JP2013004187A - キックダウンスイッチ - Google Patents

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啓介 堀田
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一幸 堀江
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

【課題】出力信号の信頼性を高めることの可能なキックダウンスイッチを提供する。
【解決手段】キックダウンスイッチ1は、ケース10の内側に作動体20を往復移動可能に備える。作動体20は、アクセルペダルから伝わる運転者の踏力によりケース10の底部11側へ移動可能である。磁性体から形成されたコイルスプリング30は、一端が底部11に係止され、他端が作動体20に係止され、作動体20を底部11と反対側へ付勢する。コイルスプリング30の径内側で作動体20の第1凸部26に設けられた磁石40は、作動体20と共に移動する。コイルスプリング30の径内側でケース10の第2凸部16に設けられたホールIC50は、磁石40の励磁する磁界の磁束密度に応じた信号を出力する。ケース10の外側の外乱磁界は、コイルスプリング30によって吸収される。
【選択図】図2

Description

本発明は、アクセルペダルに用いられるキックダウンスイッチに関する。
従来より、アクセルペダルに用いられるキックダウンスイッチが知られている。
特許文献1に記載のキックダウンスイッチは、アクセルペダルの回転角が所定の角度よりも大きくなると、トランスミッションをシフトダウンするためのキックダウン信号を出力する。キックダウンスイッチは、ケース(特許文献1では「スイッチケース21」)に収容された作動体(特許文献1では「可動体23」)がアクセルペダルに押圧されると、作動体に設けられた端子(特許文献1では「可動接片23」)とケースに設けられた端子(特許文献1では「固定接片25」)とが導通することで、キックダウン信号が出力される。
特許文献2では、キックダウンスイッチからキックダウン信号が出力される直前に、アクセルペダルによって押圧ノブ24が押圧される。これにより、踏力が変化することで、運転者は、キックダウンスイッチからキックダウン信号が出力され、トランスミッションがシフトダウンすることを認識することができる。
特許文献3には、ブレーキペダルが踏み込み操作されたことを検出する車両用スイッチが記載されている。この車両用スイッチは、ケース21に収容された作動体22がブレーキペダルによって作動すると、作動体22に設けられた磁石3とケース21内に設けられた磁気検出手段6とが接近することで、磁気検出手段から信号が出力される。これにより、車両のストップランプが点灯する。
特開平3−99944号公報 実開昭58−139227号公報 特開2009−123642号公報
しかしながら、特許文献1では、アクセルペダルに過荷重が与えられると、作動体及びケースを経由し、2個の端子の接触箇所に強い衝撃が作用する。これにより、端子が異常摩耗または破損し、キックダウン信号が出力されなくなるおそれがある。
特許文献2では、キックダウンスイッチの信号を出力する構成が開示されていない。
特許文献3では、ケースの外側から外乱磁界が磁気検出手段に作用すると、磁気検出手段の検出精度が低下し、車両用スイッチが誤作動するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、出力信号の信頼性を高めることの可能なキックダウンスイッチを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によると、アクセルペダルの回転角が所定角よりも大きくなると信号を出力するキックダウンスイッチは、ケース、作動体、コイルスプリング、磁気発生手段および磁気検出手段を有する。
有底筒状に形成されたケースは、底部及びこの底部から延びる筒部を有する。
筒部の内側に往復移動可能に設けられた作動体は、アクセルペダルから伝わる運転者の踏力により底部側へ移動可能である。
磁性体から形成されたコイルスプリングは、一端が底部に係止され、他端が作動体に係止され、作動体を底部と反対側へ付勢する。
磁気発生手段は、コイルスプリングの径内側で作動体に設けられ、作動体と共に移動する。
磁気検出手段は、コイルスプリングの径内側でケースに設けられ、磁気発生手段の励磁する磁界の磁束密度に応じた信号を出力する。
作動体に運転者の踏力が作用していないとき、磁気発生手段と磁気検出手段とは離れている。このため、磁気検出手段を通過する磁気発生手段の磁束密度は弱いので、磁気検出手段は作動体の移動を検出する信号を出力しない。
一方、作動体が底部側に移動すると、コイルスプリングが軸方向に圧縮され、磁気発生手段と磁気検出手段とが近づく。これにより、磁気検出手段を通過する磁束密度が強くなり、磁気検出手段は作動体が底部側へ移動したことを検出し、信号を出力する。
ケースの外側の外乱磁界は、磁性体からなるコイルスプリングによって吸収される。このため、外乱磁界による磁気検出手段の検出精度の低下が抑制される。したがって、キックダウンスイッチから出力される信号の信頼性を高めることができる。
請求項2に記載の発明によると、キックダウンスイッチは、第1当接部及び第2当接部を備える。第1当接部は、作動体から底部側へ延びる。第2当接部は、底部の作動体側に設けられ、作動体が底部側に移動したとき、第1当接部に当接可能である。
第1当接部と第2当接部とが当接したとき、キックダウンスイッチは、磁気発生手段と磁気検出手段との間に空間を有する。
これにより、磁気検出手段は、磁気発生手段と非接触で作動体の移動を検出することが可能である。このため、アクセルペダルから作動体又はケースに過荷重が与えられた場合、磁気発生手段および磁気検出手段に負荷がかかることが抑制される。したがって、キックダウンスイッチから出力される信号の信頼性を高めることができる。
請求項3に記載の発明によると、磁気発生手段は、コイルスプリングの軸方向の両側に異種の磁極を有する。磁気検出手段は、感磁面がコイルスプリングの軸方向に向けて設けられ、コイルスプリングの軸方向に流れる磁束に応じた信号を出力する。
これにより、ケースの筒部側から作用する外乱磁界を磁気検出手段が検出することを抑制することができる。また、一般にケースは、アクセル装置の設けられる運転室の内壁、アクセルペダル又はアクセルペダルを支持する支持体に取り付けられる。このため、底部側に磁性異物が付着するおそれが排除され、底部側から磁気検出手段に外乱磁界が作用することを抑制することができる。
請求項4に記載の発明によると、磁気発生手段は、コイルスプリングの軸を挟んで径方向に設けられ、コイルスプリングの軸に直交する磁束を流す2個の磁石を有する。
作動体がアクセルペダルに押圧されていないとき、磁気検出手段は2個の磁石の間の外側に位置する。一方、作動体が底部側へ移動したとき、磁気検出手段は2個の磁石の間に位置する。
これにより、磁気発生手段と磁気検出手段とが離れている場合と、磁気発生手段と磁気検出手段とが近づいた場合とで、磁気検出手段に流れる磁束密度の変化を大きくすることが可能になる。したがって、磁気検出手段の検出精度を高めることができる。
請求項5に記載の発明によると、磁気発生手段は、2個の磁石と磁気的に接続され、コイルスプリングと略同軸に設けられた筒状のヨークを有する。
これにより、ヨークの径内側で、2個の磁石の間に流れる磁束を強くすることができる。
本発明の第1実施形態によるキックダウンスイッチが用いられるアクセル装置の側面図である。 本発明の第1実施形態によるキックダウンスイッチの断面図である。 本発明の第1実施形態によるキックダウンスイッチの断面図である。 本発明の第2実施形態によるキックダウンスイッチの断面図である。 本発明の第2実施形態によるキックダウンスイッチの断面図である。
以下、本発明による複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるキックダウンスイッチを図1〜図3に示す。
図1に示すように、キックダウンスイッチ1は、アクセル装置2に設けられる。キックダウンスイッチ1は、アクセルペダル3の回転角が所定角よりも大きくなると信号を出力する。キックダウンスイッチ1の出力する信号は、図示しない車両の電子制御装置(ECU)に伝送される。ECUは、その信号に基づいて車両の運転状態を制御する。
アクセル装置2は、支持体4およびアクセルペダル3などを備えている。支持体4は、車両の運転室の内壁5に取り付けられる。支持体4は、回転軸Oを中心にアクセルペダル3を回転可能に支持している。
アクセルペダル3の一端にパッド6が設けられている。このパッド6に印加される運転者の踏力が増加すると、アクセルペダル3は図1のX方向に回転する。パッド6に印加される運転者の踏力が減少すると、支持体4の内側に設けられた図示しないスプリングの弾性力により、アクセルペダル3はY方向に回転する。
アクセルペダル3の回転角は、支持体4の内側に設けられた図示しない回転角センサによって検出される。回転角センサの出力した電圧信号は、ECUに伝送される。ECUは、回転角センサからの電圧信号及び車両のスピード情報等に基づいてスロットル装置及びインジェクタの噴射量等、エンジンの各部を制御する。
キックダウンスイッチ1は、図2に示すように、ケース10、作動体20、コイルスプリング30、磁気発生手段としての磁石40、磁気検出手段としてのホールIC50などを備えている。
ケース10は、有底筒状の箱型に形成され、運転室の内壁5に取り付けられる。ケース10は、底部11、及びこの底部11の外縁から一方に延びる筒部12を有する。筒部12の底部11と反対側に開口13が設けられている。ケース10は、アクセルペダル3側から見て略矩形に形成されている。
作動体20は、外壁が筒部12の内壁と摺接し、筒部12の内側に往復移動可能に設けられている。作動体20は、一端がケース10の開口13からアクセルペダル3側に突出している。作動体20のアクセルペダル3側の端部21は、アクセルペダル3側に凸状の曲面に形成されている。
作動体20には、移動方向に対して垂直方向に凹む凹部22が設けられている。凹部22は、作動体20の左右に設けられている。この左右の凹部22にそれぞれ円柱状のローラ23が取り付けられている。2本のローラ23は、図2の紙面垂直方向に延びている。
2本のローラ23の軸方向の一方と他方に2個の踏力スプリング24が設けられている。踏力スプリング24は、一端が一方のローラ23に当接し、他端が他方のローラ23に当接している。踏力スプリング24は、圧縮コイルスプリングであり、筒部12の左右の内壁に設けられた溝部14にローラ23を押圧している。
作動体20は、底部11側に延びる第1当接部25を有している。第1当接部25は、作動体20の左右に設けられ、筒部12の内壁に摺接している。また、作動体20は、左右の第1当接部25の間で、底部11側に突出する第1凸部26を有している。
ケース10は、底部11に設けられた第2当接部15を有している。第2当接部15は、底部11の左右に設けられ、筒部12の内壁に嵌合している。また、底部11は、左右の第2当接部15の間で、作動体20側に突出する第2凸部16を有している。
コイルスプリング30は、一端が作動体20の第1凸部26の外壁に係止され、他端が底部11の第2凸部16の外壁に係止されている。コイルスプリング30は、圧縮コイルスプリングであり、作動体20を底部11と反対側に付勢している。
本実施形態のコイルスプリング30が特許請求の範囲に記載の「コイルスプリング」に相当する。
作動体20の第1凸部26には、磁石40が設けられている。磁石40は、第1凸部26に設けられた嵌合穴27に嵌合している。磁石40は、コイルスプリング30の軸方向の両側に異種の磁極を有する。磁石40が励磁する磁界の磁束の流れを図2に摸式的に破線Aで示す。
底部11の第2凸部16には、ホールIC50が設けられている。ホールIC50は、感磁面51がコイルスプリング30の軸方向に向けて設けられている。第2凸部16には、コイルスプリング30の軸方向に通じる穴17が設けられている。このため、ホールIC50の感磁面51は、磁石40側に露出している。ホールIC50は、図2の矢印B方向、すなわちコイルスプリング30の軸方向に流れる磁束を検出する。ホールIC50は、感磁面51を通過する磁束密度に応じた電圧信号を出力する。ホールIC50の出力した電圧信号は、コネクタ18の端子19から車両のECUに伝送される。
次に、キックダウンスイッチ1の作動について説明する。
作動体20に運転者の踏力が作用していないとき、コイルスプリング30の付勢力により、作動体20と底部11とは離れている。ローラ23は、筒部12の溝部14に入り込み、作動体20の移動を制限している。
このとき、ホールIC50を通過する磁石40の磁束密度は弱いので、ホールIC50は作動体20の移動を検出しない。ホールIC50は、例えば0Vの電圧信号を出力する。
運転者がアクセルペダル3に加える踏力を増加すると、アクセルペダル3はX方向に回転する。アクセルペダル3の回転角が所定角になると、作動体20とアクセルペダル3とが当接する。このとき、踏力が所定の大きさになるまで、作動体20はローラ23によって底部11側への移動が制限されている。
運転者の踏力が所定の大きさになると、2本の踏力スプリング24が縮み、ローラ23が溝部14の段差141を乗り越える。これにより、作動体20の移動制限が解除され、運転者の踏力が変化する。このため、運転者の踏力にクリック感が与えられる。
その後、図3に示すように、コイルスプリング30が縮み、作動体20の第1当接部25と、底部11の第2当接部15とが当接する。この状態で、作動体20の第1凸部26と底部11の第2凸部16との間には空間60が形成されている。したがって、磁石40とホールIC50との間にも空間60が形成されている。
このとき、ホールIC50を通過する磁石40の磁束密度が強くなり、ホールIC50は作動体20が底部11側へ移動したことを検出する。ホールIC50は、例えば5Vの電圧信号を出力する。ホールIC50から出力された電圧信号は、コネクタ18の端子19からECUに伝送される。ECUは、この信号により、トランスミッションをシフトダウンする、或いは車両を減速するなど、車両の運転状態を制御する。
運転者がアクセルペダル3に加える踏力を減少すると、アクセルペダル3はY方向に回転する。作動体20は、コイルスプリング30の付勢力によって底部11と反対側に移動する。ローラ23が筒部12の溝部14に入り込むと、作動体20の移動が制限される。
ホールIC50は、作動体20が底部11から離れたことを検出し、例えば0Vの電圧信号を出力する。
本実施形態では、以下の作用効果を奏する。
(1)本実実施形態では、磁石40とホールIC50とがコイルスプリング30の径内側に設けられている。これにより、ケース10の外側の外乱磁界は、コイルスプリング30によって吸収される。このため、外乱磁界によるホールIC50の検出精度の低下が抑制される。したがって、キックダウンスイッチ1から出力される電圧信号の信頼性を高めることができる。
(2)本実施形態では、作動体20の第1当接部25と、底部11の第2当接部15とが当接したとき、磁石40とホールIC50との間に空間60が形成される。これにより、ホールIC50は、磁石40と非接触で作動体20の移動を検出することが可能である。このため、アクセルペダル3から作動体20又はケース10に過荷重が与えられた場合、ホールIC50および磁石40に負荷がかかることが抑制される。したがって、キックダウンスイッチ1から出力される信号の信頼性を高めることができる。
(3)本実施形態では、ホールIC50は、コイルスプリング30の軸方向に流れる磁束密度に応じた信号を出力する。つまり、ホールIC50は、コイルスプリング30の軸に垂直方向の磁束を検出しない。これにより、ケース10の筒部12側から作用する外乱磁界をホールIC50が検出することを抑制することができる。
また、ケース10は、運転室の内壁5に取り付けられる。このため、底部11側に磁性異物が付着するおそれが排除され、底部側からホールIC50に外乱磁界が作用することを抑制することができる。
また、作動体のアクセルペダル3側の端部21は、アクセルペダル3側に凸状の曲面に形成されている。このため、作動体20の端部21に磁性異物が乗りにくいので、作動体側からホールIC50に外乱磁界が作用することを抑制することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図4及び図5に示す。本実施形態において上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、磁気発生手段が、筒状のヨーク41と2個の磁石42、43とから構成されている。ヨーク41は、磁性体から形成され、コイルスプリング30の内側でコイルスプリング30と略同軸に設けられている。
2個の磁石42、43は、ヨーク41の内側で、コイルスプリング30の軸を挟んで径方向に対向して設けられる。2個の磁石42、43が励磁する磁界の磁束の流れを図4に摸式的に破線Cで示す。2個の磁石42、43は、コイルスプリング30の軸に直交する磁束を流す。
ホールIC50は、底部11の第2凸部16から作動体20側に突出して設けられている。ホールIC50は、感磁面51がコイルスプリング30の軸と平行、かつ、2個の磁石42、43が向き合う方向に向けて設けられている。このため、ホールIC50は、図4の矢印D方向、すなわちコイルスプリング30の軸に直交する磁束を検出する。
なお、本実施形態では作動体20に第1凸部26は設けられていない。
作動体20に運転者の踏力が作用していないとき、コイルスプリング30の付勢力により、作動体20と底部11とは離れている。このとき、ホールIC50は、2個の磁石42、43の間の外側に位置する。このため、ホールIC50を通過する磁束密度は弱いので、ホールIC50は作動体20の移動を検出しない。ホールIC50は、例えば0Vの電圧信号を出力する。
一方、運転者の踏力が増加し、アクセルペダル3の回転角が所定角より大きくなると、アクセルペダル3に作動体20が押圧され、ローラ23が溝部14の段差141を乗り越える。
その後、図5に示すように、作動体20の第1当接部25と、底部11の第2当接部15とが当接する。このとき、ホールIC50は、2個の磁石42、43の間に位置する。このため、ホールIC50を通過する磁束密度が強くなり、ホールIC50は作動体20の移動を検出する。ホールIC50は、例えば5Vの電圧信号を出力する。
本実実施形態では、ヨーク41によって磁気回路が形成されるので、ヨーク41の径内側で、2個の磁石42、43の間に流れる磁束が強くなる。このため、作動体20の作動時と非作動時とのホールIC50に流れる磁束密度の変化を大きくすることが可能になる。外乱磁界によるホールIC50の検出精度の低下が抑制される。したがって、キックダウンスイッチ1から出力される電圧信号の信頼性を高めることができる。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、車両の運転室の内壁にキックダウンスイッチを取り付けた。これに対し、本発明は、アクセルペダル又はアクセルペダルを支持する支持体にキックダウンスイッチを取り付けてもよい。
上述した実施形態では、磁気検出手段をホールICによって構成した。これに対し、本発明は、磁気検出手段を例えば磁気抵抗効果素子などから構成してもよい。
上述した実施形態では、ケースを樹脂から形成した。これに対し、本発明は、ケースを磁性体からなる金属で形成してもよい。これにより、外乱磁界をケースによって吸収することができる。
上述した実施形態では、第1、第2凸部および第1、第2当接部を樹脂から形成した。これに対し、本発明は、第1、第2凸部および第1、第2当接部を磁性体からなる金属で形成してもよい。これにより、磁石の励磁する磁界の磁束が流れる磁気回路を形成することが可能になる。
上述した実施形態では、作動体に磁気発生手段を設け、ケースに磁気検出手段を設けた。これに対し、本発明は、ケースに磁気発生手段を設け、作動体に磁気検出手段を設けてもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
1 ・・・キックダウンスイッチ
3 ・・・アクセルペダル
10 ・・・ケース
11 ・・・底部
12 ・・・筒部
15 ・・・第2当接部
20 ・・・作動体
25 ・・・第1当接部
30 ・・・コイルスプリング
40、42、43・・・磁石(磁気発生手段)
50 ・・・ホールIC(磁気検出手段)
60 ・・・空間

Claims (5)

  1. アクセルペダルの回転角が所定角よりも大きくなると信号を出力するキックダウンスイッチであって、
    有底筒状に形成され、底部及びこの底部から延びる筒部を有するケースと、
    前記筒部の内側に往復移動可能に設けられ、前記アクセルペダルから伝わる運転者の踏力により前記底部側へ移動可能な作動体と、
    磁性体から形成され、一端が前記底部に係止され、他端が前記作動体に係止され、前記作動体を前記底部と反対側へ付勢するコイルスプリングと、
    前記コイルスプリングの径内側で前記作動体に設けられ、前記作動体と共に移動する磁気発生手段と、
    前記コイルスプリングの径内側で前記ケースに設けられ、前記磁気発生手段の励磁する磁界の磁束密度に応じた信号を出力する磁気検出手段と、を備えることを特徴とするキックダウンスイッチ。
  2. 前記作動体から前記底部側へ延びる第1当接部と、
    前記底部の前記作動体側に設けられ、前記作動体が前記底部側に移動したとき、前記第1当接部に当接可能な第2当接部と、を備え、
    前記第1当接部と前記第2当接部とが当接したとき、前記磁気発生手段と前記磁気検出手段との間に空間を有することを特徴とする請求項1に記載のキックダウンスイッチ。
  3. 前記磁気発生手段は、前記コイルスプリングの軸方向の両側に異種の磁極を有し、
    前記磁気検出手段は、感磁面が前記コイルスプリングの軸方向に向けて設けられ、前記コイルスプリングの軸方向に流れる磁束密度に応じた信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載のキックダウンスイッチ。
  4. 前記磁気発生手段は、前記コイルスプリングの軸を挟んで径方向に設けられ、前記コイルスプリングの軸に直交する磁束を流す2個の磁石を有し、
    前記作動体に踏力が作用していないとき、前記磁気検出手段は2個の前記磁石の間の外側に位置し、
    前記作動体が前記底部側へ移動したとき、前記磁気検出手段は2個の前記磁石の間に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のキックダウンスイッチ。
  5. 前記磁気発生手段は、2個の前記磁石に磁気的に接続され、前記コイルスプリングと略同軸に設けられた筒状のヨークを有することを特徴とする請求項4に記載のキックダウンスイッチ。
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