他端がワイヤを介して前記第1のリード端子に接続され、かつ前記第1のリード端子と第1のMIMキャパシタ及び第3のMIMキャパシタの他端とを接続する各ワイヤの長さが互いに等しくなるように配置され、
前記第4のMIMキャパシタは、一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、他端がワイヤを介して前記第2のリード端子に接続され、かつ前記第2のリード端子と第2のMIMキャパシタ及び第4のMIMキャパシタの他端とを接続する各ワイヤの長さが互いに等しくなるように配置されていることを特徴とする。
また本発明の構成は、
第1のMIMキャパシタ及び第3のMIMキャパシタが全て同一の容量値を有し、
かつ第1のMIMキャパシタ及び第3のMIMキャパシタと、前記第1のリード端子とを接続する各接続点が等間隔であり、
かつ、第2のMIMキャパシタ及び第4のMIMキャパシタが全て同一の容量値を有し、
かつ第2のMIMキャパシタ及び第4のMIMキャパシタと、前記第2のリード端子とを接続する各接続点が等間隔であることを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記光素子、前記キャパシタ、前記リード端子のうち前記光素子及び前記キャパシタが配置されている側に突出している部分、前記ステムの面のうち前記光素子及び前記キャパシタが配置されている側の面が、キャップにより封止されていることを特徴とする。
本発明によれば、10Gbit/s級の高速信号伝送が可能な高周波特性が良好で、かつ既存のパッケージにより構成される安価な光モジュールを提供することができる。
本発明の第1実施形態の光モジュールを示す構成図であって、(a)は側面図、(b)は上面図である。 第1実施形態の光モジュールの特性を従来特性と共に示す特性図である。 本発明の第2実施形態の光モジュールを示す構成図であって、(a)は側面図、(b)は上面図である。 第2実施形態の光モジュールの特性を従来特性と共に示す特性図である。 本発明の第3実施形態の光モジュールを示す構成図であって、(a)は側面図、(b)は上面図である。 第3実施形態の光モジュールの特性を従来特性と共に示す特性図である。 従来の光モジュールを示す構成図であって、(a)は側面図、(b)は上面図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき詳細に説明する。
(チップコンデンサを用いた光モジュール)
以下、図1に基づいて本発明の第1実施形態である光モジュールについて詳細に説明する。図1(a),(b)はそれぞれ、第1実施形態の光モジュールの側面図、上面図である。図1において、チップコンデンサ10a,10bと、ワイヤ4a-1,4a-2,4b-1,4b-2を導入した以外は、図7に示した従来の光モジュールと同様の構成となっている(図7及び図1において同一の部材には、図7と図1で共通の番号を振っている)。そのため、チップコンデンサ10a,10bの追加やワイヤの配置を変更しただけであり、用いているパッケージは従来からの安価なキャン型LDパッケージと同一である。
更に第1実施形態の特徴的な構成を説明すると、チップコンデンサ10a,10bは,上下面にそれぞれ電気接続用の電極を有し,チップコンデンサ10a,10bの一端(下面)は、導電材からなるステム1のステムマウント1cに電気的に接続され、グランドに接続されている。
ワイヤ4a−1は、チップコンデンサ10aの他端(上面)とリード端子2aとを電気的に接続している。ワイヤ4a―2は、チップコンデンサ10aの他端(上面)とヒートシンク6aの上面に形成されたワイヤ配線用の配線パタン6bとを電気的に接続している。なお、配線パタン6bは、LD素子5の下面に形成されたカソードに電気的に接続されている。結局、チップコンデンサ10aの他端(上面)は、リード端子2a及びLD素子5の下面のカソードに電気的に接続されている。
ワイヤ4b−1は、チップコンデンサ10bの他端(上面)とリード端子2bとを電気的に接続している。ワイヤ4b―2は、チップコンデンサ10bの他端(上面)とLD素子5の上面に形成されたアノードに電気的に接続されている。結局、チップコンデンサ10bの他端(上面)は、リード端子2b及びLD素子5の上面のアノードに電気的に接続されている。
図1に示す光モジュールは、10Gbit/s級の高速光信号を送信するための光通信システム用モジュールであり、光半導体素子としてLD素子5が搭載されている。LD素子5としては、温度特性に優れるInGaAlAsを含む多重量子井戸(MQW)構造を活性層に有する分布帰還型LD(DFB-LD)が好適である。
図1に示す第1実施形態の光モジュールにおいて、ステム外部からの10Gbit/s級の差動駆動電気信号(N信号、P信号)のうち、N信号は、伝送線路11a,12a,13aを経由し、ワイヤ4a-1、チップコンデンサ10a、ワイヤ4a-2、ヒートシンク6aの上面に形成された配線パタン6bを介してLD素子5の下面(図示せず)に形成されたカソード側に供給される。P信号も同様に、伝送線路11b,12b,13bを経由し、ワイヤ4b-1、チップコンデンサ10b、ワイヤ4b-2を介してLD素子5のアノード側に供給される。
ここで、N信号に着目すると、シャントキャパシタ成分となるチップコンデンサ10aの導入により、伝送線路13aの特性インピーダンスが下がり、その結果伝送線路12a-13a間の特性インピーダンス差が小さくなったため、伝送線路12a-13a間のN信号の反射を抑制することが可能となる。同様に、P信号においては、シャントキャパシタ成分となるチップコンデンサ10bの導入により、伝送線路13bの特性インピーダンスが下がり、その結果伝送線路12b-13b間の特性インピーダンス差が小さくなったため、伝送線路12b-13b間のP信号の反射を抑制することが可能となる。
このように駆動電気信号(N信号、P信号)の反射を抑制することができるため、高周波特性を向上することができる。
図2に、実際にチップコンデンサを導入したキャン型LDパッケージの高周波特性を示す。測定は、N信号側について行った。図2に示すように、チップコンデンサを導入しない従来の方式では周波数10GHzにおいて、S21(透過特性)=−3dB、S11(反射特性)=−3dBと非常に劣化した。一方、チップコンデンサを導入し、容量を0.2pF、の場合、S21=−2dB、S11=−5dBと改善した。さらに、容量を0.4pF,0.6pFと増加することにより、S21=約−1dB、S11=−7〜−10dBとさらに改善した。
よって、高周波特性の悪い安価なキャン型パッケージを用いても、非常に安価なチップコンデンサを追加するだけの本実施形態により、10Gbit/s級の高速信号で駆動しても良好な高周波特性が得られる。なお、チップコンデンサ10a,10bは、それぞれ0.1pF〜1pF程度の容量を有することが望ましく、0.2〜0.6pFの範囲が最も効果的である。
(MIMキャパシタを用いた光半導体素子用モジュール)
以下、図3に基づいて本発明の第2実施形態である光モジュールについて詳細に説明する。図3(a),(b)はそれぞれ、第2実施形態の光モジュールの側面図、上面図である。図3において、MIM(金属―絶縁体−金属)キャパシタ10c,10dと、ワイヤ4a,4b-1,4b-2と、ヒートシンク6aの配線パタン6b,6c,6dを導入した以外は、図7に示した従来の光モジュールと同様の構成となっている(図7及び図3において同一の部材には、図7と図3で共通の番号を振っている)。そのため、MIMキャパシタ10c,10dの追加やヒートシンク6aの配線パタン(配線パタン6b,6c,6d)の変更などを行っただけであり、用いているパッケージは従来からの安価なキャン型LDパッケージと同一である。
なお、MIMキャパシタ10c,10dは、誘電体薄膜を二枚の金属膜で挟んだ構成とすることで基板上に容易に作成でき、かつ誘電体薄膜の誘電率や厚さを制御することで100μm角の小さなサイズでも0.1〜1pF程度の容量を実現できることを特徴とする。また、AlN等のLD用ヒートシンク材料上にも形成することができるため、MIMキャパシタ10c,10dの上下面電極の一方を、ヒートシンク6a上の配線パタンとワイヤ接続することなく電気的に接続することができる。そのため、図1に示した第1実施形態におけるワイヤ4a-2は不要となるため、容量を有する素子(チップコンデンサ、MIMキャパシタ、フォトダイオードなど)とLD用ヒートシンクのワイヤ接続部における寄生インダクタンスの発生を防ぐことができる点で有利である。
更に第2実施形態の特徴的な構成を説明すると、ヒートシンク6aには配線用の配線パタン6b,6c,6dが形成されている。配線パタン6b,6cはヒートシンク6aの表面に形成されている。配線パタン6dは、ヒートシンク6aの表面から側面を通じてヒートシンク6aの下面にまで形成(導通)されており、下面側でステムマウント1c(ステム1)に接続されることによりグランドに接続されている。
MIMキャパシタ10cの下面は、配線パタン6dに接続されている。このため、MIMキャパシタ10cの下面は、配線パタン6dを介してグランドに接続されている。MIMキャパシタ10cの上面は、ワイヤ4aを介してリード端子2aに接続され、キャパシタ上部電極(エアブリッジ)10c-1を介して配線パタン6bに接続されている。このようなエアブリッジ配線はMIMキャパシタ作成技術との一体プロセスで実現できるが、エアブリッジに代わりワイヤなどで接続する形態であっても構まわない。この配線パタン6bにはLD素子5のカソード(下面)が接続されている。結局、MIMキャパシタ10cの上面は、リード端子2a及びLD素子5のカソード(下面)に電気的に接続されている。
なおキャパシタ上部電極(エアブリッジ)10c-1は、MIMキャパシタ10cの上面から配線パタン6b方向に伸び、配線パタン6bの上方から下方に伸びて配線パタン6bに接続されている。
MIMキャパシタ10dの下面は、配線パタン6dに接続されている。このため、MIMキャパシタ10dの下面は、配線パタン6dを介してグランドに接続されている。MIMキャパシタ10dの上面は、ワイヤ4b−1を介してリード端子2bに接続され、キャパシタ上部電極(エアブリッジ)10d-1を介して配線パタン6cに接続されている。配線パタン6cは、ワイヤ4b−2を介してLD素子5のアノード(上面)に接続されている。結局、MIMキャパシタ10dの上面は、リード端子2b及びLD素子5のアノード(上面)に電気的に接続されている。
なおキャパシタ上部電極(エアブリッジ)10d-1は、MIMキャパシタ10dの上面から配線パタン6c方向に伸び、配線パタン6cの上方から下方に伸びて配線パタン6cに接続されている。
図3に示す光モジュールは、10 Gbit/s級の高速光信号を送信するための光通信システム用モジュールであり、光半導体素子としてLD素子5が搭載されている。LD素子5としては、温度特性に優れるInGaAlAsを含む多重量子井戸(MQW)構造を活性層に有する分布帰還型LD(DFB-LD)が好適である。
図3に示す第2実施形態の光モジュールにおいて、ステム外部からの10Gbit/s級の差動駆動電気信号(N信号,P信号)のうち、N信号は、伝送線路11a,12a,13aを経由し、ワイヤ4a、MIMキャパシタ10cの上面、エアブリッジ10c−1、ヒートシンク6aの配線パタン6bを介してLD素子5の下面(図示せず)に形成されたカソード側に供給される。
P信号も同様に、伝送線路11b,12b,13bを経由し、ワイヤ4b-1、MIMキャパシタ10dの上面、エアブリッジ10d−1、ヒートシンク6aの配線パタン6c、ワイヤ4b-2を介してLD素子5のアノード側に供給される。
ここで、N信号に着目すると、シャントキャパシタ成分となるMIMキャパシタ10cの導入により、伝送線路13aの特性インピーダンスが下がり、その結果伝送線路12a-13a間の特性インピーダンス差が小さくなったため、伝送線路12a-13a間のN信号の反射を抑制することが可能となる。同様に、P信号においては、シャントキャパシタ成分となるMIMキャパシタ10dの導入により、伝送線路13bの特性インピーダンスが下がり、その結果伝送線路12b-13b間の特性インピーダンス差が小さくなったため、伝送線路12b-13b間のP信号の反射を抑制することが可能となる。
このように駆動電気信号(N信号、P信号)の反射を抑制することができるため、高周波特性を向上することができる。
図4に、実際にMIMキャパシタを導入したキャン型LDパッケージの高周波特性を示す。測定は、N信号側について行った。図4に示すように、MIMキャパシタを導入しない従来の方式では周波数10GHzにおいて、S21(透過特性)=−3dB、S11(反射特性)=−3dBと非常に劣化した。一方、MIMキャパシタを導入し、容量を0.4pF、の場合、S21=−1dB、S11=−7.5dBと改善した。
よって、高周波特性の悪い安価なキャン型パッケージを用いても、ヒートシンクにMIMキャパシタを形成するだけの非常に安価な本実施形態により、10Gbit/s級の高速信号で駆動しても良好な高周波特性が得られる。なお、MIMキャパシタ10c,10dは、それぞれ0.1pF〜1pF程度の容量を有することが望ましく、0.2〜0.6pFの範囲が最も効果的である。
(複数チップコンデンサを用いた光モジュール)
以下、図5に基づいて本発明の第3実施形態の光モジュールについて詳細に説明する。
図5(a),(b)はそれぞれ、第3実施形態の光モジュールの側面図、上面図である。図5において、チップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3,10b-1,10b-2,10b-3と、ワイヤ4a-1,4a-2,4a-3,4a-4,4b-1,4b-2,4b-3,4b-4を導入した以外は、図7に示した従来の光モジュールと同様の構成となっている(図7及び図5において同一の部材には、図7と図5で共通の番号を振っている)。そのため、チップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3,10b-1,10b-2,10b-3の追加やワイヤの配置を変更しただけであり、用いているパッケージは従来からの安価なキャン型LDパッケージと同一である。
更に第3実施形態の特徴的な構成を説明すると、チップコンデンサ10a-1に隣接してチップコンデンサ10a-2,10a-3を一列に配置すると共に、チップコンデンサ10b-1に隣接してチップコンデンサ10b-2,10b-3を一列に配置し、しかもチップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3,10b-1,10b-2,10b-3は、互いに等しい容量値を有すると共に、各チップコンデンサとリード端子との接続点を等間隔となるように配置している。さらに,各チップコンデンサとリード端子とを接続するワイヤの長さも等しくなるように接続している。このような配置にすることにより、伝送線路13a,13bを高周波伝送回路として好適な擬似分布定数回路とすることが可能となる。
なお、チップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3,10b-1,10b-2,10b-3の容量・間隔は、それぞれ0.1pF〜1.0pF、50μm〜500μmが好適であるが、これに限るものではない。
チップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3,10b-1,10b-2,10b-3の一端(下面)は、導電材からなるステム1のステムマウント1cに電気的に接続され、グランドに接続されている。
チップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3の他端(上面)と、リード端子2aとは、それぞれワイヤ4a-1,4a-2,4a-3により接続されている。更に、チップコンデンサ10a-1の他端(上面)と、配線パタン6bとは、ワイヤ4a-4により接続されている。なお、配線パタン6bは、LD素子5の下面に形成されたカソードに電気的に接続されている。このため、チップコンデンサ10a-1の他端(上面)は、リード端子2a及びLD素子5の下面のカソードに電気的に接続されている。
チップコンデンサ10b-1,10b-2,10b-3の他端(上面)と、リード端子2bとは、それぞれワイヤ4b-1,4b-2,4b-3により接続されている。更に、チップコンデンサ10b-1の他端(上面)は、ワイヤ4b-4によりLD素子5の下面に形成されたアノードに電気的に接続されている。このため、チップコンデンサ10b-1の他端(上面)は、リード端子2b及びLD素子5の上面のアノードに電気的に接続されている。
図5に示す光モジュールは、10Gbit/s級の高速光信号を送信するための光通信システム用モジュールであり、光半導体素子としてLD素子5が搭載されている。LD素子5としては、温度特性に優れるInGaAlAsを含む多重量子井戸(MQW)構造を活性層に有する分布帰還型LD(DFB-LD)が好適である。
図5に示す第3実施形態の光モジュールにおいて、ステム外部からの10Gbit/s級の差動駆動電気信号(N信号,P信号)のうち、N信号は、伝送線路11a,12a,13aを経由する。伝送線路13aにおいては、チップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3の上面と、リード端子2aとがそれぞれワイヤ4a-1,4a-2,4a-3により接続されている。チップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3の下面は、ステム(グランド)1に接続されるため、接地している。そのため、本実施例における伝送線路13aは、高周波伝送に好適なリード端子2aと3個のチップコンデンサで構成されたLC3段構成の疑似分布定数線路となっている。なお、本実施例におけるワイヤ4a-1,4a-2,4a-3は、z軸方向に沿って300μm間隔で配置されている。伝送線路13aを通過したN信号は、ワイヤ4a-1、チップコンデンサ10a-1、ワイヤ4a-4、ヒートシンク6aの上面に形成された配線パタン6bを介してLD素子5の下面(図示せず)に形成されたカソード側に供給される。
伝送線路13bにおいては、チップコンデンサ10b-1,10b-2,10b-3の上面と、リード端子2bとがそれぞれワイヤ4b-1,4b-2,4b-3により接続されている。チップコンデンサ10b-1,10b-2,10b-3の下面は、ステム(グランド)1に接続されるため、接地している。そのため、本実施例における伝送線路13bは、伝送線路13aと同様に高周波伝送に好適なリード端子2bと3個のチップコンデンサで構成されたLC3段構成の疑似分布定数線路となっている。なお、本実施例におけるワイヤ4b-1,4b-2,4b-3は、z軸方向に沿って300μm間隔で配置されている。伝送線路13bを通過したP信号は、ワイヤ4b-1、チップコンデンサ10b-1、ワイヤ4b-4を介してLD素子5のアノード側に供給される。
ここで、N信号に着目すると、シャントキャパシタ成分となるチップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3の導入により、伝送線路13aの特性インピーダンスを高周波領域までほぼ一様に低下させ、その結果伝送線路12a-13a間の特性インピーダンス差が小さくできるため、伝送線路12a-13a間のN信号の反射を大幅に抑制することが可能となる。同様に、P信号においては、シャントキャパシタ成分となるチップコンデンサ10b-1,10b-2,10b-3の導入により、伝送線路13bの特性インピーダンスを高周波領域までほぼ一様に低下させ、その結果伝送線路12b-13b間の特性インピーダンス差が小さくできるため、伝送線路12b-13b間のP信号の反射を大幅に抑制することが可能となる。
このように駆動電気信号(N信号、P信号)の反射を抑制することができるため、高周波特性を向上することができる。
図6に、実際に複数のチップコンデンサ(N側、P側にそれぞれ3個ずつ)を導入したキャン型LDパッケージの高周波特性を示す。測定は、N信号側について行った。図6に示すように、複数のチップコンデンサを導入しない従来の方式では周波数10GHzにおいて、S21(透過特性)=−3dB、S11(反射特性)=−3dBと非常に劣化した。一方、複数のチップコンデンサを導入し、各チップコンデンサの容量0.2pF、の場合、S21=−1dB、S11=−11dBと大幅に改善した。
よって、高周波特性の悪い安価なキャン型パッケージを用いても、非常に安価なチップコンデンサを追加するだけの本実施形態により、10Gbit/s級の高速信号で駆動しても良好な高周波特性が得られる。なお、チップコンデンサ10a-1,10a-2,10a-3,10b-1,10b-2,10b-3は、それぞれ0.1pF〜1pF程度の範囲で等しい容量値を有することが望ましく、0.1〜0.5pFの範囲が最も効果的である。
なお、本実施例ではN信号側、P信号側に各3個のコンデンサを用いたが、疑似分布定数線路効果が得るためには、これに限定されることなく各2個、あるいは4個以上用いても構わない。疑似分布定数線路効果を最大にするためには、各コンデンサとリード端子との接続点は等間隔に配置し、各コンデンサとリード端子とを接続するワイヤの長さも等しくするように接続することが好適であるが、等間隔や等長でなくても一定の効果を奏するため、必ずしもこれに限定されるものではない。また、チップコンデンサの一部または全てを、ヒートシンク6a上に形成した複数のMIMキャパシタにより置き換えても同様の効果が得られることは明らかである。
1 ステム
1a ステム上面
1b ステム下面
1c ステムマウント
1d ステム凹部
2a〜2d リード端子
3a〜3c 貫通孔
3d 絶縁体
4a,4b,4a-1,4a-2,4a-3,4b-1,4b-2,4b-3 ワイヤ
5 LD素子
6a ヒートシンク
6b,6c,6d 配線パタン
7 モニタPD
8 PDキャリア
9a,9b ワイヤ
10a,10b,10a-1〜10a-3,10b-1〜10b-3 チップコンデンサ
10c,10d MIMキャパシタ
10c−1,10d−1 キャパシタ上部電極(エアブリッジ)
11a〜13a,11b〜13b 伝送線路

Claims (12)

  1. 導電材からなると共にグランドに接続されるステムと、
    前記ステムを貫通して前記ステムに取り付けられると共に、前記ステムを貫通する部分に絶縁材が介在することにより前記ステムとは電気的に絶縁されたリード端子と、
    前記ステムに搭載された光素子を有する光モジュールにおいて、
    一端が前記ステムに電気的に接続されたキャパシタを備え、前記キャパシタの他端を前記リード端子及び前記光素子に電気的に接続したことを特徴とする光モジュール。
  2. 導電材からなると共にグランドに接続されるステムと、
    前記ステムを貫通して前記ステムに取り付けられると共に、前記ステムを貫通する部分に絶縁材が介在することにより前記ステムとは電気的に絶縁された第1のリード端子と、
    前記ステムを貫通して前記ステムに取り付けられると共に、前記ステムを貫通する部分に絶縁材が介在することにより前記ステムとは電気的に絶縁された第2のリード端子と、
    前記ステムに搭載された光素子を有する光モジュールにおいて、
    一端が前記ステムに電気的に接続された第1のキャパシタと、一端が前記ステムに電気的に接続された第2のキャパシタを備え、
    前記第1のキャパシタの他端を、前記光素子の一端及び前記第1のリード端子に電気的に接続し、
    前記第2のキャパシタの他端を、前記光素子の他端及び前記第2のリード端子に電気的に接続したことを特徴とする光モジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光モジュールにおいて、
    前記キャパシタは、チップコンデンサまたはMIMキャパシタであることを特徴とする光モジュール。
  4. 請求項2に記載の光モジュールにおいて、
    前記光素子はレーザダイオードであり、
    前記第1のキャパシタはチップコンデンサであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端が前記第1のリード端子及び前記レーザダイオードのカソードまたはアノードに接続されており、
    前記第2のキャパシタはチップコンデンサであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端が前記第2のリード端子及び前記レーザダイオードのアノードまたはカソードに接続されていることを特徴とする光モジュール。
  5. 請求項4に記載の光モジュールにおいて、
    前記レーザダイオードと前記ステムとの間に、第1の誘電体基板を具備し、
    かつ前記第1の誘電体基板の下面は全面にメタライズが形成され、前記ステムと電気的に接続され、
    かつ前記第1の誘電体基板の上面は前記第1のリード端子もしくは第2のリード端子と前記レーザダイオードとを電気的に接続するための第2の配線パタンを有し、
    かつ前記レーザダイオードのカソードまたはアノードが前記第2の配線パタンと電気的に接続され、
    前記第1のキャパシタであるチップコンデンサは、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端がワイヤを介して前記第1のリード端子に接続され且つワイヤ及び第2の配線パタンを介して前記レーザダイオードのカソードまたはアノードに接続されており、
    前記第2のキャパシタはチップコンデンサであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端がワイヤを介して前記第2のリード端子に接続され且つワイヤを介して前記レーザダイオードのアノードまたはカソードに接続されていることを特徴とする光モジュール。
  6. 請求項4または請求項5に記載の光モジュールにおいて、
    さらに1個以上の第3のキャパシタであるチップコンデンサと1個以上の第4のキャパシタであるチップコンデンサを備え、
    前記第3のチップコンデンサは、一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、他端がワイヤを介して前記第1のリード端子の、前記第1のチップコンデンサと接続されている箇所とは互いに別の箇所に接続され、かつ前記第1のリード端子と第1のチップコンデンサ及び第3のチップコンデンサの他端とを接続する各ワイヤの長さが互いに等しくなるように配置され、
    前記第4のチップコンデンサは、一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、他端がワイヤを介して前記第2のリード端子の、前記第2のチップコンデンサと接続されている箇所とは互いに別の箇所に接続され、かつ前記第2のリード端子と第2のチップコンデンサ及び第4のチップコンデンサの他端とを接続する各ワイヤの長さが互いに等しくなるように配置されていることを特徴とする光モジュール。
  7. 請求項6に記載の光モジュールにおいて、
    第1のチップコンデンサ及び第3のチップコンデンサが全て同一の容量値を有し、
    かつ第1のチップコンデンサ及び第3のチップコンデンサと、前記第1のリード端子とを接続する各接続点が等間隔であり、
    かつ、第2のチップコンデンサ及び第4のチップコンデンサが全て同一の容量値を有し、
    かつ第2のチップコンデンサ及び第4のチップコンデンサと、前記第2のリード端子とを接続する各接続点が等間隔であることを特徴とする光モジュール。
  8. 請求項2に記載の光モジュールにおいて、
    前記光素子はレーザダイオードであり、
    前記第1のキャパシタは前記第1の誘電体基板もしくは前記第1の誘電体基板とは別の第2の誘電体基板上に形成されたMIMキャパシタであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端が前記第1のリード端子及び前記レーザダイオードのカソードまたはアノードに接続されており、
    前記第2のキャパシタは前記第1の誘電体基板もしくは前記第2の誘電体基板上に形成されたMIMキャパシタであり、その一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端が前記第2のリード端子及び前記レーザダイオードのアノードまたはカソードに接続されていることを特徴とする光モジュール。
  9. 請求項8に記載の光モジュールにおいて、
    前記第1のキャパシタであるMIMキャパシタは、その一端が配線パタンを介して前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端がワイヤを介して前記第1のリード端子に接続され且つ配線パタンを介して前記レーザダイオードのカソードまたはアノードに電気的に接続されており、
    前記第2のキャパシタであるMIMキャパシタは、その一端が配線パタンを介して前記ステムに電気的に接続されると共に、その他端がワイヤを介して前記第2のリード端子に接続され且つ配線パタンならびにワイヤを介して前記レーザダイオードのアノードまたはカソードに電気的に接続されていることを特徴とする光モジュール。
  10. 請求項8または請求項9に記載の光モジュールにおいて、
    さらに1個以上の第3のキャパシタであるMIMキャパシタと1個以上の第4のキャパシタであるMIMキャパシタを備え、
    前記第3のMIMキャパシタは、一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、他端がワイヤを介して前記第1のリード端子に接続され、かつ前記第1のリード端子と第1のMIMキャパシタ及び第3のMIMキャパシタの他端とを接続する各ワイヤの長さが互いに等しくなるように配置され、
    前記第4のMIMキャパシタは、一端が前記ステムに電気的に接続されると共に、他端がワイヤを介して前記第2のリード端子に接続され、かつ前記第2のリード端子と第2のMIMキャパシタ及び第4のMIMキャパシタの他端とを接続する各ワイヤの長さが互いに等しくなるように配置されていることを特徴とする光モジュール。
  11. 請求項10に記載の光モジュールにおいて、
    第1のMIMキャパシタ及び第3のMIMキャパシタが全て同一の容量値を有し、
    かつ第1のMIMキャパシタ及び第3のMIMキャパシタと、前記第1のリード端子とを接続する各接続点が等間隔であり、
    かつ、第2のMIMキャパシタ及び第4のMIMキャパシタが全て同一の容量値を有し、
    かつ第2のMIMキャパシタ及び第4のMIMキャパシタと、前記第2のリード端子とを接続する各接続点が等間隔であることを特徴とする光モジュール。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の光モジュールにおいて、
    前記光素子、前記キャパシタ、前記リード端子のうち前記光素子及び前記キャパシタが配置されている側に突出している部分、前記ステムの面のうち前記光素子及び前記キャパシタが配置されている側の面が、キャップにより封止されていることを特徴とする光モジュール。
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